JPH05187629A - 炉温度制御方法 - Google Patents

炉温度制御方法

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Publication number
JPH05187629A
JPH05187629A JP2447892A JP2447892A JPH05187629A JP H05187629 A JPH05187629 A JP H05187629A JP 2447892 A JP2447892 A JP 2447892A JP 2447892 A JP2447892 A JP 2447892A JP H05187629 A JPH05187629 A JP H05187629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
combustion
control system
furnace
furnace temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP2447892A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Imaizumi
正 今泉
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP2447892A priority Critical patent/JPH05187629A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナを熱源とする工業用炉において、バー
ナの単位時間内の発熱量を実質的に大幅に変化させるこ
とができ、炉内温度を広範に調節し得るようし、しかも
炉内温度を目標温度に精度良く維持できるようにする。 【構成】 炉内温度を検出しバーナ3へ送給する燃焼用
空気,燃料等の供給量を制御器12を介して流量調節弁
7,8により操作することによりバーナ3の燃焼を止め
ることなく炉内温度を目標温度にフィードバック制御す
る連続燃焼式制御系と、上記連続燃焼式制御系の作動中
にバーナ3への燃焼用空気,燃料等の供給量が低流量カ
ットポイントを下まわったときに移行する間歇燃焼式制
御系とを具備し、該間歇燃焼式制御系は、予め決められ
た周期ごとに前記制御器12より出力される所要操作量
に相当する時間長をもってバーナ3を燃焼させるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナを熱源とする工
業用炉において、バーナの燃焼を制御し炉内温度を目標
温度に安定的にコントロールする炉温度制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ラジアントチューブバーナが設けられた
熱処理炉、或いは直火式加熱炉等の熱源としてバーナを
使用している工業用炉においては、炉内温度を目標温度
にコントロールするために、従来から炉内温度を検出し
バーナへ送給される燃焼用空気,燃料等の供給量をPI
D調節計等の制御器を介して流量調節弁により操作する
ことによりフィードバック制御する方式が採られてい
る。
【0003】しかし流量調節弁を絞ることによってバー
ナの燃焼を安定して変化させ得る発熱量の範囲は1:3
程度であり、それ以下に流量調節弁を絞ると燃焼不良を
起こし事故を招くおそれがある。
【0004】そこで上記変化範囲を拡大するため従来か
ら間引き制御が行なわれていた。この間引き制御とは、
複数のバーナが設けられている場合、それを例えば2つ
の系統に分け、発熱量が少ないときは一方の系統のバー
ナのみを燃焼させ他方の系統のバーナは休止させ、多く
の発熱量を要するときは両系統のバーナとも燃焼させる
ようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のようにバ
ーナを複数の系統に分割すると、電磁弁,調節弁,操作
スイッチ,電気回路等の機器がその分割数にほぼ比例し
て数倍必要になって来るためコストがかさむという問題
がある。
【0006】また、上記PID調節計等の制御器は、検
出温度と目標温度との偏差の比例項と積分項と微分項と
を三要素とする操作量が出力され、周知のように、炉内
温度を目標温度に早期に安定的に収束させようとするも
のであるが、実際の炉操業においては、上記各項の係数
が例えば均熱時における加熱と冷却の切換を伴なう時に
温度偏差のふらつきを小さくするための値と、温度目標
値の変化に炉温を追従させる時の過渡応答を良くするた
めの値とでは相違するなど調整が難しく、かつ性能に限
界があった。また加熱と冷却の切換時には積分項を排除
し切換応答性を高めることもあったので加熱と冷却の切
換えを伴なう区間(均熱時等)において積分項本来の機
能が得られず制御性能がよくなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の炉温度制御方法
は上記課題を解決しようとするもので、炉内温度を検出
しバーナへ送給する燃焼用空気,燃料等の供給量を制御
器を介して流量調節弁により操作することによりバーナ
の燃焼を止めることなく炉内温度を目標温度にフィード
バック制御する連続燃焼式制御系と、上記連続燃焼式制
御系の作動中にバーナへの燃焼用空気,燃料等の供給量
が低流量カットポイントを下まわったときに移行する間
歇燃焼式制御系とを具備し、該間歇燃焼式制御系は、予
め決められた周期ごとに、前記制御器より出力される所
要操作量に相当する時間長をもってバーナを燃焼させる
ようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】系統を複数にすることなく発熱量変化範囲を広
くできるので低コストで制御系の性能を向上させること
ができる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1において、1は炉体2に設けられたラジアントチュ
ーブで、その一端にバーナ3が設けられている。4は該
バーナ3に燃焼用空気を供給する給気管、5は該バーナ
3に燃料を供給する給ガス管である。
【0010】給気管4にはコントロールモータ6によっ
て開度を調節し得る流量調節弁7が設けられている。8
は該給ガス管5に設けられた流量調節弁で、該流量調節
弁8は給気管4と給ガス管5の差圧により作動するダイ
ヤフラム9により開度が調節され、該給ガス管5を流れ
る燃料量が給気管4を流れる空気量に比例しバーナ3に
おける空燃比が常に望ましい値に保たれるようにしてい
る。10は給ガス管5に設けられた低流量カット弁であ
る。
【0011】11は炉体2内の温度を検出する熱電対で
ある。しかしてこの制御系では、熱電対11によって検
出された炉内温度と目標温度との偏差が演算されその偏
差がPID調節計等の制御器12に入力される。制御器
12はその偏差の大小,時間的変位,時間的累積、即
ち、比例値,微分値,積分値を演算するもので、その和
が操作量としてロジック回路13に出力される。
【0012】ロジック回路13では制御器12から受け
た操作量に従い流量調節弁7に開度を指令する。このた
め給気管4を通してバーナ3に流量調節弁7の開度に即
した燃焼用空気が供給されると共に、その流量に従いダ
イヤフラム9によって流量調節弁8の開度が調節される
ためにバーナ3にその燃料ガスが供給されバーナ3で燃
焼しラジアントチューブ1を介して炉体2内を加熱す
る。
【0013】このような連続燃焼式制御系にロジック回
路13より指令される流量調節弁7の開度は制御器12
より出力される操作量に従い変化する。即ち図2に例示
したようにロジック回路13より指令される流量調節弁
7の開度が所定の低流量カットポイント以上であるとき
は、低流量カット弁10は開状態にあり該ロジック回路
13より指令される流量調節弁7の開度が制御器12よ
り出力される操作量に比例して増大するようにし、該流
量調節弁7,流量調節弁8の開度が調節されることによ
りバーナ3の発熱量が調整され、そのとき熱電対11に
て検出される炉内温度がフィードバックされることによ
り炉内温度が目標温度に自動制御されるようにしてい
る。
【0014】一方、炉内温度が目標温度に近くなり制御
器12より出力される操作量が小さくなって流量調節弁
7に指令される開度が低流量カットポイントを下まわっ
たとき間歇燃焼式制御系に移行する。この間歇燃焼式制
御系ではロジック回路13は図4に示したように流量調
節弁7および低流量カット弁10に予め決められた一定
周期tごとに開指令を出す。この開指令の出ている時間
長m、即ちバーナ3の燃焼持続時間は図3に示したよう
に制御器12より出力される操作量に比例して(A),
(B),(C)に示したように次第に長くなるようにす
る。なおこのときの流量調節弁7の開度は低流量カット
ポイントの少し上に保持される。
【0015】このように一定周期tでバーナ3を燃焼さ
せると共にその燃焼持続時間mが操作量に比例して制御
されることによってその時間内の発熱量が制御され、炉
内温度を目標温度に維持できる。そして低流量カットポ
イント以上になったときはこの間歇燃焼式制御系から元
の連続燃焼式制御系に戻されロジック回路13は流量調
節弁7に元どおり開度指令を出すようになる。
【0016】なお周期tは短かく設定したほうが炉内温
度の変動幅をより小さくできるが、あまり短かくすると
流量調節弁7,低流量カット弁10の開閉頻度がはげし
くなりその耐久性が問題となるので、実用上2〜5分程
度が望ましく、その場合均熱時の炉内温度変動幅を2℃
以内に抑えることができ、従来の変動幅(7℃以上)に
比べ大幅な改善が認められた。なお周期tの最適値は炉
の温度特性や弁の耐久性等を考慮して決定されるので上
記2〜5分の範囲外になることもあるのは言うまでもな
い。
【0017】
【発明の効果】このように本発明の炉温度制御方法は、
連続燃焼式制御系と間歇燃焼式制御系を具備することに
よつてバーナの単位時間内の発熱量を実質的に大幅に変
化させることができ、炉内温度を広範に調節し得るよう
になる。しかも炉内温度を目標温度に精度良く維持でき
るようになり制御性能が向上する有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る炉温度制御方法のブロック図。
【図2】操作量と流量調節弁開度の関係を示す線図。
【図3】操作量とバーナの燃焼持続時間の関係を示す線
図。
【図4】バーナ燃焼のタイミングチャート。
【符号の説明】
2 炉体 3 バーナ 4 給気管 5 給ガス管 7 流量調節弁 8 流量調節弁 10 低流量カット弁 11 熱電対 12 制御器 13 ロジック回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内温度を検出しバーナへ送給する燃焼
    用空気,燃料等の供給量を制御器を介して流量調節弁に
    より操作することによりバーナの燃焼を止めることなく
    炉内温度を目標温度にフィードバック制御する連続燃焼
    式制御系と、上記連続燃焼式制御系の作動中にバーナへ
    の燃焼用空気,燃料等の供給量が低流量カットポイント
    を下まわったときに移行する間歇燃焼式制御系とを具備
    し、該間歇燃焼式制御系は、予め決められた周期ごと
    に、前記制御器より出力される所要操作量に相当する時
    間長をもってバーナを燃焼させるようにしたことを特徴
    とする炉温度制御方法。
JP2447892A 1992-01-14 1992-01-14 炉温度制御方法 Pending JPH05187629A (ja)

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JP2447892A JPH05187629A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 炉温度制御方法

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JP2447892A JPH05187629A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 炉温度制御方法

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JPH05187629A true JPH05187629A (ja) 1993-07-27

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ID=12139287

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JP2447892A Pending JPH05187629A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 炉温度制御方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107525092A (zh) * 2017-10-18 2017-12-29 西安昱昌环境科技有限公司 旋转式rto的温度控制系统及方法

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