JP4003232B2 - マーキングシート用ベースフィルム - Google Patents
マーキングシート用ベースフィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4003232B2 JP4003232B2 JP2004223693A JP2004223693A JP4003232B2 JP 4003232 B2 JP4003232 B2 JP 4003232B2 JP 2004223693 A JP2004223693 A JP 2004223693A JP 2004223693 A JP2004223693 A JP 2004223693A JP 4003232 B2 JP4003232 B2 JP 4003232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyol
- polyurethane resin
- base film
- diisocyanate
- marking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
マーキングシートは、その目的や用途に応じてこれまで様々なものが提案されてきているが、基本的には、ベースフィルムに粘着剤層と離型剤層がこの順に積層された構造である。
具体的に例えば、このベースフィルムとしては、アクリルポリオール(A)、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオールのうち1種以上(B)、及びポリイソシアネート化合物(C)からなる樹脂組成物の硬化物が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
まず、本発明におけるポリウレタン樹脂の製造に使用される原料について説明する。
本発明に使用されるアクリルポリオール(A)は、活性水素基及び不飽和二重結合含有化合物と活性水素基を含有しない不飽和二重結合含有化合物との共重合反応によって好適に得られる。
活性水素基及び不飽和二重結合含有化合物としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレートのε−カプロラクトン付加物、2−ヒドロキシエチルアクリレートのβ−メチル−γ−バレロラクトン付加物、グリセロールモノアクリレート、グリセロールジアクリレート等のアクリレート類、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートのε−カプロラクトン付加物、2−ヒドロキシエチルメタクリレートのβ−メチル−γ−バレロラクトン付加物、グリセロールモノメタクリレート、グリセロールジメタクリレート等のメタクリレート類、アリルアルコール、グリセロールモノアリルエーテル、グリセロールジアリルエーテル等のアリル化合物類等が挙げられる。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
これらのうち、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレートのε−カプロラクトン付加物、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートのε−カプロラクトン付加物又はこれらの任意の2種以上の混合物が好ましく、更に、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート又はこれらの混合物が好ましい。
活性水素基を含有しない不飽和二重結合含有化合物としては、アクリル酸アルキル、アクリル酸シクロアルキル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸グリシジル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸アルキル、メタクリル酸シクロアルキル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エステル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル系化合物類、ビニルメチルエーテル等のビニルアルキルエーテル、ビニルシクロヘキシルエーテル、ビニルフェニルエーテル、ビニルベンジルエーテル、ビニルグリシジルエーテル等のビニルエーテル系化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルシアニド系化合物類、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等のエチレン性不飽和二重結合含有芳香族化合物類、塩化ビニル、臭化ビニル等のハロゲン化ビニル類、塩化ビニリデン、臭化ビニリデン等のハロゲン化ビニリデン類、マレイン酸ジアルキル等のマレイン酸ジエステル類、フマル酸ジアルキル等のフマル酸ジエステル類、イタコン酸ジメチル等のイタコン酸ジエステル類、N,N−ジメチルアクリルアミド等のジアルキルアクリルアミド類、N−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン等の複素環ビニル化合物類等が挙げられる。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
これらのうち、メチルアクリレート、メチルメタクリレート又はこれらの混合物が好ましい。
また、アクリルポリオール(A)の数平均分子量は500〜30,000、更に1,000〜10,000、特に1,000〜3,000が好ましい。
この短鎖ポリオールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジメチロールヘプタン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ダイマー酸ジオール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド付加物等の、分子量500未満のものが挙げられる。
ジアルキルカーボネートとしては、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等が挙げられる。
アルキレンカーボネートとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。
ジアリールカーボネートとしては、ジフェニルカーボネート等が挙げられる。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
これらのうち、炭素数1〜8の脂肪族ジオールから得られるポリカーボネートポリオール、特に、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール又はこれらの混合物から得られるポリカーボネートポリオールが好ましい。
また、ポリカーボネートポリオール(B)の数平均分子量は500〜5,000、更に800〜4,000が好ましい。
開始剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、シュークロース、グルコース、ラクトース、ソルビタン等の短鎖ポリオール、ビスフェノールA、ビスフェノールF等の低分子多価フェノール類、エチレンジアミン、ブチレンジアミン等の短鎖ジアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等の低分子アミノアルコール、アジピン酸、テレフタル酸等の低分子ポリカルボン酸、これらの少なくとも1種にアルキレンオキシドを反応させて得られる低分子量のポリオキシアルキレンポリオール等が挙げられる。
アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン等が挙げられる。
すなわち、ポリエーテルポリオール(C)としては、具体的には、ポリオキシエチレンポリオール、ポリオキシプロピレンポリオール、ポリテトラメチレンエーテルポリオール、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)−ランダム或いはブロック共重合ポリオール、ポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オキシブチレン)−ランダム或いはブロック共重合ポリオール等が挙げられる。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
これらのうち、ポリオキシプロピレンポリオールが好ましい。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
これらのうち、得られるポリウレタン樹脂の物性、耐候性などの点から、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート又はこれらの混合物、更にヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート又はこれらの任意の2種以上の混合物が好ましい。
短鎖ジアミンを用いた鎖延長反応により生成するウレア結合の分子内及び分子間の水素結合に由来する凝集力により、耐候性・耐汚染性はもちろんのこと、フィルムの腰(隆伏点強度)、引裂強度といった機械的な物性が向上する。また、ウレア結合によりフィルムの耐屈曲性や曲面追従性といった柔軟性能を維持しつつ、優れた機械的な物性を確保することができる。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。これらのうち、イソシアネート基との反応が緩やかな点から、イソホロンジアミンが好ましい。
本発明におけるポリウレタン樹脂は、前記各原料を有機溶液中で反応させることによって好適に製造することができる。具体的には例えば、まず、アクリルポリオール(A)とポリカーボネートポリオール(B)とポリエーテルポリオール(C)とを有機溶剤で適宜希釈する。この溶液に有機ポリイソシアネート(D)を加え、必要に応じてウレタン化触媒を添加した後、反応温度30〜100℃、更に50〜80℃にて、数時間反応させて、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを好適に合成することができる。このときのイソシアネート基/水酸基の仕込みモル比(R値)は1.1〜2.5が好ましく、特に1.5〜2.5が好ましい。R値が1.1未満の場合は、最終的に得られるポリウレタン樹脂の耐候性や機械的な物性が低下しやすい。また、R値が2.5を超える場合は、最終的に得られるポリウレタン樹脂の製造時にゲル化しやすい。
次いで、得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーに、鎖延長剤としての分子量500未満の低分子ジアミン、又は、好ましくは後述する反応停止剤を更に加えて、反応温度30〜80℃、更に30〜50℃にて、イソシアネート基が消失するまで鎖延長反応させることにより、目的とするポリウレタン樹脂を好適に得ることができる。このときのイソシアネート基/活性水素基の仕込みモル比(R値)は0.9〜1.1が好ましく、特に0.95〜1.05が好ましい。
反応停止剤としては、フェニルイソシアネート等のようなモノイソシアネート、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のようなモノアルコール、エチルアミン、プロピルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン等のようなモノアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン等のアミノアルコール等が挙げられる。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
これらのうち、アミノアルコール、更にモノエタノールアミン、ジエタエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミンから選択される1種又は任意の2種以上が好ましい。この理由は、イソシアネート基との反応性が、水酸基よりアミノ基のほうが大きいため、ポリウレタン樹脂の末端に水酸基が導入できることになるからである。
ポリウレタン樹脂の末端水酸基は、更にポリイソシアネート硬化剤を配合した場合に、硬化反応に関与することになる。
ポリイソシアネート硬化剤としては、日本ポリウレタン工業(株)製のコロネート(登録商標)HX、コロネートHL、コロネートL、コロネート2030、コロネート2031等が挙げられる。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
これらのうち、耐候性等を考慮すると、コロネートHX、コロネートHL等の無黄変系ポリイソシアネート硬化剤が好ましい。
まず、本発明におけるポリウレタン樹脂を剥離シート上に塗布し、硬化して成膜させて、ベースフィルムを形成する。剥離シートとしては、例えば、紙、又は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、セルロースアセテート等のプラスチックフィルムや、アルミ、ステンレスなどの金属箔が挙げられ、厚み10〜250μmのものが好適である。
程度であるが、この範囲内に限定されるものではなく、用途、要求性能に適した膜厚となるように塗布すればよい。ポリウレタン樹脂の硬化は、樹脂の種類、剥離シートの種類、膜厚、及び用途に応じた温度、時間で行えばよく、通常、室温〜350℃で行われるが、硬化の効率化及び生産性の向上の点から、30〜350℃に加熱して行うことが好ましい。
粘着剤としては、例えば、一般的な天然ゴム、合成イソプレンゴム、再生ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−イソプレン−スチレンゴム等を主成分とするゴム系粘着剤や、(メタ)アクリル酸エステル(C2〜C12)を主体にアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン等の単量体を共重合した重合体を主成分とするアクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコン系粘着剤等が挙げられ、用途、被着体の材質に応じた適当な接着力を有する物を選択することができる。
〔ポリウレタン樹脂溶液の製造〕
トルク計付き攪拌機、温度計及び窒素ガス導入管を備えた四つ口セパラブルフラスコに、数平均分子量1,000のポリカーボネートジオール(日本ポリウレタン工業(株)製、商品名(登録商標):ニッポラン981)58.3g、数平均分子量1,000のポリオキシプロピレンジオール(三洋化成工業(株)製、商品名(登録商標):サンニックスPP−1000)58.3g、アクリルポリオール(メチルメタクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート、水酸基価5.6mgKOH/g(固形分換算)、固形分40%のトルエン溶液、平均官能基数1.8)437.2g、水素添加キシリレンジイソシアネート(三井武田ケミカル(株)製、商品名:タケネート600)42.6g、DBTDL0.02g、トルエン11.1gを仕込み、窒素雰囲気下75℃で6時間反応させてイソシアネート基含有アクリルウレタンプレポリマー溶液を得た。
このプレポリマー溶液にトルエン226.6gを加えて希釈した後、IPA150.0gとIPDA15.5g、MEA0.4gとを混合したアミン溶液を、攪拌中のプレポリマー溶液に滴下して鎖延長反応を行った。
その後50℃を維持し、FT−IRによるイソシアネート基のピークが消失するまで反応を行い、粘度1200mPa・s/25℃、固形分35%のポリウレタン樹脂溶液PU−1を得た。
〔ベースフィルムの製造〕
このポリウレタン樹脂溶液PU−1を離型紙上に膜厚:50μm(ドライ)になるようにバーコーターにてキャストし、室温で10分放置後、120℃のオーブンに60分乾燥・硬化させて、ベースフィルムを得た。
〔マーキングシートの製造〕
コンマコーターを用いて、シリコーン樹脂系離型剤で離型処理が施された離型紙の離型処理面に、2液架橋型の溶剤型アクリル樹脂系粘着剤を乾燥後の塗工厚みが40μmとなるように塗工し、乾燥して、厚み40μmの粘着剤層と離型紙とからなる積層体を作製した。次いで、この積層体の粘着剤層側に上記で得られたベースフィルムの一部を用いてラミネートし積層して、マーキングシートを得た。
これらの結果とベースフィルム及びマーキングシート特性試験結果を表1に示す。
実施例1と同様な手順で、表1及び2に示す原料を使用してポリウレタン樹脂溶液PU−2〜12を得た。これらのポリウレタン樹脂溶液PU−2〜12を用い、実施例1と同様な手順でベースフィルム及びマーキングシートを得た。
これらの結果とベースフィルム及びマーキングシート特性試験結果を表1及び2に示す。
アクリルポリオール:メチルメタクリルレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート系アクリルポリオール、水酸基価5.6mgKOH/g(固形分換算)、固形分40%のトルエン溶液、平均官能基数=1.8
ポリカーボネートジオール:日本ポリウレタン工業(株)製、商品名(登録商標):ニッポラン981、数平均分子量1,000
ポリオキシプロピレンジオール:三洋化成工業(株)製、商品名(登録商標):サンニックスPP−1000、数平均分子量1,000
DBTDL:ジブチルチンジラウレート
IPDA :イソホロンジアミン
MEA :モノエタノールアミン
IPA :イソプロパノール
ベースフィルムの性能を以下の方法で評価した。
(1)降伏点強度
JIS K6251の方法に準じて測定した。
評価基準; ○:降伏点強度15MPa以上
×:降伏点強度15MPa未満
(2)引裂強度
JIS K7128−1トラウザー引裂法にて測定し、評価した。
評価基準; ○:引裂強度3.0N/mm以上
×:引裂強度3.0N/mm未満
(3)耐候性
JIS K6266の方法に準じて測定した。
評価基準; ○:外観良好
△:多少の外観変化あり
×:著しい外観変化あり
(4)耐屈曲性
直径1mmの棒にベースフィルムを巻き付けて、クラック発生の有無を目視で評価した。
評価基準; ○:クラックの発生が認められないもの
×:クラックの発生が認められるもの
(5)熱寸法安定性
JIS K7133の方法に準じて測定し、以下の式により伸縮率(%)を計算し評価した。
S=(L1−L0)/L0×100
但し、S:伸縮率(%)
L0:加熱処理前の長さ(mm)
L1:加熱処理後の長さ(mm)
評価基準; ◎:S=±1.0%未満
○:S=±1.0%以上±2.0%未満
×:S=±2.0%以上
マーキングシートの性能を以下の方法で評価した。
(1)カッティング性
カッティングマシーン(商品名「CG45」、MIMAKI社製)を用いて、マーキングシートのカッティングを実施し、下記3点法の評価基準でカット性を評価した。
評価基準; 3点:問題なくカッティングできた
2点:鋭角部でシートのカット不良による捲れが部分的に発生した
1点:鋭角部でシートのカット不良による捲れが顕著に発生した
(2)施工性
マーキングシートの離型紙を剥離して、三次曲面を有するコルゲート板の山部にマーキングシートの粘着剤層側を接着させ、次いでコルゲート板の谷部へ専用の施工工具を用いて押し込んで接着させ、23℃の雰囲気下に3日間放置した後、マーキングシートの浮きの状態を目視で観察し、下記5点法の評価基準で施工性を評価した。
評価基準; 5点:谷部に浮きが全く発生しなかった
4点:谷部へ押し込む時にマーキングシートの裂けが部分的に発生した
3点:谷部に若干の浮きが発生した
2点:谷部へ押し込む時にマーキングシートの裂けが顕著に発生した
1点:谷部に著しい浮きが発生した
(3)耐候性
マーキングシートをカーボンアークサンシャイン型ウエザロメーターで2000時間促進曝露した後、分光測色計「CM−3700d」を用いて、促進曝露前後の色差を測定した。
評価基準; 3点:色差が6以下(良好)
2点:色差が6超〜8以下(可)
1点:色差が8以上(不可)
表3に示すポリウレタン樹脂溶液PU−1〜5とポリイソシアネート硬化剤を用い、実施例1と同様の手順でベースフィルム及びマーキングシートを得た。
これらの結果とベースフィルム及びマーキングシート特性試験結果を表3に示す。
Claims (2)
- アクリルポリオール(A)とポリカーボネートポリオール(B)とポリエーテルポリオール(C)と有機ポリイソシアネート(D)とを反応させて得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを、分子量500未満の低分子ジアミンによって鎖延長反応させて得られるポリウレタン樹脂からなるマーキングシート用ベースフィルムであって、
アクリルポリオール(A)の前記ポリウレタン樹脂中の含有量が20〜80質量%であり、かつ、ポリカーボネートポリオール(B)とポリエーテルポリオール(C)との質量比が20/80〜80/20であること、を特徴とする前記マーキングシート用ベースフィルム。 - アクリルポリオール(A)とポリカーボネートポリオール(B)とポリエーテルポリオール(C)と有機ポリイソシアネート(D)とを反応させて得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを分子量500未満の低分子ジアミンによって鎖延長反応させて得られるポリウレタン樹脂に更に、ポリイソシアネート硬化剤を反応させてなるマーキングシート用ベースフィルムであって、
アクリルポリオール(A)の前記ポリウレタン樹脂中の含有量が20〜80質量%であり、かつ、ポリカーボネートポリオール(B)とポリエーテルポリオール(C)との質量比が20/80〜80/20であること、を特徴とする前記マーキングシート用ベースフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004223693A JP4003232B2 (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | マーキングシート用ベースフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004223693A JP4003232B2 (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | マーキングシート用ベースフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006045250A JP2006045250A (ja) | 2006-02-16 |
JP4003232B2 true JP4003232B2 (ja) | 2007-11-07 |
Family
ID=36024221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004223693A Expired - Fee Related JP4003232B2 (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | マーキングシート用ベースフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4003232B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006100844A1 (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Mitsui Chemicals, Inc. | 生分解性を有する水環境応答型ポリマー、その製造方法および水崩壊性材料 |
WO2007119305A1 (en) * | 2006-03-15 | 2007-10-25 | Kansai Paint Co., Ltd. | Coating composition and method of forming coating film |
WO2012039259A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | 三井化学株式会社 | ポリウレタン樹脂組成物、ポリウレタンディスパージョン、蒸着用アンカーコートフィルムおよびアンカーコートされた蒸着フィルム |
JP6256729B2 (ja) * | 2013-06-19 | 2018-01-10 | エルジー・ケム・リミテッド | 積層体 |
CN115851033B (zh) * | 2022-12-30 | 2023-12-01 | 杭州普力材料科技有限公司 | 一种基于聚碳酸酯聚醚多元醇的水性油墨连接剂及其制备方法、水性油墨及其制备方法 |
-
2004
- 2004-07-30 JP JP2004223693A patent/JP4003232B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006045250A (ja) | 2006-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10590303B2 (en) | Thermoplastic polyurethane compositions, articles, and methods thereof | |
JP3885531B2 (ja) | 水性ポリウレタン系エマルジョン、並びにこれを用いた水性接着剤及び水性塗料 | |
JP5870938B2 (ja) | 水性ポリウレタン樹脂分散体及びその使用 | |
WO2007091643A1 (ja) | ウレタン樹脂の製造方法および粘着剤 | |
BR0315067B1 (pt) | Dispersão de poliuretano, método para produzi-la e revestimento, película, elastômero ou espuma microcelular preparados a partir da dispersão | |
JP4993408B2 (ja) | 化粧シートのプライマー用ポリウレタン樹脂及びそれを用いた化粧シートのプライマー | |
EP2674443A1 (en) | Waterborne polyurethane resin dispersion and use thereof | |
KR20090055643A (ko) | 마킹용 점착시트 | |
TW201348278A (zh) | 水性聚胺酯樹脂分散體 | |
JP2017165025A (ja) | 積層体およびその製造方法 | |
JP3650988B2 (ja) | コーティング剤用ポリウレタン系樹脂及びコーティング剤組成物 | |
JP3772341B2 (ja) | 印刷インキバインダー及び印刷インキ | |
JP5977005B2 (ja) | 耐光性塗料 | |
TW200829669A (en) | Base material for adhesive and method for producing adhesive | |
JP4003232B2 (ja) | マーキングシート用ベースフィルム | |
JP5183404B2 (ja) | アクリルゾル組成物 | |
JP3882752B2 (ja) | 樹脂組成物、それを用いたシート、シートの製造方法及び成型体 | |
JP3783223B2 (ja) | 転写シート用印刷インキバインダー及びこれを用いた転写シート用印刷インキ | |
JP2002038119A (ja) | 感圧性接着剤およびその用途 | |
JP2012172094A (ja) | 成形用樹脂組成物、シート、粘着シート、シートの製造方法及び成型体 | |
JP4061631B2 (ja) | 非水系プライマー組成物 | |
JP2001055540A (ja) | ポリウレタン系プライマー | |
JP2003192761A (ja) | アクリル変性ウレタン樹脂組成物及びその製造方法 | |
JP3991347B2 (ja) | コーティング剤組成物 | |
JP2005255892A (ja) | 成型加工用シート、成型加工用粘着シート、およびそれらを用いて製造される着色成型体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070511 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20070528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070704 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4003232 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |