JP4000071B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は画像表示装置を設けたパチンコ機、スロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関し、特に、観察者が立体視することができる立体画像表示装置を設けた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機として、所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、パチンコ遊技盤のほぼ中央部に配されたドラムやディスプレイ上に数字や記号あるいは絵柄等を変動表示させ、同じ数字等が揃って停止した場合を大当たりとして、所定数の賞球を行うものがある。この変動表示等を行うディスプレイに表示される画像は、平面的な2次元画像であるが、さらに表示効果を高めるために、鋭い指向性を持つレンティキュラレンズを使って左右の眼に対応する画像情報を提供して、平面画像を立体画像として表示するものが提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−31729号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の立体画像を表示する遊技機では、立体画像の出現位置がどの程度飛び出しているのか(どの程度奥まっているのか)を認識することが困難な場合があった。よって、立体像の出現を遊技者に報知することが望まれている。
【0005】
また、観察者の両眼視差作用により立体画像として見ることができるものであり、表示画像に対する立体画像の再現に個人差がある。すなわち、空間知覚が良く立体像を速やかに見ることができる人と、立体像を認識するのに時間がかかる人とがおり、様々な人を対象にする遊技機にとっては好ましいことではない。よって、このような観点からも、立体像の出現を遊技者に報知することが望ましい。
【0006】
本発明は、立体画像の認識を容易にし、興趣の高い画像表示をする遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルの少なくとも一部を動かす駆動手段と、前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度に関連して、前記画像表示装置に表示される画像が手前側に突出して立体視される状態では、前記操作ハンドルを遊技者側に突出させ、前記立体度が大きくなり、前記画像表示装置に表示される画像の突出量が大きくなると、前記操作ハンドルの突出量を大きくするように、前記駆動手段の動作を制御する
【0008】
第2の発明は、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルの少なくとも一部を動かす駆動手段と、前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度に関連して、前記画像表示装置に表示される画像が奥側に引っ込んで立体視される状態では、前記操作ハンドルを遊技機側に引っ込ませ、前記立体度が大きくなり、前記画像表示装置に表示される画像の引っ込み量が大きくなると、前記操作ハンドルの引っ込み量を大きくするように、前記駆動手段の動作を制御する。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記駆動手段は、前記操作ハンドルを突出させ又は引っ込ませる第一駆動手段と、前記操作ハンドルを振動させる第二駆動手段とによって構成され、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度が大きくなると、前記操作ハンドルの振動量を大きくするように、前記第二駆動手段の動作を制御することを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、第1から第3の発明において、前記駆動手段は、前記操作手段の遊技者が触り得る部位の全てを動かすこと特徴とする。
【0011】
第5の発明は、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルの少なくとも一部を振動させる第一駆動手段と、前記操作ハンドルの少なくとも一部を振動させ、前記第一駆動手段の奥側に、互いに振動部位が異なるように並べて配設される第二駆動手段と、前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像が手前側に突出して立体視される状態では、前記第一駆動手段によって前記操作ハンドルを振動させ、前記画像表示装置に表示される画像が奥側に引っ込んで立体視される状態では、前記第二駆動手段によって前記操作ハンドルを振動させ、前記画像表示装置に表示される画像の立体度が大きくなると、前記操作ハンドルの振動量を大きくするように前記第一駆動手段及び前記第二駆動手段の動作を制御する
【0012】
第6の発明は、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルは、遊技者が前後方向に操作可能な入力手段を備え、前記表示制御手段は、前記入力手段の前後方向の操作量に基づいて、前記画像表示装置に表示される画像の前後方向の出現位置を変化させる。
【0013】
【発明の作用および効果】
第1の発明では、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルの少なくとも一部を動かす駆動手段と、前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度に関連して、前記画像表示装置に表示される画像が手前側に突出して立体視される状態では、前記操作ハンドルを遊技者側に突出させるように、前記駆動手段の動作を制御するので、操作ハンドルの突出に関係付けて、立体画像の突出を知覚することができる。すなわち、立体画像が突出しているか引っ込んでいるかの情報が操作ハンドルによって与えられるので、観察者は触覚とを関連付けて立体画像を認識することから、観察者が知覚する立体感が豊かになる。
【0014】
第2の発明では、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルの少なくとも一部を動かす駆動手段と、前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度に関連して、前記画像表示装置に表示される画像が奥側に引っ込んで立体視される状態では、前記操作ハンドルを遊技機側に引っ込ませるように、前記駆動手段の動作を制御するので、操作ハンドルの引っ込みに関係付けて、立体画像の引っ込みを知覚することができるので、立体視認識が助けられ、観察者が知覚する立体感が豊かになる。
【0015】
第3の発明では、前記駆動手段は、前記操作ハンドルを突出させ又は引っ込ませる第一駆動手段と、前記操作ハンドルを振動させる第二駆動手段とによって構成され、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度が大きくなると、前記操作ハンドルの振動量を大きくするように、前記第二駆動手段の動作を制御するので、操作ハンドルの突出方向及び突出程度と立体画像の突出方向及び突出程度、又は、操作ハンドルの引っ込み方向及び引っ込み程度と立体画像の引っ込み方向及び引っ込み程度を関係付けて知覚することができ、より立体視認識が助けられ、より観察者が知覚する立体感が豊かになる。また、立体画像の突出方向及び突出量を示唆するように操作ハンドルを動かすことができる。
【0016】
第4の発明では、前記駆動手段は、前記操作手段の遊技者が触り得る部位の全てを動かすので、操作手段のすべてが動くため、どのような握り方(触れ方)をしていても、駆動手段による操作ハンドルの動きを遊技者に体感させることができる。また、操作ハンドルが前後に移動する場合は、操作ハンドルを操作する側の腕を動かすことになり十分な体感効果を得ることができる。また、操作ハンドルに設けられた複数の入力部の位置関係が変化しないことから、操作ハンドルの操作性を低下させる影響が生じない。
【0017】
第5の発明では、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルの少なくとも一部を振動させる第一駆動手段と、前記操作ハンドルの少なくとも一部を振動させ、前記第一駆動手段の奥側に、互いに振動部位が異なるように並べて配設される第二駆動手段と、前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像が手前側に突出して立体視される状態では、前記第一駆動手段によって前記操作ハンドルを振動させ、前記画像表示装置に表示される画像が奥側に引っ込んで立体視される状態では、前記第二駆動手段によって前記操作ハンドルを振動させるので、操作ハンドルの突出と立体画像の突出、又は、操作ハンドルの引っ込みと立体画像の引っ込みを関係付けて知覚することができ、立体視認識が助けられ、観察者が知覚する立体感が豊かになる。
【0018】
第6の発明では、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置を操作する操作ハンドルと、左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記操作ハンドルは、遊技者が操作可能な入力手段を備え、前記表示制御手段は、前記入力手段に対する操作に関連して、前記画像表示装置に表示される画像の前後方向の出現位置を変化させるので、立体画像の立体度(突出又は引っ込みの程度)を、遊技者が自然な感覚で、また遊技を中断することなく容易かつ即座に調整することができる。また、操作ハンドルによって立体画像の立体度を調整するので、操作ハンドルの操作に関わらない手を煩わせることがない。また、この調整によって、立体画像の認識の個人差を解消して、認識可能な突出具合に立体画像の立体度を調整することができる。また、疲労によって突出具合を抑えたい又は大きな立体度の立体画像を楽しみたいなど、遊技者の要求に細かに応えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態の遊技機(カード球貸ユニットを併設したCR機)全体の構成を示す正面図である。
【0021】
遊技機(パチンコ遊技機)1の前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回動可能に組み付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレームに収納される。
【0022】
遊技盤6の表面には、ガイドレールで囲われた遊技領域が形成され、遊技領域のほぼ中央には画像表示装置(特別図柄表示装置)8が設けられるセンターケース11が配置され、遊技領域の下方には大入賞口を備えた変動入賞装置10が配置される他、遊技領域には各入賞口12〜15、始動口16、普通図柄表示器7、普通変動入賞装置9等が配置されている。前面枠3には、遊技盤6の前面を覆う前面構成部材としてのカバーガラス18が取り付けられている。
【0023】
画像表示装置8は、LCD(液晶表示器)で表示画面が構成されており、遊技者が立体視しうる三次元映像が表示画面に表示可能となっている。表示画面の画像を表示可能な領域(表示領域)には、複数の変動表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別情報(特別図柄、普通図柄)や変動表示ゲームを演出するキャラクタが表示される。すなわち、表示画面の左、中、右に設けられた変動表示領域には、識別情報として割り当てられた図柄(例えば、「0」〜「9」までの数字及び「A」、「B」の英文字による12種類の図柄)が変動表示して変動表示ゲームが行われる。その他、表示画面には遊技の進行に基づく画像が表示される。
【0024】
画像表示装置8の下方には、普通変動入賞装置(普通電動役物)9を有する始動口16が、遊技領域の左右の所定の位置には、普通図柄始動ゲート14が配置される。
【0025】
本実施の形態の遊技機では、発射装置として機能する打球発射装置550から遊技領域に向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることによって遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技領域内の各所に配置された風車等の転動誘導部材12によって転動方向を変えながら遊技領域を流下し、始動口16、一般入賞口15、特別変動入賞装置10に入賞するか、遊技領域の最下部に設けられたアウト口から排出される。一般入賞口15への遊技球の入賞は、一般入賞口毎に備えられたN個の入賞センサ51.1〜51.N(図2参照)により検出される。
【0026】
始動口16、一般入賞口15、特別変動入賞装置(大入賞口)10に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が払出ユニット(排出装置)から排出され、供給皿21に供給される。
【0027】
始動口16へ遊技球の入賞があると、画像表示装置8では、前述した数字等で構成される識別情報が順に変動表示する変動表示ゲームが開始し、変動表示ゲームに関する画像が表示される。始動口16への入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の特別図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には大当たり状態となり、三つの表示図柄が揃った状態(大当たり図柄)で停止する。このとき、特別変動入賞装置10は、大入賞口ソレノイド10A(図2参照)への通電により、大入賞口が所定の時間(例えば、30秒)だけ、遊技球を受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から遊技球を受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換される。すなわち、大入賞口が所定の時間だけ大きく開くので、この間遊技者には多くの遊技球を獲得することができるという遊技価値が付与される。
【0028】
始動口16への遊技球の入賞は、特別図柄始動センサ52(図2参照)で検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された特別図柄乱数カウンタ値は、遊技制御装置100内の所定の記憶領域(特別図柄入賞記憶領域)に、特別図柄入賞記憶として所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この特別図柄入賞記憶の記憶数は、画像表示装置8の表示画面の一部に設けられた特別図柄記憶状態表示領域に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づいて、画像表示装置8にて可変表示ゲームを行う。
【0029】
特別変動入賞装置10への遊技球の入賞は、カウントセンサ54、継続センサ55(図2参照)によって検出される。
【0030】
普通図柄始動ゲート14への遊技球の通過があると、普通図柄表示器7では、普通図柄(例えば、一桁の数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図柄始動ゲート14の通過検出が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、通過検出時の普通図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当たり状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)で停止する。このとき、始動口16の手前に設けられた普通変動入賞装置9は、普通電動役物ソレノイド9A(図2参照)への通電により、始動口16への入口が所定の時間(例えば0.5秒)だけ拡開するように変換され、遊技球の始動口16への入賞可能性が高められる。
【0031】
普通図柄始動ゲート14への遊技球の通過は、普通図柄始動センサ53(図2参照)で検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された普通図柄乱数カウンタ値は、遊技制御装置100内の所定の記憶領域(普通図柄入賞記憶領域)に、普通図柄入賞記憶として所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この普通図柄入賞記憶の記憶数は変動入賞装置10の右側に設けられた所定数のLEDからなる普通図柄記憶状態表示器19に表示される。遊技制御装置100は普通図柄入賞記憶に基づいて、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。
【0032】
遊技機の要所には、装飾用ランプ、LED等の装飾発光装置が設けられる。すなわち、遊技盤中央部に設けられたセンターケース11、遊技盤下部に設けられたアタッカー(変動入賞装置10の周囲)には、遊技の進行に応じて発光する装飾ランプが設けられている。さらに、遊技盤の左右上部にはサイドケースランプが、遊技盤の左右側部にはサイドランプ33が設けられている。また、遊技枠には遊技枠装飾ランプが設けられている。これらのランプは遊技の進行に合わせて点灯して、遊技者の遊技に対する興趣が継続するようにしている。また、カバーガラス18の上部の前面枠3には、点灯により球の排出の異常等の状態を報知する第1報知ランプ31、第2報知ランプ32が設けられている。
【0033】
前面枠3の下部の開閉パネル20には球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22には下皿23及び打球発射装置の操作部(操作ハンドル)として機能する発射ハンドル24等が配置される。発射ハンドル24は、遊技機1の前面右側下部に、遊技機1の固定パネル22に(前後方向に)垂直に、または若干の角度(例えば、上向きの角度)を有して、軸部として機能するシャフト241が取り付けられている。そして、発射ハンドル24は、遊技機1の正面に遊技者が着座して操作して、右手で握ることができる位置にあって、遊技者が右手で操作ハンドル24を握って、発射勢調整レバーを回動させて発射操作を行うように構成されている。
【0034】
また、固定パネル22には音出力装置(スピーカ)が設けられる。
【0035】
カード球貸ユニット2用の操作パネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成され、カードの残高を表示するカード残高表示部(図示省略)、球貸しを指令する球貸しスイッチ28、カードの返却を指令するカード返却スイッチ30等が設けられている。
【0036】
カード球貸ユニット2は、前面のカード挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)のデータをカードリーダライタで読み込み、カード球貸ユニット用の操作パネル26のカード残高表示部にカードの残高を表示する。遊技者が、球貸しスイッチ28を操作すると、操作に対応した数量の遊技球を貸球として排出するように、排出制御装置200に対し貸球制御指令信号を送出して、前述したように排出ユニットと、流路切換ユニットとを制御して貸球を排出する。
【0037】
図2は、本発明の実施の形態の遊技機の遊技制御装置100、演出制御装置150を中心とする制御系の一部を示すブロック図である。
【0038】
遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技制御のための不変の情報を記憶しているROM及び遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵した遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフェース102、出力インターフェース103、発振器104等から構成される。
【0039】
遊技用マイクロコンピュータ101は、入力インターフェース102を介しての各種検出装置(一般入賞口センサ51.1〜51.N、特別図柄始動センサ52、普通図柄始動センサ53、カウントセンサ54、継続センサ55)からの検出信号を受けて、大当たり抽選等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース103を介して、各種制御装置(演出制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)、普通図柄表示器7、普通電動役物ソレノイド9A、大入賞口ソレノイド10A等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
【0040】
排出制御装置200は、遊技制御装置100からの賞球指令信号に基づいて、払出ユニットの動作を制御し賞球を排出させる。また、カード球貸ユニット2からの貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を制御し貸球を排出させる。
【0041】
装飾制御装置250は、遊技制御装置100からの指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LED等の装飾発光装置(センターケース11内の装飾ランプ、アタッカー内の装飾ランプ、サイドランプ33、サイドケースランプ、遊技枠装飾ランプ、報知ランプ31等)を制御する、また、普通図柄入賞記憶表示器19の表示を制御して、ランプ制御装置として機能する。
【0042】
音制御装置300は、スピーカから出力される効果音を制御して、音制御装置として機能する。
【0043】
なお、遊技制御装置100から、各種従属制御装置(演出制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容されるようになっている。これにより、遊技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止することができる。
【0044】
遊技機の電源装置(図示省略)は、電源回路のほかに、バックアップ電源部と停電監視回路とを備えている。停電監視回路は、電源装置の所定の電圧降下を検出すると、遊技制御装置100等に対して停電検出信号とリセット信号とを順に出力する。遊技制御装置100は、停電検出信号を受けると所定の停電処理を行い、リセット信号を受けるとCPUの動作を停止する。バックアップ電源部は、遊技制御装置100等のRAMにバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情報、遊技制御情報:変動表示ゲーム情報を含む)等をバックアップする。
【0045】
演出制御装置150は、画像の表示制御を行うもので、遊技制御装置100及び合成変換装置170と共に演出制御手段として機能する。この演出制御装置150は、CPU151、GDP(Graphic Display Processor)156、RAM153、インターフェース155、プログラム、シーケンスデータ等を格納したROM152、画像データ(図柄データ、背景画データ、動画キャラクタデータ、テクスチャデータ等)を格納したフォントROM157、同期信号やストローブ信号を発生させるクロック信号を生成する発振器158等から構成される。
【0046】
CPU151は、ROM152に格納したプログラムを実行し、遊技制御装置100からの信号に基づいて所定の変動表示ゲームのための画像制御情報(スプライトデータやポリゴンデータ等で構成される図柄表示情報、背景画面情報、動画オブジェクト画面情報等)を演算して右眼用画像信号と左眼用画像信号とを交互に生成するようにGDP156に指示する。この右眼用画像信号と左眼用画像信号との生成タイミングに合わせてL/R信号が生成され、生成されている画像信号が右眼用画像信号なのか左眼用画像信号なのかが識別可能なようになっている。
【0047】
GDP156は、フォントROM157に格納された画像データ及びCPU151により画像制御情報を演算した内容に基づいて、例えば、画像のポリゴン描画(または、通常のビットマップ描画)を行うとともに、各ポリゴンに所定のテクスチャを貼り付けてフレームバッファとしてのRAM153に格納する。そして、GDP156は、RAM153の画像を所定のタイミング(垂直同期信号V_SYNC、水平同期信号H_SYNC)でLCD側(合成変換装置170)へ送信する。
【0048】
GDP156が行う描画処理は、点描画、線描画、トライアングル描画、ポリゴン描画を行い、さらにテクスチャマッピング、アルファブレンディング、シェーディング処理(グローシェーディングなど)、陰面消去(Zバッファ処理など)を行って、γ補正回路159を介して画像信号を合成変換装置170に出力する。
【0049】
なお、GDP156は、描画した画像データをフレームバッファとしてのRAM153へ一旦格納した後、同期信号(V_SYNCなど)に合わせて合成変換装置170へ出力してもよい。
【0050】
ここで、フレームバッファは、複数のフレームバッファをそれぞれRAM153の所定の記憶領域などに設定しておき、GDP156は、任意の画像に重ね合わせて(オーバーレイ)出力することも可能である。
【0051】
GDP156には、クロック信号を供給する発振器158が接続されている。発振器158が生成するクロック信号は、GDP156の動作周期を規定し、GDP156から出力される信号、例えば、垂直同期信号(V_SYNC)と、水平同期信号(H_SYNC)を生成し、合成変換装置170及び画像表示装置8へ出力される。
【0052】
GDP156から出力されるRGB信号は、γ補正回路159に入力されている。このγ補正回路159は、画像表示装置8の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、画像表示装置8の表示照度を調整して、画像表示装置8に対して出力するRGB信号を生成する。
【0053】
また、演出制御装置150のCPU151は、発振器158のクロック信号に基づいて、合成変換装置170へ出力する画像データ(RGB)が、左目用の画像又は右目用の画像の何れであるかを識別するL/R信号を出力する。
【0054】
さらに、CPU151は、変動表示の状態(例えば、通常の変動表示ゲームか、大当たり中の表示か等)や遊技の状態に基づいて、画像表示装置8の輝度(バックライトの発光量)を制御するため、デューティ制御信号DTY_CTRを発振器158のクロック信号に基づいて生成し、画像表示装置8へ出力する。
【0055】
合成変換装置170は、CPU151から出力されたL/R信号に基づいて、GDP156から送られてきた画像信号が右眼用画像信号なのか左眼用画像信号なのかを判定する。また、合成変換装置170には、右目用フレームバッファ、左目用フレームバッファ及び立体視用フレームバッファが設けられており、判定された右目用画像信号を右目用フレームバッファに書き込み、左目用画像信号を左目用フレームバッファに書き込む。そして、右目用画像と左目用画像とを合成して立体視用画像を生成して、立体視用画像信号を立体視用フレームバッファに書き込んで、立体視用画像データをRGB信号として画像表示装置8に出力する。
【0056】
前述したように、この右目用画像と左目用画像とが合成された立体視用画像信号によって、液晶表示器の表示単位の縦方向ライン(走査線)毎に右目用画像と左目用画像とが交互に表示されるように立体視用画像を表示する。
【0057】
具体的には、立体視用画像情報(表示オブジェクト)の奥行き情報に基づいて、右目用画像と左目用画像とで視差をつけて生成される。ポリゴン描画の場合には、左目用視点と右目用視点とでレンダリングされてそれぞれ右目用画像と左目用画像とが生成される。スプライトデータを用いる場合には、視差分だけ左右方向にずらして描画される。
【0058】
このように、左目用画像と右目用画像とが交互に生成されて、左目用画像は左目用フレームバッファに、右目用画像は右目用フレームバッファに格納される。すなわち、L信号出力中にGDP156から送信されてきた左目用画像データを左目用フレームバッファに書き込み、R信号出力中にGDP156から送信されてきた右目用画像データを右目用フレームバッファに書き込む。そして、左目用フレームバッファに書き込まれた左目用画像データと、走査線一本毎に右目用フレームバッファに書き込まれた右目用画像データとを読み出して、立体視用フレームバッファに書き込む。
【0059】
CPU151、GDP156及び合成変換装置170が以上説明したように機能することによって、左目用画像と右目用画像とが生成され、その表示位置によって両眼視差が生じ、画像を三次元立体像として認識させるように表示制御することで表示位置制御手段が構成される。
【0060】
画像表示装置8内には液晶ドライバ(LCD DRV)181、バックライトドライバ(BL DRV)182が設けられている。液晶ドライバ181は、合成変換装置170から送られてきたV_SYNC信号、H_SYNC信号及びRGB信号に基づいて、液晶表示パネル804の電極に順次電圧をかけて、画像表示装置8に立体視用の合成画像を表示する。
【0061】
バックライトドライバ182は、GDP156から出力されたDTY_CTR信号に基づいてバックライト(発光素子)810a、810bに加わる電圧のデューティー比を変化させて、液晶表示パネル804の明るさを変化させる。
【0062】
すなわち、遊技制御装置100は、遊技領域に打ち出された遊技球が始動口16に入賞すると、所定の乱数(特別図柄乱数、大当たり乱数)を抽出し、記憶する。そして、遊技制御装置100では、演出制御装置150に変動表示を指令する表示制御指令信号を編集して、該編集した表示制御指令信号を送信する。演出制御装置150のCPU151は、表示制御指令信号を受信すると、フォントROM157(記憶手段)から該表示制御指令信号に対応する表示画像データを読み出して、GDP156、合成変換装置170と協動して、画像表示装置8に表示する表示データを生成する。このように、遊技制御装置100が機能することによって抽選手段及び遊技制御手段が構成される。また、演出制御装置150及び合成変換装置170が機能することによって演算手段が構成される。
【0063】
遊技制御装置100からの演出制御指令信号を受信するインターフェース155の手前には、信号伝達方向規制手段であるバッファ回路160が設けられ、遊技制御装置100から演出制御装置150への信号入力のみが許容され、演出制御装置150から遊技制御装置100への信号出力を禁止している。なお、遊技制御装置100と演出制御装置150との間で双方向通信を行う場合には、バッファ回路160に双方向バッファを用いることもできる。
【0064】
発射ハンドル24は、発射ハンドル24の位置を検出する位置検出センサ及び発射ハンドル24を駆動する駆動手段として機能する体感用モータが設けられている。また、発射ハンドル24は、演出制御装置150に接続されており、発射ハンドル24から演出制御装置150(インターフェース155を介してCPU151)には、位置検出センサから出力された信号(位置検出センサ出力、操作入力信号)が入力されている。さらに、演出制御装置150(CPU151からインターフェース155を介して)から発射ハンドル24には、体感用モータを駆動する体感用モータ駆動信号が出力されている。このように、演出制御装置150が体感用モータを駆動することによって、駆動制御手段として機能する。
【0065】
以上説明した実施の形態では、装飾制御装置250及び音制御装置300と演出制御装置150とを別個に設けたが、従属制御装置のうち、装飾制御装置250及び音制御装置300を演出制御装置150に含めて、装飾制御装置250、及び音制御装置300を演出制御装置150と一体に構成してもよい。
【0066】
図3は、本発明の実施の形態の画像表示装置の構成を示す図である。
【0067】
光源801は、発光素子810、偏光フィルタ811及びフレネルレンズ812によって構成されている。発光素子810には白色発光ダイオード等の点状の光源を横に並べて用いたり、冷陰極管等の線状の光源を水平に配置して構成されており、偏光の特定されない(様々な偏光の光を含む)光を放射している。偏光フィルタ811は右側領域811aと左側領域811bとで透過する光の偏光が異なる(例えば、右側領域811aと左側領域811bとで透過する光の偏光を90度ずらす)ように設定されている。フレネルレンズ812は一側面に同心円上の凹凸を有するレンズ面を有している。
【0068】
発光素子810から放射された光は、一定の偏光の光のみが偏光フィルタ811を透過する。すなわち、発光素子810から放射された光のうち、偏光フィルタ811の右側領域811aを通過した光と、左側領域811bを通過した光とが異なる偏光の光としてフレネルレンズ812に照射される。後述するように、偏光フィルタ811の右側領域811aを通過した光は観察者の左目に到達し、左側領域811bを通過した光は観察者の右目に到達するようになっている。
【0069】
なお、発光素子と偏光フィルタを用いなくても、異なる偏光の光を異なる位置から照射するように構成すればよく、例えば、異なる偏光の光を発生する発光素子を二つ設けて、異なる偏光の光を異なる位置からフレネルレンズ812に照射するように構成してもよい。
【0070】
偏光フィルタ811を透過した光はフレネルレンズ812に照射される。フレネルレンズ812は凸レンズであり、フレネルレンズ812では発光素子810から拡散するように放射された光の光路を略平行に屈折して微細位相差板802を透過して、液晶表示パネル804に照射される。
【0071】
このとき、微細位相差板802を透過する光は、上下方向に広がることがないように出射され、液晶表示パネル804に照射される。すなわち、微細位相差板802の特定の領域を透過した光が、液晶表示パネル804の特定の表示単位の部分を透過するようになっている。
【0072】
また、液晶表示パネル804に照射される光のうち、偏光フィルタ811の右側領域811aを通過した光と左側領域811bを通過した光とは、異なる角度でフレネルレンズ812に入射し、フレネルレンズ812で屈折して左右異なる経路で液晶表示パネル804から放射される。
【0073】
液晶表示パネル804は、2枚の透明板(例えば、ガラス板)の間に所定の角度(例えば、90度)ねじれて配向された液晶が配置されており、例えば、TFT型の液晶表示パネルを構成している。液晶表示パネルに入射した光は、液晶に電圧が加わっていない状態では、入射光の偏光が90度ずらして出射される。一方、液晶に電圧が加わっている状態では、液晶のねじれが解けるので、入射光はそのままの偏光で出射される。
【0074】
液晶表示パネル804の光源801側には、微細位相差板802及び偏光板803(第1偏光板)が配置されており、観察者側には、偏光板805(第2偏光板)が配置されている。
【0075】
微細位相差板802は、透過する光の位相を変える領域が、微細な間隔で繰り返して配置されている。具体的には、光透過性の基材822に、微細な幅の1/2波長板821が設けられた領域802aと、1/2波長板821の幅と同一の微細な間隔で、1/2波長板821が設けられていない領域802bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。すなわち、設けられた1/2波長板によって透過する光の位相を変える領域802aと、1/2波長板821が設けられていないために透過する光の位相を変えない領域802bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。この1/2波長板は、透過する光の位相を変化させる位相差板として機能している。
【0076】
1/2波長板821は、その光学軸を偏光フィルタ811の右側領域811aを透過する光の偏光軸と45度傾けて配置して、右側領域811aを透過した光の偏光軸を90度回転させて出射する。すなわち、右側領域811aを透過した光の偏光軸を90度回転させて、左側領域811bを透過する光の偏光と等しくする。すなわち、1/2波長板821が設けられていない領域802bは左側領域811bを通過した、偏光板803と同一の偏光を有する光を透過する。そして、1/2波長板821が設けられた領域802aは右側領域811aを通過した、偏光板803と偏光軸が直交した光を、偏光板803の偏光軸と等しくなるように回転させて出射する。
【0077】
この微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位と略同一のピッチとして、表示単位毎(すなわち、表示単位の横方向の水平ライン毎)に透過する光の偏光が異なるようにする。よって、液晶表示パネル804の表示単位の水平ライン(走査線)毎に対応する微細位相差板802の偏光特性が異なるようになって、水平ライン毎に出射する光の方向が異なる。
【0078】
又は、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位のピッチの整数倍のピッチとして、微細位相差板802の偏光特性が複数の表示単位毎(すなわち、複数の表示単位の水平ライン毎)に変わるようにして、複数の表示単位毎に透過する光の偏光が異なるように設定する。よって、液晶表示パネル804の表示単位の水平ライン(走査線)の複数本毎に微細位相差板802の偏光特性が異なって、水平ラインの複数本毎に出射する光の方向が異なる。
【0079】
このように、微細位相差板802の偏光特性の繰り返し毎に異なる光を液晶表示パネル804の表示素子(水平ライン)に照射する必要があるため、微細位相差板802を透過して液晶表示パネル804に照射される光は、上下方向の拡散を抑制したものである必要がある。
【0080】
すなわち、微細位相差板802の光の位相を変化させる領域802aは、偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光を、左側領域811bを透過した光と偏光を等しくして透過する。また、微細位相差板802の光の位相を変化させない領域802bは、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光をそのまま透過する。そして微細位相差板802を出射した光は、左側領域811bを透過した光と同じ偏光を有して、液晶表示パネル804の光源側に設けられた偏光板803に入射する。
【0081】
偏光板803は、微細位相差板802を透過した光と同一の偏光の光を透過する偏光特性を有する。すなわち、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光は偏光板803を透過し、偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光は偏光軸を90度回転させられて偏光板803を透過する。また、偏光板805は、偏光板803と90度異なる偏光の光を透過する偏光特性を有する。
【0082】
このような微細位相差板802、偏光板803及び偏光板805を液晶表示パネル804に貼り合わせて、微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル804及び偏光板805を組み合わせて画像表示装置8を構成する。このとき、液晶に電圧が加わった状態では、微細位相差板802を透過した光は偏光板805を透過する。一方、液晶に電圧が加わっていない状態では、微細位相差板802を透過した光は偏光が90度ねじれて液晶表示パネル804から出射されるので、偏光板805を透過しない。
【0083】
なお、偏光板805の前面側(観察者側)に、液晶表示パネルを透過した光を上下方向に拡散する拡散手段として機能するディフューザを設けてもよい。このディフューザは、レンチキュラーレンズによって構成されており、横方向に延伸した半円状の凹凸(かまぼこ状の凹凸)が、縦方向に繰り返して表面に設けられており、他方の表面は平面となっている。そして、この凹凸面が観察者側に向き、平面が液晶表示パネル804側を向くように偏光板805の前面に取り付けられる。よって、液晶表示パネル804を透過しディフューザに入射した光は、ディフーザ806の表面に設けられた凹凸によって、光の経路が上下に拡散するように屈折されて観察者側に放射される。
【0084】
図4は、本発明の実施の形態の画像表示装置の光学系を示す平面図である。
【0085】
発光素子810から放射された光は偏光フィルタ811を透過して放射状に広がっている。発光素子810から放射された光のうち偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光(一点鎖線で光路の中心を示す)は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802に到達し、偏光フィルタ811の右側領域811aと同一の偏光の光を受け入れ偏光を90度ずらして出射する微細位相差板802の領域802a(偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光を透過する領域802a)を透過し、さらに、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805を略垂直(やや右側から左側)に透過して左目に至る。すなわち、液晶表示パネル804の領域802aに対応する位置の表示素子によって表示された左目画像が左目に到達する。
【0086】
この微細位相差板802の領域802aと交互に並んで配置されている領域802bは、領域802aを透過する光を透過せず、領域802aを透過する光と異なる偏光の光(互いに直交する偏光の光)を透過するので、液晶表示パネル804の領域802bに対応する位置の表示素子に表示された右目画像は左目に到達しない。
【0087】
一方、発光素子810から放射された光のうち偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光(破線で光路の中心を示す)は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802に到達し、偏光フィルタ811bと同一の偏光の光を透過する微細位相差板802の領域802bを透過して、さらに、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805を略垂直(やや左側から右側)に透過して右目に至る。すなわち、液晶表示パネル804の領域802bに対応する位置の表示素子によって表示された右目画像が右目に到達する。
【0088】
この微細位相差板802の領域802bと交互に並んで配置されている領域802aは、領域802bを透過する光を透過せず、領域802bを透過する光と異なる偏光の光(互いに直交する偏光の光)を透過するので、液晶表示パネル804の領域802aに対応する位置の表示素子に表示された左目画像は右目に到達しない。
【0089】
このように、発光素子810から放射され偏光フィルタ811を透過した光を、光学手段としてのフレネルレンズ812によって、液晶表示パネル804に略垂直に照射するようにしている。すなわち、発光素子810、偏光フィルタ811及びフレネルレンズ812によって、偏光面が異なる光を異なる経路で液晶表示パネル804に照射する光源801を構成し、液晶表示パネル804を透過した光を異なる経路で放射して、右目又は左目に到達させる。すなわち、液晶表示パネル804の走査線ピッチと、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しピッチとを等しくして、液晶表示パネル804の走査線ピッチ毎に異なる方向から到来した光が照射され、異なる方向に光を出射する。
【0090】
以上、立体視可能な三次元画像を得る方法の一例として微細位相差板を用いる画像表示装置について説明したが、レンチキュラーレンズを用いた方法や、パララックスバリヤ方式、凹面鏡の結像作用を用いた方式など、立体像を知覚させるものであれば、立体視可能な三次元画像と役物との関係における演出として、本発明を適用することができる。
【0091】
図5は、本発明の実施の形態の遊技機の遊技制御装置100、発射制御装置150を中心とする制御系の一部を示すブロック図である。
【0092】
遊技制御装置100は、排出制御装置200に排出制御指令信号を送信して、賞球の排出を制御する。また、遊技制御装置100は、演出制御装置150に表示制御指令信号を送信して、画像表示装置8に表示する画像を制御する。
【0093】
演出制御装置150は、遊技制御装置100から送信された表示制御指令信号に基づいて画像表示装置8に表示する画像を生成し、画像表示装置駆動信号を画像表示装置8に出力する。また、演出制御装置150は、発射ハンドル24に、画像の立体表示に合わせて体感用モータ24e、24f、24gの作用によって発射ハンドル24を駆動する体感用モータ駆動信号が出力される。
【0094】
排出制御装置200は、発射制御装置500に、カード球貸ユニット2が接続されていることを示す発射許可信号を出力する。
【0095】
発射ハンドル24には、発射スイッチ24a、タッチスイッチ24b、ストップスイッチ、位置検出センサ24c、24d、24e、体感用モータ24e、24f、24gが備わっている。
【0096】
発射スイッチ24aは、発射勢調整レバーの回動操作を検出する。検出した回動量は、発射制御装置500に出力され、遊技球の発射勢が制御される。
【0097】
ストップスイッチは、ストップボタンが押されたことを検出する。検出したストップ信号は、発射制御装置500に出力され、遊技球の発射が停止制御される。
【0098】
タッチスイッチ24bは、遊技者が操作ハンドル24に触れているときにタッチ信号を出力する。タッチ信号は発射制御装置に出力され、タッチ信号が出力されていることにより遊技球の発射が許可される。
【0099】
演出制御装置150は、遊技者の発射ハンドル24の操作(発射ハンドルを遊技機側(奥手方向)に押し込む操作、あるいは遊技者側(手前方向)に引っ張る操作)の操作量を検出し、検出した操作量に基づいて画像表示装置8に表示される画像の突出量(又は、引込量)を変化させ、画像の立体度が変更可能となっている。この操作量(発射ハンドルの前後方向への移動量)は、発射ハンドル24に備えられて、発射ハンドル24の位置を検出する位置検出センサ24c(入力手段)により検出され、位置検出センサ24cから出力された信号が演出制御装置150に入力される。
【0100】
なお、入力手段は、本実施の形態のように発射ハンドル24全体を前後方向に移動させて入力を受け付ける態様が、操作と立体画像の表示態様の変化の関連が直接的に感じられることから、広く遊技者に受け入れられやすいものであるが、本実施の形態のような態様に限らず、キャップ部、あるいはその他の部位の移動や回動、ボタンスイッチなどから入力するものであってもよい。
【0101】
位置検出センサ24c、24dは、発射ハンドル24の動きを検出したり、遊技者の発射ハンドル24に対する操作(遊技者が発射ハンドル24を引っ張ったり押し込んだりする操作)を検出し、その動きや操作量に関する信号を出力する。
【0102】
体感用モータ24e、24f、24gは、その回転によって、発射ハンドル24の全部又は一部を、移動又は振動させて、動かす。
【0103】
発射制御装置500はモータ駆動回路を備えている。発射制御装置500に入力されるストップ信号、発射勢信号、タッチ信号及び発射許可信号が、球発射状態となったときに、モータ駆動回路を動作させ、球発射モータを駆動する発射モータ駆動信号が出力される。
【0104】
打球発射装置550は、発射制御装置500のモータ駆動回路から出力される発射モータ駆動信号によって動作する球発射モータ551を有する。球発射モータ551は回転駆動されるカム部材に連結されている。このカム部材は、回転によりバネで付勢された発射杆をバネ手段に抗する方向に回転させる。さらにカム部材が回転すると、発射杆はバネ手段に対抗する支えを失って、バネ手段による付勢方向、すなわち遊技球を打ち出す方向に回転する。これによって遊技球が打ち出される。
【0105】
このような構成によって、遊技者が発射ハンドル24に触れながら、発射勢調整レバーを回動させることによって、ストップ信号、タッチ信号、発射勢信号が発射制御装置500に入力され、発射制御装置500からは発射モータ駆動信号が出力される。打球発射装置550は発射モータ駆動信号を受信すると、球発射モータ551を駆動して打球を発射する。
【0106】
図6は、本発明の第1の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの断面図である。
【0107】
発射ハンドル24は、シャフト241、シャフト241の先端に取り付けられたハンドル本体242、及び、ハンドル本体242の手前側(遊技者側)を覆うように取り付けられたキャップ243によって構成されている。なお、図6に示す例ではシャフト241とハンドル本体242とを一体に構成しているが、シャフト241とハンドル本体242とを別体に構成し、両者を組み付ける構成にしてもよい。
【0108】
発射ハンドル24は、シャフト241が固定パネル22の裏面側に設けられたハンドル取付穴22aに前後方向に移動可能に取り付けられることによって、遊技機1に取り付けられている。ハンドル取付穴22a内にはスプライン軸246が形成され、発射ハンドル24の前後方向の移動を許容しつつ、発射ハンドル24と遊技機1との間のがたつきを抑制している。シャフト241と遊技機1との間にはバネ247が設けられており、そのバネ力によってハンドル24の前後方向の基準位置を定めている。
【0109】
シャフト241には、発射ハンドル24の位置を検出する位置検出センサ24cが設けられている。位置検出センサ24cは可変抵抗器で構成されており、遊技機1側に取り付けられた抵抗体上を、発射ハンドル24(シャフト241)側に取り付けられた可動接点が摺動する。この抵抗体に引加された電圧を分圧した信号を可動接点から取り出すことによって、可動接点が抵抗体上のいずれの位置にあるか、すなわち、バネ247のバネ力によって定められた前後方向の基準位置からの、発射ハンドル24のズレ量を検出することができる。この発射ハンドル24の位置のズレは、遊技者が発射ハンドル24を引いたり押したりする操作によって生じるので、位置検出センサ24cによって遊技者による発射ハンドル24の操作量を検出することができる。
【0110】
なお、位置検出センサ24cを可変抵抗器によらず、リニアエンコーダによって構成して、該リニアエンコーダから発せられるパルス信号を検出して、発射ハンドル24の位置(移動量)を検出してもよい。
【0111】
キャップ243にはネジ部が形成されており、ハンドル本体242に設けられた体感用モータ24eの回転によって、キャップ243が前後(図において左右方向)に移動可能となっている。具体的には、キャップ243の中に雌ネジ244が設けられており、ハンドル本体242には体感用モータ24eが取り付けられており、体感用モータ24eの回転軸は雄ネジを有するネジ軸245に連結されている、雌ネジ244及びネジ軸245の雄ネジは螺合しており、体感用モータ24eの回転によってネジ軸245が回転して、キャップ243が前後に移動する。すなわち、体感用モータ24eが正回転するとキャップ243が突出し、体感用モータ24eが逆回転するとキャップ243が引っ込む。
【0112】
キャップ243には、キャップ243の位置を検出する位置検出センサ24dが設けられている。位置検出センサ24dは可変抵抗器で構成されており、ハンドル本体242側に取り付けられた抵抗体上を、キャップ243側に取り付けられた可動接点が摺動することによって、抵抗体に引加された電圧を分圧した信号を可動接点から取り出して、可動接点が抵抗体上のいずれの位置にあるか、すなわち、キャップ243のハンドル本体242からの突出量を検出することができる。なお、位置検出センサ24dをリニアエンコーダによって構成することができる点は位置検出センサ24cにおいて前述したとおりである。
【0113】
図7は、本発明の第1の実施の形態の遊技機の発射ハンドルが動作した状態を説明する図である。
【0114】
図7(a)は、発射ハンドル24のキャップ243が通常の位置にある状態を示す。この状態では、画像表示装置8には立体視不可能な平面画像が表示されている。
【0115】
図7(b)は、発射ハンドル24のキャップ243が突出した位置にある状態を示す。この状態では、画像表示装置8には立体視可能な画像が表示されており、該画像は画像表示装置から手前側(遊技者側)に飛び出す方向に突出して立体視されるように左右眼画像の視差が設定される。
【0116】
図7(c)は、発射ハンドル24のキャップ243が引っ込んだ位置にある状態を示す。この状態では、画像表示装置8には立体視可能な画像が表示されており、該画像は画像表示装置から奥側(遊技機の裏面側)に引っ込んで立体視されるように左右眼画像の視差が設定される。
【0117】
そして、図7(b)、図7(c)に示す状態における、キャップ243の移動量(突出量又は引っ込み量)は、立体視可能な画像の奥行き方向の出現位置(突出量又は引っ込み量)に関連して定められる。すなわち、立体画像の突出量が大きくなると(立体画像の出現位置が手前側になると)キャップ243の移動量(突出量)が大きくなり、立体画像の引っ込み量が大きくなると(立体画像の出現位置が奥側になると)キャップ243の移動量(引っ込み量)が大きくなるように、キャップ243が前後に移動する。
【0118】
このように第1の実施の形態では、発射ハンドル24の一部であるキャップ243を動かす。すなわち、キャップは遊技者の手のひらが当たる部位なので、発射操作を妨げることなく効果的に立体画像の立体感を知覚させることができる。
【0119】
図8は、本発明の第1の実施の形態の遊技機の体感用モータの制御処理のフローチャートであり、演出制御装置150で実行される。
【0120】
まず、演出制御装置150は立体画像の突出量を取得する(S101)。この立体画像の立体度(突出又は引っ込みの方向、及び、突出量又は引っ込み量)は、遊技制御装置100からの表示制御指令信号に対応して定められた左右眼画像の視差量を予め記憶された対応表を用いて取得したり、画像表示装置8に送信する画像表示装置駆動信号に対応して定められる左右眼画像の視差量を算出することによって行う。
【0121】
具体的には、変動表示指令信号に基づいて展開される変動表示制御手順(表示制御回路のROMに記憶されているシーケンスデータ)に基づいて判断する。変動表示制御手順には、図柄変動速度、方向、態様、背景表示、キャラクタ表示等を時系列に指示する変動表示制御手順が規定されている他、変動表示状態を示す変動表示状態情報が含まれており、この変動表示状態情報(例えば、立体表示中、平面表示中、立体画像の突出度、引っ込み度などを特定可能な情報)によって画像表示装置8に表示される識別情報の立体度を取得することができる。又は、変動表示制御手順中に含まれる図柄の変動表示を指示する手順(例えば、図柄変動表示指示に含まれる奥行き方向の変位量)から図柄の突出量を取得することによって識別情報が変動表示中であるか否かを判定することもできる。
【0122】
次に、S101で取得した立体画像の突出量から、発射ハンドル24の一部であるキャップ243の目標移動量を算出する(S102)。この目標移動量の算出は、例えば、図9に示すテーブルを用いたり、所定の計算式を用いて算出する。
【0123】
次に、位置検出センサ24dからの信号を検出して、発射ハンドル24の移動量(突出量又は引っ込み量)、すなわち、キャップ243の位置を検出する(S103)。現在、キャップ243が図9に示すテーブルの、どの段階の移動量にあるかを検出する。
【0124】
そして、ステップS102によって定めた目標移動量と、ステップS103で定めた現在のハンドル24の移動量との差を求め、ハンドル24の駆動量を決定する(S104)。そして、体感用モータ駆動信号を発射ハンドル24に対して送る。
【0125】
なお、体感用モータ24eは、立体画像が出現するタイミングで制御して、ハンドル24(ハンドル24の一部であるキャップ243)を移動させてもよいが、立体画像が出現する前のタイミングで体感用モータ24eを制御して、ハンドル24を移動させて、立体画像の出現を予告して、遊技者が画像表示装置8に正対する位置に戻るように促すことができる。
【0126】
次に、位置検出センサ24cからの信号を検出して、遊技者による発射ハンドル24に対する操作入力を検出する(S105)。すなわち、遊技者が発射ハンドル24を引いたり押したりする操作によって、位置検出センサ24cの可動接点に生じる電圧が変化するので、この可動接点の電圧を測定して遊技者による発射ハンドル24の操作量を検出する。
【0127】
そして、発射ハンドル24の操作量から、例えば、図10に示すテーブルを用いて、立体画像の突出位置を定める(S106)。
【0128】
図9は、本発明の第1の実施の形態の遊技機のハンドルの動作(移動量)を定めるテーブルの一例を示す。
【0129】
発射ハンドル24の移動量(突出量又は引っ込み量)は、立体視可能な画像の奥行き方向の出現位置(突出量又は引っ込み量)に関連して定められる。すなわち、立体画像の突出量が大きくなると(立体画像の出現位置が手前側になると)発射ハンドル24の移動量(突出量)が大きくなり、立体画像の引っ込み量が大きくなると(立体画像の出現位置が奥側になると)発射ハンドル24の移動量(引っ込み量)が大きくなるように、発射ハンドル24が移動する。
【0130】
なお、立体画像の立体度の評価は、立体画像として表示される特定の立体画像(例えば、リーチ時の最終停止図柄や、キャラクタ)を対象として行う。また、複数の立体画像を対象に評価して最も立体度の大きなものを評価結果として得るようにしてもよい。
【0131】
具体的には、立体画像の突出量が0のときは、発射ハンドル24の突出量は±0であり、発射ハンドル24は基準位置にある。
【0132】
立体画像が手前側に小さい突出量(+1〜+3ドット)にあるときは、体感用モータ24eに駆動信号を加え、発射ハンドル24(キャップ243)を+1段階の位置まで移動して、発射ハンドル24が突出するように制御する。また、立体画像が手前側に大きい突出量(+4ドット以上)にあるときは、体感用モータ24eにさらに駆動信号を加え、発射ハンドル24(キャップ243)を+2段階の位置まで移動して、さらに発射ハンドル24が突出するように制御する。
【0133】
一方、立体画像が手前側に小さい引っ込み量(−1〜−3ドット)にあるときは、体感用モータ24eに駆動信号を加え、発射ハンドル24(キャップ243)を−1段階の位置まで移動して、発射ハンドル24が引っ込むように制御する。また、立体画像が手前側に大きい引っ込み量(−4ドット以上)にあるときは、体感用モータ24eにさらに駆動信号を加え、発射ハンドル24(キャップ243)を−2段階の位置まで移動して、さらに発射ハンドル24が引っ込むように制御する。
【0134】
なお、発射ハンドル24(キャップ243)が段階的に移動するのではなく、発射ハンドル24が連続的に移動可能にしてもよい。
【0135】
また、立体画像の突出量(又は、引っ込み量)が小さいときに、発射ハンドル24を大きな量で動かして、立体画像の突出量(又は、引っ込み量)が大きくなると、発射ハンドル24を小さな量で(例えば、立体画像の突出量(又は、引っ込み量)の二乗が発射ハンドル24の突出量(又は、引っ込み量)に比例して)動かすと、遊技者が立体画像の出現を速やかに認識できてよい。
【0136】
図10は、本発明の第1の実施の形態の遊技機のハンドルの操作量から立体画像の突出量を定めるテーブルの一例を示す。
【0137】
前述したように、発射ハンドル24の操作量(引っ張り量又は押し込み量)に関連して、立体画像の奥行き方向の出現位置(突出量又は引っ込み量)が定められる。すなわち、遊技者が発射ハンドル24を引っ張る操作をすると立体画像が突出した位置に出現し、発射ハンドル24を押し込む操作をすると立体画像が引っ込んだ位置に出現する。
【0138】
図10(a)は、発射ハンドル24の操作量に応じて立体画像の出現位置の基準位置(立体画像の突出量(又は引っ込み量)のオフセット)が変化する。すなわち、演出制御手段150は、発射ハンドル24(入力手段)に対する操作に基づいて、画像表示装置8に表示される画像の出現位置の前後方向の基準位置を変化させる。このようにすることで、立体画像が突出しすぎて疲労したり、立体画像の突出量が乏しくて物足りないという不満を解消することができる。
【0139】
具体的には、発射ハンドル24が+2、+1、±0、−1、−2の5段階に操作可能、すなわち、5段階の位置を検出可能である場合、発射ハンドル24を+2段階の位置に引っ張る操作がされたら、立体画像の出現位置が+2段階手前に突出するように立体画像の視差を変更して設定し、立体画像が手前に出現するように表示される。また、発射ハンドル24を引っ張ったり又は押し込んだりする操作がされず、発射ハンドル24が±0の1にあったら、立体画像の視差は変更されず、立体画像の出現位置は変化しない。また、発射ハンドル24を−2段階の位置に押し込む操作がされたら、立体画像の出現位置が−2段階奥側に引っ込むように立体画像の視差を変更して設定し、立体画像が奥手方向に出現するように表示される。
【0140】
例えば、−5〜+5の範囲で移動表示する立体画像の場合、+1の入力操作により−4〜+6の範囲で移動表示する立体画像として表示され、−2の入力で−7〜+3の立体画像として表示される。
【0141】
図10(b)は、発射ハンドル24の操作量に応じて立体画像の出現位置の限界位置(立体画像の突出量の最大値(又は引っ込み量の最大値))が変化する。すなわち、演出制御手段150は、発射ハンドル24(入力手段)に対する操作に基づいて、画像表示装置に表示される画像の出現位置の前後方向の限界値を変化させる。このようにすることで、立体画像が突出しすぎて疲労したり、立体画像の突出量が乏しくて物足りないといった不満を解消することができる。
【0142】
具体的には、発射ハンドル24が+2、+1、±0、−1、−2の5段階に操作可能、すなわち、5段階の位置を検出可能である場合、発射ハンドル24を引っ張ったり又は押し込んだりする操作がされなかったら(±0)、立体画像の突出量の上限値を+8に設定する。すなわち、突出量が+8を超える立体画像は突出量が+8となるように立体画像の視差が変更され設定され、突出量が抑えられて画像が表示される。また、発射ハンドル24を+2の位置に引っ張る操作がされたら、立体画像の突出量の上限値を+16に設定する。すなわち、突出量が+16を超えない立体画像であれば、設定された突出量を変更することなく立体画像の視差が設定され、画像が表示される。
【0143】
また、発射ハンドル24を−1の位置に押し込む操作がされたら、立体画像の突出量の上限値を+4に設定して、突出量が+4を超える立体画像は突出量が+4となるように立体画像の視差が変更して設定され、突出量が抑えられて画像が表示される。すなわち、この状態では、手前側に突出する立体画像の最大突出量が発射ハンドル24に引っ張り又は押し込みの操作がされていない通常時よりも立体画像の最大突出量が抑制され、立体画像は大きな突出量では表示されない。
【0144】
また、発射ハンドル24を−2の位置に押し込む操作がされたら、立体画像の突出量の上限値を0に設定して、突出量が0を超える立体画像は突出量が0となるように立体画像の視差が変更して設定され、突出量が抑えられて画像が表示される。すなわち、この状態では、手前側に突出する立体画像は平面表示位置(突出量=0の位置)に表示されるので、立体画像が手前側に突出した表示はされないことになる。
【0145】
図10(a)、図10(b)で前述した立体画像の突出位置を変化させる他に、発射ハンドル24の操作量に応じて、立体画像の突出量を変化させてもよい。すなわち、発射ハンドル24を引っ張ったり又は押し込んだりする操作がされなかったら(発射ハンドル24が±0の位置にあったら)、立体画像の突出量を0に設定する。また、発射ハンドル24を+1段階の位置に引っ張る操作がされたら、立体画像の突出量を+1段階に設定する。また、発射ハンドル24を−1段階の位置に押し込む操作がされたら、立体画像の突出量を−1段階(平面表示位置より1段階引っ込むように)に設定する。すなわち、立体画像の突出量が発射ハンドル24に比例するように制御される。
【0146】
また、発射ハンドル24の操作量に応じて、突出途中の立体画像の前後方向への移動速度や、前後方向への移動の加速度を変化させることもできる。
【0147】
図11は、本発明の第2の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの断面図である。第2の実施の形態の遊技機の発射ハンドルは、前述した第1の実施の形態の遊技機の発射ハンドル(図6)と異なり、発射ハンドル24の全体が移動する。
【0148】
発射ハンドル24は、シャフト241、シャフト241の先端に取り付けられたハンドル本体242、及び、ハンドル本体242の手前側(遊技者側)を覆うように取り付けられたキャップ243によって構成されている。なお、図11に示す例ではシャフト241とハンドル本体242とを一体に構成しているが、シャフト241とハンドル本体242とを別体に構成し、両者を組み付ける構成にしてもよい。
【0149】
発射ハンドル24は、シャフト241が固定パネル22の裏面側に設けられたハンドル取付穴22aに前後方向に移動可能に取り付けられることによって、遊技機1に取り付けられている。ハンドル取付穴22a内にはスプライン軸246が形成され、発射ハンドル24の前後方向の移動を許容しつつ、発射ハンドル24と遊技機1との間のがたつきを抑制している。
【0150】
シャフト241にはネジ部が形成されており、体感用モータ24eの回転によって、発射ハンドル24が前後(図において左右方向)に移動可能となっている。具体的には、シャフト241の中に雌ネジ244が設けられており、遊技機1側には体感用モータ24eが取り付けられており、体感用モータ24eの回転軸は雄ネジを有するネジ軸245に連結されている、雌ネジ244及びネジ軸245の雄ネジは螺合しており、体感用モータ24eの回転によってネジ軸245が回転して、発射ハンドル24が前後に移動する。すなわち、体感用モータ24eが正回転すると発射ハンドル24が突出し、体感用モータ24eが逆回転すると発射ハンドル24が引っ込む。
【0151】
シャフト241には、発射ハンドル24の位置を検出する位置検出センサ24cが設けられている。位置検出センサ24cは可変抵抗器で構成されており、遊技機1側に取り付けられた抵抗体上を、発射ハンドル24(シャフト241)側に取り付けられた可動接点が摺動する。この抵抗体に引加された電圧を分圧した信号を可動接点から取り出すことによって、可動接点が抵抗体上のいずれの位置にあるか、すなわち発射ハンドル24の遊技機1の固定パネル22からの突出量を検出することができる。なお、位置検出センサ24cを可変抵抗器によらず、リニアエンコーダによって構成して、該リニアエンコーダから発せられるパルス信号を検出して、発射ハンドル24の位置(移動量)を検出してもよい。
【0152】
図12は、本発明の第2の実施の形態の遊技機の発射ハンドルが動作した状態を説明する図である。
【0153】
図12(a)は、発射ハンドル24が通常の位置にある状態を示す。この状態では、画像表示装置8には立体視不可能な平面画像が表示されている。
【0154】
図12(b)は、発射ハンドル24が突出した位置にある状態を示す。この状態では、画像表示装置8には立体視可能な画像が表示されており、該画像は画像表示装置から手前側(遊技者側)に飛び出す方向に突出して立体視されるように左右眼画像の視差が設定される。
【0155】
図12(c)は、発射ハンドル24が引っ込んだ位置にある状態を示す。この状態では、画像表示装置8には立体視可能な画像が表示されており、該画像は画像表示装置から奥側(遊技機の裏面側)に引っ込んで立体視されるように左右眼画像の視差が設定される。
【0156】
そして、図12(b)、図12(c)に示す状態における、発射ハンドル24の移動量(突出量又は引っ込み量)は、立体視可能な画像の奥行き方向の出現位置(突出量又は引っ込み量)に関連して、第1の実施の形態の体感モータ制御処理(図8)と同様の手順で制御される。なお、第2の実施の形態のハンドル24には遊技者による前後方向の操作を検出することができないので、ステップS105、S106の処理は行われない。
【0157】
具体的には、第1の実施の形態と同様に、図9に示すように、立体画像の突出量が0のときは、発射ハンドル24の突出量は±0であり、発射ハンドル24は通常位置にある。
【0158】
立体画像が手前側に小さい突出量(+1〜+3ドット)にあるときは、体感用モータ24eに駆動信号を加え、発射ハンドル24を+1段階の位置まで移動して、発射ハンドル24が突出するように制御する。また、立体画像が手前側に大きい突出量(+4ドット以上)にあるときは、体感用モータ24eにさらに駆動信号を加え、発射ハンドル24を+2段階の位置まで移動して、さらに発射ハンドル24が突出するように制御する。
【0159】
一方、立体画像が手前側に小さい引っ込み量(−1〜−3ドット)にあるときは、体感用モータ24eに駆動信号を加え、発射ハンドル24を−1段階の位置まで移動して、発射ハンドル24が引っ込むように制御する。また、立体画像が手前側に大きい引っ込み量(−4ドット以上)にあるときは、体感用モータ24eにさらに駆動信号を加え、発射ハンドル24を−2の位置まで移動して、さらに発射ハンドル24が引っ込むように制御する。
【0160】
このように第2の実施の形態では、第1の実施の形態のように発射ハンドル24の一部(キャップ243)を動かすのではなく、発射ハンドル24のハンドル本体も動かす。すなわち、発射ハンドル24の遊技者が触りうる部位の全て(軸部241、ハンドル本体242、キャップ243、遊技者の操作入力に係る部位)を動かすので、発射ハンドルの動きを遊技者に分かりやすく伝えることができる。
【0161】
図13は、本発明の第3の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの断面図である。
【0162】
発射ハンドル24は、シャフト241、シャフト241の先端に取り付けられたハンドル本体242、及び、ハンドル本体242の手前側(遊技者側)を覆うように取り付けられたキャップ243によって構成されている。なお、図11に示す例ではシャフト241とハンドル本体242とを一体に構成しているが、シャフト241とハンドル本体242とを別体に構成し、両者を組み付ける構成にしてもよい。
【0163】
シャフト241が固定パネル22の裏面側に設けられたハンドル取付穴(図示省略)に取り付けられている。
【0164】
本体242内には体感用モータ24fが設けられており、キャップ243内には体感用モータ24gが設けられている。体感用モータ24fと体感用モータ24gとは、発射ハンドル24の中心軸付近の前後方向に並ぶ位置に、体感用モータ24gが手前側(遊技者側)に、体感用モータ24fが奥側(遊技機側)に取り付けられている。体感用モータ24f、24gの回転軸には偏芯した分銅が取り付けられており、回転軸の回転によって体感用モータ24f、24gの重心が移動し、体感用モータ24f、24gが振動する。よって、体感用モータ24fが振動すると発射ハンドル24の奥側(主に、シャフト241、ハンドル本体242)が振動する。一方、体感用モータ24gが振動すると発射ハンドル24の手前側(主に、キャップ243)が振動する。
【0165】
また、体感用モータ24fの回転軸に取り付けられた偏芯分銅は、体感用モータ24gの回転軸に取り付けられた偏芯分銅より大きいので、体感用モータ24fの回転によって発生する振動量は、体感用モータ24gの回転によって発生する振動量より小さくなる。
【0166】
図14は、本発明の第3の実施の形態の遊技機のハンドル(振動モータ)の動作を定めるテーブルの一例を示す。
【0167】
発射ハンドル24の体感用モータ24f及び体感用モータ24gは、立体視可能な画像の奥行き方向の出現位置(突出量又は引っ込み量)に関連して定められる。すなわち、立体画像が平面画像表示位置から突出する位置に出現するときには、キャップ243に設けられた体感用モータ24gを回転させ、発射ハンドル24の手前側を振動させる。一方、立体画像が平面画像表示位置に表示されるときには、体感用モータ24f、24gの双方を停止して発射ハンドル24には振動を生じさせない。さらに、立体画像が平面画像表示位置から引っ込む位置に出現するときには、本体242に設けられた体感用モータ24fを回転させ、発射ハンドル24を振動させる。
【0168】
このように第3の実施の形態では、駆動手段たる振動モータ24f、24gが発射ハンドル24の本体242とキャップ243という異なる部材に取り付けられるため、振動源の位置関係を体感可能になっている。そのため、発射ハンドル24内の振動源の前後関係と立体画像の突出関係とを直感的に関係付けて体感することができる。
【0169】
また、画像の奥行き方向の出現位置(突出量又は引っ込み量)が大きくなると、体感用モータ24f、24gを早く回転させ、発射ハンドル24の振動が大きくなるように動かしてもよい。
【0170】
また、立体画像が平面画像表示位置から突出する位置に出現するときには、分銅の小さい体感用モータ24gを回転させ、小さい振動を生じさせ、発射ハンドル24を少量の振動をさせる。一方、立体画像が平面画像表示位置に表示されるときには、体感用モータ24f、24gの双方を停止して発射ハンドル24には振動を生じさせない。一方、立体画像が平面画像表示位置から引っ込む位置に出現するときには、分銅の大きい体感用モータ24fを回転させ、大きな振動を生じさせ、発射ハンドル24を大きく振動させるようにしてもよい。
【0171】
これとは逆に、立体画像が平面画像表示位置から突出する位置に出現するときに、分銅の大きな体感用モータ24fを回転させ、大きな振動を生じさせ、発射ハンドル24を大きく振動させる。一方、立体画像が平面画像表示位置から引っ込む位置に出現するときには、分銅の小さい体感用モータ24gを回転させ、小さな振動を生じさせ、発射ハンドル24を小さく振動させるようにしてもよい。
【0172】
また、ハンドルの突出又は引っ込みによる移動(第1又は第2の実施の形態)と、体感用モータによる振動(第3の実施の形態)とを組み合わせてもよい。
【0173】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遊技機全体の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の遊技機の制御系のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の画像表示装置の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態の画像表示装置の光学系の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態の遊技機の制御系のブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの動作状態の説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の遊技機の体感用モータの制御処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態の遊技機のハンドルの移動量を定めるテーブルの説明図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態の遊技機のハンドルの操作量から立体画像の突出量を定めるテーブルの説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの動作状態の説明図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の遊技機の発射ハンドルの断面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態の遊技機のハンドルの動作を定めるテーブルの説明図である。
【符号の説明】
1 遊技機
8 画像表示装置
24 発射ハンドル
24a 発射スイッチ
24b タッチスイッチ
24c 位置検出センサ
24d 位置検出センサ
24e 体感用モータ(移動用モータ)
24f 体感用モータ(偏芯モータ(大))
24g 体感用モータ(偏芯モータ(小))
241 シャフト
242 ハンドル本体
243 キャップ
244 雌ネジ
245 ネジ軸
246 スプライン軸
247 バネ
100 遊技制御装置
150 演出制御装置
801 光源
810 発光素子
811 偏光フィルタ
812 フレネルレンズ
813 反射板
802 微細位相差板
803 偏光板(第1偏光板)
804 液晶表示パネル
805 偏光板(第2偏光板)

Claims (6)

  1. 遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置を操作する操作ハンドルと、
    左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、
    前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記操作ハンドルの少なくとも一部を動かす駆動手段と、
    前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度に関連して、前記画像表示装置に表示される画像が手前側に突出して立体視される状態では、前記操作ハンドルを遊技者側に突出させ、前記立体度が大きくなり、前記画像表示装置に表示される画像の突出量が大きくなると、前記操作ハンドルの突出量を大きくするように、前記駆動手段の動作を制御することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置を操作する操作ハンドルと、
    左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、
    前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記操作ハンドルの少なくとも一部を動かす駆動手段と、
    前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度に関連して、前記画像表示装置に表示される画像が奥側に引っ込んで立体視される状態では、前記操作ハンドルを遊技機側に引っ込ませ、前記立体度が大きくなり、前記画像表示装置に表示される画像の引っ込み量が大きくなると、前記操作ハンドルの引っ込み量を大きくするように、前記駆動手段の動作を制御することを特徴とする遊技機。
  3. 前記駆動手段は、前記操作ハンドルを突出させ又は引っ込ませる第一駆動手段と、前記操作ハンドルを振動させる第二駆動手段とによって構成され、
    前記駆動制御手段は、前記画像表示装置に表示される画像の立体度が大きくなると、前記操作ハンドルの振動量を大きくするように、前記第二駆動手段の動作を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記駆動手段は、前記操作ハンドルの遊技者が触り得る部位の全てを動かすこと特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置を操作する操作ハンドルと、
    左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、
    前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記操作ハンドルの少なくとも一部を振動させる第一駆動手段と、
    前記操作ハンドルの少なくとも一部を振動させ、前記第一駆動手段の奥側に、互いに振動部位が異なるように並べて配設される第二駆動手段と、
    前記画像表示装置から提供される立体視可能な画像の立体度に関連して、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記駆動制御手段は、
    前記画像表示装置に表示される画像が手前側に突出して立体視される状態では、前記第一駆動手段によって前記操作ハンドルを振動させ、
    前記画像表示装置に表示される画像が奥側に引っ込んで立体視される状態では、前記第二駆動手段によって前記操作ハンドルを振動させ
    前記画像表示装置に表示される画像の立体度が大きくなると、前記操作ハンドルの振動量を大きくするように前記第一駆動手段及び前記第二駆動手段の動作を制御することを特徴とする遊技機。
  6. 遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置を操作する操作ハンドルと、
    左眼にて観察可能な第一画像及び右眼にて観察可能な第二画像を、一つの画面に表示して、遊技者に立体視可能な画像を提供する画像表示装置と、
    前記画像表示装置への前記第一画像及び前記第二画像の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記操作ハンドルは、遊技者が前後方向に操作可能な入力手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記入力手段の前後方向の操作量に基づいて、前記画像表示装置に表示される画像の前後方向の出現位置を変化させることを特徴とする遊技機。
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