JP4004534B2 - 太陽電池用リード端子付ダイオード - Google Patents

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Description

本発明は、複数の太陽電池セルを直列に接続したセルストリングへの逆方向電圧をバイパスさせるためのバイパスダイオード、及び、並列に接続された複数のセルストリングにおいて、1のセルストリングへの他のセルストリングからの電流の流れ込みを防止するための逆流防止ダイオードとして使用するに好適なリード端子付ダイオードに関する。
太陽電池アレイは、複数の太陽電池セルを直列接続した太陽電池セル群(セルストリングという)の各々に、並列にバイパスダイオード(以下、CSTバイパスダイオードという)を接続し、また、単一または複数のストリングと直列に接続された逆流防止ダイオードから構成されている。
図1は、太陽電池アレイの回路説明図である。太陽電池アレイ91は、複数のセル(95a1、95a2、95an)が直列接続されたセルストリング92aを含み、同様に複数のセル(95b1、95b2、95bn)が直列接続されたセルストリング92bを含んでいる。夫々のセルストリング92a、92bと並列にCSTバイパスダイオード93a、93bが接続されている。また、他のストリング92c、92dと並列にCSTバイパスダイオード93c、93dが接続されている。セルストリング92a、92bと直列に逆流防止ダイオード94pが接続されている。同様に、他のセルストリング92c、92dと直列に逆流防止ダイオード94qが接続されている。なお、単一セル用バイパスダイオード(96a1、96a2、96an、96b1、96b2、96bn)は個々のセルを逆バイアスから保護するために設けられる。当該単一セル用のバイパスダイオードは省略される場合もある。
従来、太陽電池モジュールの表面部材と裏面部材の間に、複数の太陽電池セルとともに、CSTバイパスダイオードを一体封止した太陽電池モジュールが提案されている。当該提案にかかるCSTバイパスダイオードは、ベアチップダイオードと、該ベアチップダイオードの両面に夫々取り付けられた導電部材とを有し、且つ前記導電部材が、取り付け面を構成する構成する取付部と、前記ベアチップダイオードの外方において該取付部と一体的に設けられた、放熱性に優れる材料からなる基体部からなる。(例えば、特許文献1参照。)。
また、単一の太陽電池セルのバイパスダイオードとしては、リード端子を接続したダイオードの上面および下面をほぼ同一面としたダイオードが提案されている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−164910号公報 特開2000−277785号公報
従来、CSTバイパスダイオードと逆流防止ダイオードは、太陽電池モジュールとは別体の太陽電池用端子ボックス内に配置されることが多い。
複数の薄板状の太陽電池セルを透明なガラスまたは樹脂からなる表面材と透明または不透明なガラスまたは樹脂からなる裏面材で封止した太陽電池モジュールに、CSTバイパスダイオードと逆流防止ダイオードを一体封止すると太陽電池モジュールが薄く出来、好都合である。
一方、太陽電池セルの技術は日々進歩しており、現在では、単一の太陽電池モジュールの最大出力が190W、公称短絡電流値が8A程度のものが主流となっている。このような太陽電池モジュール内のセルストリングへの電流をバイパスするためのCSTバイパスダイオードには、大きな電気容量が要求される。そして、CSTバイパスダイオードに電流が流れる場合には、CSTバイパスダイオードの発熱も、また、多量となる。逆流防止ダイオードにあっては、さらに大きな容量が要求され、その発熱も多量となる。
CSTバイパスダイオード及び/又は逆流防止ダイオードが高温になると、半田づけで接続しているダイオードチップとリード端子の接続が不良となったり、ダイオードチップの動作不良が生じたり、EVAなどの封止部材が変色したりなど、太陽電池モジュールの不具合を招来する。
従来提案されているCSTバイパスダイオードを、現状の大出力化した太陽電池モジュール用のCSTバイパスダイオードに使用するには、新たに、ダイオードの大容量化と放熱対策が必要となる。特に、太陽電池モジュール内にこれらダイオードを一体封止すると、これらダイオードは、一般に熱伝導性に乏しい封止部材であるEVA樹脂などに囲まれる。また、太陽電池モジュール自体も、太陽光を受けて熱せられる。このため、ダイオードには、その周辺部への熱の拡散が容易でない状況下で、放熱を促進する構造が求められる。このため、上記のCSTバイパスダイオード一体封止型太陽電池モジュールは、未だ、ほとんど商品化、実用化されていない。
また、特許文献2に記載されている単一セル用のバイパスダイオードは、電気容量の小さいものであり、また、太陽電池セルに重ねて配置されるものであり、太陽電池セルが、放熱板類似の役割を果たしているものである。このため、CST用のバイパスダイオードや逆流防止用のダイオードとして使用するには、同様に、新たな放熱対策が必要である。
そこで、本発明は、CSTバイパスダイオードや逆流防止ダイオードであって、太陽電池モジュール内に一体封止するに好適なダイオードを得ることを課題とする。また、CSTバイパスダイオードや逆流防止ダイオードを一体封止した太陽電池モジュールを得ることを課題とする。さらに、大電気容量に対応し、かつ、放熱性にすぐれたCSTバイパスダイオードや逆流防止ダイオードを配設した太陽電池用端子ボックスを得ることを課題とする。
本発明のその他の課題は、以下の本発明の説明から明らかになる。
発明者らは、大出力化した太陽電池モジュール中に配置する、CST用のバイパスダイオードや逆流防止用のダイオードを得るべく実験と検討を重ねた。そして、ダイオードの電気容量を大きくし、太陽電池モジュール内に封止する場合の問題点を検証し、これを解決するなかで、本発明に至ったものである。
上述した検討の要約を以下に述べる。
CST用のバイパスダイオードや逆流防止用のダイオードを太陽電池モジュール内に封止すると、これらダイオードは、熱伝導性に乏しいEVAなどの封止部材内に置かれる。かつ、これら封止部材もまた、太陽光などで熱せられる。ダイオード素子からの発熱を、当該封止部材を通じて放熱するためには、放熱板として作用するリード端子全体に熱を素早く伝導させるために、一定の断面積が必要となる。つまり、リード端子が薄板状では、放熱が不十分となる。同時に、放熱板として作用するリード端子は一定の面積が必要となる。
このような条件を満たすリード端子は、その厚さを厚くせざるを得ず、結果としてリード端子の剛性が高くなる。一方、CST用のバイパスダイオードや逆流防止用のダイオードは、通常、ジャンパー線を半田づけなどで接続するものであり、リード端子にジャンパー線が接続されると当該接続部分の厚さが厚くなる。太陽電池モジュール中に封止された状態で、リード端子付ダイオードの厚さが不均一であれば、風などにより太陽電池モジュールに加わるねじれや局部的な変形に起因して、当該不均一部に加わる力は、リード端子で吸収されず、ダイオードチップとリード端子の接続部分に直接伝達され、当該接続が破壊されやすくなるという、新たな問題点が発生する。
加えて、発明者らは封止部材内という放熱が一般に困難な環境下にあっても、ダイオードチップを複数個並列に接続すれば、ダイオードチップの温度上昇が抑制されることを検証した。
本発明の一の態様にかかるリード端子付ダイオードは、m個の太陽電池セル(mは、2以上の正の整数)を導線により直列に接続したセルストリングと並列に接続されるバイパスダイオード、または、n個の前記セルストリング(nは、1以上の正の整数)と直列に接続される逆流防止ダイオードとして使用されるリード端子付ダイオードであって、0.8mm以上の一定厚さで、略方形形状の導電性板状体の両端部に肉薄部分を設けたものであって、前記一定厚さ部分がN基板部であり、一方の前記肉薄部分がN肉薄部であり、他方の前記肉薄部分がN接続線受容部であり、N基板部の下面とN肉薄部分の下面が同一平面を形成するN端子、N基板部と同一の厚さで略方形形状の導電性板状体の両端部に肉薄部分を設けたものであって、前記一定厚さ部分がP基板部であり、一方の前記肉薄部分がP肉薄部であり、他方の前記肉薄部分がP接続線受容部であり、P基板部の上面とP肉薄部の上面が同一平面を形成するP端子、平板状のP型半導体に平板状のN型半導体を接合したpn接合構造の平板状のダイオードチップからなり、N端子のN肉薄部の上面に、前記ダイオードチップのN型半導体の電極面を接続し、P肉薄部の下面に、前記ダイオードチップのP型半導体の電極面を接続し、前記ダイオードチップを接続した状態で、N肉薄部、ダイオードチップとP肉薄部の重畳部分の厚さがN基板部の厚さと略等しく、前記N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値が、200(mm)以上である。
本発明にかかるリード端子付ダイオードにおいては、放熱板として作用するN基板部とP基板部の断面積を大きくし、N基板部とP基板部内での熱の移動を促進するために、N基板部の厚さを0.8mm以上とした。また、N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値が、200(mm)以上とした。これにより、ダイオードチップからの発熱が、効率よくリード端子全体に伝播し、リード端子全体が放熱板として作用する。
さらに、リード端子に接続線受容部として肉薄部を形成したので、ジャンパー線を接続しても、当該接続部分の厚さはリード端子付ダイオード本体の厚さとほぼ同一となり、太陽電池モジュールのねじれやゆがみに起因するリード端子付ダイオードに加わる変形力を、ジャンパー線接続部分で局部的に受けることが少なくなる。また、太陽電池モジュール内に、太陽電池セルなどとともにリード端子付ダイオードを封止する作業をおこなう場合にも、粘性を有する封止部材がリード端子周辺にも均一に行き渡り、当該作業が容易化される。
リード端子付ダイオードは、N端子とP端子の互いの長辺方向が一致した、直線状であってもよく、また、N端子とP端子の互いの長辺方向が任意の角度で交わる折れ曲がり状であってもよい。
本発明にかかるリード端子付ダイオードの好ましい実施態様にあっては、前記N端子及び/又は前記P端子の前記肉薄部が、エッチングにより形成されてもよい。
本好ましい実施態様によれば、ダイオード接続部分(N、P肉薄部)と接続線接続部分(N、P接続線受容部)が応力を受けない状態で形成されるので、プレスによる成型に比較して、リード端子付ダイオードの基板部と肉薄部境界部分の強度を保つ効果がある。また、ダイキャスト成型に比較して、製造コストが安くなる効果もある。
しかし、本発明のリード端子付ダイオードにおいて、当該肉薄部は、プレスにより形成してもよく、また、ダイキャスト成型により形成してもよい。
本発明にかかるリード端子付ダイオードの他の好ましい実施態様にあっては、前記ダイオードチップの側面に、電気絶縁部材を付加してもよい。
本好ましい実施態様によれば、ダイオードチップの側面とN端子又はP端子間での塵埃などに起因する短絡が防止される。また、沿面距離が大きくなり、N端子とP端子間の絶縁性を高めることができる。さらに、ダイオードチップを機械的衝撃から保護することができる。ダイオードチップとして、N型半導体とP型半導体の接合部側面にガラス材料を用いて薄膜を形成したダイオードチップを用いる場合に、当該薄膜の保護に特に有用である。
本好ましい実施態様は、電気容量の大きいリード端子付ダイオードにより好ましい実施態様である。
電気絶縁性の部材とは、PPSやシリコンゴム等の成形部材でもよく、塗料(セラミック微粒子を含む塗料やシリコンを含む粘性材料等が好ましい)でもよい。
本発明の一の態様である太陽電池モジュールは、前記太陽電池セルが封止される表面材と裏面材の間に、前記太陽電池セルとともに、本発明にかかるリード端子付ダイオードを封止したものである。
本発明にかかる太陽電池モジュールは、ダイオードの発熱に起因する不具合が生じ難くなる。
当該太陽電池モジュールは、その出力取り出しに端子ボックスが不用となる。あるいは、外部接続ケーブル接続という用途のみを有する小さな端子ボックスとなる。このため、太陽電池モジュールの設置空間が節約できる。また、端子ボックスが不用となりうるので、一部日光透過型(太陽電池モジュールの平面の一定範囲が太陽電池セルであり、残余の平面は外光を透過するタイプ)の太陽電池モジュールとして、特に好適である。
リード端子付ダイオードは、通常、太陽電池セルと間隔を隔てた位置に配置され、セルストリングとジャンパー線で接続される。しかし、リード端子付ダイオードと太陽電池セルが接して配置され、ジャンパー線を用いずにリード端子付ダイオードと太陽電池セルが電気的に接続される形態であってもよい。
本発明の一の態様である太陽電池用端子ボックスは、前記バイパスダイオード及び/又は前記逆流防止ダイオードとして、本発明にかかるリード端子付ダイオードを配設した太陽電池用端子ボックスである。
太陽電池用端子ボックスは、バイパスダイオード及び/又は逆流防止ダイオードを接続し、通常筐体内をシリコン樹脂などで水密に封止される。当該ダイオードが熱伝導性に乏しい部材で取り巻かれる点で、ダイオードが太陽電池モジュール内に封止される場合と同様である。従って、放熱性を考慮した本発明にかかるリード端子付ダイオードを使用した太陽電池用端子ボックスは、ダイオードの発熱に起因する不具合が生じ難くなる。
本発明にかかるリード端子付ダイオードは平板状であるため、太陽電池用端子ボックスの筐体の厚さを薄くすることが可能であり、樹脂封止物を節約可能で、また、筐体の材料を節約することができる。
本発明にかかる太陽電池モジュールの好ましい実施態様にあっては、単一の前記バイパスダイオード及び/又は単一の前記逆流防止ダイオード接続箇所に、本発明にかかるリード端子付ダイオードを2以上並列に接続してもよい。
単一の接続箇所にダイオードを2以上並列に接続するとダイオードチップからの発熱が抑制され、ダイオードチップの温度上昇を抑制することができる。従って、本太陽電池モジュールはダイオードの発熱に起因する不具合が、より一層生じ難くなる。
本発明にかかる太陽電池用端子ボックスの好ましい実施態様にあっては、単一の前記バイパスダイオード及び/又は単一の前記逆流防止ダイオード接続箇所に、本発明にかかるリード端子付ダイオードを2以上並列に接続してもよい。
単一の接続箇所にダイオードを2以上並列に接続するとダイオードチップからの発熱が抑制され、ダイオードチップの温度上昇を抑制することができる。従って、本太陽電池用端子ボックスはダイオードの発熱に起因する不具合が、より一層生じ難くなる。
本発明の他の態様にかかるリード端子付並列接続ダイオードは、一定厚さで平板状の導電性N端子であって、前後方向に伸びるN橋部とN橋部から左右方向に伸びその各々の先端部分にN肉薄部を有する複数のN基板部を有し、N基板部の下面とN肉薄部分の下面が同一平面を形成するN端子、N基板部と同一の厚さで平板状の導電性P端子であって、前後方向に伸びるP橋部とP橋部から左右方向に伸びその各々の先端部分にP肉薄部を有する、N基板部の数と同数のP基板部を有し、P基板部の上面とP肉薄部の上面が同一平面を形成するP端子、N基板部の数と同数の、平板状のP型半導体に平板状のN型半導体を接合したpn接合構造の平板状のダイオードチップからなり、各々対向するN肉薄部とP肉薄部について、N肉薄部の上面に、1の前記ダイオードチップのN型半導体の電極面を接続し、P肉薄部の下面に、前記1のダイオードチップのP型半導体の電極面を接続したダイオードであって、前記ダイオードチップを接続した状態で、N肉薄部、ダイオードチップとP肉薄部の重畳部分の厚さがN基板部の厚さと略等しい。
本発明にかかるリード端子付並列接続ダイオードは、ダイオードチップを並列に接続することにより、発熱が抑制され、同時に発熱源が分散されるので、放熱が容易となる。また、単一のリード端子に予めダイオードチップが並列接続されているので、太陽電池モジュールなど電気部品への実装が容易となる。さらに、リード端子付並列接続ダイオードの平面厚さが一定であるので、使用中に不測の変形力が加わっても、ダイオード全体でこの力を受け止めることができるようになる。
単一のリード端子付並列接続ダイオードに接続されるダイオードチップの数は2以上であればよく、上限値に制限はない。実用上は、当該ダイオードチップの数は、通常50個以下であり、好ましくは5個以下、より好ましくは3個以下である。費用対効果を考慮すれば、最も好ましいダイオードチップの個数は2個である。
N橋部及びP橋部の前後方向長さは特に制限はない。また、N端子とP端子を扇の骨状に形成し、要部分を橋部、骨部分をN基板部とN肉薄部及びP基板部とP肉薄部とする構造であってもよい。
N接続線受容部の下面は、N基板部の下面と面一であってもよく、N基板部の下面よりも少し上にあってもよい。しかし、N端子の加工容易性などの観点から、N基板部の下面と面一とすることが好ましい。同様に、P接続線受容部の下面は、P基板部の下面と面一であってもよく、P基板部の下面よりも少し上にあってもよい。しかし、P端子の加工容易性などの観点から、P基板部の下面と面一とすることが好ましい。
本発明のリード端子付並列接続ダイオードの用途は、太陽電池モジュール内に封止されるダイオードとして好適であるが、当該用途に限られず、太陽電池モジュールから出力を取り出す端子ボックス内に配置されるダイオードとして使用してもよく、また、その他の電気製品用ダイオードとして使用することができる。
本発明のリード端子付並列接続ダイオードの好ましい実施態様にあっては、N橋部に肉薄部を形成してN接続線受容部とし、さらに、P橋部に肉薄部を形成してP接続線受容部を形成してもよい。
このリード端子付並列接続ダイオードは、N橋部とP橋部に接続線受容部として肉薄部を形成したので、接続線を接続しても、当該接続部分の厚さはリード端子付並列接続ダイオード本体の厚さとほぼ同一となる。このため、例えば、太陽電池モジュールのねじれやゆがみに起因するリード端子付並列接続ダイオードに加わる変形力を、ジャンパー線接続部分で局部的に受けることが少なくなり、さらに、変形力に対する耐性が強くなる。よって、太陽電池モジュールのねじれやゆがみに起因する変形力を受けやすいCST用のバイパスダイオードや逆流防止用のダイオードとして好適である。もっとも、このリード端子付並列接続ダイオードは、太陽電池モジュール内に封止するダイオードの用途に限られるものではなく、他の用途にも使用可能である。
本発明のリード端子付並列接続ダイオードの、他の好ましい実施態様にあっては、N橋部乃至N基板部から延長される肉薄部を形成してN接続線受容部とし、P橋部乃至P基板部から延長される肉薄部を形成してP接続線受容部としてもよい。
リード端子に接続線受容部として肉薄部を形成したので、接続線を接続しても、当該接続部分の厚さはリード端子付並列接続ダイオード本体の厚さとほぼ同一となる。このため、例えば、太陽電池モジュールのねじれやゆがみに起因するリード端子付並列接続ダイオードに加わる変形力を、ジャンパー線接続部分で局部的に受けることが少なくなり、さらに、変形力に対する耐性が強くなる。よって、太陽電池モジュールのねじれやゆがみに起因する変形力を受けやすいCST用のバイパスダイオードや逆流防止用のダイオードとして好適である。もっとも、このリード端子付並列接続ダイオードは、太陽電池モジュール内に封止するダイオードの用途に限られるものではなく、他の用途にも使用可能である。
本実施態様によれば、N接続線受容部の取り付け位置の自由度が高まり、ひいては、リード端子付並列接続ダイオードの配置の自由度が高まる効果がある。
本発明にかかるリード端子付並列接続ダイオードの他の好ましい実施態様にあっては、N端子及び/又はP端子の前記肉薄部が、エッチングにより形成されたものでもよい。
本好ましい実施態様によれば、ダイオード接続部分(N、P肉薄部)と接続線接続部分(N、P接続線受容部)が応力を受けない状態で形成されるので、プレスによる成型に比較して、リード端子付ダイオードの基板部と肉薄部境界部分の強度を保つ効果がある。また、ダイキャスト成型に比較して、製造コストが安くなる効果もある。
しかし、本発明のリード端子付並列接続ダイオードにおいて、当該肉薄部は、プレスにより形成してもよく、また、ダイキャスト成型により形成してもよい。
本発明にかかるリード端子付並列接続ダイオードの他の好ましい実施態様にあっては、前記ダイオードチップの側面に、絶縁性部材を付加してもよい。
本好ましい実施態様によれば、ダイオードチップの側面とN端子又はP端子間での塵埃などに起因する短絡が防止される。また、沿面距離が大きくなり、N端子とP端子間の絶縁性を高めることができる。
さらに、ダイオードチップを機械的衝撃から保護することができる。ダイオードチップとして、N型半導体とP型半導体の接合部側面にガラス材料を用いて薄膜を形成したダイオードチップを用いる場合に、当該薄膜の保護に特に有用である。
本好ましい実施態様は、電気容量の大きいリード端子付並列接続ダイオードとして、より好ましい実施態様となる。
電気絶縁性の部材とは、PPSやシリコンゴム等の成形部材でもよく、塗料(セラミック微粒子を含む塗料やシリコンを含む粘性材料等が好ましい)でもよい。
本発明の他の態様にかかる太陽電池モジュールは、m個の太陽電池セル(mは、2以上の正の整数)を導線により直列に接続したセルストリングと並列に接続されるバイパスダイオード、または、n個の前記セルストリング(nは、1以上の正の整数)と直列に接続される逆流防止ダイオードとして、本発明にかかるリード端子付並列接続ダイオードを使用し、前記太陽電池セルが封止される表面材と裏面材の間に、前記太陽電池セルとともに、前記リード端子付並列接続ダイオードを封止した。
本発明にかかる太陽電池モジュールは、ダイオードの発熱に起因する不具合が生じ難くなる。
当該太陽電池モジュールは、その出力取り出しに端子ボックスが不用となる。あるいは、外部接続ケーブル接続という用途のみを有する小さな端子ボックスとなる。このため、太陽電池モジュールの設置空間が節約できる。また、端子ボックスが不用となりうるので、一部日光透過型(太陽電池モジュールの平面の一定範囲が太陽電池セルであり、残余の平面は外光を透過するタイプ)の太陽電池モジュールとして、特に好適である。
リード端子付ダイオードは、通常、太陽電池セルと間隔を隔てた位置に配置され、セルストリングとジャンパー線で接続される。しかし、リード端子付ダイオードと太陽電池セルが接して配置され、ジャンパー線を用いずにリード端子付ダイオードと太陽電池セルが電気的に接続される形態であってもよい。
本発明の他の態様にかかる太陽電池モジュールの出力を取り出す太陽電池用端子ボックスは、前記太陽電池用端子ボックス内に、前記太陽電池モジュール内の、m個の太陽電池セル(mは、2以上の正の整数)を導線により直列に接続したセルストリングと並列に接続されるバイパスダイオード、または、n個の前記セルストリング(nは、1以上の正の整数)と直列に接続される逆流防止ダイオードとして、本発明にかかるリード端子付並列接続ダイオードを配設した。
太陽電池用端子ボックスは、バイパスダイオード及び/又は逆流防止ダイオードを接続し、通常筐体内をシリコン樹脂などで水密に封止される。当該ダイオードが熱先導性に乏しい部材で取り巻かれる点で、ダイオードが太陽電池モジュール内に封止される場合と同様である。従って、放熱性を考慮した本発明にかかるリード端子付ダイオードを使用した太陽電池用端子ボックスは、ダイオードの発熱に起因する不具合が生じ難くなる。
本発明にかかるリード端子付ダイオードは平板状であるため、太陽電池用端子ボックスの筐体の厚さを薄くすることが可能であり、樹脂封止物を節約可能で、また、筐体の材料を節約することができる。
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明の一連の態様は、太陽電池用途のリード端子付ダイオード、これを使用する太陽電池モジュール及び太陽電池用端子ボックスである。
本発明によれば、ダイオードの局部的温度上昇が抑制され、かつ、上下から挟まれる部材のねじれやゆがみに対する耐性が改善された、太陽電池モジュールのCSTバイパスダイオード及び/又は逆流防止ダイオード用のリード端子付ダイオードを得ることができる。
本発明によれば、ダイオードの発熱に起因する、ダイオードチップとリード端子の接触不良、ダイオードチップの動作不良、封止部材の変色などの不具合発生が抑制された、CSTバイパスダイオード及び/又は逆流防止ダイオードが一体封止された太陽電池モジュールを得ることができる。
本発明によれば、ダイオードの発熱に起因する、ダイオードチップとリード端子の接触不良、ダイオードチップの動作不良などの不具合発生が抑制された太陽電池用端子ボックスを得ることができる。
本発明の、他の一連の態様は、リード端子付並列接続ダイオード、これを使用する太陽電池モジュール及び太陽電池用端子ボックスである。
本発明によれば、ダイオードの局部的温度上昇が抑制され、実装作業が容易なリード端子付並列接続ダイオードを得ることができる。当該リード端子付並列接続ダイオードは、太陽電池用途のリード端子付ダイオードとして、有用であるとともに、他の用途のダイオードとしても有用である。
本発明によれば、ダイオードの発熱に起因する、ダイオードチップとリード端子の接触不良、ダイオードチップの動作不良、封止部材の変色などの不具合発生が抑制された、CSTバイパスダイオード及び/又は逆流防止ダイオードが一体封止された太陽電池モジュールを得ることができる。
本発明によれば、ダイオードの発熱に起因する、ダイオードチップとリード端子の接触不良、ダイオードチップの動作不良などの不具合発生が抑制された太陽電池用端子ボックスを得ることができる。
太陽電池アレイの回路説明図である。 リード端子付ダイオードの説明図である。 他の実施例にかかるリード端子付ダイオードの説明図である。 リード端子付並列接続ダイオードの説明図である。 他の実施例にかかるリード端子付並列接続ダイオードの説明図である。 その他の実施例にかかるリード端子付並列接続ダイオードの説明図である。 太陽電池モジュールの説明図である。 端子ボックスの説明図である。
符号の説明
1、4 リード端子付ダイオード
2、3、5 リード端子付並列接続ダイオード
6、7 CSTバイパスダイオード(セルストリング用バイパスダイオード)
8 逆流防止ダイオード
11 N端子
12 N基板部
13 N肉薄部
14 N接続線受容部
21 P端子
22 P基板部
23 P肉薄部
24 P接続線受容部
31 ダイオードチップ
61 太陽電池モジュール
66、67、68、69 ジャンパー線
75 端子ボックス
76、77、78 端子板
79 窓部
82 筐体
91 太陽電池アレイ
92a、92b、92c、92d セルストリング
93a、93b、93c、93d CSTバイパスダイオード
94p、94q 逆流防止ダイオード
111 N端子
112a、112b N基板部
113a、113b N肉薄部
114 N接続線受容部
115 N橋部
121 P端子
122a、122b P基板部
123a、123b P肉薄部
124 P接続線受容部
125 P橋部
131a、131b ダイオードチップ
312 N基板部
322 P基板部
323 P肉薄部
511 N端子
512a、512b N基板部
513a、513b N肉薄部
514 N接続線受容部
515 N橋部
521 P端子
522a、522b P基板部
523a、523b P肉薄部
524 P接続線受容部
525 P橋部
X 左右方向
Y 前後方向
本発明において、平板状のダイオードチップとは、厚さが0.10mm〜0.40mm程度のダイオードチップを意味する。
CSTバイパスダイオード又は逆流防止ダイオード用途のリード端子付ダイオードに用いるダイオードチップの電気規格値は、Iの下限値が、通常5A(アンペア)以上、好ましくは8A以上、より好ましくは10A以上である。Iの上限値は特に制限はないが、経済性などから通常50A以下である。
一般に太陽電池の発生電圧は低いので、上述のIを満たすダイオードチップであれば、VRMの値を満足する。このようなダイオードチップのVRMの値を例示すれば、下限値が600V(ボルト)以上であり、上限値が2000V以下である。
pn接合平板状ダイオードチップを厚さ0.10mm〜0.40mm程度で作成した場合には、上記の電気規格値を満たすダイオードチップ(単数)は、通常、一辺2.5mm以上、好ましくは一辺2.7mm以上8.0mm以下、より好ましくは一辺3.5mm以上8.0mm以下、さらに好ましくは一辺3.5mm以上6.0mm以下、特に好ましくは一辺4.0mm以上6.0mm以下である正方形またはこれらと面積の等しいその他の平面形状である。この範囲にあれば、大容量化した太陽電池モジュール用途として概ね使用することができる。
リード端子付並列接続ダイオード又は、接続箇所一箇所に複数のリード端子付ダイオードを使用する場合のリード端子付ダイオードに用いる複数のダイオードチップの電気規格値は、複数のダイオードチップを合わせて、上記の単一ダイオードチップの電気規格値を満たせばよい。ただし、並列に接続されたダイオードチップに電流が必ずしも均等に分割されない場合などを考慮して、計算上の値に、1.2倍から1.5倍程度の安全率を掛けた値にすることが好ましい。
pn接合平板状ダイオードチップを厚さ0.10mm〜0.40mm程度で作成した場合には、上記の電気規格値を満たすダイオードチップは、通常、一辺2.0mm以上、好ましくは一辺2.7mm以上6.0mm以下、より好ましくは一辺3.0mm以上6.0mm以下である正方形またはこれらと面積の等しいその他の平面形状である。
他の用途に使用するリード端子付並列接続ダイオードに用いるダイオードチップの電気規格値は、特に制限されない。すなわち、上述の電気規格値より小さくてもよく、大きくてもよい。したがって、pn接合平板状ダイオードチップを厚さ0.10mm〜0.40mm程度で作成した場合のダイオードチップの大きさも、上記の値よりも大きくてもよく、小さくてもよい。
本発明にかかるリード端子付ダイオードとリード端子付並列接続ダイオードのN基板とP基板は、導電性材料で作成する。導電性材料としては、銅、黄銅など用いることができ、好ましいものは銅である。
本発明にかかるリード端子付ダイオードにおいて、端子の形状である略方形とは肉薄部、基板部と接続線受容部の前後方向の幅が等しい長方形と、肉薄部と基板部が長方形であり、これに任意の形状・大きさの接続線受容部が付加された形状を含むものである。また、上記の肉薄部の前後方向の幅は、基板部の前後方向の幅と異なってもよい。
太陽電池モジュール内に封止するリード端子付ダイオードと、太陽電池モジュール内に封止するCSTバイパスダイオード又は逆流防止ダイオード用途に用いるリード端子付並列接続ダイオードにおいては、N基板部(及びP基板部)の厚さは、通常0.8mm以上、好ましくは0.9mm以上、さらに好ましくは1.0mm以上である。一方、厚さの上限値は、太陽電池モジュールの表面材と裏面材の間隔によって定まるものであるが、通常、2.0mm、好ましくは1.5mm、より好ましくは1.2mmである。これらの範囲にあると、リード端子の断面積が大きくなり、ダイオードチップで発生する熱が、リード端子内を良好に伝播し放熱が良好となり、また、太陽電池モジュール内に封止する作業にも、格別の支障が生じない。
太陽電池用端子ボックス内に配置するリード端子付ダイオードと、太陽電池用端子ボックス内に配置するリード端子付並列接続ダイオードにおいて、N基板部(及びP基板部)の厚さは、通常0.8mm以上、好ましくは0.9mm以上、さらに好ましくは1.0mm以上である。一方、厚さの上限値は、特に制限はないが、通常、5.0mm、好ましくは2.0である。これらの範囲にあると、リード端子の断面積が大きくなり、ダイオードチップで発生する熱が、リード端子内を良好に伝播し放熱が良好となる。
他の用途に使用するリード端子付並列接続ダイオードにおいては、N基板部の厚さに特に制限はないが、実用性の観点から0.5mm以上5mm以下が好ましい。
リード端子付ダイオードのN基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値は、通常200(mm)以上、好ましくは300(mm)以上、より好ましくは360(mm)以上である。この範囲であると、ダイオードチップで発生する熱の放熱が進行し、太陽電池モジュールに封止された状態でダイオードチップの温度が、許容範囲内に納まる。また、この範囲内であると、例えば、一方の基板部を幅5mmにしたときの、当該基板部の長さが20mm程度となり、接続線受容部にジャンパー線を半田づけするときの熱を逃がすことが可能となり、予め肉薄部に接続されたダイオードチップ接続のための半田が当該熱により悪影響を受けることもない。
当該平面面積の上限値は特に制限はないが、通常1200(mm)以下、好ましくは600(mm)以下である。
N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の比は、通常8:2〜2:8、好ましくは7:3〜3:7、さらに好ましくは6:4〜4:6の範囲に定めればよい。
リード端子付並列接続ダイオードを太陽電池モジュール内に封止する用途に用いる場合には、N基板部(及びP基板部)の厚さと、N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値は、上述のリード端子付ダイオードの同様な値と同じであり、好ましい範囲も同じである。この場合にN基板部の平面面積とP基板部の平面面積は、それぞれ一対であるN基板部とP基板部の面積を用いる。このとき、N基板部の面積として、N橋部(及びP橋部)の面積を、N基板部の数で除して、N基板部の面積に加算して算出する。P基板部の面積の算出についても同様である。また、一対のN基板部の平面面積とP基板部の平面面積の比は、上述のリード端子付ダイオードの同様な値と同じであり、好ましい範囲も同じである。
リード端子付並列接続ダイオードをその他の用途に用いる場合には、ダイオードチップの大きさや、使用環境などに応じて、N基板部(及びP基板部)の厚さとN基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値は適宜に定めればよく、また、N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の比も適宜に定めればよい。しかし、このようなリード端子付並列接続ダイオードを設計する場合には、上述のリード端子付並列接続ダイオードを太陽電池モジュール内に封止する用途とする場合の、それぞれの値を参考にすることができる。
太陽電池モジュールは、表面材と裏面材の間に太陽電池セルなどを挟んで、その空隙部には封止用樹脂が満たされた形で形成される。したがって、本発明にかかるリード端子付ダイオード、又は、太陽電池モジュールに封止するCSTバイパスダイオード又は逆流防止ダイオード用途に用いるリード端子付並列接続ダイオードは、表面材と裏面材の間に、挟み止められる。封止用樹脂としては、EVA(エチレンビニルアセテート)、PVB(ポリビニルブチル)、シリコン樹脂などが用いられる。
以下に実施例により、本発明にかかるリード端子付ダイオード、リード端子付並列接続ダイオード、太陽電池モジュール、太陽電池用端子ボックスをさらに説明する。この発明の実施例に記載されている部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図2は本発明にかかるリード端子付ダイオードの説明図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
リード端子付ダイオード1はN端子11、P端子21とダイオードチップ31から構成されている。N端子11は、長方形の銅板の両端部にエッチング加工により肉薄部を形成し、全面にニッケル鍍金(錫鍍金でもよい)したものである。N端子11は、N基板部12、N肉薄部13とN接続線受容部14からなる。N基板部12、N肉薄部13とN接続線受容部14の下面は面一となっている。
P端子21は、略長方形の銅板の両端部にエッチング加工により肉薄部を形成し、全面にニッケル鍍金(錫鍍金でもよい)したものである。P端子21は、P基板部22、P肉薄部23とP接続線受容部24からなる。P基板部22とP肉薄部23の上面は面一である。P基板部22とP接続線受容部24の下面は面一である。(a)に示されているようにP肉薄部23はP基板部24よりもその幅が狭く形成されている。
ダイオードチップ31は平面正方形の板状体であり、N型半導体32とP型半導体33が接合されている。ダイオードチップ31は、N型半導体32の下面がN肉薄部13と、P型半導体33の上面がP肉薄部23の下面とそれぞれ接続されることにより、N端子11、P端子21と接続されている。ダイオードチップと端子の接続は、公知の接続方法を使用することができ、ソルダーペーストと加熱炉を用いる半田づけ、半田ごてを用いる半田づけ、導電性接着剤によるもの等を挙げることができる。これらの中では、ソルダーペーストと加熱炉を用いる半田づけが好ましい。
N肉薄部13、ダイオードチップ31とP肉薄部23の重畳部分の厚さは、N基板部12の厚さと同一である。またP基板部22の厚さはN基板部12の厚さと同一である。N接続線受容部14とP接続線受容部24には、リボン形状などのジャンパー線が半田づけ等で接続される。N接続線受容部14とP接続線受容部24の厚さは、このようなジャンパー線が接続された状態で、ねじれやゆがみに起因する変形力を避ける観点から、N基板部の厚さと同一あるいはN基板部の厚さ未満となるように決定される。
リード端子付ダイオード1のダイオードチップ31の側面部分に、電気絶縁性の部材を付加してもよい。塵埃に起因する短絡を防止し、沿面距離を大きくしてN端子11とP端子21の絶縁性を高めることができ、またダイオードチップ31を機械的衝撃から保護することができる。電気絶縁性の部材とは、PPSやシリコンの成形部材でもよく、塗料(セラミック微粒子を含む塗料やシリコンシーリング材等が好ましい)でもよい。
ダイオードチップ31を接続したリード端子付ダイオード1は、必要に応じてN接続線受容部14の上面とP接続線受容部の上面を除いて、上面及び/又は下面に、例えば赤、青、黄または緑色の耐熱性塗料を塗布してもよい。
リード端子付ダイオード1の各部の大きさは以下の通りである。数字の単位はmm、( )内は図中の矢印の符号番号である。
N基板部12の厚さ(41):1
N肉薄部13、N接続線受容部14、P接続線受容部24の厚さ(42):0.25
P肉薄部23の厚さ:0.25
N基板部12の幅(49):6
N基板部12の長さ(43):29
N肉薄部13の長さ(44)、N接続線受容部の長さ(45):6.5
P基板部22の長さ(46):27
P肉薄部23の長さ(47):6.5
P接続線受容部の長さ(48):6.5
P肉薄部23の幅(50):3
N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値は、336(mm)であった。
図3は、他の実施例に係るリード端子付ダイオードの平面説明図である。リード端子付ダイオード4は、図2に示したリード端子付ダイオード1とP肉薄部323の幅並びにN基板部312の長さ及びP基板部322の長さなどが異なる。リード端子付ダイオード4の各部分において、リード端子付ダイオード1と同様な部品と部分には同一の番号を付した。以下、リード端子付ダイオード4を、リード端子付ダイオード1との相違点を中心に説明する。
リード端子付ダイオード4はN端子11、P端子21とダイオードチップ31から成る。N端子11はN基板部312、N肉薄部13とN接続線受容部14から成る。P端子21はP基板部322、P肉薄部323とP接続線受容部24から成る。
P肉薄部223の幅(図中矢印350で示す)は5mmである。リード端子付ダイオード4では、ダイオードチップ31がN肉薄部13とP肉薄部323にほぼ覆われるため、ダイオードチップ31が不測の機械的衝撃を受け破損する事態を防ぐことができる。図3に示すリード端子付ダイオード4はダイオードチップ13として5.5mm×5.5mmの大きさのものを使用したので、ダイオードチップ13の周辺部が一部P肉薄部323から露出しているが、例えば、ダイオードチップ13として4.6mm×4.6mmの大きさのものを使用すれば、ダイオードチップ13はN肉薄部13とP肉薄部323に完全に覆われ破損防止の効果が高まる。また、P肉薄部323の幅(矢印350で示す)を大きくすれば、ダイオードチップ31で発生する熱がP肉薄部323を通じて、よりよくP基板部322に伝達され、EVAなどの外部に放熱されるので、リード端子付ダイオード4の放熱性がより高まる。
N基板部312の長さ(矢印343の長さ)は34mm、P基板部322の長さ(矢印346の長さ)は34mmである。N基板部312とP基板部322の幅、厚さはリード端子付ダイオード1の相当する部分の幅、厚さと等しい。よって、N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値は、408(mm)であった。
図4は、リード端子付並列接続ダイオードの説明図であり、(a)は平面図、(b)はS−S´の断面図、(c)はT−T´の断面図である。
リード端子付並列接続ダイオード2は、N端子111、P端子121と2個のダイオードチップ131a、131bから構成されている。
図中Xは左右方向を示し、Yは前後方向を示している。
N端子111は、前後方向に伸びるN橋部115と、N橋部115から右方向へ伸びるN基板部112a、同様にN橋部115から右方向へ伸びるN基板部112bの各部分から構成されている。2つのN基板部112a、112bの先端部には各々肉薄部113a、113bが形成されている。N橋部115、2つのN基板部112a、112bと2つの肉薄部113a、113bの各々の下面は面一である。
P端子121は、前後方向に伸びるP橋部125と、P橋部125から左方向へ伸びるP基板部122a、同様にP橋部125から左方向へ伸びるP基板部122bの各部分から構成されている。2つのP基板部122a、122bの先端部には各々肉薄部123a、123bが形成されている。P橋部125、2つのP基板部122a、122bと2つの肉薄部123a、123bの上面は面一である。P橋部125、2つのP基板部122a、122bの下面は面一である。
2つのダイオードチップ131a、131bは、前述のダイオードチップ31と同様に、平面正方形の板状体であり、P型半導体とN型半導体が接合されたものである。
(b)を参照して、N基板部112bとP基板部122bの先端部分では、ダイオードチップ131bのN型半導体132bの下面がN肉薄部113bと、P型半導体133bの上面がP肉薄部123bの下面とそれぞれ接続されている。また、N基板部112aとP基板部122aの先端部分ではダイオードチップ131aが同様に接続されている。このようにして、N端子111とP端子121間に2つのダイオードチップ131aと131bが並列に接続されている。
N肉薄部113a、ダイオードチップ131aとP肉薄部123aの重畳部分の厚さは、N基板部112aの厚さと同一である。またP基板部122aの厚さはN基板部112aの厚さと同一である。同様にN肉薄部113b、ダイオードチップ131bとP肉薄部123bの重畳部分の厚さは、N基板部112bの厚さと同一である。またP基板部122bの厚さはN基板部112bの厚さと同一である。
さらに、N橋部115とP橋部125の厚さは、N基板部112a、112bの厚さと同一である。
N接続線受容部114は(C)に示すようにN橋部115の一部分の肉厚を薄くして形成されており、P接続線受容部124はP橋部125の一部分の肉厚を薄くして形成されている。
リード端子付並列接続ダイオード2の各部の大きさは以下の通りである。数字の単位はmm、( )内は図中の矢印の符号番号である。
N基板部112aの厚さと112bの厚さ:1
P基板部122aの厚さと122bの厚さ:1
N肉薄部113aと113bの厚さ、N接続線受容部114の厚さ(142)、P接続線受容部124の厚さ:0.25
P肉薄部123aの厚さと123bの厚さ:0.25
N基板部112a(149a)の幅と112b(149b)の幅:6
N橋部115を含むN基板部112bの長さ(143):17.4
N肉薄部113bの長さ(144):6
P橋部125を含むP基板部122bの長さ(146):30
P肉薄部123bの長さ(147):6
P肉薄部123bの幅:3
N基板部112aとN基板部112bの間隔(150):5.4
N橋部115の左右方向長さとP橋部125の左右方向長さ:6
単一のダイオードチップに関して、N基板部の平面面積(N橋部の平面面積の半分を含む)とP基板部(P橋部の平面面積の半分を含む)の平面面積の合計値は、281(mm)であった。ただし、当該平面面積はN接続線受容部114とP接続線受容部124の面積を除外している。
図5は、他の実施例にかかるリード端子付並列接続ダイオードの平面説明図である。リード端子付並列接続ダイオード5は、図4に示したリード端子付並列接続ダイオード2とP肉薄部523a、523bの幅並びにN基板部512aとN基板部512b間の間隔、N接続線受容部514の取り付け位置などが異なる。以下、リード端子付並列接続ダイオード5をリード端子付並列接続ダイオード2との相違点を中心に説明する。
N端子511は、前後方向に伸びるN橋部515と、N橋部515から右方向へ伸びるN基板部512a、同様にN橋部515から右方向へ伸びるN基板部512bの各部分から構成されている。2つのN基板部512a、512bの先端部には各々肉薄部513a、513bが形成されている。
P端子521は、前後方向に伸びるP橋部525と、P橋部525から左方向へ伸びるP基板部522a、同様にP橋部525から左方向へ伸びるP基板部522bの各部分から構成されている。2つのP基板部522a、522bの先端部には各々肉薄部523a、523bが形成されている。
2つのダイオードチップ531a、531bは、前述のダイオードチップ31と同様に、平面正方形の板状体であり、P型半導体とN型半導体が接合されたものである。
N接続線受容部514は、N橋部515の前部から左側に延設されている。P接続線受容部524は、P橋部525の前部から右側に延設されている。
以上説明したように、リード端子付並列接続ダイオードのN接続線受容部は、N橋部に肉薄部を形成して設けることができ、またN橋部またはN基板部にさらに肉薄部を付加して設けることができる。同じく、P接続線受容部は、P橋部に肉薄部を形成して設けることができ、またP橋部またはP基板部にさらに肉薄部を付加して設けることができる。
リード端子付並列接続ダイオード5の各部の大きさは以下の通りである。数字の単位はmm、( )内は図中の矢印の符号番号である。
N基板部512aの厚さと512bの厚さ:1
P基板部522aの厚さと522bの厚さ:1
N基板部512aの幅(549a)と512b(549b)の幅:6
P基板部522aの幅(549a)と522b(549b)の幅:6
N橋部515を含むN基板部512bの長さ(543):22
P橋部525を含むP基板部522bの長さ(546):45
N基板部512aとN基板部512bの間隔(550):2
N橋部515の左右方向長さとP橋部525の左右方向長さ:16
P肉薄部523aと523bの幅:4.8
単一のダイオードチップに関して、N基板部の平面面積(N橋部の平面面積の半分を含む)とP基板部(P橋部の平面面積の半分を含む)の平面面積の合計値は、434(mm)であった。
図6は、他の実施例にかかるリード端子付並列接続ダイオードの平面説明図である。
リード端子付並列接続ダイオード3は、N端子111eとP端子121eが各々3個の基板部を有し、3個のダイオードチップ131e、131f、131gが並列に接続されている。
リード端子付並列接続ダイオードにおいて、複数のダイオードチップは発熱源を分散させる観点から可能な限り相互の距離を離して配置することが好ましい。よって、リード端子付並列接続ダイオード3のように、N橋部とP橋部に交互に近づく配置(千鳥状配置)が好ましい。
リード端子付並列接続ダイオード3の接続線受容部の厚さ、肉薄部の厚さは、リード端子付ダイオード1で説明したものと同様である。
以上説明した、リード端子付ダイオード4、リード端子付並列接続ダイオード2、3、5のリード端子の材質、肉薄部の加工方法、肉薄部とダイオードチップの接続方法は、リード端子付ダイオード1で説明したものと同様である。
また、これらについても、リード端子付ダイオード1で説明したと同様に、ダイオードチップの側面に絶縁性の部材を付加することができる。さらに、これらについても、リード端子付ダイオード1で説明したと同様に色付けすることができる。
図7は太陽電池モジュールの説明図である。
太陽電池モジュール61は直列に接続された2連のセルストリングを含み、個々のセルストリングと並列に接続された2つのCSTバイパスダイオード6、7と2連のセルストリングと直列に接続された1つの逆流防止ダイオード8を含んでいる。
1連のセルストリングは2n個のセルからなり、セルa11からセルa1nまでがリボン導線63により順に接続され、つぎにジャンパー線64により接続され、続いてセルa21からセルa2nまでがリボン導線63により順に接続されている。同様に他の1連のセルストリングもまた2n個のセルからなり、リボン導線63とジャンパー線65によりb11からb2nのセルが接続されている。
セルストリングに並列に接続されているCSTバイパスダイオード6、7は上述のリード端子付並列接続ダイオード5(5.5mm×5.5mmのダイオードチップを2個使用したもの)である。また逆流防止ダイオード8は同じく上述のリード端子付並列接続ダイオード5(5.5mm×5.5mmのダイオードチップ2個を接続したもの)である。
ジャンパー線66、67、68、69は各々幅6mm、厚さ0.5mmのリボン状銅線である。モジュール接続端62、71には図示しないモジュール接続導線が連結されている。太陽電池モジュール61の上下面は2枚のガラス板であり、セルaxy、bxy、CSTバイパスダイオード6、7、逆流防止ダイオード8、ジャンパー線64〜69等が挟み込まれ、すき間にはEVA樹脂が封止されている。上下のガラス板の間隔は3mmである。さらに太陽電池モジュール61の四周は図示しないアルミニウム製の枠材に取り囲まれている。
CSTバイパスダイオード6、7と逆流防止ダイオード8は、例えば上述のリード端子付ダイオード1(単数)又はリード端子付ダイオード4(単数)と置換することができる。また、CSTバイパスダイオード6、7と逆流防止ダイオード8は、例えば上述のリード端子付ダイオード1を複数並列に接続したもの、又はリード端子付ダイオード4を複数並列に接続したものと置換することができる。
さらには、CSTバイパスダイオード6、7及び/又は逆流防止ダイオード8を太陽電池モジュール61とは別体の(独立した)端子ボックス内に配置してもよい。
図8は端子ボックスの説明図である。
端子ボックス75は、筐体82の中に端子板76、端子板77、端子板78があり、端子板76と端子板77の間にCSTバイパスダイオード6が接続され、端子板77と端子板78の間にCSTバイパスダイオード7が接続されている。CSTバイパスダイオード6、7は上述のリード端子付並列接続ダイオード5(4.8mm×4.8mmのダイオードチップを2個使用したもの)である。リード端子付並列接続ダイオードのN接続線受容部514とP接続線受容部524をそれぞれ端子板に係合させることにより、位置付け状態が固定されるので、半田づけ等の接続作業が容易となる。
CSTバイパスダイオード6、7は、例えば上述のリード端子付ダイオード1(単数)又はリード端子付ダイオード4(単数)と置換することができる。また、CSTバイパスダイオード6、7は、例えば上述のリード端子付ダイオード1を複数並列に接続したもの又はリード端子付ダイオード4を複数並列に接続したものと置換することができる。リード端子付並列接続ダイオードの場合と同様に、リード端子付ダイオードのN接続線受容部14とP接続線受容部24をそれぞれ端子板に係合させることにより、位置付け状態が固定されるので、半田づけ等の接続作業が容易となる。
端子ボックス75は、太陽電池モジュールの裏面に取り付けられる。窓部79は筐体82の底面に設けられた空間部である。リボン状導線66a、67a、68aは太陽電池モジュールの裏面又は側面から引き出され、窓部79を通って端子ボックス75内に入れられ、各々の端子板76、77、78に半田づけにより接続される。
端子ボックス75が接続される太陽電池モジュールには、図7を用いて説明したと同様に2連のセルストリングが在る。リボン状銅線66aは第1のセルストリングの始点と接続されている。リボン状銅線67aは第1のセルストリングの終点及び第2のセルストリングの始点と接続されている。リボン状銅線68aは第2のセルストリングの終点と接続されている。
端子板76には外部接続ケーブル80が接続され、端子板78には外部接続ケーブル81が接続されている。外部接続ケーブル80と81により太陽電池モジュールの出力が取り出される。
端子ボックス75は、リボン状銅線66a、67a、68aの接続終了後、内部にシリコン樹脂等を封入し、図示しない蓋をして太陽電池モジュールに固定される。
本発明に係るリード端子付ダイオード及び/又はリード端子付並列接続ダイオードを使用することによりダイオードチップの放熱を図ると共に筐体82の高さを小さくすることができ、シリコン樹脂量、筐体材料の節約に寄与する。
(実験例A)
リード端子付ダイオードを2枚のガラス板間(ガラス板の厚み5mm、ガラス板の間隔3mm)に配置し、すき間にはEVA樹脂を封止し、通電を行いダイオードの温度を測定した。温度測定は、封止したガラス板の一方に小穴を空けEVA樹脂を取り除き、N肉薄部の裏側(ダイオードチップが接続されている面の裏面)に熱電対をエポキシ樹脂にて固着して行った。
当該ガラス板全体を80℃の恒温槽内に入れ、恒温に達した後に、一定値の負荷電流を1時間通電し、通電終了時の温度を測定した。また、次の負荷電流値を与えるまでに、30分間の間隔をおいて一連の試験を行った。
実験例Aに使用したリード端子付ダイオードは、図2に基づき説明したリード端子付ダイオード1であって、
実験例1は、5.5mm×5.5mmのダイオードチップを接続したもの
実験例2は、2.7mm×2.7mmのダイオードチップを接続したもの2本を準備し、当該2本を幅3.5mm、厚さ0.2mmのリボン状電線を使用して並列に接続したものである。
実験例Aは、各実験例について単数の実験と測定を行った。
ダイオードチップは、それぞれ厚さ0.23mmのものを使用した(以下の実験例B、比較例Cに使用したダイオードチップの厚さも同じである)
測定結果を表1に示す。実験例2についてはダイオードのそれぞれの測定値を実験例2−1、実験例2−2として別に表示した。表中、温度は℃で示した。
Figure 0004004534
測定後に各ダイオードのVfとIrをパルス2msecで測定し、ダイオードの破損の無いことを確認した。
実験に使用したダイオードチップの定格Tjは175℃であり、実験例1、実験例2ともに、10A負荷しても定格Tj以下であった。
リード端子付ダイオードを2個並列に接続した実験例2では、より温度上昇が抑制された。
(実験例B)
リード端子付ダイオードとリード端子付並列接続ダイオードを、2枚のガラス板間に配置して、通電による温度の変化を測定した。
ガラス板、封止状態、温度測定の方法は、実験例Aと同じである。熱電対は、実験例Aで使用したエポキシ樹脂に替えて、アルミニウム製の粘着テープを使用して固着した。比較実験例Cの熱電対の固着方法も、アルミニウム製の粘着テープを使用した固着である。
恒温槽の温度は75℃に設定した。負荷電流値は、5Aから1A刻みで10Aまでとした。一定値の負荷電流を1時間通電し、通電終了時の温度を測定した。一定値の負荷電流値による測定を行ったのち、直ちに、次の負荷電流値を与えて測定した。
実験例Bに使用したリード端子付ダイオードは、図3に基づき説明したリード端子付ダイオード4であって、
実験例3は、3.5mm×3.5mmのダイオードチップを接続したもの
実験例4は、4.6mm×4.6mmのダイオードチップを接続したもの
実験例5は、5.5mm×5.5mmのダイオードチップを接続したもの
さらに、実験例Bに使用したリード端子付並列接続ダイオードは、図5に基づき説明したリード端子付並列接続ダイオード5であって、
実験例6は、4.6mm×4.6mmのダイオードチップを各々接続したもの
実験例7は、5.5mm×5.5mmのダイオードチップを接続したもの
である。
実験例Bは、各実験例について5個の供試品を作成し、これらについて実験と測定を行った。
測定結果を表2に示す。実験例3、4、5については、5個の測定値の平均値を示した。また、実験例6、7については、並列接続した2個のダイオードの実測値を平均して測定値とし、当該5個の測定値の平均値を示した。ただし、7Aと9A負荷後の測定値は省略した。表中、温度は℃で示した。
Figure 0004004534
測定後に各ダイオードのVfとIrをパルス2msecで測定し、ダイオードの破損の無いことを確認した。
実験に使用したダイオードチップの定格Tjは175℃であり、実験例3〜7は、10A負荷しても定格Tj以下であった。
実験例6、7のリード端子付並列接続ダイオードは、より温度上昇が抑制された。
(比較実験例C)
リード端子付ダイオードを、2枚のガラス板間に配置して、通電による温度の変化を測定した。
比較実験例Cは、1枚のガラス板に厚さ0.65mmのEVA樹脂板を載せ、その上にリード端子付ダイオードを配置し、さらに同じ厚さのEVA樹脂板を載せ、もう1枚のガラス板を圧着して、リード端子付ダイオードを封止した。
温度測定の方法は、実験例1と同じである。
恒温槽の温度は75℃とした。負荷電流値は、5Aから1A刻みで10Aまでとした。一定値の負荷電流を1時間通電し、通電終了時の温度を測定した。一定値の負荷電流値による測定を行ったのち、直ちに、次の負荷電流値を与えて測定した。
比較実験例Cに使用したリード端子付ダイオードは、以下の大きさである。
N基板部の厚さ0.5mm、幅5mm、長さ39mm、P基板部の厚さ0.5mm、幅5mm、長さ39mm(従って、N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値は、390(mm)であった)。その他の寸法は、リード端子付ダイオード4と同様である。
比較実験例Cは、各比較実験例について3個の供試品を作成し、これらについて実験と測定を行った。
実験結果を表3に示す。測定値は3個の供試品の温度測定値を別々に表示した。ただし、7Aと9A負荷後の測定値は省略した。表中、温度は℃で示した。
Figure 0004004534
比較実験例1−1は、8A負荷中に160℃を示した後に温度が急激に下落した。比較実験例1−2は、10A負荷中に188℃を示した後に温度が急激に下落した。比較実験例1−3は、9A負荷中に180℃を示した後に温度が下落と上昇を繰り返した。
比較実験例1−1、1−2、1−3ともに、温度下落時点で、ダイオードの機能に障害が生じたことが推定される。
本発明のリード端子付ダイオードは、太陽電池モジュールのCSTバイパスダイオード、または、逆流防止ダイオードとして使用される。
本発明のリード端子付並列接続ダイオードは、例えば、太陽電池モジュールのCSTバイパスダイオード、または、逆流防止ダイオードとして好適に使用され、さらには汎用のダイオードとして使用することができる。
本発明の太陽電池モジュールは太陽電池アレイの構成部分として使用される。
本発明の端子ボックスは、太陽電池モジュールの出力取り出しに使用される。

Claims (13)

  1. m個の太陽電池セル(mは、2以上の正の整数)を導線により直列に接続したセルストリングと並列に接続されるバイパスダイオード、または、n個の前記セルストリング(nは、1以上の正の整数)と直列に接続される逆流防止ダイオードとして使用されるリード端子付ダイオードであって、
    0.8mm以上2.0mm以下の一定厚さで、方形形状の導電性板状体の両端部に肉薄部分を設けたものであって、前記一定厚さ部分がN基板部であり、一方の前記肉薄部分がN肉薄部であり、他方の前記肉薄部分がN接続線受容部であり、N基板部の下面、N肉薄部の下面とN接続線受容部の下面が同一平面を形成するN端子、
    N基板部と同一の厚さで方形形状の導電性板状体の両端部に肉薄部分を設けたものであって、前記一定厚さ部分がP基板部であり、一方の前記肉薄部分がP肉薄部であり、他方の前記肉薄部分がP接続線受容部であり、P基板部の上面とP肉薄部の上面が同一平面を形成し、P基板部の下面とP接続線受容部の下面が同一平面を形成するP端子、
    平板状のP型半導体に平板状のN型半導体を接合したpn接合構造の平板状のダイオードチップからなり、
    N端子のN肉薄部の上面に、前記ダイオードチップのN型半導体の電極面を接続し、P肉薄部の下面に、前記ダイオードチップのP型半導体の電極面を接続し、前記ダイオードチップを接続した状態で、N肉薄部、ダイオードチップとP肉薄部の重畳部分の厚さがN基板部の厚さと略等しく、
    前記N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値が、200(mm)以上1200(mm) 以下であるリード端子付ダイオード。
  2. 請求項1に記載したリード端子付ダイオードにおいて、
    前記N端子及び/又は前記P端子の前記肉薄部が、エッチングにより形成されたものであるリード端子付ダイオード。
  3. 請求項1に記載したリード端子付ダイオードにおいて、
    前記ダイオードチップの側面に、絶縁性部材を付加したリード端子付ダイオード。
  4. 太陽電池モジュールにおいて、
    太陽電池セルが封止される表面材と裏面材の間に、前記太陽電池セルとともに、請求項1に記載したリード端子付ダイオードを封止した太陽電池セルモジュール。
  5. 太陽電池モジュールの出力を取り出す太陽電池用端子ボックスにおいて、
    前記太陽電池用端子ボックス内に、
    前記バイパスダイオード及び/又は前記逆流防止ダイオードとして、請求項1に記載したリード端子付ダイオードを配設した太陽電池用端子ボックス。
  6. 請求項4に記載した太陽電池モジュールにおいて、
    単一の前記バイパスダイオード及び/又は単一の前記逆流防止ダイオード接続箇所に、請求項1に記載したリード端子付ダイオードを2以上並列に接続した太陽電池モジュール。
  7. 請求項5に記載した太陽電池用端子ボックスにおいて、
    単一の前記バイパスダイオード及び/又は単一の前記逆流防止ダイオード接続箇所に、請求項1に記載したリード端子付ダイオードを2以上並列に接続した太陽電池用端子ボックス。
  8. m個の太陽電池セル(mは、2以上の正の整数)を導線により直列に接続したセルストリングと並列に接続されるバイパスダイオード、または、n個の前記セルストリング(nは、1以上の正の整数)と直列に接続される逆流防止ダイオードとして使用されるリード端子付並列接続ダイオードであって、
    0.8mm以上2.0mm以下の一定厚さで平板状の導電性N端子であって、前後方向に伸びるN橋部とN橋部から左右方向に伸びその各々の先端部分にN肉薄部を有する複数のN基板部を有し、N基板部の下面とN肉薄部の下面が同一平面を形成するN端子、
    N基板部と同一の厚さで平板状の導電性P端子であって、前後方向に伸びるP橋部とP橋部から左右方向に伸びその各々の先端部分にP肉薄部を有する、N基板部の数と同数のP基板部を有し、P基板部の上面とP肉薄部の上面が同一平面を形成するP端子、
    N基板部の数と同数の、平板状のP型半導体に平板状のN型半導体を接合したpn接合構造の平板状のダイオードチップからなり、
    各々対向するN肉薄部とP肉薄部について、N肉薄部の上面に、1の前記ダイオードチップのN型半導体の電極面を接続し、P肉薄部の下面に、前記1のダイオードチップのP型半導体の電極面を接続したダイオードであって、
    前記ダイオードチップを接続した状態で、N肉薄部、ダイオードチップとP肉薄部の重畳部分の厚さがN基板部の厚さと略等しく、
    一対となる前記N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値が、200(mm) 以上1200(mm) 以下であり、
    N橋部乃至N基板部に肉薄部を形成してN接続線受容部とし、N基板部の下面とN接続線受容部の下面が同一平面を形成し、P橋部乃至P基板部に肉薄部を形成してP接続線受容部とし、P基板部の下面とP接続線受容部の下面が同一平面を形成するリード端子付並列接続ダイオード。
  9. m個の太陽電池セル(mは、2以上の正の整数)を導線により直列に接続したセルストリングと並列に接続されるバイパスダイオード、または、n個の前記セルストリング(nは、1以上の正の整数)と直列に接続される逆流防止ダイオードとして使用されるリード端子付並列接続ダイオードであって、
    0.8mm以上2.0mm以下の一定厚さで平板状の導電性N端子であって、前後方向に伸びるN橋部とN橋部から左右方向に伸びその各々の先端部分にN肉薄部を有する複数のN基板部を有し、N基板部の下面とN肉薄部の下面が同一平面を形成するN端子、
    N基板部と同一の厚さで平板状の導電性P端子であって、前後方向に伸びるP橋部とP橋部から左右方向に伸びその各々の先端部分にP肉薄部を有する、N基板部の数と同数のP基板部を有し、P基板部の上面とP肉薄部の上面が同一平面を形成するP端子、
    N基板部の数と同数の、平板状のP型半導体に平板状のN型半導体を接合したpn接合構造の平板状のダイオードチップからなり、
    各々対向するN肉薄部とP肉薄部について、N肉薄部の上面に、1の前記ダイオードチップのN型半導体の電極面を接続し、P肉薄部の下面に、前記1のダイオードチップのP型半導体の電極面を接続したダイオードであって、
    前記ダイオードチップを接続した状態で、N肉薄部、ダイオードチップとP肉薄部の重畳部分の厚さがN基板部の厚さと略等しく、
    一対となる前記N基板部の平面面積とP基板部の平面面積の合計値が、200(mm) 以上1200(mm) 以下であり、
    N橋部乃至N基板部から延長される肉薄部を形成してN接続線受容部とし、N基板部の下面とN接続線受容部の下面が同一平面を形成し、P橋部乃至P基板部から延長される肉薄部を形成してP接続線受容部とし、P基板部の下面とP接続線受容部の下面が同一平面を形成するリード端子付並列接続ダイオード。
  10. 請求項9に記載したリード端子付並列接続ダイオードにおいて、
    N端子及び/又はP端子の前記肉薄部が、エッチングにより形成されたものであるリード端子付並列接続ダイオード。
  11. 請求項9に記載したリード端子付ダイオードにおいて、
    前記ダイオードチップの側面に、絶縁性部材を付加したリード端子付並列接続ダイオード。
  12. 太陽電池モジュールにおいて、
    太陽電池セルが封止される表面材と裏面材の間に、前記太陽電池セルとともに、請求項9に記載したリード端子付並列接続ダイオードを封止した太陽電池モジュール。
  13. 太陽電池モジュールの出力を取り出す太陽電池用端子ボックスにおいて、
    前記太陽電池用端子ボックス内に、
    前記バイパスダイオード及び/又は前記逆流防止ダイオードとして、請求項9に記載したリード端子付並列接続ダイオードを配設した太陽電池用端子ボックス。
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