JP4008911B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば鉄鋼、製紙プラントや自動車産業などの組立作業を含むFA分野、化学プラントなどのPA分野、あるいは上下水道システム他の公共システムなど、産業用システムの制御に広く使用されている制御装置に関するものであり、特にI/Oや伝送装置との入出力データを他の制御装置との間で高速に伝送させることができる制御装置に関する。
従来の制御装置40は、図13に示すように、システムバス19を介して互いに接続されているCPU11と、プログラムメモリ12と、データメモリ13と、制御プログラム実行回路14と、制御プログラムメモリ15と、制御データメモリ16と、I/Oインタフェース17と、通信インタフェース18と、データ伝送回路20と、モジュール間インタフェース24とによって構成されている。
CPU11は、制御装置40の全体を管理するプロセッサである。プログラムメモリ12には、CPU11が使用するシステムプログラム(OS)や、全体管理のためのソフトウェアが格納されている。また、データメモリ13には、このシステムプログラム(OS)や、全体管理のためのソフトウェアが使用するデータが格納されている。
また、制御プログラム実行回路14は、制御装置40を使用するためのアプリケーションプログラム(制御プログラム)を実行するための専用回路である。制御プログラム実行回路14によって実行されるアプリケーションプログラム(制御プログラム)は、制御プログラムメモリ15に格納される。また、制御データメモリ16は、このアプリケーションプログラム(制御プログラム)を実行する際のデータが格納されたり、作業領域として使用される。
I/Oインタフェース17は、制御対象30に接続されたI/O2をシステムバス19に接続するために、データ長やデータアクセスタイミングを調整するための回路である。なお、I/O2は、制御対象30と制御装置40とを接続するための装置であり、制御対象30の状態を入力したり、制御対象30を駆動するために使用される。
通信インタフェース18は、モニタ装置3などのように、シリアルデータ伝送で接続される装置との間でデータの転送速度やタイミングを調整するための回路である。
データ伝送回路20は、他制御装置23との間で高速にデータを伝送するために、データ信号の電圧を変更したり、変調、復調を実行したりしてデータ転送を効率良く実行するための回路である。
モジュール間インタフェース24は、システムバス19に加えてモジュール間接続バス25にも接続されており、同様にモジュール間接続バス25に接続されているその他のモジュール26と、制御装置40との間で行われるデータ授受を行うためのインタフェースである。
このような制御装置40は、その他のモジュール26と、モジュール間接続バス25で接続された構成になっており、例えばその他のモジュール26が伝送モジュールである場合、この伝送モジュールが使用する変数が格納される制御データメモリと、I/O用制御変数が使用する制御データメモリ16とが異なっている。
また、制御装置40と、他制御装置23とが、伝送路22を介してデータ交換するために使用するメモリの領域と、制御データメモリ16の領域とも異なっている。
したがって、例えば制御装置40が使用しているI/O2のデータを他制御装置23へ伝送する際には、I/O用制御変数を伝送モジュール用変数が使用する制御データメモリ16にコピーする必要がある。それに加えて、例えばその他のモジュール26の一形態である伝送モジュールは、通常、制御装置40とは別モジュールであることが多いため、制御装置40とモジュール26との間でデータ転送する必要があり、伝送時間の他にデータ転送の時間を要している。
特開2003−29809
しかしながら、このような従来の制御装置では、以下のような問題がある。
すなわち、上述したような従来の制御装置では、制御変数の格納領域が異なる変数を他の周辺回路やモジュール26に転送する際にオーバヘッドが大きく、制御の高速化が妨げられているという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、I/Oデータのみならず、自己に接続される伝送装置や他の機能を持つモジュールが使用するメモリ領域をも一体化して取り扱うようにし、もって、制御変数のコピーに要する時間を削減し、制御動作の高速化を図ることが可能な制御装置を提供することを目的とする。
なお、制御動作の高速化を図った先行技術としては、例えば上記特許文献1がある。これは、リモートI/Oと、データメモリとの間でデータリフレッシュするリモートI/Oマスタ部と、PLC命令実行部とが共通のデータメモリを使用することで、I/Oデータの転送回数が削減されている。
しかしながら、特許文献1では、制御装置(特許文献1では「CPUユニット10」と称されている)は、他の制御装置やモジュール(特許文献1では「リモートI/Oスレーブ23」と称されている)のI/Oデータを見ることができず、いずれにせよデータ伝送が必要となってしまい、高速化を図るには限界がある。
また、本発明では、ある制御装置に接続されている入出力装置や伝送装置の情報を、伝送装置で接続された他の制御装置からでも自由に入出力可能にすることで、複数の制御装置からなるシステム全体を一つの制御装置のように扱うことを可能にする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、データ入出力手段と、プログラム実行手段と、データ伝送手段と、コモンメモリと、CPUとを備えた制御装置である。データ入出力手段は、CPU及びプログラム実行手段と独立して動作することが可能であり、制御対象から制御対象情報を取得し、この取得した制御対象情報をコモンメモリに格納するとともに、コモンメモリに格納されている制御情報を、制御対象に出力する。プログラム実行手段は、データ入出力手段及びデータ伝送手段と独立して動作することが可能であり、コモンメモリに格納された制御対象情報を用いて、制御対象を制御する制御プログラムを実行して制御対象の制御情報を作成し、作成した制御情報をコモンメモリ内に備えられた送信データ領域に格納する。データ伝送手段は、CPU及びプログラム実行手段と独立して動作することが可能であり、コモンメモリ内の送信データ領域に格納されている制御情報を、他の制御装置に伝送するとともに、他の制御装置から伝送された制御情報を受信し、受信した制御情報をコモンメモリ内の、他の制御装置それぞれのために備えられた受信データ領域に格納する。CPUは、コモンメモリに格納されている制御対象情報を読み出し、制御情報をコモンメモリに格納する。そして、コモンメモリには更に、制御装置の下流に配置されたモジュールが保持する情報のコピーが格納され、この情報を他の制御装置によって利用できるようにしている。
従って、請求項1の発明の制御装置においては、以上のような手段を講じることにより、制御対象からの制御対象情報を、別の制御装置に転送する場合に、転送データ用のメモリに一旦送ることなく、コモンメモリからそのまま別の制御装置に転送できるようになるので、制御対象情報を、別の制御装置と高速に共有することが可能となる。
また、データ入出力を行っている最中であっても、制御プログラムを実行することができるので、短い周期での制御プログラム実行も可能となる。
更に、他の制御装置であっても、接続されている任意の制御装置の情報にアクセスできるようになる。このように構成することで、ある制御装置に接続されている制御対象や他の制御装置からの情報を、データ伝送手段によって接続された更に別の制御装置からでも自由に入出力することが可能となり、複数の制御装置からなるシステム全体を一つの制御装置のように扱うことが可能となる。
請求項の発明は、請求項の発明の制御装置において、情報を保持または取得することが可能な機器に接続されている場合、この機器によって保持または取得された情報を取得しコモンメモリに格納する情報取得手段を備えている。
従って、請求項の発明においては、以上のような手段を講じることにより、請求項の発明で奏される作用効果に加えて、他の制御装置が、接続されている任意の制御装置に接続された機器の情報にアクセスすることもできるようになる。
請求項の発明は、請求項1の発明の制御装置において、コモンメモリに格納されている情報と、他の制御装置に格納されている情報とを等値化する等値化手段を備えている。
従って、請求項の発明の制御装置においては、以上のような手段を講じることにより、特別な伝送手段を使用することなく、複数の制御装置間で情報を共有することが可能となる。
本発明によれば、I/Oデータのみならず、自己に接続される伝送装置や他の機能を持つモジュールが使用するメモリ領域をも一体化して取り扱うようにすることができる。
以上により、制御変数のコピーに要する時間を削減し、制御動作の高速化を図ることが可能な制御装置を実現することができる。
また、ある制御装置に接続されている入出力装置や伝送装置の情報を、伝送装置で接続された他の制御装置からでも自由に入出力することが可能となり、複数の制御装置からなるシステム全体を一つの制御装置のように扱うことが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施の形態の説明に用いる図中の符号は、図13と同一部分については同一符号を付して示すことにする。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1から図4を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る制御装置の一例を示す機能ブロック図である。
すなわち、本実施の形態に係る制御装置1は、図13に示す従来技術の制御装置40に、コモンメモリ21を付加するとともに、制御プログラム実行回路14と、制御プログラムメモリ15と、制御データメモリ16とを専用バス27を介して接続した点が異なっている。このコモンメモリ21は、I/Oインタフェース17、データ伝送回路20、及びシステムバス19に接続している。また、制御プログラム実行回路14は、演算回路、バス制御回路、ワークレジスタから構成している。
ここで図1の制御装置1の構成を、I/Oデータの転送に着目して変形したブロック図が図2である。ここで、コモンメモリ21は、I/Oインタフェース17やデータ伝送回路20と直結しており、I/Oデータ用バッファや伝送データ用バッファとして、制御装置1内の各部位から共通の資源として使用されるようにしている。
I/Oインタフェース17及びデータ伝送回路20は、CPU11や制御プログラム実行回路14と独立して動作が可能なように構成している。I/Oインタフェース17は、I/O2から制御対象30のデータを読出し、また制御対象30に制御データを出力する。
制御プログラム実行回路14やCPU11は、コモンメモリ21からI/Oデータを読出し、制御データをコモンメモリ21に書き込むことで制御動作を実行する。
同様に、データ伝送回路20は、コモンメモリ21内の伝送データを、他制御装置23などと交換することでネットワーク装置としての機能を果たす。更にデータ伝送回路20は、他制御装置23と制御装置1との間でなされるスキャン伝送(サイクリック伝送)を担っている。
したがって、コモンメモリ21内には、制御装置1と、他制御装置23とのそれぞれに割り付けられた送信データ領域と受信データ領域とを設けている。これにより、制御装置1の送信データ領域内のデータは、1回のデータ伝送で、同一の伝送路に接続されている全ての制御装置内のコモンメモリ21に転送されるようにしている。
このようなスキャン伝送の概念を、図3を用いて説明する。図3は、制御装置1(#1)、制御装置1(#2)、制御装置1(#3)、・・・、制御装置1(#n)が同一の伝送路に接続されている場合である。このC行に示すように、制御装置1(#1)の送信データ領域内のデータは、1回のデータ伝送で、同一の伝送路に接続されている全ての制御装置である制御装置1(#2),1(#3)〜1(#n)のそれぞれのコモンメモリ21に転送される。同様に、C行に示すように、制御装置1(#2)の送信データ領域内のデータもまた、制御装置1(#1)、制御装置1(#3)〜1(#n)のそれぞれのコモンメモリ21に転送される。同様に、C行に示すように、制御装置1(#3)の送信データ領域内のデータもまた、制御装置1(#1),1(#2)、制御装置1(#4)〜1(#n)のそれぞれのコモンメモリ21に転送される。同様に、C行に示すように、制御装置nの送信データ領域内のデータもまた、制御装置1(#1)〜1(#(n−1))のそれぞれのコモンメモリ21に転送される。
また、図4に、コモンメモリ21内の伝送データ用領域の割り付け例の概念を示す。例えば、制御装置1でI/O2との入出力データを他制御装置23にも利用させようとする場合には、制御装置1のコモンメモリ21に割り付けられた送信データ領域21aにI/O2のデータを入力させるように割り付ける。このようにすることにより、制御装置1が持つI/O2のデータを他制御装置23でも利用できるようにしている。このように構成することにより、I/O2のデータを他制御装置23へ送信しようとする場合に、I/O2のデータを読み出した後で、そのデータをI/Oデータ用のバッファから、データ伝送回路20が使用する制御データメモリ16へコピーする動作が不要となることから、制御装置1のCPU11や制御プログラム実行回路14のオーバヘッドを削減し、制御周期の短い制御を実行するようにしている。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る制御装置の作用について説明する。
本実施の形態に係る制御装置1には、図2に示すように、I/Oインタフェース17やデータ伝送回路20と直結しているコモンメモリ21が設けられており、I/Oデータ用バッファや伝送データ用バッファとして、制御装置1内の各部位から共通の資源として使用される。
また、I/Oインタフェース17及びデータ伝送回路20は、CPU11や制御プログラム実行回路14と独立して動作することができる。そして、I/Oインタフェース17によって、I/O2から制御対象30のデータが読み出され、また制御対象30に制御データが出力される。
コモンメモリ21内のI/Oデータは、制御プログラム実行回路14やCPU11によって読み出される。また、制御データがコモンメモリ21に書き込まれ、これによって制御動作がなされる。
同様に、データ伝送回路20は、コモンメモリ21内の伝送データを、他制御装置23などと交換することで、ネットワーク装置として用いられる。更にデータ伝送回路20によって、他制御装置23と制御装置1との間でなされるスキャン伝送(サイクリック伝送)が行われる。
これを実現するために、コモンメモリ21内には、図4に示すように、制御装置1と、他制御装置23とのそれぞれに割り付けられた送信データ領域21aと受信データ領域21bとが設けられている。これにより、図3に示すように、制御装置1の送信データ領域21a内のデータは、1回のデータ伝送で、同一の伝送路に接続されている全ての制御装置1(#2)〜n内のコモンメモリ21の受信データ領域21bに転送される。
このようにすることにより、制御装置1が持つI/O2のデータは、他制御装置23でも利用される。また、上記とは逆のデータの流れを使用することで、図4に示すように他制御装置23から送信されたデータを、制御装置1がもつI/O2へ出力することも可能である。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置によれば、I/O2のデータを他制御装置23へ送信しようとする場合に、I/O2のデータを読み出した後で、そのデータをI/Oデータ用のバッファから、データ伝送回路20が使用する制御データメモリ16へコピーする動作が不要となることから、制御装置1のCPU11や制御プログラム実行回路14のオーバヘッドを削減することができ、もって、制御周期の短い制御を実行することが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図5から図6を用いて説明する。なお、図5において、第1の実施の形態で説明した部位と同一部位については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態に係る制御装置は、I/Oインタフェース17が自立的にI/O2とコモンメモリ21との間でデータの入出力を行うように構成している。すなわち、図5に示すように、I/Oインタフェース17が、I/O2から取得したI/O入力データ(例えば、I/O入力データ1 21d)をコモンメモリ21に書き込み、更にコモンメモリ21内のI/O出力データ(例えば、I/O出力データ21h)を取得してI/O2へ書き込む。
このようなI/Oインタフェース17によってなされる一括入出力動作は、図6の制御プログラム実行回路14の動作と、I/Oインタフェース17の動作とのタイミング図に示すように、制御プログラム実行回路14の動作と並行して実行するようにしている。そして、制御プログラム実行回路14が、制御プログラムのスキャン実行を開始する前に、コモンメモリ21内にI/O2からのI/O入力データを用意し、そのI/O入力データが使用可能であることを、図5に示すようにフラグなどで制御プログラムに知らせるように構成している。
I/O2から入力するI/O入力データについては、コモンメモリ21への書き込み途中のデータを使用せず、転送を完了したデータ群を使用可能な様に複数のバッファ領域と転送完了フラグ(例えば、データ転送完了フラグ1 21c、データ転送完了フラグ2 21e)を持たせる。また、制御プログラム実行回路14がスキャン実行を終了し、I/O出力データ21hをコモンメモリ21へ書き込んだことをコモンメモリ21経由でI/Oインタフェース17へ通知する。その後、I/Oインタフェース17は、そのI/O出力データ21hをI/O2へ出力する。
このようにI/Oインタフェース17が制御プログラム実行回路14とハンドシェークしながら、I/Oデータの入出力を一括して行う。通常、コモンメモリ21に対してデータを入出力する時間は、I/Oデータの入出力にかかる時間よりも短いことから、これによって、制御プログラムの実効的なスキャン時間を短縮する。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る制御装置の作用について説明する。
本実施の形態に係る制御装置は、I/Oインタフェース17が自立的にI/O2とコモンメモリ21との間でデータの入出力を行うように構成されている。これによって、図5に示すように、I/Oインタフェース17によって、I/O2からのI/O入力データ(例えば、I/O入力データ1 21d)がコモンメモリ21に書き込まれ、更にコモンメモリ21からのI/O出力データ(例えば、I/O出力データ21h)がI/O2へと書き込まれる。
このようなI/Oインタフェース17によってなされる一括入出力動作は、図6のタイミング図に示すように、制御プログラム実行回路14の動作と並行して実行される。そして、制御プログラム実行回路14が、制御プログラムのスキャン実行を開始する前に、コモンメモリ21内にI/O2からのI/O入力データが用意され、そのI/O入力データが使用可能であることが、図5に示すようにフラグなどで制御プログラムに通知される。
I/O2からのI/O入力データについては、コモンメモリ21への書き込み途中のデータは使用されず、転送を完了したデータ群を使用可能な様に複数のバッファ領域と転送完了フラグ(例えば、データ転送完了フラグ1 21c、データ転送完了フラグ2 21e)が与えられる。また、制御プログラム実行回路14がスキャン実行を終了し、I/O出力データ21hをコモンメモリ21へ書き込んだことが、コモンメモリ21経由でI/Oインタフェース17へと通知される。その後、I/Oインタフェース17によって、そのI/O出力データ21hがI/O2へと出力される。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置によれば、I/Oインタフェース17が制御プログラム実行回路14とハンドシェークしながら、I/Oデータの入出力が一括して行われる。通常、コモンメモリ21に対してデータを入出力する時間は、I/Oデータの入出力にかかる時間よりも短いことから、これによって、制御プログラムの実効的なスキャン時間を短縮することが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図2、図7および図8を用いて説明する。
本実施の形態では、図7に示すように、第1または第2の実施の形態で説明した制御装置1が、制御モジュール33や伝送モジュール34とともに同一のユニット32内に実装された状態を想定している。制御装置1の構成については、第1および第2の実施の形態で説明した通りであるので、ここでは重複説明を避ける。
ユニット32内に実装された制御装置1、制御モジュール33、および伝送モジュール34は、それぞれモジュール間バス35に接続され、このモジュール間バス35を介することによって、相互にデータ転送できるようにしている。したがって、制御装置1は、CPU11が、モジュール間インタフェース24を使用して、モジュール間バス35を介して制御モジュール33あるいは伝送モジュール34からグローバル変数等のデータを読み出し、そのデータをコモンメモリ21に書き込む。
これらのデータは、コモンメモリ21内において、図8に示すように、送信データ領域21aに書き込まれるようにしている。コモンメモリ21の内容は、第1の実施の形態で説明したように、データ伝送回路20を介して他制御装置23のコモンメモリ21の内容と等値化されるようにしている。したがって、このように構成することで、制御装置1と同一のユニット32に実装されている他モジュールである制御モジュール33や伝送モジュール34のデータを、制御装置1からアクセスできるようにしている。同様に、コモンメモリ21の受信データ領域21bに書き込まれているデータ(例えば、制御モジュール33のグローバル変数、伝送モジュール34のグローバル変数、伝送モジュール34の設定データ)もまた、制御モジュール33や伝送モジュール34からアクセスできるようにしている。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る制御装置の作用について説明する。
ユニット32内に実装された制御装置1、制御モジュール33、および伝送モジュール34は、それぞれモジュール間バス35に接続され、このモジュール間バス35を介することによって、相互にデータ転送される。したがって、制御モジュール33あるいは伝送モジュール34のグローバル変数等のデータが、制御装置1のモジュール間インタフェース24によって読み出され、読み出されたデータが、図8に示すように、コモンメモリ21の送信データ領域21aに書き込まれる。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置によれば、制御装置1と同一のユニット32に実装されている他モジュールである制御モジュール33や伝送モジュール34のデータを、制御装置1からアクセスすることが可能となる。同様に、コモンメモリ21の受信データ領域21bに書き込まれているデータ(例えば、制御モジュール33のグローバル変数、伝送モジュール34のグローバル変数、伝送モジュール34の設定データ)もまた、制御モジュール33や伝送モジュール34からアクセスすることが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を図7および図8を用いて説明する。
本実施の形態に係る制御装置もまた、第3の実施の形態に係る制御装置と同様に、図7に示すように、第1または第2の実施の形態で説明した制御装置1が、制御モジュール33や伝送モジュール34とともに同一のユニット32内に実装された状態を想定している。したがって、ここでは、第3の実施の形態とは異なる点について説明し、重複説明を避ける。
すなわち、本実施の形態は、第3の実施の形態をより具体化したものであって、図7に示すように、同一のユニット32に実装される伝送モジュール34が、Profibus(登録商標)モジュールや、DeviceNet(登録商標)モジュールなどのように、伝送用のコモンメモリ(図示せず)をもつ形式である場合に、この伝送用のコモンメモリ(図示せず)の内容を全て制御装置1のコモンメモリ21にコピーすることで、制御装置1の下流にあるモジュールのデータを他制御装置23から使用することを可能としている。
図7の例では、伝送モジュール34には更に、伝送路37(#1)を介してリモートI/O36(#1)が接続されている。そしてリモートI/O36(#1)は伝送路37(#2)を介してリモートI/O36(#2)に接続され、更にリモートI/O36(#2)は伝送路37(#3)を介してリモートI/O36(#3)に接続されている。
このような場合、伝送モジュール34に接続されている各リモートI/O36(#1〜#3)からの入力データは、図8に示すように、全て制御装置1のコモンメモリ21の送信データ領域21aに割り付けられるようになる。したがって、制御装置1のデータ伝送回路20に接続されている他制御装置23から、リモートI/O36(#1〜#3)からの入力データも含め、制御装置1の下位に接続されている全てのモジュール(例えば、制御モジュール33および伝送モジュール34)、および装置(例えば、リモートI/036(#1〜#3))のデータをアクセスできるようにしている。これは、データ伝送回路20にモニタ装置や監視装置が接続されている場合に特に有用である。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る制御装置の作用について説明する。
すなわち、図7に示すように、本実施の形態に係る制御装置1と共にユニット32に実装されている伝送モジュール34が、Profibus(登録商標)モジュールや、DeviceNet(登録商標)モジュールなどのように、伝送用のコモンメモリ(図示せず)をもつ形式である場合には、この伝送用のコモンメモリ(図示せず)の内容を全て制御装置1のコモンメモリ21にコピーすることで、制御装置1の下流にあるモジュールのデータは、他制御装置23によっても使用可能となる。
また、特に、図7の例に示すように、伝送モジュール34の下流側にリモートI/O36(#1〜#3)が順次直列に接続されているような場合、各リモートI/O36(#1〜#3)からの入力データは、図8に示すように、全て制御装置1のコモンメモリ21の送信データ領域21aに割り付けられる。
これによって、制御装置1のデータ伝送回路20に接続されている他制御装置23から、リモートI/O36(#1〜#3)からの入力データも含め、制御装置1の下位に接続されている全てのモジュール(例えば、制御モジュール33および伝送モジュール34)、および装置(例えば、リモートI/036(#1〜#3))のデータにアクセスすることが可能となる。これは、データ伝送回路20にモニタ装置や監視装置が接続されている場合に特に有用である。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図9および図10を用いて説明する。
本実施の形態では、図9に示すように、第1または第2の実施の形態で説明した複数の制御装置1(例えば、制御装置1(#1〜#4))が、伝送路38を介して互いにデータ授受可能に接続された形態について説明する。制御装置1の構成については、第1および第2の実施の形態で説明した通りであるので、ここでは重複説明を避ける。
ここで、図9に示すように、制御装置1(#1〜#3)は、それぞれのI/Oインタフェース17(図1参照)を介して、専用のI/O2(#1〜#3)と接続している。これによって、第1および第2の実施の形態で説明したようにして、制御装置1がコモンメモリ21にI/Oデータ領域を設けることによって、制御装置1とI/O2との間におけるデータ転送を可能としている。すなわち、制御装置1(#1)がコモンメモリ21(#1)にI/O2(#1)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21d(#1)を設けることによって、制御装置1(#1)とI/O2(#1)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。また、制御装置1(#2)がコモンメモリ21(#2)にI/O2(#2)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21f(#2)を設けることによって、制御装置1(#2)とI/O2(#2)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。更に、制御装置1(#3)がコモンメモリ21(#3)にI/O2(#3)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21i(#3)を設けることによって、制御装置1(#3)とI/O2(#3)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。
さて、各制御装置1(#1〜#4)は、伝送路38を介してそれぞれデータ授受可能な状態で接続することによって、ある制御装置1のコモンメモリ21のI/Oデータ領域内のI/Oデータを、別の制御装置1が取得できるようにしている。
したがって、制御装置1(#1)がコモンメモリ21(#1)に、制御装置1(#2)のI/Oデータ領域21f(#2)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21f(#1)を設けることによって、制御装置1(#2)と制御装置1(#1)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。また、制御装置1(#1)がコモンメモリ21(#1)に、制御装置1(#3)のI/Oデータ領域21i(#3)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21i(#1)を設けることによって、制御装置1(#3)と制御装置1(#1)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。これによって、制御装置1(#1)は、自己に直接的に接続しているI/O2(#1)のみならず、他の制御装置1(#2,#3)に接続しているI/O2(#2,#3)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。
同様にして、制御装置1(#2)がコモンメモリ21(#2)に、制御装置1(#1)のI/Oデータ領域21d(#1)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21d(#2)を設けることによって、制御装置1(#1)と制御装置1(#2)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。また、制御装置1(#2)がコモンメモリ21(#2)に、制御装置1(#3)のI/Oデータ領域21i(#3)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21i(#2)を設けることによって、制御装置1(#3)と制御装置1(#2)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。これによって、制御装置1(#2)は、自己に直接的に接続しているI/O2(#2)のみならず、他の制御装置1(#1,#3)に接続しているI/O2(#1,#3)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。
また同様に、制御装置1(#3)がコモンメモリ21(#3)に、制御装置1(#1)のI/Oデータ領域21d(#1)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21d(#3)を設けることによって、制御装置1(#1)と制御装置1(#3)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。また、制御装置1(#3)がコモンメモリ21(#3)に、制御装置1(#2)のI/Oデータ領域21f(#2)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21f(#3)を設けることによって、制御装置1(#2)と制御装置1(#3)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。これによって、制御装置1(#3)は、自己に直接的に接続しているI/O2(#3)のみならず、他の制御装置1(#1,#2)に接続しているI/O2(#1,#2)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。
更に、制御装置1(#4)がコモンメモリ21(#4)に、制御装置1(#1)のI/Oデータ領域21d(#1)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21d(#4)を設けることによって、制御装置1(#1)と制御装置1(#4)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。また、制御装置1(#4)がコモンメモリ21(#4)に、制御装置1(#2)のI/Oデータ領域21f(#2)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21f(#4)を設けることによって、制御装置1(#2)と制御装置1(#4)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。更にまた、制御装置1(#4)がコモンメモリ21(#4)に、制御装置1(#3)のI/Oデータ領域21i(#3)からのI/Oデータ用のI/Oデータ領域21i(#4)を設けることによって、制御装置1(#3)と制御装置1(#4)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。これによって、制御装置1(#4)は、自己に直接的に接続しているI/O2は存在しないものの、他の制御装置1(#1,#2,#3)に接続しているI/O2(#1,#2,#3)との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。
なお、詳細な説明は省略するが、制御装置1(#3)が、伝送路37を介してリモートI/O36と接続されている伝送モジュール34を備えている場合には、制御装置1(#3)が伝送モジュール34を用いてリモートI/O36からI/Oデータを取得することができるので、各制御装置1(#1〜#4)のコモンメモリ21に、リモートI/O36からのI/Oデータ用のデータ領域を設けることによって、伝送モジュール34を備えていない制御装置1(#1,#2,#4)であっても、制御装置1(#3)の伝送モジュール34に接続しているリモートI/O36との間におけるI/Oデータの転送を可能としている。
以上説明したように、第1または第2の実施の形態に係る制御装置1を、伝送路38を介して互いにデータ授受可能な状態で接続することによって、この伝送路38に接続されている任意の制御装置1から、他の制御装置1の専用のI/O2またはリモートI/O36のデータにアクセスすることが可能となる。
特にこの特性は、伝送路38に接続された複数の制御装置1(#1〜#4)のうちの何れかを監視装置として適用した場合において有用である。すなわち、上述したような機能を持つ制御装置1を監視装置とすることにより、この監視装置は、全ての制御装置1のI/Oデータにアクセスすることができるようになり、特にモニタ用にI/Oデータを収集するソフトウェアなどを使用することなく、モニタすることが可能となる。
また、この機能を利用することによって、単にI/Oデータをモニタするのみならず、ある制御装置1のコモンメモリ21に、他の制御装置1からデータを書き込むことも容易である。これを図10を用いて説明する。
すなわち、制御装置1(#2〜#4)のコモンメモリ21に、他の制御装置1(#1)からデータを書き込むためには、図10に示すように、制御装置1(#1)の受信データ領域21b(#1)に、データ上書き用領域21j(#1)を設け、その領域にデータを書き込んだ後に、I/Oインタフェース17(#1)を介してI/O2(#1)へ出力すればよい。これによって、書き込んだデータが、I/O2(#1)によって取得されると、上述したようにして、I/O2(#1)のデータは、他の制御装置1(#2〜#4)のコモンメモリ21(#2〜#4)によって取得されるようになる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態を図11および図12を用いて説明する。
本実施の形態では、図11に示すように、第1または第2の実施の形態で説明した複数の制御装置1(例えば、制御装置1(#1〜#3))が、伝送路39を介して直列に接続された形態について説明する。すなわち、制御装置1(#1)と制御装置1(#2)とは、それぞれI/Oインタフェース17(#1,#2)同士が伝送路39(#1)によってデータ授受可能に接続されている。また、制御装置1(#2)は、更に制御装置1(#3)と、それぞれI/Oインタフェース(#2,#3)同士が伝送路39(#2)によってデータ授受可能に接続されている。また、制御装置1(#1)のI/Oインタフェース17(#1)は、I/O2(#2)ともデータ授受可能に接続されている。なお、制御装置1の構成については、第1および第2の実施の形態で説明した通りであるので、ここでは重複説明を避ける。
すなわち、本実施の形態では、複数の制御装置1(#1〜#3)をこのように直列に接続することによって、簡易的に制御装置1(#1〜#3)間でI/Oデータを転送することを可能としている。これを実現するための各制御装置1(#1〜#3)のコモンメモリ21(#1〜#3)の構成例を図12に示す。
図11に示すような構成例では、制御装置1(#1)のみがI/O2(#1)を備えている。従って、制御装置1(#1)は、I/Oインタフェース17(#1)を介してI/O2(#1)からI/O入出力データId1を取得し、コモンメモリ21(#1)の送信データ領域21a(#1)に格納する。また、制御装置1(#1)は、自身のグローバルデータGd1を、コモンメモリ21(#1)の送信データ領域21a(#1)に格納する。
このようにしてコモンメモリ21(#1)の送信データ領域21a(#1)に格納されたI/O入出力データId1およびグローバルデータGd1は、I/Oインタフェース17(#1)から伝送路39(#1)を介して、制御装置1(#2)のI/Oインタフェース17(#2)に送信され、制御装置1(#2)のコモンメモリ21(#2)の受信データ領域21b(#2)に格納されるようにしている。このようにしてコモンメモリ21(#2)の受信データ領域21b(#2)に格納されたI/O入出力データId1およびグローバルデータGd1は、更にI/Oインタフェース17(#2)から伝送路39(#2)を介して、制御装置1(#3)のI/Oインタフェース17(#3)に送信され、制御装置1(#3)のコモンメモリ21(#3)の受信データ領域21b(#3)にも格納されるようにしている。
一方、制御装置1(#2)は、自身のグローバルデータGd2を、コモンメモリ21(#2)の送信データ領域21a(#2)に格納する。このようにして送信データ領域21a(#2)に格納されたグローバルデータGd2は、I/Oインタフェース17(#2)から伝送路39(#1)を介して、制御装置1(#1)のI/Oインタフェース17(#1)に送信され、制御装置1(#1)のコモンメモリ21(#1)の受信データ領域21b(#1)に格納されるようにしている。また、I/Oインタフェース17(#2)から伝送路39(#2)を介して、制御装置1(#3)のI/Oインタフェース17(#3)に送信され、制御装置1(#3)のコモンメモリ21(#3)の受信データ領域21b(#3)にも格納されるようにしている。
更に、制御装置1(#3)は、自身のグローバルデータGd3を、コモンメモリ21(#3)の送信データ領域21a(#3)に格納する。このようにして送信データ領域21a(#3)に格納されたグローバルデータGd3は、I/Oインタフェース17(#3)から伝送路39(#2)を介して、制御装置1(#2)のI/Oインタフェース17(#2)に送信され、制御装置1(#2)のコモンメモリ21(#2)の受信データ領域21b(#2)に格納されるようにしている。このようにしてコモンメモリ21(#2)の受信データ領域21b(#2)に格納されたグローバルデータGd3は、更にI/Oインタフェース17(#2)から伝送路39(#1)を介して、制御装置1(#1)のI/Oインタフェース17(#1)に送信され、制御装置1(#1)のコモンメモリ21(#1)の受信データ領域21b(#1)にも格納されるようにしている。
以上説明したように、第1または第2の実施の形態に係る複数の制御装置1(#1〜#3)を、伝送路39を介して互いにデータ授受可能な状態で直列に接続することによって、各制御装置1(#1〜#3)では、コモンメモリ21(#1〜#3)をI/O入出力データの一括入出力データ領域として使用すると共に、制御装置1(#1〜#3)間でデータ伝送を実行するためのデータ転送用メモリ領域として使用することも可能となる。
これにより、通常の制御装置1で発生するデータ伝送用メモリとI/O入出力データ用メモリとの間のデータ転送にかかるオーバヘッドをなくし、高速にデータ伝送することが可能となる。また、複数の制御装置1(#1〜#3)を伝送路39(#1,#2)を用いて直列に接続することで、伝送回路を使用しないような小規模の制御システムにおける制御装置間のデータ伝送を実施することも可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
第1の実施の形態に係る制御装置の一例を示す機能ブロック図。 図1の制御装置の構成を、I/Oデータの転送に着目して変形したブロック図。 スキャン伝送の概念を説明するための図。 コモンメモリ内の伝送データ用領域の割り付け例を示す概念図。 第2の実施の形態においてI/Oデータの一括入出力方法を説明するための概念図。 制御プログラム実行回路の動作と、I/Oインタフェースの動作とのタイミング図。 第3の実施の形態に適用される制御装置が実装されたユニットの構成例を示すブロック図。 制御モジュールや伝送モジュールのデータを制御装置のコモンメモリへ配置する様子を説明する概念図。 第5の実施の形態における複数の制御装置の接続例を示す図。 ある制御装置のコモンメモリに、他の制御装置からデータを書き込む方法の一例を示す概念図。 第6の実施の形態における複数の制御装置の接続例を示す図。 第6の実施の形態において複数の制御装置間でのデータ交換方法を説明するための図。 従来技術による制御装置の構成例を示す機能ブロック図。
符号の説明
1…制御装置、2…I/O、3…モニタ装置、11…CPU、12…プログラムメモリ、13…データメモリ、14…制御プログラム実行回路、15…制御プログラムメモリ、16…制御データメモリ、17…I/Oインタフェース、18…通信インタフェース、19…システムバス、20…データ伝送回路、21…コモンメモリ、21a…送信データ領域、21b…受信データ領域、21d…I/Oデータ領域、21f…I/Oデータ領域、21h…I/O出力データ、21i…I/Oデータ領域、21j…データ上書き用領域、22…伝送路、23…他制御装置、24…モジュール間インタフェース、25…モジュール間接続バス、26…その他のモジュール、27…専用バス、30…制御対象、32…ユニット、33…制御モジュール、34…伝送モジュール、35…モジュール間バス、37〜39…伝送路、40…制御装置

Claims (3)

  1. データ入出力手段と、プログラム実行手段と、データ伝送手段と、コモンメモリと、CPUとを備えた制御装置であって、
    前記データ入出力手段は、前記CPU及び前記プログラム実行手段と独立して動作することが可能であり、前記制御対象から制御対象情報を取得し、この取得した制御対象情報を前記コモンメモリに格納するとともに、前記コモンメモリに格納されている制御情報を、前記制御対象に出力し、
    前記プログラム実行手段は、前記データ入出力手段及び前記データ伝送手段と独立して動作することが可能であり、前記コモンメモリに格納された前記制御対象情報を用いて、前記制御対象を制御する制御プログラムを実行して前記制御対象の制御情報を作成し、前記作成した制御情報を前記コモンメモリ内に備えられた送信データ領域に格納し、
    前記データ伝送手段は、前記CPU及び前記プログラム実行手段と独立して動作することが可能であり、前記コモンメモリ内の前記送信データ領域に格納されている制御情報を、他の制御装置に伝送するとともに、前記他の制御装置から伝送された制御情報を受信し、前記受信した制御情報を前記コモンメモリ内の、前記他の制御装置それぞれのために備えられた受信データ領域に格納し、
    前記CPUは、前記コモンメモリに格納されている制御対象情報を読み出し、前記制御情報を前記コモンメモリに格納し、
    前記コモンメモリには更に、前記制御装置の下流に配置されたモジュールが保持する情報のコピーが格納され、この情報を前記他の制御装置によって利用できるようにした制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    情報を保持または取得することが可能な機器に接続されている場合、この機器によって保持または取得された情報を取得し前記コモンメモリに格納する情報取得手段を備えた制御装置。
  3. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記コモンメモリに格納されている情報と、前記他の制御装置に格納されている情報とを等値化する等値化手段を備えた制御装置。
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