JP4006756B2 - 護床用ブロック - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、河床などの洗掘防止、生態系の保護等の機能を有する護床用ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、河川の洗掘や土砂の堆積を防止する目的で、河床に多数敷きつめて使用する護床用ブロックが提案されている。このような、護床用ブロックとして、例えば、特許文献1には、上下方向に貫通する縦孔空間と、縦孔空間より放射線方向に伸延して外部と連通する連通路とを具備する所定形状の護床用ブロック本体を成形し、これを河床に敷き詰めて一体化した護床用ブロックが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−165730号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記護床用ブロックは、河床の洗掘を防止することができるものであるが、近年の河川工事では、単に洗掘防止だけでなく、自然環境を維持し、魚巣及び遡上用の魚道を作ることによって、生態系を豊かにするなどして良好な河川環境を形成することが望まれている。
【0005】
しかしながら、従来の護床用ブロックを多数敷きつめた場合、魚などの生物が集まる浅瀬や、魚が上ったり下ったりする魚道が形成されないため、生態系を維持したまま河川環境を良好に形成することが難しかった。さらに、護床用ブロックを隙間なく多数敷設した場合であっても、護床用ブロックの下部にも水の流れが存在することから河床は徐々に洗掘が進行し、護床用ブロックの下部に空間部が形成されることから、護床用ブロックの支持力が無くなり、護床機能も低下してしまうという問題があった。さらに、所定形状に成形された護床用ブロックにあっては河床に規則的に配列されることになるから、河床の形状に合わせて形状を自由に変えることが困難な面がある。
【0006】
そこで、本発明は、洗掘防止機能に優れ、魚類の棲息に適した環境を確保することができるとともに、河床の形状に合わせて護床用ブロックの形状を比較的自由に変えることができる護床用ブロックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の護床用ブロックは、河川の河床面を形成する護床用ブロックであって、自然石を模したコンクリート製の擬石ブロックから成り、この擬石ブロックは側方に突出するように連結鉄筋が埋設され、施工対象となる河床に擬石ブロックを配列し、隣接する擬石ブロック同士の連結鉄筋をジョイント金具で連結して成るものである。
【0008】
上記構成により、擬石ブロックの間に魚道空間部が形成され、擬石ブロックが魚巣並びに魚道として機能する。また、擬石ブロックは規則的な方向性がなく連結することが可能であるから、河床の形状あるいは河川の流れに応じて擬石ブロックの数や配置を自由に変えることが可能である。
【0009】
また、本発明の請求項の発明の護床用ブロックは、前記擬石ブロックが形状及び大きさの異なる左岸用側端ブロックと、右岸用側端ブロックと、標準ブロックと、間詰ブロックとで構成され、河床の両側に前記各側端ブロックを配列し、これら各側端ブロック間に標準ブロックと間詰ブロックとを配列してなるものである。
【0010】
上記構成により、例えば、河川の流速に応じて形状及び大きさの異なる各ブロックの配置を自由に設定することができる。
【0011】
本発明の請求項の発明の護床用ブロックは、前記各側端ブロック、標準ブロック及び間詰ブロックがジョイント金具によって遊動自在に連結されているものである。
【0012】
上記構成により、河川の洗掘などによって河床の変化に追従して常に各ブロックが河床上を覆うように沈下することから、洗掘防止機能を維持することができる。
【0013】
本発明の請求項の発明の護床用ブロックは、前記各側端ブロックの外面に前記河床の両側に設けた護岸用ブロックの法面勾配にほぼ沿った傾斜面を形成したものである。
【0014】
上記構成により、護岸用ブロックに各側端ブロックをほぼ密接させた状態で施工でき、こうしてしっかりと固定した各側端ブロックに標準ブロックと間詰ブロックとを連結することにより、各ブロックを安定的に敷設することができる。
【0015】
さらに、本発明の請求項の発明の護床用ブロックは、前記各側端ブロックの外面の一部に河川を流れる水流を河川の中央に案内する案内部を設け、前記右岸用及び左岸用の各側端ブロックは、一辺が比較的長いほぼ直線的な外縁部と、これより短いほぼ同じ長さの2辺のほぼ直線的な外縁部を有する概ね三角形状をなし、前記2辺の一方の外縁部が前記案内部であり、前記一辺の比較的長いほぼ直線的な外縁部が前記案内部である
【0016】
上記構成により、案内部により上流からの流れが自然に河川中央部に集められ、護岸基礎部の洗掘防止機能が向上する。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しながら具体的に説明する。図1〜図8は本発明の一実施例を示すものであり、同図において、1は護床用ブロックであり、コンクリート製の擬石ブロック2からなる。擬石ブロック2は形状、大きさが異なる右岸用及び左岸用の各側端ブロック3A,3Bと、大きさの異なる第1及び第2の標準ブロック4,5及びそれより小さい間詰ブロック6から成る。これら各ブロック3A,3B,4,5,6は自然石を模した形状に形成されている。また、右岸用及び左岸用の各側端ブロック3A,3Bは一辺が比較的長いほぼ直線的な外縁部8Aとこれより短いほぼ同じ長さの2辺のほぼ直線的な外縁部8B,8Cを有する概ね三角形状を成す。そして、右岸用側端ブロック3Aは、一方の外縁部8Bが水流を河川の中央に案内する案内部9としており、左岸用側端ブロック3Bは、長辺の外縁部8Aが水流を河川の中央に案内する案内部9としている。また、各側端ブロック3A,3Bの外周面には法面勾配にほぼ沿った傾斜面10が形成されている。また、標準ブロック4,5は、各側端ブロック3A,3Bより小さく形成されており、一方の標準ブロック4の方がやや細長く、他方の標準ブロック5は丸みを帯びた形状である。また、標準ブロック4,5の周縁はテーパ状の傾斜面11が形成されている。また、間詰ブロック6は、その各辺が外側に向かって緩やかに湾曲したほぼおむすび型を成し、その周縁は標準ブロック4,5と同様、テーパ状の傾斜面12が形成されている。
【0018】
また、これら各ブロック3A,3B,4,5,6には、これらブロック3A,3B,4,5,6を連結するための連結鉄筋20が各ブロック3A,3B,4,5,6の側周面から突出するように、埋設されている。尚、図1中、符号Hは渇水期の水位を表す。
【0019】
図1は、現場における設置状態を示すものであり、施工対象となる河床21の両側に護岸用ブロック22,22を敷設した後、河床21に各側端ブロック3A,3B、標準ブロック4,5及び間詰ブロック6を設置する。この場合、図2に示すように、河床21の右岸には右岸用側端ブロック3Aを、河床21の左岸には左岸用側端ブロック3Bを配置する。この時、図2に示すように、各側端ブロック3A,3Bは、案内部9が河川中央部に向くように、右岸用側端ブロック3Aは護岸用ブロック22に外縁部8Aが接するように設置し、左岸用側端ブロック3Bは護岸用ブロック22に外縁部8Bが接するように設置するが、各側端ブロック3A,3Bの外縁部8A,8B,8Cには護岸用ブロック22の法面勾配にほぼ沿った傾斜面10が形成されているから、前記右岸用側端ブロック3Aの外縁部8Aと、左岸用側端ブロック3Bの外縁部8Bに形成する傾斜面10が護岸用ブロック22,22にほぼ沿うように密接することから、護岸用ブロック22,22に対して右岸及び左岸用側端ブロック3A,3Bが安定的に支持される。こうして、護岸用ブロック22,22に対して安定的に敷設された右岸及び左岸用側端ブロック3A,3Bに第1及び第2の標準ブロック4,5及び間詰ブロック6を、各ブロック3A,3B,4,5,6に埋設した連結鉄筋20をシャックルなどのジョイント金具25を介して連結し、河床21上に各ブロック3A,3B,4,5,6を敷設することにより、河床21の洗掘を防止することができる。さらに、河川の両岸に設置される各側端ブロック3A,3Bは、案内部9となる右岸用側端ブロック3Aの外縁部8B及び左岸用側端ブロック3Bの外縁部8Aが上流S側から下流Y側に向かって且つ護岸側から河川中央部に向って傾斜しているから、水流が各側端ブロック3A,3Bの案内部9となる外縁部8B,8Aによって自然に河川中央部に集められる。これにより、飛躍的に護岸基礎部の洗掘防止を図ることができる。また、各ブロック3A,3B,4,5,6の間に魚道空間部30が形成され、擬石ブロック2が魚巣としての機能のみならず、遡上の際の魚道として機能する。このため、例えば、図12に示すように従来の落差工により護岸工事を行う場合、段差Dによって魚類が遡上しにくくなるが、図13に示すように、段差部分を落差勾配1/10程度となるように各ブロック3A,3B,4,5,6を敷設することにより、河川の流量が変化しても各ブロック3A,3B,4,5,6の間に形成される魚道空間部30を通って魚の遡上が可能となる。加えて、前記標準ブロック4,5と間詰ブロック6の周縁はテーパ状の傾斜面11,12を形成することにより、各ブロック4,5,6の間に形成される魚道空間部30は、上方が広がった逆ハの字状となり、魚道空間部30への魚類の出入りもスムーズになる。しかも、これら各ブロック3A,3B,4,5,6は、コンクリートによって成形しているので、自然石を敷設する場合に比べコストも安価である。すなわち、自然石を用いる場合、河床21の形状にマッチした形状、大きさなどの石を拾集することは容易でなく、且つ敷設作業に手間がかかるが、コンクリートによって成形する本実施例においては、河床21上に敷設する際、適度の大きさ並びに形状の擬石ブロック2を簡単に成形することができる。しかも、護岸用ブロック22,22に対して側端ブロック3A,3Bが安定的に設置できるように、側端ブロック3A,3Bの外面に護岸用ブロック22に沿った傾斜面10を形成するといった加工も容易である。また、各ブロック3A,3B,4,5,6は、シャックルなどのジョイント金具25によって連結しているから、隣接する各ブロック3A,3B,4,5,6が相互に遊動自在に連結され、河床21に凹凸があったとしてもその凹凸に沿って各ブロック3A,3B,4,5,6を敷設することができる。また、例えば洗掘作用によって各ブロック3A,3B,4,5,6の裏面側の河床21が凹状に洗掘されたとしても凹部に沿って各ブロック3A,3B,4,5,6が沈み込むから各ブロック3A,3B,4,5,6は常に河床21に沿った状態となり各ブロック3A,3B,4,5,6が安定したものになる。
【0020】
また、各ブロック3A,3B,4,5,6は規則的な方向性がないため、河床21の形状あるいは河川の流れに応じて各ブロック3A,3B,4,5,6の数や配置を自由に変えることが可能であり、施工の自由度も高い。特に、本発明の護床用ブロック1は、中小河川で年間水量の変化する河川に最も適しており、護床用ブロック1として護岸基礎部の洗掘防止を発揮するとともに、河川の流量が変化しても河川に棲息する魚巣及び遡上用の魚道を確保することができ、生態系を豊かにするなどして良好な河川環境を形成することができる。
【0021】
以上のように、本実施例の護床用ブロック1は、擬石ブロック2の間に魚道空間部30が形成され、擬石ブロック2が魚巣並びに魚道として機能する。また、擬石ブロック2をコンクリートで成形することにより、自然石を敷設する場合に比べ形状、大きさなどを揃えるといった手間がかからず成形加工が容易であり、製造コストも安価に抑えることができ、敷設作業も容易となる。しかも、河床21の両側に配置する右岸及び左岸の各側端ブロック3A,3Bを護岸用ブロック22に安定的に設置するための傾斜面10や河川の流れを中央部に案内する案内部9を形成するといった加工も容易である。したがって、河床21の両側に施工する護岸用ブロック22,22に対して護床用ブロック1を構成する各ブロック3A,3B,4,5,6を極めて安定的に設置できることに加えて各ブロック3A,3B,4,5,6に埋設した連結鉄筋20をシャックルなどのジョイント金具25によって連結することにより、隣接する各ブロック3A,3B,4,5,6が相互に遊動自在に連結され、かつ、各ブロック3A,3B,4,5,6は設置する際に規則的な方向性もないから、河床21の凹凸や河床21の形状に沿って各ブロック3A,3B,4,5,6を自由に配置することができ、汎用性に優れるとともに、河川の流速に応じて各ブロック3A,3B,4,5,6の配置も自由に設定することができる。また、擬石ブロック2の下部の河床21が洗掘されたとしても各ブロック3A,3B,4,5,6が相互に遊動自在に連結された本実施例においては、図11に示すように、河床21の変化に追従して常に各ブロック3A,3B,4,5,6が河床21上を覆うように沈下することから、常に洗掘防止機能を維持することができる。
【0022】
また、各ブロック3A,3B,4,5,6は自然石を模した形状に形成されているから、周囲の景観と調和を図り、かつ、護床用ブロック1として河床並びに護岸基礎部の洗掘防止を発揮しながら魚巣及び遡上用の魚道を作ることによって、生態系を豊かにするなどして良好な河川環境を形成することができる。
【0023】
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明は実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、他の色々な変形例が可能であることは言うまでもない。例えば、各ブロック3A,3B,4,5,6の形状や大きさなどは前記実施例に限定されるものではなく、任意のものが採用可能である。また、ジョイント金具25についてもシャックルなどに限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明の護床用ブロックによれば、河川の河床面を形成する護床用ブロックであって、自然石を模したコンクリート製の擬石ブロックから成り、この擬石ブロックは側方に突出するように連結鉄筋が埋設され、施工対象となる河床に擬石ブロックを配列し、隣接する擬石ブロック同士の連結鉄筋をジョイント金具で連結して成るものであるから、擬石ブロックの間に空間部が形成され、擬石ブロックが魚巣および遡上の際の魚道として機能する。また、河床の凹凸や河床の形状に沿って擬石ブロックを自由に配置することができ、汎用性に優れるとともに、河川の流速に応じて各ブロックの配置も自由に設定することができる。さらに、河床の変化に追従する可撓性を有しているので擬石ブロックが沈下して常に洗掘防止機能を維持することができる。
【0025】
本発明の請求項の発明の護床用ブロックによれば、前記擬石ブロックが形状及び大きさの異なる左岸用側端ブロックと、右岸用側端ブロックと、標準ブロックと、間詰ブロックとで構成され、河床の両側に前記各側端ブロックを配列し、これら各側端ブロック間に標準ブロックと間詰ブロックとを配列してなるものであるから、自然石を敷設する場合に比べて成形加工が容易であるとともに、最適な擬石ブロックを簡単にする成形することができ、その製造コストも安価に抑えることができる。
【0026】
本発明の請求項の発明の護床用ブロックによれば、請求項記載の護床用ブロックにおいて、前記各側端ブロック、標準ブロック及び間詰ブロックがジョイント金具によって遊動自在に連結されているから、各ブロックを設置する際に規則的な方向性がないから、河床の凹凸や河床の形状に沿って各ブロックを自由に配置することができ、汎用性に優れるとともに、河川の流速に応じて各ブロックの配置も自由に設定することができる。さらに、河床の変化に追従する可撓性を有しているので常に各ブロックが河床上を覆うように沈下することから、河床の洗掘防止機能を維持することができる。
【0027】
本発明の請求項の発明の護床用ブロックによれば、請求項記載の護床用ブロックにおいて、前記各側端ブロックの外面を前記河床の両側に設けた護岸用ブロックの法面勾配にほぼ沿った傾斜面を形成したものであるから、河床の護床用ブロックを安定的に敷設することができる。
【0028】
本発明の請求項の発明の護床用ブロックによれば、前記各側端ブロックの外面の一部に河川を流れる水流を河川の中央に案内する案内部を設け、前記右岸用及び左岸用の各側端ブロックは、一辺が比較的長いほぼ直線的な外縁部と、これより短いほぼ同じ長さの2辺のほぼ直線的な外縁部を有する概ね三角形状をなし、前記2辺の一方の外縁部が前記案内部であり、前記一辺の比較的長いほぼ直線的な外縁部が前記案内部であるから、案内部により上流からの流れが自然に河川中央部に集められ、護岸基礎部の洗掘防止機能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す護床用ブロックの断面図である。
【図2】同上、護床用ブロックの平面図である。
【図3】同上、右岸用側端ブロックを示す正面図である。
【図4】同上、左岸用側端ブロックを示す正面図である。
【図5】同上、各側端ブロックを示す側面図である。
【図6】同上、第1の標準ブロックを示す正面図である。
【図7】同上、第2の標準ブロックを示す正面図である。
【図8】同上、間詰ブロックを示す正面図である。
【図9】同上、第1、第2の標準ブロック、間詰ブロックを示す側面図である。
【図10】同上、各ブロックの連結状態を示す要部の拡大平面図である。
【図11】同上、洗掘された河床の変化に追従して各ブロックが沈下した状態を示す断面図である。
【図12】従来の落差工による施工例を示す説明図である。
【図13】本発明の側面方向から見た施工例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 護床用ブロック
2 擬石ブロック
3A 右岸用側端ブロック
3B 左岸用側端ブロック
4 第1の標準ブロック
5 第2の標準ブロック
6 間詰ブロック
8A 外縁部(一辺の比較的長いほぼ直線的な外縁部)
8B,8C 外縁部(2辺の一方の外縁部)
9 案内部
10 傾斜面
20 連結鉄筋
21 河床
25 ジョイント金具

Claims (3)

  1. 河川の河床面を形成する護床用ブロックであって、自然石を模したコンクリート製の擬石ブロックから成り、この擬石ブロックは側方に突出するように連結鉄筋が埋設され、施工対象となる河床に擬石ブロックを配列し、隣接する擬石ブロック同士の連結鉄筋をジョイント金具で連結して成り、
    記擬石ブロックが形状及び大きさの異なる左岸用側端ブロックと、右岸用側端ブロックと、標準ブロックと、間詰ブロックとで構成され、河床の両側に前記各側端ブロックを配列し、これら各側端ブロック間に標準ブロックと間詰ブロックとを配列し、
    記各側端ブロックの外面の一部に河川を流れる水流を河川の中央に案内する案内部を設け、
    前記右岸用及び左岸用の各側端ブロックは、一辺が比較的長いほぼ直線的な外縁部と、これより短いほぼ同じ長さの2辺のほぼ直線的な外縁部を有する概ね三角形状をなし、前記2辺の一方の外縁部が前記案内部であり、前記一辺の比較的長いほぼ直線的な外縁部が前記案内部であることを特徴とする護床用ブロック。
  2. 前記各側端ブロック、標準ブロック及び間詰ブロックがジョイント金具によって遊動自在に連結されていることを特徴とする請求項記載の護床用ブロック。
  3. 前記各側端ブロックの外面に前記河床の両側に設けた護岸用ブロックの法面勾配にほぼ沿った傾斜面を形成したことを特徴とする請求項記載の護床用ブロック。
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