JP4008384B2 - 織機の開口制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、織機における経糸の開口を形成する開口装置の開口制御方法及び装置に関する。
【0002】
本明細書において、「前後方向」とは経糸の送り出しによる経糸の移動方向をいい、「上下方向」とは綜絖枠の移動方向をいい、「左右方向」とは緯糸の飛走方向をいう。「前側」及び「後側」とは、それぞれ、経糸の移動方向における下流側及び上流側をいい、「左側」及び「右側」とは、それぞれ、経糸の移動方向における下流側から見て左方及び右方をいう。「上限位置」及び「下限位置」とは、それぞれ、綜絖枠が上下動する範囲における上限及び下限に位置したときの位置をいう。「幾何学的中間位置」とは、綜絖枠の上限位置と下限位置との間の幾何学的中央位置いう。
【0003】
【従来の技術】
織機の開口装置の1つとして、複数の綜絖枠を第1及び第2の綜絖枠群に分けて、第1及び第2の綜絖枠群を上下動させて経糸の開口を形成するものがある(特許文献1を参照)。この開口装置おいては、各綜絖粋に設けられた綜絖枠用電動機により一方向に回転される偏心部を有する大歯車を備えた動力変換機構を介して綜絖枠を上下動させる。この開口装置において、揺動レバーと、連結ロッドと、クランクとして作用する大歯車とを含む、いわゆる回転運動を往復運動に変換する4節リンクとされている。
【0004】
一般に回転運動を往復運動に変換する4節リンクは、図3に示すように、回転駆動源の出力軸(図3において符号40)の周りを回る枢軸(図3においてピン軸48)の回転運動を連結部材(図3において連結部材44)を介して支持軸(図3において支持軸34)の周りを揺動可能に支持されている揺動レバー(図3において揺動レバー28)の往復運動に変換する。
【0005】
上記開口装置は、上下動される第1及び第2の綜絖枠群の移動量をセンサーによって検出し、検出した移動量と理想的な綜絖枠群の移動量とを比較し、織機の始動後から所定の期間だけ綜絖枠群の位相角度を予め設定されている開口曲線に合致するように補正する。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−80533号公報(図3)
【0007】
【解決しようとする課題】
しかし、綜絖枠が幾何学的中間位置に位置しているときのピン軸48の一方及び他方の回転位置は、図3から明らかなように、出力軸40を中心とする点対称の位置にない。このことから、図4の比較例1(二点鎖線)に示すように、上下方向に移動する第1及び第2の綜絖枠群は、幾何学的中間位置と異なる位置にクロスポイントPを有することになる。
【0008】
また、図5の比較例2(二点鎖線)に示すように、第1及び第2の綜絖枠群のクロスポイントPの位置が幾何学的中間位置となるように、第1の綜絖枠群の出力軸の回転位相角度を所定量だけずらすことにより、一方のクロスポイントPの位置が幾何学的中間位置に近づけることはできるが、そのようにすると他方のクロスポイントPの位置はさらに幾何学的中間位置から離れてしまう。
【0009】
そのため、綜絖枠群のクロスポイントを幾何学的中間位置に設定することができず、製織性が悪くなる。
【0010】
本発明の目的は、綜絖枠群のクロスポイントPを幾何学的中間位置に設定し、製織性を良くすることにある。
【0011】
【解決手段、作用、効果】
本発明に係る開口制御方法及び装置は、各綜絖粋に設けられた綜絖枠用電動機により一方向に回転される偏心部を有するクランク機構を介して前記綜絖枠を上下動させる織機の開口装置の制御に適用される。
【0012】
開口制御方法は、前記綜絖枠用電動機を、前記綜絖枠が前記上限位置と前記下限位置との中間位置に位置するときに対応する前記偏心部の中間回転位置と、前記綜絖枠が前記上限位置に位置するときに対応する前記偏心部の上死点回転位置との間の第1の区間において第1の回転速度で回転させると共に、前記綜絖枠が前記下限位置に位置するときに対応する前記偏心部の下死点回転位置と前記中間回転位置との間の第2の区間において前記第1の回転速度と異なる第2の回転速度で回転させることを含む。前記第1の回転速度と前記第2の回転速度との大小関係を、前記第1の区間と前記第2の区間との大きさ関係に対応させる。
【0013】
開口制御装置は、前記綜絖枠用電動機を、前記綜絖枠が上限位置と下限位置との中間位置に位置するときに対応する前記偏心部の中間回転位置と、前記綜絖枠が前記上限位置に位置するときに対応する前記偏心部の上死点回転位置との間の第1の区間において第1の回転速度で回転させると共に、前記綜絖枠が前記下限位置に位置するときに対応する前記偏心部の下死点回転位置と前記中間回転位置との間の第2の区間において前記第1の回転速度と異なる第2の回転速度で回転させる制御部を含む。前記制御部は、前記第1の回転速度と前記第2の回転速度との大小関係を、前記第1の区間と前記第2の区間との大きさ関係に対応させている。
【0014】
ここで、「区間の大きさ」とは、区間の角度的な大きさ、即ち区間の角度であり、偏心部の区間を移動するのに要する回転角度、即ち、偏心部の区間の所要回転量である。
【0015】
第1及び第2の回転速度の大小関係を第1及び第2の区間の長さ関係に対応させると、偏心部は大きい区間においては小さい区間より高速で回転される。これにより、綜絖枠と、これとは逆に移動されるいわゆる逆開口枠とのクロスポイントは、幾何学的中間位置に近づき、織機の製織性が向上する。
【0016】
前記第1の回転速度の平均回転速度と前記第2の回転速度の平均回転速度との比は、前記第1の区間と前記第2の区間との大きさの比に対応させていてもよい。
【0017】
前記第1の区間における前記綜絖枠用電動機の回転速度と前記第2の区間における前記綜絖枠用電動機の回転速度とは、前記綜絖枠毎に設定されていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1から図5を参照するに、開口装置10は、織機12の左右のフレーム(ポスト)14,16の間に前後方向に間隔をおいて配置された複数の綜絖枠18をそれらに配置された綜絖と共に上下方向に往復移動させて経糸開口を形成する装置として用いられる。
【0019】
図1に示すように、フレーム14,16は上下のフレーム(ビーム)20により連結されており、綜絖枠18はフレーム14,16,20に図示しない支持部材を介して上下方向に移動可能に支持されている。
【0020】
複数の綜絖枠18は、それぞれが複数の綜絖枠18を含む第1及び第2の綜絖枠群に分けられている。第1及び第2の綜絖枠群は、一方が上方へ移動されるとき、他方が下方へ移動されるように、互いに主軸回転角で360°異相して上下動される関係を有する。また、第1及び第2の綜絖枠群は、図のクロスポイントPで交差して、経糸の開口量がゼロとなる。
【0021】
開口装置10は、綜絖枠18毎に備えられかつ対応する綜絖枠18を上下動可能に支持する複数の支持機構22と、支持機構22に個々に対応された複数の駆動機構とを含む。
【0022】
支持機構22は、対応する綜絖枠18が属するグループに応じて、第1及び第2の支持機構群に分けられている。同様に、駆動機構も、対応する綜絖枠18及び支持機構22は属するグループに応じて、第1及び第2の駆動機構群24及び26に分けられている。
【0023】
第1の支持機構群の支持機構22は、第1の綜絖枠群の綜絖枠18及び第1の駆動機構群24の駆動機構に個々に対応されており、対応する駆動機構により駆動されて対応する綜絖枠18を上下方向に移動させる。
【0024】
第2の支持機構群の支持機構22は、第2の綜絖枠群の綜絖枠18及び第2の駆動機構群26の駆動機構に個々に対応されており、対応する駆動機構により駆動されて対応する綜絖枠18を上下方向に移動させる。
【0025】
各支持機構22は、V字状又はY字状の形状を有する左右一対の揺動レバー28を左右方向へ伸びるリンク30により連結し、各揺動レバー28を上下方向へ伸びる連結ロッド32により対応する綜絖枠18の左右に連結した公知の機構である。
【0026】
左側に位置する揺動レバー28はV字状の形状を有しており、右側に位置する揺動レバー28はY字状の形状を有している。両揺動レバー28は、V字又はY字の1つの先端部においてリンク30に枢軸的に連結され、V字又はY字の他の1つの先端部において連結ロッド32に枢軸的に連結されている。
【0027】
左側及び右側の揺動レバー28及び28は、それぞれ、左側及び右側の揺動レバー群毎に共通の左側及び右側の支持軸34及び34に、上下方向かつ左右方向へ伸びる面内で揺動可能に、V字及びY字の基部すなわち分岐部において枢軸的に支持されている。
【0028】
左右の支持軸34及び34は、フレーム14,16の間を前後方向へ伸びており、それぞれブラケットを介して右側のフレーム16及び下のフレーム20に支持されている。したがって、複数の揺動レバー28及び28は、左右の支持軸34及び34を介して機台に枢軸的に支持されている。
【0029】
連結ロッド32は、ねじ棒の一端部を長尺の雌ねじ体のねじ穴に螺合させた部材である。連結ロッド32は、上下方向に伸びるように配置され、その上端部において綜絖枠18に枢軸的に連結されており、下端部において揺動レバー28に枢軸的に連結されている。
【0030】
各駆動機構群24,26は、回転軸線が前後方向へ伸びる状態にブラケット36により右側のフレーム16に組み付けられたサーボモータのような駆動源すなわち電動機38と、電動機38の出力軸40に組み付けられた偏心継手42と、一端部において偏心継手42に枢軸的に連結された長尺の連結部材44とを備えている。
【0031】
各連結部材44は、長い板状の部材であり、また他端部において対応する右側の揺動レバー28のY字の残りの先端部に、枢軸46を支持しているアーム部材50を介して連結されており、枢軸46により上下方向及左右方向に伸びる面内で揺動可能に連結されている。アーム部材50は、ボルトにより、揺動レバー28に取り付けられており、支持軸34からの距離が調整可能である。アーム部材50は、支持軸34からの距離を調整することにより、揺動レバー28の揺動角が変更され、綜絖枠18の運動量(開口量)が調整される。
【0032】
各偏心継手42は、前後方向に見て円板状の形状を有している。各偏心継手42の嵌合穴(図示せず)は、出力軸40に相対的回転不能に嵌合されている。各偏心継手42は、出力軸40に対して偏心した位置にピン軸48を有しており、ピン軸48により連結部材44の一端部を揺動可能に組み付けている。
【0033】
ピン軸48は出力軸40の回転軸線を回転中心として出力軸40に対し偏心状態で回転されている。
【0034】
これにより、出力軸40に対して偏心された偏心部(ピン軸48)を有するクランク機構が構成されている。このクランク機構は、電動機38の回転運動を、連結部材44の往復運動に変換する運動変換機構として作用する。
【0035】
綜絖枠18と連結ロッド32とを連結する枢軸、連結ロッド32と揺動レバー28とを連結する枢軸、揺動レバー28とリンク30とを連結する枢軸、及び揺動レバー28と連結部材44とを連結する枢軸46の軸線は、いずれも、前後方向に伸びている。
【0036】
第1及び第2の駆動機構群24及び26の電動機38は、出力軸40が前後方向に伸びる状態にブラケット36に組み付けられており、また上下左右に配列されている。各電動機38は、偏心継手42及び連結部材44を介して対応する支持機構22に連結されている。
【0037】
各電動機38は、経糸の移動方向下流側から見て時計方向(図3においてcw方向)及び反時計方向(図3においてccw方向)のいずれか一方の回転方向に設定されている。この実施例においては、反時計方向に設定されている。
【0038】
図2に示すように、開口制御装置52は、設定器54と、各綜絖枠18に対応された電動機38を駆動させるサーボアンプ56と、各電動機38の出力軸40の回転角度を検出するエンコーダ58とを含む。
【0039】
織機12の主制御装置60は、主軸モータ64に運転、停止、寸止めなどの主軸回転信号S2を出力する。主軸モータ64は、主軸回転信号S2に基づいて主軸66を回転させる。
【0040】
エンコーダ68は、主軸66の回転角度αを検出して、主軸回転度信号S3として主制御装置60及び開口制御回路70に出力する。
【0041】
織機入出力装置62には、作業者により織機回転数等の織機運転用設定値や、開口パターン、開口量、ドエル、クロスポイントPの主軸66の回転角等の開口設定値が入力される。織機入出力装置62は、それらの情報(設定値)を運転設定信号S1及び開口設定信号S6として、それぞれ、主制御装置60及び開口制御回路70に出力される。
【0042】
開口制御回路70には、図3における4つに分けられた区間(B1,B2,B3,B4)毎の出力軸40の所要回転量が、各綜絖枠18毎に開口量に応じて予め計測されて入力されている。
【0043】
開口制御回路70は、開口設定信号S6の開口パターン、開口量、ドエル、クロスポイントPの主軸66の回転角等の情報に基づいて、区間(B1,B2,B3,B4)毎の回転速度(サーボモータ38の回転速度)を、各綜絖枠18毎に演算し、エンコーダ68からの主軸回転角信号S3に基づき綜絖枠駆動信号S51,…,S5i,……,S5n(i:枠番)としてサーボアンプ56に出力する。
【0044】
各サーボアンプ56は、綜絖枠駆動信号S51,…,S5i,…,S5nに基づいて綜絖枠用の電動機38を駆動させ、綜絖枠18を上下方向に移動させる。
【0045】
各エンコーダ58は、対応する電動機38の出力軸40の回転角度を検出し、検出した回転角度をモータ回転角度信号S71,…,S7i,…,S7nとして開口制御回路70に出力している。開口制御回路70は、フィードバック制御により電動機38を位置制御している。より具体的には、開口制御回路70は、主軸回転角信号S3に基づいて、入力されたモータ回転角度信号S7から出力軸40の回転角度の目標値との偏差を求め、偏差を解消する方向に電動機38の回転速度を増減している。
【0046】
本実施例においては、開口制御回路70は、主軸66が2回転する間に、電動機38の出力軸40が1回転するような綜絖枠駆動信号S51,…,S5i,…,S5nをサーボアンプ56(ひいては、電動機38)に出力する。
【0047】
図3に示すように、出力軸40が1回転すると、揺動レバー28は、支持軸34の周りを回転角度γの範囲を1回だけ往復揺動される。これにより、綜絖枠18は、揺動レバー28の揺動に伴って、連結ロッド32を介して上下方向に距離Lだけ往復移動される。
【0048】
上下方向における綜絖枠18の移動距離Lの中央は、綜絖枠18の幾何学的な中間位置とされる(図3及び図4参照)。
【0049】
本実施例においては、綜絖枠18の上限位置から幾何学的中間位置まで及び幾何学的中間位置から下限位置までにおける揺動レバー28の回転角度は、いずれも、上限位置から下限位置までの回転角度γの略半分とされている。
【0050】
図3に示すように、本実施例では、綜絖枠18が、移動して順次、上限位置、幾何学的中間位置、下限位置及び幾何学的中間位置に位置するときの偏心部であるピン軸48の回転位置を、それぞれ、上死点回転位置、下降時の中間回転位置、下死点回転位置及び上昇時の中間回転位置とする。
【0051】
図3及び図4に示すように、出力軸40の回転範囲は、ピン軸48の、下死点回転位置、上昇時の中間回転位置、上死点回転位置及び下降時の中間回転位置に基づいて、区間B1,B2,B3及びB4に区分することができる。
【0052】
区間B1は、綜絖枠18が下限位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(下死点回転位置)から綜絖枠18が幾何学的中間位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(上昇時の中間回転位置)までの間を示す。
【0053】
区間B2は、綜絖枠18が幾何学的中間位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(上昇時の中間回転位置)から綜絖枠18が上限位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(上死点回転位置)までの間を示す。
【0054】
区間B3は、綜絖枠18が上限位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(上死点回転位置)から綜絖枠18の幾何学的中間位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(下降時の中間回転位置)までの間を示す。
【0055】
区間B4は、綜絖枠18の幾何学的中間位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(下降時の中間回転位置)から綜絖枠18が下限位置に位置するときに対応するピン軸48の回転位置(下死点回転位置)までの間を示す。
【0056】
各区間B1,B2,B3,B4は、互いに、異なる角度的範囲、すなわち、ピン軸48の所要回転量を有しているから、開口制御回路70には、各区間B1,B2,B3,B4で互いに異なる電動機38の出力軸40の平均回転速度の値が、綜絖枠18毎(即ち、電動機38毎)に設定されている。
【0057】
より具体的には、開口制御回路70には、ピン軸48の所定回転量が大きい区間では回転速度が速くなるように、小さい区間では回転速度が遅くなるように設定されている。これにより、ピン軸48の、下死点回転位置といずれかの中間回転位置間の所要時間と、上死点回転位置といずれかの中間回転位置間の所要時間が、より同一となり、クロスポイントPは、より幾何学的中間位置に近づく。
【0058】
各区間B1,B2,B3,B4の角度的範囲は、綜絖枠18に対する電動機38の位置、連結部材44の長さ寸法や開口量等により決まるので、綜絖枠毎に異なる。
【0059】
より具体的には、図4に示すように、主軸66が2回転すると、出力軸40が1回転する関係にあるから、区間B1,B2,B3及びB4に対応する主軸66の所要回転量α1,α2,α3及びα4は、いずれも、180°とされる。
【0060】
主軸66の回転速度に対する区間B1,B2,B3,B4における出力軸40のそれぞれの回転速度の比amは、式(1)により求められる。
【0061】
am=βm/αm ・・・(1)
【0062】
ここで、mは区間の番号(1から4)を示し、βmは区間Bmにおける出力軸40の回転角度(°)、すなわち、偏心部であるピン軸48の所要回転量を示し、αmは区間Bmに対応する主軸66の所要回転角度(本実施例では、いずれも180°)を示し、amは区間Bmにおける主軸66の回転速度に対応する出力軸40の回転速度の比を示す。回転速度の比amは、出力軸40を、主軸66の回転速度のam倍の回転速度で回転させることを意味する。
【0063】
式(1)により、例えば、図3のように、区間B2及びB4における出力軸40の所要回転角度β2及びβ4の値が、それぞれ、105°及び75°である場合、区間B2及びB4に対応する主軸66の所要回転角度α2及びα4は、いずれも180°であることから、回転速度の比a2及びa4は、それぞれ、式(1)により、0.583及び0.417となる。
【0064】
したがって、開口制御回路70は、区間B2及びB4において、それぞれ、主軸66の回転速度の0.583倍及び0.417倍の回転速度の綜絖枠駆動信号S5iを出力してサーボモータ38を駆動させる。
【0065】
区間B1及びB3も上記手順と同様に求めることができる。なお、図3の実施例の場合、ピン軸48の所要回転量は、区間B1とB3で、及び区間B2とB4で、共に同一であるが、枠番によっては異なる。
【0066】
これにより、サーボモータ38の各区間の回転速度の比は、主軸66の回転速度を介してピン軸48の各区間における所定回転量の比に設定される。綜絖枠18は、上限位置と幾何学的中間位置間の所要時間と、下限限位置と幾何学的中間位置間の所要時間が同一となると共に、それらの所要時間が主軸の1/2回転の所要時間と一致する。したがって、各綜絖枠18は、主軸66の1/2回転する毎に幾何学的中間位置に達する。この綜絖枠18に対していわゆる逆開口となる綜絖枠18も同様に設定される。したがって、各綜絖枠18は、同様に主軸66の1/2回転毎に、幾何学的中間位置に達するから、互いに逆開口同士の綜絖枠18のクロスポイントPは、幾何学的中間位置に位置する。
【0067】
図4及び図5は第1の綜絖枠群の1つの綜絖枠18と、第2の綜絖枠群の1つの綜絖枠18との移動曲線である。図4及び図5に示す実線は本実施例に基づく。なお、前述のように、図4に示す2点差線の比較例1,及び図5に示す2点差線の比較例2は、共に従来技術である。比較例1及び2のサーボモータの回転速度は、区間毎に変更されない、すなわち同一とされているから、クロスポイントPは、幾何学的中間位置に位置しない、又は絶えず変動する。
【0068】
綜絖枠駆動信号S5は、パルスを含み、電動機(サーボモータ)38は、開口制御回路70からサーボアンプ56に供給されるパルスに基づき制御される。
【0069】
上記に示したように、区間B2及びB4において、出力軸40の回転速度を主軸66の回転速度の0.583倍及び0.417倍にするためには、電動機38に供給するパルスの数を以下のようにすればよい。
【0070】
電動機38に供給するパルスの発生は、式(2)に示す関係を有する。式(2)は式(3)に変形することができる。
【0071】
q・Pm×180°/φ=βm ・・・(2)
【0072】
Pm=βm・φ/(180°×q) ・・・(3)
【0073】
ここで、qは1パルス当たりの出力軸40の回転角度(°/パルス)を示し、本実施例では、0.4に設定されている。φは主軸66の単位回転量を示す。つまり、主軸66が回転角度φ(°)だけ回転すると所定数のパルスを発生する。βm(m=1,2,3,4)は区間Bm(m=1,2,3,4)におけるピン軸48、すなわち出力軸40の所要回転量(°)を示す。Pm(m=1,2,3,4)は区間Bmにおいて主軸66の回転角度φ(°)毎に発生される所定のパルス数を示す。
【0074】
式(3)を用いて、主軸66が15°だけ回転する毎(φ=15°)の、電動機38に供給されるパルス数Pを求める。式(3)より、パルス数P2=21.9≒22、パルス数P4=15.6≒16を得る。
【0075】
したがって、図6に示すように、開口制御回路70は、それぞれ、主軸66が区間B2及びB4に対応する主軸66の回転範囲A2及びA4を回転する間に、主軸66の回転角度φが15°進む毎に、22パルス及び16パルスの綜絖枠駆動信号S5iを出力すればよい。
【0076】
開口制御回路70に予め設定する回転速度は、上記のように開口制御回路70で算出してもよいし、織機入出力装置62で演算してもよい。
【0077】
上記では、区間B1,B2,B3及びB4における出力軸40の回転速度を一定として設定するとして説明した。しかし、緯入れを確実に行うためには、緯入れ期間中は、経糸が大きく開口していることが好ましい。このため、第1及び第2の綜絖枠群がそれぞれ上限位置及び下限位置近傍に位置している期間を長くするように、下記に示すように、区間B1,B2,B3,B4のそれぞれをさらに複数の細区間に分割して各細区間に応じてパルス数Pm、すなわち、電動機38の回転速度を設定してもよい。
【0078】
区間B1,B2に対応する主軸66の区間A1(主軸66の所要回転量は、α1)と区間A2(主軸66の所要回転量は、α2)を、それぞれk個の細区間A11,…,A1j,…,A1k、及び細区間A21,…,A2j,…,A2kに等分する。区間A1の細区間及び区間A2の細区間の主軸66の所要回転量は、それぞれ、α1/k及びα2/kとなる。区間B1及びB2も、それぞれ、区間A1の細区間A11,…,A1j,…,A1k及び区間A2の細区間A21,…,A2j,…,A2kに対応して、細区間B11,…,B1j,…,B1k及び細区間B21,…,B2j,…,B2kに細区間化される。
【0079】
区間B1の回転角度β1と細区間B11,…,B1j…,B1kの回転角度β11,…,β1j…,β1kとは、式(4)に示すような関係を有する。
【0080】
β1=β11+β12+…+β1j+…+β1k ・・・(4)
【0081】
ここで、β1は区間B1の出力軸40の所要回転角度を示し、β11,β12,…,β1j,…,β1kは区間B1をkの数に区分した細区間B11,…,B1j,…,B1kに対応する出力軸40の所要回転角度を示す。
【0082】
前述のように、細区間A1jの主軸66の所要回転量は、α1/kであるから、対応する細区間B1j(出力軸40の所要回転量はβ1j)における出力軸40の回転速度は、主軸66の単位角度(即ち1°)に対して、下記式(5)の値となる。
【0083】
β1j/(α1/k) ・・・(5)
【0084】
本実施例では、対応する細区間同士の所要回転量の比は、区間B1,B2の所要回転量の比に一致させているが、一部の細区間を増減させてもよい。したがって、区間B2の出力軸40の回転角度β2は、式(6)に示すように、細区間B21,B22,…,B2j,…,B2kに対応する出力軸40の回転角度β21,β22,…,β2j,…,β2kに展開することができる。
【0085】
β2=(β2/β1)β11+(β2/β1)β12+…+(β2/β1)β1j+…+(β2/β1)β1k ・・・(6)
【0086】
細区間B2j(出力軸40の所要回転量はβ2j)における出力軸40の回転速度は、主軸66の単位角(すなわち1°)に対して、下記式(7)の値となる。
【0087】
(β2/β1)β1j/(α2/k) ・・・(7)
【0088】
より具体的には、例えば、綜絖枠18が上限位置及び下限位置における主軸66の回転角度を120°、幾何学的中間位置における主軸66の回転角度を300°とする。このような場合において、区間A1及びA2を、それぞれ、4つの細区間に分割する(つまり、k=4とする)と、1つの細区間に対応する主軸66の回転角度αは45°になる。
【0089】
本実施形態では、区間B1において、細区間B11の出力軸40の所要回転量β11を15°に、隣接する細区間の所要回転量の差を2.5°に、設定されていたが、試験結果に基づき異なる値に設定される。例えば、細区間B11の出力軸40の所要回転量β11を15°よりも小さくし、隣接する細区間の所要回転量の差を2.5°よりも大きくする。
【0090】
なお、細区間の個数k、区間B1,B2の細区間の所要回転量、及び隣接する細区間の所要回転量の差は、試験結果に基づき最適値に設定される。
【0091】
細区間の数kは、区間A1,A2と区間B1,B2で異ならせてもよい。例えば、区間A1,A2は、4細区間、区間B1,B2は8細区間とし、区間A1,A2の1つの細区間に対して、2つの区間B1,B2の細区間を対応させてもよい。
【0092】
細区間の数kは、区間A1とA2で異ならせてもよいし、区間B1とB2で異ならせてもよい。さらに、区間A1,A2の細区間は、等分化されたとしたが、等分でなくてもよい。例えば、綜絖枠18の移動速度の変化が少ない幾何学的中間位置は、細区間を大きくしてもよい。
【0093】
式(4)の各値は、式(8)に示すように、区間B2に近づくにつれて細区間の回転角度βを2.5°だけ増加する(つまり、β11<β12<β13<β14の関係を有する。)ようにすることができる。
【0094】
区間B1と区間B2との間及び区間B3と区間B4との間は、それぞれ、上昇時及び下降時の中間回転位置があり、また、区間B2と区間B3との間及び区間B4と区間B1との間は、それぞれ、上死点回転位置及び下死点回転位置がある(図3及び図4参照)。
【0095】
上死点回転位置及び下死点回転位置での出力軸40の回転角速度を遅くし、上昇時及び下降時の中間回転位置での出力軸40の回転角速度を速くするため、区間B2では、出力軸40の細区間B21,B22,B23,B24に対応する回転角度β21,β22,β23,β24を式(8)に示すように、β21<β22<β23<β24の関係を有するようにする(図7参照)。
【0096】
β2=(β2/β1)β11+(β2/β1)β12+…+(β2/β1)β1j+…+(β2/β1)β1k=β2k+…+β2j+…+β22+β21 ・・・(8)
【0097】
式(4)、(8)の各値は、式(9)、(10)に示す値になる。
【0098】
β1=75°=β11+β12+β13+β14=15°+17.5°+20°+22.5° ・・・(9)
【0099】
β2=105°=β24+β23+β22+β21=21°+24.5°+28°+31.5° ・・・(10)
【0100】
したがって、開口制御回路70は、β11の区間における出力軸40の回転速度が、主軸66の回転速度の0.33倍となるように、β21の区間における出力軸40の回転速度が、主軸66の回転速度の0.47°倍となるように、回転速度信号を綜絖枠駆動信号S51としてサーボアンプ56に出力する。
【0101】
以上の算出結果を表1に示す。図7は、主軸66の回転速度に対する出力軸40の回転速度の比を示す。
【0102】
【表1】
Figure 0004008384
【0103】
綜絖枠18は、第1と第2の綜絖枠群に分けて説明したが、織物の仕様に基づいて、さらに第3、またはそれ以上の綜絖枠群を設けてもよい。それらの綜絖枠群の綜絖枠18に対応する電動機38の回転速度も、第1と第2の綜絖枠群に態様する電動機38の回転速度と同様に、上限位置から幾何学的中間位置まで移動する間の主軸66の回転量と下限位置から幾何学的中間位置まで移動する間の主軸66の回転量とが共に180°となるように、制御される。
【0104】
連結部材44は、上下方向において、揺動レバー28から支持軸34の上側に伸びる先端部に連結されているが、下側に伸びる先端部に連結されていてもよい。
【0105】
連結ロッド32は、左右方向において、支持軸34の駆動機構群24,26と反対側に位置しているが、支持軸34の駆動機構群24,26側に位置していてもよい。
【0106】
区間B1,B2,B3,B4の範囲は、連結部材44の長さ寸法、出力軸40の配置関係や開口量等によって、決定されることから、綜絖枠18毎に異なる。したがって、綜絖枠18毎に出力軸40の回転速度を設定する。また、綜絖枠18の開口量は、織機12の製織条件によって変えてもよい。
【0107】
出力軸40は、電動機38に直接連結されているが、出力軸40は、減速装置を介して電動機38の出力軸に連結されていてもよい。
【0108】
本発明は、上記実施例に限定されない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開口制御装置を備えた織機の実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示した織機の回路図である。
【図3】図1に示した開口装置の機構を説明するための模式図である。
【図4】本発明に係る開口制御技術を用いたときの綜絖枠の位置を実施例として示し、従来の開口制御技術による綜絖枠の位置を比較例(従来例)1として示す、綜絖枠の移動曲線である。
【図5】図4に示した実施例と従来の開口制御技術による綜絖枠の位置を比較例(従来例)2として示す、綜絖枠の移動曲線である。
【図6】図4に示した開口制御方法において、電動機の出力軸に供給されるパルス数を説明するためのグラフである。
【図7】図6に示した開口制御技術と異なる手法による電動機の回転速度制御に基づくグラフである。
【符号の説明】
S1 運転設定信号
S2 主軸回転信号
S3 主軸回転度信号
S4 開口信号
S51,S52,…,S5n 綜絖枠駆動信号
S6 開口設定信号
S71,S72,…,S7n モータ回転角度信号
10 開口装置
12 織機
14,16,20 フレーム
18 綜絖枠
22 支持機構
24,26 駆動機構群
28 揺動レバー
30 リンク
32 連結ロッド
34 支持軸
36 ブラケット
38 電動機(サーボモータ)
40 出力軸
42 偏心継手
44 連結部材
46 枢軸
48 ピン軸
50 アーム部材
52 開口制御装置
56 サーボアンプ
58 エンコーダ
60 主制御装置
62 織機入出力装置
64 主軸モータ
66 主軸
68 エンコーダ
70 開口制御回路

Claims (4)

  1. 各綜絖粋に設けられた綜絖枠用電動機により一方向に回転される偏心部を有するクランク機構を介して前記綜絖枠を上下動させる織機の開口装置の制御方法であって、
    前記綜絖枠用電動機を、前記綜絖枠が上限位置と下限位置との中間位置に位置するときに対応する前記偏心部の中間回転位置と、前記綜絖枠が前記上限位置に位置するときに対応する前記偏心部の上死点回転位置との間の第1の区間において第1の回転速度で回転させると共に、前記綜絖枠が前記下限位置に位置するときに対応する前記偏心部の下死点回転位置と前記中間回転位置との間の第2の区間において前記第1の回転速度と異なる第2の回転速度で回転させることを含み、
    前記第1の回転速度と前記第2の回転速度との大小関係を、前記第1の区間と前記第2の区間との大きさ関係に対応させる、織機の開口制御方法。
  2. 前記第1の回転速度の平均回転速度と前記第2の回転速度の平均回転速度との比は、前記第1の区間と前記第2の区間との大きさの比に対応させている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の区間における前記綜絖枠用電動機の回転速度と前記第2の区間における前記綜絖枠用電動機の回転速度とは、前記綜絖枠毎に設定される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 各綜絖粋に設けられた綜絖枠用電動機により一方向に回転される偏心部を有するクランク機構を介して前記綜絖枠を上下動させる、織機の開口装置の制御装置であって、
    前記綜絖枠用電動機を、前記綜絖枠が上限位置と下限位置との中間位置に位置するときに対応する前記偏心部の中間回転位置と、前記綜絖枠が前記上限位置に位置するときに対応する前記偏心部の上死点回転位置との間の第1の区間において第1の回転速度で回転させると共に、前記綜絖枠が前記下限位置に位置するときに対応する前記偏心部の下死点回転位置と前記中間回転位置との間の第2の区間において前記第1の回転速度と異なる第2の回転速度で回転させる制御部を含み、
    前記制御部は、前記第1の回転速度と前記第2の回転速度との大小関係を、前記第1の区間と前記第2の区間との大きさ関係に対応させている、織機の開口制御装置。
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