JP4008073B2 - ターボフアン及びこれを備える空気調和機 - Google Patents
ターボフアン及びこれを備える空気調和機 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はターボフアン及びこれを備える空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井埋込形空気調和機の1例が図2及び図3に示されている。
図3に示すように、天井1に埋設されたキャビネット2の内部にはモータ5、ドレンパン10、導風板12、熱交換器7、ターボフアン6等が配設され、このキャビネット2の下部開口は化粧パネル8によって掩蓋されている。
化粧パネル8の中央部には図2に示すように吸込口3が形成され、この吸込口3の周囲には吹出口4が形成されている。
【0003】
モータ5によってターボフアン6を駆動すると、室9内の室内空気が吸込口3から吸込グリル11、フィルタ13を通り、導風板12に案内されてターボフアン6に吸入されて付勢され、熱交換器7を流過する過程で冷却又は加熱されることにより調和空気となって吹出口4から室9内に吹き出される。
【0004】
ターボフアン6の支持構造が図4に示されている。
ターボフアン6の羽根車20の中央に形成されたボス21とスリーブ22との間に防振ゴム23を挟み、スリーブ22、防振ゴム24及びワッシャ25をモータ5の回転シヤフト26に嵌合することによってスリーブ22とワッシャ25との間に防振ゴム24を挟み、回転シヤフト26の先端にナット27を螺入することによってターボフアン6をモータ5の回転シヤフト26に取り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の支持構造においては、ナット27を締め付けることによって防振ゴム23及び24が変形するため、これらの変形量が均一にならない場合にはターボフアン6の重心が回転シヤフト26の軸芯からずれて振動が発生するおそれがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために発明されたものであって、第1の発明の要旨とするところは、羽根車のボスの内周面とスリーブの外周面との間に防振ゴムが介装接着され、上記ボスの内周面には、周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸が形成されると共に上記凹凸の中段には肩部が形成され、上記スリーブの外周面には、周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸が形成され、上記スリーブを貫通する回転シヤフトの先端にナットを螺入することによって上記スリーブを上記回転シヤフトに締結したことを特徴するターボフアンにある。
【0007】
第2の発明の要旨とするところは、天井に埋設されたキャビネットの内部に請求項1記載のターボフアンを配設してこれを上記キャビネットの天板の下面に固定されたモータの回転シヤフトを介して駆動することによって上記キャビネットの下部開口を掩蓋する化粧パネルの中央に形成された吸込口から上記キャビネット内に吸込まれた室内空気が吸込グリル、フィルタを通り導風板に案内されて上記ターボフアンにより付勢され、熱交換器で冷却又は加熱された後、上記化粧パネルに形成された吹出口から室内に吹き出されることを特徴とする空気調和機にある。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態が図1に示され、(A) はターボフアンの支持構造を示す部分的縦断面図、(B) は(A) のB−B矢に沿う矢視図である。
【0009】
ターボフアン6の羽根車30の中央部に形成されたボス31の内周面とスリーブ32の外周面との間に防振ゴム33が介装されている。
【0010】
図1(B) に示すように、ボス31の内周面には周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸34が形成され、これら凹凸34の中段には肩部38が形成されている。
また、スリーブ32には断面半月状の貫通穴36が穿設され、その外周面には周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸35が形成されている。
【0011】
そして、防振ゴム33の外周面をボス31の内周面に接着し、防振ゴム33の内周面をスリーブ32の外周面に接着することによってボス31、防振ゴム33及びスリーブ32が一体とされている。
【0012】
図示しないモータの回転シヤフト37の下部に形成された断面半月状部37a にその下端からスリーブ32を嵌合して貫通穴36を貫通せしめた後、回転シヤフト37の下端部に刻設された螺糸部にナット39を螺合して締め付けることによってスリーブ32は回転シヤフト37に取り付けられる。
【0013】
しかして、ナット39はスリーブ32の下端面のみに当接し、羽根車30及び防振ゴム33に当接しないので、防振ゴム33が変形することはなく、従って、羽根車30自体でバランスさせておけば、これを回転シヤフト37に組み付けてもバランスが崩れることはないので、ターボフアン6の回転時に振動が発生することはない。
【0014】
また、防振ゴム33の外周面は凹凸34及び肩部38が形成されたボス31の内周面に接着され、防振ゴム33の内周面は凹凸35が形成されたスリーブ32の外周面に接着されているので、回転シヤフト37の回転トルクが作用しても防振ゴム33はボス31及びスリーブ32から剥がれることはなく、また、羽根車30がその自重により防振ゴム33から剥がれて脱落することはない。
他の構成及び作用は図2及び図3に示す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】
本発明においては、羽根車のボスの内周面とスリーブの外周面との間に防振ゴムが介装接着され、ボスの内周面には、周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸が形成されると共に凹凸の中段には肩部が形成され、スリーブの外周面には、周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸が形成され、スリーブを貫通する回転シヤフトの先端にナットを螺入することによってスリーブを回転シヤフトに締結したため、ナットを締め付けても防振ゴムが変形することはなく、従って、ターボフアンのバランスが崩れることはないので、ターボフアンの回転時に振動が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が示され、(A) はターボフアンの支持構造の部分的縦断面図、(B) は(A) のB−B矢に沿う矢視図である。
【図2】従来の天井埋込形空気調和機の斜視図である。
【図3】従来の天井埋込形空気調和機の縦断面図である。
【図4】従来のターボフアンの支持構造を示す部分的縦断面図である。
【符号の説明】
6 ターボフアン
30 羽根車
31 ボス
32 スリーブ
33 防振ゴム
37 回転シヤフト
39 ナット
Claims (2)
- 羽根車のボスの内周面とスリーブの外周面との間に防振ゴムが介装接着され、
上記ボスの内周面には、周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸が形成されると共に上記凹凸の中段には肩部が形成され、
上記スリーブの外周面には、周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる多数の凹凸が形成され、
上記スリーブを貫通する回転シヤフトの先端にナットを螺入することによって上記スリーブを上記回転シヤフトに締結したことを特徴とするターボフアン。 - 天井に埋設されたキャビネットの内部に請求項1記載のターボフアンを配設してこれを上記キャビネットの天板の下面に固定されたモータの回転シヤフトを介して駆動することによって上記キャビネットの下部開口を掩蓋する化粧パネルの中央に形成された吸込口から上記キャビネット内に吸込まれた室内空気が吸込グリル、フィルタを通り導風板に案内されて上記ターボフアンにより付勢され、熱交換器で冷却又は加熱された後、上記化粧パネルに形成された吹出口から室内に吹き出されることを特徴とする空気調和機。
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JP22715897A JP4008073B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | ターボフアン及びこれを備える空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22715897A JP4008073B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | ターボフアン及びこれを備える空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162891A JPH1162891A (ja) | 1999-03-05 |
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Family
ID=16856414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22715897A Expired - Lifetime JP4008073B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | ターボフアン及びこれを備える空気調和機 |
Country Status (1)
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