JP4002132B2 - 電磁流量計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁流量計に関し、特に流体に混入している商用電源ノイズによる計測流量のふらつきを抑制する機能を有する電磁流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電磁流量計の計測対象となる流体は、ポンプや電磁弁を通過する際、これら機器から生ずる50Hz/60Hzの商用電源ノイズが流体に混入する場合がある。このような商用電源ノイズが流体に混入している場合、検出器から得られた信号起電力にも商用電源ノイズが重畳するため、その信号起電力をサンプリングして得られる直流流量信号にも、商用電源周波数とサンプリング周波数との差分周波数を有する差分ノイズが重畳する。したがって、このような直流流量信号をデジタル流量信号として取り込んだ場合、差分ノイズの影響で計測流量にふらつきが生ずる。
【0003】
従来、このような商用電源ノイズに起因する計測流量のふらつきを抑制する電磁流量計として、図5に示すように、直流流量信号12の差分ノイズを除去するための帯域減衰フィルタ(以下、BEFという)50を設けた電磁流量計が提案されている(例えば、特開2000−258211号公報など参照)。
同図において、検出器10Bでは、所定の交流励磁電流に基づいて管路内の流体に磁界を印加し、流体に発生した信号起電力を検出信号として検出出力する。変換器10Aでは、検出器10Bに対して所定の交流励磁電流を出力するとともに、検出器10Bからの検出信号を信号処理することにより管路内の流量を算出出力する。
【0004】
励磁部7は、図6に示すように、スイッチング部8からの励磁信号8Cに基づいて矩形波からなる所定周波数の交流励磁電流を出力する。
検出器10Bのコイル9Cは、変換器10Aからの交流励磁電流により励磁されて、管路9内を流れる流体に対して所定の磁界を印加し、これにより流体の流速に応じた振幅を有する信号起電力が発生する。
この信号起電力は、管路9の内壁であって対向する位置に設けられた検出電極9A,9Bにより検出され、検出信号として変換器10Aに出力される。
【0005】
変換器10Aでは、初段増幅部1において、ハイパスフィルタなどを用いて検出器10Bから得られた検出信号のうち低周波数成分を減衰させることにより、この検出信号に混入するパルス状ノイズや低周波ノイズを減衰させるとともに、交流増幅し交流流量信号11として出力する。
【0006】
サンプルホールド部2では、スイッチング部8からのスイッチング信号8A,8Bに基づいて、初段増幅部1からの交流流量信号11のうちコイル9Cによる磁束微分ノイズの影響が少ない波形後短部(斜線ハッチング部分)をサンプリングし直流流量信号12として出力する。帯域減衰フィルタ50はサンプルホールド部2からの直流流量信号12に含まれる、励磁周波数fexと商用電源周波数fnとの差の周波数Δf=|fn−fex|の差分ノイズ成分を減衰させる。
演算処理部5は、BEF50を介してサンプルホールド部2からの直流流量信号12をデジタル流量信号として取り込み、所定の演算処理を実行することにより所望の計測流量値を算出し、出力部6で所定の流量信号(ループ電流)に変換して出力する。
このようにして、差分ノイズの影響で生じるふらつきが抑制された計測流量を得ていた。
【0007】
一方、上記のようにして差分ノイズを直接低減させるのではなく、図7に示すように、各検出電極9A,9Bから得られた電極電圧EA,EBの差分を示す出力電圧ESを得ることにより、その元となる商用電源ノイズを低減させるようにした電磁流量計もある。
通常、流体に混入する商用電源ノイズは、コモンモードノイズNCとして、各検出電極9A,9Bに等しく混入する場合が多い。このようなコモンモードノイズNCが混入する場合、各検出電極9A,9Bと接地電位9Dの間に生ずる電極電圧EA,EBは、各検出電極9A,9Bの信号起電力をSA,SBとすると、
EA=SA+NC
EB=SB+NC
となる。
【0008】
このとき、信号起電力SA=−SBであることから、減算器51でこれら電極電圧EA,EBの差分をとると、図8に示すように、コモンモードノイズNCが互いに打ち消された出力電圧ES、
ES=EA−EB=2SA
が得られる。
これとは逆に、加算器52で電極電圧EA,EBを加算すると、流量信号が互いにうち消されて、商用電源ノイズを示すノイズ電圧EN、
EN=EA+EB=2NC
が得られる。
【0009】
このノイズ電圧から商用電源周波数を抽出し、これに同期させて励磁することにより、減算器51での演算を演算処理部5で行うことができる。
すなわち、図5に示したサンプルホールド部2と同様にして、電極電圧EA,EBを半周期ごとにサンプリングし、半周期だけ位相がずれたEA,EBを用いてESを求めればよい。このとき、励磁タイミングは商用電源周波数に同期しているため、位相が半周期ずれたEA,EBに対して、コモンモードノイズNCがそれぞれ等しく混入していることになり、位相のずれがなく、減算器51を用いることなく効果的にコモンモードノイズNCをうち消すことができる。
このようにして、差分ノイズの影響で生じるふらつきが抑制された計測流量を得ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電磁流量計では、商用電源周波数とサンプリング周波数との差分周波数を有する差分ノイズの影響で生じるふらつきを抑制するためのアナログ信号処理回路を追加する必要があり、製品コストの上昇や電力消費の増大を招くという問題点があった。特に、最大消費電流が4mA以下に制限される2線式電磁流量計において電力消費の増大は深刻な問題となる。
前者のように差分ノイズをBEFで除去する場合は、差分周波数付近の比較的狭い周波数帯域を効果的に除去する必要があり、ある程度の規模のフィルタ回路が必要となり、消費電力も増大する。
【0011】
また、後者のように元となる商用電源ノイズを低減させる場合には、逆位相の電極電圧から商用電源ノイズを精度よく除去するための減算回路や、商用電源ノイズから商用電源周波数を精度よく抽出するための加算回路が必要となり、消費電流も増大する。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、商用電源周波数とサンプリング周波数との差分周波数を有する差分ノイズの影響で生じるふらつきを、比較的簡素な回路構成で消費電力を余り増大させることなく効率よく抑制できる電磁流量計を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる電磁流量計は、所定励磁周波数の交流励磁電流により管路内の流体に磁界を印加し、その流体から検出した信号起電力をサンプリングし、得られた直流流量信号をデジタル流量信号として演算処理部へ取込んで計測流量を算出する電磁流量計において、流体に混入している商用電源ノイズの商用電源周波数と励磁周波数との差分周波数の整数分の1の周波数の取込制御信号を生成する回路部と、取込制御信号の周波数に基づき直流流量信号をサンプリングし、演算処理部へデジタル流量信号として出力する取込部とを備えるようにしたものである。
【0013】
好ましくは、本発明にかかる他の電磁流量計は、演算処理部で、流体に混入している商用電源ノイズの商用電源周波数と励磁周波数との差分周波数の整数分の1の周波数で、直流流量信号から取り込んだデジタル流量信号を用いて計測流量を算出するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる電磁流量計の構成を示すブロック図であり、同図において、前述の説明(図5参照)と同じまたは同等部分には、同一符号を付してある。
この電磁流量計において、検出器10Bは、所定の励磁電流に基づいて管内の流体に磁界を印加し、流体に発生した信号起電力を検出信号として検出出力する。変換器10Aは、検出器10Bに対して所定の交流励磁電流を出力するとともに、検出器10Bからの検出信号を信号処理することにより管路9内の流量を算出出力する。
【0015】
検出器10Bにおいて、検出電極9A,9Bは被測定流体が流れる管路9の内壁に対向して配置され、流体に発生した信号起電力を検出する電極、コイル9Cは変換器10Aからの励磁電流に基づいて励磁され、管路9内の流体に磁界を印加するコイルである。
変換器10Aにおいて、スイッチング部8は、所定クロックに基づいてサンプリング信号8A,8Bおよび励磁信号8Cを生成出力する回路部、励磁部7はスイッチング部8からの励磁信号8Cに基づいて交流矩形波で所定周波数の励磁電流を出力する回路部である。
【0016】
初段増幅部1は、検出器10Bの検出電極9A,9Bから得られた検出信号に混入するパルス状ノイズや低周波ノイズをハイパスフィルタで減衰させた後、交流増幅回路によりその検出信号を交流増幅し、流量に応じて振幅が変化する交流流量信号11として出力する回路部である。
サンプルホールド部2は、スイッチング部8からのサンプリング信号8A,8Bに基づいて、初段増幅部1からの交流流量信号11をサンプリングし、流量に応じて直流電位が変化する直流流量信号12として出力する回路部である。
【0017】
A/D変換部3は、サンプルホールド部2からの直流流量信号12をA/D変換しデジタル流量信号13に変換して出力する回路部である。
取込部4は、演算処理部5からの取込制御信号17に基づき取込周波数ftでA/D変換部3からのデジタル流量信号13を取込デジタル流量信号14として演算処理部5へ取り込む回路部である。
【0018】
演算処理部5は、取込部4からの取込デジタル流量信号14に対して所定の演算処理を実行することにより所望の流量を算出するとともに、そのときの励磁電流値に応じた調整係数に基づき算出した流量を補正し、計測流量15として出力する回路部である。また演算処理部5では、算出した計測流量に基づき励磁電流の電流値の切替制御も行う。
出力部6は演算処理部5から出力された計測流量15を所定の流量信号(ループ電流)16に変換して出力する回路部である。
【0019】
次に、図2を参照して、本実施の形態にかるる電磁流量計の動作について説明する。図2は本実施の形態にかかわる電磁流量計の動作を示す信号波形図である。
スイッチング部8からの励磁信号8Cに基づいて、商用電源周波数fnより高い所定周波数fexを有する矩形波の交流励磁電流が変換器10Aの励磁部7から検出器10Bのコイル9Cへ供給される。
これにより、コイル9Cが励磁されて、管路9内を流れる流体に対して所定の磁界が印加され、流体の流速に応じた振幅を有する信号起電力が発生する。
【0020】
この信号起電力は、管路9の内壁であって対向する位置に設けられた検出電極9A,9Bにより検出され、検出信号として変換器10Aに出力される。変換器10Aの初段増幅部1では、検出器10Bから得られた検出信号のうち低周波数成分が減衰されて、この検出信号に混入するパルス状ノイズや低周波ノイズが減衰されるとともに、交流増幅され交流流量信号11として出力される。
サンプルホールド部2では、スイッチング部8からのスイッチング信号8A,8Bが示すサンプリング期間に基づいて、初段増幅部1からの交流流量信号11がサンプリングされ直流流量信号12として出力される。
【0021】
なお、サンプリング期間は、初段増幅部1からの交流流量信号11のうちコイル9Cによる磁束微分ノイズの影響が少ない波形後短部(斜線ハッチング部分)に設けられており、サンプルホールド部2では、このサンプリング期間だけスイッチ2A,2Bをそれぞれ短絡して交流流量信号11を積分し、直流流量信号12として出力する。
また、交流流量信号11が正側の場合には、スイッチング信号8Aに基づいてスイッチ2Aのみが短絡され、交流流量信号11が負側の場合には、その交流流量信号11がインバータ2Cで反転された後、スイッチング信号8Bに基づいてスイッチ2Bのみが短絡される。
【0022】
ここで、サンプルホールド部2から出力される直流流量信号12のノイズ特性について説明する。
前述のように、交流流量信号11に商用電源ノイズが混入する場合、サンプルホールド部2でのサンプリング周波数すなわち励磁周波数との関係で、直流流量信号12に差分ノイズが発生し、結果として計測流量にふらつきが発生する。
【0023】
図3は直流流量信号に含まれる差分ノイズの周波数特性を示す説明図であり、直流流量信号12のふらつきは、励磁周波数fex(21)のm倍の周波数と商用電源周波数fn(22)のn倍の周波数(m,nは正整数)との差の周波数Δf=|mfex±nfn|に発生する。特にm=1,n=1では、fex−fn(23),fex+fn(24)は、励磁周波数fexにも近く計測流量に対して比較的影響が大きい。
【0024】
本実施の形態では、取込部4を設けて所定のタイミングで直流流量信号を取り込むことにより、直流流量信号に含まれる差分ノイズの影響によるふらつきを抑制している。例えば、図2に示すように、差分ノイズの周波数に同期させて直流流量信号12を取り込むことにより、各取込タイミングにおける差分ノイズの量はほぼ等しくなり、ふらつきが抑制される。
この取込タイミングの周波数すなわち取込周波数ftは、差分ノイズの周波数すなわち差分周波数Δfの整数分の1倍であればよく、ft=Δf/k(但し、kは自然数)と表される。
【0025】
なお、差分ノイズ成分24は、差分ノイズ成分23よりも信号周波数成分(直流とその付近)から離れた周波数に位置していることから、一般的なローパスフィルタで十分に減衰できる場合も多い。
したがって、差分ノイズ成分24については、その周波数が励磁周波数fexより高く、演算処理部5での平均化処理によりある程度減衰されることから、取込部4において差分ノイズ成分23のみを減衰させるようにしてもよい。
【0026】
このようにして、直流流量信号12、ここではA/D変換部3からのデジタル流量信号13が取込部4により所定の取込周波数ftで取込デジタル流量信号14として演算処理部5へ取り込まれる。
演算処理部5では、この取込デジタル流量信号14に対して所定の演算処理を実行することにより、流体流速から所望の計測流量値を算出し、出力部6で所定の信号に変換して出力する。
【0027】
図4は取込部4による取込処理の周波数特性を示す説明図であり、横軸は差分ノイズの差分周波数Δfを取込周波数ftで除算した値Δf/ft(=k)を示し、縦軸は出力のレベルを示している。
上記のような取込処理は、Δf/ftが整数となる周波数で、出力レベルが大幅に減衰するという特性を有している。
この特性を利用して、商用電源周波数に対する励磁周波数(サンプリング周波数)や取込周波数ftの関係を調整して、取込処理で大幅に減衰する周波数を、前述したふらつきの周波数成分である差分ノイズ成分23,24(図3参照)と一致させることにより、直流流量信号12に含まれるふらつきを減衰させることができる。
【0028】
たとえば、励磁周波数fex=27.5Hzで、商用電源周波数fn=50Hzの場合には、低周波数側の差分ノイズの周波数はΔf(=fn−fex)=22.5Hz(m=1,n=1)となる。
したがって、例えば取込周波数ft(=Δf/k)を2.5Hzとすると、ftはΔfの1/9倍(k=9)の周波数となり、この差分ノイズが抑制されることがわかる。この場合、高周波数側の差分ノイズの周波数Δf=fn+fexは、Δf=77.5Hz(m=1,n=1)となるが、差分周波数Δfの1/31(k=31)となるため、この差分ノイズも抑制されることがわかる。したがって、これら2つの差分周波数の公約周波数を取込周波数として用いることにより、効率よく差分ノイズを抑制できる。
【0029】
取込部4を制御するための取込制御信号17については、商用電源周波数fnとサンプリング周波数すなわち励磁周波数の2倍の周波数とが既知であることからその取込周波数ftを容易に算出でき、この取込周波数ftの取込制御信号17を演算処理部5で生成できる。なお、取込制御信号17の生成は、演算処理部5に限定されるものではなく、他の回路部例えばスイッチング部8で生成してもよい。
【0030】
また、取込部4は、一般的なスイッチ回路やゲート回路で実現でき、従来のようなアナログ信号処理回路を必要とせず、商用電源周波数とサンプリング周波数との差分周波数を有する差分ノイズの影響で生じるふらつきを、比較的簡素な回路構成で消費電力を余り増大させることなく効率よく抑制できる。
なお、取込部4については、演算処理部5のCPUの入力ポートによる取込タイミング制御機能で実現してもよく、さらには演算処理部5内部におけるデジタル流量信号13の取り捨て処理で行ってもよい。あるいは、A/D変換部3へ取込制御信号17を供給し、A/D変換部3におけるA/D変換処理の変換タイミング制御機能で実現してもよい。
【0031】
なお、以上の説明では、信号と電源が同じ1対の信号線を共用して伝送される方式すなわち2線式の電磁流量計を例にして説明したが、これに限定されるものではなく、信号と電源とが異なる線路で伝送される方式、例えば4線式の電磁流量計であっても本発明を適用でき、前述と同様の作用効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、回路部により、流体に混入している商用電源ノイズの商用電源周波数と励磁周波数との差分周波数の整数分の1の周波数の取込制御信号を生成し、取込部により、取込制御信号の周波数に基づき直流流量信号をサンプリングして、演算処理部へデジタル流量信号として出力し、このデジタル流量信号に基づき計測流量を算出するようにしたので、従来のようにアナログ信号処理回路を用いる必要がなくなり、比較的簡素な回路構成で安価に、また消費電力を増大させずに、差分ノイズの影響で生じる計測流量のふらつきを効率よく抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる電磁流量計の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の電磁流量計の動作を示す信号波形図である。
【図3】 差分ノイズの周波数特性を示す説明図である。
【図4】 取込処理の周波数特性を示す説明図である。
【図5】 従来の電磁流量計の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5の電磁流量計の動作を示す信号波形図である。
【図7】 従来の他の電磁流量計の基本構成を示す説明図である。
【図8】 図7の電磁流量計の動作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
10A…変換器、1…初段増幅部、2…サンプルホールド部、2A,2B…スイッチ、2C…インバータ、3…A/D変換部、4…取込部、5…演算処理部、6…出力部、7…励磁部、8…スイッチング部、8A,8B…サンプリング信号、8C…励磁信号、10B…検出器、9…管路、9A,9B…検出電極、9C…コイル、11…交流流量信号、12…直流流量信号、13…デジタル流量信号、14…取込デジタル流量信号、15…計測流量、16…流量信号、17…取込制御信号、fn…商用電源周波数、fex…励磁周波数、Δf…差分周波数、ft…取込周波数。
Claims (1)
- 所定励磁周波数の交流励磁電流により管路内の流体に磁界を印加し、その流体から検出した信号起電力をサンプリングし、得られた直流流量信号をデジタル流量信号として演算処理部へ取込んで計測流量を算出する電磁流量計において、
前記流体に混入している商用電源ノイズの商用電源周波数と前記励磁周波数との差分周波数の整数分の1の周波数の取込制御信号を生成する回路部と、
前記取込制御信号の周波数に基づき前記直流流量信号をサンプリングし、前記演算処理部へ前記デジタル流量信号として出力する取込部と
を備えることを特徴とする電磁流量計。
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