JP4013441B2 - バネ力検査方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2つに分割された構造体の間にバネおよび機能部品を挟み込み、構造体を結合してバネのバネ力を機能部品に作用させるようにした組立体のバネ力検査方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許第2697261号公報に記載の装置においては、皿バネの特性(板厚やバネ定数等)を組み付け前に測定しておき、その測定結果を基にシムの厚さを選定して、組み付け後の皿バネのセット長が所定長さになるようにし、これにより、機能部品に作用するバネ力のばらつきを低減するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置では、皿バネおよび機能部品を構造体に組み付けると、構造体もバネ力を受けるため、構造体に僅かながら延びが発生してしまう。従って、組み付け後(すなわち、実使用時)には、この構造体の延びの分、皿バネのセット長ひいてはバネ力が変化してしまい、実使用時の実際のバネ力が設定範囲内であるか否か不明であった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、組み付け後の実際のバネ力を正確に推定して、実使用時のバネ力が設定範囲内であることを保証可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、構造体(150、200)を結合した状態で、バネ(210)および機能部品(100)に対してバネ力作用方向に外部から荷重(F)を与えるとともに、荷重(F)とバネ(210)および機能部品(100)の変位量(S)とを計測し、荷重(F)と変位量(S)とに基づいて、バネ(210)のバネ定数と、構造体(150、200)のバネ定数とを算出し、荷重(F)を0にした際のバネ力作用方向の構造体(150、200)の変形量を加味して、荷重(F)を0にした際のバネ(210)のバネ力を推定し、この推定したバネ力が設定範囲内であるか否かを判定することを特徴とする。
【0006】
これによると、各組立体毎のバネのバネ定数および構造体のバネ定数のばらつきや、構造体の変形量を加味して、各組立体毎の実使用状態でのバネ力を正確に推定することができる。従って、組立体全数について、実使用状態でのバネ力が設定範囲内であることを保証することができる。
【0007】
なお、荷重(F)を0にした際の構造体(150、200)の変形量およびバネ(210)のバネ力は、請求項2に記載の発明のように、荷重(F)を漸増した際に構造体(150、200)の反力(Fh)が0になる時の荷重(F)を変曲点荷重(F0)として求め、変曲点荷重(F0)と、バネ(210)のバネ定数(ks)と、構造体(150、200)のバネ定数(kh)とに基づいて推定することができる。
【0008】
請求項3に記載の発明では、構造体(150、200)を結合した状態で、バネ(210)および機能部品(100)に対してバネ力作用方向に外部から荷重(F)を与える負荷手段(300)と、荷重(F)を計測する荷重計測手段(320)と、バネ(210)および機能部品(100)の変位量(S)を計測する変位量計測手段(330)と、荷重(F)と変位量(S)とに基づいて、バネ(210)のバネ定数と、構造体(150、200)のバネ定数とを算出し、荷重(F)を0にした際のバネ力作用方向の構造体(150、200)の変形量を加味して、荷重(F)を0にした際のバネ(210)のバネ力を推定し、この推定したバネ力が設定範囲内であるか否かを判定するバネ力判定手段(400)とを備えることを特徴とする。
【0009】
これによると、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。
【0010】
請求項4に記載の発明では、流体を高圧化して吐出するポンプ本体(100)とバネ(210)とをハウジング(150)の凹部(150a)に収納し、凹部(150a)の開口端部側にネジ部材(200)を螺合してバネ(210)を圧縮させるようにしたポンプのバネ力検査方法であって、ネジ部材(200)を螺合した状態で、ポンプ本体(100)およびバネ(210)に対してバネ力作用方向に外部から荷重(F)を与えるとともに、荷重(F)とポンプ本体(100)およびバネ(210)の変位量(S)とを計測し、荷重(F)と変位量(S)とに基づいて、バネ(210)のバネ定数と、ハウジング(150)およびネジ部材(200)のバネ定数とを算出し、荷重(F)を0にした際のバネ力作用方向のハウジング(150)およびネジ部材(200)の変形量を加味して、荷重(F)を0にした際のバネ(210)のバネ力を推定し、この推定したバネ力が設定範囲内であるか否かを判定することを特徴とする。
【0011】
これによると、各ポンプ毎のバネのバネ定数のばらつき、各ポンプ毎のハウジングおよびネジ部材のバネ定数のばらつき、さらにはハウジングおよびネジ部材の変形量を加味して、各ポンプ毎の実使用状態でのバネ力を正確に推定することができる。従って、ポンプ全数について、実使用状態でのバネ力が設定範囲内であることを保証することができる。
【0012】
また、実使用状態でのバネ力を保証することにより、軸力を安定させ、ポンプ本体にかかる軸力が必要最小限となるようにすることができる。
【0013】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す一実施形態について説明する。図1は本発明を適用するポンプ本体の全体構成を示し、図2はポンプ本体におけるポンプ部の構成(図1のA−A断面)を示し、図3はポンプ本体のバネ力を検査する装置を示す。
【0015】
図1はポンプ本体(機能部品)100をABSアクチュエータのハウジング(構造体)150に組付けた状態を示しており、紙面上下方向が天地方向となるように組付けられている。ブレーキ装置は第1配管系統と第2配管系統の2系統から構成されているため、ポンプ本体100には第1配管系統用の回転式ポンプ10と、第2配管系統用の回転式ポンプ13の2つが備えられている。そして、これら回転式ポンプ10、13が1本の駆動軸54で駆動され、ブレーキ液を高圧化して第1配管系統と第2配管系統にそれぞれ吐出するようになっている。
【0016】
ポンプ本体100の外形を構成するケーシングは、第1、第2、第3、第4シリンダ(サイドプレート)71a、71b、71c、71d及び円筒状の第1、第2中央プレート73a、73bによって構成されている。
【0017】
そして、第1シリンダ71a、第1中央プレート73a、第2シリンダ71b、第3シリンダ71c、第2中央プレート73b及び第4シリンダ71dが順に重ねられると共に、重なり合う部分の外周が溶接されて、一体構造をなすポンプ本体100が形成されている。このように一体構造とされたポンプ本体100は、ABS用のハウジング150に形成された略円筒形状の凹部150a内に挿入されている。
【0018】
そして、凹部150aの入口(開口端部)に形成された雌ネジ溝150bにリング状の雄ネジ部材(構造体)200がネジ締めされて、ポンプ本体100がハウジング150に固定された構成となっている。
【0019】
さらに、ポンプ本体100の挿入方向の先端位置と凹部150aの底との間には、2枚の皿バネ210が配置されている。そして、雄ネジ部材(構造体)200のネジ締めにより皿バネ210が圧縮変形され、この皿バネ210のバネ力によって、ポンプ本体100の軸力(ポンプ本体100の挿入方向に加えられる力)が確保されるようになっている。
【0020】
なお、皿バネ210と凹部150aの底の間に配置されているケース211は、皿バネ210の一端部が接触するように構成されており、また、ポンプ本体100の第1シリンダ71aと皿バネ210との間に配置された中空円形状のプレート212は、皿バネ210の一端部が接触するように構成されている。
【0021】
このプレート212の中空部212aには駆動軸54の先端が挿入されている。そして、駆動軸54のうちプレート212よりも凹部150aの底側には、駆動軸54に嵌入されたリング状のストッパー213が設けられている。このストッパー213の径はプレート212の中空部212aの径よりも大きくなっており、駆動軸54が紙面右側に移動しようとしてもストッパー213がプレート212に接して移動が規制されるようになっている。なお、駆動軸54の先端には周方向に設けられた溝部214が形成されており、この溝部214内にCリング215が配置されている。このCリング215によって、ストッパー213が駆動軸54の先端から抜けるのを阻止する。
【0022】
また、第1、第2、第3、第4シリンダ71a、71b、71c、71dには、それぞれ第1、第2、第3、第4中心孔72a、72b、72c、72dが形成されている。第1シリンダ71aに形成された第1中心孔72aの内周にはベアリング51が備えられており、第4シリンダ71dに形成された第4中心孔72cの内周にはベアリング52が備えられている。第1〜第4中心孔72a〜72d内には駆動軸54が嵌入されており、ベアリング51、52によって軸支されている。このように、回転式ポンプ10、13を挟んで両側にベアリング51、52が配置されている。
【0023】
次に、図1及び図2に基づいて回転式ポンプ10、13の構成を説明する。回転式ポンプ10は、円筒状の第1中央プレート73aの両側を第1シリンダ71a及び第2シリンダ71bで挟み込んで形成されたロータ室50a内に配置されている。回転式ポンプ10は、駆動軸54によって駆動される内接型ギアポンプで構成されている。回転式ポンプ10は、内周に内歯部が形成されたアウターロータ10aと外周に外歯部が形成されたインナーロータ10bとからなる回転部を備えており、インナーロータ10bの孔内に駆動軸54が挿入された構成となっている。そして、駆動軸54に形成された軸方向が長手方向をなす長穴54a内にキー54bが嵌入されており、このキー54bによってインナーロータ10bへのトルク伝達が成されるようになっている。
【0024】
アウターロータ10aとインナーロータ10bは、それぞれに形成された内歯部と外歯部とが噛み合わさって複数の空隙部10cを形成している。そして、駆動軸54の回転によって空隙部10cが大小変化してブレーキ液の吸入吐出が行えるようになっている。
【0025】
回転式ポンプ13は、円筒状の第2中央プレート73bの両側を第3シリンダ71c及び第4シリンダ71dで挟み込んで形成されたポンプ室50b内に配置されている。回転式ポンプ13も、回転式ポンプ10と同様の内接型ギアポンプで構成されており、駆動軸54を中心として回転式ポンプ10を180°回転させた配置となっている。
【0026】
第1シリンダ71aには回転式ポンプ10の吸入側の空隙部10cと連通する吸入口60、及び吐出側の空隙部10cと連通する吐出口61が備えられている。吸入口60は、第1シリンダ71aの回転式ポンプ10側の端面から反対側の端面まで貫通するように形成され、さらに反対側の端面において天方向へ向けて外周面まで引き出されている。そして、吸入口60のうち外周面側を入口としてブレーキ液が導入されるようになっている。
【0027】
そして、吸入口60は、ハウジング150の凹部150aの内周面のうち、ポンプ本体100の先端位置が配置される部分全周に形成された環状溝161を介して、ハウジング150に形成された吸入用管路151に接続されている。
【0028】
また、吐出口61は、第1シリンダ71a及び第2シリンダ71bのうち回転式ポンプ10の回転部側の端面から外周面に至るように延設されている。この吐出口61は、具体的には以下のように構成されている。
【0029】
第1シリンダ71a及び第2シリンダ71bのうち回転式ポンプ10の回転部側の端面には、駆動軸54を囲むように形成された環状溝(第1の環状溝)61aが備えられている。
【0030】
この環状溝61a内には、アウターロータ10a及びインナーロータ10bを挟み込むように配置されたリング状のシール部材171が備えられている。このシール部材171は、回転部側に配置された樹脂部材171aと、樹脂部材171aを回転部側に押圧するゴム部材171bとから構成されている。このシール部材171の内周側には、吸入側の空隙部10c及び吸入側の空隙部10cに対向するアウターロータ10aの外周と中央プレート73aとの隙間が含まれ、シール部材172の外周側には、吐出側の空隙部10c及び吐出側の空隙部10cに対向するアウターロータ10aの外周と中央プレート73aとの隙間が含まれるようにされている。すなわち、シール部材171によって、シール部材171の内外周の比較的低圧な部位と比較的高圧な部位とがシールされるように構成されている。
【0031】
また、シール部材171は、環状溝61aの内周と接し、外周とは接しないように構成されている。このため、環状溝61aのうちシール部材171よりも外周側は隙間となっている。さらに、第1のシリンダ71aには、環状溝61aの最も上方位置から天方向へ管路61bが引き出されている。このように構成された環状溝61aの隙間と管路61bによって吐出口61が構成されている。
【0032】
そして、吐出口61は、ハウジング150の凹部の内周面のうち中央プレート73aに対向する部分全周に形成された環状溝162を介して、ハウジング150に形成された吐出用管路152と接続されている。
【0033】
一方、第4シリンダ71dには回転式ポンプ13の吸入側の空隙部10cと連通する吸入口62、及び吐出側の空隙部10cと連通する吐出口63が備えられている。吸入口62は、第4シリンダ71dの回転式ポンプ13側の端面と外周面を貫通するように形成されている。具体的には、吸入口62は、吸入側の空隙部10cから水平方向に延設されたのち、少なくとも天方向に引き出されて構成されている。また、吸入口62は、駆動軸54が配置される中心孔72cと連通するように構成されている。そして、吸入口62のうち第4シリンダ71dの外周面側を入口として、ブレーキ液が導入されるようになっている。また、吸入口62は、吸入口62の入口の位置を含むようにハウジング150の凹部150aの内周面の全周に形成された環状溝163を介して、ハウジング150に形成された吸入用管路153と接続されている。
【0034】
吐出口63は、第3シリンダ71c及び第4シリンダ71dのうち回転式ポンプ13の回転部側の端面から外周面に至るように形成されている。この吐出口63は、上記した吐出口61と同様の構造で形成されており、樹脂部材172a及びゴム部材172bからなるリング状のシール部材172を収容した環状溝63aの隙間と、環状溝63aの最も上方位置から引き出された管路63bとから構成されている。この吐出口63は、ハウジング150の凹部150aの内周面のうち中央プレート73bの外周と対向する部分全周に形成した環状溝164を介して、吐出用管路154に接続されている。
【0035】
第2シリンダ71bの第2中心孔72b及び第3シリンダ71cの内周の径は部分的に駆動軸54より径大とされており、この径大とされた部位に第1の回転式ポンプ10と第2の回転式ポンプ13とを遮断するシール部材80が収容されている。このシール部材80は、リング状の弾性部材であるOリング81を、径方向を深さ方向とする溝部が形成されたリング状の樹脂部材82に嵌め込んだものであり、Oリング81の弾性力によって樹脂部材82が押圧されて駆動軸54と接するようになっている。
【0036】
また、樹脂部材82及び第3シリンダ71cの内周の断面形状は共に、円形状を部分的に切欠きとした円弧形状とされており、第3シリンダ71cの内周に樹脂部材82が嵌め込まれるように構成されている。このため、樹脂部材82の切欠き部分がキーとしての役割を果たし、シール部材80が第3シリンダ71cに対して相対回動できないように構成されている。
【0037】
第4シリンダ71dは、第2中央プレート73aと溶接される面の反対の面において凹んでおり、この凹みから駆動軸54が突出するようになっている。駆動軸54は突出した側の端部において部分的に凹んだ接続部54cを備えており、この接続部54cにモータ11の駆動軸11aが差し込まれるようになっている。そして、一本の駆動軸54が駆動軸11aを介してモータ11によって回動されて、回転式ポンプ10、13が駆動されるようになっている。また、第4シリンダ71dの凹み部分の入り口の径は、モータ11のホルダーに形成された孔と同等になっており、第4シリンダ71dの凹み部分とモータ11のホルダー11bの孔との間の隙間を小さくしてベアリング180を配置し、駆動軸11aが軸支されるようになっている。
【0038】
また、第4シリンダ71dに形成された凹み内において、駆動軸54の外周を覆うように、オイルシール90とオイルシール91が駆動軸54の軸方向に並べられて嵌め込み固定されている。さらに、第1、第2、第4シリンダ71a、71b、71dの外周面にはOリング74a、74b、74c、74dが配置されている。
【0039】
なお、第4シリンダ71dの凹み部分の入口側の先端は縮径されており、段付き部を構成している。上記したリング状の雄ネジ部材200はこの縮径された部分に嵌装され、ポンプ本体100が固定されるようになっている。
【0040】
次に、このように構成されたポンプ本体100の作動について簡単に説明する。ブレーキ装置は、車輪がロック傾向にあるABS制御時、若しくは大きな制動力を必要とする場合、例えばブレーキ踏力に対応した制動力が得られない場合やブレーキペダル1の操作量が大きいとき等において、ポンプ本体100を駆動しリザーバ内のブレーキ液を吸入し、吐出する。そして、この吐出されたブレーキ液によってホイールシリンダの圧力を増圧する。
【0041】
このとき、ポンプ本体100内では、回転式ポンプ10、13が吸入用管路151、153を通じてブレーキ液を吸入し、吐出用管路152、154を通じてブレーキ液を吐出するという基本的なポンプ動作を行う。
【0042】
このとき、回転式ポンプでは、吐出側の圧力が非常に大きくなる。このため、ポンプ本体100がハウジング150から抜ける方向にブレーキ液圧が作用するが、上述したように、皿バネ210及び雄ネジ部材200によってポンプ本体100の軸力を確保しているため、ポンプ本体100がハウジング150から抜けることを防止することができる。
【0043】
次に、図3〜図5にてポンプ本体組み付け後のバネ力検査方法について説明する。このバネ力検査は、皿バネ210やポンプ本体100をハウジング150に収納して雄ネジ部材200をネジ締め固定した組立体にて実施される。なお、この組立体は、図1においてモータ11(駆動軸11a、ホルダー11bを含む)およびベアリング180をハウジング150に組み付ける前の状態のものである。
【0044】
図3において、油圧駆動のピストン310を有するプレス装置300は、そのピストン310をポンプ本体100の端部(雄ネジ部材200側端部)に当接させ、皿バネ210およびポンプ本体100に対して、皿バネ210のバネ力作用方向に外部から荷重を与えるもので、負荷手段として機能する。また、このプレス装置300は、皿バネ210およびポンプ本体100に対して与える荷重を計測する荷重計(荷重計測手段)320と、さらに、ピストン310のストローク位置を検出することによりポンプ本体100の端部の位置を計測するストロークセンサ(変位量計測手段)330とを備える。
【0045】
制御装置400は、プレス装置300の油圧を制御する指令をプレス装置300に出力すると共に、荷重計320およびストロークセンサ330からの信号に基づいて後述の演算や判定を行うもので、プレス荷重制御手段およびバネ力判定手段として機能する。
【0046】
なお、図3中、Fはプレス装置300がポンプ本体100を加圧するプレス荷重、Fsは皿バネ210に発生するバネ力、Fhはハウジング150および雄ネジ部材200に発生するハウジング反力である。
【0047】
ところで、ハウジング150および雄ネジ部材200、特に、雄ネジ部材200の螺合部には、ハウジング反力Fhに応じて延びが発生する。従って、この延びの分、皿バネ210のセット長ひいてはバネ力Fsが変化してしまう。
【0048】
そこで、本実施形態では、以下説明する方法により、各組立体毎に、ハウジング150および雄ネジ部材200の延びの影響を考慮して、実使用状態での皿バネ210のバネ力、すなわちセット荷重Fsetを推定し、この推定したセット荷重Fsetが設定範囲内であるか否かを判定する。
【0049】
▲1▼皿バネバネ定数ksおよびハウジングバネ定数khの算出
まず、プレス装置300によりポンプ本体100を加圧する。この時、セット荷重Fsetの目標値よりもやや高めのプレス荷重Fとする。この加圧状態下で、雄ネジ部材200がポンプ本体100に当たる位置まで雄ネジ部材200を締め込む。
【0050】
次いで、プレス荷重Fを増加させながら、プレス荷重Fとポンプ本体100の端部位置の変化を測定する。この時のプレス荷重Fとポンプ本体100の端部位置変化量(ストローク)Sの測定結果から、図4に示すような特性図を得、皿バネ210のバネ定数(以下、皿バネバネ定数という)ksと、ハウジング150および雄ネジ部材200のバネ定数(以下、ハウジングバネ定数という)khを、制御装置400にて算出する。
【0051】
この図4において、F0はプレス荷重Fを増加させていってハウジング反力Fhが0になったとき(すなわち、ポンプ本体100と雄ネジ部材200が離れるとき)のプレス荷重(以下、F0を変曲点荷重という)であり、S0はプレス荷重Fを0から変曲点荷重F0まで変化させた際のハウジング150および雄ネジ部材200の変形量に相当する。
【0052】
従って、図4の特性線は、ストロークSが0からS0の間では、バネ力Fsおよびハウジング反力Fhが共に変化するため、皿バネバネ定数ksとハウジングバネ定数khとに応じた傾きになる。また、ストロークSがS0を超えると、ハウジング反力Fhは0のままであるため、皿バネバネ定数ksのみに対応した傾きになる。そのため、ストロークSがS0を超えた範囲でのプレス荷重FとストロークSとの関係から、皿バネバネ定数ksを求めることができる。また、皿バネバネ定数ksが求まると、ストロークSが0からS0の間でのプレス荷重FとストロークSとの関係から、ハウジングバネ定数khを求めることができる。
【0053】
▲2▼セット荷重Fsetの推定、および判定
次に、プレス装置300によりポンプ本体100を一定のプレス荷重で再度加圧する。この時の設定プレス荷重F’は、実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetが設定範囲内に入ると見込まれる値に設定する。
【0054】
次に、設定プレス荷重F’が付加された状態で、プレス荷重Fの変化を観察しながら雄ネジ部材200を締め込む。そして、プレス荷重Fが減少し始めたらすぐに(すなわち、雄ネジ部材200がポンプ本体100に当たった時点で)、雄ネジ部材200の締め込みを停止する。この時点では、ハウジング反力Fhは実質的に0とみなすことができ、従って、設定プレス荷重F’=変曲点荷重F0、とみなすことができる。
【0055】
次に、プレス装置300によるポンプ本体100の加圧を停止、すなわち、プレス荷重Fを0にする。
【0056】
次に、上記▲1▼で算出した皿バネバネ定数ksとハウジングバネ定数kh、さらには、▲2▼で設定した設定プレス荷重F’(=変曲点荷重F0)に基づいて、実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetを算出し、さらに、その算出したセット荷重Fsetが設定範囲内であるか否かを判定する。
【0057】
ここで、図5はバネ力Fsおよびハウジング反力Fhと、ポンプ本体100端部のストロークSとの関係を示すもので、ポンプ本体100に変曲点荷重F0が加わっている状態では、ハウジング反力Fhが0であるため、ハウジング150および雄ネジ部材200の延びも0であり、従って、バネ力Fs=変曲点荷重F0である。
【0058】
そして、プレス荷重Fを減少させていくに伴って、ハウジング反力Fhが増加し、ハウジング150および雄ネジ部材200にはハウジング反力Fhに応じて延びが発生する。また、このハウジング150および雄ネジ部材200の延びの分、皿バネ210のセット長が長くなるため、プレス荷重Fを減少させていくに伴って、バネ力Fsは減少する。そして、プレス荷重Fを0にしたとき、バネ力Fs=ハウジング反力Fhとなる点、すなわち、図5におけるバネ力Fsおよびハウジング反力Fhの両特性線が交差する点の荷重Fsetが、実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetとなる。
【0059】
従って、図5の関係から、皿バネバネ定数ks、ハウジングバネ定数khおよび変曲点荷重F0に基づいて、実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetを求めることができる。
【0060】
上記のように、本実施形態によれば、各組立体毎の皿バネバネ定数ksおよびハウジングバネ定数khを求め、各組立体毎の実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetを推定するため、各組立体毎の皿バネバネ定数ksおよびハウジングバネ定数khのばらつきや、ハウジング150および雄ネジ部材200の延びを考慮して、各組立体毎の実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetを正確に推定することができる。従って、組立体全数について、実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetが設定範囲内であることを保証することができる。
【0061】
また、皿バネ210のバネ力によってポンプ本体100の軸力を確保するようにしているが、本実施形態によれば、実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetを保証することにより、軸力を安定させ、ポンプ本体100にかかる軸力が必要最小限となるようにすることができる。
【0062】
(他の実施形態)
上記実施形態では、皿バネ210をポンプ本体100の挿入方向先端とハウジング150の凹部の底との間に配置しているが、第4シリンダ71dの断付き部と雄ネジ部材200との間に皿バネ210が配置されるようにしてもよい。
【0063】
このような構成としても雄ネジ部材200をネジ締めする際に作用する力が皿バネ210によってバランスされ、所望の軸力を確保しつつ雄ネジ部材200のネジ締めによって確実にポンプ本体100がハウジング150に固定されるようにすることができる。そしてまた、そのような構成としても、上述の方法により、各組立体毎の実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetを正確に推定することができ、従って、組立体全数について、実使用状態での皿バネ210のセット荷重Fsetを保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるポンプ本体100の近傍の断面構成を示す図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のポンプ本体100のバネ力を検査する装置を示す図である。
【図4】図3の装置の作動説明に供する特性図である。
【図5】図3の装置の作動説明に供する特性図である。
【符号の説明】
100…ポンプ本体(機能部品)、150…ハウジング(構造体)、
200…雄ネジ部材(構造体)、210…バネ。

Claims (6)

  1. 少なくとも2つに分割された構造体(150、200)の間にバネ(210)および機能部品(100)を挟み込み、前記構造体(150、200)を結合して前記バネ(210)のバネ力を前記機能部品(100)に作用させるようにした組立体のバネ力検査方法であって、
    前記構造体(150、200)を結合した状態で、前記バネ(210)および前記機能部品(100)に対してバネ力作用方向に外部から荷重(F)を与えるとともに、前記荷重(F)と前記バネ(210)および前記機能部品(100)の変位量(S)とを計測し、
    前記荷重(F)と前記変位量(S)とに基づいて、前記バネ(210)のバネ定数(ks)と、前記構造体(150、200)のバネ定数(kh)とを算出し、
    前記荷重(F)を0にした際のバネ力作用方向の前記構造体(150、200)の変形量を加味して、前記荷重(F)を0にした際の前記バネ(210)のバネ力を推定し、
    この推定したバネ力が設定範囲内であるか否かを判定することを特徴とするバネ力検査方法。
  2. 前記荷重(F)を漸増した際に前記構造体(150、200)の反力(Fh)が0になる時の前記荷重(F)を変曲点荷重(F0)として求め、
    前記荷重(F)を0にした際の前記構造体(150、200)の変形量および前記バネ(210)のバネ力を、前記変曲点荷重(F0)と、前記バネ(210)のバネ定数(ks)と、前記構造体(150、200)のバネ定数(kh)とに基づいて推定することを特徴とする請求項1に記載のバネ力検査方法。
  3. 少なくとも2つに分割された構造体(150、200)の間にバネ(210)および機能部品(100)を挟み込み、前記構造体(150、200)を結合して前記バネ(210)のバネ力を前記機能部品(100)に作用させるようにした組立体のバネ力検査装置であって、
    前記構造体(150、200)を結合した状態で、前記バネ(210)および前記機能部品(100)に対してバネ力作用方向に外部から荷重(F)を与える負荷手段(300)と、
    前記荷重(F)を計測する荷重計測手段(320)と、
    前記バネ(210)および前記機能部品(100)の変位量(S)を計測する変位量計測手段(330)と、
    前記荷重(F)と前記変位量(S)とに基づいて、前記バネ(210)のバネ定数(ks)と、前記構造体(150、200)のバネ定数(kh)とを算出し、前記荷重(F)を0にした際のバネ力作用方向の前記構造体(150、200)の変形量を加味して、前記荷重(F)を0にした際の前記バネ(210)のバネ力を推定し、この推定したバネ力が設定範囲内であるか否かを判定するバネ力判定手段(400)とを備えることを特徴とするバネ力検査装置。
  4. 流体を高圧化して吐出するポンプ本体(100)とバネ(210)とをハウジング(150)の凹部(150a)に収納し、前記凹部(150a)の開口端部側にネジ部材(200)を螺合して前記バネ(210)を圧縮させるようにしたポンプのバネ力検査方法であって、
    前記ネジ部材(200)を螺合した状態で、前記ポンプ本体(100)および前記バネ(210)に対してバネ力作用方向に外部から荷重(F)を与えるとともに、前記荷重(F)と前記ポンプ本体(100)および前記バネ(210)の変位量(S)とを計測し、
    前記荷重(F)と前記変位量(S)とに基づいて、前記バネ(210)のバネ定数(ks)と、前記ハウジング(150)および前記ネジ部材(200)のバネ定数(kh)とを算出し、
    前記荷重(F)を0にした際のバネ力作用方向の前記ハウジング(150)および前記ネジ部材(200)の変形量を加味して、前記荷重(F)を0にした際の前記バネ(210)のバネ力を推定し、
    この推定したバネ力が設定範囲内であるか否かを判定することを特徴とするバネ力検査方法。
  5. 前記ポンプ本体(100)は、外周に外歯部が形成されたインナーロータ(10b)、及び内周に内歯部が形成されたアウターロータ(10a)を含み、前記内歯部と前記外歯部とを噛み合わせることで複数の空隙部(10c)を形成してなる回転部と、前記回転部に流体を吸入する吸入口(60、62)と、前記回転部から前記流体を吐出する吐出口(61、63)とを有してなる回転式ポンプ(10、13)を備え、駆動軸(54)によって前記インナーロータ(10b)を駆動するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のバネ力検査方法。
  6. 前記バネは皿バネ(210)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のバネ力検査方法またはその装置。
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