JP3996339B2 - 光学式記録再生装置および光ディスク判別方法並びに光学式記録再生装置の起動方法 - Google Patents
光学式記録再生装置および光ディスク判別方法並びに光学式記録再生装置の起動方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクの種類を判別し、当該種類に合致する方式で光ディスクに対して記録再生動作を行う光学式記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、CD(Compact Disc)系およびDVD(Digital Versatile Disc)系の光ディスクには用途に応じて種々の仕様がある。CD系光ディスクには、CD、CD−ROM(CD-Read Only Memory)、追記型のCD−R(CD-Recordable)、相変化方式を使用した消去および書き換えが可能なCD−RW(CD-ReWritable)などが存在し、DVD系光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−ROM(DVD-Read Only Memory)、追記型のDVD−R(DVD-Recordable)、消去および書き換えが可能なDVD−RAM(DVD-Rewritable)、DVD−RW(DVD-Re-recordable)などが存在する。
【0003】
このように多種類の光ディスクが存在するためプレーヤなどの光学式記録再生装置は、挿入された光ディスクがどの種類かを判別することが求められてる。図12および図13は、光ディスクの種類を判別可能な光学式記録再生装置の従来例を示す概略構成図である。
【0004】
図12は、第1の従来例(特開平9−231670号公報記載の光ディスク装置)を示す概略構成図である。この公報記載の光ディスク装置100は、ローディング装置102により光ディスク103をローディングすると、フォーカスサーチの実行に先立ち、発光ダイオード109から光ディスク103の片面に向けて光(非レーザー光)110を照射する。その反射光はフォトダイオード112で受光され、比較手段113はその受光信号レベルを検出して、所定の閾値以上では正規の光ディスクであると判定し、この判定信号を受けた制御手段114は光ピックアップ106からレーザ光107を出射させ、フォーカスサーチを実行させる。他方、前記受光信号レベルが所定の閾値未満では、比較手段113は正規の光ディスクでないと判定し、制御手段114はフォーカス合わせを指示せずに光ディスク103をアンローディングして排出するか、もしくは正規の光ディスクでない旨を表示装置115に表示させる。
【0005】
このようにして光ディスク装置100は光ディスク103の表面の光反射率の違いに基づいて、DVD−R、DVD−RAMなどの光ディスクの代わりにCD−Rを誤装填することを防止できる。しかしながら、再生前の光ディスク103の判別機能はCD−Rの1種類にしか対応しておらず、その他の種類の光ディスクの判別はフォーカスサーチの後に得られる再生データに基づいて実行せざる得ない。このため光ディスクの再生動作または記録動作に至る所要時間が長くなるという問題があった。
【0006】
また図13は第2の従来例(特開平9−120625号公報記載のディスク判定装置200)を示す概略図である。このディスク判定装置200は、CD系光ディスクとDVD系光ディスクとのトラックピッチの相違を利用している。図示するように、LED207の出射光は集光レンズを介して光ディスク201に照射され、反射膜203上に形成されたピット202,…で回折し反射する。光ディスク201がCD系光ディスクの場合、1次回折光が第1受光器204で受光され、光ディスク201がトラックピッチPtの狭いDVDの場合は1次回折光が第2受光器205で受光されるため、トラックピッチPtの相違を識別してCD系とDVD系の2種類の光ディスクを判別できる。しかしながら、上述したような多種類の光ディスクを判別するには、上記第1の従来例と同様にフォーカスサーチの後に得られる再生データを利用せざるを得なかった。このため上記第1の従来例と同様に、光ディスクの再生動作または記録動作に至る所要時間が長いという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記第1および第2の従来例のように光ディスク表面の光反射率の相違やトラックピッチの違いを光センサで検出する方法では、識別できる光ディスクの種類が乏しく、多種類の光ディスクの全てを短時間で判別できない。多種類の光ディスクを一度に判別するには、フォーカスサーチの後に得られる再生データが必須となり、光ディスクをローディングした後の手順が複雑になる。このため、光ディスクの再生動作または記録動作を開始するまでの所要時間が長大になる。
【0008】
このような問題に鑑みて本発明が解決しようとするところは、光ディスクをローディングした後に光ディスクの種類を短時間で判別し得る光学式記録再生装置および光ディスク判別方法並びに光学式記録再生装置の起動方法を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、光ディスクの種類を判別する光学式記録再生装置であって、前記光ディスク表面に向けて光を照射する発光手段と、前記光ディスク表面で反射した光の反射光量を検出する受光手段とを有する光ヘッドと、前記発光手段が前記光ディスク表面に向けて光を照射する間、前記光ディスク表面に沿って当該光ディスクの周方向と交差する方向へ前記光ヘッドを相対移動させる走査手段と、前記光ヘッドの相対移動により前記受光手段で検出した反射光量分布の変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類の判別する判別手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0010】
また請求項2に係る発明は、請求項1記載の光学式記録再生装置であって、前記判別手段は、前記反射光量分布の変化位置をさらに検出し、前記変化位置におけるその変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類を判別するものである。
【0011】
また請求項3に係る発明は、請求項2記載の光学式記録再生装置であって、前記光ディスクが、少なくともその片面側に、情報を記録しない鏡面領域と該鏡面領域の外周側に情報を記録する情報記録領域とを同心状に連続して設けてなり、前記判別手段は、前記鏡面領域と前記情報記録領域との境界付近における前記反射光量分布の変化位置とその変化量とを検出するものである。
【0012】
また請求項4に係る発明は、請求項3記載の光学式記録再生装置であって、前記判別手段は、前記情報記録領域がその外周側に再生データを記録する再生データ記録領域とその内周側に前記再生データの記録または管理に利用される記録管理用領域とからなる記録再生用光ディスクと、前記情報記録領域が前記再生データ記録領域のみからなる再生専用光ディスクとを判別するものである。
【0013】
また請求項5に係る発明は、請求項3または4記載の光学式記録再生装置であって、前記判別手段は、前記情報記録領域の設定範囲が互いに異なるCD(Compact Disc)系光ディスクとDVD(Digital Versatile Disc)系光ディスクとを判別するものである。
【0014】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の光学式記録再生装置であって、前記発光手段として発光ダイオードを用いてなるものである。
【0015】
また請求項7に係る発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の光学式記録再生装置であって、前記発光手段としてレーザーを用いてなるものである。
【0016】
次に、請求項8に係る発明は、光ディスク表面に向けて光を照射し、その反射光量を利用して光ディスクの種類を判別する光ディスク判別方法であって、(a)前記光ディスク表面に向けて光を照射する間、当該光を前記光ディスク表面に沿って当該光ディスクの周方向と交差する方向へ走査させてその反射光量分布を測定するステップと、(b)前記反射光量分布の変化量を検出するステップと、(c)前記ステップ(b)で検出した変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類を判別するステップと、を備えることを特徴とするものである。
【0017】
また請求項9に係る発明は、請求項8記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(b)において、前記光ディスク表面の反射光量分布の変化位置をさらに検出し、前記ステップ(c)において、前記変化位置における前記変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類を判別するものである。
【0018】
また請求項10に係る発明は、請求項9記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、少なくとも片面側に、情報を記録しない鏡面領域と該鏡面領域の外周側に情報を記録する情報記録領域とを同心状に連続して設けてなる光ディスクの前記反射光量分布を測定し、前記ステップ(c)において、前記鏡面領域と前記情報記録領域との境界付近における前記反射光量分布の変化位置とその変化量とを検出するものである。
【0019】
また請求項11に係る発明は、請求項10記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記情報記録領域がその外周側に再生データを記録する再生データ記録領域とその内周側に前記再生データの記録または管理に利用される記録管理用領域とからなる記録再生用光ディスクと、前記情報記録領域が前記再生データ記録領域のみからなる再生専用光ディスクとの何れか一方の前記反射光量分布を測定し、前記ステップ(c)において、前記記録再生用光ディスクと前記再生専用光ディスクとを判別するものである。
【0020】
また請求項12に係る発明は、請求項10または11記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記情報記録領域の設定範囲が互いに異なるCD(Compact Disc)系光ディスクとDVD(Digital Versatile Disc)系光ディスクとの何れか一方の前記反射光量分布を測定し、前記ステップ(c)において、前記CD系光ディスクとDVD系光ディスクとを判別するものである。
【0021】
また請求項13に係る発明は、請求項8〜12の何れか1項に記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記光ディスク表面に向けて照射する光の光源として発光ダイオードを用いてなるものである。
【0022】
また請求項14に係る発明は、請求項8〜12の何れか1項に記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記光ディスク表面に向けて照射する光の光源としてレーザーを用いてなるものである。
【0023】
そして請求項15に係る発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載の光学式記録再生装置の起動方法であって、(d)光ディスクを装置に装着してローディングするステップと、(e)前記光ヘッドが待機位置と所定の最内周位置との間を移動する過程で、前記光ヘッドの発光手段から前記光ディスク表面に向けて光を照射し、前記受光手段でその反射光量分布を検出するステップと、(f)前記反射光量分布に基づいて光ディスクの種類を判別するステップと、(g)前記ステップ(d)〜(f)の後に前記光ディスクに対してフォーカスサーチを実行した後、前記光ディスクに対して再生動作または記録動作を開始するステップと、を備えることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る光学式記録再生装置1の概略構成を示す正面図、図2は、図1に示した光学式記録再生装置1の平面図である。
【0025】
図示するように光ヘッド6は、LD(レーザーダイオード)、受光素子および対物レンズ7を備えたレーザー光センサ10を有しており、LDが発したレーザー光は対物レンズ7を介して光ディスク2の表面に照射され、その反射光が対物レンズ7を介してレーザー光センサ10の受光素子で受光される。そのレーザー光の反射光量を検出することで光ディスク2に記録された再生データが読み出される。またレーザー光の出力を上げて光ディスク2に再生データを書き込むことができる。
【0026】
また本実施の形態の光ヘッド6は、LEDおよび受光素子を備えたLED光センサ8を有しており、LEDが発したLED光は光ディスク2の裏面に照射され、その反射光が前記受光素子で受光され、光ディスク判別に利用される。LED光センサ8は受光素子に入射する反射光の光量変化や光重心変化を検出するものでよい。
【0027】
前記光ヘッド6の一端はスレッドモータ4で回転駆動されるガイドスクリュー5Aと螺合し、その他端はガイドスクリュー5Aに対して平行に配設されたガイド部材5Bと進退自在に係合している。制御部13はスレッドモータ4を駆動制御することでこのような光ヘッド6をガイドスクリュー5Aとガイド部材5Bで案内させて光ディスク2の表面に沿って移動させることができる。
【0028】
本実施の形態1では、LED光センサ8に面した光ディスク表面2aの反射光量分布を検出し、この反射光量分布を光ディスク判別手段11で処理することで光ディスク2の種類が判別される。その判別動作を図3のフローチャートに従って以下に説明する。
【0029】
先ず、ローディング機構12は光学式記録再生装置1に挿入された光ディスク2をローディング(装填)し、スピンドルモータ3の駆動軸3aと接続されたターンテーブル9の上に載置して保持(クランプ)する(ST1)。図4に示すように、光ディスク2は、その中心孔20の周囲にクランプ領域を備えており、そのクランプ領域の内周縁部をターンテーブル9に設けた爪部材(図示せず)などで係止されて保持される。
【0030】
次に、制御部13は光ディスク2をローディングした時点からスレッドモータ4を制御して光ヘッド6を所定の最内周位置に移動させる(ST2)。光ヘッド6が前記最内周位置に配置された後に、制御部13の制御によりLED光センサ8はLED光を光ディスク表面2aに照射し、その反射光がLED光センサ8の受光素子で検出されることにより光ディスク表面の反射光量の計測が開始される(ST3)。その反射光量信号は光ディスク判別手段11に順次転送される。次に、制御部13はスレッドモータ4を制御し、光ディスク2の外周付近の待機位置に向けてLED光センサ8を図5に示す照射移動線(照射軌跡)25に沿って所定速度で所定距離移動させ、LED光のスポット27を光ディスク表面2aに走査させることにより、光ディスク表面2aの動径方向の反射光量分布を得る(ST4)。
【0031】
次に、光ディスク2が待機位置まで移動した後に反射光量の計測は終了し(ST5)、続いてステップST5に処理が移行し、光ディスク判別手段11で前記反射光量分布を信号処理することで光ディスク2の種類が判別される。その判別方法を以下に詳述する。
【0032】
図4に示すように、上記光ディスク2のデータ記録面2aには、中心孔20の周囲に上記したクランプ領域21、その外周側に向けてデータが記録されない鏡面領域22、前記再生データの記録または管理に利用される記録管理用領域23および再生データ記録領域24が順次設定されている。記録管理用領域23は、PCA(Power Calibration Area)およびRMA(Recording Management Area)の2領域を含むものである。PCAは、記録再生用ディスクにおいてデータを記録する際の最適記録パワーを決定する情報を格納する領域、PMAは記録情報の管理領域である。記録管理用領域23は、再生データ記録領域24と同種の案内溝と同種の材質から構成されている。また、再生データ記録領域24の内周端半径(以下、リードイン半径と呼ぶ。)は規格で規定されており、CD系ディスクの場合は半径25mm、DVD系ディスクの場合は半径24mmである。ここで、光ディスク2が再生専用ディスクの場合は記録管理用領域23は設定されず、鏡面領域22と再生データ記録領域24とが連続して設けられる。
【0033】
このような構造を有する各種光ディスクの側部の寸法を図6〜図9に示す。図6はDVD−RやDVD−RWなどの記録再生用DVD、図7はDVDやDVD−ROMなどの再生専用DVD、図8はCD−RやCD−RWなどの記録再生用CD、図9はCDやCD−ROMなどの再生専用CDを示す概略図である。
【0034】
図6に示す記録再生用DVD30は、記録膜や反射膜を含む中間層30bと、この中間層30bの記録面側に光透過材料からなる透過層30aと、その裏面側に保護膜を含む背面層30cとから構成される。中間層30bはデータが記録されず案内溝を設けていない鏡面領域22、データが記録されている記録管理用領域23および再生データ記録領域24の光反射特性が異なる3領域に分けられる。図6において、r1は、記録再生用DVD30の鏡面領域22の外周端半径、r2は、記録管理用領域23の外周端半径すなわち再生データ記録領域24のリードイン半径である。
【0035】
図7に示す再生専用DVD31は、反射膜を含む中間層31bと、その記録面側に光透過材料からなる透過層31aと、その裏面側に保護膜を含む背面層31cとから構成される。中間層31bは鏡面領域22および再生データ記録領域24の光反射特性が異なる2領域に分けられる。再生データ記録領域24のリードイン半径は、記録再生用DVD30のそれと同じr2である。
【0036】
図8に示す記録再生用CD32は、記録膜や反射膜を含む中間層32bと、その記録面側に光透過材料からなる透過層32aと、その裏面側に保護膜を含む背面層32cとから構成され、中間層32bは鏡面領域22、記録管理用領域23および再生データ記録領域24の光反射特性が異なる3領域に分けられる。図8において、r3は、鏡面領域22の外周端半径、r4は、記録管理用領域23の外周端半径すなわちリードイン半径である。
【0037】
そして図9に示す再生専用CD33は、反射膜を含む中間層33bと、その記録面側に光透過材料からなる透過層33aと、その裏面側に保護膜を含む背面層33cとから構成され、中間層33bは鏡面領域22および再生データ記録領域24の光反射特性が異なる2領域に分けられる。再生データ記録領域24のリードイン半径は、上記記録再生用CD32のそれと同じr4である。
【0038】
以上、図6〜9に示す通りDVD系およびCD系光ディスクを、リードイン半径(r2,r4)と鏡面領域22の外周端半径(r1,r3)との組み合わせで4分類できることが分かる。半径r1〜r4の位置が検出されれば光ディスクの種類を判別することが可能である。
【0039】
次に図6〜図9に示した光ディスクの光反射特性について説明する。CD系ディスク、DVD系ディスクの中間層30b〜33bの光反射特性はおよそ3つに分類される。光反射率が最も高いのは、CD,CD−ROM,CD−R、DVD,DVD−ROM(単層タイプ),DVD−Rである。CD−RとDVD−Rは記録再生用ディスクであるが、再生専用ディスクと同等の光反射特性をもつ材質により作製されている。またDVD,DVD−ROMには2層タイプのディスクがあるが、このタイプのディスクの光反射率は前記ディスクのそれよりも低い値となる。そして光反射率が最も低いのは、CD−RW、DVD−RWである。また鏡面領域22の光反射率は、記録管理用領域23あるいは再生データ記録領域24のそれと比べると高い。
【0040】
このような光反射特性を図6〜9の各種光ディスクについて示したのが図10である。グラフの縦軸は、上記ステップST3〜ST5において上記LED光センサ8で測定した光ディスクの反射光の受光レベル、その横軸は光ディスク内の半径(r)を示している。図示するようにグラフの上段には、比較的反射率が高い、曲線LD1(DVD−R)、曲線LD3(DVD,DVD−ROM;単層タイプ)、曲線LC1(CD,CD−ROM)、曲線LC2(CD−R)が集合している。尚、括弧の中には当該曲線に対応する光ディスクの名称を付した。これら曲線LD1,LD3,LC1,LC2はそれぞれ、半径r1,r2,r3,r4の位置を境にして反射光量が低減する分布をもつ。またグラフの中段にある曲線LD4(DVD,DVD−ROM;2層タイプ)は、半径r2の位置を境にして反射光量が低減する分布をもつ。
【0041】
さらにグラフの下段には、比較的反射率が低い、曲線LD2(DVD−RW)と曲線LC3(CD−RW)が集合している。曲線LD2,LC3はそれぞれ、半径r1,r3の位置を境にして反射光量が低減する分布をもつ。DVD−RWとCD−RWでは、曲線LD2,LC3に示される通り、案内溝が形成される記録管理用領域23および再生データ記録領域24と、鏡面領域22との間の光反射特性に顕著な差がないため、他の種類の光ディスクと比べると反射光量の低減幅が小さいことが分かる。
【0042】
このように半径r1〜r4を境にした反射光量の低減量を検出し易くするために、図10に示した反射光量分布の受光信号を半径rに関して微分したのが、図11に示すグラフである。このグラフの横軸は光ディスク内の半径(r)、縦軸は反射光量の変化レベル(微分信号レベル)を示している。図11において曲線dLC1〜dLC3、dLD1〜dLD3はそれぞれ、図10に示した曲線LC1〜LC3、LD1〜LD3を1回微分したものである。尚、括弧の中には当該曲線に対応する光ディスクの名称を付した。図11に示されるように半径r1〜r4の位置に相当するタイミングにおける微分信号の変化量を検出することで、光ディスクの判別が可能となる。その微分信号の変化量は、その微分信号が予め設定された閾値レベルV以上か未満かで判断されればよい。
【0043】
以下の表1は、光ディスク内の半径r1〜r4の各位置における前記微分信号レベル(反射光量変化レベル)φで判別される各種光ディスクを示すものである。
【0044】
【表1】
【0045】
この表1に示す通り、半径r1〜r4の各反射光量変化レベルφを閾値V以上か未満かで峻別することで、各種の光ディスクを合計8通りに区分することが可能となる。現状の光学式記録再生装置では、「CD,CD−ROM」、「CD−R」、「CD−RW」、「DVD,DVD−ROM」、「DVD−R」、「DVD−RW」の6通りの区分ができればよい。このように従来技術ではなし得なかった6種類の光ディスクの判別をフォーカスサーチ前に一度に行うことが可能となる。
【0046】
尚、本実施の形態1では光ヘッド6は、上記ステップST2〜ST3においてLED光のスポット27を光ディスク2の最内周位置から待機位置に向けて、すなわち光ディスク2の表面に内周側から外周側に向けて走査させたが、その逆方向に走査させても構わない。かかる場合、反射光量変化レベルφは半径r1〜r4の各々において負の値では無く正の値になるから、これに合わせて閾値Vの値を適宜設定すればよい。
【0047】
このように光ディスク判別手段11で光ディスク2の種類を判別した後はその判別結果が制御部13に通知される。そして、制御部13は当該光ディスク2が光学式記録再生装置1で再生記録処理ができないものか否かを判別し(ST7)、当該光ディスク2が再生記録処理できないものである場合は、表示装置(図示せず)にその旨を表示し、もしくはローディング機構12に指令して光ディスク2を装置からアンローディングさせて排出する(ST8)。他方、当該光ディスクが再生記録処理できるものである場合、当該光ディスク2に対して最初のフォーカスサーチ処理が実行される(ST9)。その後、ステップST10において、制御部13は当該光ディスク2の仕様に合致した最適な制御シーケンスを選択し、当該制御シーケンスに従ってレーザー光センサ10を用いて光ディスク2にデータが記録されたり、光ディスク2の記録データが読み出されて再生される。
【0048】
上述の通り、本実施の形態1では、上記ステップST9のフォーカスサーチの実行前に多種類の光ディスクを一度に判別できるから、光ディスクに対するデータの再生動作または記録動作を短時間で開始することが可能となる。
【0049】
また、上記ステップST2〜ST4において光ヘッド6を最内周位置に移動させて光ディスク2に対するスレッドモータ4などの初期位置を設定する動作は通常の光ヘッド6の位置決め過程で不可欠な動作であり、本実施の形態ではこの動作と併行して光ディスクを待機位置から所定の最内周位置に移動させる過程で光ディスク表面2aの反射光量分布が検出されるから、光ディスク2の判別動作に伴う時間的なロスが発生しないという利点がある。したがって、上述の従来例の場合のような光ディスク判別機能の追加に伴う起動時間の増加を防ぐことが可能となる。
【0050】
またCD−Rの記録面に使用する有機色素の波長依存性は、波長が780nm近辺で反射率が高く光の吸収が少ないので、上記LED光の中心波長は780nm付近であることが望ましい。また本実施の形態で用いるLED光は発散光または平行光で光ディスク表面に照射されるから光ディスクの記録媒体の性状を変化させ難いという利点がある。
【0051】
尚、本実施の形態1に係る光学式記録再生装置1では、光ディスク2の光反射特性を検出する手段としてLED光センサ8を使用した。この代わりに、光ヘッド6が、光ディスク表面2aに向けて光を照射しその反射角度を測定することで光ディスク2の傾斜角度を計測するチルトセンサを備えている場合は、このチルトセンサの受光信号を利用することで本実施の形態の場合と同様の光ディスクの判別処理を実行してもよい。
【0052】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2の装置構成は上記実施の形態1の構成と略同じである。本実施の形態2では、光ディスク2の種類を判別するのにLED光センサ8は使用されず、レーザー光センサ10が使用される。光ディスク表面2aに照射するレーザー光の中心波長は、DVD系ディスクの記録再生用には約650nm、CD系ディスクの再生用には約650nmと約780nmの何れかが望ましい。特にCD−Rの再生には、前記レーザー光の中心波長は上述した有機色素の波長依存特性から光ディスクの表面反射率を高くする約780nmが望ましい。これによりCD−Rからのデータの再生時にCD−Rの記録媒体の性状変化が発生し難くなり誤記録が生じ難くなる。例えば、前記レーザー光の中心波長がDVD系ディスクの記録再生用の650nm程度であると、CD−Rの表面反射率が低く照射光の吸収が大きく、レーザー光を照射中に光ディスクの回転速度が遅くなったり、レーザー出力が大きくなった場合は、記録媒体の性状変化が生じ易くなる。
【0053】
本実施の形態2による光ディスクの処理動作は、LED光の代わりにレーザー光を使用する点を除けば上記実施の形態1による処理動作と略同じである。その処理動作を図3のフローチャートに基づいて説明すると、先ず、ローディング機構12は光学式記録再生装置1に挿入された光ディスク2をローディングし、ターンテーブル9の上に載置して保持する(ST1)。次に、光ディスク2をローディングした時点から、制御部13はスレッドモータ4を制御して光ヘッド6を所定の最内周位置に移動させ(ST2)、LED光の代わりに、レーザー光センサ10のLDからレーザー光を対物レンズ7を介して光ディスク表面2aに照射しその反射光を対物レンズ7を介してレーザー光センサ10の受光素子で検出することにより反射光量の計測が開始される(ST3)。
【0054】
続けて制御部13はスレッドモータ4を制御し、光ヘッド6を待機位置まで所定速度で所定距離移動させ、図5に示す照射移動線(照射軌跡)28に沿ってレーザー光のスポット29を光ディスク表面2aに走査させることにより、光ディスク2の動径方向の反射光量分布が得られる(ST4)。
【0055】
次に、反射光量分布の計測が終了した後は(ST5)、ステップST6に処理が移行し、上記実施の形態1と同様の手順で光ディスク2の種類が判別される。その後は上記ステップST6〜ST10が実行された後に一連の処理が終了する。
【0056】
このように本実施の形態2では、光ディスクに対して情報を記録または再生するのに用いるレーザー光センサ10のレーザー光源を利用するから、光ディスク判別用のセンサを別途用意する必要が無く、光学式記録再生装置を小型化し省スペース化を図ることが可能となる。
【0057】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係る光学式記録再生装置および請求項8に係る光ディスク判別方法によれば、光ディスクの片面側には光反射特性が互いに異なる複数領域が同心円状に設けられており、各領域間の境界付近における反射光量分布の変化量を検出できるから、従来ではなし得なかった多種類の光ディスクを一度に判別することが可能となる。
【0058】
また請求項2および請求項9によれば、さらに多種類の光ディスクを一度に判別することが可能となる。
【0059】
また請求項3および請求項10によれば、一般的な光ディスクの鏡面領域の光反射特性と情報記録領域の光反射特性とが異なる事実を利用し、両領域の境界位置が異なることで分類される光ディスクを判別することが可能となる。
【0060】
また請求項4および請求項11によれば、DVD−R、DVD−RW、CD−RおよびCD−RWなどの記録管理用領域を設けられた記録再生用光ディスクと、DVD、DVD−ROM、CD、CD−ROMなどの記録管理用領域をもたない再生専用光ディスクとを一度に判別することが可能となる。記録再生用光ディスクの情報記録領域の内周端は、再生専用光ディスクのそれと較べると、記録管理用領域を設定した分だけシフトしているため、両光ディスク間では情報記録領域と鏡面領域との境界位置が異なる。よって、その境界における反射光量分布の変化量を検出することで、光ディスクの種類が再生専用か記録再生用かを判別することが可能となる。
【0061】
また請求項5および請求項12によれば、情報記録領域の設定範囲が異なることで前記反射光量分布の変化位置も異なることから、CD系光ディスクとDVD系光ディスクとを一度に判別することが可能となる。
【0062】
また請求項6および請求項13によれば、LED光は発散光または平行光で光ディスク表面に照射されるから、レーザー光と較べると、光ディスクの記録媒体の性状を変化させること無く光ディスクの種類を判別することが可能となる。
【0063】
また請求項7および請求項14によれば、光ヘッドに搭載されるレーザー光センサを代用できるから、光ディスク判別用のセンサを別途用意する必要が無く、装置を小型化し省スペース化することが可能となる。
【0064】
そして請求項15によれば、光ヘッドを最内周位置に移動させて、光ディスクに対するスレッドモータなどの初期位置を設定する動作は通常の光ヘッドの位置決め過程で必須の動作であるから、この動作に伴い、光ヘッドが待機位置と最内周位置との間を移動する過程で光ディスクの反射光量分布を測定することにより、光ディスクの判別動作に時間のロスが生じず、光ディスクに対する再生動作または記録動作の所要時間を短縮化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る光学式記録再生装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】 図1に示す光学式記録再生装置の平面図である。
【図3】 実施の形態1に係る光学式記録再生装置による処理動作を示すフローチャートである。
【図4】 光ディスクの概略構成を示す正面図である。
【図5】 光ディスク表面に照射するLED光およびレーザー光の軌跡を示す図である。
【図6】 記録再生用DVDの側部の寸法を示す概略図である。
【図7】 再生専用DVDの側部の寸法を示す概略図である。
【図8】 記録再生用CDの側部の寸法を示す概略図である。
【図9】 再生専用CDの側部の寸法を示す概略図である。
【図10】 各種光ディスクの反射光量分布を示す図である。
【図11】 図10に示す反射光量分布の変化レベルを示す図である。
【図12】 光学式記録再生装置の第1の従来例を示す概略構成図である。
【図13】 光学式記録再生装置の第2の従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 光学式記録再生装置、2 光ディスク、2a 記録面、3 スピンドルモータ、3a 駆動軸、4 スレッドモータ、5A ガイドスクリュー、5B ガイドスクリュー、6 光ヘッド、7 対物レンズ、8 LED光センサ、9 ターンテーブル、10 レーザー光センサ、11 光ディスク判別手段、12 ローディング機構、13 制御部。
Claims (15)
- 光ディスクの種類を判別する光学式記録再生装置であって、
前記光ディスク表面に向けて光を照射する発光手段と、前記光ディスク表面で反射した光の反射光量を検出する受光手段とを有する光ヘッドと、
前記発光手段が前記光ディスク表面に向けて光を照射する間、前記光ディスク表面に沿って当該光ディスクの周方向と交差する方向へ前記光ヘッドを相対移動させる走査手段と、
前記光ヘッドの相対移動により前記受光手段で検出した反射光量分布の変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類の判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする光学式記録再生装置。 - 請求項1記載の光学式記録再生装置であって、前記判別手段は、前記反射光量分布の変化位置をさらに検出し、前記変化位置におけるその変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類を判別する、光学式記録再生装置。
- 請求項2記載の光学式記録再生装置であって、
前記光ディスクが、少なくともその片面側に、情報を記録しない鏡面領域と該鏡面領域の外周側に情報を記録する情報記録領域とを同心状に連続して設けてなり、
前記判別手段は、前記鏡面領域と前記情報記録領域との境界付近における前記反射光量分布の変化位置とその変化量とを検出する、光学式記録再生装置。 - 請求項3記載の光学式記録再生装置であって、
前記判別手段は、前記情報記録領域がその外周側に再生データを記録する再生データ記録領域とその内周側に前記再生データの記録または管理に利用される記録管理用領域とからなる記録再生用光ディスクと、前記情報記録領域が前記再生データ記録領域のみからなる再生専用光ディスクとを判別する、光学式記録再生装置。 - 請求項3または4記載の光学式記録再生装置であって、
前記判別手段は、前記情報記録領域の設定範囲が互いに異なるCD(Compact Disc)系光ディスクとDVD(Digital Versatile Disc)系光ディスクとを判別する、光学式記録再生装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の光学式記録再生装置であって、前記発光手段として発光ダイオードを用いてなる光学式記録再生装置。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の光学式記録再生装置であって、前記発光手段としてレーザーを用いてなる光学式記録再生装置。
- 光ディスク表面に向けて光を照射し、その反射光量を利用して光ディスクの種類を判別する光ディスク判別方法であって、
(a)前記光ディスク表面に向けて光を照射する間、当該光を前記光ディスク表面に沿って当該光ディスクの周方向と交差する方向へ走査させてその反射光量分布を測定するステップと、
(b)前記反射光量分布の変化量を検出するステップと、
(c)前記ステップ(b)で検出した変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類を判別するステップと、
を備えることを特徴とする光ディスク判別方法。 - 請求項8記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(b)において、前記光ディスク表面の反射光量分布の変化位置をさらに検出し、前記ステップ(c)において、前記変化位置における前記変化量と所定の閾値との大小を比較することで光ディスクの種類を判別する、光ディスク判別方法。
- 請求項9記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、少なくとも片面側に、情報を記録しない鏡面領域と該鏡面領域の外周側に情報を記録する情報記録領域とを同心状に連続して設けてなる光ディスクの前記反射光量分布を測定し、前記ステップ(c)において、前記鏡面領域と前記情報記録領域との境界付近における前記反射光量分布の変化位置とその変化量とを検出する、光ディスク判別方法。
- 請求項10記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記情報記録領域がその外周側に再生データを記録する再生データ記録領域とその内周側に前記再生データの記録または管理に利用される記録管理用領域とからなる記録再生用光ディスクと、前記情報記録領域が前記再生データ記録領域のみからなる再生専用光ディスクとの何れか一方の前記反射光量分布を測定し、前記ステップ(c)において、前記記録再生用光ディスクと前記再生専用光ディスクとを判別する、光ディスク判別方法。
- 請求項10または11記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記情報記録領域の設定範囲が互いに異なるCD(Compact Disc)系光ディスクとDVD(Digital Versatile Disc)系光ディスクとの何れか一方の前記反射光量分布を測定し、前記ステップ(c)において、前記CD系光ディスクとDVD系光ディスクとを判別する、光ディスク判別方法。
- 請求項8〜12の何れか1項に記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記光ディスク表面に向けて照射する光の光源として発光ダイオードを用いてなる光ディスク判別方法。
- 請求項8〜12の何れか1項に記載の光ディスク判別方法であって、前記ステップ(a)において、前記光ディスク表面に向けて照射する光の光源としてレーザーを用いてなる光ディスク判別方法。
- 請求項1〜7の何れか1項に記載の光学式記録再生装置の起動方法であって、
(d)光ディスクを装置に装着してローディングするステップと、
(e)前記光ヘッドが待機位置と所定の最内周位置との間を移動する過程で、前記光ヘッドの発光手段から前記光ディスク表面に向けて光を照射し、前記受光手段でその反射光量分布を検出するステップと、
(f)前記反射光量分布に基づいて光ディスクの種類を判別するステップと、
(g)前記ステップ(d)〜(f)の後に前記光ディスクに対してフォーカスサーチを実行した後、前記光ディスクに対して再生動作または記録動作を開始するステップと、
を備えることを特徴とする光学式記録再生装置の起動方法。
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