JP3999458B2 - 電源制御方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源制御方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体に関し、詳細には、消耗ユニットに設けられた不揮発性メモリに記憶されるデータを保護することが可能な電源制御方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時のプリンタ装置では、トナーを収納するトナーカートリッジに不揮発性メモリを備えたものが知られている。かかる不揮発性メモリは、トナーカートリッジを管理するためのデータ等が格納されている。
【0003】
トナーカートリッジに不揮発性メモリを設けた従来技術としては、例えば、特開平9−118025号公報が公知である。図11は、特開平9−118025号公報の「印刷システム」の概略構成を示すブロック図である。同図に示す印刷システムは、印字データを出力するホストコンピュータ1020と、ホストコンピュータ1020から入力される印字データを紙1009に印刷出力する印刷装置1000とで構成されている。ホストコンピュータ1020は、CPU1021と、印刷装置1000とのデータの送受信を行う送受信インターフェース部1022と、ディスクコントローラ1023と、ディスクコントローラ1023により制御される記憶装置1024と、表示デバイスであるCRTを制御するCRTコントローラ1025と、CRTコントローラ1025により制御されるCRT1026とを備えている。
【0004】
他方、プリンタ装置1000は、印刷装置全体を制御するCPU1001と、CPU1001を動作させるための制御プログラムを格納したROM1001Bと、CPUのワークエリア1001Aと、ホストコンピュータ1020とのデータの送受信を行う送受信インターフェース部1002と、フォントデータを記憶しているフォントROM1003と、送受信データをページ単位に格納するページバッファメモリ1004と、1ページ分のイメージデータを展開するビットマップメモリ1005と、ビットマップメモリ1005に展開されたイメージデータに基づいて実際に印刷処理を行うエンジンコントローラ1006と、トナーを収納するカートリッジ1007と、トナーカートリッジに設けられ、トナーカートリッジの情報を格納する不揮発性RAM1008とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術にあっては、不揮発性メモリに対して、インターロックSWなどの機械式SWにより給電を停止していたため、不揮発性メモリに対して、データの読み込み/書き込み中に給電を停止した場合には、データ化けを起こす可能性があるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、消耗ユニットの不揮発性メモリに対して、データの読み込み/書き込み中に給電を停止した場合にもデータ化けを起こすことなく、適正なデータを保持することが可能な不揮発性メモリの電源制御方法、およびその方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、請求項1にかかる発明は、交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、前記不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出する検出ステップと、前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させ、および、前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数を前記アクセス情報として前記記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる制御ステップと、を含むものである。
【0017】
上記発明によれば、交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶し、消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出し、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる。
【0021】
上記発明によれば、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数をアクセス情報として記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる。
【0026】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記制御ステップは、前記開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断するステップと、前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開するステップと、を含むものである。
【0027】
上記発明によれば、開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断し、消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、記憶手段に記憶されている不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開する。
【0033】
また、請求項3にかかる発明は、交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、前記不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出する検出ステップと、前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させ、および、前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数を前記アクセス情報として前記記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したものである。
【0034】
上記発明によれば、記録媒体に格納されたプログラムをコンピュータで実行することにより、交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出する検出ステップと、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる制御ステップとを実現する。
【0038】
上記発明によれば、記録媒体に格納されたプログラムをコンピュータで実行することにより、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数をアクセス情報として記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる。
【0043】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、前記制御ステップは、前記開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断するステップと、前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開するステップと、を含むものである。
【0044】
上記発明によれば、記録媒体に格納されたプログラムをコンピュータで実行することにより、開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断するステップと、記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、記憶手段に記憶されている不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開するステップとを実現する。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかるプリンタ装置の不揮発性メモリの電源制御方法の好適な実施の形態を、(実施の形態1)、(実施の形態2)、(実施の形態3)の順に詳細に説明する。
【0051】
(実施の形態1)
実施の形態1にかかるプリンタ装置を、図1〜図8を参照して説明する。図1は本発明にかかるプリンタ装置の構成を示すブロック図である。同図に示すプリンタ装置1は、CPU101、ROM102、RAM103、記憶装置104、操作部105、表示部106、データ入力部107、書込動作部108、タイマー109、センサI/F110、トナーカートリッジI/F111、トナーカートリッジ112(消耗ユニット)、不揮発性RAM112A、センサ113、および電源ユニット120等を備えている。
【0052】
CPU101は、ROM102に格納されたプログラムに従って、RAM103を作業領域として使用して、プリンタ装置の各部の動作を制御する。ROM102はCPU101を動作させるためのプログラムが格納されている。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。
【0053】
操作部105は、ユーザーが文字入力を行ったり、プリンタ装置の機能の選択や処理の実行の指令などを入力するためのものである。表示部106は、プリンタ装置の処理状況や状態などを表示するためのものである。データ入力部107は、外部からの印刷要求を受信する。記憶装置104は、データ入力部107を介して受信した原稿データやトナーカートリッジ管理テーブル104A(図3参照)などを記憶するためのものである。
【0054】
書込動作部108は、レーザー光学系、プリンタエンジン等からなり、受信した原稿データなどを紙に印刷出力する。タイマー109は、現在の時刻および日付を計測する。センサ113はプリンタ装置の各部に設けられ、紙の位置を検出する紙位置検出センサや、後述するトナーカートリッジカバー4の開閉を検出する開閉検出センサ等からなる。センサI/F110は、センサ113の入力を受け付けるためのインターフェースである。トナーカートリッジI/F111は、トナーカートリッジ112に設けられた不揮発性RAM112A(図2参照)に対してデータの読み込み/書き込みを行ったり、不揮発性RAM112Aに対して電力を供給するためのインターフェースである。不揮発性RAM112Aは、トナーカートリッジ112に設けられており、トナーカートリッジ112に関する情報が記憶される。電源ユニット120は、プリンタ装置の各部に電力を供給するためのものであり、CPU101は、電源ユニット120からプリンタ装置の各部に電力が供給される際の電力制御を行う。具体的には、例えば、CPU101は、電源ユニット120から不揮発性RAM112Aに供給される電力のスイッチング制御等を行う。
【0055】
図2は、トナーカートリッジ112に設けられた不揮発性RAM112Aのデータフォーマットの一実施例を示す図である。不揮発性RAM112Aには、トナーカートリッジを識別するための識別情報、CPU101により書き込まれるトナー残量情報等が記憶される。上述の識別情報は、不揮発性RAM112Aに予め書き込まれており、トナーカートリッジ毎に固有の値となっている。CPU101は、不揮発性RAM112Aの識別情報を参照して、トナーカートリッジの同一性を判断する。
【0056】
図3は、記憶装置104に格納されるトナーカートリッジ管理テーブル104Aのフォーマットの一例を示す図である。トナーカートリッジ管理テーブル104Aは、トナーカートリッジ112を管理するためのものであり、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aから読み込んだトナーカートリッジ112を識別するための識別情報、トナーカートリッジ内のトナーの残量を示すトナー残量情報、およびトナーカートリッジカバーが開成されたときの不揮発性RAM112Aへのアクセスの状態を示すアクセス情報等が格納される。
【0057】
CPU101は、原稿データの印刷が行われる毎に、トナー消費量を計算して当該トナー消費量に基づいてトナー残量を計算し、所定枚数印刷された毎または所定時間間隔毎に、トナー残量情報として、トナーカートリッジ管理テーブル104Aおよびトナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに書き込む。なお、例えば、公知の書き込み画素の計数やトナー補給量を算出してトナー消費量を算出することができる。
【0058】
CPU101は、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aにアクセス(データの読み込み/書き込み)中に、センサ113によりトナーカートリッジカバー4の開成が検知された場合に、不揮発性RAM112Aへのアクセス(データの読み込み/書き込み)を中断し、当該アクセスの内容(読み込み/書き込み)をアクセス情報として不揮発性RAM112Aに書き込む。例えば、トナーカートリッジカバー4の開成時に、不揮発性RAM112Aに対してCPU101のアクセスが行われていない場合には、アクセス情報として、「0」が書き込まれる。また、トナーカートリッジカバー4の開成時に、不揮発性RAM112Aに対してCPU101がデータの書き込みを行っている場合には、アクセス情報として「1」が書き込まれる。また、トナーカートリッジカバー4の開成時に、不揮発性RAM112Aに対してCPU101がデータの読み込みを行っている場合には、アクセス情報として「2」が書き込まれる。
【0059】
また、CPU101は、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶された識別情報と、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aの識別情報とを比較して、トナーカートリッジ112の同一性を判断する。具体的には、CPU101は、本体電源ON時やトナーカートリッジカバーの閉成時に、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されている識別情報と、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されている識別情報とを比較して、トナーカートリッジ112が交換されたか否かを判断する。この判断の結果、CPU101は、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されている識別情報と、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されている識別情報とが異なる場合には、トナーカートリッジ112が交換されたと判断して、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aの識別情報を、不揮発性RAM112Aに記憶されている識別情報に書き換える。
【0060】
図4は、プリンタ装置の外観構成を示す図である。同図において、1はプリンタ装置を示しており、2はプリンタ装置本体、3は給紙ユニット、106は表示部、112は、プリンタ装置本体2に対して、着脱可能(交換可能)に設けられたトナーカートリッジ(消耗ユニット)、4はトナーカートリッジ112を保護する(覆う)ためのトナーカートリッジカバー(開閉扉)を示している。トナーカートリッジカバー4は、プリンタ装置本体2に対して開閉可能に設けられており、矢印方向が開方向であり、矢印と反対方向が閉方向である。同図は、トナーカートリッジカバー4が開成された状態を示している。トナーカートリッジ112は、トナーカートリッジカバー4が開成された状態で着脱が行われる。このトナーカートリッジカバー4の開閉は、上述したように、センサ113により検出される。
【0061】
図5は、不揮発性RAM112Aの取り付け構造を説明するための概略図である。同図に示す如く、不揮発性RAM112Aは、トナーカートリッジ112の上面の凹部に設けられている。不揮発性RAM112Aはコネクタ(付図示)およびハーネス(不図示)を介して、プリンタ装置本体2と接続されている。
【0062】
図6のフローチャートを参照して、トナーカートリッジカバー4が開成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する電源制御を説明する。図6は、トナーカートリッジカバー4が開成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する電源制御を説明するためのフローチャートを示している。
【0063】
図6において、まず、センサ113が、トナーカートリッジカバー4が開けられたことを検知した場合には、開成検出信号をCPU101に出力する(ステップS1)。CPU101は、センサ113から開成検出信号が入力されると、不揮発性RAM112Aに対して読み込み/書き込み動作を行っているか否かを判断する(ステップS2)。この判断の結果、不揮発性RAM112Aに対して読み込み/書き込み動作を行っていない場合には、CPU101は、電源ユニット120から不揮発性RAM112Aへの給電を停止する(ステップS5)。
【0064】
他方、ステップS2で、CPU101が、不揮発性RAM112Aに対して、読み込み/書き込み動作を行っている場合には、実行中の読み込み/書き込み動作を中断し(ステップS3)、不揮発性RAM112Aに対するアクセス信号をインアクティブにした後、この動作内容(読み込み/書き込み)をアクセス情報として、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに書き込む(ステップS4)。この後、CPU101は、電源ユニット120から不揮発性RAM112Aへの給電を停止する(ステップS5)。
【0065】
つぎに、図7のフローチャートを参照して、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する制御を説明する。図7は、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する制御を説明するためのフローチャートを示している。
【0066】
図7において、まず、センサ113が、トナーカートリッジカバー4が閉成されたことを検知した場合には、閉成検出信号をCPU101に出力する(ステップS11)。CPU101は、センサ113から閉成検出信号が入力されると、不揮発性RAM112Aに対して給電を開始する(ステップS12)。この後、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り(ステップS13)、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断する(ステップS14)。
【0067】
この判断の結果、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報とが一致していると判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換がなされておらず、同一のトナーカートリッジ112であるので、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aのアクセス情報を参照して、トナーカートリッジカバー4の開成時に読み込み/書き込みの動作が行われていたか否かを判断する(ステップS15)。
【0068】
この判断の結果、トナーカートリッジカバー4の開成時に読み込み/書き込みの動作が行われていた場合には、給電停止前の動作(読み込み/書き込み)を再び初めから行う(ステップS16)。なお、ステップS15において、トナーカートリッジカバー4の開成時に読み込み/書き込みの動作が行われていなかったた場合には、当該フローを終了する。
【0069】
他方、上記ステップS14において、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報とが一致していないと判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換が行われたと判断して、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aの識別情報等のデータを、不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報等のデータに書き換える。
【0070】
以上説明したように、実施の形態1によれば、トナーカートリッジカバー4の開成を検出した場合に、不揮発性RAM112Aに対してデータの読み込み/書き込みが行われている場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断して、不揮発性RAM112Aに対するアクセス信号をインアクティブにした後、不揮発性RAM112Aに対する給電を停止することとしたので、不揮発性RAM112Aに対して読み込み/書き込みを行ったデータがデータ化けを起こすことを防止することが可能となる。
【0071】
また、実施の形態1においては、トナーカートリッジカバー4の開成を検出した場合に、不揮発性RAM112Aに対してデータの読み込み/書き込みが行われている場合には、当該動作状態を示すアクセス情報を記憶装置104のトナートリッジ管理テーブル104Aに記憶することとしたので、トナーカートリッジカバー4の開成時の不揮発性RAM112Aに対する動作状態を記憶することが可能となる。
【0072】
また、実施の形態1においては、トナーカートリッジカバー4の閉成が検出された場合に、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断し、両者が一致していると判断した場合には、トナーカートリッジ管理テーブル104Aのアクセス情報を参照して、給電停止前の動作(読み込み/書き込み)を自動的に再び初めから行うこととしたので、オペレーションを軽減することが可能となる。
【0073】
また、実施の形態1においては、トナーカートリッジカバー4の閉成が検出された場合に、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断し、両者が一致していないと判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換が行われたと判断して、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aの識別情報等のデータを、不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報等のデータに書き換えることとしたので、トナーカートリッジが交換された場合に、交換されたトナーカートリッジの不揮発性RAM112Aの識別情報を記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶することができ、トナーカートリッジの交換に伴う不具合を回避することが可能となる。
【0074】
(実施の形態2)
実施の形態2にかかるプリンタ装置を図8〜図9を参照して説明する。実施の形態2では、トナーカートリッジカバー4が開成された際に、不揮発性RAM112Aに対してCPU101のアクセス(読み込み/書き込み)がなされている場合には、CPU101は、アクセス(読み込み/書き込み)を中断し、読み込み/書き込みを行ったバイト数をアクセス情報として、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶する場合を説明する。
【0075】
実施の形態2のプリンタ装置のブロック構成および外観構成は、実施の形態1のプリンタ装置と同様のブロック構成および外観構成であるので、その説明は省略する。実施の形態2において、実施の形態1と異なる点は、記憶装置104に格納されるトナーカートリッジ管理テーブル104Aのアクセス情報として、給電停止時の読み込み/書き込みを行ったバイト数が記憶される点である。
【0076】
図8のフローチャートを参照して、トナーカートリッジカバー4が開成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する電源制御を説明する。図8は、トナーカートリッジカバー4が開成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する電源制御を説明するためのフローチャートを示している。
【0077】
図8において、まず、センサ113が、トナーカートリッジカバー4が開成されたことを検知した場合には、開成検出信号をCPU101に出力する(ステップS21)。CPU101は、センサ113から開成検出信号が入力されると、不揮発性RAM112Aに対して読み込み/書き込み動作を行っているか否かを判断する(ステップS22)。この判断の結果、不揮発性RAM112Aに対して読み込み/書き込み動作を行っていない場合には、CPU101は、電源ユニット120から不揮発性RAM112Aへの給電を停止する(ステップS25)。
【0078】
他方、ステップS22で、CPU101が、不揮発性RAM112Aに対して、読み込み/書き込み動作を行っている場合には、実行中の読み込み/書き込み動作を中断し(ステップS23)、不揮発性RAM112Aに対するアクセス信号をインアクティブにした後、既に読み込み/書き込みを行ったバイト数をアクセス情報として、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに書き込む(ステップS24)。この後、CPU101は、電源ユニット120から不揮発性RAM112Aへの給電を停止する(ステップS25)。
【0079】
つぎに、図9のフローチャートを参照して、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する制御を説明する。図9は、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する制御を説明するためのフローチャートを示している。
【0080】
図9において、まず、センサ113が、トナーカートリッジカバー4が閉成されたことを検知した場合には、閉成検出信号をCPU101に出力する(ステップS31)。CPU101は、センサ113から閉成検出信号が入力されると、不揮発性RAM112Aに対して給電を開始する(ステップS32)。この後、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り(ステップS33)、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断する(ステップS34)。
【0081】
この判断の結果、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報とが一致していると判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換がなされておらず、同一のトナーカートリッジ112であるので、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aのアクセス情報を参照して、トナーカートリッジカバー4の開成時に読み込み/書き込みの動作が行われていたか否かを判断する(ステップS35)。
【0082】
この判断の結果、トナーカートリッジカバー4の開成時に読み込み/書き込みの動作が行われていた場合には、アクセス情報(読み込み/書き込みバイト数)に従って、給電停止前の動作(読み込み/書き込み)を途中から行う(ステップS36)。また、ステップS35において、トナーカートリッジカバー4の開成時に読み込み/書き込みの動作が行われていなかった場合には、当該フローを終了する。
【0083】
他方、上記ステップS34において、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報とが一致していないと判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換が行われたと判断して、CPU101は、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aの識別情報等のデータを、不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報等のデータに書き換える(ステップS37)。
【0084】
以上説明したように、実施の形態2によれば、トナーカートリッジカバー4の開成を検出した場合に、不揮発性RAM112Aに対してデータの読み込み/書き込みが行われている場合には、読み込み/書き込みのバイト数をアクセス情報として、記憶装置104のトナートリッジ管理テーブル104Aに記憶することとしたので、トナーカートリッジカバー4の開成時の不揮発性RAM112Aに対する読み込み/書き込みのバイト数を記憶することが可能となる。
【0085】
また、実施の形態2においては、トナーカートリッジカバー4の閉成が検出された場合に、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断し、両者が一致していると判断した場合には、トナーカートリッジ管理テーブル104Aのアクセス情報(読み込み/書き込みのバイト数)を参照して、給電停止前の動作(読み込み/書き込み)を途中から再開することとしたので、読み込み/書き込み動作の時間を短縮することが可能となる。
【0086】
また、実施の形態2においては、トナーカートリッジカバー4の閉成が検出された場合に、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断し、両者が一致していないと判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換が行われたと判断して、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aの識別情報等のデータを、不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報等のデータに書き換えることとしたので、交換されたトナーカートリッジの不揮発性RAM112Aの識別情報を記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶することができ、トナーカートリッジの交換に伴う不具合を回避することが可能となる。
【0087】
(実施の形態3)
実施の形態3にかかるプリンタ装置を図10を参照して説明する。実施の形態3では、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合に、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報を読み取り、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断する。そして、両者が一致している場合には、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナー残量情報とトナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナー残量情報とを照合し、両者が異なる場合には、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナー残量情報を、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナー残量情報に書き換える場合を説明する。
【0088】
実施の形態3のプリンタ装置のブロック構成および外観構成は、実施の形態1のプリンタ装置と同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0089】
図10のフローチャートを参照して、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する制御を説明する。図10は、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合のCPU101の不揮発性RAM112Aに対する制御を説明するためのフローチャートを示している。
【0090】
図10において、センサ113が、トナーカートリッジカバー4が閉成されたことを検知した場合には(ステップS41)、閉成検出信号をCPU101に出力する。CPU101は、センサ113から閉成検出信号が入力されると、不揮発性RAM112Aに対して給電を開始する(ステップS42)。この後、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り(ステップS43)、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致しているか否かを判断する(ステップS44)。
【0091】
この判断の結果、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致していると判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換がなされておらず、同一のトナーカートリッジであるので、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナー残量情報とトナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナー残量情報とを照合する(ステップS45)。この判断の結果、両者が異なる場合には、不揮発性RAM112Aのデータが正しくないと判断して、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナー残量情報を、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナー残量情報に書き換える(ステップS46)。
【0092】
他方、上記ステップS44において、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジ112の識別情報とが一致していないと判断した場合には、トナーカートリッジ112の交換が行われたと判断して、CPU101は、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aの識別情報等のデータを、不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報等のデータに書き換える(ステップS47)。
【0093】
以上説明したように、本実施の形態においては、トナーカートリッジカバー4が閉成された場合には、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報を読み取り、当該読み取った不揮発性RAM112Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報と、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナーカートリッジの識別情報とが一致している場合に、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナー残量情報とトナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナー残量情報とを照合し、両者が異なる場合には、トナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aに記憶されているトナー残量情報を、記憶装置104のトナーカートリッジ管理テーブル104Aに記憶されているトナー残量情報に書き換えることとしたので、不揮発性RAM112Aに格納されているデータがこわれている場合等に正しいデータに修正することが可能となる。
【0094】
上述の実施の形態1〜3のプリンタ装置のトナーカートリッジカバー4が開閉された場合のトナーカートリッジ112の不揮発性RAM112Aの電源制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータや、ワークステーション等のコンピュータで実行することにしても良い。このプログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータが読取可能な記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、上記記録媒体を介して、また伝送媒体として、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。
【0095】
また、上記した実施の形態では、交換可能な消耗ユニットとしてトナーカートリッジに不揮発性メモリを設けた実施例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、交換可能な消耗ユニットである現像ユニットや感光体ユニットに不揮発性メモリを設けることにしても良い。要は、不揮発性メモリにデータを保存することが有益で、かつ交換される可能性のあるユニットの全てについて、本発明は適用可能である。
【0096】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶し、消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出し、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させることとしたので、不揮発性メモリに対してデータの読み込み/書き込み中に給電を停止した場合にもデータ化けを起こすことなく、適正なデータを保持することができ、また、開閉扉の開成時の不揮発性メモリに対する動作状態を記憶することが可能となる。また、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数をアクセス情報として記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させることとしたので、請求項6にかかる発明の効果に加えて、開閉扉の開成時の不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数を記憶することが可能となる。
【0107】
また、請求項2にかかる発明によれば、請求項1にかかる発明において、開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断し、消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、記憶手段に記憶されている不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開することとしたので、請求項8にかかる発明の効果に加えて、給電停止前の動作(読み込み/書き込み)を途中から再開することができ、読み込み/書き込み動作の時間を短縮することが可能となる。
【0111】
また、請求項3にかかる発明によれば、記録媒体に格納されたプログラムをコンピュータで実行することにより、交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出する検出ステップと、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる制御ステップとを実現することとしたので、不揮発性メモリに対してデータの読み込み/書き込み中に給電を停止した場合にもデータ化けを起こすことなく、適正なデータを保持することができ、また、開閉扉の開成時の不揮発性メモリに対する動作状態を記憶することが可能となる。また、記録媒体に格納されたプログラムをコンピュータで実行することにより、開閉扉の開成が検出された際に、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数をアクセス情報として記憶手段に記憶した後、電源ユニットから不揮発性メモリに供給されている電力を停止させることとしたので、開閉扉の開成時の不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数を記憶することが可能となる。
【0116】
また、請求項4にかかる発明によれば、請求項3にかかる発明において、記録媒体に格納されたプログラムをコンピュータで実行することにより、開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断するステップと、記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、記憶手段に記憶されている不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開するステップとを実現することとしたので、請求項17にかかる発明の効果に加えて、給電停止前の動作(読み込み/書き込み)を途中から再開することができ、読み込み/書き込み動作の時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプリンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のトナーカートリッジに設けられた不揮発性RAMのデータフォーマットの一実施例を示す図である。
【図3】図1の記憶装置のトナーカートリッジ管理テーブルのフォーマットの一例を示す図である。
【図4】プリンタ装置の外観構成を示す図である。
【図5】不揮発性RAMの取り付け構造を説明するための概略図である。
【図6】実施の形態1において、トナーカートリッジカバーが開成された場合のCPUの不揮発性RAMに対する電源制御を説明するためのフローチャートである。
【図7】実施の形態1において、トナーカートリッジカバーが閉成された場合のCPUの不揮発性RAMに対する電源制御を説明するためのフローチャートである。
【図8】実施の形態2において、トナーカートリッジカバーが開成された場合のCPUの不揮発性RAMに対する電源制御を説明するためのフローチャートである。
【図9】実施の形態2において、トナーカートリッジカバーが閉成された場合のCPUの不揮発性RAMに対する電源制御を説明するためのフローチャートである。
【図10】実施の形態3において、トナーカートリッジカバーが閉成された場合のCPUの不揮発性RAMに対する電源制御を説明するためのフローチャートである。
【図11】プリンタ装置の従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置
2 プリンタ本体
3 給紙ユニット
4 トナーカートリッジカバー
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 記憶装置
105 操作部
106 表示部
107 データ入力部
108 書込動作部
109 タイマー
110 センサI/F
111 トナーカートリッジI/F
112 トナーカートリッジ
112A 不揮発性RAM
113 センサ
120 電源ユニット
Claims (4)
- 交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、前記不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出する検出ステップと、
前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させ、および、前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数を前記アクセス情報として前記記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる制御ステップと、
を含むことを特徴とする電源制御方法。 - 前記制御ステップは、
前記開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断するステップと、
前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開するステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の電源制御方法。 - 交換可能に形成された消耗ユニットに設けられ、当該消耗ユニットを識別するための識別情報を記憶した不揮発性メモリに、電源ユニットから給電がなされた際に、前記不揮発性メモリに記憶されている識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記消耗ユニットを保護するための開閉扉の開閉を検出する検出ステップと、
前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対してアクセス中である場合には、当該アクセスを中断すると共に、当該アクセス状態を示すアクセス情報を記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させ、および、前記開閉扉の開成が検出された際に、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込み動作中である場合には、当該読み込み/書き込み動作を中断すると共に、当該前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを行ったバイト数を前記アクセス情報として前記記憶手段に記憶した後、前記電源ユニットから前記不揮発性メモリに供給されている電力を停止させる制御ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。 - 前記制御ステップは、
前記開閉扉の閉成が検出された場合に、消耗ユニットの交換が行われたか否かを判断すべく、前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致しているか否かを判断するステップと、
前記消耗ユニットの不揮発性メモリに格納されている識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致していると判断した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記不揮発性メモリに対する読み込み/書き込みが行われたバイト数に基づいて、前記不揮発性メモリに対して読み込み/書き込みを途中から再開するステップと、
を含むことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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