JP4007766B2 - 液処理装置および液処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハやLCD基板等の各種基板に対して所定の液処理を施すために用いられる液処理装置および液処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、半導体デバイスの製造工程においては、基板としての半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)を所定の薬液や純水等の処理液によって処理し、ウエハからパーティクル、有機汚染物、金属不純物等のコンタミネーションや有機物、酸化膜を除去するウエハ液処理装置が使用されている。
【0003】
例えば、ウエハ液処理装置として、複数枚のウエハを液処理室内に収納してバッチ式に処理するものが知られているが、このような装置では、従来、略円錐形に処理液を吐出するように吐出口が形成されたノズルを用いて、処理液を面内方向で回転するウエハの側面上方からウエハに向けて吐出(噴射)することで、液処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような方法では、ウエハに処理液がかかるものの、ウエハの側面に当たって液処理室内壁に飛ばされ、内壁を伝って排出される処理液が多い等、処理液が効率よくウエハの液処理面に当たっているとは言い難い。つまり、ウエハ表面のコンタミネーションの除去のために、処理液を大量消費し、しかも処理時間が長時間化する問題があった。また、このような処理液を大量消費するにもかかわらず、コンタミネーションの除去が不十分となり易く、処理ムラの発生をも引き起こし易いものであった。
【0005】
本発明は上述した従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、処理液を効率的にウエハ等の基板に吐出することにより、液処理効率を向上させ、基板の品質をも向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明によれば、第1発明として、処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に所定の処理液を供給して液処理を行う液処理装置であって、1枚の基板に対して処理液を略平面状に吐出する処理液吐出口が1カ所ずつ形成された処理液供給機構を具備し、前記処理液吐出口は、前記略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるように構成されていることを特徴とする液処理装置、が提供される。
【0008】
また、第2発明として、処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に、所定の処理液を供給して液処理を行う液処理装置であって、1枚の基板に対して処理液を略平面状に吐出する基板の枚数と同数の処理液吐出口と、基板の配列方向の両端に位置する処理液吐出口のさらに外側に1カ所ずつ設けられた偏向防止用吐出口と、を有する処理液供給機構を具備し、前記処理液吐出口は、前記略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるように構成されていることを特徴とする液処理装置、が提供される。
【0009】
さらに、第3発明として、処理チャンバ内に処理面が所定間隔で略平行に対向するように保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に、所定の処理液を供給して液処理を行う液処理装置であって、処理面が対向している2枚の基板の各組に対して、前記処理液を略平面状に吐出する処理液吐出口が1カ所ずつ形成された処理液供給機構を具備し、前記処理液吐出口は、前記略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるように構成されていることを特徴とする液処理装置、が提供される。
【0010】
このような本発明の液処理装置によれば、処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に所定の処理液を供給して液処理を行う際に、1枚の基板に対して処理液を略平面状に吐出する処理液吐出口が1カ所ずつ形成されるようにし、かつ略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるので、少量、短時間の液処理で、効率的に基板表面のコンタミネーションを除去しつつ、基板全体にわたって均一な液処理を行うことが可能となる。
【0011】
本発明によれば、第4発明として、所定の処理液を略平面状に吐出する複数の処理液吐出口が形成された処理液供給機構を用い、処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に前記処理液を供給する液処理方法であって、複数の基板の各々を、前記各処理液吐出口に対応するように配置し、前記略平面状の処理液を、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出させることを特徴とする液処理方法、が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について具体的に説明する。本発明の液処理装置は、各種基板の洗浄処理装置や塗布処理装置等に適用できるが、本実施形態では、半導体ウエハ(ウエハ)の搬入、洗浄、乾燥、搬出をバッチ式に一貫して行うように構成された洗浄処理装置として用いた場合について説明する。
【0013】
図1は本実施形態に係る洗浄処理装置の斜視図であり、図2はその平面図である。これら図1および図2に示すように、洗浄処理装置1は、ウエハWを収納可能なキャリア(基板収納容器)Cの搬入出が行われるイン・アウトポート(容器搬入出部)2と、ウエハWに対して洗浄処理を実施する洗浄処理ユニット3と、イン・アウトポート2と洗浄処理ユニット3との間に設けられ、洗浄処理ユニット3に対してキャリアCの搬入出を行うためのステージ部4と、キャリアCを洗浄するキャリア洗浄ユニット5と、複数のキャリアCをストックするキャリアストックユニット6とを備えている。なお、参照符号7は電源ユニットであり、8はケミカルタンクボックスである。
【0014】
イン・アウトポート2は、4個のキャリアCを載置可能な載置台10と、キャリアCの配列方向に沿って形成された搬送路11を移動可能に設けられ、載置台10のキャリアCをステージ部4に搬送し、かつステージ部4のキャリアCを載置台10に搬送するためのキャリア搬送機構12とを有している。キャリアC内には、例えば、25枚または26枚のウエハWが収納可能となっており、キャリアCはウエハWの面が鉛直に配列されるように配置されている。
【0015】
ステージ部4は、キャリアCを載置するステージ13を有しており、また、後に図3に示すようにこのステージ13にはスライドステージ32が配設されている。イン・アウトポート2からこのスライドステージ32に搬送され、載置されたキャリアCは、スライドステージ32を駆動することによって洗浄処理ユニット3内に搬入され、洗浄処理ユニット3内のキャリアCはこのスライドステージ32によりステージ13に搬出される。
【0016】
なお、ステージ13には、載置台10からキャリア搬送機構12のアームを回転させてキャリアCが載置されるため、載置台10とは逆向きにキャリアCが載置される。このため、ステージ13にはキャリアCの向きを戻すための反転機構(図示せず)が設けられている。
【0017】
ステージ部4と洗浄処理ユニット3との間には仕切壁14が設けられており、仕切壁14には搬入出用の開口部14aが形成されている。この開口部14aはシャッター15により開閉可能となっており、処理中にはシャッター15が閉じられ、キャリアCの搬入出時にはシャッター15が開けられる。
【0018】
キャリア洗浄ユニット5は、キャリア洗浄槽16を有しており、後述するように洗浄処理ユニット3においてウエハWが取り出されて空になったキャリアCが洗浄されるようになっている。
【0019】
キャリアストックユニット6は、洗浄前のウエハWが入ったキャリアCや洗浄前のウエハWが取り出されて空になったキャリアCを一時的に待機させるためや、洗浄後のウエハWを収納するための空のキャリアCを予め待機させるためのものであり、上下方向に複数のキャリアCがストック可能となっており、その中の所定のキャリアCを載置台10に載置したり、その中の所定の位置にキャリアCをストックしたりするためのキャリア移動機構を内蔵している。
【0020】
次に、洗浄処理ユニット3について説明する。図3は洗浄処理ユニット3の内部を示す断面図、図4および図5は洗浄処理ユニットの洗浄処理部を示す断面図であり、図4は内側チャンバ27を外側チャンバ26の外部に出した状態(このような状態にある位置を「退避位置」と呼ぶこととする)、図5は外側チャンバ26の内部に内側チャンバ27を配置した状態(このような状態にある位置を「処理位置」と呼ぶこととする)を示している。
【0021】
洗浄処理ユニット3の内部には、図3に示すように、洗浄処理部20と、洗浄処理部20の直下にキャリアCを待機させるキャリア待機部30と、キャリア待機部30に待機されたキャリアC内の複数のウエハWを押し上げて洗浄処理部20に移動させ、かつ洗浄処理部20の複数のウエハWを保持してキャリア待機部30のキャリアCに収納させるためのウエハ移動機構40とが設けられている。
【0022】
ステージ13上にはキャリアCを載置するスライドステージ32が配設されている。スライドステージ32は、例えば、3段に構成されており、上方の2段をそれぞれキャリア待機部30側にスライドさせることで、上段に載置されたキャリアCをキャリア待機部30におけるロータ24の直下に搬入して待機させることが可能となっている。なお、図3に示すように、キャリア待機部30上方のウエハ移動路の途中には、ウエハ移動路を挟んで前後に発光子および受光子が配置された複数対の光学センサーからなるウエハ検知部115が設けられており、このウエハ検知部115をウエハが通過することにより、ウエハWの枚数確認および正規に保持されていないウエハ(いわゆるジャンプスロット)の有無の確認が行われる。
【0023】
ウエハ移動機構40は、ウエハWを保持するウエハ保持部材41と、鉛直に配置されウエハ保持部材41を支持する支持棒42と、支持棒42を介してウエハ保持部材41を昇降する昇降駆動部43とを有している。昇降駆動部43によりウエハ保持部材41を昇降させることで、キャリア待機部30にあるキャリアCに収納された洗浄処理前のウエハWを上方の洗浄処理部20のロータ24内に移動させ、またはロータ24内の洗浄処理後のウエハWをキャリア待機部30にあるキャリアCに移動させるようになっている。
【0024】
洗浄処理部20は、ウエハWのエッチング処理後にレジストマスク、エッチング残渣であるポリマー層等を除去するものであり、鉛直に設けられた支持壁18と、回転軸23aを水平にして支持壁18に固定されたモータ23と、モータ23の回転軸23aに取り付けられたロータ24と、モータ23の回転軸23aを囲繞する円筒状の支持筒25と、支持筒25に支持され、ロータ24を囲繞するように構成される外側チャンバ26と、外側チャンバ26の内側に配置された状態で薬液処理を行う内側チャンバ27とを有している。
【0025】
ロータ24は、鉛直にされた複数(例えば26枚)のウエハWを水平方向に配列した状態で保持可能となっており、このロータ24は、モータ23によって回転軸23aを介して、係止部材71a・71b(71bは71aの背面に位置する)・72a・72b(72bは72aの背面に位置する)によって係止され、ウエハ保持部材83a・83b(83bは83aの背面に位置する)により保持された複数のウエハWとともに回転されるようになっている。なお、係止部材71a・71b・72a・72bは、所定の間隔をおいて配置された一対の円盤70a・70bに架設されている。
【0026】
外側チャンバ26は円筒状をなし、処理位置(図3の二点鎖線)と支持筒25の外側の退避位置(図3の実線)との間で移動可能に構成されており、ウエハWの搬入出時には図3に示すように退避位置に位置される。また、図4に示すように、外側チャンバ26が処理位置にあり、内側チャンバ27が退避位置にある際には、外側チャンバ26と、モータ23側の垂直壁26aと、先端側の垂直壁26bとで処理空間51が形成される(図4参照)。垂直壁26aは支持筒25に取り付けられており、支持筒25と回転軸23aとの間にはベアリング28が設けられている。また、垂直壁26aと支持筒25の先端部はラビリンスシール29によりシールされており、モータ23で発生するパーティクル等が処理空間51に侵入することが防止されている。なお、支持筒25のモータ23側端部には外側チャンバ26、内側チャンバ27を係止する係止部材25aが設けられている。
【0027】
内側チャンバ27は外側チャンバ26よりも径が小さい円筒状をなし、図5に示す処理位置と図3、図4に示す支持筒25の外側の退避位置との間で移動可能に構成されており、ウエハWの搬入出時には外側チャンバ26とともに退避位置に位置される。また、図5に示すように内側チャンバ27が処理位置にある際には、内側チャンバ27と、垂直壁26a・26bとで処理空間52が形成される。なお、処理空間51および処理空間52は、シール機構により密閉空間とされる。
【0028】
外側チャンバ26の上壁部には、多数の吐出口53を有する2本(1本のみ図示)の吐出ノズル54が水平方向に沿って取り付けられている。吐出ノズル54からは、図示しない供給源から供給された純水、IPA、各種薬液等の処理液や、N2ガスが吐出可能となっている。
【0029】
内側チャンバ27の上壁部には、多数の吐出口55を有する1本の吐出ノズル56が水平方向に沿って取り付けられている。この吐出ノズル56には、フィルタ101を介してダイヤフラムポンプ103が接続され、このダイヤフラムポンプ103には、図示しない供給源が接続されている。このフィルタ101は供給流体の圧力変動に対してダンパの機能を有しており、ダイヤフラムポンプ103からの吐出圧に脈動があっても、この脈動を吸収することができる。従って、供給源からの流体を吐出ノズル56から均一に吐出することができ、ウエハWの処理の均一性を維持することができる。特に、回転するウエハWに脈動する処理液を供給すると、回転周期との関係でウエハWに処理ムラが生じやすい。しかしながら、この装置にあっては、フィルタ101によって処理液を均一に吐出しているので、このような回転周期に起因する処理ムラをも防止することができる。
【0030】
吐出ノズル56からは、図示しない供給源から供給された各種薬液、純水、IPA等の処理液が吐出可能となっている。これらの吐出ノズル54・56としては、例えば、PTFEやPFA等のフッ素樹脂製のものや、ステンレス製のものが好適に用いられる。
【0031】
なお、内側チャンバ27の上部内壁には、円盤70a・70bの対向面(ウエハWに対向する面)を洗浄するための図示しない洗浄液吐出ノズルが配設されており、また、垂直壁26a・26bには、円盤70a・70bのそれぞれ垂直壁26a・26bと対向する面を洗浄するための処理液の吐出ノズル74a・74bが配設されている。これら洗浄液吐出ノズルと吐出ノズル74a・74bは、主に、種々の薬液処理後に純水で円盤70a・70bの洗浄を行う目的に使用され、乾燥を行うときにはN2ガスが供給される。また、ノズル自体は処理流体を円錐状に吐出する円錐状ノズル、扇状に吐出する扇状ノズルのいずれであってもよい。
【0032】
上記先端側の垂直壁26bの下部には、図4の状態において処理空間51から使用済みの薬液、純水、IPAを排出する第1の排液ポート61が設けられており、第1の排液ポート61の上方には図5の状態において処理空間52から使用済みの薬液、純水、IPAを排出する第2の排液ポート62が設けられている。また、第1の排液ポート61および第2の排液ポート62には、それぞれ第1の排液管63および第2の排液管64が接続されている。
【0033】
また、垂直壁26bの上部には、図4の状態において処理空間51を排気する第1の排気ポート65が設けられており、第1の排気ポート65の下方には図5の状態において処理空間52を排気する第2の排気ポート66が設けられている。また、第1の排気ポート65および第2の排気ポート66には、それぞれ第1の排気管67および第2の排気管68が接続されている。
【0034】
次に、処理液供給機構の一実施形態である吐出ノズル54・56について詳細に説明する。吐出ノズル54・56は共に同じ構造のものを用いることができることから、以下、吐出ノズル54を例として説明することとする。
【0035】
図6(a)は、吐出ノズル54の一実施形態である吐出ノズル54aを示した斜視図であり、図6(b)は、図6(a)中の矢視AA図である。また、図6(c)は図6(b)のCC線断面図である。吐出ノズル54aの一表面には、吐出口53aが形成された部材91が取り付けられており、1カ所の吐出口53aから吐出される処理液は、1枚のウエハWの処理面にのみ当たるように設計されている。例えば、吐出ノズル54aは26カ所の吐出口53aを有しているが、各吐出口53aは、処理面が一方を向くように所定の間隔で平行に保持された26枚のウエハWの1枚1枚に処理液を吐出する。なお、吐出ノズル54aの背面には、処理液供給管92が配設されている。
【0036】
図6(b)に示すように、また、後に図8を参照しながら説明するように、吐出口53aから吐出される処理液は、鉛直方向(点線PP)と所定の角度θをもってウエハWに吐出される。従って、図6(a)・(b)に示すように、吐出ノズル54aに吐出口53aが形成された円柱形の部材91を取り付ける際には、部材91を取り付ける吐出ノズル54aの台座部分に、予め角度θの勾配を形成しておくと、部材91の取り付けが容易となる。部材91は、ねじ止め等の方法により固定することができる。
【0037】
図6(c)は部材91の図示を省略し、かつ、図面簡略化のために角度θを無視して描かれている。図6(c)に示すように、吐出ノズル54aの内部には、処理液の通路となる断面略四角形状のノズル内通路153が形成され、また、ノズル内通路153に連通し、部材91が取り付けられる取付部91aが形成されている。
【0038】
このように、ノズル内通路153の断面を略四角形状に形成し、吐出ノズル54aの長手方向に延在させることにより、後述する平面状吐出流の偏向の発生が防止されて平面状吐出流の平面度が保たれ、これによりウエハWの表面全体に均一に処理液が当たって処理の均一性が保証され、しかもウエハWに当たらない無駄な処理液をなくすことができる。これに対し、例えば、ノズル内通路の断面形状が円形であると、吐出口53aから吐出された平面状吐出流は次第に偏向しながら進行するため、処理の均一性は多少劣ったものとなる。
【0039】
図6(a)・(b)において、吐出口53aが千鳥状に配置されているのは、部材91の大きさを考慮し、また、ウエハWの保持間隔に対応させたものである。従って、部材91の形状を変更することにより一列に配置することもできる。その場合には、吐出ノズル54aを細くすることが可能であるから、吐出ノズル54aの配置スペースが小さくなり、処理チャンバの小型化を図ることも可能となる。
【0040】
なお、ウエハWの保持間隔を長くすることによっても、吐出ノズル54aにおける吐出口53aの配置を一列とすることも可能であるが、その場合には、吐出ノズルは細くなる一方で長くなり、ウエハWの保持スペースも増大することから、処理チャンバや処理装置の大型化を招くこととなる。
【0041】
図7は、吐出ノズル54の別の実施形態である吐出ノズル54bを示す斜視図であるが、図7に示すように、吐出口53bは、吐出ノズル54bの基台93表面に直接に、一体的に形成することもできる。この場合には、吐出口53bを一列に配設することが容易であり、また、部材91等の取り付けも必要でなく、形状をコンパクトなものとすることができる。
【0042】
次に、上述した吐出ノズル54aを例に、処理液の吐出状態について説明する。図8は、吐出口53aから吐出される処理液の形態を示しており、図8(a)はウエハWの処理面に垂直な方向から見た図であり、図8(b)は図8(a)中の矢視BB図であり、一例として、処理面が一方向を向いた4枚のウエハWについて示されている。図8(a)に示すように、吐出口53aから処理液は、略平面状に所定の角度をもって広がりながら、ウエハWの処理面に当たるように吐出され、ウエハWの液処理が行われる。
【0043】
略平面状に吐出された処理液(以下「平面状吐出流」という)99は、当然に一定の厚みを有しており、図8(b)中に示すように、ウエハWに当たる前においては、厚みT1は、例えば、0.5mm〜5mm程度である。また、平面状吐出流99が平面状ウエハWに当たった部分の長さT2は、厚みT1よりも大きな値となり、厚みT1および角度θに依存して変化する。このように、平面状吐出流99の各面は厳密には平行ではないが、以下の説明においては、略平行にあるものとして説明することとする。
【0044】
なお、吐出口が幅広の場合には、吐出ノズルそのものが大型化する問題が生ずることから、吐出口を小さく形成して、しかも処理液が扇状に吐出される構造とすることが好ましい。
【0045】
図8(b)に示すように、このような平面状吐出流99は、ウエハWの略中心に当たるように所定の角度θで吐出されることが好ましい。平面状吐出流99が所定の角度をもってウエハWに当たる際には、その衝突部分の形状は略線状となることから、前述した「ウエハWの略中心に当たる」状態とは、平面状吐出流99がウエハWの略中心を通る径方向に当たることを意味する。
【0046】
例えば、図8(a)に示した点線で囲まれた領域Sにおいて、ウエハWに処理液が直接に当てられることとなるが、この場合には、処理液を吐出している状態で、ウエハWは所定の向きに回転していることから、ウエハWにむらなく処理液が当てられることとなる。
【0047】
ここで、図8(a)において、吐出口53aからの処理液の吐出角度φは、この図に示すように、ウエハWの略中を通る直径をカバーするような角度が好ましい。この吐出角度φが図8(c)に示すようにこれより小さいとウエハWの周縁部に未処理部分ができてしまい、一方、図8(d)に示すようにウエハWの直径より大きくなると、無駄となる処理液ができてしまい、処理効率が低下する。
【0048】
このように、処理液をウエハWの面に対して所定の角度をもって吐出しているので、処理液がウエハWの上部外縁部に当たって飛散することがほとんどなく、処理液を最も効率的にウエハWへ当てることが可能となり、処理液の節減と処理時間の短縮が図られる。さらに、処理液は吐出勢いの強い状態でウエハWに当たることから、ウエハWの表面に付着したパーティクル等を効果的に除去することが可能となる。
【0049】
なお、図8(b)に示した平面状吐出流99とウエハWの処理面とがなす角θは、ウエハW間の距離に応じて変えることができる。例えば、ウエハW間の距離が長い場合には、角度θを大きくすることができるが、ウエハWの保持スペースは処理液が均一に供給される範囲で小さくすべきことが好ましいことを考慮すると、例えば、直径8インチのウエハWでは、その面間隔を3mm〜8mm程度として、角度θを0.8°〜1.3°程度とすることができる。
【0050】
上述したように、平面状吐出流99が所定角度でウエハWに当たるように、吐出口53aはウエハWの処理面から処理面に垂直な方向に所定距離L1ほど離れ、かつ、ウエハWの径方向に外延した位置に配置される。従って、吐出口53aはウエハWの厚み方向の外延上にはないことから、吐出ノズル54aが保持されたウエハWの上方に設置され、吐出口53aから液垂れが生じても、ウエハWに液跡が生ずることはない。
【0051】
次に、図9(a)は、図6(a)に示す吐出ノズル54aを改良した吐出ノズル54cを示すものである。この吐出ノズル54cは、26個の吐出口を有する吐出ノズル54aの両端部にさらに1個ずつのダミー吐出口53cを設けたものである。これは次のような理由によるものである。すなわち、図9(c)に示すように、図6(a)に示す吐出ノズル54では、それぞれの吐出口53aから扇状の処理液を吐出すると、両サイドの吐出口から吐出された処理液が内側へ偏向する傾向があった。この現象は、処理液の供給圧が高い場合、換言すると吐出速度が速い場合に起こり、中央部の吐出流により発生する気流によって中央部と外縁部との間に気圧差を生じ、気圧の低い中央部に両サイドの吐出流が外側から押されるためと考えられ、こうして両サイドの吐出流の吐出方向が本来の方向からずれてしまい、吐出速度が速い場合には両サイドのウエハWに処理ムラが生じやすいという問題があった。
【0052】
この図9(a)に示す吐出ノズル54cは、このような欠点を改良したものであって、ロータ24に保持されたウエハWのそれぞれに対応した吐出口53aの両側にさらに1つずつのダミー吐出口53cを設けている。そして、図9(b)に示すように、このダミー吐出口53cからの吐出流を偏向させることによって、処理されるウエハWに対応した吐出口53aからの吐出流の偏向を防止するようにしている。
【0053】
次に、図10(a)は、図6(a)に示した吐出ノズル54aを改良したもう一つの吐出ノズル54d・54d´を示すものである。この吐出ノズル54d・54d´は、1列13個の吐出口53aを2列有する吐出ノズル54aを、その列ごとに分けて、13個ずつの吐出ノズル53aを有する2つの吐出ノズル54d・54d´としたものである。一方の吐出ノズル54dは奇数番目のウエハWに、他方の吐出ノズル54d´は偶数番目のウエハWに、処理液を吐出する。この吐出ノズル54d・54d´は、ウエハWの中心に対して周方向に角度μだけ離間して配置されている。このようにすることによって、一方の吐出ノズル54dに関しては、隣接する吐出口53aの間隔、換言すると、隣接する吐出流111の間隔が図6(a)または図9(a)での隣接する平面状吐出流99の間隔の2倍になっているので、中央部に大きな気流が発生し難く、これにより中央部と外縁部との気圧差も小さくなる。このような状態は他方の吐出ノズル54d´についても同様であり、こうして、先に図9(c)に示した両サイドの吐出口53aからの平面状吐出流99の中央部への引き寄せを防止することができ、処理の均一化を図ることができる。
【0054】
次に、吐出ノズルの処理チャンバ内での好適な配設位置について説明するが、以下の形態は、内側チャンバ27と吐出ノズル56、外側チャンバ26と吐出ノズル54との関係について適用することができる。
【0055】
図11は、吐出ノズル81a〜81cの配設位置の一形態を示す断面図および正面図であり、断面図では吐出ノズル81a〜81cは図示されていない。図11に示された3本の吐出ノズル81a〜81cの配設位置は、図11に示す位置に限定されるものではなく、また、例えば、吐出ノズル81aとして前述した処理液を略平面状に吐出する吐出ノズル54aを、吐出ノズル81b・81cとして処理液が円錐状に吐出される吐出ノズルを配設することもできる。
【0056】
チャンバ82の胴部下側には、処理液を確実に排出するために勾配が設けられている。この傾斜角δは、水平方向に対して3°以上、好ましくは5°以上とすることが好ましい。一方、傾斜角δが大きい場合には、チャンバ82が大型化することから、傾斜角δは10°以下とすることが好ましい。なお、チャンバ82では胴部上側にも勾配が形成されているが、この上側の勾配は必ずしも必要なものではない。
【0057】
吐出ノズル81a〜81cは、ウエハWの上方外延範囲外かつ水平位置より上方の範囲に配設されている。「ウエハWの上方外延範囲外に吐出ノズル81a〜81cが配設される」状態とは、吐出ノズル81a〜81cを下方に降ろした場合でも吐出ノズル81a〜81cがウエハWと接触しないことを意味する。また、「吐出ノズル81がウエハWの水平位置より上方にある」とは、チャンバ82内の所定位置に保持されたウエハWの中心を通る水平面(図11の二点鎖線HH)より上方にあるということを意味する。
【0058】
このような位置に吐出ノズル81a〜81cを配置することにより、吐出ノズル81a〜81cに付着した処理液の液垂れ等が生じても、ウエハWに付着することがない。つまり、各種の処理液の吐出後の乾燥処理時等に、吐出ノズル81a〜81cから落ちてきた液滴がウエハWに再付着して、ウエハWに部分的な液跡が発生することが回避される。
【0059】
なお、ウエハWは、処理液が吐出される液処理時とその後の乾燥処理時等には、回転処理されることから、チャンバ82内の処理空間では、ウエハWの回転方向に気流が生ずることとなる。特に、乾燥を行う場合には、吐出ノズル81a〜81cに処理液が付着していた場合には、生じた気流によって付着液が飛散し、ウエハWに液跡が生ずる場合があり、製品の不良の発生を引き起こしかねない。
【0060】
このような問題を解決するため、例えば、図11中矢印Rで示される反時計回りにウエハWが回転する場合には、ウエハWの回転によって生ずる気流の風下に当たる側に配設されることとなる吐出ノズル81aについては、ウエハWの上方外延範囲外かつ水平位置より上方の範囲に配設することにより、液垂れによってウエハWに液跡が生ずることが回避される。
【0061】
例えば、図11では、吐出ノズル81aは二点鎖線HHとのなす角が約45°の位置に、吐出ノズル81bは二点鎖線HHとのなす角が約30°の位置に配置されているが、このような角度はチャンバ82の胴部の内径と処理するウエハWの外径、および吐出ノズル81a・81bの形状によって変化するから、吐出ノズル81を二点鎖線HHとのなす角が約60°といった高い位置に配設することもできる。
【0062】
一方、ウエハWの回転によって生ずる気流の風上側に配設されることとなる吐出ノズル、例えば、図11中の吐出ノズル81cについては、二点鎖線HHとのなす角が約30°以下の水平位置に近い低い位置に配設し、たとえ吐出ノズル81cに付着していた処理液が気流に乗ってウエハWに近づくように飛ばされても、ウエハWに付着することなく下方へ落ちるように設定することが好ましい。
【0063】
ところで、吐出ノズルは、上述した吐出ノズル81a〜81cのように水平位置より上方に好適に設けられるが、上方より流れてくる、或いは降ってくる処理液を再度噴き上げない程度の位置なら、吐出ノズル81dのように、水平位置よりも若干下方の領域、例えば、二点鎖線HHとのなす角が約10°以内の範囲に配設することもできる。
【0064】
上述した図11に示した各種ノズルの配置を用いた場合の処理シーケンスの例として、薬液処理、IPA洗浄、純水リンス処理、乾燥をこの順序で行うことを考えると、薬液およびIPAを使用するときは、略平面状に処理液を吐出する吐出ノズル81aを用い、純水を使用するときは、円錐状に処理液が吐出される吐出ノズル81b・81cを使用すると、処理液の消費量を抑えて、効率よく短時間で処理を終了することができる。なお、吐出ノズル81b・81cとして、略平面状に処理液を吐出する吐出ノズルを用いることもできる。なお、上述のような吐出ノズルの周方向位置は、外側チャンバ26と内側チャンバ27からなる処理チャンバでは、主に外側チャンバ26で問題となり、内側チャンバ27では問題とはならない。これは、内側チャンバ27では乾燥処理を行わないので、処理液の吐出口からの滴りを問題にしなくてもよいからである。
【0065】
上述した実施形態は、複数のウエハWをその処理面が一方の向きに揃うように保持された場合で、平面状吐出液を所定角度でウエハWの略中心に当てる液処理に関してのものであるが、平面状吐出液の面がウエハWの処理面と略平行となるように、処理液を吐出することもできる。
【0066】
図12の平面図(a)および正面図(b)に示す吐出ノズル54cは、前述した吐出ノズル54aに取り付けられた部材91を使用しているが、部材91が取り付けられている台座部分に傾斜部が形成されていない構造を有している。部材91には吐出口53aが形成されており、吐出ノズル54aの場合と同様に、吐出口53aからは平面状吐出流99が吐出される。なお、図12(a)では、一方の列の部材91と他列の部材91の突出高さを変えて示してあるが、この高さは同じであってもよいし、図のように異ならしめてもよい。
【0067】
ウエハWの処理面と略平行に吐出される平面状吐出流99をウエハWの処理面に効率的に当てるためには、先に示した図8(a)・(b)と同様に記した図13(a)・(b)に示すように、ウエハWの処理面と吐出口53aの水平方向の距離L1は、ウエハWに当たる部分における平面状吐出流99の厚みを考慮して、ウエハWの側面に当たる平面状吐出流99が多くならず、一方、ウエハWに当たらずにそのまま下方へ落ちて排出される平面状吐出流99もまた多くならないように、適切な値に設定すればよい。
【0068】
平面状吐出流99がウエハWの処理面に近接して吐出された場合には、静電的な力等によって平面状吐出流99がウエハWに引き寄せられてウエハWの処理面を濡らし、また、平面状吐出流99は、ウエハWの回転によって生ずる処理液の複雑な流れと衝突する。こうして、使用される処理液の利用効率は、前述したように、平面状吐出流99を所定の角度を設けてウエハWに当てる場合と比較しても大きく低下はせず、従来のように円錐形に処理液を吐出した場合と比較して、大きく向上する。
【0069】
上述したように、平面状吐出流99をその平面がウエハWの処理面と略平行となるように吐出する場合には、ウエハWをその処理面が所定間隔で略平行に対向するように保持して液処理を行うことも可能である。この場合、2枚のウエハWに対して1カ所の吐出口が形成されていればよいため、吐出ノズルのコンパクト化が図られる。また、ウエハW間の距離をウエハWどうしの衝突等が起こらない範囲で近接させることも可能であり、処理チャンバの小型化も図られる。
【0070】
図14(a)、(b)は、2枚のウエハWと1カ所の吐出口53aとの位置関係および平面状吐出流99の吐出形態を示す説明図であり、図14(a)は、ウエハWの処理面に垂直な方向から見た図であり、図14(b)は図14(a)中の矢視DD図である。吐出口53aは2枚のウエハW間の中間上空に配置している。また、平面状吐出流99が、2枚のウエハWの処理面の両方に当たるように、ウエハWの処理面と一定の角度βをもって吐出されるように、吐出口53aの角度が調整されている。
【0071】
この場合でも、処理液がウエハ処理面に近接して吐出されているために、静電的な力等によって処理液がウエハWに引き寄せられてウエハWの処理面を濡らし、また、ウエハWの回転によって生ずる処理液の複雑な流れと衝突するため、2枚のウエハWの処理面が同時に液処理される。その一方で、ウエハWの側面に当たる処理液が少ないために、処理液の利用効率の向上が図られる。なお、2枚のウエハW間の距離が近接している場合には、平面状吐出流99の平面がウエハWの処理面と略平行となるように、ウエハW間に吐出することも可能である。
【0072】
さて、上述した種々の実施の形態において、吐出される処理液の電気抵抗が高い場合、例えば、洗浄用の純水を処理液として用いた場合には、静電気の発生により、場合によってはウエハWが破損するときがある。そこで、例えば、処理液に二酸化炭素(CO2)を溶解して、このような破損が起こらない程度に静電気の発生を抑制することが好ましい。
【0073】
CO2の溶解方法としては、逆浸透膜を用いる方法もあるが、処理液を送るために用いられるタービン型ポンプ等の昇圧ポンプに直接に送り込み、ポンプの昇圧動作を利用して、ポンプ内で攪拌、混合する方法を用いると、逆浸透膜を用いなくともよく、装置コスト、ランニングコストを安価なものとすることができる。
【0074】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明が上記実施の形態に限定されるものでないことはいうまでもなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、外側チャンバ26および内側チャンバ27の2つの処理チャンバを用いて液処理を行う場合について説明したが、チャンバは1つであってもよいし、3つ以上あってもよい。また、上記実施の形態では本発明を洗浄処理に適用した場合について示したが、これに限らず、所定の塗布液を塗布する塗布処理等の他の液処理等に適用することも可能である。さらに、半導体ウエハに適用した場合について示したが、これに限らず、液晶表示装置(LCD)用基板等、他の基板の処理にも適用することができる。
【0075】
【発明の効果】
上述の通り、本発明によれば、処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に所定の処理液を供給して液処理を行う際に、1枚の基板に対して処理液を略平面状に吐出する処理液吐出口が1カ所ずつ形成されるようにし、かつ略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるので、従来基板側面に当たって無駄に排出されていた処理液の量を低減し、少量、短時間の液処理で、効率的に基板表面のコンタミネーションを除去しつつ、基板全体にわたって均一な液処理を行うことが可能となる。これにより、本発明は、液処理に係る材料コスト、ランニングコストの両方の処理コストが低減されるという顕著な効果を奏する。また、基板の処理面を対向させて処理する場合には、吐出ノズル(処理液供給機構)に形成される吐出口の数を半減させ、よりコンパクトなものとすることができ、吐出ノズル自体の製造コストの低減と、処理チャンバのスペースユーティリティの向上が図られる。さらに基板間の距離を短縮して、処理チャンバを小型化し、液処理装置そのものの小型化が図られる等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る洗浄処理装置を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る洗浄処理装置を示す平面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る洗浄処理ユニットを示す断面図。
【図4】図3に示した洗浄処理ユニットにおいて、内側チャンバを外側チャンバの外部に出した状態を示す断面図。
【図5】図3に示した洗浄処理ユニットにおいて、外側チャンバの内部に内側チャンバを配置した状態を示す断面図。
【図6】(a)は吐出ノズルの一実施形態を示す斜視図、(b)は(a)中の矢視AA図、(c)は(b)中のCC線断面図。
【図7】吐出ノズルの別の実施形態を示す斜視図。
【図8】吐出口から吐出される処理液の形態を示した説明図であり、(a)はウエハの処理面に垂直な方向から見た図、(b)は(a)中の矢視BB図、(c)はウエハの処理面に垂直な方向から見た別の図、(d)はウエハの処理面に垂直な方向から見たさらに別の図。
【図9】吐出ノズルのさらに別の実施形態を示す説明図であり、(a)は吐出ノズルの斜視図、(b)は処理液の吐出流を示した説明図、(c)は図6(a)記載の吐出ノズルを用いた場合の処理液の吐出流を示した説明図。
【図10】吐出ノズルのさらに別の実施形態を示す説明図であり、(a)は吐出ノズルの斜視図、(b)は吐出ノズル配置位置を示した説明図。
【図11】吐出ノズルの配設位置の一実施形態を示す断面図および正面図。
【図12】吐出ノズルのさらに別の実施形態を示す平面図および正面図。
【図13】吐出口から吐出される処理液の別の形態を示した説明図であり、(a)はウエハの処理面に垂直な方向から見た図、(b)は(a)中の矢視BB図。
【図14】2枚のウエハと1カ所の吐出口との位置関係および吐出液の吐出形態を示す説明図であり、(a)はウエハの処理面に垂直な方向から見た図、(b)は(a)中の矢視DD図。
【符号の説明】
1;洗浄処理装置
2;イン・アウトポート
3;洗浄処理ユニット
20;洗浄処理部
26;外側チャンバ
27;内側チャンバ
53・53a・53b;吐出口
54・54a〜54c;吐出ノズル
81a〜81d;吐出ノズル
82;チャンバ
91;部材
92;処理液供給管
93;基台
99;略平面状に吐出された処理液(平面状吐出流)
W;半導体ウエハ(基板)
Claims (11)
- 処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に所定の処理液を供給して液処理を行う液処理装置であって、
1枚の基板に対して処理液を略平面状に吐出する処理液吐出口が1カ所ずつ形成された処理液供給機構を具備し、前記処理液吐出口は、前記略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるように構成されていることを特徴とする液処理装置。 - 前記処理液供給機構は、複数の前記処理液吐出口が長手方向に形成されたノズルを有し、
前記ノズルの内部には、長手方向に延在し、処理液が流れ、前記処理液吐出口へ処理液を導入する処理液通路が形成され、
前記処理液通路の長手方向に垂直な断面の形状が略四角形であることを特徴とする請求項1に記載の液処理装置。 - 処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に、所定の処理液を供給して液処理を行う液処理装置であって、
1枚の基板に対して処理液を略平面状に吐出する基板の枚数と同数の処理液吐出口と、
基板の配列方向の両端に位置する処理液吐出口のさらに外側に1カ所ずつ設けられた偏向防止用吐出口と、
を有する処理液供給機構を具備し、前記処理液吐出口は、前記略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるように構成されていることを特徴とする液処理装置。 - 処理チャンバ内に処理面が所定間隔で略平行に対向するように保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に、所定の処理液を供給して液処理を行う液処理装置であって、
処理面が対向している2枚の基板の各組に対して、前記処理液を略平面状に吐出する処理液吐出口が1カ所ずつ形成された処理液供給機構を具備し、前記処理液吐出口は、前記略平面状の処理液が、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出されるように構成されていることを特徴とする液処理装置。 - 前記処理液吐出口が、前記基板の処理面から当該処理面に垂直な方向に所定距離離れ、かつ、前記基板の径方向に外延した位置に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液処理装置。
- 前記処理液の吐出形状が略扇形であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の液処理装置。
- 前記処理液供給機構は、表面に所定の角度で形成された台座部分に前記処理液吐出口が形成された部材を取り付けてなるノズルを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液処理装置。
- 前記処理液供給機構は、表面に複数の前記処理液吐出口が一体的に形成されたノズルを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液処理装置。
- 前記処理液供給機構が、前記基板の上方外延範囲外かつ水平位置より上方に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の液処理装置。
- 前記処理チャンバの下側内面に、水平方向とのなす角が5°以上となる勾配が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の液処理装置。
- 所定の処理液を略平面状に吐出する複数の処理液吐出口が形成された処理液供給機構を用い、処理チャンバ内に所定間隔で処理面を略平行として保持された複数の基板を回転させながら、これら基板に前記処理液を供給する液処理方法であって、
複数の基板の各々を、前記各処理液吐出口に対応するように配置し、前記略平面状の処理液を、前記基板面の略中心に当たるように所定の角度で吐出させることを特徴とする液処理方法。
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