JP4012446B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体集積回路に関し、特に、低消費電力を実現する半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話や、ポータブルオーディオプレーヤなど、電池駆動による携帯用機器が広く普及している。このような携帯用機器においては、消費電力を低く抑えることが重要であり、消費電力の低減に向いているCMOS型の半導体集積回路を用いる場合が多い。
【0003】
半導体集積回路において消費電力を減らす方法としては、動作周波数を下げる方法や、動作電圧を下げる方法が一般に行われている。さらなる電力削減の方法としては、不用なブロックの電源を切ってしまう方法がある。電源を切る方法としては、電源発生回路と電源を必要とする回路の間にトランジスタなどで構成する電源スイッチを設け、スイッチを開くのが一般的である。
【0004】
また、携帯用機器においては、使用している電池の出力電圧をモニタし、電池残量を表示する機能を備えているものが多く、半導体集積回路に電池電圧モニタのためのアナログデジタル変換回路(以下、AD変換回路と称す)を集積することが要望されている。
【0005】
図3に、AD変換器を集積した従来の半導体集積回路のブロック図を示す。図において、半導体集積回路300はアナログ回路301とロジック回路308とを備えている。アナログ回路301は、電池303の出力電圧、及び外部回路304、305からのアナログ信号をロジック回路308からの制御信号に基づいてアナログデジタル変換するAD変換器306と、AD変換器306に入力される信号を選択するアナログスイッチ群307を有しており、入力パッド313を介して接続されたアナログ回路用電源302で動作する。アナログスイッチ群307は、入力パッド310を介して入力される電池303の出力電圧を入力とするスイッチ307aと、入力パッド311を介して外部回路304から出力される信号を入力とするスイッチ307bと、入力パッド312を介して外部回路305から出力される信号を入力とするスイッチ307cとを有しており、スイッチ307a〜307cの出力はAD変換器306に入力されている。スイッチ307a〜307cは、いずれも半導体素子により構成されており、ロジック回路308からの制御信号により、いずれか1つだけを閉じた状態とすることができる。ロジック回路308は、入力パッド314を介して接続されたロジック回路用電源309で動作し、AD変換器306とアナログスイッチ群307とを制御するとともに、AD変換器306が変換結果として出力する信号を入力とし、信号処理した結果を、出力パッド315を介してデジタルアナログ変換器(図示せず)等に出力する。
【0006】
以下、従来の半導体集積回路の動作を説明する。ロジック回路308は、所望の信号のアナログデジタル変換結果を得るために、アナログスイッチ群307のなかのスイッチのうち1つだけを閉じ、AD変換器306にてアナログデジタル変換を行わせる。そして、変換結果として得られた信号をロジック回路308において信号処理し、得られた信号を外部に出力する。
【0007】
例えば、電池電圧の確認を行う際は、電池303が接続されているスイッチ307aのみを閉じ、AD変換器306にアナログデジタル変換をさせ、変換結果を取り込む。ロジック回路308では、入力したデータから電池残量を算出し、これを外部に出力し、外部表示装置(図示せず)などに表示する。
【0008】
また、外部回路304の信号の処理を行う場合には、スイッチ307bのみを閉じて、外部回路304の信号のみをAD変換器306によりアナログデジタル変換させ、変換結果をロジック回路308において所望の信号処理をして外部に出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のAD変換回路を集積した半導体集積回路においては、複数のアナログ入力信号をAD変換するためのAD変換回路を、各入力に対してそれぞれ個別に複数設ける代わりに、各入力を切り替えるアナログスイッチ群を設け、これにより選択した入力をAD変換回路に入力する構成とすることにより、1つのAD変換回路により複数信号のAD変換を可能として、回路規模の削減を実現していた。
【0010】
しかしながら、従来の半導体集積回路においては、消費電力を削減するために、アナログ回路301とロジック回路308への電源供給を停止すると、下記のような問題が生じる。
【0011】
まず、ロジック回路308への電源供給を停止し、電源がフローティング状態になることにより、ロジック回路308が出力するアナログスイッチ群307への制御信号が不定状態になり、2つ以上のスイッチが閉じてしまう可能性がある。この場合、電池303や、外部回路304、305が短絡することとなり、不必要な電池303の消費や、外部回路304、305の破損を生じる危険があるという問題点があった。
【0012】
また、電池303が接続されたスイッチ307aが閉じた状態でアナログ回路301とロジック回路308への電源供給が停止すると、電源が切れた状態であっても、電池303とアナログ回路301のグランドとの間で電流が流れ、電池303の消耗が速くなり、低消費電力化が図れないという問題点があった。
【0013】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、外部回路等に悪影響を与えることなく、消費電流を低減することが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)に係る半導体集積回路は、第1の電源電圧が供給され常時動作する第1の処理回路と、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる第2の処理回路と、を有する半導体集積回路であって、前記第1の処理回路は、前記第2の処理回路に対し、通常動作状態のときに第2の電源電圧を、待機状態のときに前記第2の電源電圧より低い第3の電源電圧を供給する電源制御手段と、半導体集積回路外部からの複数の入力信号がそれぞれ入力される複数のスイッチよりなり、通常動作状態のときには、前記第2の処理回路が出力する信号に基づいて、前記複数のスイッチのうちの1つが閉じて前記複数の入力信号のうちの1つが該半導体集積回路内部に出力され、待機状態のときには、前記第2の処理回路が出力する信号に基づいて、前記複数のスイッチのすべてが開くスイッチ群と、を備えるものである。
【0016】
また、本発明(請求項2)に係る半導体集積回路は、請求項1に記載の半導体集積回路において、前記第3の電源電圧が、略接地レベルであるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による半導体集積回路の構成を示すブロック図である。本実施の形態1においては、一例として外部からの信号入力として、2つの外部回路からの信号と、電池からの出力電圧とが入力される半導体集積回路について説明する。
【0019】
図1において、半導体集積回路100はアナログ回路101とロジック回路108とを備えている。アナログ回路101は、電池103の出力電圧、及び外部回路104、105からの信号をロジック回路108からの制御信号に基づいてアナログデジタル変換するAD変換器106と、AD変換器106に入力される信号を選択するアナログスイッチ群107を有しており、入力パッド125を介して接続されたアナログ回路用電源102で動作する。アナログスイッチ群107は、入力パッド120を介して入力される電池103の出力電圧を入力とするスイッチ107aと、入力パッド123を介して外部回路104から出力される信号を入力とするスイッチ107bと、入力パッド124を介して外部回路105から出力される信号を入力とするスイッチ107cとを有しており、スイッチ107a〜107cの出力はAD変換器106に入力されている。108はAD変換器106とアナログスイッチ107を制御し、AD変換器106の出力する変換結果を入力とし、信号処理を行うロジック回路である。111はロジック回路108へ供給する電源をロジック回路用高電圧側電源109もしくはロジック回路用低電圧側電源110に切り替えるロジック回路用電源切り替えスイッチである。112は外部より入力される切り替え信号113に従い、ロジック回路用電源切り替えスイッチ111を制御するための待機状態通知回路である。また、上述したロジック回路用電源切り替えスイッチ111および待機状態通知回路112が電源制御部130を構成している。スイッチ107a〜107cは、ロジック回路108からの制御信号により、いずれか1つだけを閉じた状態、あるいは全てを開いた状態に制御される。なお、ここでは、アナログスイッチ群107への入力信号を3つとし、アナログスイッチ群107を構成するスイッチを3つとした場合について説明しているが、入力信号の数が増減した場合、アナログスイッチ群107を構成するスイッチは、入力信号の数に相応して設ける。
【0020】
ロジック回路用電源切り替えスイッチ111は、入力パッド126を介してロジック回路用高電圧側電源109に、また、入力パッド127を介してロジック回路用低電圧側電源110に、それぞれ接続されている。
【0021】
本実施の形態1による半導体集積回路において、アナログ回路101と電源制御部130は、アナログ回路用電源102から電源電圧(第1の電源電圧)が供給され常時動作する処理回路(第1の処理回路)500であり、ロジック回路108は、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる処理回路(第2の処理回路)600である。
【0022】
以下、本実施の形態1に係る半導体集積回路の動作を説明する。
通常動作時において、待機状態通知回路112は通常動作/待機状態切り替え信号113aに従いロジック回路用高電圧側電源109をロジック回路108に供給するようロジック回路用電源切り替えスイッチ111を設定する。アナログ回路用電源102はアナログ回路101と、待機状態通知回路112へ電源を供給する。ロジック回路108は、所望の信号のアナログデジタル変換結果を得るために、アナログスイッチ群107のスイッチのうち1つだけを閉じ、AD変換器106にてアナログデジタル変換を行う。そして、変換結果として得られた信号をロジック回路108において信号処理し、得られた信号を外部に出力する。
【0023】
例えば、電池電圧の確認を行う際は、電池103が接続されているスイッチ107aのみを閉じ、AD変換器106にアナログデジタル変換させ、変換結果を取り込む。ロジック回路108では、入力したデータから電池残量を算出し、これを外部に出力し、外部表示装置(図示せず)に表示する。
また、外部回路104の信号の処理を行う場合には、スイッチ107bのみを閉じて、外部回路104の信号をAD変換器106によりアナログデジタル変換させ、変換結果をロジック回路108において所望の信号処理をして外部に出力する。
【0024】
待機状態時において、アナログ回路用電源102は、通常動作時と同様に、アナログ回路101、及び待機状態通知回路112へ電源を供給する。待機状態通知回路112は、待機状態であることを示す通常動作/待機状態切り替え信号113aに従い、ロジック回路用電源切り替えスイッチ111に対し、ロジック回路用高電圧側電源109からロジック回路用低電圧側電源110に出力を切り替えるよう指示する。これにより、ロジック回路108はロジック回路用低電圧側電源110と接続され、アナログスイッチ群107のスイッチ107a〜107cを全てが開くように制御する。
【0025】
ここで、ロジック回路用低電圧側電源110の出力電圧は、アナログ回路101に入力される信号がアナログ回路101内にてLOWレベルであると判定されるしきい値電圧以下の電圧に設定されている。この結果、アナログ回路101ではロジック回路108からの出力信号をすべてLOWレベルと判断し、アナログスイッチ群107の制御信号もすべてLOWレベルとなる。アナログスイッチ群107を、制御信号がLOWレベルである場合すべて開くように設計することにより、待機状態において、アナログスイッチ群107内のスイッチ107a〜107cはすべて開く。
【0026】
このように、AD変換を行わないときに、ロジック回路108に通常動作時に供給される電源電圧よりも低い電源電圧を供給するようにすることにより、ロジック回路108がアナログスイッチ群107に出力する制御信号を、上述した従来の技術のように不定状態ではなく、LOWレベルに固定して、アナログスイッチ群107内のスイッチ107a〜107cをすべて開くように制御することができ、スイッチ107a〜107cが不定状態となって起こる不必要な電池103の消費や、2つのスイッチが閉じることにより起こる短絡等による外部回路104,105への悪影響を防ぐことができる。
【0027】
ここで、ロジック回路用低電圧側電源110の電位としては、接地レベル(以後GNDと称す)が望ましい。なぜならば、ロジック回路108内の電位差が0になることによりリーク電流が最小限に抑えられるからであり、また、GNDの電源回路を作成することはGND以外の中間電位を発生する電源回路を作成するよりも非常に容易に実現可能だからである。
【0028】
このように、本実施の形態1に係る半導体集積回路によれば、第1の電源電圧が供給され常時動作する第1の処理回路500と、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる第2の処理回路600と、を有する半導体集積回路において、前記第1の処理回路500が、第2の処理回路であるロジック回路108に対して、通常動作状態のときにロジック回路用高電圧側電源109(第2の電源電圧)を、待機状態のときにロジック回路用高電圧側電源109よりも低電圧であるロジック回路用低電圧側電源110(第3の電源電圧)を、前記第2の処理回路に対し供給する電源制御部130を含むものとしたから、第2の処理回路であるロジック回路108の待機状態における出力を確定でき、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる第2の処理回路の出力を制御入力とするアナログスイッチ群107の動作に悪影響を与えることなく、消費電流を低減することができる。また、待機状態の際に、ロジック回路108から出力される制御信号により、AD変換回路106への入力信号を選択するためのアナログスイッチ群107のスイッチ107a〜107cを全て開くようにしたので、外部回路等に悪影響を与えることなく、消費電流を低減することができる。
【0029】
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2による半導体集積回路の構成を示すブロック図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当する部分である。待機状態通知回路212は外部より入力パッド213を介して入力される通常動作/待機状態切り替え信号213aに従い、信号確定回路214及びロジック回路用電源スイッチ215に対し、待機状態と通常動作状態のいずれかの状態を指示する信号を出力する。ロジック回路用電源スイッチ215は、待機状態通知回路212の出力に応じて、ロジック回路用高電圧側電源109とロジック回路208との接続、非接続を切り替える。信号確定回路214は入力の一方がロジック回路208の制御出力、もう一方が待機状態通知回路212の出力と接続され、その出力はアナログスイッチ群107の制御信号として使用される。この信号確定回路214は待機状態通知回路212の出力に応じて通常動作時にはロジック回路208から出力されるアナログスイッチ群107への制御信号をそのまま出力させるとともに、待機状態時には、常にアナログスイッチ群107の全てのスイッチを開くような制御信号を出力するものであり、この実施の形態2においては、信号確定回路214としてAND素子214aを用いている。上述した待機状態通知回路212、信号確定回路214、及びロジック回路用電源スイッチ215が電源制御部220を構成している。
【0030】
本実施の形態2による半導体集積回路において、アナログ回路101と電源制御部220は、アナログ回路用電源102から電源電圧(第1の電源電圧)が供給され常時動作する処理回路(第1の処理回路)700であり、ロジック回路208は、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる処理回路(第2の処理回路)800である。
【0031】
以下、動作を説明する。なお、上記実施の形態1と同様の構成の部分についての説明はここでは省略する。通常動作時において、待機状態通知回路212は通常動作/待機状態切り替え信号213aに従いロジック回路用電源スイッチ215を閉じ、信号確定回路214へはロジック回路208から出力されるアナログスイッチ群107への制御信号をそのまま出力させるような制御信号を出力する。本実施の形態2のように、信号確定回路214にAND素子214aを用いる場合、待機状態通知回路212は信号確定回路214へ通常動作時にはHIGHレベルを出力する。これにより、信号確定回路214の出力としては、ロジック回路208が出力する制御信号がそのまま出力され、アナログスイッチ群107のスイッチ107a〜107cはロジック回路208の制御信号に応じて選択的に一つだけ閉じた状態となる。
【0032】
待機状態においては、待機状態通知回路212は通常動作/待機状態切り替え信号213aに従い、ロジック回路用電源スイッチ215を開き、ロジック回路208への電源供給は停止する。アナログ回路用電源102から電源の供給を受け待機状態時も電源が停止しない待機状態通知回路212は信号確定回路214への出力をLOWレベルにすることにより待機状態であることを通知する。待機状態通知回路212からの信号に従い、信号確定回路214のAND素子214aはロジック回路208からの信号の値にかかわらず、制御信号としてLOWレベルを出力し、アナログスイッチ群107のスイッチ107a〜107cを制御信号がLOWレベルのとき全て開くよう設計しておくことにより、アナログスイッチ群107の全てのスイッチ107a〜107cが開放となる。この結果、ロジック回路208に供給する電源を断って、ロジック回路208の出力信号が不定となった場合に、スイッチ107a〜107cが不定状態となって起こる不必要な電池103の消費や、2つのスイッチが閉じることにより起こる短絡等による外部回路104,105への悪影響を防ぐことができる。
【0033】
このように、本実施の形態2によれば、第1の電源電圧が供給され常時動作する第1の処理回路700と、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる第2の処理回路800と、を有する半導体集積回路において、半導体集積回路外部からの複数の入力信号がそれぞれ入力される複数のスイッチ107a〜107cを有し、通常動作状態のときに、第2の処理回路であるロジック回路208が出力する信号に基づいて、前記複数のスイッチのうちの1つを閉じて前記複数の入力信号のうちの1つを選択して出力するスイッチ群107を備え、第1の処理回路700が、通常動作状態のときにロジック回路用高電圧側電源109(第2の電源電圧)をロジック回路208に対し供給し、待機状態のときに前記第2の電源電圧のロジック回路208に対する供給を停止するとともに、前記スイッチ群107の前記複数のスイッチ107a〜107cをすべて開くように制御する電源制御部220を含むものとしたから、前記複数の入力信号の信号源103,104、105に悪影響を与えることなく、消費電流を低減することができる。
【0034】
なお、前記各実施の形態においては、待機状態通知回路112、212に供給する電源がアナログ回路用電源102であるものについて説明したが、待機状態通知回路112、212に常時供給される電源であれば、アナログ回路用電源とは独立して設けた電源であっても良い。
【0035】
また、実施の形態1において、ロジック回路用電源切り替えスイッチ111を半導体集積回路内部に配置したが、待機状態通知回路112の制御に従い待機状態での第2の処理回路の電源電位を確定できるものであれば半導体集積回路外部に配置するものとしても良い。
【0036】
また、実施の形態2において、ロジック回路用電源スイッチ215を半導体集積回路内部に配置したが、待機状態通知回路212の制御に従い待機状態での第2の処理回路の電源供給を停止することができるものであれば半導体集積回路外部に配置するものとしても良い。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明(請求項1)によれば、第1の電源電圧が供給され常時動作する第1の処理回路と、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる第2の処理回路と、を有する半導体集積回路であって、前記第1の処理回路は、前記第2の処理回路に対し、通常動作状態のときに第2の電源電圧を、待機状態のときに前記第2の電源電圧より低い第3の電源電圧を供給する電源制御手段と、半導体集積回路外部からの複数の入力信号がそれぞれ入力される複数のスイッチよりなり、通常動作状態のときには、前記第2の処理回路が出力する信号に基づいて、前記複数のスイッチのうちの1つが閉じて前記複数の入力信号のうちの1つが該半導体集積回路内部に出力され、待機状態のときには、前記第2の処理回路が出力する信号に基づいて、前記複数のスイッチのすべてが開くスイッチ群と、を備えるものとしたから、前記複数の入力信号の信号源に悪影響を与えることなく、消費電流を低減することができる半導体集積回路を提供できる効果がある。
【0039】
また、本発明(請求項2)によれば、請求項1に記載の半導体集積回路において、前記第3の電源電圧を接地レベルとしたから、待機状態時の前記第2の処理回路のリーク電流を最小限に抑えることができ、かつ回路設計を容易にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2による半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
【図3】従来の半導体集積回路のブロック図である。
【符号の説明】
101 アナログ回路
102 アナログ回路用電源
103 電池
104、105 外部回路
106 AD変換器
107 アナログスイッチ群
107a〜107c スイッチ
108,208 ロジック回路
109 ロジック回路用高電圧側電源
110 ロジック回路用低電圧側電源
111 ロジック回路用電源切り替えスイッチ
112、212 待機状態通知回路
113a、213a 通常動作/待機状態切り替え信号
130、220 電源制御部
214 信号確定回路
215 ロジック回路用電源スイッチ
500、700 第1の処理回路
600、800 第2の処理回路
Claims (2)
- 第1の電源電圧が供給され常時動作する第1の処理回路と、通常動作状態と待機状態に動作状態が切り換わる第2の処理回路と、を有する半導体集積回路であって、
前記第1の処理回路は、
前記第2の処理回路に対し、通常動作状態のときに第2の電源電圧を、待機状態のときに前記第2の電源電圧より低い第3の電源電圧を供給する電源制御手段と、
半導体集積回路外部からの複数の入力信号がそれぞれ入力される複数のスイッチよりなり、通常動作状態のときには、前記第2の処理回路が出力する信号に基づいて、前記複数のスイッチのうちの1つが閉じて前記複数の入力信号のうちの1つが該半導体集積回路内部に出力され、待機状態のときには、前記第2の処理回路が出力する信号に基づいて、前記複数のスイッチのすべてが開くスイッチ群と、を備える、
ことを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路において、
前記第3の電源電圧は、略接地レベルである、
ことを特徴とする半導体集積回路。
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