JP2008113528A - 電源回路、電源供給制御方法、及び該電源回路を備えた電子機器、動作状態監視制御プログラム - Google Patents

電源回路、電源供給制御方法、及び該電源回路を備えた電子機器、動作状態監視制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話機などの電子機器の機能向上により増加した消費電流を賄いつつ、発熱を抑制し、機器が正常に動作可能となる電源回路を提供する。
【解決手段】制御部67により携帯電話機1Aの動作が監視され、この動作に対応する消費電流と二次電池69の充電電流との和があらかじめ設定されている電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号mssが出力され、pMOS65がオフとなって二次電池69の充電が停止され、CC/CV制御部72及びpMOS64により内部回路に二次電池69の定格電圧と同一レベルの定電圧4.2Vが供給され、かつ、電流制限値が同内部回路の現時点の消費電流に対応した値に設定されるので、二次電池69の放電が防止される。また、システム電源電流epaが多い場合には、二次電池69が切り離されるので、充電による二次電池69の発熱がなくなり、携帯電話機1A本体の発熱が抑制される。
【選択図】図1

Description

この発明は、電源回路、電源供給制御方法、及び該電源回路を備えた電子機器に係り、特に、近年の携帯電話機などのように、通常の通話機能の他、たとえばカメラ機能やテレビ機能など、多数の機能を有する小型の携帯用電子機器に用いて好適な電源回路、電源供給制御方法、及び該電源回路を備えた電子機器に関する。
小型の電子機器である携帯電話機などは、近年では、通常の通話機能の他、たとえばカメラ機能やテレビ機能など、多数の機能が設けられているため、消費電流が増加する傾向にある。また、充電可能な二次電池は、同機器に密着した状態で装着されている。このような電子機器の内部に設けられている電源回路により同電子機器の動作中に二次電池を充電する場合、ACアダプタ(充電器)からの供給電流は、同電池の充電電流として使用される他、同電子機器の内部回路で消費されるが、その消費電力による発熱や同電池の発熱は、使用方法によっては許容量を超えることがあるため、電流を制限することで、その発熱が抑制されるようになっている。
この種の電源回路を備えた電子機器は、たとえば図6に示すように、携帯電話機1であり、上側ユニット10と、下側ユニット20とから構成され、同下側ユニット20は同上側ユニット10に対してヒンジ部11を介して結合されている。そして、上側ユニット10には、アンテナ12が設けられ、又、下側ユニット20に接するように折り畳んだときに同下側ユニット20に接する前面側に表示部13及び受話部14が設けられている。下側ユニット20は、上側ユニット10に接するように折り畳んだときに同上側ユニット10に接する前面に、複数のボタンスイッチなどで構成された操作部21、及び送話部(マイクロホン)22が設けられ、電源用の二次電池が放電したときには専用の充電装置の置台30に装着載置されて充電される。充電装置の置台30は、ACアダプタ31から供給される電源電圧を下側ユニット20の図示しない充電用の電源入力端子へ入力する。ACアダプタ31は、ACコンセント32から得られる交流電源(たとえば、商用電源)を所定の電圧の直流電源に変換する。
図7は、図6中の携帯電話機1の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この携帯電話機1は、同図7に示すように、電源入力端子41と、抵抗42と、pチャネル型MOSトランジスタ(以下、「pMOS」という)43と、pMOS44と、充電制御部45と、充電用出力端子46とを備え、これらにより電源回路が構成されている。また、電源入力端子41にはACアダプタ31が接続され、充電用出力端子46には二次電池47が接続されている。充電制御部45は、電流検出部48と、ON/OFF制御部49と、CC/CV制御部50とから構成されている。抵抗42は、ACアダプタ31から電源入力端子41を経て供給される電流を検出するための電圧を発生する。pMOS43は、ON/OFF制御部49によりオン/オフ制御され、ACアダプタ31からの電源の供給開始/停止の制御を行う。
電流検出部48は、抵抗42の両端の電圧に基づいて同抵抗42に流れる電流を検出して電流検出値sbaを出力する。CC/CV制御部50は、pMOS44のドレインの電圧(システム電源電圧spv、電池電圧bav)及び電流検出部48からの電流検出値sbaに基づいて同pMOS44のソース・ドレイン間の抵抗値を制御し、同ドレインに接続されている内部回路及び二次電池47に対して定電流又は定電圧で電源を供給する。
このCC/CV制御部50の定電流の電流制限値malは、内部回路で消費されるシステム電源電流spa及び二次電池47の充電電流cabによる携帯電話機1の発熱量が許容範囲内になるように、あらかじめ設定されている。二次電池47は、たとえばリチウムイオン電池などで構成されている。なお、pMOS43の図示しない寄生ダイオードにより、二次電池47からACアダプタ31への電流の逆流が防止される。
この携帯電話機1の電源回路では、ACアダプタ31から電源が供給され、充電制御部45により二次電池47に定電流/定電圧充電が行われる。すなわち、充電制御部45のCC/CV制御回路50により、充電開始時において、二次電池47の容量に対応した定電流充電が行われ、同二次電池47の電圧が所定の基準値を超えたときから満充電電圧に達するまで定電圧充電が行われ、かつ、同二次電池47の電圧が満充電電圧に達したとき、充電が停止される。また、動作中の内部回路にも、システム電源ラインVLを経て電源が供給される。
上記の電源回路の他、従来、この種の技術としては、たとえば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載された電源装置では、AC/DCコンバータの出力をDC/DCコンバータに供給する出力ライン上にヒューズが挿入され、制御信号生成手段として電流制御回路と、分離手段としてFETとが設けられている。電流制御回路では、ヒューズの両端の電圧が検出されて増幅される。そして、ヒューズに流れる電流に応じた増幅出力が所定の閾値より大きくなったとき、過電流状態と判定されて低レベルの制御信号が生成され、同制御信号がFETのゲート電極に供給されて同FETがオフ状態となり、バッテリが出力ラインから切り離される。これにより、過負荷状態が回避されて安定した電力が主負荷に供給される。
また、特許文献2に記載された負荷駆動装置では、負荷駆動回路がバッテリなどの電源電圧を負荷に供給すると共に、出力電流を制限値以下に制限する。一方、電源スイッチがオンされていないスタンバイ状態では、スタンバイ制御部からマイコンにスタンバイ信号が供給されると共に、負荷駆動回路の電流制限値を低く設定するための電流制限値切替信号が同負荷駆動回路に入力される。この状態で負荷電流が異常に増加し、低く設定されている電流制限値を超えると、電流制限がかかり、出力が低下する。一方、電源スイッチがオンされ、通常の使用状態になると、スタンバイ制御部は、負荷駆動回路の電流制限値を高く設定する。
特開2001−327073号公報(要約書、図1) 特開2004−320890号公報(要約書、図1)
しかしながら、上記従来の携帯電話機の電源回路では、次のような問題点があった。
すなわち、携帯電話機1の一部の機能のみが使用されているとき、図8に示すように、システム電源電流spaは200mA、及び充電電流cabが200mAであり、合計の電流値が電流制限値mal(400mA)の範囲内であるが、携帯電話機1の複数の機能が同時にアクティブモードになったとき、時刻t1において、システム電源電流spaが増大(600mA)して電流制限値mal以上になると、ACアダプタ1からの供給電流では不足して充電電流cabが低下し、さらには、二次電池47からも並列で電流供給する状態となるため、マイナス(−200mA)、つまり二次電池47からシステム電源ラインVL側へ放電する状態となる。システム電源ラインVLのシステム電源電圧spvは、二次電池47の電池電圧bavと同等なので、電池容量が低い状態で放電すると、同電池電圧bavは内部回路が動作可能な電圧を下回り、時刻t2でシステム電源電流spaが200mAに戻るまで同内部回路が動作不能となる。
また、携帯電話機1では、二次電池47が密着した状態で装着されているので、充電による同二次電池47の発熱と、内部回路の消費電流による同携帯電話機1本体の発熱とが総和される。安全性を考慮して発熱を抑制するために、電流制限値malは低く設定する必要があるが、近年では、高機能化によってシステム電源電流spaが増加する傾向にある。この場合、ユーザ側から見れば、ACアダプタ1を接続して充電しているにも関わらず、電池電圧bavが低下して携帯電話機1の動作が停止するという問題点がある。
また、特許文献1に記載された電源装置では、バッテリを出力ラインから切り離す構成に限定されているので、この発明とは目的は類似しているが、構成が異なる。
特許文献2に記載された負荷駆動装置では、負荷の異常を検出するために、動作状態に応じて負荷駆動回路の電流制限値を変更するものであり、上記の問題点を改善するものではない。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、多数の機能が設けられているために増加した消費電流に対応可能で、かつ発熱が抑制され、機器が正常に動作可能となる電源回路、電源供給制御方法、及び同電源回路を備えた電子機器、動作状態監視制御プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路に係り、前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視手段と、該動作状態監視手段から前記電源供給モード切替え信号が出力されたとき、前記二次電池に対する前記充電電流の供給を停止すると共に、前記内部回路に対して所定の定電圧で電源を供給し、かつ、前記電流制限値を該内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定する電源供給制御手段とが設けられていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電源回路に係り、前記電源供給制御手段は、前記内部回路に対して前記二次電池の定格電圧と同一レベルの前記定電圧で電源を供給する構成とされていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路に係り、前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視手段と、前記二次電池の前記充電電流を検出する電流検出手段と、前記動作状態監視手段から前記電源供給モード切替え信号が出力され、かつ前記電流検出手段による前記充電電流の検出結果が前記二次電池の放電を示そうとするとき、前記電流制限値を前記内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定して電源を供給する電源供給制御手段とが設けられていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の電源回路に係り、前記二次電池は前記電子機器に装着され、当該電源回路は前記電子機器の内部に設けられていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路に用いられる電源供給制御方法に係り、前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視処理と、前記電源供給モード切替え信号が出力されたとき、前記二次電池に対する前記充電電流の供給を停止すると共に、前記内部回路に対して所定の定電圧で電源を供給し、かつ、前記電流制限値を該内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定する電源供給制御処理とを行うことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の電源供給制御方法に係り、前記電源供給制御処理では、前記内部回路に対して前記二次電池の定格電圧と同一レベルの前記定電圧で電源を供給することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路に用いられる電源供給制御方法に係り、前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視処理と、前記二次電池の前記充電電流を検出する電流検出処理と、前記動作状態監視手段から前記電源供給モード切替え信号が出力され、かつ前記電流検出手段による前記充電電流の検出結果が前記二次電池の放電を示そうとするとき、前記電流制限値を前記内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定して電源を供給する電源供給制御処理とを行うことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、電子機器に係り、請求項1、2、3又は4記載の電源回路を備えたことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、動作状態監視制御プログラムに係り、コンピュータを請求項1又は3記載の動作状態監視手段として機能させることを特徴としている。
この発明の構成によれば、動作状態監視手段により、電子機器の内部回路の動作状態が監視され、同動作状態に対応する消費電流と二次電池に対する充電電流との和が電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号が出力され、同電源供給モード切替え信号が出力されたとき、電源供給制御手段により、二次電池に対する充電電流の供給が停止されると共に、電子機器の内部回路に対して所定の定電圧で電源が供給され、かつ、電流制限値が、同内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定されるので、二次電池の放電を防止できる。また、充電による二次電池の発熱がなくなり、発熱量の総和が変わらない範囲で内部回路に対して電源電流を増加させることができるので、電子機器本体の発熱を抑制することができる。
また、動作状態監視手段により、電子機器の内部回路の動作状態が監視され、同動作状態に対応する消費電流と二次電池に対する充電電流との和が電流制限値を超える状態のときに電源供給モード切替え信号が出力され、電流検出手段により、二次電池の充電電流が検出され、同充電電流の検出結果が二次電池の放電を示そうとするとき、電源供給制御手段により、電流制限値が、内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定されて電源が供給されるので、二次電池の放電を防止できると共に同二次電池の発熱をなくすことができる。また、発熱量の総和が変わらない範囲で内部回路に対して電源電流を増加させることができるので、電子機器本体の発熱を抑制することができる。
制御部により電子機器の内部回路の動作状態が監視され、この動作状態に対応する消費電流と二次電池に対する充電電流との和が電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号が出力され、同二次電池に対する充電電流の供給が停止されると共に、同内部回路に対して同二次電池の定格電圧と同一レベルの定電圧が供給され、かつ、電流制限値が同内部回路の現時点の消費電流に対応した値に設定される電源回路、電源供給制御方法、及び同電源回路を備えた電子機器、動作状態監視制御プログラムを提供する。
図1は、この発明の第1の実施例である電源回路を備えた電子機器の要部の電気的構成を示す回路図である。
この例の電子機器は、同図に示すように、携帯電話機1Aであり、電源入力端子61と、抵抗62と、pMOS63と、pMOS64と、pMOS65と、充電制御部66と、制御部67と、充電用出力端子68とを備え、これらにより電源回路が構成されている。また、充電用出力端子68には二次電池69が接続され、同二次電池69は携帯電話機1A本体に密着するように装着されている。電源入力端子61には、従来の図6又は図7と同様に、ACアダプタ31が接続されている。充電制御部66は、電流検出部70と、ON/OFF制御部71と、CC(Constant Current、定電流)/CV(Constant Voltage、定電圧)制御部72とから構成されている。
抵抗62は、ACアダプタ31から電源入力端子61を経て供給される電流を検出するための電圧を発生する。pMOS63は、ON/OFF制御部71によりオン/オフ制御され、ACアダプタ31からの電源の供給開始/停止の制御を行う。電流検出部70は、抵抗62の両端の電圧に基づいて同抵抗62に流れる電流を検出して電流検出値suaを出力する。制御部67は、この携帯電話機1A全体を制御するCPU(中央処理装置)67a、及び同CPU67aを動作状態監視手段として機能させるための同CPU67aが読み取り可能な動作状態監視制御プログラムが記録されたROM(リード・オンリ・メモリ)67bを有している。特に、この実施例では、制御部67は、携帯電話機1A内部の動作状態を監視し、たとえば、無線通信、カメラ動作、大音量でのスピーカ鳴動、LED点灯などが同時に発生する状態など、この動作状態に対応する消費電流と二次電池69の充電電流との和があらかじめ設定されている電流制限値を超える状態のときに電源供給モード切替え信号mssを出力する。
pMOS65は、電源供給モード切替え信号mssがノンアクティブモード(低レベル、“L”)のときにオン状態となって二次電池69に対して充電電流を供給する一方、アクティブモード(高レベル、“H”)のときにオフ状態となり、二次電池69とシステム電源ラインVLとの間をオフ状態とすることにより、同二次電池69に対する充電電流の供給を停止する。CC/CV制御部72は、pMOS64のドレインの電圧(すなわち、システム電源電圧spw)及び電流検出部70からの電流検出値suaに基づいて同pMOS64のソース・ドレイン間の抵抗値を制御し、電源供給モード切替え信号mssが“L”のとき、同ドレインに接続されている内部回路に対して定電流又は定電圧で電源を供給すると共に、オン状態のpMOS65を介して二次電池69に定電流又は定電圧で電源を供給する。このCC/CV制御部72の定電流の電流制限値malは、内部回路で消費されるシステム電源電流epa及び二次電池69の充電電流ecaによる携帯電話機1Aの発熱量が許容範囲内になるように、あらかじめ設定されている。上記内部回路は、上記制御部67の他、図示しない無線回路やカメラ部など、電流を消費する全ての部分である。
また、CC/CV制御部72は、電源供給モード切替え信号mssが“H”のとき、システム電源電圧spw及び電流検出値suaに基づいてpMOS64のソース・ドレイン間の抵抗値を制御し、内部回路に対して所定の定電圧で電源を供給し、かつ、電流制限値malを、同内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定する。特に、この実施例では、CC/CV制御部72は、内部回路に対して二次電池69の定格電圧と同一レベルの定電圧で電源を供給する。これらのpMOS64,65及びCC/CV制御部72で、電源供給制御手段が構成されている。二次電池69は、たとえばリチウムイオン電池などで構成されている。なお、pMOS63の図示しない寄生ダイオードにより、二次電池69からACアダプタ31への電流の逆流が防止される。
図2は、図1の携帯電話機1Aの動作を説明するタイムチャートであり、縦軸に電流値、電圧値及び論理レベル、及び横軸に時間がとられている。
また、図3が、図1中のCC/CV制御部72の動作の一例を説明する図であり、縦軸に電圧レベル、及び横軸に充電時間がとられている。
これらの図を参照して、この例の電源回路に用いられる充電制御方法の処理内容について説明する。
この電源回路では、ACアダプタ31から供給される電源が二次電池69に対する充電電流として供給されると共に、携帯電話機1Aの内部回路に対する電源電流として供給される。そして、制御部67により携帯電話機1Aの内部回路の動作状態が監視され、この動作状態に対応する消費電流と二次電池69の充電電流との和があらかじめ設定されている電流制限値を超える状態のときに電源供給モード切替え信号mssが出力され(動作状態監視処理)、同電源供給モード切替え信号mssが出力されたとき、pMOS65がオフ状態となって二次電池69に対する充電電流の供給が停止されると共に、CC/CV制御部72及びpMOS64により内部回路に対して二次電池69の定格電圧と同一レベルの定電圧で電源が供給され、かつ、電流制限値が、同内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定される(電源供給制御処理)。
すなわち、電源入力端子61にACアダプタ31が接続されている場合、二次電池69が定電流/定電圧充電されると同時に、ACアダプタ31からシステム電源ラインVLへ電源供給が行われる。この場合、ON/OFF制御部71によりpMOS63がオン状態となり、ACアダプタ31からの電源供給が開始される。そして、ACアダプタ31の供給電流が抵抗62及び電流検出部70で検出され、電流検出値sua及びシステム電源ラインVLの電圧値(システム電源電圧spw)がCC/CV制御部72へ入力され、pMOS64及びCC/CV制御部72による定電流/定電圧制御により二次電池69に対して充電が行われる。定電流/定電圧制御による充電では、通常、二次電池69の電圧が定格電圧よりある程度低い場合には、定電流充電によって発熱量の制限や電池保護を行いつつ、制御した電流で充電が行われ、定格電圧付近にある場合には、設定した電圧で充電が完了するように定電圧制御で充電が行われる。
たとえば、図2に示すように、携帯電話機1Aの内部回路の消費電流であるシステム電源電流epaが200mAで、電流制限値malが400mAで定電流制御される場合、二次電池69への充電電流ecaは200mAとなる。ここで、二次電池69の定格電圧を4.2V、及び現時点の出力電圧を定格電圧より十分に低い3.2Vとして定電流充電が行われるものとすると、この場合の電流制限値malは定電流制御における電流制御値(400mA)となる。
この後、時刻t1において、たとえば、無線通信、カメラ動作、大音量でのスピーカの鳴動、LED点灯などが同時に発生する状態になり、システム電源電流epaが電流制限値mal(400mA)以上である600mAに増加する場合、制御部67から出力される電源供給モード切替え信号mssが“L”から“H”へ変化する。このとき、pMOS65がオフ状態となり、二次電池69とシステム電源ラインVLとが切り離されると同時に、CC/CV制御部72で二次電池69に対する充電が定電圧制御へ切り替えられ、また、電流制限値malは、内部回路が必要とするシステム電源電流epaの600mAまで増加する。この場合の電流制限値malは、定電圧制御における最大電流制限値となる。これらの動作により、二次電池69に対する充電電流ecaはゼロとなり、電池電圧eavが低下することはない。なお、上記電流制限値malの600mAは、携帯電話機1Aの設計段階において既知のものとする。
一方、システム電源ラインVLの電圧であるシステム電源電圧spwは、電源供給モード切替え信号mssが“L”のときは定電流制御が行われていることにより、電池電圧eavと同一の3.2Vであるが、電源供給モード切替え信号mssが“H”になると、定電圧制御が行われることにより4.2Vに上昇する。システム電源電圧spwが上昇すると、ACアダプタ31の出力電圧との電位差が小さくなるので、抵抗62、pMOS63及びpMOS64を合わせた消費電力は小さくなるため、発熱許容範囲が不変でも、ACアダプタ31の供給電流を増加させることが可能である。
上記無線通信、カメラ動作、大音量でのスピーカの鳴動、LED点灯などが終了したとき、時刻t2において、システム電源電流epaの増加期間が終了して200mA程度に低減し、電源供給モード切替え信号mssが“H”から“L”に遷移する。そして、pMOS65がオン状態となって二次電池69とシステム電源ラインVLとが接続され、CC/CV制御部72が定電流制御する状態に切り替えられると共に、電流制限値malが400mAとなる。システム電源電流epaが200mAまで低下したとき、200mAの定電流充電が行われる。
この定電流充電では、図3に示すように、充電開始時において、CC(定電流)充電により、一定の電流で充電が行われる。この後、電池電圧が約4.1Vを超えたところでCV(定電圧)充電に自動的に切換えられ、一定の電圧で充電が行われる。そして、電池電圧は、満充電電圧である4.2Vに漸次近付いていく。CC/CV制御部72の制御により、二次電池69に電圧4.2Vが印加されると共に、同二次電池69が要求する電流が流れるので、時刻teにおける充電完了に至るまで徐々に電流が減少していく。また、動作中の図示しない内部回路にも、システム電源ラインVLを経て電源が供給される。
以上のように、この第1の実施例では、制御部67により携帯電話機1A内部の動作状態が監視され、この動作状態に対応する消費電流と二次電池69の充電電流との和があらかじめ設定されている電流制限値を超える状態のときに電源供給モード切替え信号mssが出力され、pMOS65がオフ状態となって二次電池69に対する充電電流の供給が停止されると共に、CC/CV制御部72及びpMOS64により内部回路に対して二次電池69の定格電圧と同一レベルの定電圧4.2Vが供給され、かつ、電流制限値malが同内部回路の現時点の消費電流に対応した600mAに設定されるので、二次電池69の放電が防止される。また、システム電源電流epaが少ない場合、電流制限値malは、充電による二次電池69の発熱量と同システム電源電流epaによる内部回路の発熱量との総和が許容範囲内になるよう設定される一方、システム電源電流epaが多い場合には、二次電池69が切り離されるので、充電による二次電池69の発熱がなくなり、発熱量の総和が変わらない範囲でシステム電源電流epaを増加させることができるため、携帯電話機1A本体の発熱が抑制される。
図4は、この発明の第2の実施例である電源回路を備えた携帯電話機の要部の電気的構成を示す回路図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この例の携帯電話機1Bでは、同図4に示すように、図1中の充電制御部66に代えて、異なる構成の充電制御部66Aが設けられ、また、抵抗73が設けられると共に、同図1中のpMOS65が削除されている。充電制御部66Aでは、図1中のCC/CV制御部72に代えて、異なる機能を有するCC/CV制御部72Aが設けられ、また、電流検出部74が新たに設けられている。抵抗73は、二次電池69の充電電流を検出するための電圧を発生する。電流検出部74は、抵抗73の両端の電圧に基づいて同抵抗73に流れる充電電流を検出して電流検出値cuaを出力する。
CC/CV制御部72Aは、電流検出部70からの電流検出値suaに基づいてpMOS64のソース・ドレイン間の抵抗値を制御し、電源供給モード切替え信号mssが“L”のとき、同ドレインに接続されている内部回路に対して定電流で電源を供給する。このCC/CV制御部72Aの定電流の電流制限値malは、内部回路で消費されるシステム電源電流epa及び二次電池69の充電電流ecaによる携帯電話機1Bの発熱量が許容範囲内になるように、あらかじめ設定されている。また、CC/CV制御部72Aは、電源供給モード切替え信号mssが“H”で、かつ、電流検出値cuaが二次電池69の放電を示そうとする(すなわち、マイナスになろうとする)とき、電流制限値malを、上記内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定する。特に、この実施例では、CC/CV制御部72Aは、電流検出値cuaに基づいて、二次電池69の充電電流ecaがゼロになるようにフィードバック制御を行う。これらのpMOS64及びCC/CV制御部72Aで、電源供給制御手段が構成されている。他は、図1と同様の構成である。
図5は、図4の携帯電話機1Bの動作を説明するタイムチャートである。
この図を参照して、この例の電源回路に用いられる充電制御方法の処理内容について説明する。
この電源回路では、ACアダプタ31から供給される電源が二次電池69に対する充電電流として供給されると共に携帯電話機1Bの内部回路に対する電源電流として供給される。そして、制御部67により携帯電話機1B内部の動作状態が監視され、この動作状態に対応する消費電流と二次電池69の充電電流との和があらかじめ設定されている電流制限値を超える状態のときに電源供給モード切替え信号mssが出力される(動作状態監視処理)。また、電流検出部74により、二次電池69の充電電流が検出されて電流検出値cuaが出力される(電流検出処理)。そして、制御部67から電源供給モード切替え信号mssが出力され、かつ電流検出部74の電流検出値cuaが二次電池69の放電を示そうとするとき、電流制限値malが、内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定される(電源供給制御処理)。
すなわち、図5に示すように、システム電源電流epaが200mAで電源供給モード切替え信号mssが“L”、及び電流制限値malが400mAの場合は、出力電圧3.2Vの二次電池69に対して200mAの定電流充電が行われる。時刻t1において、システム電源電流epaが増大する場合、電源供給モード切替え信号mssが“H”になり、CC/CV制御部72Aでは、電流検出回路73からの電流検出値cuaの入力を有効にする。また、システム電源電流epaの増加に応じて、充電電流ecaが低下する。充電電流ecaがゼロになると、CC/CV制御部72Aでは、電流制限値malを増加させることにより、充電電流ecaがマイナスとなる状態、つまり二次電池69からの放電が発生しないようにフィードバック制御を行う。これにより、充電電流ecaがゼロとなるため、電池電圧eavが低下することはない。
時刻t2において、システム電源電流epaが再び200mA程度に低減する場合は、電流制限値malが元の400mAまで低下したところで充電電流ecaが増加し始め、システム電源電流epaが200mAに低下した時点で充電電流ecaが200mAとなる。システム電源電流epaの増加期間が終了したことで、電源供給モード切替え信号mssは“L”となり、CC/CV制御部72Aでは、電流検出回路29からの電流検出値cuaの入力を無効にする。これらの動作により、電源供給モード切替え信号mssが“H”になった後でシステム電源電流epaが増加し、二次電池69が放電しそうな状態になると、電流制限値malが増加してシステム側への電流供給量を増やしてACアダプタ31から賄うことが可能となる。
以上のように、この第2の実施例では、制御部67により携帯電話機1B内部の動作状態が監視され、この動作状態に対応する消費電流と二次電池69の充電電流との和があらかじめ設定されている電流制限値を超える状態のときに電源供給モード切替え信号mssが出力され、また、電流検出部74により二次電池69の充電電流が検出されて電流検出値cuaが出力され、同電源供給モード切替え信号mssが出力され、かつ同電流検出値cuaが二次電池69の放電を示そうとするとき、電流制限値malが、内部回路の現時点の消費電流に対応した600mAに設定されるので、二次電池69の放電が防止されると共に同二次電池69の発熱がなくなり、発熱量の総和が変わらない範囲でシステム電源電流epaを増加させることができるため、携帯電話機1B本体の発熱が抑制される。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、上記各実施例では、制御部67から電源供給モード切替え信号mssが出力されているとき、電流制限値malが内部回路の現時点の消費電流に対応した600mAに設定されるが、ACアダプタ31の容量の許容範囲内で、内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上であれば良い。また、図1中のpMOS63、pMOS64及びpMOS65は、充電制御部66がnチャネル型MOSトランジスタ(nMOS)を駆動可能な回路であれば、nMOSでも良く、また、バイポーラトランジスタを駆動可能な回路であれば、バイポーラトランジスタでも良い。
また、電流制限値malは、内部回路が必要とするシステム電源電流epa(すなわち、内部回路の現時点の消費電流)の600mAまで増加するが、ACアダプタ31の電流容量の範囲内であれば、同600mA以上でも良い。また、電流検出用の抵抗62,73は、電流センサなどでも良い。また、図3に示すCC/CV制御部72の動作は、二次電池69がリチウムイオン電池の場合に対応しているが、二次電池69の種類(たとえば、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池など)に応じて変更される。また、上記各実施例では、電子機器として携帯電話機を例にして説明したが、たとえばPDA(Personal Digital Assistants )や携帯用音楽再生機器(MDプレーヤ、ハードディスクプレーヤなど)などでも、上記各実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。
この発明は、装着された二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器の電源回路全般に適用でき、特に、携帯電話機など、多数の機能を有する小型の携帯用電子機器に用いて有効である。
この発明の第1の実施例である電源回路を備えた電子機器の要部の電気的構成を示す回路図である。 図1の携帯電話機1Aの動作を説明するタイムチャートである。 図1中のCC/CV制御部72の動作の一例を説明する図である。 この発明の第2の実施例である電源回路を備えた携帯電話機の要部の電気的構成を示す回路図である。 図4の携帯電話機1Bの動作を説明するタイムチャートである。 従来の電源回路が設けられた電子機器の二次電池が充電される状態を示す図である。 図6中の携帯電話機1の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図7の携帯電話機1の電源回路の動作を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1A,1B 携帯電話機(電子機器)
31 ACアダプタ(外部電源装置)
62 抵抗(電源供給制御手段の一部)
64 pMOS(電源供給制御手段の一部)
65 pMOS(電源供給制御手段の一部)
66,66A 充電制御部(電源供給制御手段の一部)
67 制御部(動作状態監視手段)
69 二次電池
70 電流検出部(電源供給制御手段の一部)
72,72A CC/CV制御部(電源供給制御手段の一部)
73 抵抗(電流検出手段の一部)
74 電流検出部(電流検出手段の一部)

Claims (9)

  1. 二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路であって、
    前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視手段と、
    該動作状態監視手段から前記電源供給モード切替え信号が出力されたとき、前記二次電池に対する前記充電電流の供給を停止すると共に、前記内部回路に対して所定の定電圧で電源を供給し、かつ、前記電流制限値を該内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定する電源供給制御手段とが設けられていることを特徴とする電源回路。
  2. 前記電源供給制御手段は、
    前記内部回路に対して前記二次電池の定格電圧と同一レベルの前記定電圧で電源を供給する構成とされていることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路であって、
    前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視手段と、
    前記二次電池の前記充電電流を検出する電流検出手段と、
    前記動作状態監視手段から前記電源供給モード切替え信号が出力され、かつ前記電流検出手段による前記充電電流の検出結果が前記二次電池の放電を示そうとするとき、前記電流制限値を前記内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定して電源を供給する電源供給制御手段とが設けられていることを特徴とする電源回路。
  4. 前記二次電池は前記電子機器に装着され、
    当該電源回路は前記電子機器の内部に設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電源回路。
  5. 二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路に用いられる電源供給制御方法であって、
    前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視処理と、
    前記電源供給モード切替え信号が出力されたとき、前記二次電池に対する前記充電電流の供給を停止すると共に、前記内部回路に対して所定の定電圧で電源を供給し、かつ、前記電流制限値を該内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定する電源供給制御処理とを行うことを特徴とする電源供給制御方法。
  6. 前記電源供給制御処理では、
    前記内部回路に対して前記二次電池の定格電圧と同一レベルの前記定電圧で電源を供給することを特徴とする請求項5記載の電源供給制御方法。
  7. 二次電池を電源として所定の動作を行う電子機器に設けられ、外部電源装置から供給される電源を前記二次電池に対しては充電電流として供給すると共に、当該電子機器の内部回路に対しては電源電流として供給する電源回路に用いられる電源供給制御方法であって、
    前記内部回路の動作状態を監視し、該動作状態に対応する消費電流と前記充電電流との和が前記電流制限値を超えるときに電源供給モード切替え信号を出力する動作状態監視処理と、
    前記二次電池の前記充電電流を検出する電流検出処理と、
    前記動作状態監視手段から前記電源供給モード切替え信号が出力され、かつ前記電流検出手段による前記充電電流の検出結果が前記二次電池の放電を示そうとするとき、前記電流制限値を前記内部回路の現時点の消費電流に対応した値以上に設定して電源を供給する電源供給制御処理とを行うことを特徴とする電源供給制御方法。
  8. 請求項1、2、3又は4記載の電源回路を備えたことを特徴とする電子機器。
  9. コンピュータを請求項1又は3記載の動作状態監視手段として機能させるためのコンピュータ読み取り可能な動作状態監視制御プログラム。
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