JP4012221B2 - レーザ加工ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、集光光学系によりレーザ光を集光して加工ノズルを通じて照射すると共に加工ノズルからアシストガスを噴射しつつ被加工ワークのレーザ加工を行うレーザ加工ヘッドに関する。
レーザ加工機の加工ヘッドにおいては、レーザ光を集光する集光光学系が保持されており、また、アシストガスを加工ヘッドに供給するアシストガス供給口が形成されている。集光光学系、例えば集光レンズにより集光されたレーザ光とアシストガス供給口から供給されたアシストガスとが加工ヘッドの加工ノズルから被加工ワークに向けられ、それにより、被加工ワークが加工される。また、加工ヘッドにおいて集光光学系と加工ノズルとの間の空間は加工ヘッドチャンバと呼ばれている。
また、近年では高出力のレーザとして炭酸ガスレーザが使用されている。このような炭酸ガスレーザにおいては、波長の関係により透過光学系、例えば集光レンズの数を可能な限り少なくする必要があるので、加工ヘッドに保持される透過光学系は単一になっている。また、集光レンズに対して加工ヘッドチャンバ側とは反対側の空間は大気圧である。加工ヘッドおよび集光レンズは調節機構部によって相対的に移動可能であり、加工ノズルと集光レンズとの間の位置関係が自在に調整される。
レーザ加工時にはアシストガスがアシストガス供給口から加工ヘッド内に供給され、加工ヘッドチャンバ内は所定の高圧力、例えば1MPaになる。集光レンズは該集光レンズよりも一回り大きい集光レンズ保持部により保持されている。例えば集光レンズ保持部の外径が60mmである場合には、集光レンズと集光レンズ保持部とで構成される受圧面に掛かる力は約2.8kNに達する。調節機構部はこの力に抗して加工ノズルおよび/または集光レンズを相対的に移動させる必要があるので、調節機構部を動作させるための大型の駆動部が必要とされ、加工ヘッド自体が大型化または複雑化する傾向にあった。
このような問題を解決するために、特許文献1においては副ガス室およびピストンシリンダを備えた加工ヘッドが開示されている。図8は、特許文献1に開示されるような従来技術のレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。図8に示されるレーザ加工ヘッド114は、ノズル孔111が形成されたノズル部105と、集光レンズ102を保持する集光レンズ保持部103とにより主に構成されている。集光レンズ102とノズル孔111との間には加工ヘッドチャンバ108が形成されている。
図示されるように、ノズル部105の内周面には上方環状突出部117と下方環状突出部109とが設けられている。集光レンズ保持部103の外周面は上方環状突出部117および下方環状突出部109に係合している。さらに、集光レンズ保持部103は連結部107によってアクチュエータ106のピストン106aに連結されている。調節機構部としてのアクチュエータ106によって集光レンズ保持部103はノズル部105内を摺動することができる。
また、ノズル部105には加工ヘッドチャンバ108に通ずるアシストガス供給口113が形成されている。レーザ加工ヘッド114外部に配置されたアシストガス源からのアシストガスが供給通路119を通ってアシストガス供給口113から加工ヘッドチャンバ108内に供給される。レーザ加工時にはアシストガスが常に供給されるので、加工ヘッドチャンバ108は所定の高圧に維持される。
図示されるように、集光レンズ保持部103の上方環状突出部117と下方環状突出部109との間に配置されたフランジ116が集光レンズ保持部103に設けられている。フランジ116の先端はノズル部105の内周面に係合するよう寸法決めされている。集光レンズ保持部103とノズル部105との間はシール部材によりシールされているので、フランジ116の上端面と上方環状突出部117の下端面との間には環状の副ガス室115が形成される。
また、上方環状突出部117の下端面には開口部153が形成されている。一方、供給通路119の分岐部141から分岐する分岐通路142が開口部153まで延びている。従って、供給通路119のアシストガスは分岐通路142を通じて副ガス室115まで同様に供給される。
図示されるように、下方環状突出部109の内径をD1、ノズル部105の内径をD2、上方環状突出部117の内径をD3とすると、集光レンズ保持部103の受圧面積はD1/4×πで表され、環状副ガス室115の受圧面積は(D3−D2)/4×πで表される。図8においては、これら集光レンズ保持部103の受圧面積と環状副ガス室115の受圧面積とが互いに等しくなるように形成されているので、集光レンズ保持部103および環状副ガス室115が受ける各力は互いに相殺される。これにより、アクチュエータ106が集光レンズ保持部103を現在位置に維持したり、アシストガス加圧下で移動させるのに要する力は少なくて済むようになる。
レーザ加工が終了すると、アシストガス源からのアシストガスの供給は停止される。加工ヘッドチャンバ108内のアシストガスはノズル孔111から放出されて、加工ヘッドチャンバ108の圧力は次第に低下する。同様に、環状副ガス室115内のアシストガスも分岐通路142および供給通路119を通じて加工ヘッドチャンバ108に流入し、次いでノズル孔111から同様に放出される。
特許第2804206号明細書
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来技術のレーザ加工ヘッド114においては、環状副ガス室115を設けていると共に、環状副ガス室115にアシストガスまたは圧縮空気を供給する分岐通路142等が必要となるので、レーザ加工ヘッド114全体の構造が複雑となる。また、環状副ガス室115を設ける場合には、加工ヘッドチャンバ108と環状副ガス室115との間において圧力バランスを維持するのが困難になる。
さらに、レーザ加工が終了して加工ヘッドチャンバ108を減圧するときには、環状副ガス室115のアシストガス等を分岐通路142および供給通路119に通して加工ヘッドチャンバ108に流入させる必要がある。従って、環状副ガス室115の圧力を低下させるのにかなりの時間が必要とされる。
また、レーザ加工機の加工内容を変更するときには、アシストガスの種類を変更、例えばアシストガスを酸素から窒素に切り換える場合がある。このようなアシストガスの切換作業においても、環状副ガス室115内に残留するガスを一旦放出する必要があり、同様な理由から、アシストガスの切換えに相当の時間がかかることになる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、副ガス室および/または副ガス室用分岐通路を設けることなしに、集光光学系保持手段またはノズル保持手段を軽微な力で移動させられるレーザ加工ヘッドを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、ノズル孔が形成されたノズルを保持するノズル保持手段と、集光光学系を保持する集光光学系保持手段とを具備し、該集光光学系保持手段は前記ノズル保持手段内に封止可能に摺動するよう配置されており、さらに、前記ノズル保持手段および前記集光光学系保持手段を相対的に摺動移動させる移動手段と、前記集光光学系保持手段の前記集光光学系と前記ノズル保持手段の前記ノズル孔との間に形成された加工ヘッドチャンバにアシストガスを供給するアシストガス供給手段と、前記加工ヘッドチャンバと前記ノズル保持手段の外部とを連通していて前記ノズル保持手段に形成された通路と、前記通路を封止可能に摺動する摺動部材と、該摺動部材と前記集光光学系保持手段とを連結する連結手段とを具備するレーザ加工ヘッドが提供される。
すなわち1番目の発明においては、加工ヘッドチャンバがアシストガスにより高圧になると、集光光学系保持手段および摺動部材には互いに反対方向に向かう力が作用する。摺動部材と集光光学系保持手段とが一体的に連結されているので、これら集光光学系保持手段および摺動部材に作用する力は互いに減殺される。その結果、副ガス室および/または副ガス室用分岐通路を設けることなしに、移動手段により集光光学系保持手段またはノズル保持手段を移動させる力を少なくすることができる。さらに、1番目の発明においては副ガス室および/または副ガス室用分岐通路を排除できるので、レーザ加工ヘッドの構造が単純になり、またアシストガスの切換も短時間で行うことが可能となる。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記摺動部材の摺動方向に対して垂直な平面における前記摺動部材の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積は、前記集光光学系と前記ノズル孔との間の光路の光軸に対して垂直な平面における前記集光光学系保持手段の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積に等しいようにした。
すなわち2番目の発明においては、アシストガスにより集光光学系保持手段および摺動部材に作用する力は完全に等しい大きさとなるので、これら力を完全に相殺でき、移動手段が要する力を極めて軽微にできる。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記連結手段は、少なくとも一つのロッドである。
4番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記連結手段は、少なくとも一つの貫通孔が形成された前記集光光学系保持手段の一部分である。
すなわち3番目および4番目の発明においては、比較的簡単な構成により、レーザ加工ヘッドを形成することができる。
5番目の発明によれば、ノズル孔が形成されたノズル保持手段と、集光光学系を保持する集光光学系保持手段とを具備し、前記ノズル保持手段は前記集光光学系保持手段内に封止可能に摺動するよう配置されており、さらに、前記ノズル保持手段および前記集光光学系保持手段を相対的に摺動移動させる移動手段と、前記集光光学系保持手段の前記集光光学系と前記ノズル保持手段の前記ノズル孔との間に形成された加工ヘッドチャンバにアシストガスを供給するアシストガス供給手段と、前記加工ヘッドチャンバと前記ノズル保持手段の外部とを連通していて前記ノズル保持手段に形成された通路と、前記通路を封止可能に摺動する摺動部材と、該摺動部材と前記ノズル保持手段とを連結する連結手段とを具備するレーザ加工ヘッドが提供される。
すなわち5番目の発明においては、加工ヘッドチャンバがアシストガスにより高圧になると、集光光学系保持手段および摺動部材には互いに反対方向に向かう力が作用する。摺動部材と集光光学系保持手段とが一体的に連結されているので、これら集光光学系保持手段および摺動部材に作用する力は互いに減殺される。その結果、副ガス室および/または副ガス室用分岐通路を設けることなしに、移動手段により集光光学系保持手段またはノズル保持手段を移動させる力を少なくすることができる。さらに、5番目の発明においては副ガス室および/または副ガス室用分岐通路を排除できるので、レーザ加工ヘッドの構造が単純になり、またアシストガスの切換も短時間で行うことが可能となる。
6番目の発明によれば、5番目の発明において、前記摺動部材の摺動方向に対して垂直な平面における前記摺動部材の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積は、前記集光光学系と前記ノズル孔との間の光路の光軸に対して垂直な平面における前記ノズル保持手段の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積に等しいようにした。
すなわち6番目の発明においては、アシストガスにより集光光学系保持手段および摺動部材に作用する力は完全に等しい大きさとなるので、これら力を完全に相殺でき、移動手段が要する力を極めて軽微にできる。
7番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの発明において、前記アシストガス供給手段によりアシストガスが供給される加工ヘッドチャンバのアシストガス供給口は、前記集光光学系と前記ノズル孔との間の光路の光軸からみて前記連結手段よりも遠方に形成されている。
すなわち7番目の発明においては、アシストガスの種類を変更するときに、アシストガスを加工ヘッドチャンバの外周部分から供給することにより、迅速に置換することができる。
8番目の発明によれば、5番目から7番目のいずれかの発明において、前記連結手段は、前記集光光学系保持手段に設けられたプーリに掛けられたワイヤである。
すなわち8番目の発明においては、比較的簡単な構成により、レーザ加工ヘッドを形成することができる。
9番目の発明によれば、ノズル孔が形成されたノズル保持手段と、集光光学系を保持する集光光学系保持手段とを具備し、該集光光学系保持手段は前記ノズル保持手段内に封止可能に摺動するよう配置されており、さらに、前記ノズル保持手段および前記集光光学系保持手段を相対的に摺動移動させる移動手段と、前記集光光学系保持手段の前記集光光学系と前記ノズル保持手段の前記ノズル孔との間に形成された加工ヘッドチャンバにアシストガスを供給するアシストガス供給手段と、前記集光光学系保持手段と前記ノズル保持手段との間に形成された流体チャンバと、前記流体チャンバと前記加工ヘッドチャンバとを連通する通路と、前記通路を封止可能に摺動する摺動部材とを具備し、前記集光光学系保持手段が前記加工ヘッドチャンバの体積を減ずる方向に移動したときには前記流体チャンバの体積が増加するようになっており、前記流体チャンバと前記通路の前記摺動部材との間には非圧縮性流体が充填されている、レーザ加工ヘッドが提供される。
すなわち9番目の発明においては、アシストガスにより高くなった加工ヘッドチャンバの圧力が摺動部材を通じて通路内の流体に伝えられ、流体チャンバの圧力も同様に上昇する。これにより、加工ヘッドチャンバの体積が減少する方向の力が集光光学系保持手段に作用する。そして、この力の向きは、加工ヘッドチャンバによって集光光学系保持手段に作用する力の向きとは反対方向であるので、これら力は互いに減殺される。その結果、副ガス室用分岐通路を設けることなしに、移動手段により集光光学系保持手段またはノズル保持手段を移動させる力を少なくすることができる。さらに、9番目の発明においては副ガス室用分岐通路を排除できるので、レーザ加工ヘッドの構造が単純になり、またアシストガスの切換も短時間で行うことが可能となる。
10番目の発明によれば、9番目の発明において、前記通路が前記ノズル保持手段に形成されている。
11番目の発明によれば、9番目の発明において、前記通路が前記集光光学系保持手段に形成されている。
すなわち10番目または11番目の発明においては、比較的簡単な構成により、レーザ加工ヘッドを形成することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明の第一の実施形態に基づくレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。図1に示されるレーザ加工ヘッド14は、ノズル孔11が形成されたノズル4を保持する筒型のノズル保持部5と、集光光学系、例えば集光レンズ2を保持する筒型の集光レンズ保持部3とにより主に構成されている。ノズル保持部5は本体53に固定されている。集光レンズ2は集光レンズ保持部3の上縁付近で保持されており、集光レンズ2の直径は例えば25mmから63mm程度である。ノズル保持部5におけるノズル孔11の直径は0.5mmから6mm程度である。また、集光レンズ2とノズル孔11との間には加工ヘッドチャンバ8と呼ばれる密閉空間が形成されている。
図示されるように、ノズル保持部5の内周面には環状突出部9が設けられている。集光レンズ保持部3の外周面は環状突出部9に係合しており、集光レンズ保持部3はノズル保持部5内を摺動可能に配置されている。
また、ノズル保持部5の外周面には比較的大きな開口部7aが形成されている。集光レンズ保持部3に設けられた連結部7は開口部7aを通って延びていて、ノズル保持部5の外部に配置されたアクチュエータ6のピストン6aに連結されている。アクチュエータ6は図示しないレーザ加工機の制御装置に接続されているものとする。アクチュエータ6のピストン6aが昇降することによって、集光レンズ保持部3はノズル保持部5内を上下方向に摺動し、それにより、被加工ワーク10上での集光点が調整される。アクチュエータ6による集光レンズ保持部3(後述する第二の実施形態の場合にはノズル保持部5)の摺動距離は最大で20mm程度である。なお、詳細には説明しないものの、本願明細書において摺動作用を伴う部材にはシール材が設けられており、これら部材は封止可能に摺動する。
また、ノズル保持部5の内周面には加工ヘッドチャンバ8に通ずるアシストガス供給口13が形成されている。レーザ加工ヘッド14外部に配置されたアシストガス源20a、20bからのアシストガスが通路12および供給通路19を通ってアシストガス供給口13から加工ヘッドチャンバ8内に供給される。レーザ加工時にはアシストガスが常に供給されるので、加工ヘッドチャンバ8は所定の高圧に維持される。
なお、図1においてはアシストガス源20aは酸素源であり、アシストガス源20bは窒素源である。ただし、被加工ワーク10に対するレーザ加工の内容に応じて、他のアシストガス源、例えば、アルゴン、空気、ヘリウム、窒素または酸素の純度をあげた調質空気、もしくは複数のガスからなる混合気体の源を採用できる。
図1に示される実施形態においては、ノズル4周りにおけるノズル保持部5の厚さが他の部分よりも厚くなっている。そして、加工ヘッドチャンバ8とノズル保持部5の外部とを連通する複数、図1においては二つの通路31がノズル4周りに形成されている。さらに、通路31を摺動する摺動部材33がこれら通路31にそれぞれ配置されている。また、図示されるように、加工ヘッドチャンバ8内に配置されたロッド35によって摺動部材33は集光レンズ保持部3の下方端に連結されている。つまり、図示されるように、加工ヘッドチャンバ8は集光レンズ保持部3と摺動部材33とにより挟まれた構成となっている。また、摺動部材33の一面は加工ヘッドチャンバ8にさらされており、摺動部材33の他面はレーザ加工ヘッド14外部の周囲空気にさらされている。なお、ロッド35の直径は集光レンズ保持部3の厚さ部分に配置される程度に小さく、ロッド35と環状突出部9との間には所定の隙間が形成されている。
図1に示されるようにノズル保持部5および集光レンズ保持部3を通過するレーザ1の光軸51に対して垂直な方向においては通路31の少なくとも一部が集光レンズ保持部3の領域に位置している。このため、図1においては直線状のロッド35を採用することができる。
図1に示される実施形態においては、ロッド35によって、集光レンズ保持部3と摺動部材33とは一体的に摺動する構成になっている。このため、加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するように集光レンズ保持部3が下方に摺動するときには、摺動部材33は加工ヘッドチャンバ8の体積が増加するように下方に摺動する。
レーザ加工ヘッド14の使用時には、被加工ワーク10を所定の位置に配置した後で、図示しないZ軸アクチュエータによってレーザ加工ヘッド14を被加工ワーク10上に位置決めし、次いでアクチュエータ6によって集光レンズ保持部3の位置を調節する。その後、開閉弁23を開放し、一方のアシストガス源20aからのアシストガス、例えば酸素を圧力調整器21に通して通路12に流す。アシストガスは供給通路19を流れ、アシストガス供給口13を通じて加工ヘッドチャンバ8内に供給される。これにより、加工ヘッドチャンバ8内の圧力は例えば1MPaにまで上昇する。なお、集光レンズ2に対して加工ヘッドチャンバ8側とは反対側の空間は大気圧である。
加工ヘッドチャンバ8が高圧になると集光レンズ保持部3には上方に向かう力が作用する。また、加工ヘッドチャンバ8は集光レンズ保持部3と摺動部材33とにより挟まれた構成になっているので、加工ヘッドチャンバ8が高圧になると摺動部材33には下方に向かう力が作用する。つまり、集光レンズ保持部3および摺動部材33のそれぞれには互いに反対方向に向かう力が作用する。ところが、図示される実施形態においては、ロッド35によって集光レンズ保持部3と摺動部材33とが一体的に連結されているので、これら集光光学系保持手段および摺動部材に作用する力は互いに減殺される。
次いで、レーザ加工時には、図示しないレーザ発振器からのレーザ1がレーザ加工ヘッド14に入力され、次いでレーザ1は集光レンズ2によって被加工ワーク10上の集光点52に集光される。これにより、集光点52において被加工ワーク10が適切にレーザ加工またはレーザ溶接される。集光点52を適切に調節するために、アクチュエータ6によって集光レンズ保持部3が上下に微調整する必要がある。本発明においては、集光レンズ保持部3およびノズル保持部5に作用する力は減殺されているので、アクチュエータ6によって集光レンズ保持部3を上下動させるのに要する力は比較的小さくて済む。
また、図1に示されるように、環状突出部9の内径をDaとすると共に、摺動部材33が円形でその直径がDbとすると、集光レンズ保持部3の受圧面積はDa/4×πであり、二つの摺動部材33の受圧面積の和は2×Db/4×πとなる。第一の実施形態においては、これら集光レンズ保持部3の受圧面積と二つの摺動部材33の受圧面積の和とは互いに等しいのが好ましい。言い換えれば、二つの摺動部材33のそれぞれの摺動方向に対して垂直な平面における摺動部材33の加工ヘッドチャンバ8側の射影面積の和は、集光レンズ2とノズル孔11との間のレーザ1の光軸51に対して垂直な平面における集光レンズ保持部3の加工ヘッドチャンバ8側の射影面積に等しくするのが好ましい。
これら受圧面積には、加工ヘッドチャンバ8の圧力と大気圧との間の差圧に基づく力が掛かる。従って、これら受圧面積が等しい場合には、集光レンズ保持部3および摺動部材33に作用する力を完全に相殺でき、従って、アクチュエータ6により集光レンズ保持部3を上下動させるのに要する力は極めて少なくなる。
ところで、レーザ加工の途中において、加工条件の変更などによりアシストガスを例えば酸素から窒素に切り換える場合がある。このようなときには、開閉弁23を閉鎖して、アシストガス源20aからの酸素の供給を停止する。これにより、加工ヘッドチャンバ8内のアシストガスはノズル孔11から放出され、加工ヘッドチャンバ8の圧力は減少する。次いで、開閉弁24を開放して、アシストガス源20bの窒素を加工ヘッドチャンバ8に供給するようにする。図1に示される実施形態においては副ガス室および/または副ガス室用分岐通路(図8参照)が設けられていないので、レーザ加工ヘッドの構造が単純になり、また切換前のアシストガスが副ガス室および/または副ガス室用分岐通路に残留することもない。このため、アシストガスの切換を迅速に行うことができ、その結果、レーザ加工機の生産性を向上させられる。
また、レーザ加工が終了すると、開閉弁24は閉鎖され、アシストガス源20bからのアシストガスの供給が停止される。そして、加工ヘッドチャンバ8内のアシストガスはノズル孔11から放出され、加工ヘッドチャンバ8の圧力は次第に減少する。この場合にも副ガス室および/または副ガス室用分岐通路(図8)が設けられていないので、同様にアシストガスの放出を迅速に行うことが可能となる。
図2は第一の実施形態の変更例を示す図1と同様の図である。以下においては、主に図1に対する相違点について説明することにする。図2においてはロッド35が排除されている代わりに、集光レンズ保持部3が環状突出部9よりも下方まで延長されている。そして、集光レンズ保持部3の延長された部分の周面には複数の貫通孔36が周方向に等間隔で形成されている。貫通孔36の寸法は、アシストガス放出時にアシストガスが集光レンズ保持部3とノズル保持部5との間に残留しない程度に十分に大きいのが好ましい。
図3は図2の線I−Iに沿ってみた断面図である。図2および図3から分かるように、本変更例においてはノズル4周りに環状の貫通孔31’が形成されている。そして、貫通孔31’の下端付近には、半径方向に延びる複数の支持棒41が配置されている。これら支持棒41はノズル保持部5のノズル4を支持する役目を果たす。
再び図2を参照すると、加工ヘッドチャンバ8におけるノズル4の外径は集光レンズ保持部3の内径に概ね対応している。そして、貫通孔31’の形状に対応した環状の摺動部材33が集光レンズ保持部3の下端に直接的に連結されている。
図2に示される変更例においては、集光レンズ保持部3および摺動部材33は一体的に摺動する構成になっている。このため、加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するように集光レンズ保持部3が下方に摺動するときには、摺動部材33は加工ヘッドチャンバ8の体積が増加するように下方に摺動する。従って、図2に示される変更例においても、前述したのと同様な効果が得られる。
図2において環状突出部9の内径をDaとし、ノズル4の外径をDcとし、ノズル保持部5の内径をDdとすると、集光レンズ保持部3の受圧面積はDa/4×πであり、摺動部材33の受圧面積は(Dd/4×π−Dc/4×π)と表される。そして、これら集光レンズ保持部3の受圧面積と摺動部材33の受圧面積とが互いに等しい場合には、前述したのと同様に集光レンズ保持部3および摺動部材33に作用する力を完全に相殺でき、従って、アクチュエータ6が要する力を極めて少なくすることができる。
図4は第一の実施形態の他の変更例を示す図1と同様の図である。図4においては、上方環状突出部17が環状突出部9の上方に形成されており、集光レンズ保持部3は上方環状突出部17を摺動するようになっている。
図4においては摺動部材33が集光レンズ保持部3と同軸に配置されており、摺動部材33はフランジ33aと、フランジ33aから延びるスリーブ33bとより構成されている。フランジ33aの先端はノズル保持部5の内周面に係合するよう寸法決めされている。摺動部材33のフランジ33aは上方環状突出部17と下方の環状突出部9との間において摺動する構成になっている。また、スリーブ33bは環状突出部9の内周面を摺動するように寸法決めされている。
さらに、アクチュエータ6のピストン6aに取付られた連結部7は摺動部材33のスリーブ33bに連結している。図示されるように、複数のロッド35が集光レンズ保持部3と摺動部材33とを連結しているので、集光レンズ保持部3、ロッド35および摺動部材33は一体的に摺動する構成になっている。
このような場合には、加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するように集光レンズ保持部3が下方に摺動するときには、摺動部材33が上方環状突出部17と下方の環状突出部9との間において環状突出部9に向かって摺動する。上方環状突出部17と摺動部材33との間の空間8’はこの摺動作用により増大する。従って、図4の場合においても加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するように集光レンズ保持部3が下方に摺動するときには、摺動部材33は加工ヘッドチャンバ8の体積が増大するように下方に摺動するといえる。それゆえ、図4に示される変更例においても前述したのと同様の効果が得られる。
図4において環状突出部9の内径をDaとし、上方環状突出部17の内径をDfとし、フランジ33aの外径をDeとすると、集光レンズ保持部3の受圧面積はDf/4×πであり、摺動部材33の受圧面積は(De/4×π−Da/4×π)と表される。そして、これら集光レンズ保持部3の受圧面積と摺動部材33の受圧面積とが互いに等しい場合には、前述したのと同様に集光レンズ保持部3および摺動部材33に作用する力を完全に相殺でき、従って、アクチュエータ6が要する力を極めて少なくすることができる。
図5は本発明の第二の実施形態に基づくレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。図5に示されるように、集光レンズ保持部3は本体53に固定されている。そして、集光レンズ保持部3の先端側は、集光レンズ2を保持する幅広部分3bよりも幅狭な幅狭部分3aとして形成されている。さらに、幅狭部分3aの内径はノズル保持部5の外径に概ね対応しており、アクチュエータ6のピストン6aに取付られた連結部7はノズル保持部5に連結している。このような構成であるので、第二の実施形態においては、ノズル保持部5が集光レンズ保持部3の内周面に摺動するようになる。また、アシストガスを供給するための供給通路19およびアシストガス供給口13は集光レンズ保持部3の幅広部分3bに形成されている。
図示されるように、光軸51に対して斜方向に延びる複数、例えば二つの通路39が幅広部分3bの厚さ部分に形成されている。図5から分かるように、これら通路39はノズル孔11から集光レンズ2に向かう方向に対して互いに離間するように形成されている。
摺動部材33はこれら通路39のそれぞれに摺動可能に配置されている。幅広部分3bと幅狭部分3aとの間の内方肩部には、プーリ38が設けられている。そして、加工ヘッドチャンバ8内においてワイヤ37がプーリ38を介して摺動部材33とノズル保持部5とを連結している。従って、摺動部材33、ワイヤ37およびノズル保持部5は一体的に摺動する構成になっている。
このような場合には、加工ヘッドチャンバ8の体積が増大するようにノズル保持部5が下方に摺動するときには、摺動部材33が通路39において加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するように斜め下方に摺動する。また、レーザ加工時には加工ヘッドチャンバ8はアシストガスにより加圧されているので、加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するようにノズル保持部5が上方に摺動するときには、摺動部材33が通路39において加工ヘッドチャンバ8の体積が増加するように斜め上方に摺動する。それゆえ、図5に示される変更例においても前述したのと同様の効果が得られる。
図5において集光レンズ保持部3の幅狭部分3aの内径をDgとし、円形の摺動部材33の直径をDhとすると、ノズル保持部5の受圧面積はDg/4×πであり、摺動部材33の受圧面積は2×Dh/4×πと表される。加工ヘッドチャンバ8がアシストガスにより加圧されると、アシストガス圧(ゲージ圧)と前述した受圧面積とに基づく力がノズル保持部5および摺動部材33にそれぞれ作用する。
そして、これらノズル保持部5の受圧面積と摺動部材33の受圧面積とは互いに等しいのが好ましい。つまり、二つの摺動部材33のそれぞれの摺動方向に対して垂直な平面における摺動部材33の加工ヘッドチャンバ8側の射影面積の和は、集光レンズ2とノズル孔11との間の光軸51に対して垂直な平面におけるノズル保持部5の加工ヘッドチャンバ8側の射影面積に等しいようにするのが好ましい。このような場合には、前述したのと同様にノズル保持部5および摺動部材33に作用する力を完全に相殺でき、従って、アクチュエータ6が要する力を極めて少なくすることができる。
図5に示される第二の実施形態から分かるように、摺動部材33の摺動方向は光軸51の方向に限定されず、光軸51に対して斜めの方向であってもよい。また、図示しないリンク機構および/または歯車機構によって摺動部材33の力を増幅する場合には、受圧面積のより小さい摺動部材33を採用できることが分かるであろう。
また、図1から図5を参照して説明した実施形態においては、ロッド35またはワイヤ37およびプーリ38を加工ヘッドチャンバ8内に設ける構成としているが、これらが加工ヘッドチャンバ8の外方に設けられるようにしてもよい。
ところで、図1から図5を参照して説明した実施形態においては、アシストガス供給口13は光軸51から見てロッド35、貫通孔36、またはワイヤ37とプーリ38の組合わせよりも半径方向外側に位置している。アシストガスを例えば酸素から窒素に切換えるときには、切換後のアシストガスがアシストガス供給口13から加工ヘッドチャンバ8に流入すると共に、切換前の残留アシストガスはノズル保持部5の中心のノズル孔11から速やかに放出される。このため、これら実施形態においては、アシストガスの種類を変更するときに、アシストガスを加工ヘッドチャンバの外周部分から供給することにより、迅速に置換することができる。
図6は本発明の第三の実施形態に基づくレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。図6においては、ノズル保持部5の内周面に上方環状突出部17と下方環状突出部9とが設けられている。集光レンズ保持部3の外周面は上方環状突出部17および下方環状突出部9の両方に係合している。集光レンズ保持部3は連結部7によってアクチュエータ6のピストン6aに連結されており、アクチュエータ6によって集光レンズ保持部3はノズル保持部5内を摺動する。
図示されるように、集光レンズ保持部3にはフランジ16が設けられている。フランジ16の先端はノズル保持部5の内周面に係合するよう寸法決めされている。また、このフランジ16は集光レンズ保持部3の上方環状突出部17と下方環状突出部9との間に配置されている。また、集光レンズ保持部3とノズル保持部5との間はシール部材によりシールされているので、フランジ16の上端面と上方環状突出部17の下端面との間には環状の流体チャンバ15が形成される。
さらに、流体通路32の開口54が上方環状突出部17の下端面に形成されている。この流体通路32は上方環状突出部17からノズル保持部5の厚さ部分を通って下方環状突出部9まで延びていて、下方環状突出部9の突出方向に向かって折曲がり、下方環状突出部9の内周面に形成された開口55において終端している。そして、下方環状突出部9内の流体通路32には摺動部材33が摺動可能に配置されている。図6に示される実施形態においては、流体チャンバ15および流体チャンバ15と摺動部材33との間の流体通路32には非圧縮性流体A、例えば液体が充填されている。図示されるように、開口55は流体通路32の断面よりいくぶん小さく形成されており、それにより、摺動部材33が流体通路32から脱落するのが防止されている。
流体チャンバ15は光軸51の方向に伸縮するように構成されており、加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するように集光レンズ保持部3が下方に摺動するときには流体チャンバ15の体積は増加する。言い換えれば、流体チャンバ15が加圧される場合には、フランジ16によって集光レンズ保持部3はノズル孔11に向かう方向の力を受ける。また、流体チャンバ15自体は大気圧のみを受ける構造になっており、流体チャンバ15および流体通路32が非圧縮性流体Aにより充填されているので、流体チャンバ15は加工ヘッドチャンバ8内の圧力の影響も受けない。
図6に示される第三の実施形態においてアシストガス供給口13からアシストガスを供給することにより加工ヘッドチャンバ8が加圧されると、集光レンズ保持部3には上方に向かう力が作用する。一方、開口55を通じて摺動部材33に作用する力は、流体通路32および流体チャンバ15内の流体を介して流体チャンバ15に作用し、それにより、流体チャンバ15内の圧力は加工ヘッドチャンバ8内の圧力に概ね等しくなる。このため、流体チャンバ15内の圧力は集光レンズ保持部3のフランジ16に作用して、集光レンズ保持部3は下方に向かう力を受ける。すなわち、加工ヘッドチャンバ8の体積が増加するように集光レンズ保持部3が上方に摺動するときには、加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するするように集光レンズ保持部3を下方に摺動させる力が作用する。
従って、第三の実施形態においては、集光レンズ保持部3のフランジ16の受圧面積(Di−Dj)/4×πに作用する下向きの力は、集光レンズ保持部3の受圧面積Da/4×πに上向きに作用する力と減殺される。そして、これら受圧面積の差分のみが集光レンズ保持部3に作用するようになる。このため、アクチュエータ6によって集光レンズ保持部3を摺動させるのに要する力は少なくて足りる。この場合にもフランジ16の受圧面積と集光レンズ保持部3の受圧面積が互いに等しい場合には、アクチュエータ6が要する力を極めて少なくできるのは明らかであろう。
さらに、流体チャンバ15および流体通路32には非圧縮性流体Aが充填されているので、アシストガスの切換時においても非圧縮性流体Aを放出する必要はなく、アシストガスの切換作業を短時間で行うことが可能となる。また、第三の実施形態においては、加工ヘッド外部に備えられた従来技術の副ガス室用分岐通路を排除できるので、レーザ加工ヘッドの構造が単純になる。
なお、摺動部材を分岐通路142に配置した場合には図8に示される従来技術のレーザ加工ヘッドは図6に示される第三の実施形態のレーザ加工ヘッドに類似する。しかしながら、従来技術のレーザ加工ヘッドにおいてはアシストガスを環状副ガス室115に供給しているので、アシストガス供給口113と分岐部141との間の圧力降下が大きくなるという欠点がある。さらに、アシストガスを使用しているので、摺動部材33の移動範囲が大きくなり、レーザ加工ヘッドが大型化するという欠点も包含される。この点に関し、第三の実施形態においては非圧縮性流体Aを流体通路32および流体チャンバ15に充填する構成であるので、摺動部材33の受圧面積は比較的小さくて足りる。
図7は第三の実施形態の変更例を示す図6と同様の図である。図7においては流体通路32はフランジ16内において半径方向に形成されている。流体通路32の一端は集光レンズ保持部3の内周面において開口55しており、他端はフランジ16の上端に形成された開口54において終端している。図6の場合と同様に、流体通路32には摺動部材33が摺動可能に配置されており、流体通路32および流体チャンバ15には非圧縮性流体Aが充填されている。
図7に示される場合においても、加工ヘッドチャンバ8の体積が増加するように集光レンズ保持部3が上方に摺動する力が作用するときには、加工ヘッドチャンバ8の体積が減少するするように集光レンズ保持部3を下方に摺動させる力が作用し、これら力は互いに減殺される。このため、図7に示される場合においても、図6を参照して説明したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。なお、当然のことながら、前述した実施形態を適宜組み合わせることは本発明の範囲に含まれるものとする。
本発明の第一の実施形態に基づくレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。 第一の実施形態の変更例を示す図1と同様の図である。 図2の線I−Iに沿ってみた断面図である。 第一の実施形態の他の変更例を示す図1と同様の図である。 本発明の第二の実施形態に基づくレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。 本発明の第三の実施形態に基づくレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。 第三の実施形態の変更例を示す図6と同様の図である。 従来技術のレーザ加工ヘッドの長手方向断面図である。
符号の説明
1 レーザ
2 集光レンズ(集光光学系)
3 集光レンズ保持部(集光光学系保持手段)
3a 幅狭部分
3b 幅広部分
4 ノズル
5 ノズル保持部(ノズル保持手段)
6 アクチュエータ
6a ピストン
7 連結部
7a 開口部
8 加工ヘッドチャンバ
8’ 空間
9 下方環状突出部
11 ノズル孔
12 通路
13 アシストガス供給口(アシストガス供給手段)
14 レーザ加工ヘッド
15 流体チャンバ
16 フランジ
17 上方環状突出部
19 供給通路(アシストガス供給手段)
20a、20b アシストガス源
31 通路
31’ 貫通孔
32 流体通路
33 摺動部材
33a フランジ
33b スリーブ
35 ロッド(連結手段)
36 貫通孔
37 ワイヤ
38 プーリ
39 通路
41 支持棒
51 光軸
52 集光点
54、55 開口

Claims (11)

  1. ノズル孔が形成されたノズルを保持するノズル保持手段と、
    集光光学系を保持する集光光学系保持手段とを具備し、該集光光学系保持手段は前記ノズル保持手段内に封止可能に摺動するよう配置されており、
    さらに、
    前記ノズル保持手段および前記集光光学系保持手段を相対的に摺動移動させる移動手段と、
    前記集光光学系保持手段の前記集光光学系と前記ノズル保持手段の前記ノズル孔との間に形成された加工ヘッドチャンバにアシストガスを供給するアシストガス供給手段と、
    前記加工ヘッドチャンバと前記ノズル保持手段の外部とを連通していて前記ノズル保持手段に形成された通路と、
    前記通路を封止可能に摺動する摺動部材と、
    該摺動部材と前記集光光学系保持手段とを連結する連結手段とを具備するレーザ加工ヘッド。
  2. 前記摺動部材の摺動方向に対して垂直な平面における前記摺動部材の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積は、前記集光光学系と前記ノズル孔との間の光路の光軸に対して垂直な平面における前記集光光学系保持手段の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積に等しいようにした請求項1に記載のレーザ加工ヘッド。
  3. 前記連結手段は、少なくとも一つのロッドである請求項1または2に記載のレーザ加工ヘッド。
  4. 前記連結手段は、少なくとも一つの貫通孔が形成された前記集光光学系保持手段の一部分である請求項1または2に記載のレーザ加工ヘッド。
  5. ノズル孔が形成されたノズル保持手段と、
    集光光学系を保持する集光光学系保持手段とを具備し、前記ノズル保持手段は前記集光光学系保持手段内に封止可能に摺動するよう配置されており、
    さらに、
    前記ノズル保持手段および前記集光光学系保持手段を相対的に摺動移動させる移動手段と、
    前記集光光学系保持手段の前記集光光学系と前記ノズル保持手段の前記ノズル孔との間に形成された加工ヘッドチャンバにアシストガスを供給するアシストガス供給手段と、
    前記加工ヘッドチャンバと前記ノズル保持手段の外部とを連通していて前記ノズル保持手段に形成された通路と、
    前記通路を封止可能に摺動する摺動部材と、
    該摺動部材と前記ノズル保持手段とを連結する連結手段とを具備するレーザ加工ヘッド。
  6. 前記摺動部材の摺動方向に対して垂直な平面における前記摺動部材の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積は、前記集光光学系と前記ノズル孔との間の光路の光軸に対して垂直な平面における前記ノズル保持手段の前記加工ヘッドチャンバ側の射影面積に等しいようにした請求項5に記載のレーザ加工ヘッド。
  7. 前記アシストガス供給手段によりアシストガスが供給される加工ヘッドチャンバのアシストガス供給口は、前記集光光学系と前記ノズル孔との間の光路の光軸からみて前記連結手段よりも遠方に形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載のレーザ加工ヘッド。
  8. 前記連結手段は、前記集光光学系保持手段に設けられたプーリに掛けられたワイヤである請求項5から7のいずれか一項に記載のレーザ加工ヘッド。
  9. ノズル孔が形成されたノズル保持手段と、
    集光光学系を保持する集光光学系保持手段とを具備し、該集光光学系保持手段は前記ノズル保持手段内に封止可能に摺動するよう配置されており、
    さらに、
    前記ノズル保持手段および前記集光光学系保持手段を相対的に摺動移動させる移動手段と、
    前記集光光学系保持手段の前記集光光学系と前記ノズル保持手段の前記ノズル孔との間に形成された加工ヘッドチャンバにアシストガスを供給するアシストガス供給手段と、
    前記集光光学系保持手段と前記ノズル保持手段との間に形成された流体チャンバと、
    前記流体チャンバと前記加工ヘッドチャンバとを連通する通路と、
    前記通路を封止可能に摺動する摺動部材とを具備し、
    前記集光光学系保持手段が前記加工ヘッドチャンバの体積を減ずる方向に移動したときには前記流体チャンバの体積が増加するようになっており、
    前記流体チャンバと前記通路の前記摺動部材との間には非圧縮性流体が充填されている、レーザ加工ヘッド。
  10. 前記通路が前記ノズル保持手段に形成されている請求項9に記載のレーザ加工ヘッド。
  11. 前記通路が前記集光光学系保持手段に形成されている請求項9に記載のレーザ加工ヘッド。
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