JP4000699B2 - 水平周波数測定方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願の特許請求の範囲に記載された発明は、映像信号に基づく画像を表示する画像表示機器等に供給される映像信号の水平周波数を、当該映像信号における水平同期信号を利用して測定する水平周波数測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像表示面部を備え、映像信号に基づく画像表示を行う画像表示機器にあっては、水平周期,各水平期間における映像信号期間の割合等を異にする各種の映像信号が供給される可能性がある。そのため、画像表示機器を、使用者が、装置に供給される映像信号に応じて適切な画サイズ等が得られるようになす設定を行うことができる機能(ユーザープリセット機能)を具えたものとすることが提案されている。
【0003】
このような画像表示機器に具えられるユーザープリセット機能をその目的を達成すべく作動させるためには、装置に供給された映像信号が如何なるものであるかを識別できることが前提となり、そのためには、装置に供給された映像信号の水平周波数を測定することが必要とされる。それゆえ、ユーザープリセット機能を具えた画像表示機器にあっては、装置に供給された映像信号の水平周波数を測定する水平周波数測定装置が設けられている。
【0004】
図6は、従来提案されている水平周波数測定装置を示す。この図6に示される水平周波数測定装置にあっては、映像信号における水平同期信号SHが供給され、その水平同期信号SHを形成するパルス(水平同期パルス)を計数する8ビットカウンタ部11,所定の周波数を有したクロックパルスCLKが供給され、そのクロックパルスCLKを計数する16ビットカウンタ部12,16ビットカウンタ部12により得られる計数データDCUを所定のタイミングをもってラッチするデータラッチ部13、及び、8ビットカウンタ部11からのオーバーフロー信号SOF,データラッチ部13によりラッチされた計数データDCUであるラッチデータDLA、さらには、映像信号における垂直同期信号SVが供給される制御ユニット15が設けられている。
【0005】
制御ユニット15は水平周波数測定装置を構成するためだけに配されたものではない。そのため、制御ユニット15には、水平周波数測定装置に直接的に関わるものでない制御用入出力装置16,外部メモリ装置17,周辺装置18等が接続されており、制御ユニット15は、これら制御用入出力装置16,外部メモリ装置17,周辺装置18等との間で、データもしくは信号の遣り取りを行う。
【0006】
このようなもとで、16ビットカウンタ部12によるクロックパルスCLKについての計数は、オーバーフロー状態となるとリセットされるようになされて常時行われる。そして、制御ユニット15は、図7のAに示される如くの垂直同期信号SVが供給されると、例えば、その垂直同期信号SVの前縁の時点t0から所定の待ち時間TOが経過した時点t1において、クリア制御信号CCLを8ビットカウンタ部11へと送出して、8ビットカウンタ部11をリセットするとともに、ラッチ制御信号CLAをデータラッチ部13に供給して、データラッチ部13にそのとき16ビットカウンタ部12から得られる計数データDCUのラッチを行わせる。斯かる際、待ち時間TOは、図7のBに示される如くの水平同期信号SHにおいて、垂直同期信号SVの前縁の時点t0後の等価パルス,切込みパルス等が含まれる期間に相当する時間に設定される。
【0007】
それにより、8ビットカウンタ部11は、時点t1において、図7のBに示される水平同期信号SH中における時点t1後の水平同期パルスPHの計数を行う状態を新たに開始し、図7のCに示される如くに、水平同期パルスPHについての計数データDCTを形成していく。また、データラッチ部13は、時点t1において、16ビットカウンタ部12から得られる計数データDCUをラッチし、図7のEに示される如くに、ラッチされた計数データDCUがあらわす計数値Naを継続的にあらわすラッチデータDLAを制御ユニット15に供給する。データラッチ部13からのラッチデータDLAが供給された制御ユニット15は、そのラッチデータDLAを内蔵メモリ部に格納する。
【0008】
その後、8ビットカウンタ部11は、計数データDCTが表す計数値が“255”を越えることになると、図7のDに示される如くに、時点t2において前縁を有するオーバーフロー信号SOFを送出し、そのオーバーフロー信号SOFを制御ユニット15に供給する。
【0009】
8ビットカウンタ部11からのオーバーフロー信号SOFが供給された制御ユニット15は、時点t2後データ処理に要する時間に起因する遅れ時間ΔTが経過した時点t3において、再度、ラッチ制御信号CLAをデータラッチ部13に供給し、データラッチ部13に、そのとき16ビットカウンタ部12から得られる計数データDCUのラッチを行わせる。それにより、データラッチ部13は、時点t3において、16ビットカウンタ部12から得られる計数データDCUをラッチし、図7のEに示される如くに、ラッチされた計数データDCUがあらわす計数値Nbを継続的にあらわすラッチデータDLAを制御ユニット15に供給する。データラッチ部13からのラッチデータDLAが供給された制御ユニット15は、そのラッチデータDLAを内蔵メモリ部に格納する。
【0010】
データラッチ部13からの計数値NbをあらわすラッチデータDLAを内蔵メモリ部に格納した制御ユニット15は、そのラッチデータDLAがあらわす計数値Nbと時点t1の直後において内蔵メモリ部に格納したラッチデータDLAがあらわす計数値Naとの間の差を算出し、算出された計数値の差に基づいて、映像信号における水平周期の256倍の周期を検出する。そして、制御ユニット15は、さらに、検出された水平周期の256倍の周期をあらわす値の1/256の逆数をあらわす値を求めることによって映像信号における水平周波数を算出する。このようにして、制御ユニット15において映像信号における水平周波数が得られ、映像信号における水平周波数の測定が行われることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述された画像表示機器に具えられるユーザープリセット機能を確実に果たされるものとするためには、装置に供給された映像信号の水平周波数が精度良く、例えば、誤差が+/−0.2KHz未満に抑えられる程度の比較的高い精度をもって、測定されることが望まれる。ところが、上述の如くの従来提案された水平周波数測定装置にあっては、装置に供給された映像信号の水平周波数についての高精度をもっての測定は期待できない。
【0012】
上述の如くの従来提案された水平周波数測定装置の場合、制御ユニット15において算出される計数値Nbと計数値Naとの間の差が、(1) クロックパルスCLKを計数する16ビットカウンタ部12における1計数分の誤差,(2) 垂直同期信号SVの前縁の時点t0から待ち時間TOが経過した時点t1において、データラッチ部13による16ビットカウンタ部12からの計数データDCUのラッチが行われることに起因する、最大8ビットカウンタ部11による1計数分、即ち、最大1水平期間分の誤差、及び、(3) 8ビットカウンタ部11から得られるオーバーフロー信号SOFの前縁の時点t2からデータラッチ部13による16ビットカウンタ部12からの計数データDCUがラッチされる時点t3までの遅れ時間ΔT分の誤差を、原理的に含むことになる。
【0013】
これらの誤差のうち、上記(1) の誤差については、クロックパルスCLKの周波数を高くすることによって実質的に問題とならない程度にまで低減させることができるが、上記 (2)の誤差については、測定された水平周波数が最大で1 −256/255=0.4%の誤差を含むことになる事態をまねくことになるが、斯かる事態を回避することは困難である。さらに、上記 (3)の誤差については、遅れ時間ΔTが制御ユニット15におけるデータ処理に要される時間に起因するものであるので、この遅れ時間ΔTを低減するには、制御ユニット15を格別に高速なデータ処理を行えるものとするとともに、水平周波数の算出処理についての演算割込み優先順位をできるだけ高位にすることが考えられる。しかしながら、制御ユニット15を格別に高速なデータ処理を行えるものとすることは、コストが著しく嵩むこととなってしまい、また、水平周波数の算出処理についての演算割込み優先順位をできるだけ高位にすることは、制御ユニット15の動作に極めて大なる制約を課すことになり、その結果、制御ユニット15が関連するシステムに対してその自由度を低下させる等の悪影響を及ぼすことにもなるので、いずれについてもその実現には困難が伴う。
【0014】
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、画像表示機器等に供給される映像信号の水平周波数を、当該映像信号における水平同期信号を利用して測定するにあたり、測定のために要されるデータ処理が格別に迅速に、かつ、格別に高速なものとして行われることを必要とすることなく、水平周波数の測定を高精度をもって確実に行うことができる水平周波数測定方法及び装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法は、映像信号における水平同期信号を形成するパルスを計数するNビット(Nは正整数であって、例えば、8)カウンタ部と、所定の周波数を有したクロックパルスを計数するMビット(Mは正整数であって、例えば、16)カウンタ部と、Mビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を選択的に行うデータラッチ部とを設け、Nビットカウンタ部を映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットし、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもって、データラッチ部にMビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を行わせ、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて、映像信号における水平周期のX倍(Xは正整数であって、例えば、128)の周期を検出し、その水平周期のX倍の周期から映像信号における水平周波数の算出を行うことによって水平周波数を測定するものとされる。
【0016】
また、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置は、映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットされるもとで、映像信号における水平同期信号を形成するパルスを計数するNビットカウンタ部と、所定の周波数を有したクロックパルスを計数するMビットカウンタ部と、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってMビットカウンタ部により得られる計数データをラッチするデータラッチ部と、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて、映像信号における水平周期のX倍(Xは正整数)の周期を検出し、その水平周期のX倍の周期から映像信号における水平周波数の算出を行うことによって水平周波数を測定する動作制御部とを備えて構成される。
【0017】
上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法、及び、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置にあっては、映像信号における水平同期信号を形成するパルスを計数する、例えば、8ビットカウンタ部とされるNビットカウンタ部が、映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットされ、また、データラッチ部において、所定の周波数を有したクロックパルスを計数する、例えば、16ビットカウンタ部とされるMビットカウンタ部から得られる計数データのラッチが、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもって行われる。そして、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて、映像信号における、例えば、水平周期の128倍の周期とされる水平周期のX倍の周期を検出し、その水平周期のX倍の周期から映像信号における水平周波数の算出が行われることにより、水平周波数が測定される。
【0018】
このように、Nビットカウンタ部が、映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットされ、また、データラッチ部におけるMビットカウンタ部から得られる計数データのラッチが、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもって行われることにより、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差が、原理的には、Mビットカウンタ部における1計数分の誤差のみを含むものとされることになり、斯かる誤差は、Mビットカウンタ部により計数されるクロックパルスの周波数を比較的高くすることによって実質的に問題とならない程度にまで低減させることができる。それゆえ、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて算出される映像信号における水平周波数は、Mビットカウンタ部により計数されるクロックパルスの周波数が比較的高くされるもとにおいて、誤差が効果的に排除された極めて正確なものとされることになる。
【0019】
従って、映像信号の水平周波数が、当該映像信号における水平同期信号が利用されて測定されるにあたり、測定のために要されるのデータ処理が格別に迅速に、かつ、格別に高速なものとして行われることが必要とされることなく、水平周波数の測定が高精度をもって確実に行われることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4のいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7まで,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例を示す。
【0021】
図1に示される水平周波数測定装置の例においては、映像信号における垂直同期信号SVと水平同期信号SHとが供給され、垂直同期信号SVによってリセットされるもとで、水平同期信号SHを形成するパルス、即ち、水平同期パルスを計数する8ビットカウンタ部21,比較的高い所定の周波数を有したクロックパルスCLKが供給され、そのクロックパルスCLKを計数する16ビットカウンタ部22,8ビットカウンタ部21における最下位ビットから上位ビット側へと数えて7番目のビット位置(第7位ビット位置という)において得られるビット出力信号SB7に応じた所定のタイミングをもって、16ビットカウンタ部22により得られる計数データDCUをラッチするデータラッチ部23、及び、8ビットカウンタ部21において得られるビット出力信号SB7及びデータラッチ部23によりラッチされた計数データDCUであるラッチデータDLAが供給される制御ユニット25が設けられている。
【0022】
制御ユニット25は、水平周波数測定装置を構成するためだけに配されたものではなく、水平周波数測定装置を構成するとともに、他の役割も果たしている。それゆえ、制御ユニット25には、水平周波数測定装置に直接的に関わるものでない制御用入出力装置26,外部メモリ装置27,周辺装置28等が接続されており、制御ユニット25は、これら制御用入出力装置26,外部メモリ装置27,周辺装置28等との間で、データもしくは信号の遣り取りを行う。斯かる制御ユニット25は、水平周波数測定装置においては動作制御部を形成する。
【0023】
このようなもとで、16ビットカウンタ部22によるクロックパルスCLKについての計数は、オーバーフロー状態となるとリセットされるようになされて常時行われる。そして、8ビットカウンタ部21は、図2のAに示される如くの垂直同期信号SVが供給されると、当該垂直同期信号SVにより、その前縁もしくは後縁の時点、例えば、前縁の時点t5のタイミングをもってリセットされる。そして、8ビットカウンタ部21は、時点t5においてリセットされる都度、図2のBに示される如くの水平同期信号SVを形成する水平同期パルスPHの計数を行う状態を新たに開始し、図2のCに示される如くに、水平同期パルスPHについての計数データDCTを形成していく。
【0024】
そして、図2のC及びDに示される如く、8ビットカウンタ部21における計数データDCTが計数値“64”をあらわすものとなる時点t6において、8ビットカウンタ部21における第7位ビット位置において得られるビット出力信号SB7が、低レベルから高レベルへの立上りにより形成される前縁を生じる。そして、斯かるビット出力信号SB7の低レベルから高レベルへの立上りにより形成される前縁は、データラッチ部23及び動作制御部を形成する制御ユニット25に伝えられる。
【0025】
データラッチ部23に伝えられたビット出力信号SB7の前縁は、データラッチ部23に、時点t6において、16ビットカウンタ部22から得られる計数データDCUをラッチする状態をとらせる。それにより、データラッチ部23は、時点t6のタイミングをもって計数データDCUをラッチし、図2のEに示される如くに、ラッチされた計数データDCUがあらわす計数値N1をその後継続的にあらわすラッチデータDLAを制御ユニット25に供給する。また、制御ユニット25に伝えられたビット出力信号SB7の前縁は、制御ユニット25に、データラッチ部23からのラッチデータDLAを内蔵メモリ部に格納する状態をとらせる。
【0026】
図2のC及びDに示される如く、時点t6において低レベルから高レベルへの立上りにより形成される前縁を生じたビット出力信号SB7は、8ビットカウンタ部21における計数データDCTが計数値“128”をあらわすものとなる時点t7まで高レベルを維持し、時点t7において高レベルから低レベルへの立下りにより形成される後縁を生じる。
【0027】
その後、図2のC及びDに示される如く、時点t6以降8ビットカウンタ部21により128個の水平同期パルスPHが計数されて、8ビットカウンタ部21における計数データDCTが計数値“192”をあらわすものとなる時点t8において、8ビットカウンタ部21において得られるビット出力信号SB7が、再び、低レベルから高レベルへの立上りにより形成される前縁を生じる。このようにして、時点t6においてビット出力信号SB7が低レベルから高レベルへの立上りにより形成される前縁を生じた後、時点t8においてビット出力信号SB7が再度低レベルから高レベルへの立上りにより形成される前縁を生じるまでの間に、映像信号における128水平周期に相当する時間が経過していることになる。そして、時点t8におけるビット出力信号SB7の前縁も、データラッチ部23及び動作制御部を形成する制御ユニット25に伝えられる。
【0028】
このときデータラッチ部23に伝えられたビット出力信号SB7の前縁は、データラッチ部23に、時点t8において、16ビットカウンタ部22から得られる計数データDCUをラッチする状態をとらせる。それにより、データラッチ部23は、時点t8のタイミングをもって再度計数データDCUをラッチし、図2のEに示される如くに、ラッチされた計数データDCUがあらわす計数値N2をその後継続的にあらわすラッチデータDLAを制御ユニット25に供給する。また、このとき制御ユニット25に伝えられたビット出力信号SB7の前縁も、制御ユニット25に、データラッチ部23からのラッチデータDLAを内蔵メモリ部に格納する状態をとらせる。
【0029】
データラッチ部23からの計数値N1をあらわすラッチデータDLAを内蔵メモリ部に格納した後、さらに、データラッチ部23からの計数値N2をあらわすラッチデータDLAを内蔵メモリ部に格納した制御ユニット25は、それらの計数値N1をあらわすラッチデータDLAと計数値N2をあらわすラッチデータDLAとに基づき、データラッチ部23において連続してラッチされた二つの計数データDCUが夫々あらわす計数値N2と計数値N1との間の差を算出し、算出された計数値の差に基づいて、映像信号における水平周期の128倍の周期を検出する。そして、制御ユニット25は、さらに、検出された水平周期の128倍の周期をあらわす値の1/128の逆数をあらわす値を求めることによって映像信号における水平周波数を算出する。このようにして、制御ユニット25において映像信号における水平周波数が得られ、映像信号における水平周波数の測定が行われることになる。
【0030】
上述の如くにして図1に示される例により行われる映像信号における水平周波数の測定にあっては、8ビットカウンタ部21が、垂直同期信号SVの前縁のタイミングをもってリセットされ、また、データラッチ部23において、16ビットカウンタ部22から得られる計数データDCUのラッチが、8ビットカウンタ部21における第7ビット位置において得られるビット出力信号SB7の前縁のタイミングをもって行われる。そして、制御ユニット25において、データラッチ部23において連続してラッチされた二つの計数データDCUが夫々あらわす計数値N2と計数値N1との間の差に基づいて、映像信号における水平周期の128倍の周期を検出し、その水平周期の128倍の周期から映像信号における水平周波数の算出が行われることにより、水平周波数が測定される。
【0031】
このように、8ビットカウンタ部21が、垂直同期信号SVの前縁のタイミングをもってリセットされ、また、データラッチ部23における16ビットカウンタ部22から得られる計数データDCUのラッチが、8ビットカウンタ部21における第7ビット位置において得られるビット出力信号SB7の前縁のタイミングをもって行われることにより、データラッチ部23において連続してラッチされた二つの計数データDCUが夫々あらわす計数値N2と計数値N1との間の差が、原理的には、16ビットカウンタ部22における1計数分の誤差のみを含むものとされることになり、斯かる誤差は、16ビットカウンタ部22により計数されるクロックパルスCLKの周波数を比較的高くすることによって実質的に問題とならない程度にまで低減させることができる。
【0032】
それゆえ、制御ユニット25において、データラッチ部23において連続してラッチされた二つの計数データDCUが夫々あらわす計数値N2と計数値N1との間の差に基づいて算出される映像信号における水平周波数は、16ビットカウンタ部22により計数されるクロックパルスCLKの周波数が比較的高くされるもとにおいて、誤差が効果的に排除された極めて正確なものとされることになる。従って、映像信号の水平周波数が、当該映像信号における水平同期信号SHが利用されて測定されるにあたり、測定のために要されるのデータ処理が格別に迅速に、かつ、格別に高速なものとして行われることが必要とされることなく、水平周波数の測定が高精度をもって確実に行われることになる。
【0033】
また、図1に示される例によれば、映像信号の水平周波数の測定に要される当該映像信号の水平周期の数は、時点t8において8ビットカウンタ部21における計数データDCTが計数値“192”をあらわすものとなることからして、192であり、従って、各垂直期間(各フィールド期間)における水平期間(ライン期間)の数が193以上、例えば、200とされる映像信号について、その水平周波数を測定できることになる。
【0034】
図3は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4のいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法の他の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項5,請求項6,請求項8、請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例を示す。
【0035】
この図3に示される水平周波数測定装置の例は、図1に示される水平周波数測定装置の例と略同様に構成されており、図3においては、図1に示される各部及び各データもしくは信号に対応する部分及びデータもしくは信号が、図1と共通の符号が付されて示されており、それらについての重複説明は省略される。
【0036】
図3に示される例にあっては、図1に示される例においては8ビットカウンタ部21に供給されている、映像信号における垂直同期信号SVが、8ビットカウンタ部21にではなく、動作制御部を形成する制御ユニット25に供給される。制御ユニット25は、垂直同期信号SVが供給されると、例えば、その垂直同期信号SVの前縁もしくは後縁、例えば、前縁に応じてクリア制御信号CCLを形成し、そのクリア制御信号CCLを8ビットカウンタ部21へと送出して、8ビットカウンタ部11をリセットする。
【0037】
8ビットカウンタ部21には映像信号における水平同期信号SHが供給されており、8ビットカウンタ部21は、制御ユニット25からのクリア制御信号CCLによってリセットされる都度、水平同期信号SHを形成する水平同期パルスの計数を行う状態を新たに開始し、水平同期パルスについての計数データを形成していく。
【0038】
図3に示される例は、上述の点以外については、図1に示される例と同様に構成されていて、図1に示される例と同様に動作する。
【0039】
図4は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4のいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法のさらに他の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項5,請求項6及び請求項9から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例を示す。
【0040】
この図4に示される水平周波数測定装置の例も、図1に示される水平周波数測定装置の例と略同様に構成されており、図4においても、図1に示される各部及び各データもしくは信号に対応する部分及びデータもしくは信号が、図1と共通の符号が付されて示されており、それらについての重複説明は省略される。
【0041】
図4に示される例にあっては、映像信号における垂直同期信号SVが、映像信号における水平同期信号SHが供給される8ビットカウンタ部21、及び、所定の周波数を有したクロックパルスCLKが供給される16ビットカウンタ部22の両者に供給される。
【0042】
8ビットカウンタ部21は、垂直同期信号SVが供給されると、当該垂直同期信号SVにより、その前縁もしくは後縁の時点、例えば、前縁の時点のタイミングをもってリセットされる。そして、8ビットカウンタ部21は、垂直同期信号SVによりリセットされる都度、水平同期信号SHを形成する水平同期パルスの計数を行う状態を新たに開始し、水平同期パルスについての計数データを形成していく。
【0043】
また、16ビットカウンタ部22も、垂直同期信号SVが供給されると、当該垂直同期信号SVにより、その前縁もしくは後縁の時点、例えば、前縁の時点のタイミングをもってリセットされる。そして、16ビットカウンタ部22は、垂直同期信号SVによりリセットされる都度、クロックパルスCLKの計数を行う状態を新たに開始し、クロックパルスCLKについての計数データDCUを形成していく。
【0044】
図4に示される例は、上述の点以外については、図1に示される例と同様に構成されていて、図1に示される例と同様に動作する。
【0045】
図5は、図1に示される本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7まで,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例が適用された画像表示機器の一例を示す。
【0046】
図5に示される画像表示機器にあっては、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7まで,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例を構成する、映像信号の水平同期信号SHと垂直同期信号SVとが供給される8ビットカウンタ部21,クロックパルスCLKが供給される16ビットカウンタ部22,データラッチ部23及び制御ユニット25が備えられている。そして、制御ユニット25には、8ビットカウンタ部21から得られるビット出力信号SB7、及び、8ビットカウンタ部21から得られるビット出力信号SB7が供給されるデータラッチ部23から、16ビットカウンタ部22からの計数データDCUがラッチされて得られるラッチデータDLAが供給される。
【0047】
また、制御ユニット25には、制御用入出力装置26,外部メモリ装置27及び周辺装置28が接続されている。
【0048】
制御用入出力装置26は、機器の前面パネルに設けられて、使用者によって操作される前面パネル制御スイッチ部、機器の製造工場における調整にあたって使用される工場調整用通信部等を含むものとされている。また、外部メモリ装置27は、例えば、電気的消去が可能とされたプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EEPROM)によって構成される。
【0049】
さらに、周辺装置28は、水平同期信号SHと垂直同期信号SVとが供給される同期回路,同期回路に接続された偏向補正波形発生部,画像表示に供される映像信号SVDが供給される映像信号増幅部,機器の使用者による操作に応じて状態表示用の表示信号を発生して映像信号増幅部に供給する表示信号形成部等を含むものとされている。映像信号SVDは、それについての水平同期信号及び垂直同期信号が、夫々、水平同期信号SH及び垂直同期信号SVであるものとされる。
【0050】
そして、周辺装置28に含まれる映像信号増幅部から得られる増幅された映像信号SVD,表示信号形成部からの表示信号、もしくは、映像信号SVD及び表示信号の両者が、画像表示部30に供給される。画像表示部30は、画像表示用陰極線管を含んで構成される。さらに、周辺装置28に含まれる偏向補正波形発生部から得られる補正された偏向信号が偏向回路31に供給され、偏向回路31は画像表示部30における陰極線管内の電子ビームについての偏向制御を行う。
【0051】
それにより、画像表示用陰極線管を含んで構成された画像表示部30において、映像信号SVD,表示信号形成部からの表示信号、もしくは、映像信号SVD及び表示信号の両者に基づく画像が表示される。そして、8ビットカウンタ部21,16ビットカウンタ部22,データラッチ部23及び制御ユニット25を含んで形成される、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7まで,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例は、映像信号SVDにおける水平周波数の測定を行うことになる。
【0052】
このようなもとで、制御ユニット25において得られる映像信号SVDにおける水平周波数の測定の結果は、例えば、制御用入出力装置26に含まれる前面パネル制御スイッチ部が機器の使用者により操作されて、映像信号SVDに応じて適切な画サイズ等が得られるようになす設定が行われる際に使用される。
【0053】
なお、図3に示される本願の特許請求の範囲における請求項5,請求項6,請求項8,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例が適用された画像表示機器の例、及び、図4に示される本願の特許請求の範囲における請求項5,請求項6及び請求項9から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例が適用された画像表示機器の例も、図1に示される本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7まで,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の例と同様に構成される。
【0054】
上述の各例にあっては、水平同期信号SHを形成する水平同期パルスPHの計数を8ビットカウンタ部21によって行い、また、クロックパルスCLKの計数を16ビットカウンタ部22によって行っているが、水平同期信号SHを形成する水平同期パルスPHの計数は、8ビットカウンタ部21に限られることなく、Nを正整数として一般的にNビットカウンタ部としてあらわせる計数手段により行うことができ、また、クロックパルスCLKの計数も、16ビットカウンタ部22に限られることなく、Mを正整数として一般的にMビットカウンタ部としてあらわせる計数手段により行うことができる。
【0055】
また、上述の各例にあっては、データラッチ部23における計数データのラッチ、及び、制御ユニット25におけるラッチデータの内蔵メモリ部への格納が、8ビットカウンタ部21における第7位ビット位置において得られるビット出力信号に応じて行われるが、データラッチ部23における計数データのラッチ、及び、制御ユニット25におけるラッチデータの内蔵メモリ部への格納を、8ビットカウンタ部21における第7位ビット位置以外のビット位置において得られるビット出力信号に応じて行うこと、さらには、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号に応じて行われるようにすることもできる。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法、及び、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置によれば、映像信号における水平同期信号を形成するパルスを計数するNビットカウンタ部が、映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットされるとともに、データラッチ部において、所定の周波数を有したクロックパルスを計数するMビットカウンタ部から得られる計数データのラッチが、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもって行われ、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて、映像信号における水平周期のX倍の周期を検出し、その水平周期のX倍の周期から映像信号における水平周波数の算出が行われることにより、水平周波数が測定される。
【0057】
このように、Nビットカウンタ部が、映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットされ、また、データラッチ部におけるMビットカウンタ部から得られる計数データのラッチが、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもって行われることにより、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差が、原理的には、Mビットカウンタ部における1計数分の誤差のみを含むものとされることになり、斯かる誤差は、Mビットカウンタ部により計数されるクロックパルスの周波数を比較的高くすることによって実質的に問題とならない程度にまで低減させることができるので、データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて算出される映像信号における水平周波数は、Mビットカウンタ部により計数されるクロックパルスの周波数が比較的高くされるもとにおいて、誤差が効果的に排除された極めて正確なものとされることになる。
【0058】
従って、映像信号の水平周波数を、当該映像信号における水平同期信号を利用して測定するにあたり、測定のために要されるのデータ処理が格別に迅速に、かつ、格別に高速なものとして行われることを必要とすることなく、水平周波数の測定を高精度をもって確実に行う事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4のいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7まで,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例を示すブロック構成図である。
【図2】 図1に示される例の動作説明に供されるタイムチャートである。
【図3】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4のいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法の他の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項5,請求項6,請求項8,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例を示すブロック構成図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4のいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定方法のさらに他の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項5,請求項6及び請求項9から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例を示すブロック構成図である。
【図5】 図1に示される本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7まで,請求項9、及び、請求項11から請求項13までのいずれかに記載された発明に係る水平周波数測定装置の一例が適用された画像表示機器の一例を示すブロック構成図である。
【図6】 従来提案されている水平周波数測定装置を示すブロック構成図である。
【図7】 図6に示される水平周波数測定装置の動作説明に供されるタイムチャートである。
【符号の説明】
21・・・8ビットカウンタ部, 22・・・16ビットカウンタ部, 23・・・データラッチ部, 25・・・制御ユニット, 26・・・制御用入出力装置, 27・・・外部メモリ装置, 28・・・周辺装置
Claims (13)
- 映像信号における水平同期信号を形成するパルスを計数するNビット(Nは正整数)カウンタ部と、所定の周波数を有したクロックパルスを計数するMビット(Mは正整数)カウンタ部と、該Mビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を選択的に行うデータラッチ部とを設け、上記Nビットカウンタ部を上記映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットし、該Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもって、上記データラッチ部に上記Mビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を行わせ、上記データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて、上記映像信号における水平周期のX倍(Xは正整数)の周期を検出し、該水平周期のX倍の周期から上記映像信号における水平周波数の算出を行うことによって上記水平周波数を測定する水平周波数測定方法。
- 映像信号における水平周波数の算出を、検出された水平周期のX倍の周期をあらわす値の1/Xの逆数をあらわす値を求めることにより行うことを特徴とする請求項1記載の水平周波数測定方法。
- Nビットカウンタ部を8ビットカウンタ部とし、該8ビットカウンタ部における最下位ビットから上位ビット側へと数えて7番目のビット位置において得られるビット出力信号の前縁のタイミングをもって、データラッチ部にMビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を行わせ、水平周期のX倍の周期として水平周期の128倍の周期を検出することを特徴とする請求項1または2記載の水平周波数測定方法。
- Nビットカウンタ部を8ビットカウンタ部とし、該8ビットカウンタ部における最下位ビットから上位ビット側へと数えて7番目のビット位置において得られるビット出力信号の前縁のタイミングをもって、データラッチ部にMビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を行わせ、水平周期のX倍の周期として水平周期の128倍の周期を検出し、検出された水平周期の128倍の周期をあらわす値の1/128の逆数をあらわす値を求めることによって映像信号における水平周波数の算出を行うことを特徴とする請求項2記載の水平周波数測定方法。
- 映像信号における垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってリセットされるもとで、上記映像信号における水平同期信号を形成するパルスを計数するNビット(Nは正整数)カウンタ部と、
所定の周波数を有したクロックパルスを計数するMビット(Mは正整数)カウンタ部と、
上記Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもって上記Mビットカウンタ部により得られる計数データをラッチするデータラッチ部と、
該データラッチ部において連続してラッチされた二つの計数データが夫々あらわす計数値間の差に基づいて、上記映像信号における水平周期のX倍(Xは正整数)の周期を検出し、該水平周期のX倍の周期から上記映像信号における水平周波数の算出を行うことによって上記水平周波数を測定する動作制御部と、
を備えて構成される水平周波数測定装置。 - 動作制御部が、映像信号における水平周波数の算出を、検出された水平周期のX倍の周期をあらわす値の1/Xの逆数をあらわす値を求めることにより行うことを特徴とする請求項5記載の水平周波数測定装置。
- Nビットカウンタ部が、映像信号における垂直同期信号が供給され、該垂直同期信号の前縁もしくは後縁によってクリアされることを特徴とする請求項5または6記載の水平周波数測定装置。
- 動作制御部が、映像信号における垂直同期信号が供給され、該垂直同期信号の前縁もしくは後縁のタイミングをもってNビットカウンタ部をリセットすることを特徴とする請求項5または6記載の水平周波数測定装置。
- データラッチ部が、Nビットカウンタ部における所定のビット位置において得られるビット出力信号が供給され、該ビット出力信号の前縁もしくは後縁に応じてMビットカウンタ部により得られる計数データをラッチすることを特徴とする請求項5から請求項8までのいずれかに記載の水平周波数測定装置。
- Mビットカウンタ部が、映像信号における垂直同期信号が供給され、該垂直同期信号の前縁もしくは後縁によってリセットされることを特徴とする請求項5から請求項9までのいずれかに記載の水平周波数測定装置。
- 動作制御部が、データラッチ部によりラッチされたMビットカウンタ部により得られる計数データを格納するメモリ部を備えていることを特徴とする請求項5から請求項10までのいずれかに記載の水平周波数測定装置。
- Nビットカウンタ部が8ビットカウンタ部とされ、データラッチ部が、上記8ビットカウンタ部における最下位ビットから上位ビット側へと数えて7番目のビット位置において得られるビット出力信号の前縁のタイミングをもって、Mビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を行うものとされ、動作制御部が、水平周期のX倍の周期として水平周期の128倍の周期を検出することを特徴とする請求項5から請求項10までのいずれかに記載の水平周波数測定装置。
- Nビットカウンタ部が8ビットカウンタ部とされ、データラッチ部が、上記8ビットカウンタ部における最下位ビットから上位ビット側へと数えて7番目のビット位置において得られるビット出力信号の前縁のタイミングをもって、Mビットカウンタ部により得られる計数データをラッチする動作を行うものとされ、動作制御部が、水平周期のX倍の周期として水平周期の128倍の周期を検出し、検出された水平周期の128倍の周期をあらわす値の1/128の逆数をあらわす値を求めることにより映像信号における水平周波数の算出を行うことを特徴とする請求項6記載の水平周波数測定装置。
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