JP4000119B2 - 踊り場支持用増壁パネルの構造 - Google Patents

踊り場支持用増壁パネルの構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4000119B2
JP4000119B2 JP2004048555A JP2004048555A JP4000119B2 JP 4000119 B2 JP4000119 B2 JP 4000119B2 JP 2004048555 A JP2004048555 A JP 2004048555A JP 2004048555 A JP2004048555 A JP 2004048555A JP 4000119 B2 JP4000119 B2 JP 4000119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
landing
panel
wall
partition
staircase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004048555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005240321A (ja
Inventor
真司 南祇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Homes Co Ltd
Original Assignee
Panahome Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panahome Corp filed Critical Panahome Corp
Priority to JP2004048555A priority Critical patent/JP4000119B2/ja
Publication of JP2005240321A publication Critical patent/JP2005240321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4000119B2 publication Critical patent/JP4000119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、増壁パネルを用いて階段の踊り場を支持する構造に関するものである。
従来から、住宅の階段の下方に、便器やロータンクを設置すると共に内外を仕切るようにドアを設置することで、トイレ空間として有効利用することがよく知られている。
従来では、踊り場3の下方がトイレ空間4となっている場合において、踊り場3を支持するにあたっては、図6に示すT型金具6を用い、踊り場3の一端部3aを下側階段1Aにおける最上段の蹴込板14にて支持する一方で、踊り場3の階段壁2側の他端部3bを上記T型金具6で支持するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上記特許文献1に見られる従来例では、踊り場3からの荷重をT型金具6で負担することとなるため、とくに大地震等によってT型金具6に強度な揺れが加わった場合は、T型金具6に曲げが発生したり、釘の引き抜き現象が起き易くなり、安全性が問われる。また、階段壁2が石膏ボード等の間仕切りパネルからなる場合、T型金具6を強固に釘打ち固定することが困難となる。さらに従来では、T型金具6を階段壁2に釘打ち固定する際に、T型金具6を水平に調整する必要がある。このため施工現場においては、T型金具6の取り付け作業と、T型金具6の水平出し作業がそれぞれ必須となり、階段1の施工作業が非常に面倒で、困難なものであった。
特開2003−221909号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、踊り場の下方がトイレ等の空間となっている場合において、踊り場を強固に且つ安定良く支持でき、耐震性を大幅に高めることができると共に、踊り場の水平出しが容易にでき、工事の省力化及び品質の安定化を図ることができる踊り場支持用増壁パネルの構造を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、住宅の階下と階上を連絡する階段1の踊り場3の下方がトイレなどの機能空間とされ、下端部を床面7に立て掛けた増壁パネル5を該機能空間に面する壁の表面に沿わせて配置し、上記階段壁2は間仕切りフレーム16aの表裏両側にパネル材13bを取着してなる間仕切りパネル16で構成され、間仕切りパネル16の表面に配置される上記増壁パネル5は、外装材5bの裏面にフレーム部5cを枠組して構成され、釘17を増壁パネル5のフレーム部5cを貫通して上記間仕切りフレーム16aに打入して固定し、踊り場3の一端部3aを下側階段1Aの最上段の蹴込板14により支持すると共に、踊り場3の他端部3bを上記増壁パネル5の上端面5aに載置して固定してなることを特徴としている。
このような構成とすることで、踊り場3からの荷重が増壁パネル5で負担されることとなり、踊り場3の支持強度を簡単に向上させることができ、しかも大地震等によって増壁パネル5に強度な揺れが加わった場合であっても、従来のようなT型金具を用いた支持構造と比較して、踊り場3を強固に且つ安定良く支持できる。そのうえ、増壁パネル5の上端面5aに踊り場3の端部3bを載置するだけで、踊り場3の水平出しが容易にできるので、踊り場3を適正位置に精度良く施工できるようになり、従来のようなT型金具を用いた場合のような水平出し作業も不要となる。さらに、階段壁2が間仕切りフレーム16aの表裏両側にパネル材13bを取着してなる間仕切りパネル16で構成され、間仕切りパネル16の表面に配置される増壁パネル5が、外装材5bの裏面にフレーム部5cを枠組して構成され、釘17を増壁パネル5のフレーム部5cを貫通して上記間仕切りフレーム16aに打入して固定した構造としたから、踊り場3の他端部3bの荷重を上下方向に立設されている増壁パネル5で十分に負担できる構造となる。従って、大地震等によって増壁パネル5に強度な揺れが加わった場合であっても、踊り場3を強固に且つ安定良く支持できるものであり、そのうえ増壁パネル5は間仕切りパネル16に釘止めされているので、増壁パネル5に曲げや撓みが発生することのない耐力壁となる。さらに増壁パネル5には階段1からの鉛直方向の荷重が加わるのみで、しかも増壁パネル5を間仕切りパネル16に固定している釘に対して引き抜く方向に荷重が殆んどかからないため、従来のような釘の引き抜き現象は起こらず、増壁パネル5が間仕切りパネル16から引き剥がされる心配がなく、増壁パネル5の十分な支持強度が得られるようになる。
本発明に係る踊り場支持用増壁パネルの構造にあっては、踊り場の下方がトイレ等の空間となっている場合において、増壁パネルを用いて踊り場を強固に且つ安定良く支持でき、耐震性を大幅に高めることができると共に、踊り場の水平出しも容易となり、その結果、現場での工事を省力化及び品質の安定化を図ることができるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本実施形態では、図1、図2に示すように、住宅の階下と階上を連絡する階段1が、中間に踊り場3を備えたU字型階段で構成され、踊り場3の下方がトイレ空間4となっている。
トイレ空間4には、図3に示すように、便器40やロータンク41が設置されると共に、ドア(図示せず)で仕切られる出入り用開口部8が開設されている。トイレ空間4の天井部9は、ドア側の天井部分9aが高くなっており、奥へ入るほど下方へ傾斜した傾斜部9bとなり、便器が設置される側の天井部分9cが低くなっている。トイレ空間4の奥行きAは例えば、1800mm、ドア側の天井高さBは例えば2500mm程度とされる。なお図3中の10は人検知センサ、11はファン及び照明器、12は開口部8の上方の垂れ壁、13は2階の床面である。
ここで、踊り場3の下側階段1Aと対向する一端部3aは、下側階段1Aにおける最上段の蹴込板14にて支持される。図4に示す例では、踊り場3の一端部3aの下面に設けた凹溝50に最上段の蹴込板14の上端部を嵌め込んだ状態で、最上段の蹴込板14の下端部が釘16により最上段の踊り場踏板15の奥端部15aに対して固定されている。
踊り場3の他端部3bは、階段壁2の一方の壁面2Aに対向配置される。階段壁2は例えば間仕切りパネル16で構成される。本例の間仕切りパネル16は、図5に示すように、間仕切りフレーム16aの表裏両側に石膏ボード等のパネル材16bを取着したものである。この間仕切りパネル16の表面に沿って踊り場支持用の増壁パネル5が固定されている。なお、踊り場3の階段壁2の他方の壁面2Bと対向する一側端部3cは、該壁面2Bに固定される間仕切り下地桟18上に載置されるようになっている。
踊り場支持用の増壁パネル5は、例えば図5に示すように、表面に化粧仕上げを施した外装材5bの裏面にフレーム部5cを枠組したものである。この増壁パネル5の上下寸法H(図1)は床面7から踊り場3の他端部3bの取り付け位置までの高さと略等しく設定され、増壁パネル5の幅寸法Lは踊り場3の幅寸法D(図1)と略等しく設定される。
上記間仕切りパネル16に対する増壁パネル5の固定方法として、図5の例では、釘17を増壁パネル5のフレーム部5cを貫通して間仕切りフレーム16aに打入する場合を例示している。なお図5中の5dは増壁パネル5の裏面に追加配置される釘止め用下地桟である。
しかして、踊り場3を支持するにあたっては、例えば、架台20上に下側階段1Aを設置する。一方、増壁パネル5の外装材5bをトイレ空間4内に向けた状態で、増壁パネル5の下端部を床面7に立て掛け、増壁パネル5を間仕切りパネル16の表面に沿わせた状態にして、増壁パネル5を間仕切りパネル16に対して釘打ち固定する。その後、図4に示すように、踊り場3の一端部3aを下側階段1Aの最上段の蹴込板14により支持する一方で、踊り場3の他端部3bを上記増壁パネル5の上端面5aに載置し、踊り場3の他端部3bを増壁パネル5に釘打ち固定する。その後、上側階段1Bを施工する。
上記のように、間仕切りパネル16に沿って増壁パネル5を被着し、この増壁パネル5の上端面5aに踊り場3の他端部3bを支持しているので、増壁パネル5には階段1からの鉛直方向の荷重が加わり、その荷重を上下方向に立設されいる増壁パネル5で十分に負担できる構造となる。従って、大地震等によって増壁パネル5に強度な揺れが加わった場合であっても、従来のようなT型金具による支持構造と比較して、踊り場3を強固に且つ安定良く支持できるものであり、そのうえ増壁パネル5は間仕切りパネル16に釘止めされているので、増壁パネル5に曲げや撓みが発生することのない耐力壁となる。ちなみに、従来のT型金具を石膏ボード等のパネル材に釘打ちした場合では、T型金具に地震時に大きな荷重がかかり、T型金具が曲がったり、釘の引き抜き現象が起こりやすいが、本発明では、増壁パネル5には階段1からの鉛直方向の荷重が加わるのみで、しかも増壁パネル5を間仕切りパネル16に固定している釘に対して引き抜く方向に荷重が殆んどかからないため、従来のような釘の引き抜き現象は起こらず、増壁パネル5が間仕切りパネル16から引き剥がされる心配がない。また、増壁パネル5の厚みが薄い場合でも、鉛直方向の荷重を支えることができる範囲であれば、十分な支持強度が得られるようになり、増壁パネル5の製造コストを低減できると共に、トイレ空間4の有効使用スペースが増壁パネル5によって狭められるのを極力防止できるという利点もある。そのうえ増壁パネル5の外装材5bは、トイレ空間4の化粧壁としても機能するようになる。さらに踊り場3の施工時には、四角形状をした増壁パネル5の上端面5aに踊り場3の端部3bを載置するだけで、踊り場3の水平出しが容易にできるので、踊り場3を適正位置に精度良く施工できるようになり、従来のようなT型金具を用いた場合のような水平出し作業も不要となる。この結果、現場での工事を省力化できると共に品質の安定化を図ることができるものである。
また、現場において、踊り場3の高さ位置や幅寸法に合わせて増壁パネル5をカットして、その縦横方向の寸法を容易に調整できるので、施工業者にとっての使い勝手も飛躍的に向上する。なお、増壁パネル5のサイズを階段1の種類に合わせて予め製品ユニット化することも可能であり、この場合、量産性に適したものとなり、生産性、施工性、品質が一層向上すると共に、現場での施工効率がより高められるようになる。
本発明の増壁パネル5は、U字型階段の踊り場に適用されるだけでなく、U字型以外の他の階段の踊り場にも広く適用されるものである。
また、踊り場3の下方の機能空間として、トイレ空間4に限らず、例えば洗濯機などを設置する空間、主婦が洗濯やアイロンがけなどの家事を行うための空間、さらにはクロゼットのような収納空間なども広く含まれる。
本発明の一実施形態を説明する分解斜視図である。 同上の平面図である。 図2のF−F線に沿う縦断面図である。 図2のG−G線に沿う縦断面図である。 図4のM−M線に沿う縦断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1 階段
2 階段壁
3 踊り場
3b 端部
5 増壁パネル
5a 上端面

Claims (1)

  1. 住宅の階下と階上を連絡する階段の踊り場の下方がトイレなどの機能空間とされ、下端部を床面に立て掛けた増壁パネルを該機能空間に面する階段壁の表面に沿わせて配置し、上記階段壁は間仕切りフレームの表裏両側にパネル材を取着してなる間仕切りパネルで構成され、間仕切りパネルの表面に配置される上記増壁パネルは、外装材の裏面にフレーム部を枠組して構成され、釘を増壁パネルのフレーム部を貫通して上記間仕切りフレームに打入して固定し、踊り場の一端部を下側階段の最上段の蹴込板により支持すると共に、踊り場の他端部を上記増壁パネルの上端面に載置して固定してなることを特徴とする踊り場支持用増壁パネルの構造。
JP2004048555A 2004-02-24 2004-02-24 踊り場支持用増壁パネルの構造 Expired - Fee Related JP4000119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004048555A JP4000119B2 (ja) 2004-02-24 2004-02-24 踊り場支持用増壁パネルの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004048555A JP4000119B2 (ja) 2004-02-24 2004-02-24 踊り場支持用増壁パネルの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005240321A JP2005240321A (ja) 2005-09-08
JP4000119B2 true JP4000119B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=35022342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004048555A Expired - Fee Related JP4000119B2 (ja) 2004-02-24 2004-02-24 踊り場支持用増壁パネルの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4000119B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5914391B2 (ja) * 2012-06-20 2016-05-11 ミサワホーム株式会社 階段の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005240321A (ja) 2005-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2979613C (en) Ventilated facade
KR100740254B1 (ko) 브라켓의 걸어맞춤을 이용한 실내벽의 패널 설치구조
JP4701101B2 (ja) サイディング取付金具
JP4000119B2 (ja) 踊り場支持用増壁パネルの構造
JP5758607B2 (ja) 手摺壁および手摺壁の施工方法
JP2003221868A (ja) 建物の壁
KR200413000Y1 (ko) 방화유리 일체형 난간대
KR102638913B1 (ko) 천정의 마감패널 고정을 위한 박형 프레임 구조
JP6898129B2 (ja) 外廊下の手摺及び建物
JP5951312B2 (ja) 建物付設物
JP6712138B2 (ja) 階段及び階段の施工方法
KR20030009257A (ko) 비계설치용 브라켓
JP2007284916A (ja) 階段手摺構造
JP2018090995A (ja) 外壁の防水構造
JP4044394B2 (ja) 手摺壁構造
US3419999A (en) Converting means for forming stairwell storage closet
JP4059493B2 (ja) カバー装置
JP2020122264A (ja) 天井下地の施工方法
JP4166740B2 (ja) バルコニーの根太掛け取付け構造
JPH11117435A (ja) 壁パネル支持構造
JP2023039896A (ja) ユニット家具
KR200257131Y1 (ko) 일체형 4각 바 경량 벽체 시스템
JP5054565B2 (ja) ユニットルームの持出し支持構造
JPH0762846A (ja) 幕板取付構造
JPH09203151A (ja) 建物の壁

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees