JP2003347573A - 太陽電池用バイパスダイオード - Google Patents

太陽電池用バイパスダイオード

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JP2003347573A
JP2003347573A JP2002153382A JP2002153382A JP2003347573A JP 2003347573 A JP2003347573 A JP 2003347573A JP 2002153382 A JP2002153382 A JP 2002153382A JP 2002153382 A JP2002153382 A JP 2002153382A JP 2003347573 A JP2003347573 A JP 2003347573A
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bypass diode
semiconductor element
wiring pattern
solar cell
bypass
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JP2002153382A
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Inventor
Daisuke Katayama
大輔 片山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパスダイオードの製造工程を煩雑にする
ことなく、バイパスダイオードに発生した熱を素早く吸
収し、吸収した熱を効率良く放熱でき、さらに、バイパ
スダイオードを複数個用いた場合でも、高集積化を図
り、設置面積が大きくなることの無い、信頼性が高く安
価な太陽電池用バイパスダイオードの提供。 【解決手段】 金属板材の一方面に絶縁層が形成され、
絶縁層に配線パターンが形成されてなる金属プリント配
線基板において、配線パターンに形成された半導体素子
搭載部に導電性接着材を介して半導体素子が載置され、
配線パターンに形成されたパッド部と半導体素子とが導
電性接続材を介して接続されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池用バイパ
スダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石油など化石燃料を使用すること
で、エネルギーを利用してきた。しかし、化石燃料は限
られた資源でもあり、また、温室効果ガスであるCO2
を大量に発生することから、地球環境に大きな影響を与
えることが懸念されている。
【0003】近年、地球温暖化対策を含め、CO2を排
出しないクリーンエネルギーに対する要求が高くなって
きている。最近では、商業用ビルや家庭用住宅などの屋
根の上や壁面に、太陽電池を複数配列した太陽光発電シ
ステムが普及しつつあり、クリーンエネルギーの供給手
段として、太陽電池が注目されている。
【0004】一般的な太陽光発電システムは、複数の太
陽電池セルから太陽電池モジュールが構成され、所定個
数の太陽電池モジュールをその裏面側出力部を介して互
いに直列接続し、かつ、直列接続の始端および末端に位
置する各太陽電池モジュールをそれぞれ屋内に延びる引
き込みケーブルに接続してなる直列一系統が多数連設さ
れたものであり、屋内のインバーターを通じて商用電力
系統と連係し、屋内の電気配線に供給される。太陽電池
モジュールにおいては、一部の太陽電池セルに影がかか
り、太陽光が当たらずに未発電状態になると、この未発
電状態の太陽電池セルに発電状態の太陽電池セルから逆
方向電流が流れ、セルを破壊する恐れがある。この逆方
向電流を防ぐために、通常、バイパスダイオードと呼ば
れるダイオードが接続されている。太陽電池用バイパス
ダイオードとして特開平9−82865号公報に開示さ
れている。図3(a)は上面図であり、図3(b)は図
3(a)のY−Y′線に沿った断面図である。半導体素
子101がはんだペースト102により、リード端子で
ある銅板103a、103bに接続され、充填材104
を充填している。これは、従来の一般汎用品である樹脂
モールドパッケージタイプダイオード(図示せず。)を
用いた場合、ダイオード部分の厚みが大きくなり、太陽
電池モジュールの平面性が悪くなることを防いだもので
ある。しかしながら、近年、モジュール効率を向上させ
ることを目的として、太陽電池セルの発電効率が向上し
てきている。発電効率が向上した太陽電池セルの場合、
バイパスダイオードに流れる逆方向電流も大きくなり、
バイパスダイオードが動作した際の発熱量も増加し、半
導体素子101付近では200℃以上に温度が上昇す
る。そのため、バイパスダイオード近傍の封止樹脂が熱
分解を起こしたり、半導体素子101の性能低下を招
き、破壊に至るという問題を有していた。一方、バイパ
スダイオードが動作した際の発熱を抑制する方法とし
て、特開2001−298134号公報に開示されてい
るバイパスダイオードが提案されている。図4(a)は
上面図であり、図4(b)は図4(a)のZ−Z′線に
沿った断面図である。半導体素子101がはんだペース
ト102により、リード端子である銅板103a、10
3bに接続され、銅板103a、103bには、はんだ
ペースト102により、Cu、Alなどからなる放熱フ
ィン105a、105bが接着されている。これによ
り、バイパスダイオードが動作した際の発熱を概ね10
0℃以下に抑制するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
バイパスダイオードの銅板103a、103bに放熱フ
ィン105a、105bを取り付けるという工程が必要
となり、製造工程が煩雑になる。また、バイパスダイオ
ードを複数個用いる場合、個々のバイパスダイオードの
銅板103a、103bに放熱フィン105a、105
bを形成する必要があり、設置面積が大きくなるという
問題は依然有していた。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、バイパスダイオードの製造工程を煩雑にすることな
く、バイパスダイオードに発生した熱を素早く吸収し、
吸収した熱を効率良く放熱でき、さらに、バイパスダイ
オードを複数個用いた場合でも、高集積化を図り、設置
面積が大きくなることを防ぐことができる信頼性が高い
太陽電池用バイパスダイオードを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の太陽電池用バイパスダイオードは、金属板材
の一方面に絶縁層が形成され、絶縁層に配線パターンが
形成されてなる金属プリント配線基板において、配線パ
ターンに形成された半導体素子搭載部に導電性接着材を
介して半導体素子が載置され、配線パターンに形成され
たパッド部と半導体素子とを導電性接続材を介して接続
されたものであり、さらに、導電性接続材が導電性薄板
で形成され、金属プリント配線基板に外部接続用端子が
形成されたものである。これにより、バイパスダイオー
ドの製造工程を煩雑にすることなく、バイパスダイオー
ドに発生した熱を素早く吸収し、吸収した熱を効率良く
放熱でき、さらに、バイパスダイオードを複数個用いた
場合でも、高集積化を図り、設置面積が大きくなること
を防ぐものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明に
係る太陽電池用バイパスダイオードの実施例1を示した
上面図、図1(b)は図1(a)におけるXa−Xa′
線に沿った断面図である。図1(a)、図1(b)にお
いて、1は半導体素子、2は導電性接続材として例えば
導電性薄板、3は金属板材、4は金属板材3に形成され
た絶縁層、5は絶縁層4に形成された配線パターン、6
は金属板材3と絶縁層4と配線パターン5とからなる金
属プリント配線基板、7は配線パターンに形成された半
導体素子搭載部、8は配線パターン5に形成されたパッ
ド部、9は半導体素子1および半導体素子搭載部7なら
びにパッド部8を接着する導電性接着材である。
【0009】詳細の構成を下記に説明する。導電性薄板
2はCuやCu合金などからなり、厚さ100μmから
200μmである。金属プリント配線基板6はAlやC
uなどの金属板材3からなり、厚さ0.5mmから3m
mであり、金属板材3の一方面にエポキシ系樹脂および
ポリイミド系樹脂などからなる絶縁層4が80μmから
250μm形成されている。Cuなどからなる配線パタ
ーン5が絶縁層4上に厚さ30μmから300μmで形成
され、配線パターン5には半導体素子を載置する半導体
素子載置部7およびパッド部が形成されている。半導体
素子1は導電性薄板2と金属プリント配線基板の配線パ
ターン5にAgペーストおよびはんだペーストならびに
はんだリボンなどからなる導電性接着材9を用い接続さ
れている。これにより、半導体素子1が動作時に発する
熱を素早く吸収し放熱するものである。
【0010】次に、本発明の一実施形態の実施例2につ
いて図面を参照しながら説明する。図2(a)は本発明
に係る太陽電池用バイパスダイオードを示した上面図、
図2(b)は図2(a)におけるXb−Xb′線に沿っ
た断面図である。
【0011】金属プリント配線基板6に半導体素子1が
複数個載置されるよう、配線パターン5に半導体素子搭
載部7およびパッド部が形成されている。これにより、
複数の半導体素子1を1つの金属プリント配線基板6に
載置することができ、バイパスダイオードの高集積化が
可能となり、バイパスダイオードモジュールおよび太陽
電池モジュール用端子ボックス(図示せず。)の小型化
に寄与することができるものである。また、金属プリン
ト配線基板6に外部接続用端子10を形成するとき、半
導体素子1と同時に外部接続用端子10を実装する。こ
れにより、バイパスダイオードの使用者が外部接続用端
子10を接続する工程が不要となる。また新たに外部接
続用端子を形成する必要がないため導電性接着材9を高
融点にする制約が無くなり導電性接着材9を選定する自
由度が高まるものである。
【0012】なお、実施形態では、導電性接続材として
導電性薄板を用いて説明したが、導電性ワイヤなどを用
いることも可能である。
【0013】以上、本発明による太陽電池用バイパスダ
イオードの一実施形態について説明したが、本発明の思
想に逸脱しない限り適宜変更可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
イパスダイオードの製造工程を煩雑にすることなく、バ
イパスダイオードに発生した熱を素早く吸収し、吸収し
た熱を効率良く放熱し、さらに、バイパスダイオードを
複数個用いた場合でも、高集積化を図り、設置面積を小
さくする太陽電池用バイパスダイオードを安価に提供す
ることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による実施例1の太陽電池用
バイパスダイオードを示すもので、 (a)は上面図 (b)は(a)のXa−Xa’線に沿った断面図
【図2】本発明の実施形態による実施例2の太陽電池用
バイパスダイオードを示すもので、 (a)は上面図 (b)は図1(a)のXb−Xb’線に沿った断面図
【図3】従来例1の太陽電池用バイパスダイオードを示
すもので、 (a)は上面図 (b)は(a)のY−Y’線に沿った断面図
【図4】従来例2の太陽電池用バイパスダイオードを示
すもので、 (a)は上面図 (b)は(a)のZ−Z’線に沿った断面図
【符号の説明】
1 半導体素子 2 導電性薄板 3 金属板材 4 絶縁層 5 配線パターン 6 金属プリント配線基板 7 半導体素子搭載部 8 パッド部 9 導電性接着材 10 外部接続用端子 101 半導体素子 102 はんだペースト 103a 銅板 103b 銅板 104 充填材 105a 放熱フィン 105b 放熱フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板材の一方面に絶縁層が形成され、
    前記絶縁層に配線パターンが形成されてなる金属プリン
    ト配線基板において、前記配線パターンに形成された半
    導体素子搭載部に導電性接着材を介して半導体素子が載
    置され、前記配線パターンに形成されたパッド部と半導
    体素子とを導電性接続材を介して接続されたことを特徴
    とする太陽電池用バイパスダイオード。
  2. 【請求項2】 前記導電性接続材が導電性薄板で形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の太陽電池用バイパ
    スダイオード。
  3. 【請求項3】 前記金属プリント配線基板に外部接続用
    端子が形成されたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の太陽電池用バイパスダイオード。
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