JP4016069B2 - エンドミル装着型面取り具 - Google Patents

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Description

本発明は、ミーリング加工における面取り具に関し、詳しくはエンドミルに装着されミーリング加工と同時に面取りを行う面取り具に関するものである。
エンドミルによるミーリング加工後に面取りを行う場合、ミーリング加工専用のエンドミルにより被加工体をミーリング加工し、次いで面取り専用のエンドミルによって面取り加工を行う方法が一般的に採られている。係る方法による加工では、エンドミルの交換作業が必要となり、また、ミーリング加工と面取り加工とを別工程で行う必要があったため、作業効率及び加工効率が悪くなるといった問題を生じていた。
係る効率の悪さを解消するため、一の工程によりミーリング加工と面取り加工とを同時に行うべく、特開平6‐246525号公報や特開2003−139074号公報に示されている工法や器具が提案されている。これらによれば、エンドミルの切削刃の根元部分に面取り用に角度を設けた切削刃を一体的に形成するかあるいは取付けることにより、ミーリング加工と同時に面取り加工を行うことができるエンドミルが提案されている。
しかしながら、前記特開平6‐246525号公報に開示されているエンドミルによると、エンドミル本体と連結工具とを接合するための特別の接合構造を設ける必要があるため、係るエンドミルを使用するにあたって、該接合構造を備えたエンドミル本体と連結工具とを新たに揃える必要がある。この場合、面取り角度によって異なるエンドミル本体を全て揃えなければならず、また、加工深度によって異なる連結工具を全て揃えなければならなくなり、コスト面において不利益を生ずるといった問題がある。
また、前記特開2003−139074号公報に開示されているエンドミルによると、切削用の刃と面取り用の刃が一体形成されているため、面取り角度や加工深度によってそれぞれ異なるエンドミルを全て揃える必要があり、コスト面において不利益を生ずるといった問題がある。
実開平6−246525号公報 特開2003−139074号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、既存のエンドミルに簡単に装着ができ、かつ、ミーリング加工と面取り加工を同時に行うことで作業効率及び加工効率の改善を図り、コスト削減を実現する面取り具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、エンドミルに装着され、ミーリング加工と同時に面取りを行う面取り具であって、エンドミルが貫通できる内径を有し、かつ、エンドミルシャンク部に固定するための止めネジを備えた筒状の枠体に、面取り刃挿入孔が形成され、かつ、該面取り刃挿入孔には面取り用刃部を有する棒状の面取り刃が着脱自在に挿入されており、該面取り刃を枠体に固定するための止めネジを備える構成となっている。
さらに、本発明は、前記面取り具の枠体が、エンドミルシャンク部に固定する第1の枠体と、この第1の枠体と調整ネジによって回転移動可能に連結されている第2の枠体と、該第2の枠体に固定する止めネジとエンドミルシャンク部に固定する止めネジとを備え、かつ、面取り刃を有しあるいは面取り刃挿入孔が形成されている第3の枠体により構成されるものとすることもできる。
本発明のエンドミル装着型面取り具によれば、既存のエンドミルに簡単に装着でき、かつ、一の面取り具であらゆる加工深度に対応可能であるため、コスト面において非常に有益である。
また、あらゆる面取り角度やR面取りに対しても、面取り刃の反転装着や交換により簡単に対応可能となる。
さらに、ミーリング加工と面取り加工を同時に行うことができるため、作業効率及び加工効率が改善され、電力面や労力面におけるコスト削減が図れ、さらには、エンドミルを装着する機械の傷みの進行を緩和する効果もある。
以下、本発明によるエンドミル装着型面取り具の実施例を図面に基づいて説明する。
図1乃至3図は、本発明によるエンドミル装着型面取り具2の第1の実施例を示す。該面取り具2は、エンドミル1が貫通できるだけの内径を有する筒状の枠体3に、面取り刃4が装着される構成となっている。枠体3にはエンドミルシャンク部1aに固定するための枠体止めネジ6が備えられており、また、面取り刃4を装着するため面取り刃挿入孔5が設けられ、該挿入孔5に挿入された面取り刃4の固定手段として面取り刃止めネジ7が備えられている。
枠体3は、エンドミルシャンク部1aの任意の位置に固定することができ、加工深度に応じた位置決めによって枠体止めネジ6を締付けることにより固定される。
面取り刃4の材質としては超硬合金が使用され、面取り刃挿入孔5に挿入される面取り刃4を交換することにより、様々な角度のC面取りやR面取り用の面取り刃4を枠体3に装着できる。面取り刃4は、一方の先端にのみ面取り用の刃が設けられているタイプのものも考えられるが、面取り刃4の両端に面取り用の刃を設けているタイプのものも考えられる。係る場合、面取り刃4を必要に応じて反転装着させることで各用途に応じた面取り加工が可能となり、一方にのみ刃が設けられているタイプよりもコスト面で有益である。なお、各図に示されている通り、一方の先端をC面取り刃4aとし他方をR面取り刃4bとした構成をとることも可能である。
面取り刃挿入孔5に挿入された面取り刃4は、その先端をエンドミル切削刃1bの所定の位置に配置し、面取り刃止めネジ7によって枠体3に固定される。図2は、面取り刃4の先端をエンドミル切削刃1bに配置する位置の一例を示す拡大図である。すなわち、エンドミル切削刃1bの回転方向に対抗する面部Mの幅内に該面取り刃4の先端を固定する。これにより、図6及び図7に示す通り、面取り加工において段差等が発生せず、きれいな面取りが可能となり、また、エンドミル1の回転により面取り刃4が受ける抵抗を当該面部Mが支えることで緩和させることができる。
なお、面取り刃4の先端の配置については、前記面部Mの裏側に配置する構成をとることも可能である。この場合にエンドミル1の回転により面取り刃4の受ける抵抗は、前記面部Mに面取り刃4の先端を固定するよりも大きくなるが、面取り刃4は前記の通り材質として超硬合金が使用されていることから、面取り刃4自体がエンドミル1の回転により受ける抵抗に対して耐えうる強度を有している。係る構成をとることにより、ミーリング加工及び面取り加工により発生した切子の掃けが格段に良くなるといった効果がある。
面取り刃4は、面取り刃挿入孔5を介して枠体3に着脱可能であることから、エンドミル切削刃1bの刃径が異なる複数のエンドミル1に対しても一の面取り具2で対応可能である。このとき、当該刃径に対応して、面取り刃挿入孔5に挿入された面取り刃4の位置決めが行われた後、面取り刃止めネジ7によって面取り刃4が枠体3に固定される。すなわち、当該刃径が小さい場合には面取り刃4は枠体3から大きく突出した状態で固定され、逆に当該刃径が大きい場合には面取り刃4が枠体3から小さく突出した状態で固定される。
上記の通り構成された面取り具2をエンドミル1に装着し、該エンドミル1を回転させることによって、被加工体10にミーリング加工と面取り加工が同時に行われる。図6及び図7は、本発明に係るエンドミル装着型面取り具2を使用して加工した状態を示す説明図である。図6はC面取り刃4aを装着した場合の加工状態を示しており、面取り刃4の先端がエンドミル切削刃1bの回転方向に対抗する面部Mの幅内に配置されることで、エンドミル1が軸を中心に回転した場合、段差等が発生せずきれいに面取り部11の加工が可能となる。図7はR面取り刃4bを装着した場合の加工状態を示しており、前記同様、きれいに面取り部11の加工が可能である。
図4は本発明によるエンドミル装着型面取り具2の第の実施例を示す。面取り具2の枠体3が、エンドミルシャンク部1aに固定する第1の枠体3aと、この第1の枠体3aと調整ネジ3dによって回転移動可能に連結されている第2の枠体3bと、該第2の枠体3bに固定する止めネジ9とエンドミルシャンク部1aに固定する止めネジ8とを備え、かつ、面取り刃挿入孔5が形成されている第3の枠体3cにより構成される。なお、面取り刃挿入孔5を形成せず、第2の実施例同様、面取り刃4を第3の枠体3cと一体形成する構成をとることもできる。
係る構成によると、まず第1の枠体3aについて加工深度に応じてある程度の位置決めを行い、エンドミルシャンク部1aに枠体止めネジ6によって固定する。その後、第2の枠体3bを回転させることで調製ネジ3dによって第1の枠体3aと第2の枠体3bとの縦方向の間隔を広狭させながら、第3の枠体3cの位置さらには面取り刃4の先端をエンドミル切削刃1bに配置する位置の微調整を行う。その際、第2の枠体3bと第3の枠体3cとは連動せず、第2の枠体3bのみが回転する。第2の枠体3bと第3の枠体3cとを連動させてしまうと、面取り刃4の先端の位置がずれてしまい、かえって微調整が困難となるからである。微調整が終了した段階で第2の枠体3bと第3の枠体3cとを枠体止めネジ9により固定し、次いで第3の枠体3cを枠体止めネジ8によってエンドミルシャンク部1aに固定する。
なお、第1の枠体3aをエンドミルシャンク部1aに固定し、第3の枠体3cをエンドミル切削刃1bに固定する構成とすることも可能である。
以上の構成をとることにより、第3の枠体3cの位置及び面取り刃4の先端をエンドミル切削刃1bに配置する位置の細かい微調整が可能となることから、被加工体10のミーリング加工及び面取り加工において、正確な加工作業が可能となり、作業効率が改善される。
なお、本実施例において面取り刃4の材質及び該面取り刃4の先端の配置手段並びに加工状態に関しては、第1の実施例と同様である。
本発明の第1の実施例に係るエンドミル装着型面取り具を装着した状態を示す斜視図である。 面取り刃の先端の配置を示す拡大図である。 本発明の第1の実施例に係るエンドミル装着型面取り具を装着した状態における部分断面である。 本発明の第3の実施例に係るエンドミル装着型面取り具を装着した状態における部分断面である。 本発明の第2の実施例に係るエンドミル装着型面取り具を装着した状態における部分断面である。 本発明に係るエンドミル装着型面取り具を使用してC面取り加工をした状態を示す説明図である。 本発明に係るエンドミル装着型面取り具を使用してR面取り加工をした状態を示す説明図である。
符号の説明
1 エンドミル
1a エンドミルシャンク部
1b エンドミル切削刃
2 面取り具
3 枠体
3a 第1の枠体
3b 第2の枠体
3c 第3の枠体
3d 調整ネジ
4 面取り刃
4a C面取り刃
4b R面取り刃
5 面取り刃挿入孔
6 枠体止めネジ
7 面取り刃止めネジ
8 枠体止めネジ
9 枠体止めネジ
10 被加工体
11 面取り部


Claims (2)

  1. エンドミルに装着されミーリング加工と同時に面取りを行う面取り具であって、エンドミルが貫通できる内径を有し、かつ、エンドミルシャンク部に固定するための止めネジを備えた筒状の枠体に、面取り刃挿入孔が形成され、かつ、該面取り刃挿入孔には面取り用刃部を有する棒状の面取り刃が着脱自在に挿入されており、該面取り刃を枠体に固定するための止めネジを備えていることを特徴とするエンドミル装着型面取り具。
  2. 前記面取り具の枠体が、エンドミルシャンク部に固定する第1の枠体と、この第1の枠体と調整ネジによって回転移動可能に連結されている第2の枠体と、該第2の枠体に固定する止めネジとエンドミルシャンク部に固定する止めネジとを備え、かつ、面取り刃挿入孔が形成されている第3の枠体により構成されることを特徴とする請求項1に記載のエンドミル装着型面取り具。
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