JP2776706B2 - 自走式搬送手段の制御方法 - Google Patents

自走式搬送手段の制御方法

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JP2776706B2 JP4295325A JP29532592A JP2776706B2 JP 2776706 B2 JP2776706 B2 JP 2776706B2 JP 4295325 A JP4295325 A JP 4295325A JP 29532592 A JP29532592 A JP 29532592A JP 2776706 B2 JP2776706 B2 JP 2776706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産ラインを構成する複
数のワークステーション間で、ワークを搬送する自走式
搬送手段の制御方法に関し、特に、各搬送手段間の間隔
を一定に保つことのできる自走式搬送手段の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車等の生産ラインでは、ワー
クを自走式台車に載置して複数のワークステーション間
を移動させ、各ワークステーションに割り当てられた一
連の作業工程を経て組立作業等を行う生産ラインシステ
ムが採用されている。このような生産ラインシステム
は、通常、フリーフローラインシステムと言われ、各ワ
ークステーションにおける作業時間がライン速度に拘束
されないため、フレキシビリティに富み、高い生産性を
得ることができるという特徴を有している。
【0003】ところで、このような自走式搬送手段を用
いた装置として特開昭56−103088号公報に開示
されたコンべア装置がある。このコンベア装置では、主
制御部により、生産ラインに沿って配設される共通の信
号線を介して自走式搬送手段である複数の荷重キャリア
の動作制御を行うように構成している。この場合、荷重
キャリアの動作は集中制御されるため、あるワークステ
ーションにおいて作業遅れが生じた場合、その遅れがラ
イン全体に影響を及ぼし作業効率を低下させるという不
都合があった。
【0004】また、他の従来技術として、特開昭63−
3312号公報に開示された制御装置がある。この制御
装置では、搬送手段の走行路中に他の搬送手段が存在す
るか否かを判定し、その判定結果に基づいて搬送手段を
走行させるか否かの制御を行うのみであり、各ワークス
テーションにおける作業時間については何ら考慮してい
ない。従って、この場合も、ワークステーションにおけ
る作業の遅れがライン全体に影響を及ぼし作業効率を低
下させるという不都合があった。
【0005】このような不都合を解消するため、本出願
人は、特開平2−83127号公報において、自走式搬
送手段の制御方法を提案している。この制御方法は、ワ
ークステーションにおける自走式搬送手段の停止時間を
測定し、前記停止時間が所定の設定時間を超過した場合
に、当該搬送手段の移動速度を増速制御し、また、増速
制御された搬送手段が、その走行路の進行方向に他の自
走式搬送手段の接近を検知した際、前記増速制御を解除
することにより、生産ラインの稼動率および生産性を向
上しようとしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記特開
平2−83127号公報記載の制御方法は、ワークステ
ーションにおいて設定した停止時間を超過した場合に、
当該搬送手段を増速制御するものであるから、上流のワ
ークステーションにおける作業進捗の進みや遅れによる
搬送手段間の間隔のバラツキを解消することができない
という不都合を有している。すなわち、上流のワークス
テーションにおける処理が所定時間より短時間で終了し
た場合、搬送手段は所定の速度で搬送され、次のワーク
ステーションにに早めに到着することになる。
【0007】また、上流のワークステーションにおける
処理が所定時間を超過して終了した場合、当該搬送手段
は増速処理されて搬送されるが、前の搬送手段に追いつ
いてしまった際には、増速処理は解除されるものの、そ
の後の搬送手段間の間隔は物理的な間隔保持方法に依存
せざるを得ないという不具合があった。このため、搬送
手段間の間隔を一定に保つことができなくなる問題を生
じ、ワークステーションにおける作業者に、安定した作
業環境(作業時間)を提供することができないという不
具合が存在していた。
【0008】本発明は、上記の不都合を解消するもので
あり、搬送手段間の間隔を一定に保つことのできる自走
式搬送手段の制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、生産ラインの自動化作業区で所定作業
後のワークステーション間を所定の走行路に沿って移動
する自走式搬送手段の制御方法において、各ワークステ
ーションにおける所定の作業終了後、直前に発進した
送手段が当該ワークステーションを発進してからの経過
時間を測定し、次いで、前記経過時間と、当該ワークス
テーションに予め設定された設定時間とを比較し、前記
経過時間と前記設定時間とが等しい場合、当該ワークス
テーションの次搬送手段に対して発進指令を出力し、
記経過時間と前記設定時間とに差異が生じた場合、前記
経過時間が前記設定時間よりも短ければ、当該ワークス
テーションを発進する次搬送手段を前記設定時間に到達
するまで待機させ、前記経過時間が前記設定時間よりも
長ければ、前記次搬送手段を増速制御することにより、
搬送手段間の間隔を維持することを特徴とする。
【0010】
【0011】また、本発明は、前記の制御方法におい
て、前記搬送手段のワークステーションにおける停止時
間を測定し、次いで、前記停止時間と当該ワークステー
ションに設定された停止設定時間とを比較し、前記停止
時間が所定の停止設定時間を超過した場合に、当該搬送
手段の移動速度を増速制御し、前記増速制御された搬送
手段が、その走行路の進行方向に他の自走式搬送手段の
接近を検知した際、前記増速制御を解除し、次いで、前
記搬送手段の移動速度を予め設定された所定の速度に戻
す前に、当該搬送手段を一定時間停止、若しくは、減速
制御することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係る自走式搬送手段の制御方法によれ
ば、複数のワークステーション間を所定の走行路に沿っ
て移動する自走式搬送手段の制御方法において、各ワー
クステーションにおける所定の作業終了後、まず、直前
に発進した搬送手段が当該ワークステーションを発進し
てからの経過時間を測定する。
【0013】次いで、前記経過時間と、当該ワークステ
ーションに予め設定された設定時間とを比較し、前記経
過時間と前記設定時間とに差異がなければ、当該ワーク
ステーションを発進する次搬送手段は直ちに発進され、
所定の移動速度で走行路に沿って、次のワークステーシ
ョンに向かって自走する。
【0014】前記経過時間と前記設定時間とに差異が生
じた場合は、先に発進した搬送手段と次の搬送手段間の
間隔を維持するように、当該ワークステーションを発進
する次搬送手段の発進タイミングを制御する。
【0015】すなわち、経過時間が設定時間よりも短い
時には、当該ワークステーションを発進する次搬送手段
を前記設定時間に達するまで待機せしめた後発進させ
る。また、経過時間が設定時間より長い時には、当該ワ
ークステーションを発進する次搬送手段の移動速度を増
速制御して発進させる。このことにより、搬送手段間の
間隔が一定に維持される。
【0016】さらに、本発明によれば、複数のワークス
テーション間を所定の走行路に沿って移動する自走式搬
送手段の制御方法において、先ず、前記搬送手段のワー
クステーションにおける停止時間を測定する。
【0017】次いで、前記停止時間と当該ワークステー
ションに設定された停止設定時間とを比較し、前記停止
時間が所定の停止設定時間を超過した場合には、当該搬
送手段の移動速度を増速制御する。増速制御された搬送
手段が、その走行路の進行方向に他の自走式搬送手段の
接近を検知した際には増速制御を解除する。
【0018】この際、前記搬送手段の移動速度を予め設
定された所定の速度に戻す前に、当該搬送手段を一定時
間停止、若しくは、減速制御する。このことにより、増
速制御された搬送手段が、先に発進した搬送手段に接近
し過ぎた場合にもその間隔を一定に維持することが可能
となり、ワークステーションにおける作業者に、安定し
た作業環境(作業時間)を提供することが可能となる。
【0019】
【実施例】本発明に係る自走式搬送手段の制御方法につ
いて、実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0020】図1において、参照符号10は本発明に係
る自走式搬送手段の制御方法が適用される生産ラインを
示す。この生産ライン10は直線あるいはループ状に構
成される走行路12を有し、当該走行路12には自走式
搬送手段である台車(搬送車)14a〜14nが矢印Z
方向に移動可能に配設されている。
【0021】走行路12は作業用の組立ロボットやNC
装置が設けられたワークステーションSa〜Sf間を連
絡する。この場合、ワークステーションSa〜Sfでは
台車14a〜14nにより搬送されたワークに対し所定
の組立あるいは加工作業が実行される。
【0022】一方、台車14a〜14nは走行路12に
沿って自走するための駆動部16a〜16nと、前記駆
動部16a〜16nを制御する制御部18a〜18n
と、通信インタフェース20a〜20nと、先行する台
車14a〜14nへの接近を検出するため、当該先行す
る台車14a〜14nとの距離を検知する距離センサ2
1a〜21nとを有する。
【0023】この場合、通信インタフェース20a〜2
0nは各ワークステーションSa〜Sfに近接配置され
た通信インタフェース24a〜24fを介して、各ワー
クステーションSa〜Sfおよび生産ライン10全体を
制御するラインサイドコンピュータ等の主制御装置22
と通信するように構成されている。
【0024】本発明に係る自走式搬送手段の制御方法が
適用される生産ライン10は基本的には以上のように構
成されるものであり、次にその動作並びに制御方法につ
いて図2および図3に基づき説明する。この場合、図2
は主制御装置22側の主要な処理フローチャートを示
し、図3は台車14a〜14nの制御部18a〜18n
側の主要な処理フローチャートを示す。
【0025】台車14a〜14nが走行路12に沿って
矢印Z方向に移動し、所定のワークステーションSa〜
Sfの作業位置に到着すると、各台車14a〜14nは
通信インタフェース20a〜20nおよび24a〜24
fを介して主制御装置22に対して台車到着信号を出力
する(図1参照)。
【0026】主制御装置22は、前記台車到着信号を受
信すると(図2、STP1a)、台車14a〜14nの
ワークステーションSa〜Sfにおける停止時間のカウ
ントを開始し(STP2a)、次に、各ワークステーシ
ョンSa〜Sfにおける所定の作業が完了し、台車14
a〜14nの当該ワークステーションSa〜Sfからの
スタートが可能な状態になる(STP3a)。ここで、
主制御装置22は、停止時間のカウントを停止するとと
もに、当該ワークステーションSa〜Sfから1つ前に
発進した台車(前車)の発進からの経過時間を測定する
(STP4a)。
【0027】次に、主制御装置22は測定された経過時
間と、ワークステーションSa〜Sfにおいて予め設定
された設定時間(ラインタクトタイム)とを比較し、そ
の差を算出する(STP5a)。ここで、例えば、ワー
クステーションSaにおいて作業ロボット等による作業
が順調に終了し、経過時間と設定時間に差が無ければ、
ステップSTP6aに進む。
【0028】ワークステーションSaにおける作業が予
定されていなかったり、人手による作業が設定されてい
て、作業が早く終了し、作業ロボット等による作業が予
定より早く終了した場合には、経過時間が設定時間に対
して短くなり、そのまま台車14aを当該ワークステー
ションSaから発進させた場合には、前車との間隔がつ
まり過ぎ、次のワークステーションにおける台車14a
の到着が早くなり、当該次のワークステーションでの安
定した作業時間が提供できなくなる不都合が生じる。こ
の場合、これを解消するため当該ワークステーションS
aにおける台車14aの発進を前記設定時間に達するま
で禁止し、待機状態とする(STP7a)。
【0029】また、ワークステーションSaにおける作
業は順調に終了していても、ワークステーションSaに
おける前車の発進が早かった場合には、前記経過時間が
設定時間に対して長くなり、また、ワークステーション
Saにおける作業ロボットの不具合による原因等で作業
が遅くなった場合には、経過時間が設定時間に対して長
くなり、そのまま当該台車14aをワークステーション
Saから予定の移動速度で発進させた場合、前車との間
隔が空き過ぎ、次のワークステーションにおける台車1
4aの到着が遅くなり、当該次のワークステーションで
の安定した作業時間が提供できなくなる不都合が生じ
る。この場合、これを解消するため、ワークステーショ
ンSaにおける当該台車14aが次のワークステーショ
ンに到着する時間遅れを解消するように、台車14aの
移動速度を増速する指令を与える(STP8a)。
【0030】次に、主制御装置22は、前記カウントし
たワークステーションSa〜Sfにおける台車14a〜
14nの停止時間と当該ワークステーションSa〜Sf
において予め設定された停止時間とを比較し、例えば、
台車14aの停止時間がワークステーションSaにおけ
る所定の停止設定時間を超過している場合、ステップS
TP8aの場合と同様に、当該台車14aに対して増速
を指令する(STP9a)。
【0031】増速指令は通信インタフェース24a〜2
4fおよび20a〜20nを介して台車14a〜14n
の制御部18a〜18nに転送され、次いで、主制御装
置22は台車14aに対して発進を指令する(STP1
0a)。なお、ワークステーションSa〜Sfにおける
台車14a〜14nの停止時間が停止設定時間内である
場合は、台車14a〜14nに対する発進指令のみが出
力される。
【0032】一方、台車14a〜14nは、主制御装置
22からの発進指令を受信すると(図3、STP1
b)、当該台車14a〜14nに対する増速指令の有無
を確認し(STP2b)、増速指令があれば増速処理を
行い(STP3b)、所定の移動速度に対して、前車の
発進からの経過時間と設定時間の差、当該台車の停止設
定時間に対する超過時間に応じて指令された移動速度で
移動すべく駆動部16a〜16nを制御する制御部18
a〜18nに速度指令を与える。
【0033】増速指令がない場合には、制御部18a〜
18nは、駆動部16a〜16nを、通常の移動速度で
移動するように制御し、台車14a〜14nがワークス
テーションSa〜Sfから発進される(STP4b)。
ここで、台車14a〜14nが増速制御されている場合
は、前車との間には相当の間隔が開いているが、台車1
4a〜14nは通常の速度に対して、前車の発進からの
経過時間と設定時間の差、当該台車の停止設定時間に対
する超過時間に応じて指令された移動速度で移動するよ
う制御されるため、前車との間隔は徐々に小さくなり、
所定の間隔に近づく。
【0034】ところで、例えば、増速制御された台車1
4aが何らかの原因で、走行路12上を移動する前車に
接近し過ぎた場合、その時点で当該台車14aの増速指
令を解除し、移動速度を通常の速度に減速したのでは、
次のワークステーションにおける台車14aの到着が早
くなり、当該次のワークステーションでの安定した作業
時間が提供できなくなる不都合が生じる。この場合、こ
れを解消するため、当該台車14aが次のワークステー
ションに到着する時間を遅らせ、台車間の間隔が一定と
なるように以下の制御を行う。
【0035】すなわち、台車14a〜14nの距離セン
サ21a〜21nが前車への接近(追いつき)を検出し
た場合(STP5b)、台車14a〜14nの接近信号
を出力し(STP6b)、制御部18a〜18nは減速
処理を行う(STP7b)。この場合、台車14a〜1
4nに対する停止指令の有無が確認され(STP8
b)、停止指令があれば、台車14a〜14nは一旦停
止状態で待機した後(STP9b)、当該台車14a〜
14nの移動速度を所定の通常速度に戻すべく制御部1
8a〜18nが駆動部16a〜16nを制御する(ST
P10b)。なお、前記停止指令は、台車14a〜14
nが異常接近した際、距離センサ21a〜21nからの
信号に基づいて出力される。
【0036】一方、台車14a〜14nの距離センサ2
1a〜21nが前車への接近(追いつき)を検出したこ
とを示すステップSTP6bにおける出力信号は、通信
インタフェース20a〜20nを介して主制御装置22
に送信され、主制御装置22はこの信号を受信すると
(図2、STP11a)、当該台車14a〜14nに対
する増速指令をリセットする(STP12a)。
【0037】また、各台車14a〜14nが各ワークス
テーションSa〜Sfに到達すると、当該台車14a〜
14nの停止が完了したか否かの確認が行われ(図3、
STP11b)、台車14a〜14nが停止され(ST
P12b)、通信インタフェース20a〜20nおよび
通信インタフェース24a〜24fを介して主制御装置
22に転送される。
【0038】ここで、主制御装置22は、生産ライン1
0を制御する単独のコンピュータで構成してもよく、あ
るいは、各ワークステーションに配置されたラインサイ
ドコンピュータと、これらをネットワークで結合する主
制御コンピュータとから構成してもよい。
【0039】また、図2の主制御装置22側の処理フロ
ーチャートにおいて、台車14a〜14nのワークステ
ーションSa〜Sfにおける停止時間をカウントし(S
TP2a)、この停止時間と当該ワークステーションS
a〜Sfにおいて予め設定された停止時間とを比較し、
その停止時間がワークステーションSaにおける所定の
停止設定時間を超過している場合、当該台車14aに対
して増速を指令する(STP9a)制御を併用したが、
この指令を行わない方法をとることも可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る自走式搬送手段の制御方法
によれば、以下の効果が得られる。すなわち、本発明
は、所定の作業終了後、直前に発進した搬送手段がワー
クステーションを発進してからの経過時間を測定し、前
記経過時間と、当該ワークステーションに予め設定され
た設定時間とを比較し、経過時間と設定時間とに差異が
生じた場合、経過時間が設定時間よりも短ければ、当該
ワークステーションを発進する次搬送手段を設定時間に
到達するまで待機させ、経過時間が設定時間よりも長け
れば、次搬送手段を増速制御することにより、搬送手段
間の間隔を維持するよう制御し、また、増速制御され
た搬送手段が前車接近した場合には、増速制御を解除
し、移動速度を予め設定された所定の速度に戻す前に、
当該搬送手段を一定時間停止、若しくは、減速制御す
る。
【0041】従って、上流のワークステーションにおけ
る作業状況の進みや遅れによる搬送手段間の間隔のバラ
ツキを解消し、搬送手段間の間隔を一定に保つことが可
能となり、各ワークステーションにおける作業者に、安
定した作業環境(作業時間)を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法が適用される生産ラインの構成を示
す図である。
【図2】本発明方法が適用される生産ラインにおける主
制御装置側の処理フローチャートである。
【図3】本発明方法が適用される生産ラインにおける搬
送手段側の処理フローチャートである。
【符号の説明】
10…生産ライン 12…走行路 14a〜14n…台車 16a〜16n…駆動部 18a〜18n…制御部 20a〜20n、24a〜24f…通信インタフェース 22…主制御装置 Sa〜Sf…ワークステーション
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−294805(JP,A) 特開 平2−83127(JP,A) 特開 昭62−140116(JP,A) 特開 平2−235113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 1/02 B23Q 41/02 B23P 21/00 307 B65G 43/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生産ラインの自動化作業区で所定作業後の
    ワークステーション間を所定の走行路に沿って移動する
    自走式搬送手段の制御方法において、 各ワークステーションにおける所定の作業終了後、直前
    に発進した搬送手段が当該ワークステーションを発進し
    てからの経過時間を測定し、 次いで、前記経過時間と、当該ワークステーションに予
    め設定された設定時間とを比較し、前記経過時間と前記設定時間とが等しい場合、当該ワー
    クステーションの次搬送手段に対して発進指令を出力
    し、 前記経過時間と前記設定時間とに差異が生じた場
    合、前記経過時間が前記設定時間よりも短ければ、当該
    ワークステーションを発進する次搬送手段を前記設定時
    間に到達するまで待機させ、前記経過時間が前記設定時
    間よりも長ければ、前記次搬送手段を増速制御すること
    により、搬送手段間の間隔を維持することを特徴とする
    自走式搬送手段の制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記搬送手段のワークステーションにおける停止時間を
    測定し、 次いで、前記停止時間と当該ワークステーションに設定
    された停止設定時間とを比較し、 前記停止時間が所定の停止設定時間を超過した場合に、
    当該搬送手段の移動速度を増速制御し、 前記増速制御された搬送手段が、その走行路の進行方向
    に他の自走式搬送手段の接近を検知した際、前記増速制
    御を解除し、 次いで、前記搬送手段の移動速度を予め設定された所定
    の速度に戻す前に、当該搬送手段を一定時間停止、若し
    くは、減速制御することを特徴とする自走式搬送手段の
    制御方法。
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