JP4006820B2 - 感震装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータやガス遮断装置などに設置されて地震を検出する感震装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の感震装置の地震判別方法は、特開平5−52642号公報や特開平8−29540号公報のようなものが知られていた。以下、その方法について図8から図13を参照しながら説明する。
【0003】
図8に示すように、振動波形に対応するオン/オフ信号を出力するオン/オフ信号出力手段としての感震器1と、オン/オフ信号におけるオン時間とオフ時間のそれぞれを計測する計測手段2と、計測による同時間帯のものを計数する計数手段3と、設定時間の計時手段4と、設定時間内における計数手段3により得られる計数値に基づいて振動波形判別推論を行う推論手段5とを備えた構成となっており、計数値からメンバーシップ関数を作成してファジィ推論を用いて地震判別をおこなっていた。
【0004】
また、図9から図13に示すように、地震判別方法は、所定のしきい値以下の振動データをゼロに変換した後、符号反転の検出を行うようにして周期t1からt7を計算する。そして、ゼロデータが所定の割合未満のデータだけを選び、さらに周期tが0.1秒<t<1秒の範囲になるようなゼロクロス点のみを選択し、最終的にゼロクロスA、B、C、Dが4回カウントされる。
【0005】
そして、このうち最初のゼロクロスAは、その直後のゼロクロスが条件に当てはまらないためにゼロクロスの回数はリセットされ、次のゼロクロスBからカウントされ3回連続カウントされた時点Dで振動が地震であると判別される。このように所定の条件下での振動データの符号反転が3回以上連続した場合に地震と判別するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術では、推論処理を行うために高性能なマイクロコンピュータが必要であることと、推論処理などで判別に時間がかかるという課題があった。また、ゼロクロスによる判別では衝撃と地震との区別が困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段の信号から振動波形のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記ピーク値が連続して減衰または増加するか否かを検出するピーク連続変化検出手段と、所定時間内のピーク値の数を検出するピーク数検出手段と、前記ピーク連続変化検出手段とピーク数検出手段の2つの結果により地震か否かを判別する異常判別手段とを備えた構成とした。
【0008】
したがって、振動のピーク値の変化が連続して減少または増加することと、第1の所定時間内のピークの数を検出することで地震か否かを判定することができるので、複雑な計算をしなくても精度よくかつ短時間で地震を精度よく判別することができるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段の信号から振動波形のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記ピーク値が連続して減衰または増加するか否かを検出するピーク連続変化検出手段と、所定時間内のピーク値の数を検出するピーク数検出手段と、前記ピーク連続変化検出手段とピーク数検出手段の2つの結果により地震か否かを判別する異常判別手段とを備えたものである。
【0010】
そして、振動のピーク値の変化が連続して減少または増加することと、所定時間内のピークの数を検出する簡単な処理で、地震か否かを判定することができるので、複雑な計算をしなくても精度よくかつ短時間で地震を判別することができるのである。
【0011】
具体的には、ピーク数検出手段で検出されるピーク値の数が所定回数に満たない時、地震であると判定するようにした。
【0012】
また、振動検出手段は、複数方向の振動を検出する複数個の振動センサを備え、ピーク値検出手段は、前記振動センサのうちいずれか1つの振動センサの信号を用いてピーク値を検出するようにした。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の感震装置のブロック図である。図1において、6はX軸方向の振動加速度を検出する振動検出手段としての振動センサX、7はY軸方向の振動加速度を検出する振動検出手段としての振動センサY、8はZ軸方向の振動加速度を検出する振動検出手段としての振動センサZ、9は各振動センサの信号を所定時間間隔でA/D変換するサンプリング手段、10は3つの振動センサの信号を合算して所定値と比較するレベル判定手段、11は振動センサの信号からピーク値を検出するピーク値検出手段、12は検出したピーク値が連続的に所定時間内に減衰または増加する回数を検出するピーク連続変化検出手段、13はピークの数を数えるピーク数検出手段、14はピーク連続変化検出手段12の信号とピーク数検出手段13の信号から異常か否かを判定する異常判別手段、15は所定時間を計測する所定時間計、16はサンプリング手段9とレベル判定手段10とピーク値検出手段11とピーク連続変化検出手段12とピーク数検出手段13と異常判別手段14と所定時間計15を備えたマイコン、17は電源手段としての電池、18は振動検出センサへの電気の供給を制御する電源制御手段、19は異常時にガスや電力のエネルギーの供給を遮断する遮断手段である。
【0015】
次に動作、作用について図2から図5を用いて説明する。本発明の感震装置は、サンプリング時間間隔(例えば、20m秒の間隔)で振動センサ6、7、8の信号をサンプリングする。
【0016】
まず、振動センサ6、7、8の電源を電源制御手段18によってオンにして、振動センサ6、7、8の信号が安定するまで遅延時間タイマーとして所定時間計15で所定時間待つ(例えば、1m秒の時間待ち)。
【0017】
そして、所定のサンプリング時間になれば、振動センサ6、7、8の信号を順にマイコン16のA/D変換機能を有したサンプリング手段9でデジタルデータとしてマイコン16に取り込む。3つの振動センサ6、7、8の信号のサンプリングが完了すると振動センサ6、7、8の電源をオフにする。
【0018】
次いで、検出した3つの信号データと第1の所定レベルとをレベル判定手段10で比較する。
【0019】
ここで、レベル判定手段10は、3つの信号のベクトル合成値を求めて、第1の所定レベル(例えば、震度5程度の200ガル)と比較することとした。そして、第1の所定レベルと比較して計測したレベルが小さい場合は、再度サンプリング時間待ちの処理に戻り、タイミングを待つこととする。
【0020】
一方、第1の所定レベルと比較して計測レベルが大きいと判定された時は、次に第2の所定レベル(例えば、震度7程度の400ガル)と比較し、計測された振動レベルがそのレベル以上であれば、即異常と判定し、異常時の処理を行う。また、第1の所定レベル以上で、かつ第2の所定レベル未満の時は、ピークの連続した増減の現象を調べる。
【0021】
まず、3つの振動センサ6、7、8の信号の内、振動レベルの絶対値に相当する値が、最も大きな信号を出力している振動センサ(例えば、振動センサX6とする)を選別する。そして、その振動検出手段の信号を用いて、その値が+方向に凸のピークか否かをピーク値検出手段11が判定する。ピークでない時は、再びサンプリング時間の待機を行う。
【0022】
また、第1の所定レベルの判定後、第1の所定時間として2秒を経過した場合は、ピーク値検出処理をパスして、異常判別処理を行い、以上か否かを判定する。
【0023】
ここで、図4に地震のような異常時の振動波形を示し、+方向に凸のピークは、黒丸印で示すものである。また、白丸印は、サンプリングのデータであり、白三角印は、−方向に凸のピークである。
【0024】
また、ピークの時は、ピークの数をカウントすると共に、一つ前のピーク値と比較して減衰または増加したか否かをピーク連続変化検出手段12で検出する。
【0025】
そして、連続して減衰または増加しないピーク値の時は、連続ピークの数を数えるカウンタをリセットして、再びサンプリング時間の待機を行う。
【0026】
一方、一つ前のピークと比較して今回のピークが減衰または増加する時は、連続ピークの数を1つカウントアップして、そのカウント数が第1の所定回数以上(例えば、5回以上)か否かを異常判別手段14が判定する。
【0027】
ここで、第1の所定回数以上の時は、異常ではないと判断してサンプリング処理に戻る。また、連続ピークの数が第1の所定回数未満の時で、かつ第1の所定時間以上(例えば、2秒以上)経過している時は、第1の所定時間の2秒間にカウントされたピークの総数を判別に用いる。
【0028】
すなわち、2秒間のピークの総数が第2の所定回数(例えば、18個)未満の時は、異常と判定して異常時の処置としてのガスや電力の供給を遮断し、復帰信号の発生を待ち待機する。また、ピークの総数が第2の所定回数以上の時は、衝撃など異常ではないと判定して、レベル判定手段に戻り、サンプリング時間の待機を行う。
【0029】
図4のように、地震波形の時は、第1の所定時間内である2秒以内に連続してピークが減衰することはほとんどないので、確実に異常を検出することができる。
【0030】
また、図5に示すようなピークが増減する衝撃波形の場合でも、第1の所定時間の2秒以内のピーク数が多く発生するので異常ではないと判別することができる。
【0031】
さらに、振動センサの取付け状況に応じて、所定回数や時間を変更することで、いろいろな設置状態に対応することができる。
【0032】
なお、本実施例では、+方向に凸のピークについて説明したが、図4と図5に△印で示す−方向の凸についても同様に行うことができる。よって、+方向、−方向いずれか一方のピークでも同様の効果が得られる。
【0033】
そして、1個の振動検出手段を用いて判別を行うことで説明したが、3個の振動検出手段の信号を用いて、それぞれ判別を行い、多数決で決めることによって判別精度は向上することができる。
【0034】
さらに、+方向の凸と−方向の凸の両方を用いて行うことも可能である。それには、振動波形の信号を2乗して、+方向のみのピークに変換することによって、所定時間内のピークの数がおおよそ2倍になり、多くのデータで異常判別を行うことで精度の高い判別を行うことができる。
【0035】
なお、振動センサは、振動加速度レベルに対応して電気信号が出力されるセンサを用いることでこれらの効果を実現することができる。そして、振動加速度の信号を所定の低域通過フィルターで濾波することでピークの検出が的確に行え、判別精度を向上することができる。
【0036】
このように、振動のピーク値の変化が連続して減少または増加することと所定時間内のピークの数の2つの条件で異常か否かを判定することで、複雑な計算をしなくても精度よくかつ短時間で異常を判別することができるのである。
【0037】
そして、ピーク値の減衰または増加の回数を数える簡単な処理で異常か否かを判別することができ、マイコンの処理を軽減することができる。
【0038】
また、+方向に凸のピークのみを使用することで、非対称的な衝撃振動でも精度よく検出することができる。
【0039】
加えて、所定レベル以上の振動発生後に行うことで、大きな振動レベルのデータでノイズの影響を受けずに精度よく判別を行うことができる。
【0040】
また、1つの振動センサの信号を用いることで異常判別手段のメモリー容量を少なく抑えることができ、最もレベルの高い信号を用いることでノイズの影響を受けずに精度よく判別することができる。
【0041】
さらに、第2の所定レベル以上の時は、即、異常と判定することで短時間で異常現象が判定できる。
【0042】
(実施例2)
図6は本発明の実施例2の感震装置の動作を説明する振動波形図、図7は動作を示すフローチャートである。そして、実施例1と異なる点は、異常判別手段が、振動センサの信号が第1の所定レベル(例えば、200ガル)以上になってから、第2の所定時間(例えば、1秒)経過後のピーク値が第3の所定レベル(例えば、30ガル)以上の時、異常と判定することにある。また、構成は図1と同様であり、レベル判定手段は図2の処理と同様である。
【0043】
異常判別手段としての処理動作、作用について、次に説明する。
【0044】
図7に示すように、第1の所定レベルと比較して計測レベルが大きいと判定され、3つの振動センサ6、7、8の信号の内、振動レベルの絶対値に相当する値が、最も大きな信号を出力している振動センサ(例えば、振動センサX6とする)を選別し、その振動検出手段の信号を用いて、その値が+方向に凸のピークか否かをピーク値検出手段11が判定する。そして、ピークでない時は、実施例1と同様に、再びサンプリング時間の待機を行う。
【0045】
また、ピークの時は、ピークの数をカウントすると共に、一つ前のピーク値と比較して減衰または増加したか否かをピーク連続変化検出手段12で検出し、そのピーク値とピークの発生時間を記憶する。そして、連続して減衰または増加しないピーク値の時は、連続ピークの数を数えるカウンタをリセットして、再びサンプリング時間の待機を行う。
【0046】
一方、一つ前のピーク値と比較して今回のピーク値が減衰または増加する時は、連続ピークの数を1つカウントアップして、そのカウント数が第1の所定回数以上(例えば、5回以上)か否かを異常判別手段14が判定する。
【0047】
ここで、第1の所定回数以上の時は、異常ではないと判断して第1の所定時間のサンプリング処理に戻る。また、連続ピークの数が第1の所定回数未満の時で、かつ第1の所定時間以上(例えば、2秒以上)経過している時は、2秒間にカウントされたピークの総数を判別に用いる。
【0048】
すなわち、2秒間のピークの総数が第2の所定回数(例えば、18個)未満か否かを判別し、第2の所定回数未満の時は、さらに、第1の所定レベルを超えてから第2の所定時間(例えば、1秒)後のピーク値が、第3の所定レベル(例えば、30ガル)以上の時は、異常と判定して異常時の処置としてのガスや電力の供給を遮断し、復帰信号の発生を待ち待機する。
【0049】
また、ピークの総数が第2の所定回数以上の時や第1の所定レベルを超えてから第2の所定時間後のピーク値が、第3の所定レベル以上の時は、衝撃など異常ではないと判定して、レベル判定手段に戻り、サンプリング時間の待機を行う。
【0050】
図6のような衝撃波形の時は、1秒以内に振動が完了し、ゼロ点であるオフセット電圧に復帰しようとするが、1秒後の信号波形にはピークがなく、かつレベルが低いことから、第2の所定時間としての1秒経過後の検出値がピークの時のみ、衝撃ではなく、地震振動として異常と判定するものである。
【0051】
このように、第1の所定レベル(例えば、200ガル)検出後、振動加速度波形の+方向に凸のピーク値が、第1の所定時間(2秒)内に、連続して減衰または増加するピークの数が5以内で、かつピークの数が18以内、かつ第1の所定レベルの1秒後、ピーク値が30カ゛ル以上に発生した時、地震と判別することで、第2の所定時間経過後のピーク値を判定に用いることで、短時間の衝撃後の遅れ応答信号が異常と判定される誤動作を防止することができる。
【0052】
なお、設置の条件によって、各設定レベルや設定時間を再設定することで、より高精度な判別ができることは、明白である。
【0053】
以上の実施例の技術的意義を総括すれば以下次の通りである。
【0054】
(1)振動を検出する振動検出手段からの信号から振動波形のピーク値を検出し、前記ピーク値が連続して減衰または増加するか否かを検出するピーク連続変化検出手段と、所定時間内のピーク値の数を検出するピーク数検出手段と、前記ピーク連続変化検出手段とピーク数検出手段の2つの結果により異常か否かを判別する異常判別手段とを備えることで、振動のピーク値の変化が連続して減少または増加することと、所定時間内のピークの数を検出することで異常か否かを判定することができるので、複雑な計算をしなくても精度よくかつ短時間で異常を判別することができるのである。
【0055】
(2)ピーク連続変化検出手段は、複数個のピーク値が連続して減衰または増加した回数が第1の所定回数に満たない時、異常であると判定することで、ピーク値の連続減衰または連続増加の回数を数える簡単な処理で異常か否かを判別することができ、マイコンの処理を軽減することができる。
【0056】
(3)ピーク連続変化検出手段は、所定時間内に複数個のピーク値が連続して減衰または増加した回数が、第1の所定回数に満たない時、異常であると判定することで、所定時間内の減衰または増加の回数を数える簡単な処理で、より速くかつ精度よく異常を判定することができる。
【0057】
(4)ピーク値が連続して減衰または増加した回数が第1の所定回数に満たない時に、所定時間内のピーク数が第2の所定回数に満たない時のみ、異常であると判定することで、ピーク値の連続減衰または連続増加が発生した場合でも、所定時間内のピークの数が第2の所定回数以上に発生している場合は、地震ではなく衝撃と判定し、異常ではないと判定することで誤動作を防止することができる。
【0058】
(5)ピーク値検出手段は、振動検出手段の信号が第1の所定レベル以上になった時にピーク値の検出を開始することで、第1の所定レベル以上の振動発生後に行うことで、大きな振動レベルのデータでノイズの影響を受けずに精度よく判別を行うことができる。
【0059】
(6)また、振動検出手段は、複数方向の振動を検出する複数個の振動センサを備え、ピーク値検出手段は、前記振動センサのうちいずれか1つの振動センサの信号を用いてピーク値を検出することで、1つの振動センサの信号を用いることで異常判別手段のメモリー容量を少なく抑えることができるのである。
【0060】
(7)振動検出手段の信号が第1の所定レベル以上か否かを判定するレベル判定手段と、前記レベル判定手段が第1の所定レベル以上の振動を検出したとき、ピーク値検出手段は、複数個の振動検出手段のうち、最もレベルが大きい振動検出手段の信号を用いてピーク値を検出することで、最もレベルの高い信号を用いることでノイズの影響を受けず、かつ異常判別手段の少ないメモリーで精度よく判別することができる。
【0061】
(8)振動検出手段の検出レベルが第2の所定レベル以上の時、異常判別手段は異常と判定することで、第2の所定レベル以上か否かを判定することで、非常に速く異常の検出を行うことができ災害を未然に防止することができる。
【0062】
(9)異常判別手段は、振動検出手段の信号が第1の所定レベル以上になってから、所定時間経過後の検出値が第3の所定レベル以上の時、異常と判定することで、短時間の衝撃が異常と判定される誤動作を防止することができる。
【0063】
(10)所定時間経過後の検出値がピークの時のみ、異常と判定することで、短時間の衝撃後の遅れ応答信号が異常と判定される誤動作を防止することができる。
【0064】
(11)異常判別手段は、振動検出手段の信号が第1の所定レベル以上になってから、所定時間経過後の検出値が第3の所定レベル以上の時、異常と判定することで、短時間の衝撃が異常と判定される誤動作を防止することができる。
【0065】
(12)所定時間経過後の検出値がピークの時のみ、異常と判定することで、短時間の衝撃後の遅れ応答信号が異常と判定される誤動作を防止することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の感震装置によれば、振動のピーク値の変化が連続して減少または増加することと、所定時間内のピークの数を検出することで、複雑な計算をしなくても精度よくかつ短時間で地震を判別することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の感震装置のブロック図
【図2】 同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図3】 同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図4】 同感震装置の動作を説明する振動波形図
【図5】 同感震装置の動作を説明する振動波形図
【図6】 本発明の実施例2の動作を説明する振動波形図
【図7】 同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図8】 従来の感震装置のブロック図
【図9】 従来の地震判別手段のしきい値を示す波形図
【図10】 同手段のゼロ変換波形図
【図11】 同手段のゼロクロス周期を示す波形図
【図12】 同手段の選択されたゼロクロス周期を示す波形図
【図13】 同手段のゼロクロスのカウントを示す波形図
【符号の説明】
6 振動センサX(振動検出手段)
7 振動センサY(振動検出手段)
8 振動センサZ(振動検出手段)
9 サンプリング手段
10 レベル判定手段
11 ピーク値検出手段
12 ピーク連続変化検出手段
13 ピーク数検出手段
14 異常判別手段
15 所定時間計
16 マイコン
17 電池
18 電源制御手段
19 遮断手段
Claims (3)
- 振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段の信号から振動波形のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記ピーク値が連続して減衰または増加するか否かを検出するピーク連続変化検出手段と、所定時間内のピーク値の数を検出するピーク数検出手段と、前記ピーク連続変化検出手段とピーク数検出手段の2つの結果により地震か否かを判別する異常判別手段とを備えた感震装置。
- ピーク数検出手段で検出されるピーク値が所定回数に満たない時、地震であると判定する請求項1記載の感震装置。
- 振動検出手段は、複数方向の振動を検出する複数個の振動センサを備え、ピーク値検出手段は、前記振動センサのうちいずれか1つの振動センサの信号を用いてピーク値を検出する請求項1記載の感震装置。
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