JP3998061B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚釣用スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、魚釣用リールは、リール本体に回転可能に支持されたハンドルからの回転駆動力の伝達部分に、歯車同士の噛合による動力伝達機構を用いているものが一般的である。このような歯車同士の噛合、すなわち、歯車列を介しての動力伝達機構は、▲1▼歯車同士の噛み合いによる動力伝達を行う場合、並行度を出さないと偏摩耗する。▲2▼歯車の噛み合い調整(バックラッシュ調整)を確実に行なわないと、振動の発生(ガタ付き)や回転不良(回転が重くなる)等の不具合が生じる。▲3▼複数の歯車を組み合わせて使用する場合、各歯車間のバックラッシュ量が積み重なって、最終的に入力体(ハンドル)と出力体(スピニングリールのロータや、両軸リールのスプール等の回転体)との間のガタが大きくなる。▲4▼長期間に亘って使用すると、歯車の摩耗によるバックラッシュ量の増大、摩耗粉塵などの影響による回転不良が発生する。
といった不具合があり、改善の余地が残されている。
【0003】
上記したようなバックラッシュを抑える技術として、本体歯車にバックラッシュ除去歯車を重合すると共にバックラッシュ除去歯車を円周方向にバネ付勢し、これを、連動する他方の歯車(連動歯車)に噛合させることでバックラッシュを除去する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構成によれば、連動歯車の歯部は、本体歯車とバックラッシュ除去歯車の歯車で弾発挟着されるため、噛み合いガタであるバックラッシュが吸収され、この結果、オシレート機構の反転時のガタ付きや異音の発生を抑止できる等、非常に優れた効果が得られるようになる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−333671号公報(図7、図8)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1に開示されている公知技術では、バックラッシュを除去する歯車は、2枚の歯車を重合し、かつバネによって一方の歯車を円周方向に付勢する構成であるため、部品点数が多くなり、コスト高となり易い。また、バックラッシュ除去歯車の組み付け時では、バネ力に抗して2枚の歯車を組み合わせるので、組み立てが面倒であり、かつ組み立て途中にバネ部材が固定部から飛び出して紛失する等、組み付け時における作業性が悪い等の問題がある。
【0006】
本発明は、上述した問題に基づいて成されたものであり、簡易な構成で歯車列におけるバックラッシュを除去することが可能な動力伝達機構を備えた魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、ハンドル軸に設けた駆動歯車との噛合で回転駆動する連動歯車に形成した偏芯突部が、スプールを装着したスプール軸に取り付けた摺動体の案内溝に係合することで、前記ハンドル軸の回転を前記スプール軸の前後往復動に変換するオシレート装置を備えた魚釣用スピニングリールにおいて、前記連動歯車の歯部に隣接するように外周部の全周に亘って弾性部材を取着し、該弾性部材は、前記ハンドル軸の駆動歯車に隣接形成した摩擦伝達回転部に所定の押圧力をもって圧接される摩擦力で駆動力の伝達を可能とし、低負荷状態では前記弾性部材の摩擦による動力伝達で駆動し、高負荷状態では弾性部材が滑ることで歯車同士による動力伝達で駆動するように、ハンドルの回転を、負荷状態に応じて摩擦動力伝達手段又は歯車動力伝達手段を通じて前記スプール軸に伝え、該スプール軸を前後往復動可能としたことを特徴とする。
【0008】
上記した弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段すなわち摩擦動力伝達手段は、外周に弾性部材を有する回転体を備えており、この回転体を相手部材となる従動回転体に摩擦力をもって圧接することで駆動力の伝達が成される。このため、歯車同士による回転動力伝達手段すなわち歯車動力伝達手段を用いた際の噛み合い誤差等による振動、或いは回転不良が一切除去されると共に、バックラッシュ調整等の噛み合い調整工程も不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は、本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は、スピニングリールの内部構成を示す側面図、図2は、主要部の拡大図、図3は、ハンドルが装着された駆動軸と釣糸平行巻き装置との間の駆動力伝達部の構成を示す図、図4は、図1のA−A線に沿った断面図、図5は、駆動力伝達部の構成を示す図、図6は、駆動力伝達部の主要部を示す図、図7及び図8は、夫々駆動力伝達部の別の構成例を示す図である。
【0010】
スピニングリールのリール本体1には、釣竿に装着されるリール脚1aが一体形成されており、その前方には回転可能に支持されたロータ(回転体)2と、ロータ2の回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプール3が配設されている。
【0011】
リール本体1内には、軸受を介してハンドル軸(駆動軸)5が回転可能に支持されており、その突出端部には、ハンドル6が取り付けられている。また、ハンドル軸5には、ハンドル6の回転操作を、前記ロータ2の回転運動、及びスプールの前後動に伝達する動力伝達機構7が係合している。この動力伝達機構7は、ロータ2を回転駆動すべく、ハンドル軸5に取り付けられ、内歯となる歯部が形成された駆動歯車8(フェースギヤ)と、この駆動歯車8に噛合すると共に、ハンドル軸5と直交する方向に延出し、内部に軸方向に貫通する空洞部が形成されたピニオン歯車9とを備えている。また、動力伝達機構7は、スプール3を前後動駆動するオシレート装置(釣糸平行巻き装置)の一部を構成しており、ハンドル軸5に装着された(図5に示すように、一体成形されていても良い)駆動歯車10と、この駆動歯車10に噛合すると共に、リール本体に回転可能に支持された連動歯車12とを備えている。
【0012】
前記ピニオン歯車9は、一対の軸受を介してリール本体内に回転可能に支持されており、その空洞部には、ハンドル軸5と直交する方向に延出し、先端側に前記スプール3を装着したスプール軸3aが軸方向に移動可能に挿通されている。また、ピニオン歯車9には、先端部に前記ロータ2が取り付けられると共に、その中間部分に一方向クラッチ13が係合しており、リール本体1の外部に取り付けられているレバー15を回動操作することで、一方向クラッチを作動させ、ハンドル6の逆回転を防止するようになっている。
【0013】
前記ロータ2には、スプール3の回りを回転するように、一対の腕部2aが一体形成されており、夫々の前端部には、ベール2bの基端部を取り付けたベール支持部材2cが釣糸巻取り位置と釣糸放出位置との間で回動自在に支持されている。なお、ベール2bの一方の基端部は、ベール支持部材2cに一体的に設けられた釣糸案内部2dに取り付けられている。
【0014】
前記連動歯車12には、その端部に偏芯突部12aが形成されており、この偏芯突部12aは、前記スプール軸3aの後端部にビス止めされた摺動体20に形成された案内溝20a内に係合されている。この結果、連動歯車12が、ハンドル6の巻取り操作によって駆動歯車10を介して回転駆動されると、偏芯突部12aは、所定の回転軌跡を移動しながら案内溝20a内に案内され、これに伴ってスプール軸3a(スプール3)を前後往復動させる。なお、摺動体20の下端には、軸受20b及び弾性部材20cが装着されており、それぞれリール本体内に形成された案内部22,23に係合して、摺動体20が安定して前後往復動するように構成されている。
【0015】
上記した構成により、ハンドル6を巻取り操作することで、動力伝達機構7を介して、ロータ2が回転駆動されると共にスプール3が前後往復駆動され、釣糸は、釣糸案内部2dを介してスプール3に均等に巻回される。すなわち、ハンドル6の巻取り操作により、ロータ2は、駆動歯車8及びピニオン歯車9を介して回転駆動され、スプール3は、駆動歯車10、連動歯車12及び摺動体20を介して前後往復駆動される。
【0016】
そして、上記した動力伝達機構7には、実際に動力伝達が成される駆動力伝達部に、弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段30が設けられている。なお、以下に詳述するように、本実施形態においては、回転動力伝達手段30は、上記した歯車による駆動力伝達部に併設されている。
【0017】
上記した連動歯車12は、駆動歯車10に対して厚肉に形成されており、その歯部12bと隣接するようにして、外周部分全周に亘って、均一の厚さでゴム等の弾性変形可能な弾性部材31が取着されている。この弾性部材31は、上記したハンドル軸5の駆動歯車10に隣接形成された摩擦伝達回転部5aに所定の押圧力をもって圧接されており、両者の間の摩擦力により、ハンドル軸5と弾性部材31との間で駆動力の伝達が可能となっている。
【0018】
上記した弾性部材31は、摩擦伝達回転部5aに対する摩擦面の軌跡を、連動歯車12の歯部12bのピッチ円径Rに対して、同一(略同一も含む)となるように形成すること、或いは異なるように形成することで、異なる効果を奏することが可能である。
【0019】
具体的には、図5及び図7に示すように、弾性部材31を、摩擦伝達回転部5aに対する摩擦面の軌跡が連動歯車12の歯部12bのピッチ円径Rに対して、同一(略同一も含む)となるように形成することで、歯車10,12の噛合による動力伝達と弾性部材31による動力伝達との間に回転差を無くすことができ、略等速で回転動力伝達することが可能になる。このため、弾性部材31による動力伝達が成される状態において、歯車10,12の両歯部10a,12bの表面同士が接触しないように設定しておくことが好ましい(両者の歯部の間には、歯車間の回転が円滑に成されるように、所定の隙間(バックラッシュ)が形成されており、両歯部が接触しないように歯車10,12を位置合わせしておく)。
【0020】
このように構成することで、低負荷状態では、歯車10,12の歯部10a,12bを接触させることなく、弾性部材31の摩擦による動力伝達手段で駆動して駆動抵抗を軽減し回転を滑らかにすることができ、高負荷状態では、弾性部材31が滑ることから、歯車同士による動力伝達で強力に駆動することができるようになり、この結果、歯車の耐久性の向上、及び摩擦による動力伝達の駆動力不足の解消を同時に図ることが可能となる。なお、高負荷状態では、弾性部材31が滑ることによって、各歯部10a,12bの歯面を常時押し付けあう力が生じるため、歯車同士の噛み合い誤差等による振動、或いは回転不良が一切除去されると共に、バックラッシュ調整等の噛み合い調整工程も不要となる。
【0021】
或いは、図6又は図8に示すように、弾性部材31を、摩擦伝達回転部5aに対する摩擦面の軌跡が連動歯車12の歯部12bのピッチ円径Rに対して、異なるように形成(図6は大径、図8は小径にした構成を示す)することで、歯車10,12の噛合による動力伝達と弾性部材31による動力伝達との間に回転差が生じ、弾性部材31の摩擦による動力伝達に滑りが生じて歯車による動力伝達に負荷(抵抗力)が加わるようになる。このため、各歯部10a,12bの歯面を常時押し付けあう力が生じることから、歯車同士の噛み合い誤差等による振動、或いは回転不良が一切除去されると共に、バックラッシュ調整等の噛み合い調整工程も不要となる。
【0022】
また、上記したバックラッシュを除去する手段によれば、単に、歯車12の歯部12bに隣接して、弾性部材31を取着するだけの構成のため、部品点数が少なく、特別な組み付け作業も必要としないことから、コストも低減することが可能となる。
【0023】
図9及び図10は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図9は、スピニングリールの内部構成を示す側面図、図10は、ピニオンとオシレート装置との間の駆動力伝達部の構成を示す図である。
【0024】
本実施形態におけるオシレート装置は、リール本体内に回転可能に支持され、スプール軸3aと平行に延出するウォームシャフト40と、スプール軸3aの基端部に抜け止め固定され、ウォームシャフト40の外周面に形成された螺旋溝40aと係合する係合ピン41aを保持した摺動子41と、ウォームシャフト40の端部に取り付けられ、ピニオン歯車9と噛合するオシレート歯車42とを備えており、ウォームシャフト40がピニオン歯車9及びオシレート歯車42を介して回転駆動されることにより、係合ピン41aが螺旋溝40aに案内されスプール軸3aが前後往復駆動されるようになっている。
【0025】
上記したオシレート装置における動力伝達機構47には、実際に動力伝達が成される駆動力伝達部に、弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段50が設けられており、本実施形態においても、回転動力伝達手段50は、歯車による駆動力伝達部(ピニオン歯車9とオシレート歯車42)に併設されている。
【0026】
上記したオシレート歯車42には、歯部42aと隣接するようにして、外周部分全周に亘って、均一の厚さでゴム等の弾性変形可能な弾性部材51が取着されている。この弾性部材51は、ピニオン歯車9の歯部9aに隣接形成された摩擦伝達回転部9bに所定の押圧力をもって圧接されており、両者の間の摩擦力により、ピニオン歯車9と弾性部材51との間で駆動力の伝達が可能となっている。なお、図に示した摩擦伝達回転部9bは、周方向に沿って凹凸状に形成されており、所定間隔をおいて弾性部材51に当接するよう構成されているが、摩擦伝達回転部9bは、円周面で構成されていても良い。また、本実施形態においても、上記した弾性部材51は、摩擦伝達回転部9bに対する摩擦面の軌跡を、オシレート歯車42の歯部42aのピッチ円径に対して、同一(略同一も含む)にしたり、異なるように形成しても良い。
このような構成においても、上述した実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0027】
以上のように、弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段は、スピニングリール内に設けられた動力伝達機構における様々な駆動力伝達部に配設することが可能である。また、このような回転動力伝達手段は、複数箇所に設けることで、リール全体として、低振動で滑らかな駆動状態が得られるようになる。或いは、弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段は、歯車同士の噛合による回転動力伝達手段に併設することなく単独で配設しても良い。このように、歯車同士の噛合による回転動力伝達手段に代えて弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段を用いることで、歯車同士の噛み合い誤差等による不快な振動を一切除去することが可能となり、バックラッシュ調整等の噛み合い調整工程を不要としながら、振動の発生及び回転不良を防止することができる。
【0028】
図11及び図12は、本発明の第3の実施形態を示す図であり、図11は、両軸受型リールの内部構成を示す平面図、図12は、図11に示す両軸受型リールの主要部の拡大図である。
【0029】
両軸受型リールのリール本体60には、左右の側板61a,61b間に、釣糸が巻回されるスプール(回転体)63が取り付けられたスプール軸64が軸受を介して回転可能に支持されている。このスプール63は、右側板61aから突出するハンドル軸65の端部に取り付けられたハンドル66を回転操作することによって動力伝達機構67を介して回転駆動される。
【0030】
この動力伝達機構67は、ハンドル軸65に装着された駆動歯車68と、この駆動歯車68に噛合すると共に、前記スプール軸64と継脱され、軸受を介して右側板内で回転自在に支持されたピニオン歯車69とを備えている。
【0031】
そして、上記した実施形態と同様、前記動力伝達機構67には、動力伝達が成される部分に弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段70が設けられており、本実施形態においても、回転動力伝達手段70は、歯車による駆動力伝達部(駆動歯車68とピニオン歯車69)に併設されている。
【0032】
上記したピニオン歯車69には、その歯部69aと隣接するようにして、外周部分全周に亘って、均一の厚さでゴム等の弾性変形可能な弾性部材71が取着されている。この弾性部材71は、駆動歯車68の歯部68aに隣接形成された円周面の摩擦伝達回転部69bに所定の押圧力をもって圧接されており、両者の間の摩擦力により、駆動歯車68と弾性部材71との間で駆動力の伝達が可能となっている。なお、本実施形態においても、上記した弾性部材71は、摩擦伝達回転部68bに対する摩擦面の軌跡を、ピニオン歯車69の歯部69aのピッチ円径に対して、同一(略同一も含む)にしたり、異なるように形成しても良い。
【0033】
以上のように、両軸受型リールにおいても、駆動力伝達機構における駆動力伝達部に、弾性部材の摩擦による回転動力伝達手段を設けることが可能であり、上述したスピニングリールと同様な作用効果が得られる。なお、本実施形態においても、弾性部材の摩擦による回転動力伝達は、各所の駆動力伝達部に設けることが可能である。例えば、スプール63の前方の左右側板61a,61b間に配設される釣糸平行巻き装置80を駆動する駆動力伝達部82の部分に配設しても良い。
【0034】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、各種の魚釣用リールにおいて適用することが可能であり、駆動力伝達が成される様々な位置に配設することが可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、簡易な構成で歯車列におけるバックラッシュを除去することが可能な動力伝達機構を備えた魚釣用スピニングリールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図であり、スピニングリールの内部構成を示す側面図。
【図2】図1に示すスピニングリールの主要部の拡大図。
【図3】ハンドルが装着された駆動軸と釣糸平行巻き装置との間の駆動力伝達部の構成を示す図。
【図4】図1のA−A線に沿った断面図。
【図5】駆動力伝達部の構成を示す図。
【図6】駆動力伝達部の主要部を示す図。
【図7】駆動力伝達部の別の構成例を示す図。
【図8】駆動力伝達部の更に別の構成例を示す図。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す図であり、スピニングリールの内部構成を示す側面図。
【図10】ピニオンとオシレート装置との間の駆動力伝達部の構成を示す図。
【図11】本発明の第3の実施形態を示す図であり、両軸受型リールの内部構成を示す平面図。
【図12】図11に示す両軸受型リールの主要部の拡大図。
【符号の説明】
1,60 リール本体
2 ロータ(回転体)
6,66 ハンドル
7,47,67 動力伝達機構
30,50,70 回転動力伝達手段
31,51,71 弾性部材
63 スプール(回転体)

Claims (1)

  1. ハンドル軸に設けた駆動歯車との噛合で回転駆動する連動歯車に形成した偏芯突部が、スプールを装着したスプール軸に取り付けた摺動体の案内溝に係合することで、前記ハンドル軸の回転を前記スプール軸の前後往復動に変換するオシレート装置を備えた魚釣用スピニングリールにおいて、前記連動歯車の歯部に隣接するように外周部の全周に亘って弾性部材を取着し、該弾性部材は、前記ハンドル軸の駆動歯車に隣接形成した摩擦伝達回転部に所定の押圧力をもって圧接される摩擦力で駆動力の伝達を可能とし、低負荷状態では前記弾性部材の摩擦による動力伝達で駆動し、高負荷状態では弾性部材が滑ることで歯車同士による動力伝達で駆動するように、ハンドルの回転を、負荷状態に応じて摩擦動力伝達手段又は歯車動力伝達手段を通じて前記スプール軸に伝え、該スプール軸を前後往復動可能としたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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