JP4008412B2 - コンベア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンベア装置に関するものであり、例えば組付ラインにおいてワークを台車に乗せた状態で搬送する組付ラインの搬送コンベア装置に関する。
従来より組付ラインの搬送コンベア装置は、ワークの搬送を連続的に行なうものであり、ワークの搬送ラインの流れを止めることなく一連の組付作業を行なうものである。このため、従来のコンベア装置には、ラインコンベアと同期させた状態で、ワークの積み替えを行なうことができる自走機構を有する移載装置を形成する必要があり、ワークの積込みや積下しは、この移載装置を用いてラインコンベアを止めることなく行われていた。
ところが、コンベア装置と同期した状態でワークの積み替えを行うことができる自走機能を有する移載装置は、その構成が複雑にならざるを得ないため、装置の価格が高価になるという問題があった。
そこで、ワークの積替作業を作業者の手作業で行なうことが考えられるが、この場合、作業者がワークを落下させることがないように、作業者がワークの積替作業を行っている間は、安全のためにコンベア装置を止める必要があり、作業効率を全体的に低下させるという問題があった。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであって、その目的は、製造コストを抑えた簡単な構成でありながら、組付ラインを止めることなく、ワークの積み替えを安全に行なうことができるコンベア装置を提供することである。
上記目的を達成するために、第1発明の組付ラインコンベア装置は、ワークの加工作業を行なう加工領域とワークの積替作業を行なう積替領域に跨がってループ状に配置された案内レールと、この案内レールに沿って移動可能に構成された台車と、加工領域側の案内レールに沿って設けられて台車に移動するための動力を供給する加工領域用無端状体と、積替領域側の案内レールに沿って設けられて台車に前記加工領域においてよりも高速に移動するための動力を供給する積替領域用無端状体と、加工領域において台車および加工領域用無端状体に形成された係合部が係合することにより加工領域用無端状体から台車への動力の伝達を行なう第1係合機構と、積替領域において台車および積替領域用無端状体に形成された係合部が係合することにより積替領域用無端状体から台車への動力の伝達を行なう第2係合機構と、ワークの積み替えを行なう位置において第2係合機構による動力の伝達を一時的に止めることによりワーク積替作業中の台車を停止可能とする動力断続機構とからなり、また、ワークの積込み位置の下流側の積替領域に前記動力断続機構を形成してあり、この動力断続機構が、積替領域用無端状体によって加工領域と積替領域の境界まで搬送された台車の係合部を、加工領域用無端状体の係合部に係合できるようなタイミングで、第1係合機構による動力の伝達を再開させるように制御され、さらに、前記第2係合機構は、台車に形成した係合部としてのフックと、積替領域用無端状体に形成した係合部としてのドックとを備え、前記フックは、傾動して前記ドックに係合可能な状態と係合不可能な状態とに切り替わる掛け爪片と、前記ドックが当たることによりドックが通り過ぎるように一旦一方向に傾動し、ドックが通り過ぎると逆方向に傾動して元の状態に戻り、通り過ぎたドックが掛け爪片に係合した場合に掛け爪片に係合したドックの位置を保持するように構成された保持爪片とを有していることを特徴としている(請求項1)。
前記台車が加工領域と積替領域の境界に位置するときに、第1係合機構と第2係合機構の両方が係合可能であるように、加工領域用無端状体の切換え手段と積替領域用無端状体の切換え手段とを配置してもよい(請求項2)。
前記動力断続機構が積替領域用無端状体に沿って設置されるストッパを有し、このストッパが第2係合機構に当接する保持位置と第2係合機構に接触しない開放位置に移動可能に構成された当接片を有する一方、第2係合機構が、当接片の当接状態において積替領域用無端状体からの動力の伝達を切断できるように構成してあってもよい(請求項3)。
ワークの積込み位置とこの積込み位置のすぐ上流側にある積下し位置の両方に前記動力断続機構を形成してあり、積込み位置における動力断続機構が積込み作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させる一方、積下し位置における動力断続機構が積下し作業と積込み作業の両方の作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させるように制御されてもよい(請求項4)。
積下し位置の上流側の積替領域に前記動力断続機構を形成してあり、この動力断続機構が積下し作業と積込み作業の両方の作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させるように制御されてもよい(請求項5)。
請求項1に記載のコンベア装置では、加工領域内を移動するための動力を供給する加工領域用無端状体と、積替領域内を移動するための動力を供給する積替領域用無端状体を分けて設け、2種類のコンベアを使用してコンベア装置を形成しているので、積替領域内のワークの積み替えを行なう位置においては台車の移動速度を高速にでき、これによってワーク積替作業中の台車の移動を一時的に停止させることが可能となり、台車に対するワークの積替作業を安全に行なうことができる。
一方、加工領域用無端状体を用いて、台車を加工領域内の組付加工などの各種組付作業を施すエリアに搬送することが可能であるから、この加工領域用無端状体による搬送を連続的に行なうことにより組付ラインの動きを止めることがない。また、加工領域におけるワークの間隔は加工領域用無端状体に形成した係合部の間隔によって決まるので、これを等間隔にするだけでワークの搬送ピッチを固定することができる。
また、コンベア装置の構成は従来のコンベア装置の構成と大幅に変わるところがなく、極めて簡潔であるので、このコンベア装置を低価格にて製造することができる。つまり、従来のコンベア装置に僅かな仕様変更を加えるだけで本発明のコンベア装置を形成することができる。
さらに、積込み位置の下流側の積替領域に前記動力断続機構を形成してあり、この動力断続機構が、積替領域用無端状体によって加工領域と積替領域の境界まで搬送された台車の係合部を、加工領域用無端状体の係合部に係合できるようなタイミングで、第1係合機構による動力の伝達を再開させるように制御されるので、積替領域用無端状体によって加工領域との境界まで搬送される台車が所定の間隔で加工領域用無端状体の第1係合機構に係合するので、作業者によるワークの積込み作業が早く終了しても、これによって加工領域における台車の搬送間隔を乱すことがない。
前記台車が加工領域と積替領域の境界に位置するときに、第1係合機構と第2係合機構の両方が係合可能であるように、加工領域用無端状体の切換え手段と積替領域用無端状体の切換え手段とを配置してなる場合(請求項2)には、切換え手段が加工領域用無端状体と積替領域用無端状体の支持を行なうと共に第1係合機構と第2係合機構の切換えを行なうことができるので、コンベア装置の構成を簡略化できる。また、切換え手段を加工領域と積替領域の境界に配置することにより、無端状体を巻き掛ける切換え手段の回転に伴って一方のコンベアと台車の係合機構が離れると他方のコンベアと台車の係合機構が係合する構成を容易に形成できるので、一方のコンベアによって搬送された台車を他方のコンベアに受け渡す動作を確実に行なうことができる。
前記動力断続機構が積替領域用無端状体に沿って設置されるストッパを有し、このストッパが第2係合機構に当接する保持位置と第2係合機構に接触しない開放位置に移動可能に構成された当接片を有する一方、第2係合機構が、当接片の当接状態において積替領域用無端状体からの動力の伝達を切断できるように構成してある場合(請求項3)には、ストッパの当接片の位置を制御することにより台車の動きを制御することができる。つまり、作業者が台車を停止させたいときはその位置に設置されたストッパの当接片を保持位置に移動させればよい。一方、作業者が台車を搬送したいときはストッパの当接片を開放位置に移動させればよい。なお、このストッパの制御は例えばシーケンス制御などによって電気的に行ってもよい。
ワークの積込み位置とこの積込み位置のすぐ上流側にある積下し位置の両方に前記動力断続機構を形成してあり、積込み位置における動力断続機構が積込み作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させる一方、積下し位置における動力断続機構が積下し作業と積込み作業の両方の作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させるように制御される場合(請求項4)には、積込み位置におけるワークの積込み作業と、積下し位置におけるワークの積下し作業の両方を安全に行なうことができると共に、前記積込み作業と積下し作業にかかる時間が異なる場合にも台車同士が衝突することがない。
積下し位置の上流側の積替領域に前記動力断続機構を形成してあり、この動力断続機構が積下し作業と積込み作業の両方の作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させるように制御される場合(請求項5)には、作業者によるワークの積下し作業に時間がかかっている場合に、次の台車を積下し位置の上流側において一時的に溜めておくことが可能であるから、積替領域における台車同士の衝突を避けることができる。
図1は本発明にかかるコンベア装置1の実施例の全体構成を示す図、図2は前記コンベア装置1の要部構成を概略的に示す図である。また、図3はコンベア装置1に用いる台車2を搬送方向から見た図、図4は台車2を搬送方向に直角な方向から見た図、図5は台車2の平面図、図6は台車2を中心とする斜視図である。
本発明のコンベア装置1は、ワークの加工作業を行なう加工領域1aとワークの積替作業を行なう積替領域1bに跨がって配置されるものであり、加工領域1aにおいて複数の台車2を等間隔に配列した状態で所定の速度で搬送する装置である。また、台車2には図外のワークを搭載するための保持具2aが形成されている。
また、コンベア装置1は、加工領域1aと積替領域1bに跨がってループ状に配置された案内レール3と、加工領域1a側の案内レール3に沿って設けられて台車2に移動するための動力を供給する加工領域用無端状体の一例としての加工領域用チェーン4と、積替領域1b側の案内レール3に沿って設けられて台車2に前記加工領域1aよりも高速に移動するための動力を供給する積替領域用無端状体の一例としての積替領域用チェーン5とを有している。なお、以下の例では加工領域用無端状体4および積替領域用無端状体5の一例としてチェーンを挙げるが、この無端状体4,5はチェーンだけに限られるものではなくベルトやワイヤなどであって、長尺の無端状体であって台車2に引っかけて移動するための動力を供給できれば使用可能である。
前記加工領域用チェーン4は、加工領域1aに配置された複数のスプロケット6、および加工領域1aと積替領域1bの境界1cに配置された切換えスプロケット(切換え手段の一例)7と張力調整スプロケット8によって幾らかの張力をかけた状態でループ状に配置されたチェーンであり、この加工領域用チェーン4が所定の速度で駆動されるように構成してある。一方、前記積替領域用チェーン5は前記切換えスプロケット7と同軸に形成された切換えスプロケット(切換え手段の一例)9によって加工領域用チェーン4よりも高速に駆動されるように構成してある。前記スプロケット6〜9は何れも巻き掛け車の一例を示すものであり、スプロケットの他にもプーリなどが考えられる。例えば、無端状体4,5がベルトやワイヤなどの場合にはプーリが用いられる。
前記案内レール3は図3,6に示すように例えば所定の幅と深さを有するループ状の溝であって、10は前記台車2の下部において下方に突出して案内レール3内に挿入できるような直径を有するガイドローラである。つまり、このガイドローラ10が案内レール3内においてその溝の内壁部に当接することにより、台車2は案内レール3に沿って移動できるように構成されている。また、案内レール3およびガイドローラ10を台車の内側の下方に形成しているので、この案内レール3およびガイドローラ10が加工作業の邪魔になることがないだけでなく、案内レール3やガイドローラ10によってコンベア装置1の見栄えが悪くなることはない。
11は前記加工領域用チェーン4から台車2への動力の伝達を行なうための第1係合機構であり、この第1係合機構11は台車2の下部に形成した係合部の一例としての第1フック12と、加工領域用チェーン4に突出して形成した係合部の一例としての突起部(以下、ドックという)13とからなる。
図2に示すように、ドック13は例えば2000ピッチの一定の間隔をおいて加工領域用チェーン4に形成されている。したがって、各ドック13にそれぞれ一台の台車2の第1フック12を引っ掛けることにより、各台車2は2000ピッチの所定間隔で搬送される。これにより、隣合う台車2が邪魔になることなく、搬送されるワークに対して加工を施すことができるが、本発明はこの間隔に限定されるものではない。つまり、各ドック13の間隔を変えることにより、加工領域1aを搬送中の隣合う台車2の間隔を任意に設定することが可能である。
なお、加工領域用チェーン4の搬送速度は各加工作業において一台のワークを加工するのに要する時間以下である必要があるので、本例では例えば1.4分毎に1台の台車2が搬送される程度の低速で搬送されるが、本発明はこの速度に限定されるものではない。つまり、加工領域1aにおける各加工の工程に要する時間の最大値以内であれば、加工領域用チェーン4の動作速度を上述の速度以上にすることも可能である。
図2,3,6に示す15は、積替領域1aにおいて積替領域用チェーン5から台車2への動力の伝達を行なうための第2係合機構であり、この第2係合機構15は第1係合機構11の上部に並べて配置する。第2係合機構15は台車2の下部に形成した係合部の一例としての第2フック16と、積替領域用チェーン5に突出して形成した係合部の一例としての突起部(以下、ドックという)17とからなる。
また、特に図2に示すように、ドック17は例えば前記ドック13よりも短い間隔で設けられている。本例のコンベア装置1において、ワークを搬送する台車2に上下2ヵ所のフック12,16を設けたことにより、図3に示すように、第1フック12を加工領域用チェーン4のドック13に係合させて加工領域1a内の台車2を搬送できる一方、第2フック16を積替領域用チェーン5のドック17に係合させて積替領域1b内の台車2を搬送でき、両領域1a,1bの境界1cにおいては両方のフック12,16をドック13,17に係合させることが可能である。
上述のように本発明のコンベア装置1では2つのコンベア4,5を組み合わせて台車2を搬送するように構成しているので、加工領域用チェーン4による台車2の搬送を一定速度かつ一定間隔で行うことができると共に、積替領域用チェーン5による台車2の搬送を一時的に停止することが可能である。
また、本例のコンベア装置1では切換えスプロケット7,9を加工領域と積替領域の境界に同軸上に配置しているので、切換えスプロケットの回転に伴って一方のコンベア4,5と台車2の係合機構11,15が離れると他方のコンベア5,4と台車2の係合機構15,11が係合するように構成されている。つまり、図2に示すように、台車2を搬送してきた加工領域用チェーン4のチェーンが切換えスプロケット7に沿って台車2から離れていくとき、加工領域用チェーン4のドック13が台車2のフック12から切り離される。
そして、加工領域用チェーン4と台車2との切り離しが行われるのとほぼ同時に、切換えスプロケット7に沿って案内されて案内レール3に沿うように導かれる積替領域用チェーン5のドック17が台車2のフック17に係合して、以後における台車2の搬送は積替領域用チェーン5によって行われる。すなわち、一方のコンベア4,5によって搬送された台車2を他方のコンベア5,4に受け渡す動作を確実に行なうことができる。
さらに、本例のコンベア装置1では積替領域用チェーン5の動きを止めることなく、台車2の搬送だけ部分的に止めることができるように第2係合機構15に動力断続機構を形成している。すなわち、第2係合機構15はその係合状態を一時的に開放できるように前記第2フック16が動力断続機構となるように構成している。この第2フック16の詳細な構成を図3〜5を用いて説明する。
特に図4は第2フック16の構成を詳細に示すものであり、この第2フック16は軸18aを中心に傾動できるように構成されたほゞL字状の掛け爪片18と、軸19aを中心に傾動できるように構成されてドック17が掛け爪片18に係合した状態で掛け爪片18とドック17の係合状態を保持するように構成された保持爪片19と、掛け爪片18に連結された連結片20と、ドック17に係合した係合状態にある掛け爪片18を開放状態にさせる動力を伝達する係合解除操作部21とを有している。また、前記連結片20は係合解除操作部21の押し操作が掛け爪片18を傾動させる動力となるように掛け爪片18と係合解除操作部21の間に連結されたものである。したがって、第2フック16は係合解除操作部21の押し操作によって係合状態を開放できるように構成されている。
図1,2に示す、25は積替領域用チェーン5に沿って適所に配置された動力断続機構の一例としてのストッパであり、このストッパ25には、図3,5に示すように、第2係合機構15の係合解除操作部21に当接する保持位置(仮想線にして示す)と係合解除操作部21に接触しない開放位置(二点鎖線にして示す)に進退移動可能に構成された当接片26を設けてある。
本例の当接片26は、図4,5に矢印Aで示す台車2の搬送方向に対して直角方向のエアシリンダの進退運動によって制御可能に構成されており、これが積替領域1bにおける作業者の作業の進展に合わせて自動制御される。また、本例のストッパ25は、前記当接片26を係合解除操作部21に当接させることにより、台車2の動きをその位置に停止させることができるように構成してある。
つまり、前記当接片26が保持位置に突出するように制御されると、積替領域用チェーン5によって矢印A方向に搬送されてきた台車2の係合解除操作部21が当接片26に当たり、台車2の矢印A方向への動きによって係合解除操作部21が押される。このとき、係合解除操作部21の押し操作に連動して掛け爪片18が図4において時計回りに傾動して第2フック16(掛け爪片18)とドック17の係合が解除すると共に、台車2の矢印A方向への動きが当接片26によって止められる。したがって、台車2は定まった位置において完全に停止する。
次に、当接片26が開放位置に後退するように制御されると、係合解除操作部21が当接片26から離れるので、掛け爪片18がその自重や図外のバネなどによる付勢力によって反時計回りに傾動し掛け爪片18はドック17に係合できる状態となる。そして、積替領域用チェーン5の動作によって次のドック17が第2フック16のところまで搬送されると自重や図外のバネなどの付勢力によって反時計回りに傾動している保持爪片19がドック17に当たることにより一旦時計回りに傾動し、ドック17が保持爪片19の部分を通りすぎるとドック17が第2フック16の掛け爪片18に当接すると共に、保持爪片19が再び反時計回りに傾動してドック17の位置を保持する。
つまり、第2係合機構15を介した動力伝達によって積替領域用チェーン5による台車2の移動を再開することができる。なお、積替領域用チェーン5に形成されるドック17の間隔は加工領域用チェーン4に形成されるドック12の間隔よりも短くなるように設定されているので、掛け爪片18が開放位置に戻ったときにこれが速やかに次のドック17に係合できるように構成されている。
また、積替領域用チェーン5による搬送速度は加工領域用チェーン4による搬送速度に比べて高速であるから、第2係合機構15の開放を行って台車2の動きを一時的に止めても、第2係合機構15を介する動力伝達を再開すると、加工領域用チェーン4を用いた台車2の定期的な搬送に悪影響を及ぼすことがない。
本例のコンベア装置1では前記構成のストッパ25をワークの積下し位置30、ワークの積込み位置31、積下し位置30の上流側の待機位置32および積込み位置31の下流側の待機位置33にそれぞれ設けてある。
したがって、ワークの積下し位置30にストッパ25が設けられているので、作業者は停止した台車2からワークを積み下ろすことができる。同様に、ワークの積込み位置31にストッパ25が設けられているので、作業者は停止している台車2に対してワークを積み込むことができる。
また、積込み位置31に形成されたストッパ25は作業者による積込み作業の終了に伴って、その当接片26を開放位置に後退させることにより、この開放動作に伴って台車2の搬送を再び開始することができる。同様に、積下し位置30に形成されたストッパ25は、例えば作業者による積み込み作業と積下し作業の両方が終了したことに伴って、その当接片26を開放位置に後退させることにより、台車2の搬送を再び開始することができる。
つまり、積下し位置30が積込み位置31のすぐ上流側に形成されている場合に、ワークの積込み作業が積下し作業に比べて遅れたとしても、上流側のストッパ25が下流側の次のストッパ25の状態や台車2の有無などを確認してから、当接片26を開放位置に後退させることにより、停止中の台車2に後続の台車2が衝突するような事態を確実に避けることができる。なお、この制御は下流側にストッパ25を有する全ての位置30〜32のストッパ25において同様に行われることが望ましい。
加えて、本例のコンベア装置1は、積下し位置30の上流側の待機位置32にもストッパ25を設けてあるので、積下し位置30および積込み位置31における積み替え作業に遅れが生じているときにも、次の台車2をとめておくことができる。なお、積下し位置30の上流側に複数の待機位置32を形成して、安全性をさらに高めてもよいことはいうまでもない。
さらに、本例のコンベア装置1は、積込み位置31の下流側の待機位置33にもストッパ25を設けてあるので、積込み位置31における積み込み作業が早く終了したときにも待機位置33において一旦停止させてから、これを加工領域1a側に搬送することができる。また、待機位置33におけるストッパ25は、台車の第1フック12が加工領域用チェーン4のドック13に係合できるようなタイミングで開放動作を行なうので、積替領域用チェーン5によって境界1cまで搬送された台車2が加工領域用チェーン4によってスムースに搬送される。
本発明のコンベア装置の全体を示す斜視図である。 前記コンベア装置の要部を示す概念図である。 前記コンベア装置の台車をその搬送方向前方から見た側面図である。 前記台車を別の方向から見た側面図である。 前記台車の平面図である。 前記台車を中心とする斜視図である。
符号の説明
1 コンベア装置
1a 加工領域
1b 積替領域
1c 境界
2 台車
3 案内レール
4 加工領域用チェーン(加工領域用無端状体)
5 積替領域用チェーン(積替領域用無端状体)
7,9 切換えスプロケット(切換え手段)
11 第1係合機構
12 第1フック(係合部)
13 ドック(係合部)
15 第2係合機構
16 第2フック(係合部)
17 ドック(係合部)
18〜21 動力断続機構
25 ストッパ(動力断続機構)
26 当接片
30 積下し位置
31 積込み位置
32,33 待機位置

Claims (5)

  1. ワークの加工作業を行なう加工領域とワークの積替作業を行なう積替領域に跨がってループ状に配置された案内レールと、
    この案内レールに沿って移動可能に構成された台車と、
    加工領域側の案内レールに沿って設けられて台車に移動するための動力を供給する加工領域用無端状体と、
    積替領域側の案内レールに沿って設けられて台車に前記加工領域においてよりも高速に移動するための動力を供給する積替領域用無端状体と、
    加工領域において台車および加工領域用無端状体に形成された係合部が係合することにより加工領域用無端状体から台車への動力の伝達を行なう第1係合機構と、
    積替領域において台車および積替領域用無端状体に形成された係合部が係合することにより積替領域用無端状体から台車への動力の伝達を行なう第2係合機構と、
    ワークの積み替えを行なう位置において第2係合機構による動力の伝達を一時的に止めることによりワーク積替作業中の台車を停止可能とする動力断続機構とからなり、
    また、ワークの積込み位置の下流側の積替領域に前記動力断続機構を形成してあり、
    この動力断続機構が、積替領域用無端状体によって加工領域と積替領域の境界まで搬送された台車の係合部を、加工領域用無端状体の係合部に係合できるようなタイミングで、第1係合機構による動力の伝達を再開させるように制御され、
    さらに、前記第2係合機構は、台車に形成した係合部としてのフックと、積替領域用無端状体に形成した係合部としてのドックとを備え、前記フックは、傾動して前記ドックに係合可能な状態と係合不可能な状態とに切り替わる掛け爪片と、前記ドックが当たることによりドックが通り過ぎるように一旦一方向に傾動し、ドックが通り過ぎると逆方向に傾動して元の状態に戻り、通り過ぎたドックが掛け爪片に係合した場合に掛け爪片に係合したドックの位置を保持するように構成された保持爪片とを有していることを特徴とするコンベア装置。
  2. 前記台車が加工領域と積替領域の境界に位置するときに、第1係合機構と第2係合機構の両方が係合可能であるように、加工領域用無端状体の切換え手段と積替領域用無端状体の切換え手段とを配置してなる請求項1に記載のコンベア装置。
  3. 前記動力断続機構が積替領域用無端状体に沿って設置されるストッパを有し、このストッパが第2係合機構に当接する保持位置と第2係合機構に接触しない開放位置に移動可能に構成された当接片を有する一方、
    第2係合機構が、当接片の当接状態において積替領域用無端状体からの動力の伝達を切断できるように構成してある請求項1または2に記載のコンベア装置。
  4. ワークの積込み位置とこの積込み位置のすぐ上流側にある積下し位置の両方に前記動力断続機構を形成してあり、
    積込み位置における動力断続機構が積込み作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させる一方、積下し位置における動力断続機構が積下し作業と積込み作業の両方の作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させるように制御される請求項1〜3の何れかに記載のコンベア装置。
  5. 積下し位置の上流側の積替領域に前記動力断続機構を形成してあり、
    この動力断続機構が積下し作業と積込み作業の両方の作業終了時点で第2係合機構による動力の伝達を再開させるように制御される請求項4に記載のコンベア装置。
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