JPH09245517A - 昇降式照明装置 - Google Patents

昇降式照明装置

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JPH09245517A
JPH09245517A JP4703396A JP4703396A JPH09245517A JP H09245517 A JPH09245517 A JP H09245517A JP 4703396 A JP4703396 A JP 4703396A JP 4703396 A JP4703396 A JP 4703396A JP H09245517 A JPH09245517 A JP H09245517A
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JP
Japan
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opening
opening cover
ceiling
cover
elevating
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JP4703396A
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Keizo Suzuki
恵三 鈴木
Chiaki Hashimoto
千昭 橋本
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で天井の傾き応じて開口カバーの傾
斜を調整することができ、らつ開口カバーと開口枠体と
のセンターずれを防止することができる昇降式照明装置
が望まれている。 【解決手段】傾斜天井面2の開口部3の上方に昇降装置
本体10を設けるとともに、上記天井開口部3に開口枠
体16を設け、上記昇降装置本体10の巻上げ装置によ
り巻き上げられる昇降体14に支持枠21を取付け、こ
の支持枠21下端に取付板22を回動可能に軸支し、こ
れら支持枠21と取付板22との間にこれらの相対的な
回動状態を保持する回動ロック機構40を設け、上記取
付板22には上記軸支部分に近接した位置に開口カバー
23を取付け、この取付板22に照明器具27を吊持さ
せたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の傾斜天井な
どにも設置可能な昇降式照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体育館などの天井や、一般住宅の吹き抜
け天井などに取付けられる照明装置は、取付け位置が高
いのでそのメンテナンスを容易にするため昇降式照明装
置が用いられている。
【0003】この種の昇降式照明装置は一般に、天井面
に形成された開口部の上方に巻上げ装置を備えた昇降装
置本体を取り付け、巻上げ装置に巻回されたワイヤロー
プを開口部から垂下し、このワイヤロープの下端に昇降
体を吊り下げ、この昇降体に取付金具を介して照明器具
を吊り持ちしている。したがって、巻上げ装置を作動さ
せてワイヤロープを巻取ると昇降体が引き上げられ、こ
れにぶら下げられた照明器具が巻上げられるようにな
り、高所の天井面まで上昇される。逆に、巻上げ装置を
逆回転させてワイヤロープを繰り出すと昇降体が下降
し、これにぶら下げられた照明器具が下降するので、床
面の近くで照明器具やランプのメンテナンスが可能にな
る。
【0004】また、上記天井の開口部には、開口縁を隠
すために開口枠体が設けられており、この開口枠体は開
口カバーにより閉塞されるようになっている。開口カバ
ーは上記取付金具に取付けられて照明器具と一体に昇降
されるようになっている。
【0005】ところで、体育館等の天井や吹き抜けの高
天井は、デザインや住宅事情の面から傾斜天井となって
いることがあり、このような傾斜天井に開口部を設ける
と開口部は当然傾斜し、かつここに取付けられる開口枠
体も鉛直線に対し傾斜して取付けられる。したがって、
開口枠体を閉塞する開口カバーも傾斜して取付けられる
ことになる。
【0006】しかしながら、傾斜天井の傾斜角は建物に
よって異なる場合が多いから、上記照明器具と一体に昇
降される開口カバーも天井面の傾斜角に応じて傾き具合
を変えられることが望まれる。これを実現するため、実
公昭63−36573号公報には、開口カバーが取付け
られた取付板が昇降体に対して回動可能に取付けられた
昇降式照明装置が提案されている。このものは、取付板
に天井の傾斜方向に沿って延びる円弧形状の角度調整孔
を設け、この角度調整孔内のいずれかの位置に固定ねじ
を挿通してこの固定ねじを昇降体にねじ止めする構造に
なっており、このようにすれば取付板を天井の傾斜角に
応じて傾斜して支持することができ、この取付板に固定
された開口カバーを傾斜させることができる。
【0007】よって、昇降体を引き上げると、開口カバ
ーが開口枠体に当たったときに開口カバーの傾斜が開口
枠の傾斜に一致し、開口カバーを開口枠体に密着させる
ことができることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に示された従来の昇降式照明装置は、取付板を回動可
能に支持する固定ねじ、つまり開口カバーの回動中心軸
が上記取付板の下面に取着された開口カバーの中心位置
から鉛直方向へかなり離れているため、開口カバーを上
記回動中心軸を中心にして傾斜された場合は、開口カバ
ーの中心位置が回動中心軸を通る鉛直線から水平方向へ
ずれてしまう。このため、開口カバーの傾斜角を調整す
ると開口カバーの中心位置が天井側に取付けた開口枠体
の中心位置から偏位してしまい、よって、開口枠体に開
口カバーが偏位して取付けられることになり、外観が見
苦しくなるといった問題がある。
【0009】このような不具合を回避する手段として、
実公平3−3928号公報が提案されている。このもの
は、開口枠体を枠支持アームに対して天井傾斜方向に沿
って位置調整可能に取付けるようにしたものであり、こ
のような構造によれば、前記したように開口カバーの傾
斜角を調整したときこの開口カバーの中心位置が天井側
の開口枠体の中心位置から偏位してしまった場合は、そ
の偏位に応じて開口枠体を移動させて偏位を修正するこ
とができるとされている。
【0010】しかしながら、上記のように開口枠体を移
動させる手段は、構造が複雑であり、また開口枠体の位
置修正作業は高い天井面で行わなければならないから、
作業性が悪く、しかも天井面に開設する開口部の大きさ
を上記開口枠体の移動を許すだけの大きなものにしなけ
ればならないなどの不具合がある。
【0011】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、簡単な構造でありながら天井の傾き具合に応
じて開口カバーの傾斜角度を調整することができるとと
もに、上記開口カバーと天井側の開口枠体とのセンター
ずれを防止することができ、外観が向上する昇降式照明
装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、傾斜した天井面の開口部上方に巻上
げ装置を有する昇降装置本体を設けるとともに、上記天
井の開口部に開口枠体を設け、上記巻上げ装置により巻
き上げらる昇降体に支持体を取付け、この支持体の下端
にカバー取付体を上記天井面の傾斜方向に向けて回動可
能に軸支し、これら支持体とカバー取付体との間にこれ
らの相対的な回動状態を保持する回動ロック機構を設
け、上記カバー取付体には上記軸支部分に近接した位置
に、上昇された場合に上記開口枠体を閉塞する開口カバ
ーを取付け、このカバー取付体に照明器具を吊持させた
ことを特徴とする。
【0013】請求項1の発明によれば、昇降体に取付け
た支持体にカバー取付体を天井面の傾斜方向に向けて回
動可能に軸支し、このカバー取付体に開口枠体を閉塞す
る開口カバーを取付けたから、開口カバーは上記支持体
とカバー取付体との軸支部分を中心として回動可能にな
り、よって天井面の傾斜具合に応じて開口カバーを傾斜
させることができる。そして、この傾斜姿勢は支持体と
カバー取付板の間に設けた回動ロック機構により保持す
るから、傾斜姿勢が不所望に変化する恐れはない。しか
も、カバー取付体は支持体の下端部に軸支されていると
ともに、開口カバーは上記軸支位置に近い位置でこのカ
バー取付体に取付けられているから、開口カバーを上記
軸支位置を中心として傾斜させても開口カバーの中心位
置が大きく偏位することがない。よって、開口カバーを
傾斜させても開口カバーの中心位置が天井側の開口枠体
の中心位置から偏位するのを軽減することができ、両者
のセンター合わせが可能になり、外観が向上する。
【0014】なお、開口カバーの中心と上記軸支位置と
の鉛直方向離間寸法Lは、開口カバーの大きさにもよる
が、20mm以下、好ましくは10mm以下がよい。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載の昇降
式照明装置において、支持体は、昇降体に対し鉛直な軸
線回りに回動可能に取付けられていることを特徴とす
る。
【0016】前述したように、開口カバーを天井の傾斜
に応じて傾斜調節しようとする場合は開口カバーの軸支
部分、すなわち回動中心軸が天井の傾斜方向と直交して
いる必要がある。しかし、各部材の組付けばらつきや、
昇降装置本体の取付け位置の制約または取付けばらつき
などが原因して上記開口カバーの回動中心軸が天井の傾
斜方向と正しく直交しないことがある。このような場
合、請求項2に記載したように、支持体を昇降体に対し
て鉛直な軸線回りに回動可能に取り付けておけば、支持
体を水平方向に回動させることにより上記開口カバーの
回動中心軸を天井の傾斜方向と直交する向きに修正する
ことができる。よって、開口カバーの傾斜方向を天井の
傾斜方向に正しく合わせることができる。この場合、支
持体は昇降体に対して回動調整できるから、昇降体を下
降させて床面の近傍で調整作業が行え、作業性がよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明について、第1の実施
の形態を図1ないし図5に示す第1の実施の形態にもと
づき説明する。図1は昇降途中の昇降式照明装置の全体
を示す図、図2は上昇位置の昇降式照明装置の全体を示
す図、図3は昇降式照明装置の全体を示す斜視図、図4
は主要部の側面図、図5は主要部の斜視図、図6は主要
部の分解した斜視図である。図1および図2において、
1は天井スラブなどの造営材、2は傾斜天井面、3は傾
斜天井面に形成された開口部である。
【0018】天井スラブ1には昇降装置本体10が吊持
ボルト11およびナット12により取付けられている、
この昇降装置本体10内には図示しないが巻上げドラム
および駆動モータなどからなる巻上げ装置が収容されて
おり、巻上げドラムにはワイヤロープ13が巻回されて
いる。ワイヤロープ13は昇降体14を吊り下げてい
る。昇降体14には上記ワイヤロープ13が巻回される
図示しない滑車が収容されている。
【0019】また、上記昇降装置本体10には、図3に
示す複数の枠支持アーム15が取付けられており、これ
ら枠支持アーム15の下端には開口枠体16が固定され
ている。開口枠体16は前記傾斜天井面2に形成した開
口部3に嵌め込まれおり、開口部3の周縁を覆い隠して
いる。
【0020】上記昇降体14には懸垂ボルト20が垂下
されており、この懸垂ボルト20には本発明の支持体に
相当する支持枠21が取付けられている。支持枠21に
は、本発明のカバー取付体に相当する取付板22が回動
自在に連結されており、この取付板22の下端には開口
カバー23が取着されている。開口カバー23は上昇し
た場合に上記開口枠体16の下面に接離可能に当接また
は近接し、これにより開口枠体16の開口部を閉塞す
る。
【0021】上記取付板22には、器具吊持板25が取
付けられており、この器具吊持板25には例えばチェー
ン26を介して照明器具27が吊り下げられている。照
明器具27には図示しないランプが取付けられている。
【0022】上記支持枠21には、図4ないし図6に示
すように、上面にフランジ部30が形成されており、こ
の上面フランジ30の中央に取付け孔31が設けられて
いる。この取付け孔31には前記した昇降体14から垂
下された懸垂ボルト20が挿通されており、上面フラン
ジ30はこの懸垂ボルト20にナット32,33で固定
されている。これにより支持枠21は懸垂ボルト20に
支持されている。この場合、支持枠21は懸垂ボルト2
0に対して上下方向の位置を調整可能であり、加えて、
支持枠21は懸垂ボルト20の回りに回動可能である。
すなわち、支持枠21は懸垂ボルト20を中心として鉛
直方向に沿う軸線回りで位置を変えることができるよう
になっており、このような位置調整をした後に上記ナッ
ト32,33を締め付けることにより固定されている。
【0023】上記支持枠21には支持片34,34が下
向きに突出して形成されており、これら支持片34,3
4の下端には上記取付板22が回動自在に連結されてい
る。取付板22は上向きに延びる一対の連結片35,3
5を備えており、これら連結片35,35は上記支持片
34,34に重ねられ、これら連結片35,35および
支持片34,34がそれぞれ結合ねじ36,36により
相互に回動可能に連結されている。したがって、取付板
22は支持枠21に対し結合ねじ36,36を回動中心
として回動自在に軸支されいる。なお、連結片35,3
5の突出高さは出来るだけ低いことが望ましく、これに
より結合ねじ36,36の位置、すなわち軸支位置は取
付板22の下面に近い位置に設けられている。
【0024】上記取付板22の一側には保持片37が延
長して形成されており、この保持片37には回動ロック
機構40が設けられている。本実施例のロック機構40
は、上記保持片37の上端にロック板41の一端を固定
ねじ42により固定し、このロック板41の他端をロッ
クねじ43で前記支持片34に止着するように構成され
ている。ロック板41には位置調整孔44が形成されて
おり、この位置調整孔44に上記ロックねじ43が挿通
され、このロックねじ43は前記支持片34に螺着され
ている。位置調整孔44は例えば天井の傾斜方向に沿う
長孔、または結合ねじ36を中心とした半径の円弧孔、
または複数の孔であってもよいが、本例では天井の傾斜
方向に沿う長孔が形成されている。
【0025】前記結合ねじ36を回動中心として取付板
22を回動すると、上記保持片37に連結された上記ロ
ック板41が一体に回動する。これにより位置調整孔4
4内でロックねじ43の位置が変わり、この状態でロッ
クねじ43を支持片34にねじ込むと、このロックねじ
43がロック板41を締結し、よって取付板22をその
回動位置で固定する。
【0026】このような取付板22の下面には前記開口
カバー23が直接取付けられており、この開口カバー2
3の中心位置Oは前記軸支部分としての結合ねじ36に
近接されている。なお、開口カバー23の中心位置Oか
ら結合ねじ36による軸支位置までの高さLは20mm以
下、好ましくは10mm以下がよい。
【0027】このような構成の昇降式照明装置について
作用を説明する。
【0028】天井スラブ1に取付けられた昇降装置本体
10の駆動モータを作動させると、巻上げドラムがワイ
ヤロープ13を巻き取り、ワイヤロープ13の長さが短
くなるので昇降体14が上昇する。この昇降体14は傾
斜天井2の開口部3に取り付けられた開口枠体16を通
過して上昇し、これに伴いこの昇降体14に取付けられ
ている開口カバー23および照明器具27も上昇する。
開口カバー23が開口枠体16の所定の位置に納まって
開口を閉じる位置に達すると駆動モータが停止し、開口
カバー23および照明器具27はこの位置で停止する。
【0029】一方、照明器具27やランプのメンテナン
スをする場合は、昇降装置本体10の駆動モータを逆回
転させると、巻上げドラムがワイヤロープ13を繰り出
し、このワイヤロープ13が延びるので昇降体14は下
降し、よって開口カバー23および照明器具27も下降
する。照明器具27が床にいる作業員の手の届く位置ま
で下降すると、この位置で停止される。これにより、床
にいる作業員は照明器具27およびランプのメンテナン
スを行える。
【0030】このような昇降式照明装置においては、天
井2が傾斜しているためこの傾斜角に応じて開口カバー
23を傾斜させなければならない。開口カバー23の傾
斜角を調整するには、昇降体14を下降させて調整作業
をする。すなわち、ロックねじ43を緩めるとロック板
41は位置調整孔44の長さの範囲で移動可能になるか
ら、取付板22を支持枠21に対し結合ねじ36,36
を回動中心として回動させることができる。このため、
開口カバー23を結合ねじ36,36を中心として傾斜
させることができる。開口カバー23の傾きが上記傾斜
天井2の傾斜角と一致するように調整したら、これによ
りロック板41の位置調整孔44とロックねじ43の相
対的な位置が定まるのでロックねじ43を締め付ける。
するとロック板41は支持枠21に固定され、よって取
付板22は支持枠21に対し回動不能に固着される。す
なわち、開口カバー23は傾斜状態でロックされる。
【0031】このようにして開口カバー23の傾斜角を
調整した後これを上昇させると、開口カバー23は天井
面2に取付けた開口枠体16の下面に当接、または接近
する。この場合、この開口枠体16の傾斜と開口カバー
23の傾斜が一致するので開口枠体16を確実に閉塞す
る。
【0032】そして、このように開口カバー23を傾斜
させると、開口カバー23の中心Oが開口枠体16の中
心鉛直線から水平方向に偏位する恐れがあるが、本例で
は取付板22を支持枠21の下端部で結合ねじ36,3
6により軸支してあるとともに、この支持枠21の下面
に開口カバー23を取付けたので、開口カバー23の中
心Oは結合ねじ36,36による軸支位置と距離的に近
くなる。よって、開口カバー23を傾斜させても開口カ
バー23の中心Oが鉛直線から大きく偏位することがな
い。よって、開口カバー23の中心Oが天井側の開口枠
体16の中心位置から大幅に位置ずれするのが軽減さ
れ、これら開口カバー23と開口枠体16のセンターが
近づくことになる。このことから、開口カバー23を開
口枠体16に嵌め込んだ場合に大幅なオフセンターが生
じなく、外観が向上する。
【0033】また、開口カバー23が上昇された場合、
開口カバー23は開口枠体16に当接する、またはでき
る限り接近していることが望ましい。このため、昇降体
14に対する開口カバー23の離間寸法を調節できるこ
とが望まれる。本例の場合、支持枠21を懸垂ボルト2
0に取付け、この支持枠21を懸垂ボルト20に対して
上下方向に位置整することができるから、これにより昇
降体14と開口カバー23との離間寸法を調節すること
ができる。このことから開口カバー23は開口枠体16
に精度よく当接、または可能な限り接近させることがで
きる。
【0034】さらに、昇降装置本体10を天井スラブ1
に取付けるとき、天井スラブ1の傾斜具合や取付け位置
の状態によっては昇降装置本体10の取付け方向が狂っ
たり、さらには各部品を組付けるときに組付けばらつき
などが発生することがあり、これらに起因して、結合ね
じ36,36による回動軸の方向が天井2の傾斜方向と
正しく直交しないことがある。このような場合は、開口
カバー23の傾斜方向が天井面2の傾斜方向と異なるよ
うになり、開口カバー23と開口枠体16との間に部分
的に隙間が生じるなどの不具合が発生する。しかしなが
ら、本例では支持枠21の上面フランジ部30に取付け
孔31を設け、この取付け孔31に懸垂ボルト20が挿
通してあるから、支持枠21を懸垂ボルト20の回りに
回動させることができる。すなわち、支持枠21は懸垂
ボルト20を中心として鉛直方向に沿う軸線回りで位置
を変えることができ、よって支持片34,34の向きを
変えることができる。このため、結合ねじ36,36に
よる回動軸の方向を鉛直線の回りに修正することがで
き、開口カバー23の傾斜方向を天井面2の傾斜方向に
一致させることができる。
【0035】このようなことから、昇降装置本体10を
天井スラブ1に取付けるときに昇降装置本体10の向き
をおおまかに設定しても、支持枠21と懸垂ボルト20
との間で結合ねじ36,36の向きを修正できるから昇
降装置本体10の取付けが容易になり、高い天井スラブ
に近い位置での高所作業が容易になる。
【0036】なお、上記第1の実施の形態の場合、支持
枠21の上面フランジ部30に形成した取付孔31とこ
れに挿通される懸垂ボルト20との間で支持枠21を回
動させるようにしたが、本発明はこれに限らず、図7に
示す第2の実施の形態のようにしてもよい。
【0037】すなわち、図7に示す第2の実施の形態
は、懸垂ボルト20に連結板70を取付け、この連結板
70に支持枠21の上面フランジ部30a,30aをね
じ71…で脱着可能に連結したものであり、上記連結板
70および上面フランジ部30a,30aには上記ねじ
71…が挿通される連結孔72…および73…を形成し
てあり、これら連結孔72…および73…は正四角とな
るように配置してある。したがって、この場合は支持枠
21を連結板70に対し、鉛直線回りに90°づつ回動
して取付けることができ、90°のピッチで位置調整が
可能になる。
【0038】また、上記各実施例の場合、ロック機構4
0を構成するロック板41の一端を取付板22に対して
固定ねじ42により固定し、このロック板41の他端を
ロックねじ43によって支持枠21に位置調整可能に固
定するようにしたが、本発明はこれに限らず、ロック板
41は取付板22の保持片37から一体に延長していわ
ゆる一体形成してもよい。また、ロック板41の一端を
支持枠21に固定するとともに、このロック板41の他
端をロックねじ43により取付板22に位置調整可能に
固定するようにしてもよく、この場合ロック板41を支
持枠21から一体に延長して一体形成してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の発明によれ
ば、支持体の下端にカバー取付板を回動自在に軸支する
とともに、このカバー取付体に開口カバーを、この開口
カバーの中心位置が上記軸支位置と近い位置となるよう
に取付けたから、開口カバーを傾斜させても開口カバー
の中心位置が鉛直線から大きく偏位することがない。よ
って、開口カバーの中心位置が天井側の開口枠体の中心
位置から偏位するのが軽減され、外観が向上する。しか
も、このものは、開口カバーの中心位置と軸支位置とを
接近させて取付けるという構成で開口カバーの偏位を防
止することができるので、構造が簡単である。
【0040】また、請求項2の発明によれば、支持体を
昇降体に対し鉛直な軸線回りに回動可能に取り付けたか
ら、開口カバーの回動中心軸を天井の傾斜方向と直交す
る向きに正しく修正することができ、開口カバーの傾斜
方向を天井の傾斜方向に正しく合わせることができる。
この場合、支持体は昇降体に対して回動調整できるか
ら、昇降体を下降させて床面の近傍で調整作業が行え、
作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、昇降途中の
昇降式照明装置の全体を示す図。
【図2】同実施の形態の上昇位置の昇降式照明装置の全
体を示す図。
【図3】同実施の形態の昇降式照明装置の全体を示す斜
視図。
【図4】同実施の形態の主要部の側面図。
【図5】同主要部の斜視図。
【図6】同主要部の分解した斜視図。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す主要部の斜視
図。
【符号の説明】
1…天井スラブ 2…傾斜天井面 3…開口部 10…昇降装置本体 13…ワイヤロープ 14…昇降体 16…開口枠体 20…懸垂ボルト 21…支持枠 22…取付板 23…開口カバー 27…照明器具 36…結合ねじ 40…回動ロック機構 41…ロック板 43…ロックねじ 44…位置調整孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した天井面の開口部上方に設置さ
    れ、巻上げ装置を有する昇降装置本体と;上記傾斜した
    天井面の開口部に設けられた開口枠体と;上記巻上げ装
    置により巻き上げられ、上記開口枠体を挿通可能な昇降
    体と;上記昇降体に取付けられた支持体と;この支持体
    の下端に軸支され、上記天井面の傾斜方向に回動可能な
    カバー取付体と;上記支持体とカバー取付体との間に設
    けられ、これらの相対的な回動状態を保持する回動ロッ
    ク機構と;上記カバー取付体の軸支部分に近接した位置
    でこのカバー取付体に取着され、上昇された場合に上記
    開口枠体を閉塞する開口カバーと;上記昇降体に吊持さ
    れた照明器具と;を具備していることを特徴とする昇降
    式照明装置。
  2. 【請求項2】 上記支持体は、上記昇降体に対し鉛直な
    軸線回りに回動可能に取付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の昇降式照明装置。
JP4703396A 1996-03-05 1996-03-05 昇降式照明装置 Pending JPH09245517A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102121682A (zh) * 2010-12-15 2011-07-13 安徽卓越电气有限公司 可调式工厂灯具安装件
CN102563568A (zh) * 2010-12-31 2012-07-11 海洋王照明科技股份有限公司 一种可调节安装尺寸的灯具安装结构及灯具

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