JP3992520B2 - 成形紙管構造体とその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は断熱性、遮音性、調湿性、設備収納性などに優れた機能性を有する建材として用いることができる成形紙管構造体とその製造方法に関するもので、さらに詳しくは、断熱屋根材・断熱壁材・結露防止壁材、防音天井材・防音床材・防音壁材、調湿壁材、電気配線収納壁材・ガス水道収納壁材・冷暖房床材・システム床材・システム天井材・分電番収納壁材・情報機器収納壁材などに利用できる成形紙管構造体およびその製造方法に関するものである。
【0002】
本発明で言う成形紙管とは、スパイラル巻き、平巻きなどで生産された円筒状紙管の外面を部分的に対称位置で加圧することにより、外側面の対称位置に形成された平面部分と、元の円筒状紙管の円弧状を残した曲面部分とからなる紙管を言うものである。造管と同時に成形するか、造管を適当な長さに切断した後にするか、または別途加湿加温状態で成形するかは生産現場で適宜に選択される。
【0003】
【従来の技術】
従来、紙管を利用した建築用資材としては、例えば、実開平6−27130号公報に開示されているように、断面形状が円形、楕円形、多角形などの紙管を並列し、その片面または両面に紙、合成紙、布、金属箔、プラスチックフィルムなどのシートを貼着することにより軽量で可撓性に富み、且つ可曲性があって、壁装材、間仕切り、天井材、床材などのパネル材として用いることができる紙管パネルが提案されている。
【0004】
また、別なものとして、特開平7−217070号公報に開示されているように、建築用内装ボードと外装ボードとの間に中空の角柱形紙管からなる構造材料を介在させて間仕切り壁や補強リブ付きボードとして使用することが提案されている。さらに、その製造方法においても連続的に生産するのが難しい問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の紙管パネルおよび後者の建築用内外装構造材料では、その内部に配管、配線、機器類などの収納ができないため、利用度に制限があって室内の有効空間容積を狭ばめるばかりでなく、使用時にはパネル材および外装ボードの外部に設けることに限定されるだけでなく、外部に露出することになり、外観上、体裁が悪くなり用途が限られていた。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するために開発されたもので、建築用資材として求められる放熱・断熱性能、遮音性能、調湿性能、加工性などに優れると共に、配管、配線、機器類などを収納できる機能性を有する成形紙管構造体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、現在、世界的にみて住居の不足している地域または戦争・天災などで被災している地域への援助物資の一つとしてテントに代わる簡易ハウス用の資材としても使用できる成形紙管構造体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明では、複数枚の紙材からなり、外面形状が曲面部分と平面部分から構成された複数の筒状の成形紙管を用いて、隣接する成形紙管の平面部分同士を連結して成形紙管群を形成し、その成形紙管群の少なくとも片面に板、シート、フィルムなどの外装材を接着してなる成形紙管構造体を開発し、採用した。
【0009】
また、本発明では、複数枚の紙材からなり、外面形状が曲面部分と平面部分から構成された複数の筒状の成形紙管を用いて、隣接する成形紙管の平面部分同士を連結して成形紙管群を形成し、その成形紙管群の少なくとも片面に板、シート、フィルムなどの外装材を接着するとともに、成形紙管の開口部を破壊できるシート片で封止し、その上面の横方向に接合された成形紙管の少なくとも一部に孔を設け、縦方向に接合された成形紙管と連通させたことを特徴とする成形紙管構造体を開発し、採用した。
【0010】
さらに、本発明では、上記のように構成した成形紙管構造体において、成形紙管の中空部に水道管、ガス管、熱交換パイプなどの配管類あるいは電力線、通信ケーブルなどの配線類を収納した成形紙管構造体を開発し、採用した。
【0011】
また、本発明では、複数枚の紙を接着剤により接着して筒状の紙管を造管する工程と、該紙管の両側部と上下部に配置された加圧ローラーにより紙管の上下、両側面を加圧して上下、両側面の対称位置に平面部分を形成すると共に、該平面部分と元の紙管の残部により形成された曲面部を有する成形紙管を造管する工程と、複数の成形紙管の平面部分同士を接合して成形紙管群とする工程と、接合された成形紙管群の少なくとも片面に板、シート、フィルムなどの外装材を接合する工程とからなることを特徴とする成形紙管構造体の製造方法を開発し、採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1実施の形態を添付の図1〜図6に基づいて説明すれば、図1、図2において、1はスパイラル巻き機または平巻き機にて生産された外径82mm、内径76mmの円筒状の紙管、2,2は所定の間隔で紙管1の両側に垂直方向に配置された中央部が僅かに突出する太鼓状の加圧ローラー、3,3は紙管1の上下に水平方向に配置された同様の加圧ローラーである。
【0013】
円筒状の紙管1を長手方向に移動すると、紙管1は垂直方向の加圧ローラー2,2に挟み込まれて両側面を変形させて平面部分4a,4aを形成し、上下加圧ローラー3,3に挟み込まれて上下両面を変形させて平面部分4a,4aを形成し、紙管1の円弧の残部即ち、四隅部を曲面4b,4b,4b,4bに形成した成形紙管4となる。
【0014】
上記の加圧ローラー2,2と3,3の距離および傾きなどは、紙管1の外径に対しどの程度の平面部分および角度を形成させるかにより決定される。この実施の形態においては、加圧ローラー2,2および3,3の間隔は約75mmとした。
【0015】
また、加圧ローラー2,2および加圧ローラー3,3のそれぞれの位置は紙管の変形に要する加圧ならびに変形を容易にするため前後に僅かにずらしてあり、好ましくは加圧ローラーの大きさ1本分位ずらすことで紙管の紙層剥離がなく変形度合い(変形対称性、曲率形状、平面形状)などが良好になる。
【0016】
紙管1は巻き機から造管され、まだ完全に紙層同士が接着されていない間(巻き芯との摩擦抵抗による熱で温度が高く、未乾燥状態で接着剤が硬化していない状態)に加圧ローラー2,2、3,3間を通過する時に加圧成形することにより、紙層が剥離せず、また余分な設備(加熱、加湿設備を含む)を設置しなくとも容易に成形が可能である。
【0017】
また、加圧ローラー2,2、3,3を造管速度に同期させて、紙管1の周囲を公転回転させることにより、連続した成形紙管が生産できる。すなわち、加圧ローラー群を造管速度に合せて自転公転させることにより、紙層剥離のない成形紙管4ができる。
【0018】
成形紙管4における紙層間の剥離は、紙管厚さが厚ければ外径、内径の差により曲面部分4bと平面部分4aの境界域に皺、浮きが発生する場合があり、紙管外径が90mm以下の場合の好ましい紙管の厚さは約4mm以下である。紙管外径が大きくなれば当然に紙管の厚さも厚くできる。また曲面部分4bの範囲を大きくとることによりさらに紙管の厚さを大きくできる。このように曲面部分4bを残存させることにより、成形紙管4の機械的な強度を高めることができる。
【0019】
図3はこのようにして加工された成形紙管4を示すもので、元の紙管1の曲率半径40mmの曲面部分4b,4b,4b,4bと、上下面および両側面を加圧変形させた幅約32m、対向内面距離約67mmの平面部4a,4a,4a,4aとにより構成された略正方形に近い断面形状のものであるが、この形状に限定されるものでなく、用途に応じて加圧ローラー2,2、3,3の位置関係を調整することにより、曲面部分4bを一部に有する三角形、矩形、台形など各種形状の成形紙管の製造が可能である。
【0020】
5は成形紙管4を複数本並列に配置し、隣接する平面部分同士4a,4aを接着剤で接着して連結した成形紙管群で、その成形紙管群5の表裏面に厚さ3mmの化粧板の外装材6を、下面にアルミニウム箔をラミネートした厚さ0.3mmの紙材の外装材6をそれぞれ接着で接合して成形紙管構造体7を構成している。
【0021】
つぎに、図7及び図8は本発明の第2実施の形態を示しており、上記第1実施の形態と相違しているのは、縦方向の成形紙管4と横方向の成形紙管9から構成されている点であって、他の部材の構成は前記第1実施の形態と相違していないので説明を省略すると共に、同一部材には同一符号を符してある。
【0022】
すなわち、この実施の形態では、図7、図8に示すように、縦方向の成形紙管4を、前記第1実施の成形紙管群5と同じように複数本並列して、隣接する平面部分同士4a,4aを接着剤で連結して成形紙管群8を形成し、その上面部に横方向の成形紙管9を接合してあり、その成形紙管9の下面の所要の位置に孔10を明けてある。
【0023】
11は縦方向の成形紙管群8の各成形紙管4の中空部の空気を密封し、断熱効果を高めるため両端の開口部に空気遮断用として封止するシート片で、紙やプラスチックフイルムなどの破壊しやすい材質からなっている。12は厚さ約3mmのパンチング孔を設けたベニヤ板の上に多孔質性クロスを貼り付けた外装材であり、それによって成形紙管構造体13を構成している。
【0024】
そして、縦方向のいずれかの成形紙管4に配線または配管をする必要があるときに、成形紙管4の開口部に貼り付けられたシート片11を予め破っておくことにより、横方向の成形紙管9の孔10と連通される。他の開口部のシート片11は破られないため内部の空気が移動せず、断熱効果を維持する。
【0025】
上記のように構成した本発明の成形紙管構造体13の使用例と作用、効果を図9および図11に示す外壁材Aおよび図11に示す床材Bについて説明する。
図9は、外壁面側に床暖房用の給湯器14を配置し、内壁面側に制御器(リモコン)15を配置し、該給湯器14に繋がる温湯給排水パイプ16を床材Bに配設された熱交換パイプ17と接続して床暖房用のシステムを構築する例を示しており、温湯給排水パイプ16を予め縦方向の成形紙管4の適宜位置に穿設した孔に挿入して成形紙管4の中空部に沿って下方に延ばして熱交換パイプ17と接続するものである。この時、温湯給排水パイプ16は成形紙管4の中空部に充分収納できるスペースがあって容易にスムーズに収納することができる。また、温湯給排水パイプ16と熱交換パイプ17は成形紙管4の中空部内に収納され隠れて外面に出ることがないので損傷することがない。
【0026】
また、別の使用例として図10および図11に示す間仕切り材Cについて説明する。横方向の成形紙管9の一方の開口部から電力線18を、他方の開口部から電話(インターネット用含む)回線19を挿通し、縦方向の成形紙管4の開口部に貼ってあるシート片11(図8参照)を破り中空部に通してコンセント20に結合したものであり、この使用例によれば、電力線18、電話回線19を挿入収納しやすく外部に現れることがない利点がある。また、他の成形紙管4の開口部のシート片11は破られないため、中空部の空気が移動せず、音波振動の成形紙管内部での減衰が高くなり、断熱効果と遮音効果を発揮でき、ピアノ据え付けた部屋あるいはステレオを設置してある部屋の間仕切り材として使用すると、外部への音の漏れがなく周囲に迷惑をかけず快適な生活ができる。
【0027】
また、この使用例によれば、室内の温度を保温(断熱効果)し、暖房および冷房効率を高めることができる。さらに、夏は室内温度を冷却(自然冷却効果)することができる。すなわち、冷却効果については成形紙管内を下方(床下近辺)から上方に向けて空気の流れを作る(エントツ効果で自然に緩やかな気流が生じる)ことにより、壁面の温度を空冷により下げることができる。なお、強制的に気流の流れを作ればさらに効率は高くなるが、エネルギー消費の点からは自然対流を利用することが好ましい。すなわち、環境にやさしい自然温度管理システムが創出できる。
【0028】
さらに、図11に示す洋間のフローリングの下敷材Dとして使用すると、配管(床下暖房、ガス管など)、配線(電力線、電話線など)が埋設できる。畳敷きの場合はさらに湿度の調整(調湿作用)ができ、カビの発生が防止できる。またマンションなどの場合、振動吸収材として階下の室への振動伝達を紙の変形復元力で抑制する効果が付加される。
【0029】
また、図11に示す天井材Eとして利用すると、屋根裏との断熱(この断熱性は、特にマンションなどの上層階で期待でき、天井からの熱を低減することができる。)、階上からの遮音を図ることができるものである。
【0030】
さらに、図11に示す屋根の内張り材Fとして使用すると、断熱効果が図れて夏場の屋根から照り返しによる熱遮断、さらに前述したように紙管内部に空気を流すことで冷却効果を計ることができる。
【0031】
また、図11に示す瓦材Gとして使用する場合は、成形紙管を小型化し外装材として雨の浸透を防止する金属材、洋瓦、U瓦(商品名)などに貼り付けるなどして利用できる。この場合、厚さを薄くするため紙管径を小さく、好ましくは直径20mm〜30mmにするとよい。
【0032】
なお、上記した実施例では多角形の成形紙管とその用途について説明したが、2×4工法も可能である。図12の断面図に示すような形状のものも用途に応じて利用でき、特に成形紙管4の断面形状については実施例に限定されない。
【0033】
また、これらの成形紙管構造体を組み立てる際の継手として、図13の斜視図に示すような構成体も必要となる。(A)はボードを直角に接続する場合、(B)はT字状に接続する場合、(C)は交差させる場合などに利用できる。
【0034】
つぎに、図14(A)、(B)、(C)に示す各成形紙管構造体を壁材として使用した場合の遮音試験の結果を下記する。
従来の円形紙管21を離間配置し紙管外面全体に沿うように外装材22としての厚さ1mmの紙を貼り付けた構造体(A)及び従来の角形紙管23を両端に配置し、その間に略ハニカム構造体24を配置し、両面に同じ外装材25を接着した構造体(B)並びに本発明の成形紙管4による構造体(C)のそれぞれを、防音効果を有する箱の片面に設置し、その箱の内部にスピーカーを配置して各構造体面から洩れる音響を測定したところ、従来の構造体(A)は約1/3dB、構造体(B)は約2/3dBであったのに対して、本発明の構造体(C)は約1/7dBであった。このことは本発明の構造体が音波の振動を面で伝達していないこと、面部分が紙管の厚さで減衰させ紙管内部の空気に伝播しにくくさせているためと考えられる。
【0035】
さらに、断熱性能についての試験を行った。その結果を下記する。
実験方法は、図14の各構造体を熱プレートの上面に密着させ、温度計測用の熱伝導体を構造体の両面にそれぞれ固定した。熱プレート温度を約45℃に制御した4時間後の温度は、構造体(A)は約28℃、構造体(B)は30℃、本発明の構造体(C)では約25℃であった。このことは本発明の構造体が断熱性に優れていることを示している。
【0036】
なお、本発明においては紙材、紙管、外装材、構造体の寸法、材質及び造管速度などについては特に限定されるものではなく、また収納設備類なども用途に応じて適宜選択されるものである。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、前記のように構成したので、成形紙管を接合する際に隣接する平面部分同士で接合するため、接着面積が大きくなって紙管同士の接合が強固になり、丈夫な成形紙管構造体となる。また、成形紙管には元の紙管の曲面部分を残しているので、機械的な強度を高めることができる。
【0038】
また、成形紙管が紙材で構成されているため、外装材を多孔質や吸湿性の部材にすると室内の水分を吸い込み、乾燥ぎみの場合は、吸湿した水分を吐き出すことにより、室内の湿度を安定させ、過乾燥、過湿度による弊害を抑制する調湿効果を有する。
【0039】
さらに、従来にない遮音効果、断熱効果が得られると共に、パイプや電線などを成形紙管の中空部に充分収納でき、収容物を損傷させることがなくなるとともに、外観に現れないので体裁がよくなる。また、遮音性、調湿性、断熱性、収納性の優れた成形紙管構造体を比較的簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形紙管の製造過程を示す簡略斜視図である。
【図2】図1の簡略平面図である。
【図3】本発明の成形紙管の斜視図である。
【図4】図3の拡大断面図である。
【図5】成形紙管群の斜視図である。
【図6】第1実施の形態の成形紙管構造体の斜視図である。
【図7】第2実施の形態の成形紙管構造体の斜視図である。
【図8】図7の要部拡大断面図である。
【図9】第2実施の形態の成形紙管構造体を外壁面に使用した状態の断面図である。
【図10】第2実施の形態の成形紙管構造体を間仕切り材に使用した状態の斜視図である。
【図11】家屋の各部材に用いた断面図である。
【図12】他の成形紙管構造体の断面図である。
【図13】成形紙管構造体同士の継手の斜視図である。
【図14】従来と本発明による紙管構造体の断面図である。
【符号の説明】
4 成形紙管
4a 平面部分
4b 曲面部分
5 成形紙管群
6 外装材
8 成形紙管群
9 横方向成形紙管
10 孔
11 シート片
Claims (4)
- 複数枚の紙材からなり、外面形状が曲面部分と平面部分から構成された複数の筒状の成形紙管を用いて、隣接する成形紙管の平面部分同士を連結して成形紙管群を形成し、その成形紙管群の少なくとも片面に板、シート、フィルムなどの外装材を接着してなる成形紙管構造体。
- 複数枚の紙材からなり、外面形状が曲面部分と平面部分から構成された複数の筒状の成形紙管を用いて、隣接する成形紙管の平面部分同士を連結して成形紙管群を形成し、その成形紙管群の少なくとも片面に板、シート、フィルムなどの外装材を接着するとともに、成形紙管の開口部を破壊できるシート片で封止し、その上面の横方向に接合された成形紙管の少なくとも一部に孔を設け、縦方向に接合された成形紙管と連通させたことを特徴とする成形紙管構造体。
- 成形紙管の中空部に水道管、ガス管、熱交換パイプなどの配管類あるいは電力線、通信ケーブルなどの配線類を収納したことを特徴とする請求項1および請求項2に記載の成形紙管構造体。
- 複数枚の紙を接着剤により接着して筒状の紙管を造管する工程と、該紙管の両側部と上下部に配置された加圧ローラーにより紙管の上下、両側面を加圧して上下、両側面の対称位置に平面部分を形成すると共に、該平面部分と元の紙管の残部により形成された曲面部を有する成形紙管を造管する工程と、複数の成形紙管の平面部分同士を接合して成形紙管群とする工程と、接合された成形紙管群の少なくとも片面に板、シート、フィルムなどの外装材を接合する工程とからなることを特徴とする成形紙管構造体の製造方法。
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