JP4009710B2 - オレフィン重合用触媒及びそれを用いたオレフィンの重合法 - Google Patents

オレフィン重合用触媒及びそれを用いたオレフィンの重合法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エチレン、プロピレン等のオレフィン重合用触媒及びそれを用いるオレフィンの重合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
メタロセン化合物を触媒成分としたオレフィン重合用触媒は知られている。従来、メタロセン、代表的には最も実用化が進んでいるジルコノセンは、(1)メチルアルミノオキサン(MAO)、(2)Ph2 MeHN・B(C6 5 4 (但し、Phはフェニル基を、Meはメチル基を示す。)、(3)有機アルミニウム化合物及びヘテロポリ酸、等と組み合わせて活性化することにとって触媒成分にオレフィン重合能を発現させている。
【0003】
しかし、ジルコノセンを活性化するために用いられる上記(1)のMAOは、大量に用いる必要があり、それに伴い重合触媒がコスト高となると共に得られるポリマー中の触媒殘渣が多くなる、上記(2)のPh2 MeHN・B(C6 5 4 は、不安定であることから、失活し易く、取扱いが不便である、上記(3)のヘテロポリ酸系は低活性である、等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、より簡便で、安価かつ取扱いが容易なメタロセン触媒系からなるオレフィン重合用触媒及びそれを用いるオレフィンの重合方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、分子内にチタン原子とアルミニウム原子を持ち、オレフィンの重合能を有しないことが知られている化合物を、メタロセン化合物及びアルキルアルミニウムハライドと組み合わせたものが、本発明の目的を達成し得ることを見出だし、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、(1)下記一般式(I)で表される金属錯体、(2)メタロセン化合物及び(3)一般式 Rn AlQ3-n (但し、Rは炭素数1〜8個のアルキル基を、Qはハロゲン原子を、nは3>n≧1.5を示す。)で表されるエチルアルミニウムクロリドからなるオレフィン重合用触媒を要旨とする。
【化3】
Figure 0004009710
(但し、Cpはシクロペンタジエニル基を、Dはハロゲン原子を、Eはハロゲン原子を、Jは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子を、Lは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子をそれぞれ示し、DとE、JとLはそれぞれ同じでも良い。)
【0007】
又、本発明のオレフィン重合用触媒は、上記金属錯体は、一般式(I)におけるD及びEがそれぞれ塩素原子、J及びLがそれぞれエチル基若しくは塩素原子で示される化合物であることを特徴とする。
又、本発明のオレフィン重合用触媒は、上記メタロセン化合物が、下記一般式(II)で表される化合物であることを特徴とする。
【化4】
Figure 0004009710
(但し、Tはアルカジエニル基若しくは置換アルカジエニル基を、Xはmが0のときアルカジエニル基、置換アルカジエニル基、炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子、mが1のときアルカジエニル基若しくは置換アルカジエニル基を、Mはジルコニウム原子若しくはチタン原子を、Yは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子を、Zは炭素数1〜8個のアルキル基、ハロゲン原子若しくは水素原子を、AはU2 V=若しくは−(CW2 2 −を、Uは水素原子、メチル基、エチル基若しくはフェニル基を、Vは炭素原子若しくは珪素原子を、Wは水素原子、メチル基、エチル基若しくはフェニル基を、mは0若しくは1を、それぞれ示し、TとX、YとZ、更にmが0のときXとYとZは、それぞれ同じでも良い。)
【0008】
又、本発明のオレフィン重合用触媒は、上記一般式(II)におけるMがジルコニウム原子であり、Vが炭素原子であることを特徴とする。
【0009】
更に、本発明は、上記オレフィン重合用触媒の存在下、オレフィンを重合することからなるオレフィンの重合方法を要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のオレフィン重合触媒は、(1)下記一般式(I)で表される金属錯体(以下、成分(1)という。)、(2)メタロセン化合物(以下、成分(2)という。)及び(3)一般式 Qn AlR3-n (以下、成分(3)という。)で表されるアルキルアルミニウムハライドからなる。
【化5】
Figure 0004009710
【0011】
成分(1)の上記一般式(I)において、Dはハロゲン原子を、Eはハロゲン原子を、Jは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子を、Lは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子をそれぞれ示す。DとE、更にJとLのハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ素、弗素原子が挙げられ、特に塩素原子が好ましい。JとLの炭素数1〜8個のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル等が挙げられ、好ましくはメチル、エチル、プロピル、特に好ましくはエチル基である。DとE、JとLはそれぞれ同じでも良い。
【0012】
上記一般式(I)で表される成分(1)は、公知の化合物であり、D及びEが共に塩素原子でJ及びLが共に塩素原子である化合物(化合物(1))、D及びEが共に塩素原子でJが塩素原子でLがエチル基である化合物(化合物(2))及びD及びEが共に塩素原子でJ及びLが共にエチル基である化合物(化合物(3))が代表的な化合物である。これらの化合物は、T.モール及びE.A.ジェフェリー著「オルガノアルミニウム コンパウンド」(398〜399頁、エルスビエール パブリッシング カンパニー,アムステルダム,1972年)に記載されているように、例えば、化合物(1)は、ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクリド(Cp2 TiCl2 )とエチルアルミニウムジクロリドとを、化合物(2)は、Cp2 TiCl2 とジエチルアルミニウムクロリドとを、化合物(3)は、Cp2 TiCl2 とトルエチルアルミニウムとを、それぞれ反応させることにより製造することができる。これらの化合物の中でも、化合物(1)及び化合物(2)が、特に化合物(1)が好ましい。
【0013】
メタロセン化合物である成分(2)は、下記一般式(II)で表される化合物が好ましい。
【化6】
Figure 0004009710
上記一般式(II)において、Tはアルカジエニル基若しくは置換アルカジエニル基を、Xはmが0のときアルカジエニル基、置換アルカジエニル基、炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子、mが1のときアルカジエニル基若しくは置換アルカジエニル基を、Mはジルコニウム原子若しくはチタン原子を、Yは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子を、Zは炭素数1〜8個のアルキル基、ハロゲン原子若しくは水素原子を、AはU2 V=若しくは−(CW2 2 −を、Uは水素原子、メチル基、エチル基若しくはフェニル基を、Vは炭素原子若しくは珪素原子を、Wは水素原子、メチル基、エチル基若しくはフェニル基を、mは0若しくは1を、それぞれ示し、TとX、YとZは、更にmが0のときXとYとZは、それぞれ同じでも良い。
【0014】
T及びXのアルカジエニル基としては、シクロペンタジエニル基、インデニル基、フルオレニル基等が挙げられ、シクロペンタジエニル基が好ましい。置換アルカジエニル基としては、上記アルカジエニル基の1個又は2個以上の水素原子が1個又は2個以上のメチル基、エチル基若しくはフェニル基で置換されたものが挙げられる。X、Y及びZの炭素数1〜8個のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル等が挙げられ、特にメチル基が好ましく、ハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ素、弗素原子が挙げられ、特に塩素原子が好ましい。又、上記一般式(II)において、Mがジルコニウム原子であり、Vが炭素原子である化合物が特に好ましい。
上記一般式(II)で示される成分(2)は既知の化合物であり、その多くは市販されているが、後記の実施例で示すようにその製造法は文献等に記載されているか、その文献等に記載されている方法に準じて製造することができる。
【0015】
成分(3)は上記一般式で表される。式においてRは炭素数1〜8個のアルキル基を、Qはハロゲン原子を、nは3>n≧1.5を示す。Rの炭素数1〜8個のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル等が挙げられる。Qのハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ素、弗素原子が挙げられる。成分(3)の具体例としては、ジエチルアルミニウムクロリド、ジプロピルアルミニウムクロリド、ジブチルアルミニウムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミド、ジエチルアルミニウムアイオダイド、エチルアルミニウムセスキクロリド等が挙げられるが、ジエチルアルミニウムクロリドが特に好ましい。
【0016】
本発明の重合触媒は、上記成分(1)、成分(2)及び成分(3)からなるが、それらは、成分(1)中のチタン1グラム原子当り、成分(2)は成分(2)中の遷移金属が0.1〜10グラム原子、好ましくは0.5〜1.5グラム原子、成分(3)は0.5〜1,000グラムモル、好ましくは10〜50グラムモルとなる割合で用いられる。
【0017】
上記3成分からなる重合触媒は、オレフィンを重合する際に、上記3成分をそのまま、又は3成分を同時に混合して用いても良いが、予め成分(1)と成分(2)を混合、接触させた後、成分(3)を混合した上で用いるのが好ましい。成分(1)と成分(2)の混合、接触は、−100℃〜+100℃、好ましくは0〜30℃で1〜60分間行われる。この混合、接触は、適当な媒体、例えば、オレフィンの重合時に用いられることがある炭化水素中で行うことができる。
【0018】
更に、本発明は、上記重合触媒の存在下、オレフィンを重合することからなるオレフィンの重合方法である。オレフィンの重合は、エチレン及び/又はオレフィン類(但し、エチレンを除く。)を単独重合若しくは共重合させることからなる。単独重合若しくは共重合させるオレフィン類としては、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等のα−オレフィン等が挙げられる。本発明は、エチレン又はプロピレンの単独重合並びにエチレンとプロピレンの共重合に適しているが、特にエチレンの単独重合に適している。
【0019】
(共)重合反応は、通常、(共)重合反応に対して不活性で、(共)重合時に液体である媒体中で行われる。該媒体としては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の飽和脂肪族炭化水素、シクロプロパン、シクロヘキサン等の飽和脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。これら媒体は1種に限らず2種以上併用することができる。上記単独重合若しくは共重合は、通常、−100℃〜+100℃、好ましくは0〜30℃で0.5〜100時間行われる。
【0020】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
(実施例1)
[成分1の合成]
100mlの3つ口フラスコを充分窒素置換した後、3.77gのビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド(Cp2 TiCl2 )と予め脱気、脱水した50mlのトルエンを入れ、攪拌下50℃に昇温した。次いで、1モル/lのエチルアルミニウムジクロリドのトルエン溶液38mlを30分掛けて滴下した。滴下終了後、90℃に昇温し、この温度で15分間攪拌、反応した。反応後、室温まで冷却し、真空脱気によりトルエンを除去した。得られた青色の粉末を精製ヘキサン各80mlで3回洗浄した。真空脱気によりトルエンを除去した後、約30mlの精製トルエンに再溶解し、−78℃にて再結晶することで青色結晶からなる一般式(I)において、D及びEが共に塩素原子でJ及びLが共に塩素原子である化合物(化合物(1))を合成した。
【0021】
[エチレンの重合]
窒素置換した100mlのフラスコにトルエン17mlを入れ、良く攪拌しながら減圧下脱気を行った後、エチレンを導入した。エチレンの吸収量はマスフローメーターで測定した。エチレンの吸収が認められなくなりトルエンが充分に飽和した後、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド(Cp2 ZrCl2 )の2.73×10-5モルのトルエン溶液及び上記で合成した化合物(1)の2.73×10-5モルのトルエン溶液をそれぞれ1ml加えたところ、エチレンの吸収が認められなかったことからこの時点ではエチレンの重合が進行していないことを確認した。この溶液を室温で5分間攪拌した後、ジエチルアルミニウムクロリドの1.0モルトルエン溶液を1ml加えることにより重合が開始した。1時間後、重合溶液に5mlのメタノールを加えることにより重合を停止した。2規定の塩酸を少量含む大量のメタノールに沈殿させてポリマーを回収した後、濾過、減圧することにより2.18gのポリエチレンを得た。GPC測定を行ったところ、数平均分子量が3,700、分子量分布が重量平均分子量/数平均分子量で1.8の単峰性のピークを示した。又、1,1,4,4−テトラクロロエタン中で13C−NMR測定を行ったところ、得られたポリエチレンのスペクトルには、分岐に由来するシグナルが観測されず、極めて高い直鎖状構造を有していることが判った。
【0022】
(実施例2)
[成分2の合成]
500mlの3つ口フラスコを充分窒素置換した後、精製したフルオレン26.1g(151.6ミリモル)及び脱水したテトラヒドロフラン300mlを入れた。次に、2.5モル/lのブチルリチウムヘキサン溶液61.5mlを室温で30分掛けて滴下し、ジフェニルフルベンの粉末35.7g(155ミリモル)を導入し一晩攪拌した。反応溶液に300mlの水を加えて加水分解し、大量のエーテルで抽出した後、減圧溶媒を留去することによりジフェニルシクロペンタジエニルメチルフルオレン20.5g(51.7ミリモル)を得た。
次に、500mlの3つ口フラスコを充分窒素置換した後、19.6g(49.4ミリモル)のジフェニルシクロペンタジエニルメチルフルオレンと200mlの脱水した200mlのテトラヒドロフランを入れた。0℃に冷却した後、1.6モルのブチルリチウムヘキサン溶液61.6mlを1時間で滴下した。室温で3時間攪拌し後、減圧溶媒を留去し得られた固体を精製ペンタンで洗浄、減圧乾燥することにより配位子のジアニオンを単離した。
次いで、500mlの2つ口フラスコを充分窒素置換した後、四塩化ジルコニウム1.2g(17.1ミリモル)と精製した塩化メチレン40mlを入れた。−78℃に冷却した後、上記配位子のジアニオン6.85g(17.1ミリモル)を加えて−78℃で2時間攪拌し、室温まで昇温した後、更に5時間攪拌した。反応溶液を濾過した後、固体を塩化メチレンでソックスレー抽出することにより朱色結晶からなるジフェニルメタンシクロペンタジエニルフルオレニルジルコニウムジクロリド(Ph2 C(Cp)(Flu)ZrCl2 )を合成した。
【0023】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たPh2 C(Cp)(Flu)ZrCl2 を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、1.05gのポリエチレンを得た。
【0024】
(実施例3)
[成分2の合成]
100mlの3つ口フラスコを充分窒素置換した後、6.03gのCp2 ZrCl2 と精製したジエチルエーテル溶媒50mlを入れた。次いで、攪拌しながら14モル/lのメチルリチウムのジエチルエーテル溶液29.5mlを30分掛けて滴下した。更に、室温にて15時間攪拌した後、真空脱気により溶媒を除去した。残存した固相部を精製ヘキサン400mlで抽出し、その可溶部を回収した。更に、約100mlの体積になるまで真空脱気にて濃縮した。この濃溶液を−78℃に冷却することにより白色結晶からなるビス(シクロペンタジエニル)ジメチルジルコニウム(Cp2 ZrMe2 )を合成した。
【0025】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たCp2 ZrMe2 を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.74gのポリエチレンを得た。
【0026】
(実施例4)
[成分2の合成]
100mlの3つ口フラスコを充分窒素置換した後、実施例3で得たCp2 ZrMe2 2.17g、トルエン溶媒50ml及びCp2 ZrCl2 2.51gをこの順序で入れた。次いで、攪拌下、還流させながら50時間反応させた。反応終了後、室温まで冷却した後、真空脱気することにより溶液量が約半分になるまで濃縮した。この濃溶液を−78℃に冷却することにより淡黄色結晶からなるビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムメチルクロリド(Cp2 ZrMeCl)を合成した。
【0027】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たCp2 ZrMeClを用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、2.62gのポリエチレンを得た。
【0028】
(実施例5)
Cp2 ZrCl2 の代りに、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムヒドロクロリド(Cp2 ZrHCl)を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.94gのポリエチレンを得た。
【0029】
(実施例6)
[成分2の合成]
Cp2 ZrCl2 の代りに、2.11gのrac−エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド(rac−Et(Ind)2 ZrCl2 )を、又、メチルリチウムのジエチルエーテル溶液を7.2ml用いた以外は、実施例3と同様にして、黄色結晶からなるrac−エチレンビス(インデニル)ジメチルジルコニウム(rac−Et(Ind)2 ZrMe2 )を合成した。次いで、Cp2 ZrMe2 の代りに、0.64gのrac−Et(Ind)2 ZrMe2 を、又、Cp2 ZrCl2 の代りに、0.71gのrac−Et(Ind)2 ZrCl2 を用いた以外は、実施例4と同様にして、黄色粉末からなるrac−エチレンビス(インデニル)ジルコニウムメチルクロリド(rac−Et(Ind)2 ZrMeCl)を合成した。
【0030】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たrac−Et(Ind)2 ZrMeClを用い、かつrac−Et(Ind)2 ZrMeClと化合物(1)の反応時間を1時間とした以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、2.46gのポリエチレンを得た。
【0031】
(実施例7)
[成分2の合成]
300mlの3つ口フラスコを充分窒素置換した後、3.27gのCp2 ZrCl2 と精製した塩化メチレン溶媒150mlを入れた。次いで、室温で攪拌しながら2.01gの三臭化ホウ素を30mlの塩化メチレンに溶解させた溶液を30分掛けて滴下した。更に、室温にて3時間攪拌した後、真空脱気により溶媒及び副生成物の三臭化ホウ素を除去した。残存した固相部を塩化メチレン100mlで抽出し、その可溶部を回収した。この溶液を−78℃に冷却することにより白色結晶からなるビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウジブロミド(Cp2 ZrBr2 )を合成した。
【0032】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たCp2 ZrBr2 を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、1.40gのポリエチレンを得た。
【0033】
(実施例8)
[成分2の合成]
実施例7の成分2の合成において、Cp2 ZrCl2 の使用量を2.50gとし、三臭化ホウ素の代りに2.34gの三ヨウ化ホウ素を用いた以外は、実施例7と同様にして、黄色結晶からなるビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウジアイオダイド(Cp2 ZrI2 )を合成した。
【0034】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たCp2 ZrI2 を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、トレース量のポリエチレンを得た。
【0035】
(実施例9)
[成分1の合成]
100mlの3つ口フラスコを充分窒素置換した後、3.77gのCp2 TiCl2 と予め脱気、脱水した50mlのヘキサンを入れた。次いで、1モル/lのジエチルアルミニウムクロリドのヘキサン溶液38mlを30分掛けて滴下した。滴下終了後、室温で15時間攪拌、反応した。反応後、真空脱気によりヘキサンを除去した。得られた青色の粉末を約30mlの精製トルエンに再溶解し、−78℃にて再結晶した。上澄液を除去後、再び約30mlの精製トルエンを導入して室温で固体を溶解し、−78℃にて再結晶した。更にもう一度再結晶を行うことにより青色結晶からなる一般式(I)において、D及びEが共に塩素原子でJが塩素原子、Lがエチル基である化合物(化合物(2))を合成した。
【0036】
[エチレンの重合]
化合物(1)の代りに、上記で得た化合物(2)を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、1.25gのポリエチレンを得た。
【0037】
(実施例10)
[成分1の合成]
実施例9の成分1の合成において、ジエチルアルミニウムクロリドの代りにトリエチルアルミニウムを用いた以外は、実施例9と同様にして青色結晶からなる一般式(I)におけるD及びEが共に塩素原子でJ及びLが共にがエチル基である化合物(化合物(3))を合成した。
【0038】
[エチレンの重合]
化合物(1)の代りに、上記で得た化合物(3)を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.79gのポリエチレンを得た。
【0039】
(実施例11)
ジエチルアルミニウムクロリドの代りに、エチルアルミニウムセスキクロリドを用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.66gのポリエチレンを得た。
【0040】
(実施例12)
ジエチルアルミニウムクロリドの代りに、ジイソブチルアルミニウムクロリドを用いた以外は、実施例4と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.43gのポリエチレンを得た。
【0041】
(実施例13)
Cp2 ZrMeClと化合物(1)の反応時間を1時間とし、かつジエチルアルミニウムクロリドの代りに、ジエチルアルミニウムブロミドを用いた以外は、実施例4と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.49gのポリエチレンを得た。
【0042】
(実施例14)
溶媒としてのトルエンの代りに、ヘキサン(17ml)を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.88gのポリエチレンを得た。
【0043】
(実施例15)
窒素置換した100mlのフラスコにトルエン17mlを入れ、良く攪拌しながら減圧下脱気を行った後、エチレンを導入した。エチレンの吸収量はマスフローメーターで測定した。エチレンの吸収が認められなくなりトルエンが充分に飽和した後、Cp2 TiCl2 の1.0×10-5モルのトルエンスラリーを2ml、次いで化合物(1)の2.73×10-5モルのトルエン溶液を0.4ml加えたところ、エチレンの吸収が認められなかったことからこの時点ではエチレンの重合が進行していないことを確認した。この溶液を室温で5分間攪拌した後、ジエチルアルミニウムクロリドの1.0モルのトルエン溶液を1ml加えたところ、約5分間の誘導期を経て急激なエチレンの吸収が認められ重合が開始した。1時間後、重合溶液に5mlのメタノールを加えることにより重合を停止した。2規定の塩酸を少量含む大量のメタノールに沈殿させてポリマーを回収した後、濾過、減圧することにより1.13gのポリエチレンを得た。
【0044】
(実施例16)
窒素置換した100mlのフラスコにトルエン17mlを入れ、良く攪拌しながら減圧下脱気を行った後、プロピレンを導入した。プロピレンの吸収量はマスフローメーターで測定した。プロピレンの吸収が認められなくなりトルエンが充分に飽和した後、Ph2 C(Cp)(Flu)ZrCl2 の2.73×10-5モルのトルエンスラリーを1.0ml加え、次いで化合物(1)の2.73×10-5モルのトルエン溶液を1.0ml加えたところ、プロピレンの吸収が認められなかったことからこの時点ではプロピレンの重合が進行していないことを確認した。
一方、窒素置換したオートクレーブにトルエンを10ml及びジエチルアルミニウムクロリドの1.0モルのトルエン溶液を1ml加え、−78℃に冷却しながら10lのプロピレンガスを導入した。これに上記のトルエン、Ph2 C(Cp)(Flu)ZrCl2 のトルエンスラリー及び化合物(1)のトルエン溶液からなる溶液17mlを加えて40℃で16時間攪拌した。その後、プロピレンを放出してから重合溶液を大量の酸性メタノールに加えて重合を停止したところ、トレース量のポリマーが析出した。
【0045】
(実施例17)
Ph2 C(Cp)(Flu)ZrCl2 の代りに、rac−Et(Ind)2 ZrMeClを用いた以外は、実施例16と同様にしてプロピレンを行ったところ、0.012gのポリプロピレンを得た。
【0046】
(実施例18)
[成分2の合成]
実施例7の成分2の合成において、Cp2 ZrCl2 の代りに3.25gのビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリドを用い、三臭化ホウ素の使用量を2.64gとした以外は、実施例7と同様にして、深赤色結晶からなるビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジブロミド(Cp2 TiBr2 )を合成した。
【0047】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たCp2 TiBr2 を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、1.36gのポリエチレンを得た。
【0048】
(実施例19)
[成分2の合成]
実施例8の成分2の合成において、Cp2 ZrCl2 の代りに1.81gのビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリドを用い、三ヨウ化ホウ素の使用量を2.15gとした以外は、実施例8と同様にして、深赤色結晶からなるビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジアイオダイド(Cp2 TiI2 )を合成した。
【0049】
[エチレンの重合]
Cp2 ZrCl2 の代りに、上記で得たCp2 TiI2 を用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.68gのポリエチレンを得た。
【0050】
(実施例20)
Cp2 ZrCl2 の代りに、シクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドを用いた以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行った結果、0.38gのポリエチレンを得た。
【0051】
(比較例1)
Cp2 ZrCl2 を用いなかった以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行ったが、ポリマーは得られなかった。
【0052】
(比較例2)
化合物(1)を用いなかった以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行ったが、ポリマーは得られなかった。
【0053】
(比較例3)
ジエチルアルミニウムクロリドを用いなかった以外は、実施例1と同様にしてエチレンの重合を行ったが、ポリマーは得られなかった。
【0054】
(比較例4)
ジエチルアルミニウムクロリドの代りにエチルアルミニウムジクロリドを用いた以外は、実施例4と同様にしてエチレンの重合を行ったが、ポリマーは得られなかった。
【0055】
(比較例5)
ジエチルアルミニウムクロリドの代りにトリオクチルアルミニウムを用いた以外は、実施例4と同様にしてエチレンの重合を行ったが、ポリマーは得られなかった。
【0056】
【発明の効果】
本発明の触媒は安定で取扱いが容易であり、常温でオレフィンの重合が可能であると共に、メタロセン化合物と組み合わせる有機アルミニウム化合物の使用量を従来のアルミノオキサンのそれに比べて大幅に減少することができ、従って触媒コスト並びにポリマー中の触媒残渣を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の触媒の調製方法を示すフローチャート図である。

Claims (5)

  1. (1)下記一般式(I)で表される金属錯体、(2)メタロセン化合物及び(3)一般式 Rn AlQ3-n (但し、Rは炭素数1〜8個のアルキル基を、Qはハロゲン原子を、nは3>n≧1.5を示す。)で表されるアルキルアルミニウムハライドからなるオレフィン重合用触媒。
    Figure 0004009710
    (但し、Cpはシクロペンタジエニル基を、Dはハロゲン原子を、Eはハロゲン原子を、Jは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子を、Lは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子をそれぞれ示し、DとE、JとLはそれぞれ同じでも良い。)
  2. 上記金属錯体は、一般式(I)におけるD及びEがそれぞれ塩素原子、J及びLがそれぞれエチル基若しくは塩素原子で示される化合物である請求項1記載のオレフィン重合用触媒。
  3. 上記メタロセン化合物が、下記一般式(II)で表される化合物である請求項1又は2記載のオレフィン重合用触媒。
    Figure 0004009710
    (但し、Tはアルカジエニル基若しくは置換アルカジエニル基を、Xはmが0のときアルカジエニル基、置換アルカジエニル基、炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子、mが1のときアルカジエニル基若しくは置換アルカジエニル基を、Mはジルコニウム原子若しくはチタン原子を、Yは炭素数1〜8個のアルキル基若しくはハロゲン原子を、Zは炭素数1〜8個のアルキル基、ハロゲン原子若しくは水素原子を、AはU2 V=若しくは−(CW2 2 −を、Uは水素原子、メチル基、エチル基若しくはフェニル基を、Vは炭素原子若しくは珪素原子を、Wは水素原子、メチル基、エチル基若しくはフェニル基を、mは0若しくは1を、それぞれ示し、TとX、YとZは、更にmが0のときXとYとZは、それぞれ同じでも良い。)
  4. 上記一般式(II)におけるMがジルコニウム原子であり、Vが炭素原子である請求項3記載のオレフィン重合用触媒。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のオレフィン重合用触媒の存在下、オレフィンを重合することからなるオレフィンの重合方法。
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