JP3998509B2 - 折り畳みペダル - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、主として自転車に使用される折り畳みペダルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来折り畳みペダルに関しては種々の機構が提案され実用化されているが、いずれも部品点数が多く、生産性が悪く、また使用中のトラブルの原因ともなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、部品点数を可及的に少なくして生産性を向上させ、生産コストを低減すると共に、細かな調整を不要として使用中のトラブルを解消することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の折り畳みペダルは、ケージユニットと、このケージユニットに装着されるスライドストッパーと、このスライドストッパーに装着されるボディユニット、そしてスプリングで構成される。
【0005】
前記ケージユニットは、対向する一対の側板と、各側板の中央部内側に軸方向に形成されたストッパーブロック支持溝と、各側板のボディユニット側内側に軸方向に形成されたストッパーピン案内溝と、各側板のボディユニット側端部に形成されたボディユニットの軸ピン装着溝とを有する
前記ストッパーブロック支持溝の長さは、ストッパーブロックの摺動によって係脱する長さとしてある。
【0006】
前記スライドストッパーは、対向する一対のストッパーブロックと、各ストッパーブロックのボディユニット側端部外側に突出されたストッパーピンとを有し、前記一対のストッパーブロックの基部は連結されている。
【0007】
前記ボディユニットはクランクに取り付けられるものであり、対向する一対の装着溝と、基部外側に突出された軸ピンとを有する。
【0008】
更に、前記スライドストッパーをケージユニット側へ押圧する押圧手段を備えている。
この押圧手段は、請求項2に示すように、前記スライドストッパーと前記ボディユニットとの間にスプリングを装着して構成するほか、レバーによって操作されるカム機構によって、スライドストッパーの位置をケージユニット側とボディユニット側に移動させるようにする手段も考えられる。
【0009】
上記にように構成された3つの部材は以下のように結合されて折り畳みペダルを構成する。
前記ケージユニットのストッパーブロック支持溝に前記スライドストッパーのストッパーブロックが摺動自在に装着され、前記ストッパーピン案内溝に前記スライドストッパーのストッパーピンが摺動自在に装着される。
前記スライドストッパーのストッパーブロックに前記ボディユニットの装着溝が摺動自在に装着され、前記ケージユニットの軸ピン装着溝に前記ボディユニットの軸ピンが回動可能に装着され、前記軸ピン装着溝の開放端が閉塞ピンで閉塞される。
【00010】
請求項3の発明は、上記においてボディユニットの軸ピンに直角をなす2平面を形成したものである。
【0011】
【作用】
この発明の折り畳みペダルは、ボディユニットの軸ピンを回転軸としてケージユニットを回動する。
すなわち、ペダル使用時には、ボディユニットのストッパーブロック装着溝に装着されたスライドストッパーは、スプリングなどによってケージユニット側に押し出されているので、スライドストッパーのストッパーブロックはケージユニットのストッパーブロック支持溝に装着されている。したがって、前記ストッパーブロックを介してボディユニット、スライドストッパー、ケージユニットはクランク軸の延長線上に固定される。
スライドストッパーをボディユニット側へ押し込むと、ストッパーブロックがケージユニットのストッパーブロック支持溝から外れ、ケージユニットは回動可能となる。この状態でケージユニットを回動させるとペダルが折り畳まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図において、符号1はケージユニット、2はケージユニット1に装着されるスライドストッパー、3はスライドストッパー2に装着されるボディユニットである。
【0013】
前記ケージユニット1は、平面U字状をなし、対向する一対の側板11を有し、側板11の上下縁部が踏面を構成する。前記各側板11の内側において、軸方向中央部にスライドストッパー2に形成されたストッパーブロックが摺動自在に装着されるストッパーブロック支持溝12が軸方向に形成してあり、前記ストッパーブロック支持溝12よりもボディユニット側にスライドストッパー2のストッパーピンが摺動自在に装着されるストッパーピン案内溝13が軸方向に形成してあり、ボディユニット側端部にボディユニット3の軸ピンが装着される軸ピン装着溝14が形成してある。
前記ストッパーブロック支持溝12,ストッパーピン案内溝13,軸ピン装着溝14は全てボディユニット側に向けて開放されている。
【0014】
前記ストッパーブロック支持溝12は、ペダル使用時においてはスライドストッパー2のストッパーブロックが装着され、ペダル折り畳み時にスライドストッパー2をボディユニット3側へ押し込んだときにはストッパーブロックから離脱する長さとしてある。
また、前記ストッパーピン案内溝13は基部側が幅広部13aとしてあり、ペダル折り畳み時にスライドストッパー2をボディユニット3側へ押し込んだときには、ストッパーピンが案内溝の幅広部13aに入り込み、ケージユニット1の回動の妨げにならないようにしてある。
【0015】
前記スライドストッパー2は、対向する一対のストッパーブロック21を有し、各ストッパーブロック21のボディユニット側端部外側にストッパーピン22が突出し、前記一対のストッパーブロック21の基部は連結されている。そして、連結部にはペダル折り畳み時にスライドストッパーを押し込むための押圧部23が設けてある。
また、前記各ストッパーブロック21の端面にはスプリング受け(穴又は突起)が設けてある。
【0016】
前記ボディユニット3はクランクに取り付けられるものであり、対向する一対のストッパーブロック装着溝31と、基部外側に突出された軸ピン32とを有しており、前記ストッパーブロック装着溝31の基端面にはスプリング受け(穴又は突起)が設けてある。前記ストッパーブロック装着溝31はスライドストッパー側に向けて開放されている。
前記軸ピン32は、直角をなす2平面32a、32bを有し、折り畳み時の安定性を確保している。
図中符号4はスライドストッパー2をケージユニット1側に付勢するスプリング、符号5は閉塞ピンであって、軸ピン32が装着された軸ピン装着溝14の開放端を閉塞して使用時にケージユニット1がボディユニット3から離脱することを防止するためのものである。
【0017】
この発明の折り畳みペダルは以下のように組み立てる。
まず、前記ケージユニット1のストッパーブロック支持溝12に前記スライドストッパー2のストッパーブロック21を摺動自在に装着すると共に、前記ストッパーピン案内溝13に前記スライドストッパー2のストッパーピン22を摺動自在に装着する。
次いで、前記スライドストッパー2のストッパーブロック21に前記ボディユニット3のストッパーブロック装着溝21を摺動自在に装着すると共に、前記ケージユニット1の軸ピン装着溝14に前記ボディユニット3の軸ピン32を回動可能に装着する。このとき、スライドストッパー2のスプリング受けとボディブロック3のスプリング受け33との間にスプリング4を装着する。
最後に、ケージユニット1の端部に閉塞ピン5を装着して軸ピン装着溝14の端部を閉鎖する。
【0018】
この発明の折り畳みペダルは、使用時においてはスライドストッパー2を介してボディユニット3とケージユニット1とが固定され、スライドストッパーをボディユニット側へ移動させることによりボディユニット3とケージユニット1との固定は解除され、ボディユニット3の軸ピン32を回転軸としてケージユニット1が回動する。
【0019】
ペダル使用時には、ボディユニット3のストッパーブロック装着溝31に装着されたスライドストッパー2は、スプリング4によってケージユニット1側に押し出されている。そのため、スライドストッパー2のストッパーブロック21はケージユニット1のストッパーブロック支持溝12に装着されている。したがって、前記ストッパーブロック21を介してボディユニット3、スライドストッパー2、ケージユニット1はクランク軸の延長線上に固定される。
【0020】
折り畳み時には、スライドストッパー2の押圧部23を押して、スライドストッパー2ををスプリング4に抗してボディユニット3側へ押し込む。この作動により、ストッパーブロック21がケージユニット1のストッパーブロック支持溝12から外れ、ケージユニット1は回動可能となる。この状態でケージユニット1をボディユニット3の軸ピン32を軸として回動させるとペダルが折り畳まれる。
ここで、前記軸ピン32には平面32a、32bが形成してあるので、この何れかの平面が軸ピン装着溝14の上面又は下面に当接する。したがって、折り畳まれたケージユニットはボディブロックと直角の状態に保持される。
【0021】
上記実施形態においてはスライドストッパーの押圧手段をスプリングとして、折り畳み時にはスライドストッパーの押圧部23を押してスライドストッパー2を移動させるようにしたが、スライドストッパーをボディユニット側へ移動させるためのレバーを設けることもできる。
また、上記実施形態においては、ケージユニット1設けた溝端を閉塞ピン5によって閉塞したが、閉塞ピン5に代えてケージユニットの溝端に開放端を閉塞するブロックやカバーを取り付けることもできる。
【0022】
【発明の効果】
この発明によれば、スライドストッパーを介してボディユニットとケージユニットとを結合し、スライドストッパーに形成したストッパーブロックとケージユニットに形成したストッパーブロック支持溝との係脱によってケージユニットが固定されまた回動可能となるようにしてある。したがって、ストッパーブロックをボディユニット側へ移動させる操作のみでケージユニットの固定が解除され、これを折り畳むことができる。
そして、部品点数が極めて少ないので組み立てが容易であり、かつ使用時における調整不良が生じるおそれも回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明実施形態の分解斜視図
【図2】 同じくケージユニットの側板内側を示す図
【図3】 同じくこの発明実施形態の使用状態の斜視図
【図4】 同じくこの発明実施形態の折り畳み始動時の斜視図
【図5】 同じくこの発明実施形態の折り畳み状態の斜視図
【符号の説明】
1 ケージユニット
2 スライドストッパー
3 ボディユニット
4 スプリング
5 閉塞ピン
11 側板
12 ストッパーブロック支持溝
13 ストッパーピン案内溝
14 軸ピン装着溝
21 ストッパーブロック
22 ストッパーピン
23 押圧部
31 ストッパーブロック装着溝
32 軸ピン
Claims (3)
- ケージユニットと、このケージユニットに装着されるスライドストッパーと、このスライドストッパーに装着されるボディユニットとを有し、
前記ケージユニットは、対向する一対の側板と、各側板の中央部内側に軸方向に形成されたストッパーブロック支持溝と、各側板のボディユニット側の内側に軸方向に形成されたストッパーピン案内溝と、各側板のボディユニット側端に形成されたボディユニットの軸ピン装着溝とを有し、
前記スライドストッパーは、対向する一対のストッパーブロックと、各ストッパーブロックのボディユニット側端部外側に突出されたストッパーピンとを有し、
前記ボディユニットは、対向する一対の装着溝と、基部外側に突出された軸ピンとを有し、
前記ケージユニットのストッパーブロック支持溝に前記スライドストッパーのストッパーブロックが摺動自在かつ係脱自在に装着され、
前記ストッパーピン案内溝に前記スライドストッパーのストッパーピンが摺動自在に装着され、
前記スライドストッパーのストッパーブロックに前記ボディユニットの装着溝が摺動自在に装着され、
前記ケージユニットの軸ピン装着溝に前記ボディユニットの軸ピンが回動可能に装着され、
前記軸ピン装着溝の開放端は閉塞ピンで閉塞され、
前記スライドストッパーを前記ケージユニット側へ押圧する押圧手段が設けられた、
折り畳みペダル。 - 押圧手段は、前記スライドストッパーと前記ボディユニットとの間に装着されたスプリングとした、請求項1記載の折り畳みペダル。
- ボディユニットの軸ピンには、直角をなす2平面が形成された、請求項1又は2に記載の折り畳みペダル。
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