JP4017872B2 - マガジンスタッカ - Google Patents

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JP4017872B2 JP2002014943A JP2002014943A JP4017872B2 JP 4017872 B2 JP4017872 B2 JP 4017872B2 JP 2002014943 A JP2002014943 A JP 2002014943A JP 2002014943 A JP2002014943 A JP 2002014943A JP 4017872 B2 JP4017872 B2 JP 4017872B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リードフレームを収容したマガジンをストックするマガジンスタッカに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、チップをボンディングする際には、短冊状のリードフレームを搬送路に沿って移動し、半導体などのチップを各リードフレームへ順次ボンディングしていた。
【0003】
このような半導体製造装置において、図8に示すように、前記搬送路701には、前記リードフレーム702,・・・が通過するパスライン703が設定されており、該パスライン703の下流側には、マガジンスタッカ704が設置されている。
【0004】
このマガジンスタッカ704のベース711には、起立壁712と支柱713とが離間して立設されており、該支柱713と前記起立壁712間には、前記リードフレーム702,・・・を収納する収納部714,・・・が上下に複数設けられたマガジン715を保持する上部レール716が設けられている。この上部レール716には、スライダ717に支持された押圧壁718が当該上部レール716に沿って移動自在に設けられており、この上部レール716上に配列されたマガジン715,・・・を前記起立壁712側へ移動できるように構成されている。前記上部レール716と前記起立壁712間には、該起立壁712に沿って上下移動するエレベーション719が配設されており、前記押圧壁718で押圧され端部に移動されたマガジン715を載置して、下降できるように構成されている。
【0005】
これにより、前記エレベーション719によって前記マガジン715の収納部714,・・・を前記パスライン703の高さ位置に合致させ、このパスライン703を通過したリードフレーム702を前記収納部714へ収納できるように構成されており、該収納部714のピッチ分のエレベーション719の下降と、前記収納部714へのリードフレーム702の収納とを繰り返すことによって、マガジン715の総ての収納部714,・・・へリードフレーム702,・・・を収納できるように構成されている。
【0006】
また、前記ベース711には、前記エレベーション719の下限位置の延長上に下部レール721が設けられており、前記エレベーション719は、載置したマガジン715,・・・を当該下部レール721上へ押し出せるように構成されている。この下部レール721の先端部には、リミットスイッチ722が設けられており、当該先端部にマガジン715が到達したことを感知できるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなマガジンスタッカ704にあっては、半導体製造装置に組み込まれて使用される都合上、装置の幅寸法が制限されてしまい、マガジン715,・・・のストック数が制約されてしまうという問題があった。
【0008】
このため、ストックされたマガジン715,・・・が下部レール721先端部に到達し、リミットスイッチ722が作動した際には、オペレータによる早急な対応を要する。また、頻繁に装置を停止させなければならず、長時間の継続した自動運転の阻害要因となっていた。
【0009】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、マガジンのストック量を増大することができるマガジンスタッカを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のマガジンスタッカにあっては、パスラインを通過した短冊状のリードフレームを、マガジンの収納部に順次収納してストックするマガジンスタッカにおいて、複数の前記マガジンの両側部を一対のアングル材で支持して保持した保持状態及び前記両アングル材を離反して前記マガジンの保持状態を解除する保持解除状態を形成するストックレールと、該ストックレールの下部に設けられ、前記マガジンの両側部を一対の支持バーで支持するとともに、該支持バーで支持された前記マガジンを一端側へ向けて移動する機構を有した上部搬送部と、前記ストックレールの前記両アングル材間に移動して当該ストックレールに保持された前記マガジンを受け取り、前記上部搬送部の前記両支持バー間に移動して前記ストックレールから受け取った前記マガジンを前記上部搬送部へ引き渡す為の支持板と、該支持板を支持したロッドのシリンダからの突出量を制御して前記支持板を上下移動するリフタと、前記上部搬送部の一端側へ移送された前記マガジンを着脱自在に保持する上部ホルダと、該上部ホルダを上下移動して保持した前記マガジンの前記収納部前記パスラインの高さ位置に合わせて移動制御する上部エレベーションと、該上部エレベーションに設けられたスライダをスライド自在に支持するスライドレールと、前記上部ホルダが前記上部搬送部に近接又は離間するように前記スライダを前記スライドレールに沿って移動するボールねじ及び該ボールねじを駆動するモータからなるボールねじ駆動構造と、前記上部エレベーションで下降された前記上部ホルダの前記マガジンが一端部に載置され、そのマガジンを他端側へ移動する機構を有するとともに、前記上部搬送路の下部に配置された前記中間搬送部と、該中間搬送部の端部に移送された前記マガジンを着脱自在に保持する下部ホルダと、該下部ホルダを上下移動する下部エレベーションと、該下部エレベーションで下降された前記下部ホルダの前記マガジンが他端部に載置され、そのマガジンを一端側へ移動する機構を有するとともに、前記中間搬送部の下部に配置された下部搬送部と、を備え、前記上部エレベーション及び該上部エレベーションを支持する前記スライドレール並びに前記ボールねじ駆動構造で構成されたユニットを前記下部搬送部より上方に配置して、該下部搬送部を前記ユニットの下部まで延長する一方、前記上部搬送部上の前記マガジンに不足が生じた際に、前記ストックレール間に保持された前記マガジンを前記支持板上に載置できる位置まで当該支持板を前記リフタで上昇する上昇手段と、前記ストックレール間の前記マガジンを前記支持板上に載置した状態で前記ストックレールによる前記マガジンを前記保持解除状態にする保持解除手段と、前記支持板上の前記マガジンを前記上部搬送部で支持する位置まで前記リフタで下降する下降手段と、を備えている。
【0011】
すなわち、パスラインを通過した短冊状のリードフレームを、マガジンの収納部にストックする際には、複数のマガジンを、ストックレールに保持するとともに、ストックレール下部の上部搬送部に載置して始動し、該上部搬送部に載置されたマガジンへのリードフレームの収納と、そのマガジンの中間搬送部及び下部搬送部へのストックを開始する。
【0012】
このとき、前記上部搬送部上のマガジンに不足が生じた際には、上昇手段によって、前記ストックレール間に保持されたマガジンを、前記支持板上に載置できる位置までリフタで上昇するとともに、保持解除手段によって、前記ストックレール間のマガジンを前記支持板上に載置した状態で、前記ストックレールによるマガジンの保持状態が解除される。これにより、ストックレールに保持されたマガジンは、前記支持板上に載置される。
【0013】
そして、前記支持板は、下降手段によって、載置されたマガジンを前記上部搬送部支持できる位置までリフタで下降され、マガジンへのリードフレームの収納が継続して行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるマガジンスタッカ1の一使用形態を示す模式図であり、該マガジンスタッカ1を半導体製造装置2に使用した状態が示されている。
【0015】
この半導体装置2では、短冊状のリードフレーム11のボンディング箇所に、例えばICチップとパワートランジスタチップとをボンディングする装置であり、リードフレーム11,・・・が搬送される搬送レール12の上流側には、ICチップをボンディングする上流側ダイボンダ13が配設されている。該上流側ダイボンダ13の下流には、ICチップがボンディングされたリードフレーム11を下流側に搬送する第1搬送部14が設けられており、該第1搬送部14の下流には、前記マガジンスタッカ1が配設されている。
【0016】
該マガジンスタッカ1の下流には、当該マガジンスタッカ1に保持されたリードフレーム11を下流側へ供給する第2搬送部21が設けられており、該第2搬送部21の下流には、前記リードフレーム11にパワートランジスタチップをボンディングする下流側ダイボンダ22が配設されている。
【0017】
前記マガジンスタッカ1は、前記搬送路12に設定されたパスライン31を通過するリードフレーム11を、マガジン32に順次収納してストックする装置であり、図2に示すように、前記マガジン32は、枠型の箱状に形成されている(一箇所のみに詳細を図示し他は省略)。このマガジン32の対向した内側面には、前記リードフレーム11,・・・の両側部を支持する凹部が上下に多数形成されており、対向した凹部によってリードフレーム11,・・・を収納する収納部33,・・・が形成されている。
【0018】
また、前記マガジンスタッカ1は、複数のマガジン32,・・・を保持するストックレール41を最上段に備えており、該ストックレール41は、図3の(b)に示すように、対向して設けられたL字状のアングル材42,42によって構成されている。両アングル材42,42は、図外の開閉装置に支持されており、該開閉装置を作動することによって両アングル材42,42間の離間距離を変更し、両アングル材42,42でマガジン32,・・・の両側部を支持して保持した保持状態と、両アングル材42,42を離反してマガジン32,・・・の保持状態を解除する保持解除状態とを形成できるように構成されている。
【0019】
このストックレール41の下部には、図2に示したように、上部搬送部51が設けられている。該上部搬送部51は、図3の(b)に示すように、リフタ52によって上下動自在に支持された支持板53を備えており、このリフタ52は、シリンダ54と、該シリンダ54からの突出量が制御され前記支持板53の高さ位置を可変するロッド55とによって構成されている。前記支持板53は、長方形板状に形成されており、複数の前記マガジン32,・・・を、その長さ方向に配列して載置できるように構成されている。この支持板53の幅寸法は、前記ストックレール41にマガジン32,・・・を支持した状態で、両アングル材42,42間へ挿入できる寸法に設定されており、上昇時には前記ストックレール41に支持されたマガジン32,・・・を載置できるように構成されている。
【0020】
この支持板53の両側部には、図2及び図3に示すように、両端部がプーリ61,61に支持されたリング状のベルト62が設けられており、前記支持板53を下降した状態で、当該支持板53上のマガジン32を両ベルト62,62で支持できるように構成されている。また、両ベルト62,62の内側には、ベルト62,62上のマガジン32,・・・を支持する支持バー63,63が延設されており、マガジン32,・・・の重みによるベルト62,62の弛みを防止できるように構成されている。
【0021】
また、前記プーリ61の一方には、図2に示したように、モータからの駆動軸71が連結されており、モータを制御することによって、両ベルト62,62に支持された前記マガジン32,・・・を当該上部搬送部51に沿って移動できるように構成されている。この上部搬送部51の図中左方の先端部には、移動されたマガジン32の脱落を防止するL字状のストッパー72が設けられており、該ストッパー72には、当該ストッパー72上のマガジン32の有無を検知するリミットスイッチ73が設けられている。
【0022】
前記上部搬送部51の図中左方の先端側には、該上部搬送部51の先端部へ搬送されたマガジン32を着脱自在に保持する上部ホルダ81が設けられており、該上部ホルダ81は、上部エレベーション82によって上下移動自在に支持されている。前記上部ホルダ81は、前記上部搬送部51先端部のマガジン32を下面より支持する断面L字状のホルダ本体83と、該ホルダ本体83の上端部に上下動自在に支持された断面L字状のグリッパ84とによって構成されており、該グリッパ84を上下動することによって、前記マガジン32を上下から挟持した挟持状態と、その挟持状態を解除した解除状態とを形成できるように構成されている。
【0023】
前記上部エレベーション82は、前記マガジンスタッカ1の中間ベース91に対して起立したZ軸スライドレール92と、該Z軸スライドレール92に上下動自在に支持されたZ方向スライダ93,93とを備えており、該Z方向スライダ93,93には、前記上部ホルダ81のホルダ本体83が固定されている。前記Z軸スライドレール92の裏面には、ボールねじ94が起立して設けられており、該ボールねじ94の上端部には、当該ボールねじ94を回転制御するZ軸モータ95が設けられている。また、このボールねじ94には、螺合部材を介して前記上部ホルダ81が支持されており、前記ボールねじ94の回転量に応じて、上部ホルダ81を上下移動できるように構成されている。
【0024】
この上部ホルダ81が上下動する範囲内には、前記パスライン31が設定されており、前記Z軸モータ95を制御することによって、前記上部ホルダ81に保持されたマガジン32の収納部33と前記パスライン31との高さ位置を合致できるように構成されている。
【0025】
そして、前記Z軸スライドレール92は、Y方向スライダ101上に固定されており、該Y方向スライダ101は、前記中間ベース91に固定されたY軸スライドレール102に移動自在に支持されている。このY軸スライドレール102の端部には、Y軸モータ103が設けられており、該Y軸モータ103に接続されたボールねじ104には、前記Y方向スライダ101の螺合部が螺合している。これにより、前記ボールねじ104の回転量に応じて、前記Y方向スライダ101を横移動し、該Y方向スライダ101のZ軸スライドレール92に支持された前記上部ホルダ81を、前記上部搬送部51へ近接する方向及び離間する方向へ横移動できるように構成されている。
【0026】
前記中間ベース91には、中間搬送部111が延設されている。該中間搬送部111は、三つのプーリ112,・・・と、各プーリ112,・・・に支持されたリング状のベルト113とによって形成されている。この中間搬送部111は、図中左方の基端部が前記上部エレベーション82の下部に達するように構成されており、該上部エレベーション82で下降された前記上部ホルダ81のマガジン32を載置できるように構成されている。中央のプーリ112には、モータからの駆動軸114が連結されており、モータを制御することによって前記ベルト113上に載置された前記マガジン32,・・・を、当該中間搬送部111に沿って移動できるように構成されている。
【0027】
前記中間搬送部111の図中右方の先端側には、該中間搬送部111の先端部へ搬送されたマガジン32を着脱自在に保持する下部ホルダ121が設けられており、該下部ホルダは121は、下部エレベーション122によって上下動自在に支持されている。前記下部ホルダ121のホルダ本体123には、前記中間搬送部111先端部のマガジン32を保持する断面L字状のグリッパ124,124が上下動自在に支持されており、このグリッパ124,124を上下に開閉することによって、前記マガジン32を上下から挟持した挟持状態と、その挟持状態を解除した解除状態とを形成できるように構成されている。
【0028】
前記下部エレベーション122は、当該マガジンスタッカ1の下部ベース99に対して起立したZ軸スライドレール131と、該Z軸スライドレール131に上下動自在に支持されたZ方向スライダ132,132とを備えており、該Z方向スライダ132,132には、前記下部ホルダ121のホルダ本体123が固定されている。前記Z軸スライドレール131の裏面には、シリンダ133が起立して設けられており、該シリンダ133からの突出量が制御されるロッド134の先端には、前記下部ホルダ121のホルダ本体123が連結されている。これにより、前記ロッド134の突出量を制御することによって、下部ホルダ121を上下移動できるように構成されている。
【0029】
前記Z軸スライドレール131は、Y方向スライダ141上に固定されており、該Y方向スライダ141は、前記下部ベース99に固定されたY軸スライドレール142に移動自在に支持されている。前記下部ベース99の下面には、シリンダ143が設けられており、該シリンダ143から突出したロッド144の先端には、前記Y方向スライダ141に固定されている。これにより、前記ロッド144の突出量を制御することによって、前記Y方向スライダ141を横移動し、該Y方向スライダ141のZ軸スライドレール131に支持された前記下部ホルダ121を、前記中間搬送部111へ近接する方向及び離間する方向へ横移動できるように構成されている。
【0030】
前記中間搬送部111の下部には、下部搬送部151が延設されている。該下部搬送部151は、一対のプーリ152,152と、両プーリ152,152に支持されたリング状のベルト153とによって形成されている。この下部搬送部151は、その基端部が前記下部エレベーション122の下降位置とほぼ同じ高さに設定されており、該下部エレベーション122で下降された前記下部ホルダ121のマガジン32を載置できるように構成されている。前記プーリ152の一方には、モータからの駆動軸154が連結されており、モータを制御することによって前記ベルト53上に載置された前記マガジン32,・・・を、当該下部搬送部151に沿って移動できるように構成されている。
【0031】
そして、この下部搬送部151の図中左方の先端部には、移動されたマガジン32が当該先端部に到達した際にオン作動するリミットスイッチ161が設けられており、該リミットスイッチ161は、図4に示すように、制御装置162に接続されている。
【0032】
この制御装置162は、ROM及びRAM内蔵のマイコンを備えた制御部171を中心に構成されている。この制御部171には、前記ストックレール41のアングル材42,42を開閉作動するストックレール駆動部172と、前記上部搬送部51における支持板53のリフタ52を作動するリフタ駆動部173と、前記上部搬送部51のベルト62を作動する上部ベルト駆動部174と、前記上部搬送部51に設けられたリミットスイッチ73からの入力を伝達する空きセンサ部175と、前記上部エレベーション82のZ軸モータ95を駆動する上部ホルダZ方向駆動部176と、前記上部エレベーション82のY軸モータ103を駆動して上部ホルダ81を横移動する上部ホルダY方向駆動部177と、前記上部ホルダ81のグリッパ84を作動する上部グリッパ駆動部178と、前記中間搬送部111のベルト113を作動する中間ベルト駆動部179とが接続されている。
【0033】
また、前記制御部171には、前記下部エレベーション121のZ方向のシリンダ133を作動する下部ホルダZ方向駆動部181と、前記下部エレベーション121のY方向のシリンダを作動して下部ホルダ121を横移動する下部ホルダY方向駆動部182と、前記下部ホルダ121のグリッパ124,124を作動する下部グリッパ駆動部183と、前記下部搬送部151のベルト153を作動する下部ベルト駆動部184と、前記下部搬送部151に設けられたリミットスイッチ161からの入力を伝達するストップセンサ部185と、当該制御部171からの制御信号をリードフレーム搬送装置186へ伝達する出力部187とが接続されている。
【0034】
以上の構成にかかる本実施の形態の動作を、図5から図7に示すフローチャートに従って説明する。なお、初期段階において、マガジンスタッカ1上段のストックレール41及び上部搬送部51にはマガジン32,・・・がセットされ、半導体製造装置2の作動に伴い、上部搬送部51上の総てのマガジン32,・・・にリードフレーム11,・・・が収納され、下部の各搬送部111,151へ移動されているものとする。
【0035】
すなわち、上部搬送部51上にマガジン32が無くなったか否かを、当該上部搬送部51のリミットスイッチ73の作動状態を空きセンサ部175から入力することにより判断し(S1)、マガジン32有りと判断した場合には、ステップS6へ分岐する。また、マガジン32無しと判断した場合には、リフタ駆動部173へ制御信号を出力してリフタ52を作動し、上部搬送部51の支持板53上にストックレール41に保持されたマガジン32,・・・を載置する(S2)。
【0036】
そして、ストックレール駆動部172へ制御信号を出力しストックレール41のアングル材42,42を開作してマガジン32,・・・の保持状態を解除するとともに(S3)、リフタ52を所定位置まで下降して(S4)、前記ストックレール41を閉作動する(S5)。
【0037】
その後、上部ベルト駆動部174へ制御信号を出力して上部搬送部51のベルト62でマガジン32,・・・を所定量先端方向へ移動し(S6)、上部グリッパ駆動部178へ制御信号を出力して上部ホルダ81のグリッパ84を開作動するとともに(S7)、上部ホルダZ方向駆動部176へ制御信号を出力して上部ホルダ81を上部エレベーション82で前記上部搬送部51の高さ位置まで移動する(S8)。
【0038】
次に、上部ホルダY方向駆動部177へ制御信号を出力して上部ホルダ81を前記上部搬送部51側へ前進させ(S9)、上部グリッパ駆動部へ制御信号を出力して前記グリッパ84を閉作動し当該上部ホルダ81で上部搬送部51先端部のマガジン32を保持する(S10)。この保持状態において、上部ホルダY方向駆動部177へ制御信号を出力して上部ホルダを後退し(S11)、上部ホルダZ方向駆動部176へ制御信号を出力して上部エレベーション82によって、上部ホルダ81に保持されたマガジン32の下段の収納部33がパスライン31の高さ位置と一致するように制御する(S12)。
【0039】
この状態において、上流側ダイボンダ13によるICチップのボンディングが行われる一方、下流側ダイボンダ22によるパワートランジスタチップのボンディングが停止している場合であっても、上流側ダイボンダ13によるボンディングを継続し、該上流側ダイボンダ13からのリードフレーム11を、前記パスライン31位置にセットされたマガジン32の収納部33へ収納する(S13)。この収納部33へリードフレーム11を収納した時点において、前記上部エレベーション82で上部ホルダ81のマガジン32を、前記収納部33のピッチ分下降して、次段の収納部33をパスライン31位置にセットし(S14)、当該マガジン32の総ての収納部33,・・・へのリードフレーム11,・・・の収納が完了するまでステップS14とステップS15とを繰り返す。
【0040】
前記マガジン32の総ての収納部33,・・・へのリードフレーム11,・・・の収納が完了した際には、前記上部エレベーション82によって上部ホルダ81のマガジン32を中間搬送部111まで下降した後(S16)、上部ホルダ81のグリッパ84を開作動して保持されたマガジン32を中間搬送部111のベルト113上に載置した後(S17)、該中間搬送部111によって当該中間搬送部111上のマガジン32,・・・を先端側へ所定量移動する(S18)。
【0041】
そして、下部グリッパ駆動部183へ制御信号を出力して下部ホルダ121のグリッパ124,124を開作動するとともに(S19)、下部ホルダZ方向駆動部181へ制御信号を出力して下部ホルダ121を下部エレベーション122で中間搬送部111の高さ位置まで上昇する(S20)。
【0042】
次に、下部ホルダY方向駆動部182へ制御信号を出力して下部ホルダ121を前記中間搬送部11側へ前進させ(S21)、下部グリッパ駆動部183へ制御信号を出力して前記グリッパ124,124を閉作動し当該下部ホルダ81で中間搬送部111先端部のマガジン32を保持する(S22)。この保持状態において、下部ホルダY方向駆動部182へ制御信号を出力して下部ホルダ121を後退し(S23)、下部ホルダZ方向駆動部181へ制御信号を出力して下部エレベーション122によって、下部ホルダ121に保持されたマガジン32を下部搬送部151の高さ位置まで下降する(S24)。
【0043】
その後、下部ホルダ121を前記下部搬送部151側へ前進させ(S25)、前記グリッパ124,124を開作動して当該下部ホルダ81のマガジン32を下部搬送部151上に載置する(S26)。そして、下部搬送部51のベルト153によって当該下部搬送部151上のマガジン32,・・・を先端側へ所定量移動し(S27)、移動されたマガジンが32下部搬送部151先端部に到達したか否かを、当該下部搬送部151のリミットスイッチ161の作動状態をストップセンサ部185から入力して判断し(S28)、達していない場合には、メインルーチンへ戻る一方、達していた場合には、マイコンのRAMに設定された満杯フラグをセットして(S29)、メインルーチンへ戻る。
【0044】
このメインルーチンにおいて、前記満杯フラッグがセットされていた場合には、出力部187を介して、リードフレーム搬送装置186へ停止信号を出力し、リードフレーム11の搬送を停止する等の処理を行うものとする。
【0045】
このように、リードフレーム11を収納するマガジン32を、上部搬送部51のみならず、その上部のストックレール41に保持することができ、前記上部搬送部51上のマガジン32に不足が生じた場合であっても、前記ストックレール41に保持されたマガジン32,・・・を上部搬送部51に載置して、リードフレーム11の収納を継続することができる。
【0046】
一方、リードフレーム11を収納したマガジン32がストックされる中間搬送部111の下部には、下部搬送部151が設けられており、当該下部搬送部151上にもマガジン32,・・・をストックすることができる。
【0047】
これにより、マガジンスタッカ1の幅寸法を広げること無く、マガジン32,・・・のストック量を増大することができる。したがって、ストック量が許容量に達するまでの時間を長くすることができ、継続した自動運転時間を延ばすことができる。また、オペレータによるマガジン32,・・・交換頻度を減少することができるとともに、半導体製造装置2の停止頻度も低減することができ、稼動効率及び作業性を高めることができる。
【0048】
なお、本実施の形態にあっては、当該マガジンスタッカ1を、上流側ダイボンダ13と下流側ダイボンダ22との稼動状態を調整するバッファとして利用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無く、例えばボンディングが完了したリードフレーム111,・・・をマガジン32,・・・へ収納する用途に利用しても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のマガジンスタッカにあっては、上部搬送部上にマガジンを保持するストックレールを設けるとともに、リードフレームを収納したマガジンを載置する中間搬送部の下に下部搬送部を設けたため、装置の幅寸法を広げること無く、マガジンのストック量を増大することができる。
【0050】
これにより、ストック量が許容量に達するまでの時間を長くすることができ、継続した自動運転時間を延ばすことができる。また、オペレータによるマガジン交換頻度を減少することができるとともに、装置の停止頻度も低減することができ、稼動効率及び作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の一利用形態を示す模式図である。
【図2】 同実施の形態を示す模式図である。
【図3】 (a)は、図2のA矢示図であり、(b)は図2のB矢示図である。
【図4】 同実施の形態の制御装置を示すブロック図である。
【図5】 同実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図6】 図5に続くフローチャートである。
【図7】 図6に続くフローチャートである。
【図8】 従来のマガジンスタッカを示す模式図である。
【符号の説明】
1 マガジンスタッカ
2 半導体製造装置
11 リードフレーム
12 搬送レール
31 パスライン
32 マガジン
33 収納部
41 ストックレール
42 アングル材
51 上部搬送部
52 リフタ
53 支持板
54 シリンダ
55 ロッド
62 ベルト
63 支持バー
71 駆動軸
81 上部ホルダ
82 上部エレベーション
101 Y方向スライダ
102 Y軸スライドレール
103 Y軸モータ
104 ボールねじ
111 中間搬送部
113 ベルト
114 駆動軸
121 下部ホルダ
122 下部エレベーション
151 下部搬送部
153 ベルト
154 駆動軸
162 制御装置

Claims (1)

  1. パスラインを通過した短冊状のリードフレームを、マガジンの収納部に順次収納してストックするマガジンスタッカにおいて、
    複数の前記マガジンの両側部を一対のアングル材で支持して保持した保持状態及び前記両アングル材を離反して前記マガジンの保持状態を解除する保持解除状態を形成するストックレールと、
    該ストックレールの下部に設けられ、前記マガジンの両側部を一対の支持バーで支持するとともに、該支持バーで支持された前記マガジンを一端側へ向けて移動する機構を有した上部搬送部と、
    前記ストックレールの前記両アングル材間に移動して当該ストックレールに保持された前記マガジンを受け取り、前記上部搬送部の前記両支持バー間に移動して前記ストックレールから受け取った前記マガジンを前記上部搬送部へ引き渡す為の支持板と、
    該支持板を支持したロッドのシリンダからの突出量を制御して前記支持板を上下移動するリフタと、
    前記上部搬送部の一端側へ移送された前記マガジンを着脱自在に保持する上部ホルダと、
    該上部ホルダを上下移動して保持した前記マガジンの前記収納部前記パスラインの高さ位置に合わせて移動制御する上部エレベーションと、
    該上部エレベーションに設けられたスライダをスライド自在に支持するスライドレールと、
    前記上部ホルダが前記上部搬送部に近接又は離間するように前記スライダを前記スライドレールに沿って移動するボールねじ及び該ボールねじを駆動するモータからなるボールねじ駆動構造と、
    前記上部エレベーションで下降された前記上部ホルダの前記マガジンが一端部に載置され、そのマガジンを他端側へ移動する機構を有するとともに、前記上部搬送路の下部に配置された前記中間搬送部と、
    該中間搬送部の端部に移送された前記マガジンを着脱自在に保持する下部ホルダと、
    該下部ホルダを上下移動する下部エレベーションと、
    該下部エレベーションで下降された前記下部ホルダの前記マガジンが他端部に載置され、そのマガジンを一端側へ移動する機構を有するとともに、前記中間搬送部の下部に配置された下部搬送部と、
    を備え、
    前記上部エレベーション及び該上部エレベーションを支持する前記スライドレール並びに前記ボールねじ駆動構造で構成されたユニットを前記下部搬送部より上方に配置して、該下部搬送部を前記ユニットの下部まで延長する一方、
    前記上部搬送部上の前記マガジンに不足が生じた際に、前記ストックレール間に保持された前記マガジンを前記支持板上に載置できる位置まで当該支持板を前記リフタで上昇する上昇手段と、
    前記ストックレール間の前記マガジンを前記支持板上に載置した状態で前記ストックレールによる前記マガジンを前記保持解除状態にする保持解除手段と、
    前記支持板上の前記マガジンを前記上部搬送部で支持する位置まで前記リフタで下降する下降手段と、
    を備えたことを特徴とするマガジンスタッカ。
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