JP3996784B2 - 磁気転写装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大容量、高記録密度の磁気記録再生装置に用いられるハードディスク等の被転写盤に所定の情報信号を磁気転写記録する磁気転写装置に関する。特に小型の被転写盤に適する磁気転写装置に関する
【0002】
【従来の技術】
マスターディスクとも称される転写盤に記録された磁気的な情報をハードディスク、フレキシブルディスク、その他の盤形状を備えた被転写盤に対して磁気転写するための装置として、従来から図11(A)、図11(B)に示したような構成が用いられている。
【0003】
図11(A)において、101は転写盤、102は被転写盤、103は盤設置台、104は永久磁石、105は転写盤保持手段としての転写盤保持部材、110は排気ダクト、111は管継手、112は三方弁、113は排気装置である。
【0004】
中央部が開口した円板状の被転写盤102が盤設置台103上の凹部に載置される。円板状の転写盤101が、その中央部を転写盤保持部材105により減圧吸着されて搬送され、被転写盤102上に重ねられる。そして、三方弁112を操作して排気装置113により盤設置台103と転写盤101とで形成された密閉空間内を減圧して、転写盤101と被転写盤102とを密着させる。この状態で永久磁石104を転写盤101上で、転写盤保持部材105の回りを回転させることで転写盤101に直流励磁磁界を印加する。これにより、転写盤101上に形成された信号パターンに対応した情報信号が被転写盤102に磁気記録される。
【0005】
上記の磁気転写装置では、被転写盤102の径が十分に大きいため、転写盤保持部材105で転写盤101を保持した状態で、磁気転写するのに必要な位置に永久磁石104を配置することが可能である。
【0006】
磁気記録再生装置などの各種装置の小型化に対する要求に伴って、それらの装置に搭載される被転写盤が小径化する傾向がある。被転写盤102が小径化すると、磁界印加手段である永久磁石104を被転写盤102の中心に近い領域にも対向するように配置する必要が生じる。しかしながら上記の装置では、永久磁石104と転写盤保持部材105とが機械的に干渉してしまうという問題があった。
【0007】
これに対して、径が小さい被転写盤に対して磁気転写を可能にする従来の装置を図11(B)に示す。
【0008】
図11(B)において、201は転写盤、202は被転写盤、203は盤設置台、204は永久磁石、205は転写盤保持手段としての転写盤保持部材、210は排気ダクト、211は管継手、212は三方弁、213は排気装置である。
【0009】
本装置でも、盤設置台203上の凹部に載置された被転写盤202上に、転写盤保持部材205を用いて転写盤201を載置し、盤設置台203と転写盤201とで形成された密閉空間内を減圧して、転写盤201と被転写盤202とを密着させる。以上の動作は図11(A)に示した装置と同様である。但し、本装置では次の磁気転写工程において、転写盤保持部材205を上昇させ、転写盤201と離間させた状態で、永久磁石204を転写盤201上で回転させて磁気転写を行なう点で、図11(A)に示した装置と異なる。
【0010】
このように図11(B)の装置では、磁界印加時に転写盤保持部材205を転写盤201から離間させることにより、永久磁石204と転写盤保持部材205との干渉を回避して、小径の被転写盤202に対して永久磁石204を所望の位置に配置することを可能にしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11(B)の装置のように、一旦転写盤保持部材205を転写盤201から離間させてしまうと、再度転写盤201を保持したときに転写盤201の位置ずれが生じてしまうという問題があった。従って、被転写盤202を別のものに順次交換して複数の被転写盤202に対して磁気転写を繰り返し行なう場合、毎回、被転写盤202と転写盤201との相対的位置合わせが必要となり、被転写盤1枚あたりの磁気転写に要する時間が大幅に長くなり、量産時の時間ロスが非常に大きくなる。
【0012】
また、転写のたびに転写盤保持部材205を転写盤201から離間させるので、被転写盤202に記録された情報の位置ずれのばらつきが大きくなり、品質管理上の問題が生じていた。
【0013】
本発明は、上記の従来の問題を解決し、被転写盤が小径であっても効率よく安定した精度で低コストで磁気転写記録をすることが可能な磁気転写装置を提供することを目的とする
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は以下の事項からなる。
【0015】
本発明の磁気転写装置は、転写盤の第1の主面に記録された情報信号を被転写盤に磁気転写する磁気転写装置であって、前記転写盤の前記第1の主面とは反対側の第2の主面と当接して前記転写盤を保持する転写盤保持手段と、前記転写盤の前記第2の主面側に配置され、前記転写盤に対して外部磁界を印加する磁界印加手段とを有し、前記転写盤の前記第2の主面において、前記転写盤保持手段と当接する当接部は、前記磁界印加手段からの前記外部磁界が印加される領域よりも、前記転写盤の中心からみて外側に配置されていることを特徴とする。
【0016】
かかる磁気転写装置によれば、第2の主面において、転写盤保持手段との当接部が、外部磁界の印加領域よりも、転写盤の中心からみて外側に(即ち、該中心から遠い位置に)配置されているので、被転写盤が小径の場合であっても、転写盤保持手段が転写盤を保持した状態で転写盤に外部磁界を印加することが可能になる。従って、複数の被転写盤に対して繰り返し磁気転写を行なう場合に、従来のように、転写のたびに転写盤保持手段と転写盤とを分離する必要がない。従って、転写盤と被転写盤との位置ずれが生じることがなくなるので、転写のたびに転写盤と被転写盤との相対的位置合わせを行なう必要がなくなり、生産性が格段に向上する。また、被転写盤に記録された情報の位置ずれのばらつきが少なくなり、磁気転写された被転写盤の品質が高いレベルで安定化する。
【0017】
上記において、前記転写盤保持手段の、前記転写盤の中心と対向する位置に貫通孔が形成されており、前記磁界印加手段を前記第2の主面に平行な面内で回転させる回転軸が前記貫通孔に挿入されている。
【0018】
これにより、磁界印加手段と転写盤保持手段とが干渉することなく、磁界印加手段を回転させて、外部磁界を転写盤に印加することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図1〜図8を用いて本発明の実施の形態1について説明する。
【0029】
図1において、1は転写盤、2は転写盤1から情報が磁気転写されるハードディスクその他の磁気記録媒体としての被転写盤、3は盤設置台、4は磁界印加手段としての永久磁石、5は永久磁石保持部材、6は永久磁石4を転写盤1の主面に平行な面内で回転駆動するための回転軸、7は転写盤1の搬送を行うための転写盤保持手段としての転写盤保持部材、8はエアコネクタ、9はパイプ、10は、転写盤1と被転写盤2とを密着させるために、転写盤1と盤設置台3とで形成される密閉空間内に存在する空気を排気するための排気ダクト、11は排気ダクト10を盤設置台3に接続するための管継手、12は三方弁、13は排気装置である。
【0030】
図1において、永久磁石4に示された白丸(「○」)の中に黒丸「・」を付した記号は、永久磁石4の磁化方向が図1の紙面の裏面から表面に向かう向きであることを意味している。また、転写盤保持部材7の、転写盤1の中心(これは被転写盤2の中心と一致する)と対向する位置には、転写盤1の主面と直交する方向の貫通孔7eが形成されており、回転軸6はこの貫通孔7eを遊貫している。回転軸6の回転中心軸と、被転写盤2の中心軸(被転写盤2が磁気記録再生装置に搭載されて回転駆動されるときの回転中心軸)とは一致している。回転軸6はその回転中心軸回りに回転するとともに、回転中心軸方向に移動することができる。
【0031】
転写盤1について詳細に説明する。図2に示すように、転写盤1の第1の主面、すなわち被転写盤2の強磁性薄膜表面に接触する側の表面には、略放射状に信号領域1aが形成されている。図2の一点鎖線で囲んだ部分IIIの拡大図を、図3に模式的に示す。
【0032】
図3に示すように、信号領域1aには、被転写盤2に記録されるディジタル情報信号、例えばプリフォーマット記録信号に対応する位置に、該情報信号に対応したパターン形状を有する強磁性薄膜からなる磁性部によるマスター情報パターンが形成されている。図3において、ハッチングを施した部分が強磁性薄膜によって構成された磁性部である。図3に示すマスター情報パターンは、クロック信号、トラッキング用サーボ信号、アドレス情報信号等の各々の領域をトラック長さ方向に順次配列して構成されている。なお、図3に示すマスター情報パターンは一例であり、被転写盤2に記録されるディジタル情報信号に応じて、マスター情報パターンの構成や配置等を適宜決定することとなる。例えば、ハードディスクドライブ装置のように、ハードディスクの磁性膜に、まずリファレンス信号を記録し、そのリファレンス信号に基づきトラッキング用サーボ信号などのプリフォーマット記録を行う場合には、本発明による転写盤1を用いてハードディスク(被転写盤)の磁性膜にプリフォーマット記録の際に用いるリファレンス信号のみを磁気転写記録した後、そのハードディスクをドライブ装置に組み込み、ハードディスクドライブ装置の磁気ヘッドを使用してトラッキング用サーボ信号などのプリフォーマット記録を行うようにしてもよい。
【0033】
ここで、マスター情報パターンを形成する強磁性薄膜としては、硬質磁性材料、半硬質磁性材料、軟質磁性材料を問わず、多くの種類の磁性材料を用いることができ、磁気記録媒体(被転写盤)にディジタル情報信号を磁気転写記録できるものであればよい。例えば、Fe、Co、Fe−Co合金などを用いることができる。なお、磁気転写される磁気記録媒体の種類によらず、マスター情報パターンが十分な記録磁界を発生するためには、マスター情報パターンを形成する強磁性薄膜材料としては一般的にはその飽和磁束密度が大きいものほどよい。特に、2000エルステッドを越える高保磁力の磁気ディスクや磁性層の厚みの大きいフレキシブルディスクに対しては、飽和磁束密度が0.8テスラ以下になると十分な記録を行うことができない場合があるので、一般的には、0.8テスラ以上、好ましくは1.0テスラ以上の飽和磁束密度を有する磁性材料が用いられる。また、強磁性薄膜の厚さは、ビット長や磁気記録媒体の飽和磁化や磁性層の膜厚によるが、例えばビット長約1μm、磁気記録媒体の飽和磁化約500emu/cc、磁気記録媒体の磁性層の厚さが約20nmの場合では、50nm〜500nm程度あればよい。
【0034】
転写盤1には図2に示すように、外周部に盤設置台3の上面と当接するための外周平坦部1cが形成されている。ここでは外周平坦部1cは、信号領域1aと同じ高さであり、これらはこれら以外の領域(凹部1b)より高く設定されている。
【0035】
つぎに転写盤1に形成された情報信号パターンを被転写盤2に磁気転写する手順を、図1および図4〜図8を用いて説明する。
【0036】
はじめに、図4に示すように被転写盤2上で永久磁石14を旋回させて、被転写盤2を円周方向に均一に磁化させておく。図4において、永久磁石14の側面に付した、白丸(「○」)の中に「×」印を配置した記号は、永久磁石14の磁化方向を示しており、磁化方向が図4の紙面の表面から裏面に向かう向きであることを示す。また、2aは、永久磁石14によって形成される初期磁化の方向を示す。
【0037】
上記のように初期磁化された被転写盤2を、図5に示すように、盤設置台3上に形成した凹部3a内に搭載する。被転写盤2を搭載する時には、転写盤1は、その第2の主面(マスター情報パターンが形成された第1の主面とは反対側の面)が転写盤保持部材7によって吸引保持された状態で、盤設置台3から離間している。
【0038】
ここで転写盤保持部材7について、さらに詳細に説明する。転写盤保持部材7を、転写盤1を吸着する側から見た立体図を図6に示す。ここで7aは転写盤1との当接面、7bは吸引溝、7cは吸着溝7b内に形成され、エアコネクタ8と連通されている排気管である。
【0039】
実際の吸引保持の過程は以下の通りである。まず転写盤保持部材7の当接面7aを、転写盤1の第2の主面に当接する。つぎに排気管7c、エアコネクタ8およびパイプ9を介して排気装置(図示せず)によって吸引溝7b内の空気を排出する。本過程によって、転写盤1が転写盤保持部材7によって吸引保持される。そして、転写盤1は、すでに被転写盤2が搭載された盤設置台3上に搬送され、スタックされる。
【0040】
このとき転写盤1の外周平坦部1cと盤設置台3の凹部3aの周囲の上面とが当接し、盤設置台3の凹部3aを含む空間が排気ダクト10を除いて密閉される。この状態で、三方弁12を操作して排気ダクト10を開放側から排気装置13側に切り替える。次いで排気装置13により、被転写盤2と転写盤1との間を真空に(減圧)する。排気ダクト10は、盤設置台3の凹部3aを形成する壁面のうち、被転写盤2の外周端より外側の領域に接続されている。従って、転写盤1の第1の主面上の信号領域1aの間の放射状の凹部1b内の気体は、被転写盤2の外周側に向かって排出され、転写盤1の第1の主面は、主として転写盤1の第2の主面に加わる大気圧の力によって被転写盤2の面上に吸い付けられ、転写盤1と被転写盤2とが全面的に密着する。
【0041】
つぎに図7に示すように永久磁石4を被転写盤2の中心軸周りに、転写盤1の主面と平行な面内で回転させて、転写盤1及び被転写盤2に直流励磁磁界を印加する。これにより転写盤1の第1の主面に形成された強磁性薄膜が磁化されて、被転写盤2に該強磁性薄膜の形状パターンがデジタル情報信号として磁気転写記録される。
【0042】
磁気転写記録が終了後、図8に示すように、永久磁石4を転写盤1から退避させる。
【0043】
その後、三方弁12を操作して凹部3bの真空(減圧)状態を解除し、転写盤保持部材7とこれに吸引保持された転写盤1とを、図5に示す状態にまで盤設置台3から離間させる。そして、磁気転写記録された被転写盤2を取り出す。
【0044】
同一の転写盤1を用いて複数の被転写盤2に繰り返し磁気転写する場合には、盤設置台3に初期磁化した別の被転写盤2を搭載して、上記の工程を繰り返す。
【0045】
以上のように、転写盤1の第2の主面において、磁界印加用の永久磁石4の移動範囲よりも外側の部分で、転写盤保持部材7を当接させて転写盤1を保持する構成をとることによって、永久磁石4をより内周側に配置することが可能になる。従って、被転写盤2が小径であっても、永久磁石4が他の部材と機械的に干渉することがない。また、このような構成とすることにより、同一の転写盤を用いて複数の被転写盤に対して磁気転写する場合、図11(B)に示した従来の磁気転写装置のように転写盤と転写盤保持手段(転写盤保持部材205)とを離間する必要がなく、転写盤1の位置ずれが発生することもない。
【0046】
図9は、本実施の形態の磁気転写装置で製造した被転写盤(ハードディスク)を搭載した、ハードディスクドライブ装置の一例を示している。図中の2は被転写盤(ハードディスク)、17は記録再生のための磁気ヘッド、18は磁気ヘッド17を支持するサスペンション、19はサスペンション18を支持するアーム、20はピボット軸受、21はアーム19をピボット軸まわりに回動させるためのボイスコイルモータ、22は筐体である。ここで被転写盤2は、本実施の形態で示した方法で磁気転写によってプリフォーマットされている(または、プリフォーマットするためのリファレンス信号が本実施の形態で示した方法で磁気転写されている)。
【0047】
このように本実施の形態の磁気転写装置によれば、小型のハードディスクドライブ装置にも適したハードディスクの製造が可能であり、その結果、低コストで高性能なハードディスクドライブ装置を実現できる。
【0048】
(実施の形態2)
つぎに本発明の実施の形態2について、図10を用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態2の磁気転写装置の転写磁界印加時の状態を示す側断面図である。実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
【0049】
本実施の形態の磁気転写装置では、永久磁石4を回転駆動するための回転軸6が、転写盤保持部材7の中央の貫通孔7eに設けられた一対の玉軸受16によって、その回転中心軸回りに回転自在に、かつ該回転中心軸方向に移動可能に支持されている。
【0050】
このように永久磁石4を保持し移動させる回転軸6を、転写盤1に近いところで支持することによって、回転軸6の回転時における永久磁石4の振動や回転中心軸の位置ずれを極めて小さく抑えることが可能になり、安定した高精度の磁気転写が可能になる。
【0051】
ここでは、回転軸6の軸受として玉軸受を用いた例で示したが、同様の機能を有する軸受であればこれに限定されず、メタル軸受等のすべり軸受を用いても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明の磁気転写装置によれば、被転写盤が小径の場合であっても、転写盤保持手段が転写盤を保持した状態で転写盤に外部磁界を印加することが可能になる。従って、複数の被転写盤に対して繰り返し磁気転写を行なう場合に、従来のように、転写のたびに転写盤保持手段と転写盤とを分離する必要がない。従って、転写盤と被転写盤との位置ずれが生じることがなくなるので、転写のたびに転写盤と被転写盤との相対的位置合わせを行なう必要がなくなり、生産性が格段に向上する。また、被転写盤に記録された情報の位置ずれのばらつきが少なくなり、磁気転写された被転写盤の品質が高いレベルで安定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる磁気転写装置の側面断面図
【図2】本発明実施の形態1にかかる転写盤の全体構成の一例を示す平面図
【図3】図2のIII部に形成された情報信号パターンの一例を示す拡大図
【図4】被転写盤に直流消去磁界を印加する方法の一例を示す概念図
【図5】本発明の実施の形態1において、転写盤を被転写盤から離間した状態の磁気転写装置の側面断面図
【図6】本発明の実施の形態1にかかる磁気転写装置の転写盤保持部材の斜視図
【図7】本発明の実施の形態1において、転写盤の情報信号を被転写盤の一方の記録面に記録するために直流励磁磁界を印加する方法の一例を示す側面断面図
【図8】本発明の実施の形態1において、永久磁石を転写盤から離間した状態の磁気転写装置の側面断面図
【図9】本発明の磁気転写装置で磁気転写された被転写盤を搭載した磁気記録再生装置の一例の概略構成を示した平面図
【図10】本発明の実施の形態2にかかる磁気転写装置の側面断面図
【図11】(A)従来の磁気転写装置の概略構成を示す側面断面図
(B)従来の別の磁気転写装置の概略構成を示す側面断面図
【符号の説明】
1、101、201 転写盤
1a 信号領域
1b 凹部
1c 外周平坦部
2、102、202 被転写盤
3、103、203 盤設置台
3a 凹部
4、14、104、204 永久磁石
5 永久磁石保持部材
6 回転軸
7、105、205 転写盤保持部材
7a 当接面
7b 吸引溝
7c 排気管
7e 貫通孔
8 エアコネクタ
9 パイプ
10、110,210 排気ダクト
11、111、211 管継手
12、112、212 三方弁
13、113、213 排気装置
16 玉軸受
17 磁気ヘッド
18 サスペンション
19 アーム
20 ピボット軸受
21 ボイスコイルモータ
22 筐体

Claims (1)

  1. 転写盤の第1の主面に記録された情報信号を被転写盤に磁気転写する磁気転写装置であって、
    前記転写盤の前記第1の主面とは反対側の第2の主面と当接して前記転写盤を保持する転写盤保持手段と、前記転写盤の前記第2の主面側に配置され、前記転写盤に対して外部磁界を印加する磁界印加手段とを有し、
    前記転写盤の前記第2の主面において、前記転写盤保持手段と当接する当接部は、前記磁界印加手段からの前記外部磁界が印加される領域よりも、前記転写盤の中心からみて外側に配置されており、
    前記転写盤保持手段の、前記転写盤の中心と対向する位置に貫通孔が形成されており、前記磁界印加手段を前記第2の主面に平行な面内で回転させる回転軸が前記貫通孔に挿入されていることを特徴とする磁気転写装置。
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