JP4006310B2 - 船外機の始動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は船外機の始動装置に関し、より詳しくは、バッテリ上がりを防止するようにした船外機の始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の船外機の始動装置、より具体的にはイグニッション・スイッチは、スタート・ポジションと、オン・ポジションと、オフ・ポジションの3種のポジションを備えている。具体的には、イグニッション・スイッチにキーを差し込み、差し込んだキーをスタート・ポジションまで廻すと、スタータモータ(さらには燃料ポンプや点火プラグなど)にバッテリ電圧が供給され、内燃機関が始動される。内燃機関が始動した後、キーをオン・ポジションまで廻す(戻す)と、スタータモータを除いた各種の計器や灯火類、燃料ポンプや点火プラグなどの電気負荷にバッテリ電圧が供給され、内燃機関が運転される。また、内燃機関の運転時にキーをオフ・ポジションまで廻す(戻す)と、前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給が遮断され、内燃機関が停止される(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
尚、陸上を走行する車両用の始動装置にあっては、一般にスタート・ポジションと、オン・ポジションと、アクセサリ・ポジションと、オフ・ポジションの4種のポジションを備えている。また、停車時にアイドリング・ストップを行なう車両やハイブリッド車両に使用される始動装置にあっては、オン・ポジションが選択されているときに内燃機関の停止、再始動が行なえるように、イグニッション・スイッチとスタータモータの間にキー操作とは独立して動作するリレー回路を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
本田技研工業株式会社 整備資料課 ホンダ船外機BF115A・BF130Aのサービスマニュアル 平成10年5月 2−20,17−29頁
【特許文献1】
特開2001−173545号公報(第2頁から第4頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、船外機の電子化が進み、ステアリング操舵機構、シフトチェンジ機構およびスロットル開閉機構などを電動モータなどのアクチュエータで駆動することが提案されている。これら各機構(被駆動機構)は、内燃機関の停止時も操作できることが好ましい。特に、船舶は内燃機関の停止後も惰性で進行し続けるため、ステアリング操舵機構とシフトチェンジ機構は内燃機関の停止時においても操作できることが望ましい。
【0006】
従来の船外機の始動装置において、内燃機関の停止時に被駆動機構の操作を可能にするには、オフ・ポジションでもそれらを駆動するアクチュエータにバッテリ電圧を供給し続けることが考えられる。しかしながら、そのように構成すると、アクチュエータとバッテリの間に暗電流(アクチュエータの操作に関わらず、バッテリとアクチュエータが接続されることによって生じる微小な電流)が流れるため、それらの接続を遮断する手動のバッテリスイッチを設け、非運転時はそのバッテリスイッチを切ってアクチュエータとバッテリの接続を遮断する、あるいはバッテリ端子からケーブルを取り外す必要がある。このため、内燃機関の停止時の作業が煩雑化すると共に、バッテリスイッチを切り忘れたり、バッテリ端子からケーブルを外し忘れると、バッテリが放電しきってしまう、いわゆるバッテリ上がりが生じるおそれがあった。
【0007】
他方、内燃機関の停止時に被駆動機構の操作を可能にするには、内燃機関の停止時にオン・ポジションでアクチュエータにバッテリ電圧を供給し続けることも考えられる。そのように構成すると、イグニッション・スイッチをオフ・ポジションにすることで、各電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断して暗電流の発生を抑制することができるため、バッテリスイッチの切り忘れなどに起因したバッテリ上がりを防止することができる。しかしながら、前記したように、オン・ポジションでは各種の計器や灯火類といった多くの電気負荷にバッテリ電圧が供給されるため、消費電力が大きく、内燃機関の停止時にオン・ポジションを長い時間維持するとバッテリ上がりを招き易いという不具合があった。
【0008】
また、船外機には、緊急時にイグニッション・スイッチをオフ・ポジションにすることなく内燃機関を停止する、いわゆるエマージェンシー・スイッチが設けられる。このエマージェンシー・スイッチによって内燃機関を停止したとき、イグニッション・スイッチはオン・ポジションにあることから、そのままの状態が維持されると、同様にバッテリ上がりを生じるという不具合があった。
【0009】
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、内燃機関の停止時もアクチュエータで駆動される被駆動機構を操作することができると共に、バッテリ上がりを防止できるようにした船外機の始動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、この発明は請求項1項において、重力方向において上部に内燃機関を搭載すると共に、下部に前記内燃機関で駆動されるプロペラシャフトを備え、船体の後尾に取り付けられて前記船体を推進させる船外機の始動装置であって、前記内燃機関を始動するイグニッション・スイッチが、スタータモータにバッテリ電圧を供給して前記内燃機関を始動する第1のポジション、前記内燃機関の運転に必要な電気負荷にバッテリ電圧を供給する第2のポジション、および前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断して前記内燃機関を停止する第3のポジション、を備えるものにおいて、前記船外機は、アクチュエータで駆動される少なくとも1つの被駆動機構を備えると共に、前記イグニッション・スイッチは、さらに、前記内燃機関の停止時に前記アクチュエータにバッテリ電圧を供給する第4のポジション、を備えるように構成した。
【0011】
船外機がアクチュエータで駆動される少なくとも1つの被駆動機構を備えると共に、内燃機関の停止時に前記アクチュエータにバッテリ電圧を供給するポジション(第4のポジション)をイグニッション・スイッチに設けるように構成したので、内燃機関の停止時も、アクチュエータで駆動されるステアリング操舵機構やシフトチェンジ機構などの被駆動機構を操作することができる。また、各種計器や灯火類などの多くの電気負荷にバッテリ電圧を供給するポジション(第2のポジション)とは別のポジションで被駆動機構のみを操作するので、暗電流が抑制され、バッテリ上がりを防止することができる。
【0012】
また、請求項2項にあっては、前記イグニッション・スイッチは、キーが挿入される挿入口を備え、前記挿入口にキーが挿入されているときに前記第1から第4のポジションのいずれかを選択することができると共に、前記第3のポジションが選択されているときにのみ前記キーを抜き出せるように構成した。
【0013】
イグニッション・スイッチにキーが挿入されているときに各ポジションのいずれかを選択することができると共に、前記アクチュエータにバッテリー電圧を供給するポジションとは別のポジション(電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断する第3のポジション)が選択されているときにのみ前記キーを抜き出せるように構成したので、アクチュエータに流れる暗電流の発生を防止することができ、よってバッテリ上がりを一層効果的に防止することができる。
【0014】
また、請求項3項にあっては、前記内燃機関の停止時において、所定時間継続して前記第2のポジションが選択され続けているとき、前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断するように構成した。
【0015】
内燃機関の停止時において、電気負荷にバッテリ電圧を供給するポジション(第2のポジション)が所定時間継続して選択され続けているとき、前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断するように構成したので、バッテリ上がりをより一層効果的に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に即してこの発明の一つの実施の形態に係る船外機の始動装置を説明する。
【0017】
図1はその装置を船外機を中心に全体的に示す概略図であり、図2は図1の部分説明側面図である。
【0018】
図1および図2において、符合10は内燃機関、プロペラシャフト、プロペラなどが一体化された船外機を示す。船外機10は、船体(船舶)12の船尾にスターンブラケット14(図2に示す)を介して装着される。
【0019】
図2に示す如く、船外機10は、その上部(重力方向において上部)に内燃機関(以下「エンジン」という)16を備える。エンジン16は火花点火式のV型6気筒のガソリンエンジンである。エンジン16は水面上に位置し、エンジンカバー18で覆われて船外機10の内部に配置される。エンジンカバー18で被覆されたエンジン16の付近には、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(以下「ECU」という)20が配置される。
【0020】
また、船外機10は、その下部にプロペラ22とラダー24を備える。プロペラ22は、エンジン16の動力が伝達されて回転し、船体12を前進あるいは後進させる。
【0021】
図1に示す如く、船体12の操縦席付近にはステアリングホイール26が配置される。ステアリングホイール26の付近には舵角センサ26Sが配置され、操縦者によって入力されたステアリングホイール26の回転に応じた信号を出力する。また操縦席の右側にはスロットルレバー28が配置されると共に、その付近にはスロットルレバー位置センサ28Sが配置され、操縦者によって操作されるスロットルレバー28の位置に応じた信号を出力する。
【0022】
スロットルレバー28に隣接した位置にはシフトレバー30が配置されると共に、その付近にはシフトレバー位置センサ30Sが配置され、操縦者によって操作(シフト)されたシフトレバー30の位置に応じた信号を出力する。
【0023】
さらに、操縦席付近には、船外機10のチルト角度を調整するためのパワーチルトスイッチ32と、トリム角度を調整するためのパワートリムスイッチ34が配置され、操縦者によって入力されるチルトのアップ・ダウンおよびトリムのアップ・ダウンの指示に応じた信号を出力する。上記した舵角センサ26S、スロットルレバー位置センサ28S、シフトレバー位置センサ30S、パワーチルトスイッチ32およびパワートリムスイッチ34の出力は、信号線26L,28L,30L,32L,34Lを介してECU20に送られる。
【0024】
ECU20は、信号線26Lを通じて送られた舵角センサ26Sの出力に応じて操舵用電動モータ38(図2に示す)を動作させることにより、船外機10を操舵してプロペラ22とラダー24の向きを転舵し、船体12を左右に旋回させる。
【0025】
さらに、ECU20は、信号線28Lを通じて送られたスロットルレバー位置センサ28Sの出力に応じてスロットル用電動モータ(DCモータ)40を動作させることにより、スロットルバルブ(図1および図2で図示せず)の開度を制御してエンジン16に供給される吸入空気量を調整する。また、ECU20は、信号線30Lを通じて送られたシフトレバー位置センサ30Sの出力に応じてシフト用電動モータ42を動作させることにより、プロペラ22の回転方向を切り換える、あるいはプロペラ22への動力の供給を遮断する。
【0026】
また、ECU20は、信号線32L,34Lを通じて送られたパワーチルトスイッチ32およびパワートリムスイッチ34の出力に応じて公知のパワーチルトトリムユニット44を動作させ、船外機10のチルト角度およびトリム角度を調整する。
【0027】
また、船体12の適宜位置にはバッテリ46が搭載される。バッテリ46の電圧は、操縦席付近に設けられたイグニッション・スイッチ(コンビネーション・スイッチ)48を介して操舵用電動モータ38、スロットル用電動モータ40、シフト用電動モータ42およびパワーチルトトリムユニット44などの電気負荷やECU20に供給される。尚、図2に示す如く、操舵用電動モータ38に対するバッテリ電圧の供給経路は、他の電気負荷に対する供給経路とは別経路とされる。これについては後に詳説する。
【0028】
図3は、図2を拡大した拡大説明側面図である。尚、同図において、前方(船体12側)に向かって右側のスターンブラケット14を取り外して示すと共に、図の一部を断面あるいは透視して示す。
【0029】
図3に示すように、パワーチルトトリムユニット(チルトトリム角度調整機構)44は、1本のチルト角度調整用の油圧シリンダ442(以下「チルト用油圧シリンダ」という)と、2本の(図では1本のみ示す)トリム角度調整用の油圧シリンダ(以下「トリム用油圧シリンダ」という)444を一体的に備える。
【0030】
チルト用油圧シリンダ442の一端は、図3に示すようにスターンブラケット14に固定されて船体12に固定されると共に、他端(ピストンロッド)はスイベルケース50に固定される。また、トリム用油圧シリンダ444の一端は、チルト用油圧シリンダ442と同様にスターンブラケット14に固定されて船体12に固定されると共に、他端(ピストンロッド)はスイベルケース50に当接される。
【0031】
スイベルケース50は、チルティングシャフト52を介し、チルティングシャフト52を中心とする相対変位自在にスターンブラケット14と接続される。また、スイベルケース50は、その内部にスイベルシャフト(転舵軸)54が回動自在に収容される。スイベルシャフト54は、その上端がマウントフレーム(支持フレーム)56に固定されると共に、下端がロアマウントセンターハウジング58に固定される。マウントフレーム56とロアマウントセンターハウジング58は、アンダーカバー60およびエクステンションケース62(より具体的にはそれらに被覆されるマウント)に固定される。
【0032】
また、スイベルケース50の上部50Aには、前記した操舵用電動モータ38と、操舵用電動モータ38の出力を減速するギヤボックス(ギヤ機構。ステアリング操舵機構)66が固定される。ギヤボックス66は、その入力側が操舵用電動モータ38の出力軸に接続されると共に、出力側がマウントフレーム56に接続される。即ち、操舵用電動モータ38の回転出力によってマウントフレーム56が回動されることにより、船外機10の水平方向の操舵がパワーアシストされ、よってプロペラ22およびラダー24が転舵される。
【0033】
また、同図に示すように、アンダーカバー60の上部には、前記したエンジン16が搭載されると共に、エンジンカバー18が取り付けられる。エンジン16は、インテークマニホルド68を介し、エンジンカバー18の内部において前方(船体側)に配置されたスロットルボディ70に接続される。
【0034】
スロットルボディ70は、前記したスロットル用電動モータ40が一体的に取り付けられる。スロットルボディ70に一体的に取り付けられたスロットル用電動モータ40は、スロットルボディ70に隣接して配置されるギヤ機構(スロットル開閉機構。図示せず)を介し、スロットルバルブ70Vを支持するスロットルシャフト70Sに接続される。
【0035】
また、エンジン16の出力はクランクシャフト(図示せず)およびドライブシャフト80を介してギヤケース82の内部に収容されたプロペラシャフト84に伝達され、プロペラ22を回転させる。ギヤケース82は、前記したラダー24を一体的に備える。
【0036】
尚、プロペラシャフト84の外周には、ドライブギヤ80aと噛合して相反する方向に回転する前進ギヤ86Fおよび後進ギヤ86Rが配置される。また、前進ギヤ86Fと後進ギヤ86Rの間には、プロペラシャフト84と一体に回転するクラッチ88が設けられ、クラッチ88を、シフト用電動モータ42によって駆動されるシフトロッド90およびシフトスライダ94の動作によって前進ギヤ86Fあるいは後進ギヤ86Rのいずれかに係合させることにより、プロペラ22の回転方向の切り換え、即ち、前後進のシフトチェンジが行なわれる。このように、シフトチェンジ機構は、ドライブギヤ80a、前進ギヤ86F、後進ギヤ86R、クラッチ88、シフトロッド90およびシフトスライダ94からなる。
【0037】
次いで図4を参照してエンジン16について説明する。
【0038】
図4に示すように、エンジン16は吸気管100を備え、エアクリーナ(図示せず)を介して吸入された空気は、スロットルバルブ70Vを介して流量を調整されつつインテークマニホルド68を流れ、インテークバルブ102に達する。インテークバルブ102の付近にはインジェクタ104が配置され、吸入空気量に応じた量のガソリン燃料を噴射する。
【0039】
インジェクタ104は、燃料供給管106を介してガソリン燃料を貯蔵する燃料タンク(図示せず)に接続される。燃料供給管106の中途には燃料ポンプ(図示せず)が介挿され、ガソリン燃料をインジェクタ104に圧送する。
【0040】
吸入空気は噴射されたガソリン燃料と混合して混合気を形成し、各気筒の燃焼室108に流入し、点火プラグ(図示せず)で点火されて燃焼し、ピストン110を下方に駆動する。よって生じたエンジン出力は、クランクシャフト112を介して取り出される。他方、燃焼後の排気ガスはエキゾーストバルブ114を通ってエキゾーストマニホルド116を流れ、エンジン16外に放出される。
【0041】
スロットル用電動モータ40にはスロットル開度センサ120が接続され、スロットル用電動モータ40の回転出力に応じてスロットル開度θTHに比例した信号を出力する。
【0042】
また、スロットルバルブ70Vの下流には絶対圧センサ122が配置され、吸気管内絶対圧PBA(エンジン負荷)に応じた信号を出力する。さらに、スロットルバルブ70Vの下流には吸気温センサ124が配置され、吸入空気温度TAに比例した信号を出力する。
【0043】
エンジン16の冷却水通路(図示せず)にはエンジン冷却水温度センサ126が配置されると共に、エキゾーストマニホルド116の付近にはオーバーヒートセンサ128が配置され、それぞれ冷却水温TWおよびエンジン温度(機関温度)TOHに比例した信号を出力する。
【0044】
また、クランクシャフト112の付近には第1のパルサコイルセンサ130と第2のパルサコイルセンサ132が配置され、シリンダ判別信号、各ピストン上死点付近の角度信号および30度ごとのクランク角度信号を出力する。
【0045】
また、エンジン16の油圧回路(図示せず)には油圧スイッチ134が配置される。油圧スイッチ13は、油圧が所定値よりも高いとき、即ち、エンジン16の潤滑油が十分に存在するときはオフ信号を出力し、油圧が所定値よりも低いとき、即ち、潤滑油が不足しているときはオン信号を出力する。
【0046】
ECU20は、第1および第2のパルサコイルセンサ130,132の出力からエンジン回転数NEを算出すると共に、前記したスロットルレバー位置センサ28Sの出力に応じて通電指令値を演算し、図示しない駆動回路を介してスロットル用電動モータ40に供給し、スロットル開度θTHを調節する。
【0047】
また、ECU22は上記した入力に従ってオーバーヒートを検出し、オーバーヒートを検出したとき、オーバーヒートランプ138を点灯すると共に、ブザー140を鳴動させて警告する。さらに、ECU異常、油圧異常、ACG異常が検出されたとき、他の警告灯142,144,146を点灯すると共に、ブザー140を鳴動させて警告する。尚、上記したECU20やインジェクタ104、各種センサ、警告灯(ランプ)およびブザー140などは、前記したバッテリ46からイグニッション・スイッチ48(図4で図示せず)を介して動作電圧(バッテリ電圧)が供給される。
【0048】
続いて、この実施の形態に係る船外機の始動装置、より具体的には、イグニッション・スイッチ48について説明する。
【0049】
図5はイグニッション・スイッチ48の拡大正面図である。
【0050】
図5に示すように、この実施の形態に係るイグニッション・スイッチ48にあっては、スタート・ポジション(ST)と、オン・ポジション(ON)と、第1のオフ・ポジション(OFF1)と、第2のオフ・ポジション(OFF2)とを備える。これらの各ポジションは、イグニッション・スイッチ48に設けられたキー挿入口150にキー152を差し込み、差し込んだ状態でキー152を対応する位置まで廻すことによって選択される。
【0051】
次いで図6を参照し、上記した各ポジションについて説明する。図6は、イグニッション・スイッチ48の電気回路図である。
【0052】
同図に示すように、イグニッション・スイッチ48は、接続切り換え部(スイッチ)160を備える。接続切り換え部160には、6本の配線が接続され、イグニッション・スイッチ48で選択されたポジションに応じてそれぞれの配線の接続(導通)・遮断を行なう。
【0053】
以下、接続切り換え部160に接続される6本の配線について説明すると、第1の配線(E)162は、直接接地(グラウンド)される。また、第2の配線(IG)164にはECU20が接続されると共に、接続切り換え部160とECU20の間にはエマージェンシー・スイッチ166が介挿される。また、第3の配線(ST)168にはスタータモータ170が接続される。
【0054】
第4の配線(STE)174には、ステアリング・リレー176が接続される。また、第5の配線(LOAD)178には、メイン・リレー180が接続されると共に、メイン・リレー180にはトランジスタ182が接続される。また、接続切り換え部160とメイン・リレー180の間にはキー抜き忘れ防止ユニット184が介挿される。キー抜き忘れ防止ユニット184には、ECU20および前記したブザー140が接続されると共に、トランジスタ182のベース側が接続される。キー抜き忘れ防止ユニット184は、通常、トランジスタ182に電流が流れるようにベース側にオン信号を出力する。
【0055】
第6の配線(BATT)186には、バッテリ46が接続されると共に、前記したステアリング・リレー176を介して操舵用電動モータ38が接続される。さらに、第6の配線(BATT)186には、メイン・リレー180を介して各種センサ、灯火類、燃料ポンプや点火プラグなどの電気負荷が接続されると共に、スロットル用電動モータ40、シフト用電動モータ42、パワーチルトトリムユニット44が接続される。
【0056】
図7は、イグニッション・スイッチ48の各ポジションに応じた接続切り換え部160における配線の接続関係を示す説明図である。
【0057】
同図に示すように、スタート・ポジション(ST)では、第3から第6の配線(ST,STE,LOAD,BATT)168,174,178,186が接続(導通)される。即ち、図5に示したキー152がスタート・ポジション(ST)まで廻されると、バッテリ46から第6の配線(BATT)186および第3の回線(ST)168を介してスタータモータ170に動作電圧(バッテリ電圧)が供給され、エンジン16をクランキングして始動させる。
【0058】
また、バッテリ46から第6の配線(BATT)186および第4の回線(STE)174を介してステアリング・リレー176に電流が流れることにより、第6の配線(BATT)186上のポイント186aとポイント186bが導通されて操舵用電動モータ38に動作電圧(バッテリ電圧)が供給され、よってステアリング操作が可能になる。
【0059】
さらに、バッテリ46から第6の配線(BATT)186および第5の回線(LOAD)178を介してメイン・リレー180に電流が流れることにより、第6の配線(BATT)186上のポイント186cとポイント186dが導通されて電気負荷の使用が可能になると共に、スロットルバルブ70Vの開閉、チルトトリム操作およびシフトチェンジ操作が可能になる。
【0060】
エンジン16の始動が完了し、キー152がオン・ポジション(ON)に戻されると、図7に示すように第3の回路(ST)への導通が解除され、よってスタータモータ170に対するバッテリ電圧の供給が遮断される。
【0061】
他方、キー152が第1のオフ・ポジション(OFF1)に戻されると、図7に示すように第6の配線(BATT)186はいずれの配線とも導通されなくなり、電気負荷や操舵用電動モータ38、スロットル用電動モータ40、シフト用電動モータ42、パワーチルトトリムユニット44に対するバッテリ電圧の供給が遮断されると共に、ECU20が第2の回線(IG)164および第1の回線(E)162を介して接地され(ECU20の動作が終了し)、よってエンジン16への燃料の供給や点火が終了してエンジン16の運転が停止されると共に、ステアリング操作などが行なえなくなる。
【0062】
ここで、この実施の形態に係るイグニッション・スイッチ48において特徴的なことは、第1のオフ・ポジション(OFF1)に加え、第2のオフ・ポジション(OFF2)を設けたことにある。キー152が第2のオフ・ポジション(OFF2)に廻されると、図7に示すように、第6の配線(BATT)186と第4の配線(STE)174が導通される。即ち、操舵用電動モータ38に対してバッテリ電圧が供給され、ステアリング操作が可能となる。
【0063】
これにより、エンジン16の停止時であってもステアリング操作を行なうことができると共に、各種計器や灯火類などの多くの電気負荷にバッテリ電圧が供給されることがなく、よって暗電流が抑制され、バッテリ上がりを防止することができる。
【0064】
また、キー152の抜き差しは、第2のオフ・ポジション(OFF2)では不可とし、第1のオフ・ポジション(OFF1)が選択されているときにのみ行なえるようにした。これにより、操舵用電動モータ38に流れる暗電流の発生を防止することができ、よってバッテリ上がりを一層効果的に防止することができる。
【0065】
また、キー152を第2のオフ・ポジション(OFF2)から第1のオフ・ポジション(OFF1)に廻すときは、キー152を押し込んで廻す、あるいはプッシュボタン(図示せず)を押しながら廻すようにする。即ち、第2のオフ・ポジション(OFF2)の選択と第1のオフ・ポジション(OFF1)の選択に、操作上の明確な差異を設けることにより、操縦者が第1のオフ・ポジション(OFF1)と誤って第2のオフ・ポジション(OFF2)を選択してしまうことを防止することができ、よってバッテリ上がりを一層効果的に防止することができる。
【0066】
次いで、キー抜き忘れ防止ユニット184について説明すると、図6に示すように、キー抜き忘れ防止ユニット184にはECU20が接続され、エンジン回転数NEが入力されると共に、ブザー140が接続される。また、前記した如く、キー抜き忘れ防止ユニット184にはトランジスタ182のベース側が接続される。
【0067】
図8は、キー抜き忘れ防止ユニット184の動作を示すフロー・チャートである。図示のプログラムは、スタート・ポジション(ST)あるいはオン・ポジション(ON)が選択されている間、即ち、キー抜き忘れ防止ユニット184にバッテリ電圧が供給されている間、繰り返し実行される。
【0068】
以下説明すると、先ずS10において、イグニッション・スイッチ48がオン・ポジション(ON)か否か判断する。S10で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときは次いでS12に進み、エンジン回転数NEが100rpmを下回っているか、換言すれば、停止しているか否か判断する。
【0069】
S12で否定されるときはS10に戻ると共に、肯定されるときは次いでS14に進み、ブザー140を鳴動して操縦者に警告する。これは、エンジン16の停止時に多くの暗電流が発生するオン・ポジション(ON)が選択されていることから、バッテリ上がりが心配されるためである。
【0070】
次いでS16に進み、ブザー140の鳴動時間が所定時間、具体的には180秒(S)を超えているか否か判断し、S16で否定されるときはS10に戻って上記の処理を繰り返す。他方、S16で肯定されるときは、次いでS18に進み、ブザー140の鳴動を停止すると共に、トランジスタ182のベース側へのオン信号の出力を停止してメイン・リレー180をカットする。即ち、電気負荷やスロットル用電動モータ40、シフト用電動モータ42、パワーチルトトリムユニット44に対するバッテリ電圧の供給を遮断する。尚、図6に示す如く、キー抜き忘れ防止ユニット184はメイン・リレー180とは別系統の配線とされるため、メイン・リレー180がカットされても動作を継続することができる。
【0071】
次いでS20に進み、S10と同様にイグニッション・スイッチ48がオン・ポジション(ON)か否か判断する。ここで肯定されるときはS18に戻ってメイン・リレー180のカットを継続すると共に、否定されるときはS22に進んでメイン・リレー180のカットを終了する。
【0072】
このように、エンジン16の停止時において、多くの暗電流が発生するオン・ポジション(ON)が選択されているときはブザー140を鳴動して操縦者に警告すると共に、所定時間を経過しても依然オン・ポジション(ON)が選択され続けているときは電気負荷(およびスロットル用電動モータ40、シフト用電動モータ42、パワーチルトトリムユニット44)に対するバッテリ電圧の供給を遮断するようにしたので、バッテリ上がりをより一層効果的に防止することができる。
【0073】
上記の如く、この実施の形態に係る船外機の回転数制御装置にあっては、重力方向において上部に内燃機関(エンジン)16を搭載すると共に、下部に前記内燃機関16で駆動されるプロペラシャフト84を備え、船体12の後尾に取り付けられて前記船体12を推進させる船外機の始動装置であって、前記内燃機関16を始動するイグニッション・スイッチ(コンビネーション・スイッチ)48が、スタータモータ170にバッテリ電圧(バッテリ46から供給される動作電圧)を供給して前記内燃機関16を始動する第1のポジション(スタート・ポジション(ST))、前記内燃機関16の運転に必要な電気負荷にバッテリ電圧を供給する第2のポジション(オン・ポジション(ON))、および前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断して前記内燃機関16を停止する第3のポジション(第1のオフ・ポジション(OFF1))、を備えるものにおいて、前記船外機10は、アクチュエータ(操舵用電動モータ38、スロットル用電動モータ40、シフト用電動モータ42およびパワーチルトトリムユニット44)で駆動される少なくとも1つの被駆動機構(ステアリング操舵機構、スロットル開閉機構、シフトチェンジ機構、チルトトリム角度調整機構)を備えると共に、前記イグニッション・スイッチ48は、さらに、前記内燃機関16の停止時に前記アクチュエータにバッテリ電圧を供給する第4のポジション(第2のオフ・ポジション(OFF2))、を備えるように構成した。
【0074】
また、前記イグニッション・スイッチ48は、キー152が挿入される挿入口(キー挿入口)150を備え、前記挿入口150にキー152が挿入されているときに前記第1から第4のポジションのいずれかを選択することができると共に、前記第3のポジションが選択されているときにのみ前記キー152を抜き出せるように構成した。
【0075】
また、前記内燃機関16の停止時において、所定時間継続して前記第2のポジションが選択され続けているとき、前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断するように構成した(キー抜き忘れ防止ユニット184,S10からS22)。
【0076】
尚、上記において、第2のオフ・ポジション(OFF2)で操作できるアクチュエータを操舵用電動モータ38としたが、スロットル用電動モータ40、シフト用電動モータ42およびパワーチルトトリムユニット44などを操作できるようにしても良い。
【0077】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、船外機がアクチュエータで駆動される少なくとも1つの被駆動機構を備えると共に、内燃機関の停止時に前記アクチュエータにバッテリ電圧を供給するポジションをイグニッション・スイッチに設けるように構成したので、内燃機関の停止時も、アクチュエータで駆動されるステアリング操舵機構やシフトチェンジ機構などの被駆動機構を操作することができる。また、各種計器や灯火類などの多くの電気負荷にバッテリ電圧を供給するポジションとは別のポジションで被駆動機構のみを操作するので、暗電流が抑制され、バッテリ上がりを防止することができる。
【0078】
請求項2項にあっては、イグニッション・スイッチにキーが挿入されているときに各ポジションのいずれかを選択することができると共に、前記アクチュエータにバッテリー電圧を供給するポジションとは別のポジション(電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断するポジション)が選択されているときにのみ前記キーを抜き出せるように構成したので、アクチュエータに流れる暗電流の発生を防止することができ、よってバッテリ上がりを一層効果的に防止することができる。
【0079】
請求項3項にあっては、内燃機関の停止時において、電気負荷にバッテリ電圧を供給するポジションが所定時間継続して選択され続けているとき、前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断するように構成したので、バッテリ上がりをより一層効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る船外機の始動装置を、船外機を中心に全体的に示す説明図である。
【図2】図1の部分説明側面図である。
【図3】図2を拡大した拡大説明側面図である。
【図4】図1に示す内燃機関を詳細に示す概略図である。
【図5】図1に示すイグニッション・スイッチの拡大正面図である。
【図6】図1に示すイグニッション・スイッチの電気回路図である。
【図7】図6に示す接続切り換え部における配線の接続関係を示す説明図である。
【図8】図6に示すキー抜き忘れ防止ユニットの動作を示すフロー・チャートである。
【符号の説明】
10 船外機
12 船体(船舶)
16 内燃機関(エンジン)
20 電子制御ユニット(ECU)
38 操舵用電動モータ(アクチュエータ)
40 スロットル用電動モータ(アクチュエータ)
42 シフト用電動モータ
44 パワーチルトトリムユニット
46 バッテリ
48 イグニッション・スイッチ
84 プロペラシャフト
150 挿入口(キー挿入口)
152 キー
170 スタータモータ
184 キー抜き忘れ防止ユニット

Claims (3)

  1. 重力方向において上部に内燃機関を搭載すると共に、下部に前記内燃機関で駆動されるプロペラシャフトを備え、船体の後尾に取り付けられて前記船体を推進させる船外機の始動装置であって、前記内燃機関を始動するイグニッション・スイッチが、
    a.スタータモータにバッテリ電圧を供給して前記内燃機関を始動する第1のポジション、
    b.前記内燃機関の運転に必要な電気負荷にバッテリ電圧を供給する第2のポジション、
    および
    c.前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断して前記内燃機関を停止する第3のポジション、
    を備えるものにおいて、前記船外機は、アクチュエータで駆動される少なくとも1つの被駆動機構を備えると共に、前記イグニッション・スイッチは、さらに、
    d.前記内燃機関の停止時に前記アクチュエータにバッテリ電圧を供給する第4のポジション、
    を備えることを特徴とする船外機の始動装置。
  2. 前記イグニッション・スイッチは、キーが挿入される挿入口を備え、前記挿入口にキーが挿入されているときに前記第1から第4のポジションのいずれかを選択することができると共に、前記第3のポジションが選択されているときにのみ前記キーを抜き出せるようにしたことを特徴とする請求項1項記載の船外機の始動装置。
  3. 前記内燃機関の停止時において、所定時間継続して前記第2のポジションが選択され続けているとき、前記電気負荷に対するバッテリ電圧の供給を遮断することを特徴とする請求項1項または2項記載の船外機の始動装置。
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