JP4011041B2 - アナログ・デジタル変換システムと補正回路及び補正方法 - Google Patents

アナログ・デジタル変換システムと補正回路及び補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、アナログ・デジタル変換回路に関し、特に、パイプライン方式アナログ・デジタル変換回路の補正に適用して好適な補正回路と方法並びにシステムに関する。
近時、アナログ・デジタル変換回路(「ADC」という)に対する高速、高精度、低消費電力化の要求は益々強くなってきている。高速・高精度のADCを実現する手段として、複数の高精度ADCを並置し、並置された複数のADCを時分割で動作させる構成としたインターリーブ方式のADCが提案されている。並列に並べた高精度ADCのそれぞれを「コンポーネントADC」という。コンポーネントADCとして、比較的簡易な構成で高精度を実現できるパイプライン方式のADCが一般に用いられている。
低消費電力化の要求に対応すべく、パイプライン方式ADCにおいて、低容量のキャパシタを用いた場合、非線形誤差(INL;積分非直線性)の主要因は、各パイプライン段のゲインエラーとなる。したがって、INLの改善を図るために、各パイプラインステージのゲインエラー補正を行う必要がある。パイプライン方式ADCのエラー補正については、非特許文献1、2、特許文献1等が参照される。非特許文献1には、1.5ビット/ステージアルゴリズムを用いたパイプラインADC(pipelined ADC)の構成が記載されており、またパイプラインADCのオフセット、ゲインエラーのキャリブレーション方法が記載されている。
図5は、ゲインエラーの補正のために、既知補正信号を用いた補正回路の構成の一例を示す図である。図5には、コンポーネントADCを2個並列に備えた2相インターリーブADCが示されている。すなわち、第1のパイプラインAD変換器11(「第1のパイプラインADC」ともいう)と、第1のゲインエラー補正回路12とからなる第1のAD変換器10(「第1のコンポーネントADC」ともいう)と、第2のパイプラインAD変換器21(「第2のパイプラインADC」ともいう)と、第2のゲインエラー補正回路22からなる第2のAD変換器20(「第2のコンポーネントADC」ともいう)と、を備え、補正回路30Aは、シリアル・パラレル・(SP)変換回路(2:1マルチプレクサ)31と、補正信号レプリカ発生部35と、減算器36と、補正回路制御部34Aとを備え、補正信号発生部40Aと、2分周多相回路50とを備えている。
補正信号発生部40Aで生成された既知補正信号(例えば既知のリニアランプ波形)は、2つのコンポーネントADC10、20により、半周期ずれた位相でサンプリングされる。
2分周多相回路50は、基準クロック信号を2分周して、互いに半クロックずれた分周クロック信号を生成する。
第1、第2のパイプラインADC11、21は、2分周多相回路50からそれぞれ入力される互いに半クロックずれた分周クロックを基に、異なった位相で、アナログ入力端子に入力された受信信号をそれぞれサンプリングする。
第1、第2のゲインエラー補正回路12、22は、第1、第2のパイプラインAD変換器11、21の出力を受けて、ゲインエラーを補正し、補正結果(デジタル信号)を、シリアルに出力する。
シリアル・パラレル変換回路(マルチプレクサ)31は、互いに半クロックずれた分周クロック信号でサンプリングする2つのコンポーネントADC10、20から出力されるデジタル信号(シリアル信号)をそれぞれ受けてパラレル信号に変換し、パラレル信号を2:1に多重化して、出力する。
減算器36は、シリアル・パラレル変換回路(マルチプレクサ)31からのデジタル出力信号と、補正信号レプリカ発生部35から補正信号レプリカ(既知のリニアランプ波形のデジタル信号)の差分(減算結果)を出力する。
補正回路制御部34Aは、減算器36から出力される差分を入力とし、該差分の絶対値が少なくなる(最小となる)ように、第1、第2のゲインエラー補正回路12、22におけるゲインエラー補正を制御するための補正量制御信号#1、#2を生成し、生成した補正量制御信号#1、#2を、第1、第2のゲインエラー補正回路12、22に対してそれぞれ供給する。
かかる構成により、第1、第2のパイプラインADC11、21のゲインエラーの補正を行い、ゲインエラーに起因する非線形誤差の特性を改善している。
図6は、図5に示した構成とは異なる補正方式として、低速・高精度リファレンスADCを用いた一例を示す図である。図6を参照すると、この従来のAD変換システムにおいては、図5の補正信号レプリカ発生部35を削除し、低速・高精度のAD変換器61(リファレンスADC)よりなるリファレンスADC60を備え、図5の補正信号発生部40A(既知補正信号を生成)の代わりに、補正信号発生部40B(任意の補正信号を生成)を備え、補正信号発生部40Bからの補正信号は、第1、第2のパイプラインADC11、21と、低速・高精度のリファレンスADC61に入力される。また、分周多相回路50Bからの2分周多相クロック信号は、ADC10、20に供給され、低速・高精度のリファレンスADC61には、分周多相回路50Bから、ADC10、20よりも分周比が大の低速のクロック信号が供給される。
すなわち、図6に示す構成において、減算器36では、図5の補正信号レプリカ信号の代わりに、ADC10、20でそれぞれサンプリングされた受信信号(デジタル信号)と低速・高精度のリファレンスADC61でサンプリングされた受信信号(デジタル信号)との差分をとり、補正回路制御部34Bでは、この差分の絶対値が少なくなる(最小となる)ように、ゲインエラー補正を制御する。
図6の構成の場合、図5の構成と相違して、補正信号発生部40Bからの補正信号として、任意の補正信号を用いることができる。また、この補正信号は、図5のように、既知である必要もない。そして、減算器36における差分の算出は、クロック周期毎に行う必要がない。このため、低速・高精度リファレンスADC61には、分周多相回路50Bで多分周した低速クロック信号が用いられる。なお、図6に示した構成に関連する刊行物として、例えば特許文献1が参照される。
Masanori Furuta, Shoji Kawahito, and Daisuke Miyazaki," A Digital Calibration Technique for Pipelined Analog-to-Digital Converters," IEEE Instrumentation and Measurement Technology Conference 21-23 May 2002, pp712-717 X. Wang, P.J.Hurst, and S.H. Lewis, "A 12-bit 20-MS/s Pipelined ADC with Nested Digital Background Calibration," IEEE CUSTOM INTEGRATED CIRCUITS CONFERENCE, 2003, pp409-412 米国特許第6,606,042号明細書
ところで、図5に示した構成の場合、ゲインエラーの制御を、既知補正信号レプリカと受信サンプリング信号との差分に基づいて行っているため、既知補正信号の精度により、ゲインエラー補正能力が制限されることになる。
また、高精度な既知補正信号を用いた場合、回路規模の増大を招くほか、高精度且つ正確な既知補正信号発生部40Aを設ける構成とした場合、コストの低減を困難としている。
図6に示した構成の場合、ゲインエラーの制御を、低速高精度リファレンスADC61によるサンプリング信号と、ADC10、20の受信サンプリング信号との差分で判定しており、リファレンスADC61の精度により、ゲインエラー補正能力が制限されることになる。精度を上げるため、高精度なリファレンスADCを用いる場合、回路規模の増大を招く。
したがって、本発明の主たる目的は、回路規模の削減を図りながら、ゲインエラー補正能力を向上可能とするシステムと補正回路及び補正方法を提供することにある。
本願で開示される発明は、前記目的を達成するため、概略以下の通りとされる。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係るシステムは、アナログ信号を入力しデジタル信号に変換して出力するパイプライン方式のアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーを補正する補正回路と、を含むアナログ・デジタル変換システムであって、前記補正回路が、前記アナログ・デジタル変換回路の出力信号を受け、前記アナログ・デジタル変換回路でのゲインエラーにより発生した所定の周波数成分を抽出するフィルタと、前記フィルタで抽出された周波数成分に基づき、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行うための制御信号を、前記アナログ・デジタル変換回路に供給する制御回路と、を備えている。
本発明の他のアスペクト(側面)に係る方法は、アナログ信号を入力しデジタル信号に変換して出力するパイプライン方式のアナログ・デジタル変換回路の補正方法であって、
(A1)前記アナログ・デジタル変換回路の出力信号を受け、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーにより発生した周波数成分をフィルタで抽出する工程と、
(A2)前記フィルタで抽出された周波数成分に基づき、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行う工程と、を含む。
本発明のさらに他のアスペクト(側面)に係る回路は、アナログ信号を入力しデジタル信号に変換して出力するパイプライン方式のアナログ・デジタル変換回路のゲインエラーを補正するための補正回路であって、前記アナログ・デジタル変換回路の出力信号を受け、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーにより発生した周波数成分を抽出するフィルタと、前記フィルタで抽出された周波数成分のパワーを計算し、前記パワーの値が少なくなるように、前記アナログ・デジタル変換回路におけるゲインエラーの補正を行うための制御信号を出力する制御回路と、を含む。
本発明によれば、ゲインエラー補正能力を向上しており、パイプラインADCにゲインエラーがあった場合でも、非線形誤差(INL)特性の劣化を抑えることができる。
また、本発明によれば、従来の補正方式のように、正確な既知補正信号発生回路や高精度のリファレンスADCを必要としないことから、回路規模を削減可能とし、特性の向上を達成しながら、コストの低減を実現することができる。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明に係るAD変換システムは、コンポーネントADCにパイプラインADC(pipelined ADC)を用いたインターリーブ型ADCにおいて、パイプラインADCにおけるゲインエラーによって発生したイメージ成分を、バンドパス・フィルタ(図1の32)によって抽出し、イメージ成分のパワーが少なく(最小に)なるように、ゲインエラー補正を行う。
パイプラインADCのアナログ入力端子に入力される補正信号は、好ましくは、帯域制限されたトレーニング信号よりなり、バンドパス・フィルタ(32)は、ナイキスト周波数(fs/2)より帯域制限されたトレーニング信号の中心周波数(fi)を差し引いた周波数を含む所定範囲の周波数帯域の信号を選択的に通過させ、バンドパス・フィルタ(32)から出力される信号のパワーを計算し、パワー計算結果を受け、ゲインエラーを少なくするように、ADCのゲインエラーの補正を行うための制御信号を生成し、制御信号をADCのゲインエラー補正回路に出力する補正制御回路(34)を備えている。以下、実施例に即して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の構成を示す図である。図1には、コンポーネントADCを2個並列に備えた2相インターリーブADCが示されている。すなわち、本発明の一実施例のAD変換システムは、第1のパイプラインAD変換器11(第1のパイプラインADC)と、第1のゲインエラー補正回路12からなる第1のADC10(第1のコンポーネントADC)と、第2のパイプラインAD変換器21(第2のパイプラインADC)と、第2のゲインエラー補正回路22からなる第2のADC20(コンポーネントADC)と、を備え、補正回路30は、ADC10、20からそれぞれ出力されるシリアルデジタル信号を受け、パラレル信号に変換して多重化するシリアル・パラレル変換回路(2:1マルチプレクサ)31と、シリアル・パラレル(SP)変換回路31の出力を受けるバンドパス・フィルタ32と、バンドパス・フィルタ32の出力信号のパワーを計算する受信パワー計算部33と、補正回路制御部34と、を備えている。さらに、補正信号発生部40と、2分周多相回路50と、を備えている。
補正信号発生部40で生成された補正信号は、2つのコンポーネントADC10、20により、半周期ずれた位相でサンプリングされる。
2分周多相回路50は、基準クロック信号を2分周して、互いに半クロックずれた分周クロック信号を生成する。
第1、第2のパイプラインADC11、21は、2分周多相回路50からそれぞれ入力される互いに半クロックずれた分周クロックを基に、異なった位相で、アナログ入力端子に入力されたアナログ信号をそれぞれサンプリングする。
第1、第2のゲインエラー補正回路12、22は、第1、第2のパイプラインAD変換器11、21からの出力信号をそれぞれ受けて、ゲインエラーを補正し、補正結果(デジタル信号)を、シリアルに出力する。
シリアル・パラレル変換回路(マルチプレクサ)31は、互いに半クロックずれた分周クロック信号でサンプリングする2つのコンポーネントADC10、20から出力されるデジタル信号(シリアル信号)をそれぞれ受けてパラレル信号に変換し、パラレル信号を2:1に多重化して、出力する。
バンドパス・フィルタ32は、シリアル・パラレル変換回路(マルチプレクサ)31からの出力を受け、所定の周波数帯域の信号(すなわちゲインエラーにより発生したイメージ成分)を選択的に通過させる。
受信パワー計算部33において、バンドパス・フィルタ32から出力される周波数成分のパワーを計算し、補正回路制御部34は、受信パワー計算部33からパワー計算結果を受け、ゲインエラーを少なくするように、ADC10、20のゲインエラーの補正を行うための補正量制御信号を生成し、ゲインエラー補正回路12、22に出力する。
次に、図1のパイプラインADC11、21の一例について説明する。図2は、N段(ただし、Nは所定の正整数)の1.5ビットパイプラインADCの構成の一例を示す図である。アナログ入力信号をサンプルするサンプル・ホールド(S/H)回路110と、N段の1.5ビットパイプラインADC100〜100を備え、N段の1.5ビットパイプラインADC100〜100の出力D1、D2、…、DNを入力し、冗長表現から非冗長表現に変換し変換デジタル信号を出力する1.5bit−1bit変換器120を備えている。
1.5ビットパイプラインADCは、1.5ビットADC101(1.5bADC)と、1.5ビットデジタル・アナログ変換器102(1.5bDAC)と、加算器103と、増幅器104(ゲイン=2;MBT(Multiply By Two)アンプともいう)を備え、1.5bADC101は、デジタル出力D(D2の添え字2は、2段目の1.5ビットパイプラインADCのデジタル出力を表す)を出力するとともに、次段に、電圧Voutを出力する。
図2において、例えば初段(第1ステージ)の1.5ビットパイプラインADC100は、サンプル・ホールド回路110の出力を入力し、次式(1)の演算を行う。
out=2Vin−DVref …(1)
ただし、
inはアナログ入力信号であり、
refは、1.5bDAC102の基準電圧であり、
outは、増幅器104(MBT)の出力電圧(アナログ信号)であり、
Dは、ADC101の出力であり、次式(2)で与えられる。
D=1 (if Vin≧Vref/4)
0 (if −Vref/4<Vin<Vref/4)
−1 (if Vin≦−Vref/4)
…(2)
2段目以降の1.5ビットパイプラインADCも、前段の出力電圧Voutを入力とし、初段と同様の処理を行う。
インターリーブADCでは、各コンポーネントADCのサンプル・ホールド回路(S/H)110のゲインは、全く同一でなければならない。
図1の構成例の場合、例えば第1のコンポーネントADC10(第1のパイプラインADC11)を基準とし、第1、第2のパイプラインADC11、21におけるサンプル・ホールド回路(S/H)110(図2参照)のゲインの差分を、第2のコンポーネントADC20のゲインエラーとする。
パイプラインの第1段〜第N段の各段の増幅器(MBT)104のゲインの理想値は、「2」であり、「2」からのずれ量を、パイプラインADCの各段(ステージ)のゲインエラーとする。
ゲインエラーが存在する場合、次式(3)で表されるエラーEが発生する。次式(3)では、第M段以降のゲインエラーは、影響が小さいものとして、無視している。
図1の第1、第2のゲインエラー補正回路12、22では、補正回路30より第1、第2のゲインエラー補正回路12、22に対してそれぞれ出力される補正量制御信号#1、補正量制御信号#2で設定されたゲインエラーに応じて、次式(3)を計算し、第1、第2のパイプラインAD変換器11、21から出力される変換ディジタルデータから、式(3)を差し引くことにより、ゲインエラーの補正を行う。なお、式(3)については、上記特許文献1等が参照される。
E = 2-2 (2g0 - a1)D1
+ 2-3 (2g0 + a1 - a2)D2
+ 2-4 (2g0 + a1 + a2 - a3)D3
+ …
+ 2-M-1 (2g0 + a1 + a2… - aM)DM
+ 2-M-2 (2g0 + a1 + a2… + aM)(DM+1 + 2-1DM+2 + 2-2DM+3…)
…(3)
上式(3)において、
0は、サンプル・ホールド(S/H)回路110のゲインエラー、
は、第x段のパイプラインステージ100xのゲインエラーである。
ここで、L相インターリーブADC(図1の分周多相回路50が分周L相クロックを生成する)について検討すると、本発明では、補正用に、全帯域に対して、1/Lに帯域制限されたトレーニング信号を用いる。
ゲインエラーを持つインターリーブADCに帯域制限されたトレーニング信号を入力すると、周波数スペクトル上でのエイリアシング領域に、イメージ成分が発生する。
図3は、2相インターリーブADCにおけるゲインエラーによるイメージ成分発生を模式的に示す図である。図3において、fsはサンプリング周波数(fs/2はNyquist周波数)であり、帯域制限トレーニング信号の中心周波数をfiとしたとき、2相インターリーブADCにおけるゲインエラーによるイメージ成分は、周波数fs/2−fiを中心周波数とする(f/2に関するfiの折り返しに対応する)。
本実施例では、ゲインエラーにより発生したイメージ成分をバンドパス・フィルタ32により抽出し、抽出されたイメージ成分のパワー(電力)が最小になるように、ゲインエラー補正を行う。
図4は、図1の2相インターリーブADCにおけるゲインエラー補正手順を示す流れ図である。なお、図4において、ADC#1、#2は、図1のパイプラインADC11、21に対応し、サンプル・ホールド(S/H)回路は、図2の110、第1乃至第M段のパイプラインは図2の100〜100(不図示、ただし、MはM<Nの整数)に対応する。また、g#2は、パイプラインADC21のサンプル・ホールド(S/H)回路110のゲインエラーである。また、a#1〜a#1は、パイプラインADC11の第1〜第N段のパイプラインステージのゲインエラーである。a#2〜a#2は、パイプラインADC21の第1〜第N段のパイプラインステージのゲインエラーである。
まず、各ゲインエラー見積もり値を初期設定する(ステップS1)。g#2を0とし、a#1〜a#1を0、a#2〜a#2を0とする。
ADC#2のサンプル・ホールド(S/H)回路のゲインエラー補正する(ステップS3、S4、S5)。
その後、第1段から順に第M段まで、ADC#1とADC#2のパイプラインゲインエラー補正を交互に繰り返す(ステップS6とS7、ステップS8とS9、ステップS10とS11)。
この作業を予め決められたループ回数(loopmax)に達するか、イメージ成分のパワーが予め決められた閾値以下(PTH)になるまで繰り返す(ステップS12)。
ADC#2のサンプル・ホールド(S/H)回路のゲインエラー補正を例に、図4のステップS4の補正方法の詳細について図1及び図2を参照して説明する。
現在のゲインエラー推定値g#2に対して、δだけ減少させたゲインエラー
g#2m=g#2−δ …(4)
を、ゲインエラー補正回路22に設定する。その他のゲインエラーには、現在の推定値(a#11〜M、a#21〜M)を設定する。
このとき、バンドパス・フィルタ32によって抽出されたイメージ成分のパワーPOWを算出して記憶部(不図示)に保存する。
同様に、現在のゲインエラー推定値g#2に対してδだけ増加させたゲインエラー
g#2p=g#2+δ …(5)
をゲインエラー補正回路22に設定し、このときのバンドパス・フィルタ32により抽出したイメージ成分のパワーPOWを算出して記憶部(不図示)に保存する。
POWがPOWより小さい場合には、実際のゲインエラーが、現在の推定値より大きいものと判断し、ゲインエラー推定値g#2を、ステップサイズμだけ増大させる。
一方、POWがPOWより大きい場合には、実際のゲインエラーが現在の推定値より小さいものと判断し、ゲインエラー推定値g#2ををステップサイズμだけ減少させる。
なお、図4のg#2=g#2−μsign(POW−POW)において、μsignのsignは、(POW−POW)の符号の負、正に応じて、−1、1をとる。
上記したステップS4の処理を、k=0から開始し(ステップS3)、kが予め決められたループ回数(kmax)に達するか(k≧kmax)、イメージ成分のパワーが予め決められた閾値以下(PTH)、すなわち、abs(POW−POW)<PTHとなるまで繰り返す(ステップS5)。なお、図4において、演算子absは絶対値を表す。
インターリーブADCのコンポーネントADCにパイプラインADCを用いた場合、各パイプライン段のゲインエラーにより、特性劣化が生じる。また、インターリーブADC間のサンプル・ホールド(S/H)回路のゲインばらつきによっても特性劣化が生じる。
本実施例によれば、ゲインエラーが存在するインターリーブ型ADCに対し、帯域制限されたトレーニング信号を入力し、インターリーブ型ADCからそのイメージ成分が生成されることを利用し、イメージ成分が最小になるように、ゲインエラー補正を行っている。また、トレーニング信号は帯域制限された任意の信号でよいので、トレーニング信号を発生する補正信号発生部40の構成を簡素化できるといる利点を有している。
このように、上記のゲインエラーがあった場合でも、特性劣化を抑えられる。また、従来の補正方式のように、正確な既知補正信号発生回路や、高精度のリファレンスADCを必要としないため、回路規模を削減できる。
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施例の構成を示す図である。 本発明の一実施例のパイプラインADCの構成を示す図である。 本発明のフィルタ処理を説明するためのスペクトラム図である。 本発明の一実施例の処理手順を説明するための流れ図である。 従来の補正回路の典型的な構成の一例を示す図である。 従来の補正回路の別の構成の一例を示す図である。
符号の説明
10 第1のコンポーネントAD変換器
11 第1のパイプラインAD変換器
12 第1のゲインエラー補正回路
20 第2のコンポーネントAD変換器
21 第2のパイプラインAD変換器
22 第2のゲインエラー補正回路
30、30A、30B 補正回路
31 シリアル・パラレル変換回路(デマルチプレクサ)
32 バンドパス・フィルタ
33 受信パワー計算部
34、34A、34B 補正回路制御部
35 補正信号レプリカ発生部
36 減算器
40、40A、40B 補正信号発生部
50 2分周多相回路
50B 分周多相回路
60 リファレンスAD変換器
61 低速・高精度AD変換器(リファレンスADC)
100〜100 第1〜Nステージ
101 1.5ビットADC
102 1.5ビットDAC
103 加算器
104 増幅器(MBT)
110 サンプル・ホールド回路
120 1.5ビット−1ビット変換器

Claims (14)

  1. 複数並置され、互いに位相が異なるサンプリングクロック信号で駆動され、アナログ信号を入力しデジタル信号に変換して出力するパイプライン方式のアナログ・デジタル変換回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を制御する補正回路と、
    を含み
    前記補正回路が、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力信号を受け、前記アナログ・デジタル変換回路におけるゲインエラーにより発生した所定の周波数成分を抽出するフィルタと、
    前記フィルタで抽出された周波数成分に基づき、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行うため制御信号を、前記アナログ・デジタル変換回路に供給する制御回路と、
    を備えている、ことを特徴とするアナログ・デジタル変換システム。
  2. 前記フィルタが、バンドパス・フィルタよりなる、ことを特徴とする請求項1記載のアナログ・デジタル変換システム。
  3. 前記制御回路は、前記フィルタで抽出された周波数成分のパワーを計算し、前記パワーの値が少なくなるように、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行うため制御信号を生成する、ことを特徴とする請求項1記載のアナログ・デジタル変換システム。
  4. 前記アナログ・デジタル変換回路のアナログ入力端子に入力される補正信号が、帯域制限された信号よりなり、
    前記補正回路において、
    前記フィルタは、ナイキスト周波数より、前記帯域制限された信号の中心周波数を差し引いた周波数を含む所定範囲の周波数帯域の信号を選択的に通過させて抽出し、
    前記制御回路は、前記フィルタで抽出された周波数成分のパワーを計算するパワー計算部と、
    前記パワー計算部で計算された前記パワーを受け、前記パワーの値が少なくなるように、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行うための前記制御信号を生成し、前記制御信号を、前記アナログ・デジタル変換回路に供給する補正制御部と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項1記載のアナログ・デジタル変換システム。
  5. 前記アナログ・デジタル変換回路は、
    サンプル・ホールド回路と、
    複数段(N段)のパイプラインステージ・アナログ・デジタル変換器と、
    複数段(N段)のパイプラインステージ・アナログ・デジタル変換器のデジタル出力を受け、冗長表現から非冗長表現に変換出力する変換回路と、
    前記変換回路の出力を受け、前記制御信号に基づき、ゲインエラーを補正するゲインエラー補正回路と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項1記載のアナログ・デジタル変換システム。
  6. 互いに位相の異なるクロック信号をサンプリングクロック信号としてそれぞれ入力し、アナログ入力端子より入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するパイプライン方式のアナログ・デジタル変換回路を複数並列に備え、
    前記複数のアナログ・デジタル変換回路の複数のデジタル出力を多重化するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサの出力信号を受け、前記アナログ・デジタル変換回路におけるゲインエラーにより発生した所定の周波数成分を抽出するバンドパス・フィルタと、
    前記バンドパス・フィルタで抽出された周波数成分のパワーを計算するパワー計算部と、
    前記周波数成分のパワーの値が少なくなるように、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行うための制御信号を、前記複数のアナログ・デジタル変換回路にそれぞれ供給する補正回路制御部と、
    を備えている、ことを特徴とするアナログ・デジタル変換システム。
  7. 複数並置され、互いに位相の異なるサンプリングクロック信号で駆動され、アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するパイプライン方式のアナログ・デジタル変換回路のゲインエラーを補正するための補正回路であって、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力信号を受け、前記アナログ・デジタル変換回路におけるゲインエラーにより発生した周波数成分を抽出するフィルタと、
    前記フィルタで抽出された周波数成分のパワーを計算し、前記パワーの値が少なくなるように、前記アナログ・デジタル変換回路におけるゲインエラーの補正を行うための制御信号を出力する制御回路と、
    を含む、ことを特徴とする補正回路。
  8. 複数並置され、互いに位相が異なるサンプリングクロック信号で駆動され、アナログ信号を入力しデジタル信号に変換して出力するパイプライン方式のアナログ・デジタル変換回路の補正方法であって、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力信号を受け、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーにより発生した周波数成分をフィルタで抽出する工程と、
    前記フィルタで抽出された周波数成分に基づき、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行う工程と、
    を含む、ことを特徴とするアナログ・デジタル変換回路の補正方法。
  9. 前記フィルタが、バンドパス・フィルタよりなる、ことを特徴とする請求項記載のアナログ・デジタル変換回路の補正方法。
  10. 前記フィルタで抽出された周波数成分のパワーを計算する工程と、
    前記抽出された周波数成分のパワーの値が少なくなるように、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行う工程と、
    を含む、ことを特徴とする請求項記載のアナログ・デジタル変換回路の補正方法。
  11. 前記アナログ・デジタル変換回路のアナログ入力端子に、帯域制限された信号を、補正信号として入力する工程と、
    ナイキスト周波数より、前記帯域制限された信号の中心周波数を差し引いた周波数を含む所定範囲の周波数帯域の信号をフィルタを用いて選択的に通過させる工程と、
    前記フィルタから出力される周波数成分のパワーを計算する工程と、
    前記計算されたパワーが少なくなるように、前記アナログ・デジタル変換回路のゲインエラーの補正を行うための制御信号を生成する工程と、
    を含む、ことを特徴とする請求項記載のアナログ・デジタル変換回路の補正方法。
  12. 前記アナログ・デジタル変換回路は、
    サンプル・ホールド回路と、
    複数段(N段)のパイプラインステージ変換器と、
    複数段(N段)のパイプラインステージ変換器の出力を受け冗長表現から非冗長表現に変換して出力する変換回路と、
    前記変換回路の出力信号を受け、前記制御信号に基づき、ゲインエラーを補正するゲインエラー補正回路と、を含むものである、ことを特徴とする請求項11記載のアナログ・デジタル変換回路の補正方法。
  13. 前記アナログ・デジタル変換回路を少なくとも二つ含み、
    (a)一つの前記アナログ・デジタル変換回路のサンプル・ホールド回路のゲインエラーを補正する工程と、
    (b)前記アナログ・デジタル変換回路のパイプラインステージのゲインエラーの補正を、第1から第N段のパイプラインステージまで、二つの前記アナログ・デジタル変換回路について、交互に行う工程と、
    を含む、ことを特徴とする請求項12記載のアナログ・デジタル変換回路の補正方法。
  14. 前記工程(a)が、
    (a1)一つの前記アナログ・デジタル変換回路のサンプル・ホールド回路のゲインエラーを、現在の値から、予め定められた所定量加算した第1の値に更新し、
    一つの前記アナログ・デジタル変換回路の前記第1の値のゲインエラーに対応する前記フィルタで抽出された周波数成分のパワー(「第1のパワー」という)を計算する工程と、
    (a2)一つの前記アナログ・デジタル変換回路のサンプル・ホールド回路のゲインエラーを、現在の値から、予め定められた所定量減算した第2の値に更新し、一つの前記アナログ・デジタル変換回路の前記第2の値のゲインエラーに対応する前記フィルタで抽出された周波数成分のパワー(「第2のパワー」という)を計算する工程と、
    (a3)前記第1のパワーと前記第2のパワーの差分の絶対値が、予め定められた所定の閾値より小となるか、又は、予め定められた所定の繰り返し回数に達するまで、前記(a1)と(a2)の工程を繰り返すように制御する工程と、
    を含む、ことを特徴とする請求項13記載のアナログ・デジタル変換回路の補正方法。
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