JP4004101B2 - 照明器具の昇降装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、傾斜した天井に取付けられる照明器具に保守点検或いは修理を行う場合に、照明器具が取付けられた昇降体を昇降移動させる照明器具の昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅の吹抜け部分、デパート或いは駅の構内などでは、傾斜した天井面に照明器具を傾斜した状態で取付ける必要がある。このように傾斜した天井に取付けられた照明器具の保守点検や修理を行う場合、照明器具が取付けられた昇降体を下降させると、照明器具が傾斜状態から、最終的に水平状態に姿勢を変えて下降するので、その過程で昇降体が揺れて天井面に突き当たり、照明器具が損傷したり、保守点検や部品の交換ができなくなることがある。
【0003】
【発明が解決しようする課題】
この問題を解決するために、本出願人は実公平7−22808号公報において、照明器具を取付けるカバーが、昇降体に回転支軸を介して取付けられ、該回転支軸にはカバーの揺動に対して摩擦抵抗が付与された照明器具の昇降装置を提案した。
この開示に係る照明器具の昇降装置によると、図4に示すように、昇降装置本体1は、傾斜した天井の上板2aに取付ボルト3で水平に取付けられ、内部にはモータや巻取ドラム(図示せず)が設けられており、この昇降装置本体1には、巻取ドラムのワイヤの送出し或いは巻取りにより、昇降自在な昇降体5が組付けられている。この昇降体5には、ワイヤが巻回されるローラ6a、6bが設けられ、また取付金具7によって小径フランジ8が取付けられ、小径フランジ8に照明器具10が取付けられている。また取付金具7の先端には、角度設定具7aが設けられ、この角度調整具7aを介して取付角度を調整設定して小径フランジ8が取付けられている。
【0004】
そしてこの開示に係る照明器具の昇降装置では、傾斜した天井の下板2bに形成された開口11に固定された広径フランジ12の開口12aを、小径フランジ8で覆うようにして照明器具10が取付けられる。
一方保守点検或いは修理のために、小径フランジ8に固定された照明器具10を下降させる場合には、図5に示すように昇降装置本体1の巻取ドラムからワイヤ13が送出され、昇降体5は、ローラ6a、6bにワイヤ13を巻回させた状態で水平に所定の下降位置まで降下する。この場合角度調整具7aによって、小径フランジ8は、天井の下板2bに取付けた広径フランジ12に密着する角度に固定されているので、照明器具10が固定された小径フランジ8が降下中に振れることがなく、照明器具が損傷したり、保守点検や部品の交換ができなくなることはなくなる。また保守点検或いは修理を済ませた照明器具10は、元の取付角度に傾斜したままで傾斜した天井の下板2bの取付位置まで上昇され、下板2bに取付けられる。
【0005】
一般的な照明器具の昇降装置では、傾斜した天井に平行に傾斜した状態で照明器具10に対する保守点検や修理を行う必要があり、照明器具10は水平状態に保持された状態の方が保守や修理がし易いことが多い。そして上記の開示に係る照明器具の昇降装置でも、保守点検時や修理時に角度調整具7aを調整して小径フランジ8を水平にセットすると、保守や修理は能率よく行われるが、傾斜天井への取付時に再度角度調整を行うことが必要になり、取付作業が煩雑になる。
【0006】
本発明は、前述したようなこの種の照明器具の昇降動作の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、照明器具に対する保守や修理がやり易く、かつ傾斜天井への取付けを簡単に行うことが可能な照明器具の昇降装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、傾斜した天井内に昇降装置本体が固定配設され、前記昇降装置本体にワイヤ巻取ドラムが設けられ、修理保守時には該ワイヤ巻取ドラムのワイヤの送出および巻取りにより、前記ワイヤを巻回するローラを備えた昇降体が前記天井に設けた開口を通過して昇降し、一方取付け時には前記昇降体に固定された小径フランジに取付けられた照明器具は、前記小径フランジが前記開口に取付けられた大径フランジにその中央開口を覆って密着することにより、前記天井に取付けられる照明器具の昇降装置において、前記昇降体の昇降時に前記ローラおよび前記ワイヤを案内し、先端側が鉛直方向に外側に屈折したガイド板が、前記昇降装置本体と前記昇降体間に設けられ、さらに前記昇降体の下降時に前記広径フランジの端部に設けられた段部に前記小径フランジの端部が係止されて、前記昇降体の姿勢変更の回動支点として機能するごとく構成した照明器具の昇降装置を特徴とするものである。
【0008】
本発明では、保守点検或いは修理時には、ワイヤ巻取ドラムのワイヤの送出および巻取りによってワイヤを巻回するローラを備えた昇降体が下降或いは上昇して、昇降体に固定された小径フランジに取付けられた照明器具が、天井に設けた開口を通過して昇降移動し、この昇降移動時に昇降装置本体と昇降体間に設けられ、先端側が鉛直方向に外側に屈折したガイド板によって昇降体に設けられたローラ或いはローラに巻回されるワイヤが案内されて昇降体が昇降し、照明器具に対して天井への傾斜取付け位置と、保守や修理時の水平吊下げ位置との間で高位置決め精度での位置変換が安定に行われ、さらに、昇降体の下降過程においては当該昇降体が傾斜状態から次第に水平方向に姿勢変更されながら下降し水平状態を維持されるので、照明器具の保守点検や修理を安全かつ能率的に行うことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を、図1乃至図3を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例による昇降装置の天井への取付け状態を示す説明図、図2は図1の示す実施例による昇降装置の下降開始状態を示す説明図、図3は図1の実施例による昇降装置の下降途中における水平状態を示す説明図である。
【0010】
本発明では、図1に示すように、昇降装置本体1は、傾斜した天井の上板2aに取付ボルト3Aで上板2aと同一の傾斜角で取付けられ、内部にはモータや巻取ドラム(図示せず)が設けられており、この昇降装置本体1には、巻取ドラムのワイヤの送出し或いは巻取りにより昇降自在な昇降体5が組付けられている。この昇降体5にはワイヤが巻回されるローラ6a、6bが設けられ、また小径フランジ8が密着して取付けられ、小径フランジ8に照明器具10が取付けられている。
さらに、本発明では、昇降装置本体1の昇降体5との対向面に、昇降装置本体1の巻取ドラムから導出されるワイヤおよび昇降体5のローラ6aが案内されるガイド板15が取付けられており、このガイド板15は、ローラ6aの幅よりも充分に広い幅を持ち、昇降装置本体1の昇降体5との対向面に直角に突出し、かつ先端側が鉛直方向に屈折延長している。
【0011】
そして、本発明では、図1に示すように、天井の下板2bに形成された開口11の位置に固定された広径フランジ12に小径フランジ8が密着するようにして、照明器具10が取付けられており、小径フランジ8のローラ6a側の端部の近傍において広径フランジ12には段部12aが形成されている。
【0012】
このような構成の本発明の昇降動作を説明する。
本発明では、保守点検或いは修理のために、小径フランジ8に固定された照明器具10を下降させる場合には、図2に示すように昇降装置本体1の巻取ドラムからワイヤ13が送出され、昇降体5がローラ6a、6bにワイヤ13を巻回させた状態で下降を開始すると、ガイド板15位置に導出案内されているワイヤ13が巻回されているローラ6aが、ガイド板15の先端側の鉛直延長部に沿って下降する。
この下降に際して、小径フランジ8のローラ6a側の端部は、広径フランジ12と対接して、僅かに広径フランジ12上を摺動しながら、広径フランジ12に形成された段部12aで係止されて小径フランジ8の回動の支点となり、昇降体5は天井と同一の傾斜状態から次第に姿勢を水平方向に変化させながら下降し、最終的には、図3に示すように昇降体5は水平に姿勢制御された状態を維持する。
【0013】
この移動過程において、ローラ6aはガイド板15に案内されて、鉛直下方に位置決めされて移動し、小径フランジ8のローラ6a側の端部が、広径フランジ12の段部12aに係止され、昇降体5の姿勢変更の回動の支点として機能するので昇降体5に小径フランジ8を介して固定された照明器具10は、精度よく位置決めされて下降し、揺れ動いて天井の下板2bに突き当たることはなく、また水平に位置決めされた状態で保守点検或いは修理が能率的に行われる。
【0014】
そして、保守点検或いは修理が施された照明器具10は、昇降装置本体1の巻取ドラムによるワイヤ13の巻取りにより、小径フランジ8に取付けられた照明器具10は、下降時とは逆の動作によりローラ6aがガイド板15に案内され、小径フランジ8がローラ6a側の端部を支点として回動して、精度よく位置決めされて、天井の上板2aに元の取付位置に復帰する。
【0015】
このように本発明によると、昇降装置本体1の巻取ドラムのワイヤ13の送出し或いは巻込みによって、昇降体5に小径フランジ8を介して固定されている照明器具10が、ローラ6aおよびワイヤ13をガイド板15に沿って垂直方向に案内移動させ、小径フランジ8の一端を支点として姿勢を天井の傾斜角度と水平位置間で変化させながら、高精度に位置決めされて昇降するので、照明器具に対する保守点検や修理を安全かつ能率的に行い、傾斜天井に対しての位置決め取付けを、高精度で簡単に行うことが可能になる。
【0016】
【発明の効果】
以上述べた通り本発明によると、傾斜した天井内に固定された昇降装置本体にワイヤ巻取ドラムが設けられており、保守修理時には、ワイヤ巻取ドラムのワイヤの送出および巻取りによって、ワイヤを巻回するローラを備えた昇降体が下降或いは上昇して、昇降体に固定された小径フランジに取付けられた照明器具が、天井に設けた開口を通過して昇降移動するが、この昇降移動時に昇降装置本体と昇降体間に設けられ、先端側が鉛直方向に外側に屈折したガイド板に昇降体に設けられたローラ或いはローラに巻回されるワイヤが案内されて昇降体が昇降するので、照明器具に対して天井への傾斜取付位置と、保守や修理時の水平吊下げ位置との間で、高位置決め精度が保持された状態での位置変換を照明器具に揺れや損傷を与えずに安定に行い、照明器具に対して保守点検や修理を能率的に行い、照明器具の傾斜天井に対する取付けおよび取外しを高精度で簡単に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による昇降装置の天井への取付け状態を示す説明図である。
【図2】図1に示す実施例による昇降装置の下降開始状態を示す説明図である。
【図3】図1の実施例による昇降装置の下降途中における水平状態を示す説明図である。
【図4】従来の照明器具の昇降装置による照明器具の天井への取付け状態を示す説明図である。
【図5】従来の照明器具の昇降装置による照明器具の下降状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 昇降装置本体
2a 上板
2b 下板
5 昇降体
6a ローラ
6b ローラ
8 小径フランジ
10 照明器具
12 広径フランジ
13 ワイヤ
15 ガイド板
Claims (1)
- 傾斜した天井内に昇降装置本体が固定配設され、前記昇降装置本体にワイヤ巻取ドラムが設けられ、修理保守時には該ワイヤ巻取ドラムのワイヤの送出および巻取りにより、前記ワイヤを巻回するローラを備えた昇降体が前記天井に設けた開口を通過して昇降し、一方取付け時には前記昇降体に固定された小径フランジに取付けられた照明器具は、前記小径フランジが前記開口に取付けられた広径フランジにその中央開口を覆って密着することにより、前記天井に取付けられる照明器具の昇降装置において、前記昇降体の昇降時に前記ローラおよび前記ワイヤを案内し、先端側が鉛直方向に外側に屈折したガイド板が、前記昇降装置本体と前記昇降体間に設けられ、さらに前記昇降体の下降時に前記広径フランジの端部に設けられた段部に前記小径フランジの端部が係止されて、前記昇降体の姿勢変更の回動支点として機能するごとく構成したことを特徴とする照明器具の昇降装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15152197A JP4004101B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 照明器具の昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15152197A JP4004101B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 照明器具の昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10326519A JPH10326519A (ja) | 1998-12-08 |
JP4004101B2 true JP4004101B2 (ja) | 2007-11-07 |
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ID=15520339
Family Applications (1)
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JP15152197A Expired - Fee Related JP4004101B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 照明器具の昇降装置 |
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Country | Link |
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1997
- 1997-05-26 JP JP15152197A patent/JP4004101B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10326519A (ja) | 1998-12-08 |
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