JP3171754B2 - モータの位置検出装置 - Google Patents

モータの位置検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータにおける回転体
の位置検出装置に関するもので、特に駆動着磁部による
ノイズをなくすことができる位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオテープレコーダ(VTR)
用シリンダモータなどでは、1回転中の基準位置を常に
検出する必要があるため、回転位置検出装置が組み込ま
れている。図7は、このようなVTR用シリンダモータ
の例を示す。図7において、基板37上にはコアホルダ
38を介してステータコア35が固定されている。ステ
ータコア35は複数の突極を放射状に有し、各突極には
駆動コイル36が巻回されている。ステータコア35、
駆動コイル36、基板37等によってステータを構成し
ている。詳細な図示は省略されているが、ステータコア
35と実質一体に固定シリンダ32が固定されている。
【0003】上記ステータコア35を上側から覆ってカ
ップ状のロータケース21が配置されている。ロータケ
ース21は適宜の軸受機構によって回転自在に支持され
ている。ロータケース21の周壁内面には円環状の駆動
マグネット22が固着され、駆動マグネット22の内周
面はステータコア35の外周面である上記各突極の先端
面と適宜の間隙をおいて対向している。ロータケース2
1と実質一体に図示されない回転シリンダが固着され、
この回転シリンダの下面外周縁部と固定シリンダ32の
上面外周縁部との間には適宜の間隙があり、回転シリン
ダの下面外周縁部に取付けられた磁気ヘッドが上記間隙
内を回転する。上記駆動マグネット22の下端面にはシ
ールドリング24を介して円環状のマグネット23が固
着されている。マグネット23には、位置信号発電機
(以下「PG」という)の一部を構成する位置検出用着
磁部(以下「PG着磁部」という)が形成されている。
上記基板37の上にはフレキシブル回路基板39が固定
され、フレキシブル回路基板のマグネット23との対向
面には位置検出パターン(以下「PGパターン」とい
う)26が形成されている。
【0004】上記マグネット23に形成されたPG着磁
部28とPGパターン26との関係を示す図8(A)に
おいて、PG着磁部28は、所定の着磁ピッチで4磁極
配列されている。一方、PGパターン26は、PG着磁
部28のピッチと同一ピッチで配列された4つのPG発
電線素を有してなる。
【0005】駆動マグネット22の磁極をホール素子等
で検出し、この検出信号に応じて各駆動コイル36への
通電を切り換えることにより、駆動マグネット22と実
質一体のロータケース21、回転シリンダなどが回転駆
動される。駆動マグネット22と共にマグネット23が
回転し、PG着磁部28の磁束がPGパターン26を横
切ることにより周知のとおりPGパターン26がPG信
号を出力する。このPG信号が1回転の基準信号とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したモータの
位置検出装置の4つのPG発電線素による発電
信号波形をそれぞれ図8(B)(C)(D)(E)に示
す。PG着磁部28の磁極ピッチと各発電線素
のピッチとが一致しているため、各発電線素は
これらのピッチに対応した周期で波状の信号を出力す
る。これら各発電線素の発電信号を合成してな
るPG出力は、図8(E)に示すとおり、中央の大きい
ピークのマイナス信号と、その両側の大きいピークのプ
ラスの信号と、さらにその両側のマイナスの信号と、さ
らにその両側の小さなピークのプラス信号からなる。P
G信号としては、大きいピークの第1番目のプラス信号
を波形整形することによって得るようになっていて、上
記両側の小さいピークのプラス信号はPG信号に対して
はノイズとなる。上記の従来例では、大きいピークの第
1番目のプラス信号のピーク値をSとしたとき、両側の
小さいピークのプラス信号のピーク値は約S/3とな
り、PG信号に対するノイズ成分が大きく、PG信号の
信号対雑音比(S/N)が悪化していた。
【0007】また、従来のモータの位置検出装置では、
PGパターンのピッチと駆動着磁のピッチとの間に何ら
の関係もなかったため、PGパターンの各発電線素が駆
動着磁の磁気の影響を受け、各発電線素の発電出力を合
成したPG出力には、上記ノイズ成分よりもさらに大き
なノイズ成分が含まれることになり、PG信号の信号対
雑音比(S/N)がさらに悪化していた。
【0008】本発明は、上に述べたような従来技術の問
題点を解消するためになされたもので、PG着磁部のピ
ッチ及びPGパターンのピッチを駆動着磁部との関係で
一定に規定することにより、PG出力の信号対雑音比を
向上させることができるモータの位置検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】 上記目的を達成するために本発明は、回
転体と一体に回転する円環状の駆動マグネットに周方向
にN極とS極が交互に着磁されてなる駆動着磁部と、駆
動マグネットの端面の一部に形成されたPG着磁部と、
このPG着磁部と対向する位置に配置されたPGパター
ンとを備え、1回転中の基準位置を検出するモータの位
置検出装置において、駆動着磁部の一対のN極とS極を
1ピッチとしたとき、PG着磁部を1/2ピッチで着磁
しかつPGパターンのピッチと一致させ、位置検出用着
磁部端と駆動着磁部のN極とS極の境界とを一致させ
た。PG着磁部は、一対のN極とS極のみとし、このN
極とS極の境界を駆動着磁部のN極とS極の境界と一致
させると共に、PG着磁部の極性と駆動着磁部の極性と
を逆極としてもよい。駆動マグネットの端面に一対のP
G着磁部のみを形成してもよい。
【0010】
【作用】PGパターンを駆動着磁部及びPG着磁部の磁
束が横切ることによりPGパターンの各発電線素が駆動
着磁部及びPG着磁部の磁束に対応した信号を発電す
る。PGパターンの各発電線素に発生する信号は合成さ
れ、合成された信号のうち最初に立ち上がる信号を位置
信号として用いるが、駆動着磁部の一対のN極とS極を
1ピッチとしたとき、PG着磁部は1/2ピッチで着磁
されかつPGパターンのピッチと一致しているため、P
Gパターンの各発電線素の発電信号を合成してなる位置
信号からは駆動着磁部に対応した信号が相殺され、駆動
着磁部の影響を受けない位置信号を得ることができる。
この位置信号の最初の立上り信号は大きく立上り、信号
対雑音比の良好な信号となる。また、PG着磁部を一対
のN極とS極のみとし、その境界を駆動着磁部のN極と
S極の境界と一致させ、PG着磁部の極性と駆動着磁部
の極性とを逆極とした場合も、最初の立上り信号が大き
く、信号対雑音比の良好な位置信号を得ることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかるモ
ータの位置検出装置の実施例について説明する。まず、
本発明にかかる位置検出装置を有するモータの全体の構
成を概略的に説明する。図2において、基板17上には
コアホルダ18を介してステータコア15が固定されて
いる。ステータコア15は複数の突極を放射状に有し、
各突極には駆動コイル16が巻回されている。ステータ
コア15、駆動コイル16、基板17等によってステー
タを構成している。図示されていないが、コアホルダ1
8の内周側には適宜の軸受を介して軸が回転自在に支持
され、この軸にはカップ状のロータケース1が固着され
ている。ロータケース1はステータコア15を上側から
覆っている。ロータケース1の周壁内面には円環状の駆
動マグネット2が固着され、駆動マグネット2の内周面
はステータコア15の外周面である上記各突極の先端面
と適宜の間隙をおいて対向している。駆動マグネット2
の下端面にはPG着磁部4が形成されている。PG着磁
部4は駆動マグネット2に直接形成してもよいし、別に
形成したPG着磁部4を駆動マグネット2に固着しても
よい。上記基板17の上にはフレキシブル回路基板19
が固定され、フレキシブル回路基板19のPG着磁部4
との対向面にはPGパターンが形成されている。
【0012】次に、上記駆動マグネット2及びPG着磁
部の具体的な構成を説明する。図1において、ロータケ
ース1の周壁内面にはリング状の駆動マグネット2が固
着されている。駆動マグネット2には複数の磁極が周方
向に等間隔にかつ極性を交互に反転してなる駆動着磁部
2aが形成されている。駆動着磁部2aは半径方向に着
磁してある。駆動マグネット2の軸方向端面にはまた位
置検出用着磁部(PG着磁部)4が形成されている。図
4(A)に示すように、駆動着磁部2aの一対のN極と
S極を1ピッチとしたとき、上記PG着磁部4は1/2
ピッチで着磁されている。PG着磁部4はN極とS極が
交互に配列された4つの磁極からなり、駆動着磁部2a
の隣接する2磁極に対応してPG着磁部4の上記4つの
磁極が配置されている。PG着磁部4の着磁方向は駆動
着磁部2aの着磁方向に直交する中心軸線方向である。
【0013】図4(A)において符号6は上記フレキシ
ブル回路基板19に形成された位置検出パターン(PG
パターン)を示している。PGパターン6は4本の発電
線素を有してなる。各発電線素はモー
タの回転中心に対して放射状に配列され、隣合う発電線
素の内端と外端が交互に導線で直列につながれ、その両
端からPG信号が出力される。各発電線素の配
列ピッチはPG着磁部4の配列ピッチと同じで、駆動着
磁部2aのピッチの1/2である。
【0014】以上説明した実施例のPG信号出力動作を
説明する。図2に示す駆動コイル16に通電し、また、
駆動マグネット2の回転位置に対応して駆動コイル16
への通電を切り換えることにより、駆動マグネット2
と、ステータコア15の突極との間に発生する磁力で駆
動マグネット2が付勢され、駆動マグネット2、ロータ
ケース1、FGマグネット3、PGマグネット4等でな
るロータが回転する。ロータが回転すると、PGパター
ン6の各発電線素を駆動着磁部2aとPG着磁
部4の磁束が横切り、それぞれの磁束に対応した信号を
各発電線素が発電するが、各発電線素
が発電する上記駆動着磁部2aに対応する信号は互いに
打ち消され、PG信号は駆動着磁部2aの影響は受けな
い。その理由を図3に示す。
【0015】図3(A)は駆動着磁部2aの磁極の境界
が発電線素の位置を通過するときを示しており、発
電線素で発電されるが、これらの発電信号は逆向き
で相互に打ち消しあう。図3(B)は駆動マグネット2
が図3(A)の位置から少し進んで駆動着磁部2aの磁
極の境界が発電線素の位置を通過するときを示す。
このとき発電線素で発電される信号は逆向きで相互
に打ち消しあう。図3(C)(D)(E)(F)は各発
電線素の発電信号を時間軸上で表したもので、
PGパターン6の出力はこれら発電信号を合成したもの
である。これら発電信号は相互に打ち消され、PGパタ
ーン6からは駆動着磁部2aによる信号は出力されな
い。
【0016】これに対して、PGパターン6の各発電線
素をPG着磁部4の磁束が横切るときはPGパ
ターン6からPG信号が出力される。このPG信号出力
動作を図4に示す。図4(A)に示すようにPG着磁部
4の磁極ピッチとPGパターン6の各発電線素
のピッチとが一致しているため、各発電線素を
PG着磁部4の磁束が横切ることにより、各発電線素
はそれぞれ図4(B)(C)(D)(E)に示す
ように各発電線素のピッチに対応した周期で波
状の信号を出力する。そして、各発電線素の発
電信号波形は360°ずつ位相がずれて立ち上がりと立
下りが同期しており、これらの発電信号を合成してなる
PGパターン6の出力は、図4(F)に示すように、中
央の大きいピークのマイナス信号と、その両側の大きい
ピークのプラスの信号と、さらにその両側のマイナスの
信号と、さらにその両側の小さなピークのプラス信号か
らなる。
【0017】既に説明したように、PG信号としては、
大きいピークの第1番目のプラス信号を波形整形するこ
とによって得るようになっていて、上記両側の小さいピ
ークのプラス信号はPG信号に対してはノイズとなる。
上記実施例では、大きいピークの第1番目のプラス信号
のピーク値をSとしたとき、両側の小さいピークのプラ
ス信号のピーク値は0.2〜0.3S程度になる。しか
しながら、駆動着磁部2aの一対のN極とS極を1ピッ
チとしたとき、PG着磁部4は1/2ピッチで着磁しか
つPGパターン6のピッチと一致させるというように、
駆動着磁部2aと、PG着磁部4と、PGパターンとの
関係を一定の関係に設定したため、上記両側の小さいピ
ークのプラス信号のピーク値が駆動着磁部2aの影響で
大きくなることはなく、従来のモータの位置検出装置に
比較して、信号対雑音比の良好なPG出力を得ることが
でき、これを波形整形して得られる位置信号は精度の高
いものになる。
【0018】次に、本発明装置の別の実施例について説
明する。図5に示す例は、PG着磁部60を、一対のN
極とS極のみとした例である。この例でも駆動着磁部の
一対のN極とS極を1ピッチとしたとき、PG着磁部6
0は1/2ピッチで着磁されかつPGパターン6の各発
電線素のピッチと一致している。そして、PG
着磁部60の両側には無着磁部61,61が設けられて
いる。
【0019】図5(B)(C)(D)(E)は、モータ
のロータを構成する駆動マグネット2が回転したときの
上記PGパターン6の各発電線素の出力を示
す。PG着磁部60は一対のN極とS極のみからなるた
め各発電線素は波状の信号を1周期分発電す
る。これらの信号波形の位相は360°ずつずれて立ち
上がりと立下りが同期していいるため、これらの発電信
号を合成してなるPGパターン6の出力は、図5(F)
に示すように、両端の小さいピークのマイナス信号とこ
れに続く大きいピークの二つのプラス信号と中央の大き
いピークの一つのマイナス信号からなる。従って、この
実施例によれば、第1番目のプラスの信号に対し、両側
の信号はマイナスの信号となってノイズ成分とはなら
ず、信号対雑音比がより良好で、精度の高い位置信号を
得ることができる。なお、この実施例の場合も、PGパ
ターン6の各発電線素に現われる駆動着磁部2
aに対応した信号は互いにキャンセルされ、PG出力は
駆動着磁部2aの影響を受けない。
【0020】上記図5の実施例はPG着磁部を一対のN
極とS極のみとし、かつ、その両側に全く着磁のない部
分がある例であったが、一対のN極とS極のみからなる
PG着磁部の両側に着磁部があっても、それが弱い着磁
部であれば信号対雑音比の良好なPG信号を得ることが
できる。その例を図6に示す。図6(A)において、一
対のN極とS極のみからなるPG着磁部62の両側に
は、例えば駆動着磁の影響を受けて弱い着磁部63,6
3がある。この例でも駆動着磁部2aの一対のN極とS
極を1ピッチとしたとき、PG着磁部62は1/2ピッ
チで着磁されかつPGパターン6の各発電線素
のピッチと一致している。また、PG着磁部62の一対
のN極とS極の境界は駆動着磁部2aのN極とS極の境
界と一致し、さらに、PG着磁部62の極性と駆動着磁
部2aの極性とが逆極になっている。
【0021】上記実施例において、ロータを構成する駆
動マグネット2が回転したときのPGパターン6の各発
電線素の発電波形を図6(B)(C)(D)
(E)に示す。PG着磁62の両側に同一ピッチの弱い
着磁部63,63があるため、各発電線素の発
電波形は前後の小さいピークのプラスとマイナスの信号
とその間の大きいピークのプラスとマイナスの信号から
なり、また、位相が360°ずつずれて立ち上がりと立
下りが同期している。各発電線素の発電波形を
合成してなるPGパターン6の出力信号は、図6(F)
に示すように、両側の小さいピークのプラス信号と、こ
れに続く中間的なピークの二つのマイナス信号と、これ
に続く大きいピークの二つのプラス信号とこれに続く大
きいピークの一つのマイナス信号とからなる。上記両側
の小さいピークのプラス信号は、上記弱い着磁部63,
63が存在することによって生ずる。PG信号として
は、大きいピークの第1番目のプラス信号を波形整形す
ることによって得る。従って、上記両側のごく小さいピ
ークのプラス信号はPG信号に対してはノイズとなる。
しかし、大きいピークの第1番目のプラス信号のピーク
値をSとしたとき、両側の小さいピークのプラス信号の
ピーク値は0.03S程度というようにごく小さな信号
で無視できる程度であり、良好な信号対雑音比が得られ
る。
【0022】なお、本発明はVTR用シリンダモータに
限られるものではなく、位置検出信号を必要とするあら
ゆるモータ、例えばディスク駆動モータなどにも適用で
きる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、駆動着磁
部の一対のN極とS極を1ピッチとしたとき、位置検出
用着磁部は1/2ピッチで着磁しかつ位置検出パターン
のピッチと一致させたため、位置検出パターンで発電さ
れる駆動着磁部による信号はキャンセルされて位置検出
出力が駆動着磁部の磁束の影響を受けず、また、位置信
号として用いられる位置検出パターン出力のプラス側の
第1信号はピークが高くなるため、信号対雑音比がきわ
めて良好で、精度の高い位置信号を得ることができる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、位置検出用
着磁部を、一対のN極とS極のみから構成し、このN極
とS極の境界を駆動着磁部のN極とS極の境界と一致さ
せると共に、位置検出用着磁部の極性と駆動着磁部の極
性とを逆極にしたため、各発電線素の発電信号を合成し
てなる位置検出パターンの出力は、プラス側の第1信号
のピークが高くなり、信号対雑音比がきわめて良好で、
精度の高い位置信号を得ることができる。また、位置検
出パターンの各発電線素に現われる駆動着磁部に対応し
た信号は互いにキャンセルされ、駆動着磁部の影響を受
けない位置信号を得ることができる。
【0025】請求項2および請求項3記載の発明によれ
ば、位置検出用着磁部は一対の磁極のみを形成すればよ
く、位置検出用着磁部の構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置に適用可能な駆動着磁部と位置検出
用着磁部の例を示す斜視図。
【図2】同上駆動着磁部と位置検出用着磁部を有する本
発明装置の実施例を示す正面断面図。
【図3】上記実施例中の位置検出パターンによる駆動マ
グネットの影響をキャンセルする動作を示す波形図。
【図4】上記実施例中の位置検出パターンによる位置信
号出力動作を示す波形図。
【図5】本発明装置の変形例とその位置信号出力動作を
示す波形図。
【図6】本発明装置のさらに別の変形例とその位置信号
出力動作を示す波形図。
【図7】従来の位置検出装置付きモータの例を示す正面
断面図。
【図8】同上従来例の位置信号出力動作を示す波形図。
【符号の説明】
1 回転体としてのロータケース 2 駆動マグネット 4 位置検出用着磁部 6 位置検出パターン 2a 駆動着磁部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と一体に回転する円環状の駆動マ
    グネットに周方向にN極とS極が交互に着磁されてなる
    駆動着磁部と、上記駆動マグネットの端面の一部に形成
    された位置検出用着磁部と、この位置検出用着磁部と対
    向する位置に配置された位置検出パターンとを備え、1
    回転中の基準位置を検出するモータの位置検出装置にお
    いて、 上記駆動着磁部の一対のN極とS極を1ピッチとしたと
    き、上記位置検出用着磁部は1/2ピッチで着磁されか
    つ上記位置検出パターンのピッチと一致しており、 上記位置検出用着磁部端と上記駆動着磁部のN極とS極
    の境界とが一致している ことを特徴とするモータの位置
    検出装置。
  2. 【請求項2】 位置検出用着磁部は、一対のN極とS極
    のみからなり、このN極とS極の境界が駆動着磁部のN
    極とS極の境界と一致すると共に、位置検出用着磁部の
    極性と駆動着磁部の極性とが逆極である請求項1記載の
    モータの位置検出装置。
  3. 【請求項3】 駆動マグネットの端面に一対の位置検出
    用着磁のみが形成されてなる請求項2記載のモータの位
    置検出装置。
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