JP3997416B2 - 流量調整装置、並びに、燃焼装置 - Google Patents

流量調整装置、並びに、燃焼装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃焼装置に関するものであり、特に燃料ガスの供給量を調整するガス量調整手段に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃焼装置には、図8に示すように、モータ101と、このモータ101の作動により燃料ガス流量を調整する流量調整弁100を採用したものがある。流量調整弁100は、図9に示すようにモータ101の回転運動により弁体102に接続されたロッド105を直線的に移動させ、弁体102と弁座103との距離を調整することによって両者の隙間を調整し、これによりガス流量を調整するものである。
【0003】
流量調整弁100は、所定の発熱量の燃料ガスが供給されることを前提として設計されており、弁体102の直線方向の移動量に応じてガス流量を制御可能なように弁体102の径および弁座103の開口径が調整されている。
【0004】
流量調整弁100の分解能は、モータ101を所定量だけ回転させた時の弁体102と弁座103との隙間の変化量に依存して決定される。即ち、モータ101を所定量だけ回転させたときの前記隙間の変化量が少ないほど、流量調整弁100の分解能が高く、燃料ガスの流量を微調整することができる。
【0005】
上記したように、流量調整弁100において、モータ101の回転量と、燃料ガス流量の変化量には一定の相関関係がある。そのため、所定の燃焼量の燃料ガスが供給される場合は、モータ101の回転量を制御することにより、燃料の流量および燃焼量を的確に調整することができる。
【0006】
従来より、複数種類の燃料ガスを共用できる燃焼装置には、下記特許文献1に開示されているような開閉弁が採用されている。特許文献1に開示されている開閉弁では、開閉弁本体内に収納されているシート体により弁体のリフト量を調整するものであり、供給されるガス種に応じてシート体の厚さを変更することにより弁体のリフト量を調整し、燃料ガスの流量を調整できる。
【0007】
また、複数種の燃料ガスを共用可能な燃焼装置には、下記特許文献2に開示されているような電磁弁も採用されている。特許文献2に開示されている電磁弁は、電流の供給量を調整することにより複数段にわたる開度調整が可能な弁である。従来の燃焼装置では、燃料ガスの発熱量に応じて前記電磁弁の開度を調整することにより、燃焼作動時の発熱量の調整を行っている。
【0008】
【特許文献1】
実開平6−65733号公報
【特許文献2】
特開平6−241341号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した流量調整弁100は、モータ101の回転量を制御することにより、燃料の流量および燃焼量を的確に調整することができる。しかし、流量調整弁100の設計段階において想定された燃料ガスと発熱量の異なる燃料ガスが供給される場合、設計段階において想定されている燃料ガスの流量と燃焼量との相関関係が異なるため、モータ101の回転量を調整するだけでは燃焼量を的確に調整できなくなり、流量調整弁100の分解能が変化してしまう。さらに具体的には、例えば発熱量が設計段階において想定されていた燃料ガス(以下基準燃料ガスと称す)のn倍である高発熱量の燃料ガス(以下高発熱量ガスと称す)が供給されると、基準燃料ガスを用いた場合の1/nの回転量で、所定の発熱量に達する。そのため、図10に示すように、高発熱量ガスが供給されたときの流量調整弁100の制御領域は、基準燃料ガスが供給されたときの1/nとなる。即ち、発熱量が基準ガスのn倍である燃料ガスが供給されると、モータ101の所定回転量当たりの分解能が1/nになってしまい、発熱量の微調整が困難となる。
【0010】
また、燃焼装置に発熱量が高い燃料ガスが供給される際の発熱量制御の分解能を上げるために、ロッド105の移動距離がn倍でないと弁体102が全開にならないように調整すると、発熱量が低い基準燃料ガスを供給したときに弁体102を全開とするのにn倍の時間がかかってしまい、燃焼装置の要求燃焼量の変動に対して俊敏に対応できなくなってしまう。そのため、流量調整弁100を採用した場合、基準燃料ガスと燃焼量の異なる燃料ガスが供給されると発熱量の微調整ができない。
【0011】
上記特許文献1に開示されている開閉弁では、発熱量の異なる燃料ガスが供給される場合に、開閉弁本体内に収納されているシート体を交換せねばならないという問題がある。また、上記特許文献2に開示されているような電磁弁が採用されている。特許文献2に開示されている電磁弁は複数段にわたる開度調整が可能であるが、電磁弁自体の装置構成が複雑であるため製造が困難であるばかりか、製造コストも高くついてしまう。
【0012】
上記した問題に鑑み、本発明は燃焼量の異なる燃料ガスが供給された場合であっても、要求される燃焼量に応じた流量で燃料ガスを供給可能な流量調整装置、並びに、当該流量調整手段を備えた燃焼装置の提供を目的とした。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記した問題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、燃料ガスの流量を調整する流量調整装置であって、外部から供給される燃料ガスの流れを阻止する弁体部と、前記弁体部を所定方向に往復動させる弁体駆動手段と、弁座部とを有し、前記弁体部は、前記弁座部を弁座とする第1弁体部と、当該第1弁体部を弁座とし、第1弁体部に対して独立的に作動することにより第1弁体部との間に燃料ガス流れの上流側から下流側に連通した隙間を形成可能な第2弁体部とを具備し、前記弁体駆動手段は、モータの回転動力により弁体部を所定方向に往復動させるものであり、第1の燃料ガスが供給された場合に、第1弁体部と第2弁体部とを一体的に往復動させ、第1弁体部と弁座部との隙間Sを調整して燃料ガスの流量を調整し、前記第1の燃料ガスと単位体積当たりの発熱量又はウォッベ指数が異なる第2の燃料ガスが供給された場合に、第1弁体部に対して第2弁体部を独立的に往復動させ、第1弁体部と第2弁体部との隙間sを調整して燃料ガスの流量を調整するものであり、モータの回転量が一定である条件下において、前記隙間s,Sの開口面積の比が第1の燃料ガスおよび第2の燃料ガスの発熱量又はウォッベ指数の比と同一とされており、所定時間当たりに弁体部の下流側に流出する燃料ガスの発熱量が燃料ガスの種類に依存せず一定であることを特徴とする流量調整装置である。
【0014】
本発明の流量調整装置は、燃料ガスの種類に応じて弁体の動作が異なる。さらに具体的には、前記流量調整装置は、第1の燃料ガスが供給された場合に弁体部全体が往復動するが、第2の燃料ガスが供給された場合は弁体部の一部である第2弁体部のみが往復動するものである。そのため、本発明の流量調整装置は、供給される燃料ガスの種類に応じて、第1および第2弁体部の移動距離に対する弁体の開度が異なる。そのため、本発明の流量調整装置では、例えば各弁体部の移動距離が同一の条件下において、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量が大きい場合に、弁体部の一部である第2弁体部のみが往復動する構成とすれば、弁体の往復方向への移動距離を調整するだけで、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量にかかわらず燃焼量を的確に調整することができる。
【0015】
本発明の流量調整装置は、上記特許文献1や特許文献2に開示されている従来技術の電磁弁のように、シート体の交換や電磁コイルに印加される電流量の調整といった特別な操作を行うことなく、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量に応じた流量調整を行うことができる。
【0016】
本発明の流量調整装置では、モータの回転量と弁体部の下流側に流出する燃料ガスの発熱量との間に一定の相関関係がある。そのため、本発明の流量調整装置によれば、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量の大小にかかわらず、モータの回転量を調整するだけで要求される発熱量を得るために必要な燃料ガスの流量に調整することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、弁駆動手段が、ステッピングモータの回転動力により弁体部を所定方向に往復動させるものであり、前記ステッピングモータが特定の制御原点を中心として正方向の領域において回転する場合に、第1弁体部と第2弁体部とを一体的に往復動させ、前記ステッピングモータが前記制御原点を中心として逆方向の領域において回転する場合に、第1弁体部に対して第2弁体部を独立的に往復動させるものであり、前記ステッピングモータの正方向への回転ステップ数と逆方向への回転ステップ数とが同一である場合、弁体部の下流側に単位時間当たりに流出する燃料ガスの発熱量は、ステッピングモータの前記制御原点からの回転領域に依存せず一定であることを特徴とする請求項1に記載の流量調整装置である。
【0018】
本発明において、「正方向」、「逆方向」とはステッピングモータの回転方向を示すものであり、これをもってステッピングモータの回転方向を特定の方向に限定するものではない。
【0019】
本発明の流量調整装置は、弁体の駆動源としてステッピングモータを備えている。ステッピングモータは、外部からのパルス信号等を受けて所定のステップ数だけ回転するものであるため、弁体の開度および燃料ガスの流量を容易かつ正確に調整できる。
【0020】
本発明の流量調整装置では、所定の制御原点を基点として動作が変わる。ここで、「制御原点」とは、例えばステッピングモータの回転ステップ数がゼロである機械的な作動原点から所定ステップ数だけ正方向あるいは逆方向に回転した位置を指すものとすることができる。そして、本発明の流量調整装置は、ステッピングモータが前記制御原点を中心として正方向に回転した場合に、第1弁体部と第2弁体部とが一体的に往復動し、ステッピングモータが前記制御原点を中心として逆回転した場合に、第1弁体部に対して第2弁体部を独立的に往復動させる構成となっている。
【0021】
本発明の流量調整装置は、単位体積当たりの発熱量の大小によって上記制御原点を中心とするステッピングモータの回転方向が変わるものであり、前記制御原点を中心とするステッピングモータの回転ステップ数が同一である条件下において、弁体部の下流側に単位時間当たりに流出する燃料ガスの発熱量を一定に調整できる。そのため、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量の大小に応じてステッピングモータの回転方向を決定さえすれば、前記制御原点を中心とするモータの回転ステップ数によって燃焼量を調整することができる。
【0022】
本発明の流量調整装置は、ステッピングモータの回転ステップ数と、弁体の下流側に流出する燃料ガスの燃焼量とに相関関係を有する。即ち、本発明の流量調整装置は、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量の大小にかかわらず、燃焼量の調整の分解能が変化しない。そのため、本発明の流量調整装置によれば、上記制御原点を中心とするステッピングモータの回転ステップ数を調整するだけで、燃料ガスの流量を所定の燃焼量を得るために必要な流量に調整することができる。
【0023】
また、上記請求項1又は2に記載の発明において、弁駆動手段は、モータの回転運動により直線方向に伸縮するロッドを有し、当該ロッドの伸縮により第1弁体部および第2弁体部を往復動させることを特徴とするものであっても良い。(請求項3
【0024】
また、請求項4に記載の発明は、燃料ガスを燃焼する燃焼部と、当該燃焼部に燃料ガスを供給するガス供給配管とを備え、当該ガス供給配管と前記燃焼部との間に上記請求項1乃至3のいずれかに記載の流量調整装置を備えたことを特徴とする燃焼装置である。
【0025】
本発明の燃焼装置は、上記請求項1乃至3に記載の流量調整装置を備えたものであるため、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量の大小にかかわらず、燃焼量を的確に調整することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の一実施形態である燃焼装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態である流量調整装置を示す模式図である。図2は、図1に示す流量調整装置が備える弁体を示す斜視図である。図3は、図1に示す流量調整装置に単位体積当たりの発熱量の大きな燃料ガスが供給される場合の動作を示す模式図であり、図4は、図3に示す状態における弁体の状態を示す斜視図である。図5は、図1に示す流量調整装置に単位体積当たりの発熱量の小さな燃料ガスが供給される場合の動作を示す模式図である。図6は、図1に示す流量調整装置が備えるモータの回転ステップ数と弁体の開度との相関関係を示すグラフである。
【0027】
図1において、1は燃料ガスの流量を調整する流量調整装置である。流量調整装置1は、大別してガス流入部2と、流量調整部3とから構成されている。ガス流入部2は、ガス供給配管に接続される配管接続口6と、ガス流入部2と流量調整部3とを連通する接続部7と、接続部7の開口を開閉する電磁弁8とを具備している。接続部7には、ガス流入部2に供給され接続部7を通過する燃料ガスのガス種を判別するガス種検知センサ10が設けられている。
【0028】
また、流量調整部3は、モータ11と、モータ11に接続されたロッド12と、外観が半球状の弁体13とを備えている。また、流量調整部3には、ガス流入部2の接続部7に開口した開口部15と、弁体13の弁座として機能する弁座部16と、弁座部16を通過したガスが流入するガス流入室14とが設けられている。
【0029】
モータ11は、外部に設置される制御装置(図示せず)からのパルス信号を受け、そのパルス信号数に応じて回転軸(図示せず)が所定角度だけ回転するステッピングモータである。モータ11には、回転運動を直線運動に変換する直線化装置17を介してロッド12が接続されている。そのためロッド12は、前記制御装置から受けるパルス信号数に応じて所定距離だけ上下方向(図1 矢印A,B方向)に直線運動を行う。
【0030】
モータ11は、回転ステップ数がゼロである機械的な作動原点(図6 A点)から所定ステップ数Rだけ正方向に回転した位置がモータ11の制御の原点、即ち制御原点Bとして設定されて作動する。さらに具体的には、モータ11が作動原点Aから200ステップ分だけ正回転できるステッピングモータである場合、制御原点Bはその中間位置である100ステップ正回転した位置が制御原点Bとして設定される。また、流量制御装置1では、モータ11の回転ステップ数が制御原点Bに相当する回転ステップ数Rである時に後述する弁体13が弁座部16に当接し、隙間のない状態となっている。ロッド12は、モータ11が制御原点Bを中心として正回転すると図1の矢印A方向(上方)に直線運動し、モータ11が制御原点Bを中心として逆回転すると図1の矢印B方向(下方)に直線運動する。
【0031】
弁体13は、図1および図2に示すように第1弁体部20と第2弁体部21とから構成されている。弁体13には、第1弁体部20を下方側から上方側(図1 矢印A方向)に向けて付勢するバネ18と、第2弁体部21を上方側から下方側(図1 矢印B方向)に向けて付勢するバネ19が装着されている。第1弁体部20は、弁体13の外縁を形成する部分であり、その中央部に弁体13の頂部22側から底面23側に貫通した貫通孔25が形成されている。貫通孔25は、第2弁体部21に沿う形状に第1弁体部20を肉抜きしたものであり、頂部22側から底面23側に向けて開口面積が縮小している。
【0032】
第2弁体部21は、すり鉢状の形状を有し、弁体13の頂部22から底面23側に向けて先細りとなるように形成されたものである。第2弁体部21は、第1弁体部20を弁座とするものであり、常時は第1弁体部20の貫通孔25内に収納されている。第2弁体部21の底面23側には、上記したロッド12が接続されている。第2弁体部21は、第1弁体部20が弁座部16に当接した状態においてロッド12が上方(図1〜3 A方向)に移動すると、第1弁体部20に対して独立的に動作し、図2,3に示すように単独で上方に移動する。さらに具体的には、モータ11を制御原点Bに対して正方向領域、即ちモータ11を図6に示すガスA領域において回転させると、ロッド12が上方に移動し、バネ19に抗って第2弁体部21を上方に押し上げる。ここで、第1弁体部20は、バネ18によって上方に付勢されているため、第1弁体部20と弁座部16との間には隙間はない。そのため、第1弁体部20と第2弁体部21との間には、第2弁体部21の移動量に相当した隙間sが形成される。
【0033】
一方、弁体13が弁座部16に当接した状態において、モータ11を上記した制御原点Bに対して逆方向領域、即ち図6に示すガスB領域内で回転させると、ロッド12が下方、即ち頂部22側から底面23側に向かう方向に移動し、それに連動して第2弁体部21が下方に移動する。その際、第2弁体部21および貫通孔25は、底面23側に向かって先細りとなるように成形されているため、第2弁体部21が第1弁体部20の貫通孔25に引っかかる。そのため、ロッド12が下方(図1,4,5 B方向)に移動すると、図4,5に示すように第2弁体部21は第1弁体部20と一体的に下方に向けて移動する。さらに具体的には、モータ11が制御原点Bから回転ステップ数が減少する方向に回転する、即ちモータ11が逆回転すると、ロッド12が下方に直線運動し、第1弁体部20がバネ18に抗って下方に移動する。またこの時、第1弁体部21はバネ19によって下方に付勢されているため、弁体13は、第1弁体部20と第2弁体部21との間に隙間を形成することなく下方に移動する。そのため、モータ11が逆回転すると、第1弁体部20と弁座部16との間に、第1弁体部20の移動量に相当した隙間Sが形成される。
【0034】
流量調整装置1は、図6に示すように、モータ11の回転方向によって弁体13の開度が異なる。さらに具体的には、モータ11が制御原点Bに対して1ステップ分だけ正回転し、弁体13全体が上下方向に移動した時に弁座部16と第1弁体部20との間に形成される隙間sの開口面積の変化量は、モータ11が1ステップ分だけ制御原点Bに対して逆回転することによって第1弁体部20と第2弁体部21との間に形成される隙間Sの開口面積の変化量よりも小さい。そのため、流量調整装置1は、所定回転量あたりのガス流量の変化量が制御原点Bを始点とするモータ1の回転方向によって異なる。
【0035】
本実施形態の流量調整装置1では、ガス種検知センサ10が燃焼量の大きなガスA(例えば液化天然ガス)を検知した場合にモータ11が制御原点Bに対して正回転し、ガスAよりも燃焼量の小さなガスB(例えばメタン系天然ガス)を検知した場合にモータ11を制御原点Bに対して逆回転させる構成としている。また、流量調整装置1は、モータ1の回転量、即ち制御原点Bを始点とする回転ステップ数が一定である条件下において、例えばガスAおよびガスBの発熱量の比と、隙間s,Sの開口面積の比とが同じになるように第1弁体部20、第2弁体部21、並びに弁座部16のサイズや開口面積が設計されている。そのため、流量調整装置1の駆動を司る制御手段(図示せず)は、ガス種検知センサ10の検知信号に基づき、制御原点Bに対するモータ11の回転方向を決定し、その方向に要求される燃焼量に応じた回転ステップ数だけモータ11を回転させれば、所定の燃焼量に応じた流量の燃料ガスを供給することができる。
【0036】
本実施形態において、流量調整装置1は、供給される燃料ガスの種類を判別するガス種検知センサ10を備えたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば供給されるガス種に応じてモータ11の制御原点Bに対する回転方向を手動で切り替えるスイッチ等を設けた構成とすることも可能である。
【0037】
【実施例】
続いて、上記した流量調整装置1を用いた実施例である燃焼装置について説明する。図7は、本実施例の燃焼装置の作動原理図である。本実施例の燃焼装置30は、図7に示すように、大別して燃焼部31と、燃焼部31において発生した燃焼ガスと湯水などの熱媒体とが熱交換を行う熱交換部32と、燃焼部31に空気を供給する給気部33と、熱交換部32を通過した燃焼ガスを外部に排出する排気部35とから構成されている。
【0038】
燃焼部31は、外部から供給された燃料ガスを燃焼するバーナ36と燃焼空間部37とから構成されている。バーナ36は、11基の炎孔部材38が並列に並べられたものである。バーナ36には、燃料を供給するための燃料供給管40が接続されている。燃料供給管40の中途には、上記実施形態の流量調整装置1が接続されており、これによりバーナ36への燃料の供給量が調整されている。
【0039】
バーナ36において燃料が燃焼して発生した高温の燃焼ガスは、燃焼空間部37を通過し、熱交換部32側へと流れる。熱交換部32は、燃焼空間部37に連続しており、バーナ36の燃焼作動に伴い発生した高温の燃焼ガスと熱交換を行う熱交換器41を具備している。熱交換器41には、湯水が流れる流水回路43が接続されている。流水回路43は、外部から湯水を供給する流入側流路45と、熱交換器41において加熱された湯水を外部に供給する流出側流路46とを備えている。
【0040】
流入側流路45の中途には、水量センサ47と入水サーミスタ48とが設けられている。水量センサ47は、流入側流路45を介して外部から供給される水量を検知するものである。また、入水サーミスタ48は、外部から供給される湯水の水温を検知するものである。水量センサ47および入水サーミスタ48は、共に後述する制御装置61に接続されている。
【0041】
流出側流路46は、熱交換器41において高温の燃焼ガスと熱交換して加熱された湯水を給湯栓50に供給するものである。流出側流路46の中途には、水量調整弁51と、湯温検知サーミスタ52と、攪拌部53と、出湯サーミスタ55とが設けられている。水量調整弁51は、流出側流路46の流路を開閉することにより、水量調整弁51よりも下流側に流れる高温の湯水の流量を調整するものである。また、湯温検知サーミスタ52は、熱交換器41において加熱された高温の湯水の温度を検知するものである。
【0042】
攪拌部53は、流出側流路46と、後述するバイパス流路56との接続部に設けられている。攪拌部53では、熱交換器41において加熱された高温の湯水と、バイパス流路56を介して流入する比較的低温の湯水とが混合される。攪拌部53の下流側には、出湯サーミスタ55が設けられている。出湯サーミスタ55は、攪拌部53において攪拌された湯水の温度を検知するものである。湯温検知サーミスタ52および出湯サーミスタ55は、いずれも後述する制御装置61に接続されており、これらの検知信号が制御装置61に入力される。また、水量調整弁51は、制御装置61に接続されており、制御装置61からの信号を受けて弁を開閉し、水量調整弁51よりも下流側に流れる高温の湯水の流量を調整する。
【0043】
流入側流路45と流出側流路46とは、バイパス流路56によってバイパスされている。バイパス流路56の流出側流路46側の端部は、上記した攪拌部53に接続されている。バイパス流路56の中途には、バイパス流量センサ57とバイパス水量調整弁58とが設けられている。バイパス水量センサ57は、バイパス流路56内を流れる湯水の水量を検知するものであり、この検知結果が制御装置61に入力される。また、バイパス水量調整弁58は、制御装置61からの信号に基づいて開度を調整し、これにより攪拌部53に流れ込む水量を調整するものである。
【0044】
給気部33は、内部にファン60(送風手段)を内蔵しており、バーナ36の燃焼状態に応じてファン60の回転数を変化させ、送風量および送風圧力を調整することができる。
【0045】
制御装置61は、本実施例の燃焼装置30全体の作動を司るものであり、上記した各センサの検知信号が入力されるものであると同時に、これらの検知信号に基づいて、流量調整装置1や、水量調整弁51、バイパス水量調整弁58、バーナ36、ファン60などの駆動制御を行うものである。
【0046】
本実施例の燃焼装置30は、燃料供給管40の中途に設けられた流量調整装置1の動作に特徴を有する。以下、流量調整装置1の動作を中心として燃焼装置30の動作を説明する。
【0047】
燃焼装置30の主電源が投入された状態で、給湯栓50が開栓されると、流入側流路45を介して熱交換器41側に外部から湯水が流入しはじめる。水量センサ47が水流を検知すると、制御装置61は、水量センサ47によって検知された入水量および入水サーミスタ48の検知温度に基づき、所定温度に湯水を加熱するのに必要な燃焼量(要求燃焼量Q)を決定する。
【0048】
制御装置61は、水量センサ47が水流を検知すると、流量調整装置1の電磁弁8を開成し、外部から供給される燃料ガスを流量調整部3側に向けて供給する。続いて、制御装置61は、流量調整装置1の接続部7に設けられたガス種検知センサ10により検知されたガス種に応じて、モータ11の制御原点Bに対する回転方向を決定する。さらに詳細には、燃料供給管40を介して外部から供給された燃料ガスが燃焼量の大きなガスAであると判別された場合、制御装置61はモータ11を要求燃焼量Qに応じたステップ数Nだけ制御原点Bに対して正回転させる。これにより、第1弁体部20と第2弁体部21との隙間が調整され、要求燃焼量Qに見合った量の燃料ガスがバーナ36側に供給される。一方、外部から供給された燃料ガスがガスAよりも燃焼量の小さなガスBである場合、制御装置61はモータ11を要求燃焼量Qに応じたステップ数Nだけ制御原点Bに対して逆回転させる。これにより、第1弁体部20と第2弁体部21とが一体的に動作し、要求燃焼量Qに見合った量の燃料ガスがバーナ36側に供給される。要するに、制御装置61は、外部から供給された燃料ガスの燃焼量の大小に基づいてモータ11の制御原点Bに対する回転方向(回転領域)を決定すると共に、要求燃焼量Qに応じて決定される回転量、即ち回転ステップ数Nだけモータ11を回転させる。制御装置61は、バーナ36の炎孔部材38から噴射される燃料の噴射量に応じてファン60の回転数を調整し、安定燃焼に必要な量の空気を燃焼部31に供給する。
【0049】
バーナ36は、外部から供給された燃料を燃焼し、燃焼空間部37内に火炎を形成する。燃料の燃焼により発生する高温の燃焼ガスは、燃焼空間部37内を移動し、熱交換器32側に流れる。
【0050】
一方、外部から供給される湯水の一部は、流入側流路45を介して熱交換器41内に流れ込む。また、外部から供給される湯水の残部は、バイパス流路56内を流れ、攪拌部53に流れ込む。バイパス流路56内を流れる湯水の流量は、バイパス水量調整弁58の開度を変化させることにより調整される。
【0051】
熱交換器41に流入した湯水は、燃焼空間部37内を移動してきた高温の燃焼ガスと熱交換を行い加熱される。熱交換器41において加熱された湯水は、流出側流路46側へと流れ出す。制御装置61は、給湯栓50における給湯量および給湯温度に応じて水量調整弁51およびバイパス水量調整弁58の開度を調整する。
【0052】
本実施例の燃焼装置30は、上記した流量調整装置1を備えたものであるため、燃焼量と制御原点Bに対するモータ11の回転量(回転ステップ数)との間に一定の相関関係がある。即ち、流量調整装置1は、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量に応じてモータ11の制御原点Bに対する回転方向を変換することにより、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量の大小に左右されることなく燃焼量を調整することができる。そのため、本実施例の燃焼装置30は、供給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量の大小に依存することなく、燃焼量の調整を精度良く行うことができる。
【0053】
上記した実施形態において流量調整装置1は、供給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量を指標として弁体13が動作するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばウォッベ指数のように燃料ガスの発熱量に相当するものを指標として動作する構成であってもよい。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、弁体の往復方向への移動距離を調整するだけで、燃料の種類にかかわらず燃焼量を的確に調整可能な流量調整装置を提供できる。
【0055】
請求項1に記載の発明によれば、モータの回転量を調整するだけで要求される発熱量に応じた燃料ガス流量に調整することができる流量調整装置を提供できる。
【0056】
請求項2に記載の発明によれば、燃料ガスの単位体積当たりの発熱量の大小に応じてステッピングモータの回転領域さえ決定すれば、制御原点からのモータの回転ステップ数に応じて燃焼量を調整することができる。
【0057】
請求項3に記載の発明によれば、モータの回転により弁体部を的確に往復動させ、燃料ガスの流量を調整できる。
【0058】
請求項4に記載の発明によれば、単位体積当たりの発熱量の異なる複数種の燃料ガスに対して互換性を有する燃焼装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である流量調整装置を示す模式図である。
【図2】 図1に示す流量調整装置が備える弁体を示す斜視図である。
【図3】 図1に示す流量調整装置に単位体積当たりの発熱量の大きな燃料ガスが供給される場合の動作を示す模式図である。
【図4】 図3に示す状態における弁体の状態を示す斜視図である。
【図5】 図1に示す流量調整装置に単位体積当たりの発熱量の小さな燃料ガスが供給される場合の動作を示す模式図である。
【図6】 図1に示す流量調整装置が備えるモータの回転ステップ数と弁体の開度との相関関係を示すグラフである。
【図7】 本発明の一実施例である燃焼装置の作動原理図である。
【図8】 従来技術の流量調整装置を示す模式図である。
【図9】 図8に示す流量調整装置の動作を示す模式図である。
【図10】 図8に示す流量調整装置が備えるモータの回転量と弁体の開度との相関関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 流量調整装置
3 流量調整部
11 モータ
12 ロッド
13 弁体
16 弁座部
20 第1弁体部
21 第2弁体部
30 燃焼装置
31 燃焼部
40 燃料供給管
61 制御装置
s,S 隙間
B 制御原点

Claims (4)

  1. 燃料ガスの流量を調整する流量調整装置であって、外部から供給される燃料ガスの流れを阻止する弁体部と、前記弁体部を所定方向に往復動させる弁体駆動手段と、弁座部とを有し、前記弁体部は、前記弁座部を弁座とする第1弁体部と、当該第1弁体部を弁座とし、第1弁体部に対して独立的に作動することにより第1弁体部との間に燃料ガス流れの上流側から下流側に連通した隙間を形成可能な第2弁体部とを具備し、前記弁体駆動手段は、モータの回転動力により弁体部を所定方向に往復動させるものであり、第1の燃料ガスが供給された場合に、第1弁体部と第2弁体部とを一体的に往復動させ、第1弁体部と弁座部との隙間Sを調整して燃料ガスの流量を調整し、前記第1の燃料ガスと単位体積当たりの発熱量又はウォッベ指数が異なる第2の燃料ガスが供給された場合に、第1弁体部に対して第2弁体部を独立的に往復動させ、第1弁体部と第2弁体部との隙間sを調整して燃料ガスの流量を調整するものであり、モータの回転量が一定である条件下において、前記隙間s,Sの開口面積の比が第1の燃料ガスおよび第2の燃料ガスの発熱量又はウォッベ指数の比と同一とされており、所定時間当たりに弁体部の下流側に流出する燃料ガスの発熱量が燃料ガスの種類に依存せず一定であることを特徴とする流量調整装置。
  2. 弁駆動手段は、ステッピングモータの回転動力により弁体部を所定方向に往復動させるものであり、前記ステッピングモータが特定の制御原点を中心として正方向の領域において回転する場合に、第1弁体部と第2弁体部とを一体的に往復動させ、前記ステッピングモータが前記制御原点を中心として逆方向の領域において回転する場合に、第1弁体部に対して第2弁体部を独立的に往復動させるものであり、前記ステッピングモータの正方向への回転ステップ数と逆方向への回転ステップ数とが同一である場合、弁体部の下流側に単位時間当たりに流出する燃料ガスの発熱量は、ステッピングモータの前記制御原点からの回転領域に依存せず一定であることを特徴とする請求項1に記載の流量調整装置。
  3. 弁駆動手段は、ステッピングモータの回転運動により直線方向に伸縮するロッドを有し、当該ロッドの伸縮により第1弁体部および第2弁体部を往復動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の流量調整装置。
  4. 燃料ガスを燃焼する燃焼部と、当該燃焼部に燃料ガスを供給するガス供給配管とを備え、当該ガス供給配管と前記燃焼部との間に上記請求項1乃至3のいずれかに記載の流量調整装置を備えたことを特徴とする燃焼装置。
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