JP3999227B2 - ネットワーク端末 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークに接続されたネットワーク端末に係り、特にインターネットなどのネットワークを経由して通信可能なIP電話機等の電話機能を備えたパーソナルコンピュータ(PC)などのネットワーク端末に関するものである。
従来から電話機としては、交換機を経由して交換回線網に接続する一般の電話機がポピュラーである。しかし最近では、インターネットなどのネットワークを経由して通信可能なIP電話機等の電話機能を有するPCなどのネットワーク端末が広まってきている。この種のネットワーク端末は、SIPやH.323プロトコルなどを用いて、サーバ装置を経由して電話交換を行う。
一般の電話機の設置においては、最初に通話の確認作業のため、電話業者の担当者が設置先に赴いて、交換機側と対向接続を行うことにより疎通確認が行われる。一方、IP電話機のようなネットワーク端末においては、例えば、PCに電話機能を付与するソフトウェアをインストールしたり、ユーザID、電話番号、IPアドレス、パスワードなどの複雑な設定をしたりする必要がある。この場合も、ソフトウェアのインストールおよび設定作業後の最終確認では、やはり対向試験が実施され、どこかの電話機から所要の電話機に電話をかけることにより疎通確認が行われる。そのため、例えばある事業体で、これまでのアナログ回線網をIP電話機網に置き換える際には、各拠点間の接続テストは作業者を動員することで行われていた。このような事業体における電話置換え作業では、電話機の数も多く、インターネット経由で疎通ができなかった場合の切り分け作業も複雑になり、切り分けに多大な工数を必要としていた。
電話機の設置に関連する技術としては次のようなものがある。例えば、特許文献1には、作業者を使用することなく、通信システムのトランクを自動的に監視する方法が開示されている。本方法では、テストするトランクを選択し、この選択されたトランクがアイドル状態であるかどうかを判定するために、この選択されたトランクを介してテストメッセージを送信しかつ応答メッセージを検出し、トランク選択アルゴリズムに従って、テストする次のトランクを決定することが行われる。また、特許文献2には、ATMなどの自動機を設置した店舗における自動機の電話番号を変更した場合にその電話番号をミスなくデータベースに反映させるようにした装置が開示されている。この装置では、自動機の電話番号を変更した場合、監視センタのサーバ装置に、発信者通知で発信し、その発信者番号に基づいて、データベースを修正更新することが行われる。
特開2000−209339公報 特開2002−99718公報
IP電話機などを備えたネットワーク端末においては、電話帳データベースの設定において、ユーザID、電話番号、IPアドレス、パスワードなどの設定が、サーバ装置およびネットワーク端末の双方で必要となる。そのため、設定ミスや設定不一致が発生すると、当然のことながら、電話の疎通が不可能となる。また、ネットワーク端末がインターネットを経由するものであることから、途中の設備や経路変更により疎通不可となると、その切り分け作業に多大な時間と工数を必要としていた。
従って本発明の目的は、上記課題を解決し、電話の疎通確認においてその作業の効率化を図ることができるネットワーク端末を提供することにある。
上記目的は、接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信するテスト用端末にネットワークを介して接続可能な電話機能を備えたネットワーク端末であって、前記テスト用端末から前記テストモードであることを示す発呼電文を受信した場合、前記テスト用端末に対して着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を返信するネットワーク端末により達成される。ここで、前記テスト用端末はさらにテスト用発信音を送信可能であり、ネットワーク端末は前記テスト用端末から前記テスト用発信音を受信した場合、前記テスト用端末に対して前記テスト用発信音を返信することができる。
また、本発明に係るネットワーク端末は、電話機能を備えた被テスト用端末にネットワークを介して接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信するものであって、前記被テスト用端末から着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を受信し、前記受信した設定情報と事前に登録した設定情報とに基づいて前記被テスト用端末の接続の正当性を判断するものである。ここで、ネットワーク端末はさらにテスト用発信音を前記被テスト用端末に送信し、前記被テスト用端末から返信される前記テスト用発信音に基づいて前記被テスト用端末の接続の良好性を判断することができる。
さらに、本発明に係るネットワーク端末は、接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信するテスト用端末にネットワークを介して接続可能な電話機能および位置取得手段を備えたものであって、前記テスト用端末から前記テストモードであることを示す発呼電文を受信した場合、前記テスト用端末に対して着信応答電文として前記位置取得手段により取得した位置情報を返信するものである。
また、本発明に係るネットワーク端末は、電話機能および位置取得手段を備えた被テスト用端末にネットワークを介して接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信するものであって、前記被テスト用端末から着信応答電文として前記位置取得手段により取得した位置情報を受信し、前記受信した位置情報と事前に登録した位置情報とに基づいて前記被テスト用端末の接続の正当性を判断するものである。
本発明に係るプログラムは、電話機能を備えたネットワーク端末がネットワークを介して電文を受信した場合、前記電文が接続テスト用のテストモードに関するものかどうかを判定する機能、前記テストモードに関するものである場合、前記電文が発呼に関するものかどうかを判定する機能、前記発呼に関するものである場合、着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を返信する機能を、コンピュータに実現させるためのものである。
また、本発明に係るプログラムは、電話機能を備えたネットワーク端末にネットワークを介して接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信する機能、前記ネットワーク端末から着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を受信する機能、前記受信した設定情報と事前に登録した設定情報とに基づいて前記ネットワーク端末の接続の正当性を判断する機能を、コンピュータに実現させるためのものである。
本発明により、下記効果を有するネットワーク端末を得ることができる。
(1)電話の疎通確認において、接続確認作業の効率化を図ることができる。
(2)電話の疎通確認において、音声品質の確認作業の効率化を図ることができる。
本発明では、テスト用のネットワーク端末より、テスト対象の電話番号を用いて、順次発信し、接続確認、音声品質チェックなどの疎通確認作業の自動化を図る。これにより、疎通の対向試験により、まず、ダイアルした電話番号で、間違いなく、所要の電話に発信されるかの確認作業の効率化、工数低減を図ることができる。また、同様に、疎通の対向試験により、テスト音声により、音声レベルの確認作業の効率化、工数低減を図ることができる。
以下、本発明に係るネットワーク端末の一実施例を図面を用いて説明する。本実施例では、ネットワーク端末としてIP電話機能を有するパーソナルコンピュータ(PC)を例にとって説明する。
図1は、本発明に係るPCを含むネットワークシステムの一構成例を示す図である。本ネットワークシステムは、図示のように、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ装置1、2と、ルータ7、8と、サーバ装置1、2およびルータ7、8のそれぞれにローカルエリアネットワーク(LAN)で接続された複数のPCa3、PCx4、PCy5と、各ルータ7、8間を接続するインターネット6とを備えて構成される。
図1において、ルータ7、8は、それぞれLANとインターネット6とを相互接続するための装置である。SIPサーバ装置1、2は、SIPサーバ機能ほかを有する。SIPサーバは、IP電話からの発呼、接続、切断などの電話機能を制御するサーバを意味する。また、ネットワーク端末としてのPCa3、PCx4、PCy5は、IP電話の機能ほかを備え、インターネット6を経由して接続することができる。
すなわち、本発明において、PCx4、PCy5は電話機能を備え、接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信するPCa3にインターネット6を介して接続可能とされており、PCa3からテストモードであることを示す発呼電文を受信した場合、PCa3に対して着信応答電文として電話機能に係る固有の設定情報を返信する。PCa3はさらにテスト用発信音を送信可能であり、PCx4、PCy5は、PCa3からテスト用発信音を受信した場合、PCa3に対してそのテスト用発信音を返信する。一方、PCa3は、PCx4、PCy5にインターネット6を介して接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信し、PCx4、PCy5から着信応答電文としてそれぞれの電話機能に係る固有の設定情報を受信し、その受信した設定情報と事前に登録した設定情報とに基づいてPCx4、PCy5の接続の正当性を判断する。PCa3はさらにテスト用発信音をPCx4、PCy5に送信し、PCx4、PCy5から返信されるテスト用発信音に基づいてPCx4、PCy5の接続の良好性を判断する。
本発明では、PCa3、PCx4、PCy5などのネットワーク端末において、テストモードを持つことにより、発呼電文、着信応答電文にテストモードであることを設定して送受信し、以下の機能を実現する。テストモードは、画面やファイルへの設定などにより、テストモードに移行する。
(1)テストモードであることを示す発呼電文を受信したネットワーク端末においては、着信の表示は示さず、着信応答電文に、着信電話機の各種設定情報をセットし、発呼側に返信する。
(2)同様に、テストモードであることを示す発呼電文を受信したネットワーク端末においては、着信の表示は示さず、テスト用音声電文を発呼側に返信する。
(3)同様に、テストモードであることを示す発呼電文を受信したネットワーク端末においては、着信の表示は示さず、次に、テスト用音声電文を受信すると、本テスト用音声電文を返信用音声電文にセットし、発呼側に返信する。
(4)次に、テストモードであることを示す発呼電文を送信したネットワーク端末においては、それに対する着信応答電文にセットされている着信電話機の各種設定情報を受信する。
(5)同様に、テストモードであることを示す発呼電文を送信したネットワーク端末においては、次に、テスト用音声電文を発信する。
(6)同様に、テストモードであることを示す発呼電文を送信したネットワーク端末においては、次に、返信されたテスト用音声を受信する。
(7)ネットワークを経由して、電話機能を備えたネットワーク端末であって、接続テスト用のテストモードを持ち、テスト対象となる電話帳リストを持ち、順次読み出し、対象の電話番号を使用して、発信を行い、着信応答電文にセットされている着信電話機の各種設定情報を受信し、各種設定情報の正当性チェックを行なっていく。
(8)ネットワークを経由して、電話機能を備えたネットワーク端末であって、接続テスト用のテストモードを持ち、テスト対象となる電話帳リストを持ち、順次読み出し、対象の電話番号を使用して、発信を行い、返信されたテスト用音声を受信し、テスト用音声の正当性チェックを行なっていく。これらの詳細については後述する。その前に、まず、PCおよびSIPサーバ装置のソフトウェアおよびハードウェアを含めた機能ブロックの構成例等について説明する。
図2は、PC(PCa3、PCx4、PCy5)のソフトウェアおよびハードウェアを含めた機能ブロックを示す図である。図示のように、PCは、通信制御部301、通信制御部301に接続された電話制御部302とメール制御部303、電話制御部302とメール制御部303に接続された操作制御部304、操作制御部304に接続された入出力制御部305、および入出力制御部305に接続されたハードディスク315を備える。入出力制御部305には、IP電話機のハンドセット310、キーボード311、およびディスプレイ312が接続される。
ここで、通信制御部301は、LANやTCP/IPプロトコルなどの制御を行うものである。電話制御部302はIP電話の制御を行い、メール制御部303は電子メールの制御を行う。操作制御部304は、キーボードやマウスなどによりGUI画面を制御するものである。入出力制御部305は、ハンドセット、キーボード、データベースなどからの入力とハンドセット、ディスプレイ、ハードディスクへの入出力を制御するものである。ハードディスク315は、データベース、テーブル、およびプログラムを格納するものである。
図3は、SIPサーバ装置1、2のソフトウェアおよびハードウェアを含めた機能ブロックを示す図である。図示のように、SIPサーバ装置は、通信制御部101、通信制御部101に接続されたメッセージ送受信処理部102、メッセージ送受信処理部102に接続されたメッセージ中継処理部103、およびメッセージ中継処理部103に接続されたハードディスク104を備える。ここで、通信制御部101は、LAN、TCP/IPプロトコルなどの制御を行うものである。メッセージ送受信処理部102は、メッセージの送受信制御を行うものである。メッセージ中継処理部103は、メッセージの中継処理を行うものである。ハードディスク104は、データベース、テーブル、およびプログラムを格納するものである。
図4は、PC(PCa3、PCx4、PCy5)における電話操作画面の一例を示す図である。電話操作画面320は、電話番号入力エリア321、発信、着信等の制御状態を表示する表示エリア322、電話番号等入力用の数字/記号ボタン323、発信、受信操作を行う発信/着信ボタン324、呼の切断を行う切断ボタン325、およびテストモードにするためのボタンを含む複数の制御ボタン326を備える。一般に、発信する場合は、まず数字/記号ボタン323より電話番号をテンキー入力し、次に発信/着信ボタン324を押す操作を行う。また、制御ボタン326内にテストモードにするボタンを持ち、テストモードに移行すると、上記のように手入力することなく、所定の対象者の電話番号リストから、自動発信テストを行うことができる。その結果は、表示エリア322に順次、スクロールしながら表示される。ここで、テストモードにする方法は、数字/記号ボタン323より、ある定められたキーを入力することにより行ってもよい。
図5は、SIPサーバ装置1、2のハードディスク104内に設けられる電話帳データベース1100の一例を示す図である。図示のように、電話帳データベース1100は、電話番号1101、氏名1102、SIPで言うURI(Universal Resource Identifier)1103、および在席の状態(在席、不在)1104を備える。ここで、URI1103は、IP電話の論理的な宛先を示している。本URIには、IPアドレスまたは、記号名称などの組合せで表現されており、これにより、最終宛先のIP電話(PC)を特定することができる。在席の状態1104は、一定期間に、IP電話(PC)からの信号により更新される。
図6は、PCのハードディスク315内に設けられるテスト対象アドレスリスト3300の一例を示す図である。本テーブル(テスト対象アドレスリスト3300)は、電話帳データベース1100から、テストすべきIP電話機(PC)のアドレスを抽出したものであり、図示のように、電話番号3301、氏名3302、URI3303、および総合テスト結果3304を備える。総合テスト結果3304は例えばOK、NGのように設定される。一般に、テスト開始前に、PCから、電話帳データベース1100をダウンロードし、それから、テスト対象アドレスリスト3300を作成して、テストを開始することになる。本テーブルは、一般的には、全アドレスを対象にする場合、電話帳データベース1100に、総合テスト結果3304を追加して、サーバ装置内のデータベースと共用することも可能である。
図7は、テスト用PCa3からSIPサーバ装置1、2を経由して、被テスト用PCx4他に対する疎通接続テストを順次行っていく場合の処理例を示すフローチャートである。まず、テスト用PCa3で、テストモードの設定を行うと(S701)、テスト対象アドレスリスト3300を読出し(S702)、被テスト対象PCx4他に対しテスト発信処理が行われる(S703)。なお、テスト対象アドレスリスト3300は、事前に準備されていてもよいし、また、ここでSIPサーバ装置1の電話帳データベース1100をダウンロードして、本データから自動作成することでもよい。
テスト用PCa3からの発呼電文(730)は、SIPサーバ装置1、2により中継処理され(S711)、被テスト用PCx4へ送付される。
サーバ装置より発呼電文(731)を受信した被テスト用PCx4は、テストモードで着信応答処理を行い(S721)、着信電文(732)をテスト用PCa3に返信する。着信電文を受信したサーバ装置は中継処理を行い(S711)、着信電文(733)をテスト用PCa3に対し送信する。
着信電文(733)を受けたテスト用PCa3は、テスト着信応答受信処理を行い(S704)、続いてテスト音声送信処理を行って(S705)、被テスト用PCx4に対し、テスト用発信音(734)を送信する。テストモード接続状態(S722)でテスト用発信音(734)を受信した被テスト用PCx4は、テスト用返信音(735)をテスト用PCa3に送信する。この場合、一般には、受信したテスト音を折り返して、返信する。なお、この音声の送受信は、リアルタイム性を重んじるため、SIPサーバ装置1、2を介さず行われる。なお、ここではテスト用発信音として「音声」を用いたが、音声とは別の「音」でもよい。以下同様である。
テスト用返信音を受信したテスト用PCa3は、切断電文(736)を被テスト用PCx4に送信する切断処理を行う(S706)。切断電文(736)は、SIPサーバ装置1、2により中継処理され(S711)、被テストPCx4へ送付される。
切断電文(737)を受信した被テストPCx4は、テスト用切断処理を行い(S723)、終了する。一方、切断処理(S706)を行ったテスト用PCa3は、返信音データを着信結果データベースへ格納し(S707)、テスト結果の検証処理を行う(S708)。そして、テスト対象アドレスリストが全て終了したか判定し(S709)、リストが終了していればテストを終了し、リストが終了していなければS702に戻ってテストを繰り返す。
図8は、図7において送受信される電文の形式例を示すである。本電文は、図示のように、電文の送信側ソースIPアドレス801、電文の受信側デスティネーションIPアドレス802、電文の送信側URI(FROM)803、電文の受信側URI(TO)804、他の会話との混信を防ぐための電話の会話識別番号(CALLID)805、発呼、着信、切断などのコマンド806、および電文の詳細内容が格納されるボディ807を備える。ボディ807にはテストモードであることを設定することができる。
図9は、電文の設定例を示す図である。本図では、特にボディ907にテストモードが設定されたケースを示す。本例では、各コマンド(発呼、着信、切断等)901に対応して、図示のように、それぞれ電文の送信側ソースIPアドレス902、電文の受信側デスティネーションIPアドレス903、電文の送信側URI(FROM)904、電文の受信側URI(TO)905、電話の会話識別番号(CALLID)906、およびボディ907が設定される。本図は、各IPアドレスは、経由するたびに、次の宛先のサーバ装置またはPCのIPアドレスを求めて、転送されていくことを示している。ここで、テストモードは、ボディ907に設定された例を示したが、コマンドとして、例えば、“テスト発呼”というように設定して出すことでもよい。
また、ボディ907にセットされるPCx設定情報には、被テスト電話機(PC)内に設定されているユーザID(使用者氏名)、パスワード、内線電話番号、場所(部署)などを示しており、電話機が正しく設置されているか確認するための情報がセットされる。さらに、FROM904にセットされているPCxのURIを含んでいてもよい。URIは、電話機の識別情報であり、ユーザID(使用者氏名)、内線電話番号、場所(部署)、IPアドレスなどの情報から、他の電話機と重複しないように、一意的に決定されている。
図10は、PCのハードディスク315内に持つ着信結果を登録する着信結果データベース1000を示す図である。着信結果データベース1000は、図示のように、電話番号1001、氏名1002、URI1003、および受信した返信音データ1004を格納している。このうち、氏名1002、URI1003、および返信音データ1004は受信情報である。ここで、本データベース1000も電話帳データベース1100へ統合されている形でもよい。この場合は、サーバ装置に結果を格納することになる。
図11は、被テスト用PCx4における着信応答処理の一例を示すフローチャートである。図示のように、まず、S1101において、受信した電文のボディ807が“テストモード”であるかどうか判定する。テストモードでなければ、ベルを鳴らすなどのリンギングを含む通常処理(S1120)に分岐し、テストモードであれば、ベルを鳴らすなどの他のアクションを行うことなく、S1102へ分岐する。S1102において、電文のコマンド806が発呼かどうか判定する。発呼ならば、S1103へ分岐する。発呼でなければ、S1110へ分岐する。
電文のコマンド806が発呼である場合、S1103において、次のようにして電文作成処理を行う。すなわち、コマンド806に、“着信”を設定する。ボディ807に“テストモード”、PCx設定情報を設定する。図9により、その他所要フィールドを設定する。そして、S1104において、作成電文送信処理を行い、終了する。
これに対して、電文のコマンド806が発呼でない場合、S1110において、コマンド806がテスト用発信音かどうか判定する。テスト用発信音でなければ、S1113へ分岐し、S1113において、切断処理を行い、終了する。一方、テスト用発信音ならばS1111へ分岐し、S1111において、電文のコマンド807に“テスト用返信音”を設定する。そして、S1112において、受信したテスト用発信音を、折り返しデータすなわちテスト用返信音として、ボディ806に設定する。そしてS1104において、作成電文送信処理を行い、終了する。これにより、インターネット6を通過することにより音声データがどのように変質するかを検証することができ、当該被テスト用PCxの接続の良好性を判断することができる。なお、S1111、S1112の代わりに、PCx4よりテスト専用音声データを直接送信し、これを受信したPCa3においてこのテスト専用音声データを評価することでもよい。
図12は、テスト結果を検証し、その結果をテスト対象アドレスリスト3300の総合テスト結果3304へ反映するテスト結果検証処理の一例を示すフローチャートである。本例では、図示のように、S1200において、テスト対象電話番号で、電話帳データベース1100、テスト対象アドレスリスト3300、着信結果データベース1000の各レコードの選択を行う。S1201において、テスト対象アドレスリストの氏名3302と電話帳データベースの氏名1002とを比較し、一致していればS1202へ分岐する。一致していなければ、S1205へ分岐する。S1202において、3303と1003の“URI”を比較し、一致していればS1203へ分岐する。一致していなければ、S1205へ分岐する。
上記S1201およびS1202における比較判断は、社内の電話帳データベース1100に全体のアドレス割り振りや設定プランなどを決めていても、実際のPCにおいてインストールや設定を誤るケースがあるため、これを検出するために行われる。言いかえれば、電話番号が登録され、接続されても、使用者が異なる設定になっているケース、あるいはIPアドレスを間違えて別の人に接続されているケースなどが、この比較判断で検出されることになる。
S1203において、送信音と返信音の音声比較および評価を行う。比較の結果、評価が良好であればS1204へ分岐する。良好でなければ、S1205へ分岐する。ここで、音声比較評価においては、単なるデータ比較だけでなく、音声の減衰、ひずみ、遅れなどを加味して、総合的に評価することでもよい。以上の結果を踏まえて、S1204において、総合テスト結果3304に“OK”を設定する。一方、S1205において、総合テスト結果3304に“NG”を設定する。
本実施例は、コンピュータプログラムにより実行することができる。すなわち、被テスト用ネットワーク端末においては、電話機能を備えたネットワーク端末がネットワークを介して電文を受信した場合、前記電文が接続テスト用のテストモードに関するものかどうかを判定する機能、前記テストモードに関するものである場合、前記電文が発呼に関するものかどうかを判定する機能、前記発呼に関するものである場合、着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を返信する機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムを備えることができる。一方、テスト用ネットワーク端末においては、電話機能を備えたネットワーク端末にネットワークを介して接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信する機能、前記ネットワーク端末から着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を受信する機能、前記受信した設定情報と事前に登録した設定情報とに基づいて前記ネットワーク端末の接続の正当性を判断する機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムを備えることができる。また、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能なCDROM等の記録媒体に格納することができ、またインターネット等の電気通信回線を介してアップロードすることによりダウンロード可能とされ、適宜パソコン等のネットワーク端末にインストールすることができる。
以上、本例では、SIPをベースに説明したが、その他、同様の機能を持つH.323、ISDNなどの回線においても、同様に適用可能である。また、上記テストは、一般に、各PC(電話機)が未使用である夜間に行うことにより、実用上支障無いが、テストモードの被テスト用PC(電話機)が話中の場合は、サーバ装置で話中応答がなされ、テストは実行せず、また、次のタイミングで再テストすることになる。また、万一、テストモードの発呼と、PC(電話機)の使用とが競合した場合は、アンサートーン、テンキー入力中はテスト可能とし、テンキー入力完了後の発信時は、テストをしている数秒間、発信を遅らせることにより、対応可能である。
また、さらに、各PCに、GPS、PHSなどの無線による位置測定手段を設けたり、IPアドレスの割当方法を位置と関連付けることにより、割当られた端末のIPアドレスから位置を割り出す位置計算手段を設けたりすることができる。以上のごとく位置測定手段や位置計算手段等の位置取得手段により、PCの設置場所(位置情報)を知ることができる。本位置情報を、PCからの着信電文732、733に含ませることにより、設置場所が妥当かどうかの正当性チェックも可能となる。
本発明は、ネットワークに接続されたネットワーク端末に係り、特にインターネットなどのネットワークを経由して通信可能なIP電話機等の電話機能を備えたPCなどのネットワーク端末に関するものであり、産業上の利用可能性がある。
本発明に係るPCを含むネットワークシステムの一構成例を示す図である。 PC(PCa3、PCx4、PCy5)のソフトウェアおよびハードウェアを含めた機能ブロックを示す図である。 SIPサーバ装置1、2のソフトウェアおよびハードウェアを含めた機能ブロックを示す図である。 PC(PCa3、PCx4、PCy5)における電話操作画面の一例を示す図である。 SIPサーバ装置1、2のハードディスク104内に設けられる電話帳データベース1100の一例を示す図である。 PCのハードディスク315内に設けられるテスト対象アドレスリスト3300の一例を示す図である。 テスト用PCa3からSIPサーバ装置1、2を経由して、被テスト用PCx4他に対する疎通接続テストを順次行っていく場合の処理例を示すフローチャートである。 図7のPCとSIPサーバ装置1,2とのテスト処理で送受信される電文の形式の一例を示す図である。 図7のPCとSIPサーバ装置1,2とのテスト処理で送受信される電文の設定の一例を示す図である。 PCのハードディスク315内に持つ着信結果を登録する着信結果データベース1000を示す図である。 被テスト用PCx4における着信応答処理の一例を示すフローチャートである。 テスト結果を検証し、その結果をテスト対象アドレスリスト3300の総合テスト結果3304へ反映するテスト結果検証処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、2 SIPサーバ装置
3、4、5 PC(PCa、PCx、PCy)
6 インターネット
7、8 ルータ
101 通信制御部
102 メッセージ送受信処理部
103 メッセージ中継処理部
104 ハードディスク
301 通信制御部
302 電話制御部
303 メール制御部
304 操作制御部
305 入出力制御部
310 ハンドセット
311 キーボード
312 ディスプレイ
315 ハードディスク
320 電話操作画面
321 電話番号入力エリア
322 表示エリア
323 数字/記号ボタン
324 発信/着信ボタン
325 切断ボタン
326 制御ボタン

Claims (2)

  1. 電話機能を備えた被テスト用端末にネットワークを介して接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信するネットワーク端末であって、前記被テスト用端末から着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を受信し、前記受信した設定情報と事前に登録した設定情報とに基づいて前記被テスト用端末の接続の正当性を判断すること、および、テスト用発信音を前記被テスト用端末に送信し、前記被テスト用端末から返信されるテスト用返信音と前記テスト用発信音とを比較して前記被テスト用端末の接続の良好性を判断すること、および、前記被テスト用端末から着信応答電文として前記被テスト用端末に備える位置取得手段により取得した位置情報を受信し、前記受信した位置情報と事前に登録した位置情報とに基づいて前記被テスト用端末の設置場所の妥当性を判断することを特徴とするネットワーク端末。
  2. 電話機能を備えた被テスト用端末にネットワークを介して接続テスト用のテストモードであることを示す発呼電文を送信する機能、前記被テスト用端末から着信応答電文として前記電話機能に係る固有の設定情報を受信する機能、前記受信した設定情報と事前に登録した設定情報とに基づいて前記被テスト用端末の接続の正当性を判断する機能、および、テスト用発信音を前記被テスト用端末に送信する機能、前記被テスト用端末から返信されるテスト用返信音と前記テスト用発信音とを比較して前記被テスト用端末の接続の良好性を判断する機能、および、前記被テスト用端末から着信応答電文として前記被テスト用端末に備える位置取得手段により取得した位置情報を受信する機能、前記受信した位置情報と事前に登録した位置情報とに基づいて前記被テスト用端末の設置場所の妥当性を判断する機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。
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