JPH09101026A - 焼成炉の燃焼制御システム - Google Patents

焼成炉の燃焼制御システム

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JPH09101026A
JPH09101026A JP7293230A JP29323095A JPH09101026A JP H09101026 A JPH09101026 A JP H09101026A JP 7293230 A JP7293230 A JP 7293230A JP 29323095 A JP29323095 A JP 29323095A JP H09101026 A JPH09101026 A JP H09101026A
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Tadashi Takai
規 高井
Akihiro Kito
明裕 鬼頭
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料ガス量調節幅を広くすることができる焼成
炉の燃焼制御システム。 【解決手段】焼成炉に配設した複数のガスバーナ1,1
と、各ガスバーナ1から延設したガス供給管2の途中に
配設したガス量調節用ガバナ3と、各ガス量調節用ガバ
ナ3の背圧室3aと集合空気配管19とを接合する分岐
空気配管4と、集合空気配管19に接合した背圧設定具
16と、炉内温度を検知して背圧設定具16を操作する
コントローラ7とを備えた焼成炉の燃焼制御システムに
おいて、背圧設定具16は集合空気配管19の途中に配
設した可変ガバナ17と、可変ガバナ17より下流側で
集合空気配管19に接合した空気逃がし具18とを用
い、可変ガバナ17に備えた圧力設定具29をコントロ
ーラ7で操作するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイル焼成用ロー
ラハースキルン等の焼成炉に備えたガスバーナの燃焼を
制御するためのシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】焼成炉は、予熱ゾーン,焼成ゾーン及び
冷却ゾーン等に区分され、各ゾーンに複数のガスバーナ
を配設したものがある。各ゾーンに配設した各ガスバー
ナは、炉内のゾーン温度が設定温度を維持するように燃
焼制御が行われる。この燃焼制御を行う焼成炉の燃焼制
御システムは、図3に示す如く、焼成炉に配設した複数
のガスバーナ1,1と、各ガスバーナ1から延設したガ
ス供給管2の途中に配設したガス量調節用ガバナ3と、
各ガス量調節用ガバナ3の背圧室3aと集合空気配管5
とを接合する分岐空気配管4と、集合空気配管5に接合
した背圧設定具6と、炉内温度を検知して背圧設定具6
を操作するコントローラ7とを備え、1個のコントロー
ラ7で複数のガスバーナ1,1の燃焼を制御するもので
ある。
【0003】各ガス供給管2は、その途中に配設した流
量調節用のボールバルブ8を介してガス本管9に接合し
てある。各ガスバーナ1から延設した燃焼用空気供給管
10は、その途中に配設した流量調節用のバタフライバ
ルブ11を介してゾーン空気配管12に接続してある。
ゾーン空気配管12は、その途中に配設した流量調節用
のバタフライバルブ13を介して空気本管14に接続し
てある。
【0004】前記集合空気配管5は、ゾーン空気配管1
2に接合すると共に、その途中に逃がし用バタフライバ
ルブからなる背圧設定具6を接続してある。背圧設定具
6は、バタフライ弁体の開閉度をコントローラ7で操作
することにより、ゾーン空気配管12から供給された空
気を大気に逃がす量を増減して分岐空気配管4に供給す
る空気圧を調節するものである。この燃焼制御システム
は、炉内のゾーン温度が降下すると、コントローラ7で
背圧設定具6の開度を絞つて分岐空気配管4に供給する
空気圧を上昇させることにより、各ガバナ3の背圧室3
a(図4参照)の圧力を上昇させ、ガバナ3に内蔵され
ている流量調節弁3bの開度を大きくして、各バーナ1
に対する燃料ガスの供給量を増大させる。逆に、炉内の
温度が上昇すると、コントローラ7で背圧設定具6の開
度を開けて分岐空気配管4に供給する空気圧を低下させ
ることにより、各ガバナ3の背圧室3aの圧力を低下さ
せ、ガバナ3の流量調節弁3bの開度を小さくして、各
バーナ1に対する燃料ガスの供給量を減少させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、背圧設定具
6に用いるバタフライバルブは、バタフライの回動角の
変化に対して流量が極端に変化する領域があるため、逃
がし量を微妙に制御することが困難である。その結果、
従来のシステムでは、燃料ガス量調節幅が極端に狭く、
制御対象ゾーンの温度変化に追従できないことがあり、
更に他のゾーンの温度管理にも悪い影響を与えることが
ある。そのため、従来のシステムでは、焼成品の歩留り
を非常に悪くすることがある。
【0006】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めに、燃料ガス量調節幅を広くすることができる焼成炉
の燃焼制御システムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、焼成炉に配設した複数のガスバーナと、各ガス
バーナから延設したガス供給管の途中に配設したガス量
調節用ガバナと、各ガス量調節用ガバナの背圧室と集合
空気配管とを接合する分岐空気配管と、集合空気配管に
接合した背圧設定具と、炉内温度を検知して背圧設定具
を操作するコントローラとを備えた焼成炉の燃焼制御シ
ステムにおいて、前記背圧設定具は集合空気配管の途中
に配設した可変ガバナと、可変ガバナより下流側で集合
空気配管に接合した空気逃がし具とを用い、可変ガバナ
に備えた圧力設定具を前記コントローラで操作するよう
にしたことを特徴とする焼成炉の燃焼制御システムであ
る。請求項2記載の本発明の要旨は、前記圧力設定具
は、前記可変ガバナに内蔵したダイヤフラム押圧用コイ
ルバネの受座と、コイルバネの圧縮方向に沿つて受座の
位置を変更させる調節ネジとを備え、調節ネジを前記コ
ントローラで回転させるようにした請求項1記載の焼成
炉の燃焼制御システムである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る焼成炉の燃焼
制御システム(以下、「本発明システム」という)を図
1及び図2に示す実施の態様に基づいて説明する。本発
明システムの改良点は、図1に示す如く、背圧設定具1
6を、集合空気配管19の途中に配設した可変ガバナ1
7と、可変ガバナ17より下流側で集合空気配管19に
接合した空気逃がし具18とで構成し、可変ガバナ17
に備えた圧力設定具29をコントローラ7で操作するよ
うにしたことである。この改良点以外の構成は従来の構
成と実質的に同一であり、同一符号は同一構成部材を示
す。
【0009】上記集合空気配管19は、始端19aをゾ
ーン空気配管12に接合すると共に終端19bを分岐空
気配管4に接合してある。集合空気配管19は、可変ガ
バナ17より上流側にストレーナー20を接合すると共
に、ストレーナー20より上流側と空気逃がし具18よ
り下流側とを弁付きバイパス管21で連絡してある。弁
付きバイパス管21は、常閉状態であつて、可変ガバナ
17又はコントローラ7が故障したときに、手動で開弁
して分岐空気配管4に適宜圧の空気を供給するものであ
る。弁付きバイパス管21を用いるときには、バルブ2
2,23を閉弁状態にする。
【0010】前記空気逃がし具18は、ニードルバルブ
等から構成され、少量の空気を逃がすことにより、ゾー
ン空気配管12から供給される空気が可変ガバナ17を
常時流れるようにするためのものである。可変ガバナ1
7は、図2に示す如く、空気流路24を形成したケーシ
ング25と、空気流路24に形成した弁座30と、ケー
シング25の内部を上方の圧力設定室25aと下方の空
気室25bとに区画するダイヤフラム26と、ダイヤフ
ラム26に接合した弁体27と、圧力設定室27aに内
蔵したコイルバネ28及び圧力設定具29とを備えてい
る。
【0011】上記可変ガバナ17は、空気流路24の下
流側24aと空気室25bとを連通孔31で連通してあ
り、空気流路24を流れる空気が少量又はゼロのときに
は、コイルバネ28の圧縮力で弁体27を下方に押圧す
ることにより、弁座30と弁体27との間の開度を大き
くし、逆に空気流路24を流れる空気が多量のときに
は、空気室25bに流入した空気力でダイヤフラム26
をコイルバネ28の圧縮力に抗して押圧することによ
り、弁体27を上方に持ち上げて開度を小さくする。可
変ガバナ17は、コイルバネ28の圧縮力と空気室25
bの空気圧とが均衡する状態で弁体27が停止して、空
気流路24を流れる空気量を一定にすることにより、分
岐空気配管4に供給する空気圧を設定圧力に維持させ
る。
【0012】前記可変ガバナ17の圧力設定具29は、
ダイヤフラム26を開弁方向へ押圧するコイルバネ28
の受座32と、コイルバネ28の圧縮方向に沿つて受座
32の位置を変更させる調節ネジ33とからなり、調節
ネジ33を回転させることにより受座32の上下位置を
変更させ、コイルバネ28の圧縮力を調節する。圧力設
定具29は、受座32を押し下げてコイルバネ28の圧
縮力を大きくしたときには、空気流路24を流れる空気
量を増大させることにより、分岐空気配管4に供給する
空気圧を上昇させ、逆に受座32を持ち上げてコイルバ
ネ28の圧縮力を小さくしたときには、空気流路24を
流れる空気量を減少させることにより、分岐空気配管4
に供給する空気圧を降下させる。
【0013】本発明システムは、炉内のゾーン温度が降
下すると、コントローラ7で可変ガバナ17の受座32
を押し下げ分岐空気配管4に供給する空気圧を上昇させ
ることにより、各ガスバーナ1のガバナ3の背圧室3a
の圧力を上昇させ、ガバナ3に内蔵されている流量調節
弁3bの開度を大きくして、各バーナ1に対する燃料ガ
スの供給量を増大させる。逆に、炉内の温度が上昇する
と、コントローラ7で可変ガバナ17の受座32を持ち
上げて分岐空気配管4に供給する空気圧を低下させるこ
とにより、各ガバナ3の背圧室3aの圧力を低下させ、
ガバナ3の流量調節弁3bの開度を小さくして、各バー
ナ1に対する燃料ガスの供給量を減少させる。
【0014】可変ガバナ17は、受座32の上下変位量
に比例してコイルバネ28の圧縮力が増減するため、分
岐空気配管4に供給する空気圧の調節範囲も広範囲とな
る。その結果、本発明システムでは、燃料ガス量調節幅
が広範囲となり、制御ゾーンの微妙な温度変化に追従で
きると共に、他のゾーンの温度管理にも悪い影響を与え
ることがなくなる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明システムは、燃
料ガス量調節幅を広くすることができることから、焼成
品の歩留りを飛躍的に向上させることができる優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る焼成炉の燃焼制御システムの実施
の形態を示す配管図である。
【図2】可変ガバナを拡大して示す断面図である。
【図3】従来の焼成炉の燃焼制御システムの実施の形態
を示す配管図である。
【図4】ガス量調節用ガバナを拡大して示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ガスバーナ 2…ガス供給管 3…ガス量調節用ガバナ 3a…背圧室 4…分岐空気配管 7…コントローラ7 16…背圧設定具 17…可変ガバナ 18…空気逃がし具 19…集合空気配管 26…ダイヤフラム 28…コイルスプリング 29…圧力設定具 33…調節ネジ 32…受座

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成炉に配設した複数のガスバーナと、
    各ガスバーナから延設したガス供給管の途中に配設した
    ガス量調節用ガバナと、各ガス量調節用ガバナの背圧室
    と集合空気配管とを接合する分岐空気配管と、集合空気
    配管に接合した背圧設定具と、炉内温度を検知して背圧
    設定具を操作するコントローラとを備えた焼成炉の燃焼
    制御システムにおいて、前記背圧設定具は集合空気配管
    の途中に配設した可変ガバナと、可変ガバナより下流側
    で集合空気配管に接合した空気逃がし具とを用い、可変
    ガバナに備えた圧力設定具を前記コントローラで操作す
    るようにしたことを特徴とする焼成炉の燃焼制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記圧力設定具は、前記可変ガバナに内
    蔵したダイヤフラム押圧用コイルバネの受座と、コイル
    バネの圧縮方向に沿って受座の位置を変更させる調節ネ
    ジとを備え、調節ネジを前記コントローラで回転させる
    ようにした請求項1記載の焼成炉の燃焼制御システム。
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