JP4002650B2 - 前照灯の照射角調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は前照灯の照射角調整装置において、構造が簡単で、しかも、エイミング調整及びレベリング調整を同じ支点上で行うことができるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
前照灯の照射角調整装置は、一般的にモータの駆動力によって軸方向に移動するようにされた移動部材を有すると共に、該移動部材の先端には反射鏡等の傾動部材が連結され、上記移動部材の移動に伴って傾動部材が傾動し、これによって照射角を調整するようにされたものである。そして、前照灯の照射角調整装置の構造の簡素化及び照射角の調整時に微調整が行えるようにする等のために、モータに所謂ステッピングモータを用いることが提案されている。そして、このようなステッピングモータを用いた照射角調整装置にあっては、一般的に、該ステッピングモータのステータ及びローターは上記移動部材を中心とする同心円状に配置される。
【0003】
尚、傾動部材は、一般的に、前照灯の上端寄りで左右に適宜離間した2箇所と、該2箇所の内一方から垂直に下方に離間した箇所の3箇所に設けられた回動支点で非傾動部材と傾動自在に連結され、該3箇所の回動支点のうち下方に位置した一箇所に上記照射角調整装置が配置される。
【0004】
そして、外部からの指令に基づいてステッピングモータが適宜に作動すると、そのロータの回転が移動部材に伝達されて、移動部材がその軸方向に移動し、これによって前照灯の上方に位置した2箇所の支点を結んだ線を傾動軸として、傾動部材が傾動され、照射角が上下に変化するようになっている。これがレベリング調整である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前照灯では一般的に、上記レベリング調整とは別に、その基本となる照射角を規定するためにエイミング調整を行う必要があるが、上記従来の前照灯の照射角調整装置にあっては、ステッピングモータによってその軸方向に移動する移動部材は、エイミング調整を行うために、例えば、ステッピングモータの駆動によらずに手動等によってその軸方向に移動させることができない、即ち、従来の照射角調整装置は、前照灯のレベリング調整のみを行うものであり、エイミング調整は行うことができない構造であった。
【0006】
そのため、上記従来のステッピングモータを用いた照射角調整装置を使用する前照灯にあっては、エイミング調整を行うための適宜な機構を、上記照射角調整装置が設けられた支点以外の2箇所、即ち、前照灯の上方に位置した2箇所の支点に設けている。
【0007】
そして、エイミング調整は、上記2箇所の支点の内の1箇所又は2箇所の支点の調整機構を操作することによって左右又は上下に照射角を変化させて行うようになっている。
【0008】
従って、傾動部材と非傾動部材を連結する支点の構造が複雑になるという問題があり、しかも、特に、上下方向のエイミング調整にあっては、1つの支点の調整機構を操作するだけでは傾動軸が斜めに傾斜しているため、照射角が左右にも動いてしまい、一方向の調整を行うだけなのに双方の調整機構を操作しなければならず、調整が複雑化してしまうという問題があった。
【0009】
従って、本発明前照灯の照射角調整装置は、上記問題点に鑑み、構造が簡単で、前照灯のエイミング調整及びレベリング調整を同じ支点上で行うことができるようにすることを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明前照灯の照射角調整装置は、上記した課題を解決するために、全体的に略円筒状を為し、前部と後部とこれらの間で外径及び内径がより大きくされた中間部とから成るケース体内に、アジャスティングシャフトを中心として同心円状に筒体とロータとステータが、ステータが中間部の内部にくるようにして配置され、ステッピングモータのロータにはその回転に応じて摺動して位置を移動するようにされた筒体が螺合され、ケース体後部の内部に係合凹部が設けられると共に、筒体の後端にはケース体の係合凹部内に位置する回り止め突起が一体に形成され、筒体に、一端が傾動部材と螺合によって連結すると共に他端に工具等によって操作することによって回転可能とするための操作部を有するアジャスティングシャフトを、筒体には回転自在で軸方向には移動不能に保持させ、アジャスティングシャフトを回転させることによって傾動部材が傾動されるようにしたものである。
【0011】
従って、簡単な構造で、前照灯のエイミング調整及びレベリング調整を同じ支点上で行うことが可能となる。また、装置の小型化とステッピングモータの安定した収容が可能になる。そして、さらに、エイミング調整をする際に、アジャスティングシャフトを回転させると、これと螺合した筒体がケース体の係合凹部内に位置した回り止め突起によって回転が阻止されているので、アジャスティングシャフトのみをその回転方向に応じて回転させながら前後に移動させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明前照灯の照射角調整装置の実施の形態について、比較例と共に、添付図面に従って説明する。
【0013】
前照灯1は、図1に概略的に示すように、ランプボディ2とその前面開口を覆ったレンズ3とによって画成された灯具空間内に反射鏡4及び図示しない電球等が配置されて成る。そして、反射鏡4は、前照灯1の上端寄りで左右に適宜離間した2箇所と、該2箇所の内一方から垂直に下方に離間した箇所の3箇所の回動支点部5、6、7でランプボディ2に支持されている。
【0014】
尚、詳しい図示及び説明は省略するが、上記回動支点部5は、適宜な調整機構が設けられることによってランプボディ2と反射鏡4との間の間隔が変化するようにされ、反射鏡4は回動支点部6と7を結んだ線を中心として傾動して前照灯1の照射角を左右に変化させてエイミング調整を行う調整点となる部分である。また、同様に、回動支点部6は、例えば、周知の玉継手等を用いてランプボディ2と反射鏡4との間の間隔が固定された状態で単に回動自在に連結された部分である。
【0015】
そして、上記回動支点部7においては、照射角調整装置8を介してランプボディ2と反射鏡4とが連結されている。即ち、照射角調整装置8は、図2に示すように、ケース体9内にアジャスティングシャフト(以下、単にシャフトという。)10を中心として同心円状に配置された筒体11、ロータ12及びステータ13を有する。
【0016】
ケース体9は、図2及び図3に示すように、適宜に分割された複数の部分が結合一体化されて全体的に略円筒状を為す。
【0017】
また、一体化されたケース体9は、前方に向かって開口した前部14と後方が閉塞された後部15と、これらの間で外径及び内径がより大きくされた部分である中間部16とから成る。上記前部14の内周面にはフランジ17が形成され、後方が閉塞された後部15の後壁の中心には挿通孔18が形成されている。また、後部15の周壁の周方向に略180度離間した2箇所が後部15の後端まで上下に突出し、その内部が係合凹部19、19とされる。尚、上記中間部16の内部は、ケース体9の他の部分よりの内部よりも内径が大きくされて、ステータ13が配置される収納凹部20とされる。
【0018】
シャフト10は略丸棒状を為し、その中間部に螺条21が形成されて螺軸とされると共に、前端部に球部22が、後端部には横断面形状で正六角形状を為し、後面にプラスドライバー用のプラス型をした係合溝を有する操作部23が一体に形成されたものである。
【0019】
筒体11は、全体として略円筒状を為し、その外周面の中央部には螺条24が形成されると共に、後端には上下に突出した回り止め突起25、25が一体に形成されている。また、筒体11の中心孔26の前端側の略3分の2の部分は後端側の残りの部分よりも内径が小さく、即ち、上記シャフト10の外径と略同じとされると共にその内周面には螺溝27が形成されている。
【0020】
ロータ12もまた、全体的に略円筒状を為し、上記筒体11の外径と略同じ内径を有する中心孔28に螺溝29が形成されている。尚、ロータ12の外周部には図示しない適宜な形状、例えば、リング状をした複数の永久磁石がロータマグネットとして取着されている。
【0021】
そして、ステータ13は、上記ロータマグネットに対応して複数の図示しないステータコイルを有し、ケース体9の収納凹部20の内周面に沿って配置される。
【0022】
しかして、これらシャフト10、筒体11及びロータ12は、以下のような状態でケース体9内に配置される。
【0023】
図2に示すように、シャフト10を筒体11の中心孔26にその後方から挿入して螺条21と螺溝27とが螺合した状態とし、更に、筒体11をロータ12の中心孔28にその後方から挿入して螺条24と螺溝29とが螺合した状態とする。
【0024】
そして、これらシャフト10、筒体11及びロータ12を、ケース体2内の所定の箇所に配置する。即ち、図2に示すように、筒体11の前端部がケース体9のフランジ17の端面に緩く当接し、シャフト10の前端がケース体9から前方に突出すると共に後端がケース体9の挿通孔18に挿通され操作部23が後方に突出するように配置する。尚、筒体11の後端の回り止め突起25、25はそれぞれ、図2及び図3に示すように、ケース体9の係合凹部19、19内に位置させる。
【0025】
また、ロータ12は、ケース体9の中間部16の内周面に沿って位置し、中間部16の収納凹部20内に配置されたステータ13と少しのギャップを介して対向し、これらロータ12とステータ13とによって、例えば、周知のPM型ステッピングモータ30が構成される。尚、図示及び説明は省略するが、ケース体9内には、上記ステッピングモータ31の適宜な制御/駆動回路が配設された基板やシャフト10の移動量検知手段等が配置される。
【0026】
以上に記載したような構造を有する照射角調整装置8は、回動支点部7に配設される。そして、回動支点部7において、照射角調整装置8は、図2に示すように、ケース体9が適宜な手段によってランプボディ2に固定されると共に、アジャスティングスクリュー10の球部22が反射鏡4に取着された玉受体31に回動自在な状態で内嵌される。
【0027】
次に、以上に記載したような構造を有する照射角調整装置8におけるエイミング調整時及びレベリング調整時における動作について説明する。
【0028】
エイミング調整は、シャフト10を、その操作部23をプラスドライバー等の適宜な工具を用いて操作することにより、適度に回転させて前後に移動させることによって為される。
【0029】
即ち、シャフト10を回転させると、これと螺合した筒体11がケース体9の係合凹部19、19内に位置した回り止め突起25、25によって回転が阻止されているので、シャフト10のみがその回転方向に応じて回転しながら前後に移動する。そして、このシャフト10の前後方向への移動によって、球部22と玉受体31とによって連結された反射鏡4が前方又は後方に押圧され、これによって、回動支点部7においてランプボディ2と反射鏡4との間の間隔が変化し、その結果として、反射鏡4が他の2つの回動支点部5、6を結んだ線を傾動軸としてランプボディ2に対して傾動し、前照灯1の照射角が上下に傾動することになる。
【0030】
レベリング調整は、ステッピングモータ30を作動、即ち、ステータ13のステータコイルに、駆動用のパルスを印加することによって、ロータ12を適宜な量回転させることによって行われる。
【0031】
即ち、ロータ12が回転すると、これと螺合した筒体11が、回り止め突起25、25と係合凹部19、19との係合によってその回転を阻止去ると共に、その前端部がケース体9のフランジ17の端面と当接しながら、これらによってガイドされてロータ12の回転方向に応じて前後に移動する。そして、この時、筒体11と螺合したシャフト10もまた、筒体10と一体に前後に移動することになる。
【0032】
すると、前記エイミング調整時と同様に、このシャフト10及び筒体11の前後方向への移動によって、回動支点部7において、球部22と玉受体31とによって連結された反射鏡4とランプボディ2との間の間隔が変化し、反射鏡4が他の2つの回動支点部5、6を結んだ線を傾動軸としてランプボディ2に対して傾動することになる。
【0033】
次に、図4に示すように、アジャスティングシャフト及び筒体の形状を変形した実施の形態について説明する。
【0034】
アジャスティングシャフト40は、略丸棒状を為し、その先端部に螺条41が形成されて螺軸とされると共に、後端部に六角ボルトの頭部状をした操作部42が一体に形成されたものである。
【0035】
筒体43は、全体的に略円筒状を為すと共に中心孔44を有し、その外周面の中央部には螺条45が形成されると共に、後端には上下に突出した回り止め突起46、46が一体に形成されて成る。
【0036】
しかして、シャフト40は、筒体43の中心孔44にその後方から挿通すると共に、シャフト40の筒体43から前後に突出した部分にワッシャ47、47を筒体43に当接するように外嵌し、これによって、シャフト40は、筒体43に対して回転可能に、且つ、その軸方向には移動不能に支持されるようになる。
【0037】
上記シャフト40と筒体43との連結体は、前記シャフト10と筒体11との組み合わせの場合と同様に、筒体43をロータ12の中心孔28にその後方から挿入して螺条45と螺溝29とを螺合させた状態とし、これらシャフト40、筒体43及びロータ12は、ケース体2内の所定の箇所に配置される。尚、この時、前記筒体11の回り止め突起25、25と同様に、筒体43の回り止め突起46、46は、ケース体9の係合凹部19、19内に位置する。
【0038】
そして、シャフト40は、その螺条41が反射鏡4に取着されたナット体48に螺合され、エイミング調整時においては、シャフト40の回転に応じて、シャフト40がナット体48にねじ込まれ、若しくは、ねじ戻され、これによって、回動支点部7において、反射鏡4とランプボディ2との間の間隔が変化し、反射鏡4が他の2つの回動支点部5、6を結んだ線を傾動軸としてランプボディ2に対して傾動することになる。
【0039】
また、レベリング調整時においては、ステッピングモータ30が作動してロータ12が回転すると、これと螺合した筒体43が、回り止め突起46、46と係合凹部19、19との係合によってその回転を阻止されると共に、その前端部がケース体9のフランジ17の端面と当接して、ロータ12の回転方向に応じて前後に移動する。そして、この時、筒体43と一体化されたシャフト40もまた、筒体43と一体に前後に移動することになる。
【0040】
これら一体化されたシャフト40及び筒体43の前後方向への移動によって、シャフト40と螺合したナット体48によって連結された反射鏡4とランプボディ2との間の間隔が変化し、反射鏡4が他の2つの回動支点部5、6を結んだ線を傾動軸としてランプボディ2に対して傾動することになる。
【0041】
最後に、図5に示すように、アジャスティングシャフトの後部、即ち、操作部の形状を変形した実施の形態について説明する。
【0042】
アジャスティングシャフト50(後部のみを図示)は、その後端部51に所謂クラウンギアを有する操作部52が外嵌されて成る。尚、上記後端部51は、略丸棒状をしたシャフト50の前側の部分よりも細い角棒状に形成される。
【0043】
操作部52は、本体部53と、該本体部53の後端寄りの位置に、例えば、アウトサート成型により一体化されたクラウンギア54とから成る。本体部53のうち、クラウンギア54から前側の部分は、略円筒状に形成されると共にその前端に開口した連結孔55が形成されている。該連結孔55の形状は、シャフト50の後端部51の形状に合わせて横断面形状で略正方形に形成され、シャフト50の後端部51が摺動自在、且つ、回転不能に挿入されるようになっている。
【0044】
また、本体部53は、その前端部の外周面には周方向に一定間隔で離間した係合爪56、56、・・・及び図示しないスリットが形成され、操作部52のクラウンギア54よりも後側の部分は横断面形状で正六角形を為す頭部57とされ、該頭部57の後面にはマイナス型の係合溝が形成されている。
【0045】
クラウンギア54は、円形に形成されると共に、その周縁部が前方に折り曲げられて多数のギア歯が形成されている。
【0046】
上記シャフト50及び操作部52が用いられる場合のケース体9Aは、前記ケース体9とは一部の形状のみが異なっているだけである。即ち、ケース体9Aは、その後面壁58に挿通孔59が形成されると共に、該挿通孔59の前側の開口縁から前方に突出した筒部60と、挿通孔59の後側開口縁から後方に突出した筒部61とが一体に形成されている。尚、図示及び説明は省略するが、ケース体9Aの他の部分は前記ケース体9と同形状とされている。
【0047】
このような操作部52は、ケース体9Aの挿通孔59に本体部53が後方から挿通される。この時、係合爪56、56、・・・が筒部60、61や挿通孔59の内面によって内側に撓み、これによって、本体部53の前部が挿通され、係合爪56、56、・・・が筒部60の前端を出たところで係合爪56、56、・・・が元の状態に復帰し筒部60の前端と係合して、操作部52のケース体9Aからの脱落が防止されるようになる。そして、この状態で、連結孔55内にシャフト50の後端部51が挿入される。
【0048】
しかして、エイミング調整時においては、周知のように、プラスドライバー62をクラウンギア54と噛合させることによって操作部52を回転させると、操作部52と共にシャフト50が回転し、エイミング調整を行うことができるようになる。また、レベリング調整時においては、図示しないステッピングモータの作動によって筒体とシャフトが一体に前後方向に移動して、操作部52は回転及び移動しないで固定されたまま、シャフト50の前後方向への移動に伴って連結孔55内でシャフト50の後端部51のみが摺動して、反射鏡4の傾動が行われることになる。
【0049】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように本発明前照灯の照射角調整装置は、全体的に略円筒状を為し、前部と後部とこれらの間で外径及び内径がより大きくされた中間部とから成るケース体内に、アジャスティングシャフトを中心として同心円状に筒体とロータとステータが、ステータが中間部の内部にくるようにして配置され、ステッピングモータのロータにはその回転に応じて摺動して位置を移動するようにされた筒体が螺合され、筒体に、一端が傾動部材と螺合によって連結すると共に他端に工具等によって操作することによって回転可能とするための操作部を有するアジャスティングシャフトを、筒体には回転自在で軸方向には移動不能に保持させ、アジャスティングシャフトを回転させることによって傾動部材が傾動されるようにしたので、エイミング調整及びレベリング調整を同じ回動支点上でアジャスティングシャフトを操作するだけで行うことができる。また、装置の小型化とステッピングモータの安定した収容が可能になる。そして、さらに、エイミング調整をする際に、アジャスティングシャフトを回転させると、これと螺合した筒体がケース体の係合凹部内に位置した回り止め突起によって回転が阻止されているので、アジャスティングシャフトのみをその回転方向に応じて回転させながら前後に移動させることができる。
【0050】
尚、前記実施の形態等において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2及び図3と共に、本発明前照灯の照射角調整装置の比較例を示すものであり、本図は、正面図である。
【図2】 要部の縦断面図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 図5と共に、本発明前照灯の照射角調整装置の実施の形態を示す図である。
【図5】アジャスティングシャフトの操作部を変形した実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1…前照灯、4…傾動部材(反射鏡)、8…照射角調整装置、9…ケース体、12…ロータ、13…ステータ、14…前部、15…後部、16…中間部、19…係合凹部、20…中間体の内部(収納凹部)、30…ステッピングモータ、40…アジャスティングシャフト、42…操作部、43…筒体、46…回り止め突起、50…アジャスティングシャフト、52…操作部
Claims (1)
- ステッピングモータによって傾動部材を傾動させて照射角を変更するようにされた前照灯の照射角調整装置であって、
全体的に略円筒状を為し、前部と後部とこれらの間で外径及び内径がより大きくされた中間部とから成るケース体内に、アジャスティングシャフトを中心として同心円状に筒体とロータとステータが、ステータが中間部の内部にくるようにして配置され、
上記ステッピングモータの上記ロータにはその回転に応じて摺動して位置を移動するようにされた上記筒体が螺合され、
上記ケース体後部の内部に係合凹部が設けられると共に、上記筒体の後端には上記ケース体の係合凹部内に位置する回り止め突起が一体に形成され、
上記筒体に、一端が傾動部材と螺合によって連結すると共に他端に工具等によって操作することによって回転可能とするための操作部を有するアジャスティングシャフトを、上記筒体には回転自在で軸方向には移動不能に保持させ、
上記アジャスティングシャフトを回転させることによって傾動部材が傾動される
ことを特徴とする前照灯の照射角調整装置。
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