JP3993064B2 - 迷彩シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軍需用に用いられる迷彩状のジープ幌、各種重火器のカバー類等に利用可能な迷彩柄の樹脂加工シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂加工シートに迷彩柄等をプリントされた製品(以下、迷彩シートと称す)は、テーブルクロス、カバン、合成皮革、テント等の民需用に広く採用されている(例えば特許文献1あるいは特許文献2参照。)。それらのシートは布帛の片面あるいは両面に防水樹脂を配し、該防水樹脂の表面に迷彩柄プリントが施されている。かかる用途分野に提供する製品は摩擦堅牢度、日光堅牢度とも要求されているが、使用条件が比較的マイルドである点から、プリントする顔料、バインダー等の材料を選択、吟味して対応して実用性を保持している。
【0003】
一方、軍需用においても迷彩シートが採用されている(例えば特許文献3参照。)。軍需用に利用される迷彩シートは民需用に利用される迷彩シートに比べ、難燃性が要求され、また主として屋外で極めて長期間に亘り使用され、さらに迷彩柄の本来の目的である敵の探知からの隠蔽が重要視される。そのため、難燃性を保持しながら摩擦による色落ちあるいは日光照射による褪色を避ける必要がある。しかしながら、従来の軍需用の迷彩シートは上記の民需用に供している技術をそのまま流用、適用しているのが現状であるため、難燃性、耐久性に劣り、シート寿命は短いという問題があるが、やむを得ず実用を継続したり、あるいは、褪色した部分を人海戦術で塗料を再ペイントしているのが現状である。
【0004】
さらに、かかる迷彩シートによる敵の探知からの隠蔽の基本は活動周辺の天然自然に混和、融合してカムフラージュすることが基本であり、シート表裏で異なる色相、模様からなるリバーシブル可能な迷彩シートが望まれている。しかし、従来の軍需用の迷彩シートは一般的に三酸化アンチモンを難燃剤として配合した難燃軟質塩化ビニルを防水樹脂として布帛両面に配置することにより、難燃性を確保しているが、従来の迷彩プリントは単にその難燃軟質塩化ビニル樹脂層を表面層に配置した構成となっており、表裏リバーシブル可能な迷彩シートとしようとしてもジープ幌では幌骨との摩耗、重火器カバーではこれらとの接触、擦れによる褪色が生じて実用に耐え得ないため、表裏リバーシブルによる実用を断念しているのが現状である。
【0005】
【特許文献1】
登録実用新案3039140号公報
【特許文献2】
特開2001−293808号公報
【特許文献3】
実開平6−064864号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記したような従来の迷彩シートの問題点、すなわち、シートの難燃性を保持しながら、長時間使用した際の擦れによる色落ちおよび長期に実用に供した際の光褪色の問題点を簡略な方法により解消することを目的とするものである。さらには、シートの表裏で異なる色相、模様を有する表裏リバーシブル可能な迷彩を施しても高い耐久性を有する迷彩柄の樹脂加工シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題点を解決すべく種々の検討を実施した結果、布帛の両面に防水樹脂層が配置され、該防水樹脂層の少なくとも片面が2層以上で構成され、かつ該防水樹脂層の層間に迷彩プリントが施されてなる迷彩シートが摩擦堅牢度、日光堅牢度、難燃性に優れ、軍需用に好適であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は布帛の両面に防水樹脂層が配置されており、防水樹脂層の少なくとも一方の面が2層以上からなり、かつ、2層以上からなる防水樹脂層の層間に迷彩プリントが施され、さらに2層以上からなる防水樹脂層の表面側の層が紫外線吸収性の透明樹脂層で構成されてなる迷彩シートであり、好ましくは布帛の両面に、共に2層以上からなる防水樹脂層が配置されており、防水樹脂層の層間に施される迷彩プリントは一方の面と他方の面とで色相および/または模様が異なることを特徴とする上記の迷彩シートであり、より好ましくは2層以上からなる防水樹脂層の表面層を構成する透明樹脂層は厚さが20〜500μmであり、かつ、可視光線透過率60%以上および紫外線透過率30%以下である上記の迷彩シートに関する。さらに本発明は、好ましくは布帛の両面に配置する防水樹脂層が布帛100質量部に対して60質量部以上の質量比であり、かつその防水樹脂層が塩化ビニル樹脂100質量部に対して酸化アンチモンを5〜20質量部配合してなる軟質難燃塩化ビニル樹脂から構成されてなる上記の迷彩シートであり、より好ましくは2層以上からなる防水樹脂層の表面側を構成する透明樹脂層は無機充填材を含まないか、あるいは1μm以下の粒子径からなる無機充填材が配合されてなる軟質塩化ビニル樹脂である上記の迷彩シートであり、1μm以下の粒子径からなる無機充填材が五酸化アンチモンである上記の迷彩シートに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の迷彩シートは図1、2に例示するように構成されてなる。本発明を図1、2を用いて説明する。図1は本発明のシート片面のみに迷彩プリントを施した迷彩シートであり、図2は本発明のシートの表裏両面に迷彩プリントを施した迷彩シートを例示したものである。ここで図中、図1の1および図2の6、12は透明性および紫外線吸収性に優れた、厚さ20〜500μmからなる迷彩プリントの保護樹脂層である。この層を設けることにより、シートが実用中に摩耗を受けても同層が迷彩プリント部位を保護し、色落ちに対して高度な抵抗を確保することになる。また長期に亘って太陽光(紫外線)にさらされても、同層が紫外線を吸収し、迷彩プリントを紫外線から保護する。この下の層に設ける図1の2および図2の7、11が迷彩プリント層である。この迷彩プリント層の具体的な形成方法は図1の1および図2の6、12の樹脂層の片面に迷彩プリントを予め施したシートを図1、図2のごとき配置で積層一体化してもよく、あるいは図1の3および図2の8、10の、布帛層に隣接する防水樹脂層にあらかじめ迷彩プリントし、同様に図1、図2に示すような配置で積層一体化してもよい。なお積層一体化する方法は特に限定されないが、例えば熱ラミネート法が好適に用いられる。
【0009】
次に、図1の4および図2の9は布帛を示す。本発明の布帛は、なんら限定の必要はなく、天然および合成繊維からなる紡績糸、フィラメント糸を用いて製編織布が適用可能である。なお、適用する繊維素材はポリエステル、ビニロン、ポリアミド等からなる合成繊維である場合が耐久性の面からより好ましい。
【0010】
なお、本発明の最大の特徴である迷彩プリントを施す側の樹脂層は、図に例示するように少なくとも一方の面が2層以上から構成されることが必要である(図1の1,3および図2の6,8と10,12)。ここで使用される樹脂素材も何等限定する必要はないが、柔軟性、耐屈曲性、透明性および難燃性の観点から軟質塩化ビニルが特に好ましく、特に布帛両面に配置する防水樹脂層(図1の3、5および図2の8、10)は難燃性を付与させることが好ましい。難燃性を付与させるための樹脂としては樹脂100質量部に対して三酸化アンチモン、五酸化アンチモンに代表される酸化アンチモンが5〜20質量部配合された塩化ビニル樹脂が好適に挙げられる。ここで酸化アンチモンの配合量が5質量部未満であると、迷彩シートの難燃性が確保できず、逆に20質量部を超えるとコスト高となる。より好ましくは7〜15質量部である。また、難燃性とともに柔軟性を付与させることがより好ましく、例えば塩化ビニル樹脂100質量部に対してジオクチルフタレート(DOP)に代表される可塑剤を50〜90質量部配合することが好ましい。さらに必要に応じて炭酸カルシウム等の無機充填剤0〜50質量部ならびに顔料、安定剤、紫外線吸収剤を配合してもよい。
【0011】
そして、このようにして得られる塩化ビニル樹脂からなる防水樹脂層は布帛100質量部に対して60質量部以上の質量比であることが好ましい。該防水樹脂層が布帛100質量部に対して60質量部未満である場合、迷彩シートの難燃性能および防水性能が劣るようになる。より好ましくは60質量部以上500質量部以下であり、さらに好ましくは100質量部以上300質量部以下である。また、本発明の迷彩プリントで構成される2層以上の樹脂層は、必ずしも同一の樹脂素材を用いる必要はなく、例えば、布帛側の樹脂層を難燃性の軟質塩化ビニル、表層を防汚性に優れるポリアクリル酸エステル等に代表される樹脂素材とすることも何等本発明の効果を減じるものではない。
【0012】
また、本発明の迷彩シートは、布帛の両面に、共に2層以上の防水樹脂層が配置されていることが好ましい。また防水樹脂層の層間に施される迷彩プリントは一方の面と他方の面とで色相および/または模様が異なっていることが必要である。このような迷彩シートはシート表裏で異なる色相、模様からなるリバーシブル可能な迷彩シートとして実用可能である。迷彩プリントの色相および/または模様は何等限定されないが、例えば、一方の面を春夏用を想定したグリーン色の面積比率の高い迷彩柄とし、他方の面を秋冬用を想定してブラウン色の面積比率の高い迷彩柄とするなどの配慮が好ましい。
【0013】
さらに、本発明の効果を一層高めるために、迷彩が施される側の2層以上からなる樹脂層のうち、迷彩プリントが施される部位より外層(表面側の層)の樹脂層は紫外線吸収性の透明樹脂層で構成されていることが必要であり、該透明樹脂層は可視光線透過率が60%以上であることが必要である。可視光線透過率が60%未満であると迷彩パターンが鮮明さに欠けるようになる。好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上である。また、この樹脂層における紫外線透過率は30%以下であることが必要である。30%を越えると実用中に太陽光が照射された際、迷彩色部の褪色防止の効果が薄れる。迷彩色の日光堅牢度面からは30%以下が、好ましくは20%以下、より好ましくは10%以下が好ましい。また、さらに、この樹脂層の光沢を抑制するために表面にミクロな凹凸を付すエンボス処理加工を施すことも迷彩シート自体のカムフラージュ効果からより好ましい。
【0014】
また本発明の迷彩シートの表面層を構成する透明樹脂層の厚さは20〜500μmであることが必要である。透明樹脂層の厚さが20μmよりも薄い場合、プリント部位の擦れに対する保護効果や、紫外線からの保護効果が不十分となる。一方、透明樹脂層の厚さが500μmよりも厚い場合、シートが重くなり、本発明の迷彩シートに用いた場合、実用性に問題が生じる恐れがある。好ましくは50μm以上400μm以下である。
【0015】
さらに本発明の迷彩シートの表面層を構成する透明樹脂層は高い透明性を保持して迷彩プリント部を保護しながら迷彩シートの難燃性を阻害しないことが好ましく、そのような性能を有する樹脂としては以下に例示するような軟質塩化ビニル樹脂が好適である。本発明の迷彩シートの表面層を構成する透明樹脂層に好適な軟質塩化ビニル樹脂としては、1)樹脂に配合される可塑剤の一部にトリクレジルホスフェート(TCP)に代表されるリン系の難燃可塑剤が配合された樹脂、あるいは2)性能バランスに優れるDOP等の汎用可塑剤と、さらに難燃性の確保を目的として、粒子径が1μm以下の酸化アンチモンに代表される難燃剤を併用、配合された樹脂、のいずれかの樹脂が好適であるが、これらの方法のうち、1)のリン系の難燃可塑剤が配合された樹脂は樹脂層の低温特性を損なう問題を有する点から、2)のDOP等の汎用可塑剤と、粒子径が1μm以下の酸化アンチモンに代表される難燃剤を併用、配合された樹脂がより好ましい。2)の樹脂において、配合される酸化アンチモンの粒子径が1μmよりも大きい場合、その隠蔽効果により、下層部の迷彩柄が不鮮明となる問題が生じる。好ましくは0.5μm以下であり、より好ましくは0.2μm以下である。また酸化アンチモンは特に限定されないが、五酸化アンチモンが好適である。
【0016】
本発明の迷彩シートは難燃性を保持しながら摩擦堅牢度および日光堅牢度に優れ、長時間使用しても初期の色相、色柄の変化が極めて少ない。したがって、軍需用に用いられる迷彩柄のジープ幌、各種重火器のカバー類等に利用可能である。
【0017】
【実施例】
以下に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらにより何等制限されるものではない。なお本発明の実施例において、樹脂層の可視光線透過率、樹脂層の紫外線透過率、樹脂層厚さは以下の方法によって求められたものを示す。
【0018】
[樹脂層の可視光線透過率 %]
樹脂シートを分光光度計UV−3100PC(島津製作所製)により、400〜700nmの波長域における光線透過率を測定し、下式により求めた光線透過率を樹脂層の可視光線透過率として定義する。
可視光線透過率(%)=(A/B)×100
ここで、 A:樹脂シート400〜700nm域の透過率曲線の積分面積
B:シートなしの透過率曲線の積分面積
【0019】
[樹脂層の紫外線透過率 %]
分光光度計UV−3100PC(島津製作所製)により、紫外線領域の波長350nmにおける光線透過率を測定し、樹脂層の紫外線透過率として定義する。
[樹脂層厚さ μm]
迷彩シートの断面20ヶ所(n=20)を走査型電子顕微鏡(日立製作所製「S−510」)で観察して測定し、その平均値を樹脂層厚さとして定義する。
【0020】
[実施例1]
830dtexからなるポリエステルマルチフィラメント糸をタテ、ヨコにそれぞれ20および22本/インチ打ち込んだ平織組織からなる織物を布帛とした。この布帛の表裏に(a)ライトグリーン色からなる塩化ビニル樹脂〔日本ゼオン(株)製「Geon 103 EP」〕100質量部、DOP65質量部、炭酸カルシウム20質量部、三酸化アンチモン10質量部、顔料3質量部、ステアリン酸亜鉛2質量部、ステアリン酸カルシウム1質量部の組成で構成される厚さ200μmの軟質塩化ビニル樹脂層、(b)ライトグリーン色〔樹脂組成は(a)と同一〕の片面にダークグリーン,ブラウンおよびブラック色からなる迷彩プリントした厚さ200μmの軟質塩化ビニル樹脂層、(c)塩化ビニル樹脂〔日本ゼオン(株)製「Geon 103 EP」〕55質量部、五酸化アンチモン〔日産化学工業(株)製、平均粒子径0.1μm〕7質量部、ステアリン酸亜鉛2質量部、ステアリン酸カルシウム1質量部で構成される厚さ100μmの可視光線透過率85%、紫外線透過率3%の透明軟質塩化ビニル樹脂層、を図1に示すような、(a)/布帛/(b)/(c)の構成として熱ラミネート法で貼り合せ、一体化した。なお、(b)の樹脂層は迷彩プリント側を(c)の樹脂層と熱ラミネートし、迷彩シートを得た。このようにして得られた迷彩シートを、JIS K7204のテーバー式摩耗試験機に取付け、摩耗輪H−22,試験片に加える荷重を4.9Nとし、1000回の摩耗を加え、摩擦堅牢度を測定した。この摩耗後の迷彩プリント部の色落ち程度を肉眼で検査したところ、摩耗により表面樹脂が軽度に白化するも迷彩プリント部は何等色落ちなく、優れた摩擦耐久性を有することが判明した。また、上記迷彩シートの日光堅牢度を評価するために、当該シートをISO基準に基づいたサンシャイン・ウェザオメーターに取付け、1000時間照射したところ、JIS L0804の変退色グレースケールによる判定で4〜5色票(号)レベルであり、照射前とほぼ同一の優れた日光堅牢度を有することが確認された。また、JIS L1091A−1法による燃焼試験を実施したところ、区分2の良好な難燃性を有していた。
【0021】
[比較例1]
図3に示すような、紫外線吸収性の透明樹脂層(c)を有さない従来の迷彩シートを作製し、その摩擦堅牢度および日光堅牢度を評価した。この摩擦後のシートは迷彩プリント部が完全に摩耗で消失し、また、サンシャイン・ウェザオメーター照射後のシートは、色が大幅に褪色し、JIS L0804の変退色グレースケールによる判定で1〜2色票(号)レベルであった。
【0022】
【発明の効果】
本発明の迷彩シートは従来の迷彩シートに比べ、摩擦堅牢度および日光堅牢度に優れ、長時間使用しても初期の色相、色柄の変化が極めて少ない。したがって、軍需用に用いられる迷彩状のジープ幌、各種重火器のカバー類等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、布帛の一方の面が2層の防水樹脂層で構成され、かつ2層の防水樹脂層のうち、表面側の樹脂層が透明な防水樹脂層である迷彩シートの断面図。
【図2】本発明の、布帛の両面が2層の防水樹脂層で構成され、かつ両面の2層の防水樹脂層のうち、表面側の樹脂層が透明な防水樹脂層である迷彩シートの断面図。
【図3】従来の、防水樹脂層が1層のみで構成されている迷彩シートの断面図。
【符号の説明】
1.表面側を構成する透明な防水樹脂層
2.迷彩プリント層
3.布帛層に隣接する防水樹脂層
4.布帛層
5.防水樹脂層
6.表面側を構成する透明な防水樹脂層
7.迷彩プリント層
8.布帛層に隣接する防水樹脂層
9.布帛層
10.布帛層に隣接する防水樹脂層
11.迷彩プリント層
12.表面側を構成する透明な防水樹脂層
13.迷彩プリント層
14.布帛層に隣接する防水樹脂層
15.布帛層
16.布帛層に隣接する防水樹脂層
Claims (5)
- 布帛の両面に防水樹脂層が配置されており、防水樹脂層の少なくとも一方の面が2層以上からなり、防水樹脂層の層間に一方の面と他方の面とで色相および/または模様が異なる迷彩プリントが施され、さらに2層以上からなる防水樹脂層の表面側の層が厚さ20〜500μm、かつ可視光線透過率60%以上および紫外線透過率30%以下である透明樹脂層で構成されてなる迷彩シート。
- 布帛の両面に、共に2層以上からなる防水樹脂層が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の迷彩シート。
- 布帛の両面に配置する防水樹脂層は布帛100質量部に対して60質量部以上の質量比であり、かつその防水樹脂層が塩化ビニル樹脂100質量部に対して酸化アンチモンを5〜20質量部配合してなる軟質難燃塩化ビニル樹脂から構成されてなる請求項1または2記載の迷彩シート。
- 2種以上からなる防水樹脂層の表面側を構成する透明樹脂層は無機充填材を含まないか、あるいは1μm以下の粒子径からなる無機充填材が配合されてなる軟質塩化ビニル樹脂である請求項1〜3のいずれか1項記載の迷彩シート。
- 1μm以下の粒子径からなる無機充填材が五酸化アンチモンである請求項4記載の迷彩シート。
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