JP4003282B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラやディジタルスチルカメラなどの電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子カメラでは、被写体の光像を撮像して画像を生成する撮像部本体と、生成された画像を表示する表示部本体とを、回動自在に連結したものが開発されている。通常、この電子カメラの撮像部本体には、撮影レンズおよび撮像素子が配置されている。また、表示部本体には、液晶表示器(LCD)が配置されている。
【0003】
この電子カメラを用いることで操作者は、表示部本体に配置されたLCDの表示画面でモニタしながら、撮影部本体に配置された撮影レンズを前方のみならず上方や下方など自由な方向に向けて、被写体を撮像することができる。また、撮像したその場で画像を再生して確認することもできる。
ところで、上記した電子カメラのように、分割された2つのボディユニット(撮像部本体,表示部本体)を回動自在に連結するためには、連結機構の一端を一方のボディユニットのカバーに固定し、他端を他方のボディユニットのカバーに回動可能に取り付けることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ボディユニットのカバーが樹脂(プラスチック)製の場合には、ビスを用いて連結機構を直接ボディユニットのカバーに締結すると、ビスの周囲に応力集中が生じる。
したがって、樹脂製のカバーへの連結機構の取り付けを強固なものとするためには、樹脂製のカバーのビス止め部分を肉厚にしなければならない。カバーを肉厚にすると、電子カメラのコンパクト化には不利となってしまう。
【0005】
一方、ボディユニットのカバーを金属製にすると、樹脂製のカバーに比べて強度が高いため、カバーを薄くしても連結機構を強固に締結でき、電子カメラのコンパクト化には有利である。しかし、金属製のカバーは高価なため、電子カメラの低コスト化には不利となってしまう。
本発明の目的は、ボディユニットのカバーが樹脂製の場合でも、樹脂カバーを肉厚にすることなく、この樹脂カバーに連結機構が強固に取り付けられた電子カメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
請求項1に記載の電子カメラは、樹脂製のカバー部材によって全体が覆われたボディユニットと、カバー部材の内側に配される固定部材と、カバー部材に形成された開口から内側に一端が嵌入されてカバー部材の内側において一端が固定部材に支持されるユニット連結用部材と、カバー部材の外側に配される金属製の補強部材と、カバー部材の内外に配された固定部材と補強部材とをカバー部材を挟んで締結する締結部材とを備えたものである。
【0007】
このように、請求項1に記載の発明によれば、ボディユニット全体を覆うカバー部材を樹脂製としたので、電子カメラの低コスト化が図られる。
また、樹脂製のカバー部材の外側に金属製の補強部材を配し、この補強部材と、ユニット連結用部材の一端を支持する固定部材とにより、樹脂製のカバー部材を挟み込んで締結するので、この締結による力は分散して樹脂製のカバー部材に伝達される。したがって、樹脂製のカバー部材を薄くしても、ユニット連結用部材を樹脂製のカバー部材に強固に取り付けることができる。
【0008】
(請求項2)
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、カバー部材を略直方体状とし、補強部材を、カバー部材の開口を含む連結面から該連結面に垂直な第1側面にかけてカバー部材の外側に沿って伸張された第1補強部材と、連結面から第1側面に対向する第2側面にかけてカバー部材の外側に沿って伸張された第2補強部材とで構成したものである。
【0009】
したがって、請求項2に記載の発明によれば、金属製の補強部材に対し、ユニット連結用部材を樹脂製のカバー部材に強固に取り付けるための機能だけでなく、化粧板としての機能をも付与することができる。
(請求項3)
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子カメラにおいて、締結部材を複数のビスにて構成し、固定部材を、複数のビス用の雌ねじが形成された金属製の板材にて構成し、カバー部材を、連結面の大部分と第1側面とを含む第1カバー部材と、第2側面を含む第2カバー部材とで構成し、カバー部材における複数のビス用の貫通孔を、連結面の第1カバー部材側に全て形成し、補強部材における複数のビス用の貫通孔を、連結面に当接する第1補強部材および第2補強部材に分けて形成したものである。
【0010】
したがって、請求項3に記載の発明によれば、第1カバー部材と第2カバー部材とを固定するための構造がなくても、第1補強部材と固定部材とで第1カバー部材を挟み込んで締結し、第2補強部材と固定部材とで第1および第2カバー部材を挟み込んで締結するだけで、簡単に組み立てることができる。
(請求項4)
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電子カメラにおいて、複数のビス各々の頭部の、補強部材との当接面に、突起を設けたものである。
【0011】
したがって、請求項4に記載の発明によれば、金属製の補強部材の表面に塗装やアルマイトが掛かっている場合でも、ビスを締め付けることによって突起が金属製の補強部材に食い込むため、金属製の補強部材とビスとの導通を確実にとることができる。
【0012】
カバー部材の内側に配された金属製の固定部材とビスとは螺合によって導通されているため、この固定部材を電源のグランド(電池のマイナス端子)に接続しておくだけで、同時に金属製の補強部材をもグランドに接続することができる。その結果、外部で生じた静電気によって回路動作が不安定になるなどの影響を確実に回避できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態の電子カメラ100は、請求項1〜請求項3に対応する。
電子カメラ100は、図1(後方斜め上方から見た外観図)に示されるように、撮像部本体10と表示部本体20(請求項1の「ボディユニット」に対応する)とで構成されている。
【0014】
このうち撮像部本体10は、内部に図示されない撮影レンズユニットと撮像素子とが配置され、カバーの上面10bに撮影レンズ用の開口部11が配置されている。この撮像部本体10では、撮影レンズユニットによって撮像素子上に被写体像が形成され、撮像素子によって被写体像の撮像および画像の生成がなされる。
ここで、撮像部本体10のカバーは、撮像部本体10を全体的に覆う略直方体状の樹脂カバー80と、この樹脂カバー80の外側から撮像部本体10を部分的に覆うアルミニウム合金製の金属カバー90とで構成されている。
【0015】
一方、表示部本体20は、内部に図示されないLCDが配置され、カバーの後面20bにLCD用の表示窓21が配置されている。この表示部本体20では、LCDによって、撮像部本体10で生成された画像の表示や、撮影された画像の再生の他、電子カメラ100の設定メニューの表示や、電子カメラ100の機能の一覧表示がなされる。
【0016】
この表示部本体20にはその他、ズーム釦22がカバーの後面20bに、レリーズ釦24とファンクション釦25とがカバーの上面20dに配置され、グリップ部23がカバーの端面20e近傍に設けられている。
因みに、ズーム釦22は、被写体像を拡大または縮小するために、撮像部本体10内の撮影レンズユニットのレンズ位置を調整するものである。ファンクション釦25は、電子カメラ100の撮影モードを設定あるいは解除するための釦群である。
【0017】
また、表示部本体20の内部には、電池を収納する電池室や、画像処理にかかわる回路基板、着脱可能なメモリカードの装填室(図示されない)も配置されている。
ここで、表示部本体20のカバーは、表示部本体20を全体的に覆う略直方体状の樹脂カバー30(請求項1の「カバー部材」に対応する)と、この樹脂カバー30の外側から表示部本体20を部分的に覆うアルミニウム合金製の金属カバー40(請求項1の「補強部材」に対応する)とで構成されている。
【0018】
さらに、上記のように構成された表示部本体20のカバーの撮像部本体10との連結面20aには、図1中、撮像部本体10の切り欠き部分に示されるように、中空の連結軸50(請求項1の「ユニット連結用部材」に対応する)が固定されている。
この連結軸50の表示部本体20のカバーへの固定に当たっては、ビス60,60,…(請求項1の「締結部材」に対応する)、および表示部本体20のカバーの内側に配された金属板70(請求項1の「固定部材」に対応する)が用いられる(詳細は後述する)。
【0019】
また、このように表示部本体20のカバーに固定された連結軸50は、撮像部本体10のカバーに対し、連結軸50の中心軸50a周りに回動可能(0°〜270°)に取り付けられている(詳細は後述する)。
したがって、上記のように構成された電子カメラ100は、撮影時、図2に示されるように、撮像部本体10と表示部本体20とが所定角度だけ回動され、撮像部本体10に配置された撮影レンズ用の開口部11が被写体の方に向けられる。被写体が如何なる方向に位置していても、撮像部本体10を表示部本体20に対して回動させ、撮影レンズ用の開口部11を被写体の方に向けて撮影することができる。
【0020】
なお、撮像部本体10内の構成要素と表示部本体20内の構成要素とを電気的に接続するための配線は、連結軸50(図1)の中空部に挿通されている。
次に、表示部本体20のカバーの詳細な構造について説明する。
表示部本体20のカバーのうち樹脂カバー30は、金属カバー40を取り去った樹脂カバー30のみの外観図(図3)に示されるように、連結軸50用の開口33とビス60用の貫通孔34〜37とが、1つの面(連結面30a)に形成されたものである。ここで、表示部本体の樹脂カバー30の厚さは、1.0mm〜1.2mmである。
【0021】
また、この樹脂カバー30は、図3に示されるように、樹脂前カバー31(請求項3の「第1カバー部材」に対応する)と、樹脂後カバー32(請求項3の「第2カバー部材」に対応する)とに2分割されている。
このうち、樹脂前カバー31は、連結面30aの大部分とこの連結面30aに垂直な前面30c(請求項2の「第1側面」に対応する)を含むものである。上記した貫通孔34〜37は全て、この樹脂前カバー31に形成されている。
【0022】
一方、樹脂後カバー32は、主に、前面30cに対向する後面30b(請求項2の「第2側面」に対応する)を含むものである。
なお、樹脂前カバー31および樹脂後カバー32には、金属カバー40を取り付けるためのスリット(図示省略)が形成されている。
一方、このような樹脂カバー30(図3)の外側に配される金属カバー40は、図4に示されるように、金属前カバー41(請求項2の「第1補強部材」に対応する)と、金属後カバー42(請求項2の「第2補強部材」に対応する)とで構成されている。ここで、金属前カバー41および金属後カバー42の厚さは、何れも0.6mm〜0.8mmである。
【0023】
このうち金属前カバー41は、樹脂カバー30(図3)の連結面30aおよび前面30cの外側に沿った形状をなす。この金属前カバー41の上記連結面30aに当接する部位には、ビス60用の貫通孔44,45が形成されている。
また、金属後カバー42は、樹脂カバー30(図3)の連結面30aおよび後面30bの外側に沿った形状をなす。この金属後カバー42の上記連結面30aに当接する部位には、ビス60用の貫通孔46,47が形成されている。
【0024】
なお、金属前カバー41および金属後カバー42には、樹脂カバー30のスリット(不図示)に嵌合する突出部48,48,…が形成されている。
したがって、上記した樹脂カバー30(図3)の外側に、上記した金属前カバー41(図4)を被せると、金属前カバー41の突出部48,48が樹脂カバー30のスリットに嵌合されると共に、金属前カバー41の貫通孔45,46が樹脂前カバー31の貫通孔34,35の位置に重ねられる。このとき、金属前カバー41は、樹脂カバー30の連結面30aから前面30cにかけて樹脂カバー30の外側に沿って伸張されている。
【0025】
一方、上記した樹脂カバー30(図3)の外側に、上記した金属後カバー42(図4)を被せると、金属後カバー42の突出部48,48が樹脂カバー30のスリットに嵌合されると共に、金属後カバー42の貫通孔46,47が樹脂前カバー31の貫通孔36,37の位置に重ねられる。このとき、金属後カバー42は、樹脂カバー30の連結面30aから後面30bにかけて樹脂カバー30の外側に沿って伸張されている。
【0026】
その結果、表示部本体20のカバーは、図1に示されるように、グリップ部23およびその周囲において樹脂カバー30が外部に露出し、その他では樹脂カバー30と金属カバー40との2重構造となる。
【0027】
ところで、上記した表示部本体20のカバーへの連結軸50の固定に当たっては、4つのビス60,60,…の他、表示部本体20のカバーの内側に配される金属板70が用いられる。
この金属板70は、図5に示されるように、連結軸50用の開口73とビス60用の雌ねじ74〜77とが形成されたものである。これら開口73および雌ねじ74〜77の配置は、樹脂カバー30(図3)の開口33および貫通孔34〜37の配置に対応したものである。
【0028】
次に、上記した金属板70と4つのビス60,60,…とによる、表示部本体20のカバーへの連結軸50の固定について、図6,図7を用いて説明する。
図6は、図1中、中心軸50aを横切るA−A線で切り欠いて矢印方向に見た断面図である。図7は、図1中、ビス60の高さを横切るB−B線で切り欠いて矢印方向に見た断面図である。なお、図6,図7では、電子カメラ100の内部構造については図示省略されている。
【0029】
ここで、表示部本体20のカバーに固定される連結軸50は、図8に示されるように、一端50bに、段付き部53と肉薄部54とが設けられたものである。
図6に示されるように、樹脂カバー30の開口33から内側に嵌入された連結軸50の一端50bは、その段付き部53で金属板70の開口73に当接する。そして、連結軸50の一端50bに設けた肉薄部54をかしめることにより、連結軸50の一端50bと金属板70とが固着される。
【0030】
一方、連結軸50の一端50bが固着された金属板70は、図7に示されるように、ビス60,60,…により、表示部本体20のカバー(樹脂カバー30,金属カバー40)に締結される。
このようにして、表示部本体20のカバー(樹脂カバー30,金属カバー40)に、連結軸50の一端50aが固定される。
【0031】
次に、撮像部本体10のカバーの詳細な構造、および、上記のようにして表示部本体20のカバーに固定された連結軸50(図6)の、撮像部本体10のカバーへの取り付けについて説明する。
この連結軸50の撮像部本体10のカバーへの取り付けに当たっては、図6,図7に示されるように、ビス65,65,…と、撮像部本体10のカバーの内側に配された金属板75とが用いられる。
【0032】
ここで、金属板75は、上記した金属板70と同様、連結軸50用の開口とビス65用の雌ねじとが形成されたものである。
また、撮像部本体10の樹脂カバー80は、上記した樹脂カバー30と同様、連結軸50用の開口とビス65用の貫通孔とが、1つの面に形成されたものである。
【0033】
さらに、この樹脂カバー80は、上記した樹脂カバー30と同様、樹脂前カバー81と樹脂後カバー82とに2分割され、このうち樹脂前カバー81の方に、上記した貫通孔が全て形成されている。
一方、このような樹脂カバー80の外側に配される金属カバー90は、上記した金属カバー40と同様、金属前カバー91と金属後カバー92とで構成されている。
【0034】
これら金属前カバー91および金属後カバー92は、樹脂カバー80の外側に沿った形状をなし、樹脂カバー80の貫通孔に対応する位置には、同様の貫通孔が形成されている。
ここで、上記した撮像部本体10のカバー(樹脂カバー80,金属カバー90)に取り付けられる連結軸50の他端50cには、図8に示されるように、段付き部55と、雄ねじ56と、溝57とが形成されている。
【0035】
図6に示されるように、樹脂カバー80の開口から内側に嵌入された連結軸50の他端50cは、その段付き部55で金属板75の開口に当接する。
そして、連結軸50の他端50cに設けた溝57にウエーブワッシャ59の突起(図示省略)を嵌合されると共に、雄ねじ56にナット58を螺合させることにより、金属板75が、ナット58(ウエーブワッシャ59)と段付き部55との間に挟み込まれる。
【0036】
一方、連結軸50の他端50cに挟み込まれた金属板75は、図7に示されるように、ビス65,65,…により、撮像部本体10のカバー(樹脂カバー80,金属カバー90)に締結される。
したがって、連結軸50の他端は50cは、金属板75を挟み込んだ状態で、撮像部本体10のカバーに対し、連結軸50の中心軸50a周りに回動可能に取り付けられる。
【0037】
なお、ウエーブワッシャ59は、突起(図示省略)が溝57に嵌合しているため、回動することができない。したがって、撮像部本体10のカバー(樹脂カバー80,金属カバー90)と一体となって金属板75が回動しても、ナット58が緩むことはない。
また、ウエーブワッシャ59のばね力により、回動時のがたつきが防止されると共に、一定の摩擦力が付与されている。
【0038】
このため、回動時でも、撮像部本体10の金属板75と表示部本体30の金属板70との間隔は、連結軸50に形成された段付き部53,55で決まる一定の間隔に保持される。
以上説明したように、本実施形態の電子カメラ100によれば、表示部本体20において、樹脂カバー30の外側に金属カバー40を配し、この金属カバー40と、連結軸50の一端50bを支持する金属板70とで、樹脂カバー30を挟み込んで締結したので、樹脂カバー30にはビス60,60,…による力が分散されて伝達される。したがって、樹脂カバー30を薄くしても(例えば1.0mm〜1.2mm)、連結軸50の一端50bを樹脂カバー30に強固に固定することができる。
【0039】
また、表示部本体20の金属カバー40は、連結軸50が固定される連結面20aだけでなく、表示部本体20の前面や後面にまで伸張されているので、連結軸50を表示部本体20のカバーに取り付ける際の補強板として機能するだけでなく、化粧板としても機能することになる。
さらに、樹脂前カバー31と樹脂後カバー32とを固定するための特別な構造がなくても、金属前カバー41と金属板70とで樹脂前カバー31を挟み込んで締結し、金属後カバー42と金属板70とで樹脂前カバー31および樹脂後カバー32を挟み込んで締結するだけで、簡単に組み立てることができる。
【0040】
また、表示部本体20の全体を樹脂カバー30で覆うようにしたので、低コスト化が図られる。さらに、表示部本体20内に配置された回路基板への静電気の影響を少なくすることもできる。
一方、撮像部本体10においても同様に、樹脂カバー80の外側に金属カバー90を配し、この金属カバー90と、連結軸50の他端50cを支持する金属板75とで、樹脂カバー80を挟み込んで締結したので、樹脂カバー80にはビス65,65,…による力が分散されて伝達される。したがって、樹脂カバー80を薄くしても(例えば1.0mm〜1.2mm)、連結軸50の他端50cを樹脂カバー80に強固に連結可能に取り付けることができる。
【0041】
また、撮像部本体10の金属カバー90も、連結軸50が固定される面だけでなく、撮像部本体10の前面や後面にまで伸張されているので、連結軸50を撮像部本体10のカバーに取り付ける際の補強板として機能するだけでなく、化粧板としても機能することになる。
さらに、樹脂前カバー81と樹脂後カバー82とを固定するための特別な構造がなくても、金属前カバー91と金属板75とで樹脂前カバー81を挟み込んで締結し、金属後カバー92と金属板75とで樹脂前カバー81および樹脂後カバー82を挟み込んで締結するだけで、簡単に組み立てることができる。
【0042】
また、撮像部本体10の全体を樹脂カバー80で覆うようにしたので、低コスト化が図られる。さらに、撮像部本体10内に配置された回路基板への静電気の影響を少なくすることもできる。
なお、上記した実施形態では、表示部本体20のカバーに連結軸50を固定するに当たってビス60,60,…を用いる例を説明したが、図9に示されるように、頭部に突起61a,61a,…を設けたビス61(請求項4)を用いても同様に、表示部本体20のカバーと連結軸50とを強固に固定することができる。
【0043】
さらに、図9に示されるビス61を用いる場合には、ビス61の頭部に設けられた突起61a,61a,…が、ビス61の締め付け時に金属カバー40に食い込むことになる。したがって、金属カバー40の表面に塗装やアルマイトが掛かっている場合でも、金属カバー40とビス61との導通を確実にとることができる。
【0044】
ここで、樹脂カバー30の内側に配された金属板70とビス61とは螺合によって導通されるため、この金属板70を電池のマイナス端子に接続しておくだけで、ビス61の締結と同時に、簡単に金属カバー40をもグランドに接続することができる。その結果、外部で生じた静電気によって表示部本体20内の回路動作が不安定になるなどの影響を確実に回避できる。この変形例は、内蔵部品を収納するために、樹脂カバー30の一部に穴が開けられ、金属カバー40が内部にむき出しになっている場合に有効である。
【0045】
また、上記した実施形態では、表示部本体20のカバーに連結軸50を固定するに当たってビス60(61)を用いる例を説明したが、図10(図6の断面図に相当する)に示されるように、ナット69を用いても同様に、表示部本体20のカバーと連結軸50とを強固に固定することができる。この場合には連結軸50の所定位置に雄ねじ69aが形成される。
【0046】
さらに、上記したビス61(図9)と同様、図10に示されるナット69に突起69b,69b,…を設けておく(図11)ことで、ナット69の締め付け時に、金属カバー40とナット69との導通を確実にとることができる。
ここで、ナット69と連結軸50とは螺合によって導通され、連結軸50と金属板70とはかしめによって導通されているため、この金属板70を電池のマイナス端子に接続しておくだけで、ナット69の締結と同時に、簡単に金属カバー40をもグランドに接続することができる。その結果、外部で生じた静電気によって表示部本体20内の回路動作が不安定になるなどの影響を確実に回避できる。
【0047】
また、上記した実施形態では、表示部本体20の金属カバー40が表示部本体20の前面や後面にまで伸張されている例を挙げて説明したが、この金属カバー40に化粧板としての機能を与える必要がないときには、金属カバー40を連結軸50が固定される連結面20aにだけ配しておくことで、連結軸50を表示部本体20のカバーに強固に固定することができる。
【0048】
さらに、上記した実施形態では、撮像部本体10と表示部本体20との2つで構成された電子カメラ100を例に説明したが、例えば、撮像部本体と表示部本体と電子閃光部との3つで構成されている電子カメラに対して本発明を適用することもできる。
また、上記した実施形態では、連結軸50が樹脂カバー30内の金属板70に固着されている例、および連結軸50が樹脂カバー80内の金属板75に回動可能に取り付けられている例を説明したが、本発明は連結軸を樹脂カバー内の金属板に着脱可能または3次元的変位可能に取り付ける場合に適用することもできる。
【0049】
さらに、上記した実施形態では、金属カバー40,90をアルミニウム合金製としたが、その他、鉄やマグネシウムなどを用いることもできる。
【0050】
【発明の効果】
上記したように、請求項1〜請求項4に記載の発明によれば、ボディユニットのカバー部材が樹脂製の場合でも、このカバー部材にユニット連結用部材を強固に取り付けることができる。このとき、樹脂製のカバー部材を肉薄にすることができるので、電子カメラの小型化に貢献できる。また、ボディユニット全体を樹脂製のカバー部材で覆うので、電子カメラの低コスト化も図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子カメラ100を後方斜め上方から見た外観図である。
【図2】電子カメラ100の撮影時の状態を示す外観図である。
【図3】表示部本体20の樹脂カバー30の外観図である。
【図4】樹脂カバー30の外側に配される金属カバー40の外観図である。
【図5】樹脂カバー30の内側に配される金属板70の外観図である。
【図6】電子カメラ100を図1中A−A線で切り欠いて矢印方向に見た断面図である。
【図7】電子カメラ100を図1中B−B線で切り欠いて矢印方向に見た断面図である。
【図8】連結軸50の外観図である。
【図9】突起を設けたビス60の外観図である。
【図10】ナット69を用いて表示部本体20に連結軸50を固定する例の説明図である。
【図11】突起を設けたナット69の外観図である。
【符号の説明】
10 撮像部本体
11 開口部
20 表示部本体
21 表示窓
22 ズーム釦
23 グリップ部
24 レリーズ釦
25 設定釦
30,80 樹脂カバー
31,81 樹脂前カバー
32,82 樹脂後カバー
33,73 開口
34〜37,44〜47 貫通孔
40,90 金属カバー
41,91 金属前カバー
42,92 金属後カバー
50 連結軸
50a 中心軸
50b 一端
50c 他端
53,55 段付き部
54 肉薄部
56,69a 雄ねじ
58,69 ナット
59 ウェーブワッシャ
60,61,65 ビス
70,75 金属板
74〜77 雌ねじ
100 電子カメラ

Claims (4)

  1. 樹脂製のカバー部材によって全体が覆われたボディユニットと、
    前記カバー部材の内側に配される固定部材と、
    前記カバー部材に形成された開口から内側に一端が嵌入され、前記カバー部材の内側において一端が前記固定部材に支持されるユニット連結用部材と、
    前記カバー部材の外側に配される金属製の補強部材と、
    前記カバー部材の内外に配された前記固定部材と前記補強部材とを、前記カバー部材を挟んで締結する締結部材と
    を備えていることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記カバー部材は、略直方体状であり、
    前記補強部材は、前記カバー部材の開口を含む連結面から該連結面に垂直な第1側面にかけて前記カバー部材の外側に沿って伸張された第1補強部材と、前記連結面から前記第1側面に対向する第2側面にかけて前記カバー部材の外側に沿って伸張された第2補強部材とで構成されている
    ことを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記締結部材は、複数のビスであり、
    前記固定部材は、前記複数のビス用の雌ねじが形成された金属製の板材であり、
    前記カバー部材は、前記連結面の大部分と前記第1側面とを含む第1カバー部材と、前記第2側面を含む第2カバー部材とで構成され、
    前記カバー部材における前記複数のビス用の貫通孔は、前記連結面の前記第1カバー部材側に全て形成され、
    前記補強部材における前記複数のビス用の貫通孔は、前記連結面に当接する前記第1補強部材および前記第2補強部材に分けて形成されている
    ことを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項3に記載の電子カメラにおいて、
    前記複数のビス各々の頭部には、前記補強部材との当接面に突起が設けられている
    ことを特徴とする電子カメラ。
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