JP3992352B2 - 電子静止画システムにおける手振れ補正装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子スチルカメラやディジタルスチルカメラに適用して好適な手振れ補正装置及び手振れ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ(カメラ一体型のビデオテープレコーダ)の手振れ補正方式のひとつに、電子的な手振れ補正方式がある。この方式は、角速度センサ等による手振れの検出に基づいて縦,横方向の手振れ補正量を算出し、この縦,横方向の補正量の情報を1フィールド期間(NTSC方式では1/60秒)毎にカメラ内のCCD駆動回路,カメラ信号処理回路にそれぞれ送ることにより、CCD撮像素子の垂直転送CCDの駆動を制御するとともにカメラ信号処理回路内のラインメモリを制御するようにしたものである。CCD撮像素子には、映像信号に対応する有効画角よりも大きな撮像領域を設けており、垂直転送CCD及びラインメモリの処理により、撮像領域の中から有効画角の切り出しが行われる。
【0003】
図4は、この有効画角の切り出しまでの過程の一例を略示したものである。角速度センサによって検出された手振れ量を表す手振れ信号(同図A)が、垂直駆動パルスVD(同図C)に同期して1フィールド期間毎にサンプリングされ(同図B)、このサンプリング結果に基づいてCCD撮像素子の撮像領域20の中から有効画角20aが切り出される(同図D)。
【0004】
ところで、ビデオカメラにおける各種の処理方式は、その多くが、フロッピディスク等を記録メディアとする電子スチルカメラや、メモリカード等のディジタル型の記録メディアを用いるディジタルスチルカメラのような、電子的に静止画を撮影するシステム(電子静止画システムと呼ぶことにする)でも採用されている。手振れ補正機能については現在のところ電子静止画システムには搭載されていないが、この機能を電子静止画システムに搭載しようとした場合には、ビデオカメラにおける電子的手振れ補正方式をそのまま採用することがやはりひとつの方法であると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、こうした従来の電子的手振れ補正方式では、有効画角よりも大きな撮像領域をCCD撮像素子に設けなければならないので、同じ撮像面積で比較すると、有効画角に等しい撮像領域を有するCCD撮像素子よりも、実際に映像信号を得るために使用できる画素数が少なくなる。従って、そのことが、撮像面積が一層小型化される傾向のもとで、高画質化に対する障壁となってしまうことは否めない。
【0006】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、特に電子静止画システムを対象として、有効画角よりも大きな撮像領域をCCD撮像素子に設ける必要をなくした電子的手振れ補正方式の手振れ補正装置及び手振れ補正方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子静止画システムにおける手振れ補正装置は、角速度センサの検出出力に基づき手振れ量を検出する手振れ検出手段と、この手振れ検出手段によって検出された手振れ量から手振れ信号を生成する手振れ信号生成手段と、この手振れ信号生成手段により生成される手振れ信号のレベルの中心値を求め、その中心値を補正目標値として設定する目標値設定手段と、この手振れ検出手段によって検出された手振れ量に応じて、撮像素子を露光する開始時刻と終了時刻とを制御する露光制御手段とを備え、この露光制御手段は、手振れ信号のレベルがこの目標値設定手段により設定された補正目標値に一致したタイミングで露光を開始させることを特徴としている。また、本発明に係る電子静止画システムにおける手振れ補正方法は、角速度センサの検出出力に基づき手振れ量を検出する第1ステップと、この第1ステップによって検出した手振れ量から手振れ信号を生成する第2ステップと、この第2ステップにより生成されるこの手振れ信号のレベルの中心値を求め、その中心値を補正目標値として設定する第3ステップと、この第1ステップによって検出した手振れ量に応じて、撮像素子を露光する開始時刻と終了時刻とを制御する第4ステップとを有し、この第4ステップでは、手振れ信号のレベルがこの第3ステップにより設定した補正目標値に一致したタイミングで露光を開始させることを特徴としている。
【0008】
この手振れ補正装置によって手振れが補正される原理を、図3を参照して説明する。1フィールド期間(ここでは1/60秒とする)に亘る露光は、1/60秒よりも十分短い時間Δtの間隔毎の瞬時の露光の集合とみなすこともできる。この見地からは、図3Aの手振れ信号に表されるような手振れが発生しているときには、これらの瞬時の露光により、図3Cに例示するように、各フィールド期間内にそれぞれ被写体位置の異なる多数の画面が存在することになる。
【0009】
そこで、図3Aに例示するように、手振れ検出手段で検出された手振れ量を表す手振れ信号が中心レベルcにあるタイミングにのみ露光を行うようにすれば、図3Cに斜線で示したような被写体位置の安定した画面のみが得られるようになるので、手振れを抑制した静止画を撮影することができる。
【0010】
本発明に係る手振れ補正装置の露光制御手段は、この例のように、手振れ量に応じた露光の開始時刻と終了時刻との制御を行うものである。同様に、本発明に係る手振れ補正方法の第2ステップでも、この例のように、手振れ量に応じた露光の開始時刻と終了時刻との制御を行う。これにより、従来のビデオカメラにおける電子的手振れ補正方式のようにCCD撮像素子に有効画角よりも大きな撮像領域を設けなくても手振れが電子的に補正されるようになるので、撮像面積の小型化の傾向のもとで、一層の高画質化が可能になる。
【0011】
しかも、この露光制御は、CCD駆動回路からCCD撮像素子へのパルスの供給を制御すること(例えば、電子シャッタ機能を搭載した電子静止画システムにおいて、撮像素子を露光するタイミング以外では、電子シャッタ動作のための掃き出しパルスを撮像素子に供給させ続けること等)のみによって実現可能であり、従来のビデオカメラにおける電子的手振れ補正方式のようなカメラ信号処理回路内のラインメモリの制御は不要である。従って、従来の電子的手振れ補正方式よりも一層簡単な処理によって手振れ補正を行えると共に、安価に実現可能である。
【0012】
ちなみに、こうした露光制御を行うと、露光と次の露光との間の間隔が手振れの状態に応じて一定でなくなるので、CCD撮像素子の出力信号に基づいて動画像を得ようとする場合には、動きの不連続な(ぎこちない)画像が得られることもある。しかし、静止画用の露光は一度の露光で完了するので、このように露光の間隔が不規則化しても画質は全く劣化することはない。
【0013】
尚、露光制御手段は、手振れ量が所定の範囲内にあるタイミングでの手振れ量の変化率に応じて、撮像素子を露光する期間の長さを決定するものであることが好適である。そうした場合には、手振れが速く発生するときには露光期間を短くすること等が可能になるので、手振れを一層よく抑制した静止画を撮影することができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用したディジタルスチルカメラの回路構成の一部を示すブロック図である。CCD駆動回路1では、同期信号発生器1aが発生する水平駆動パルスHDや垂直駆動パルスVDに同期して、タイミングジェネレータ1bが、CCD撮像素子2を駆動するのに必要な各種パルス(フォトダイオードに蓄積された信号電荷を垂直CCDに転送させるセンサゲートパルスや、垂直CCD内で信号電荷を転送させる垂直転送パルスや、垂直CCDから水平CCDに信号電荷を転送させる垂直水平変換パルスや、水平CCD内で信号電荷を転送させる水平転送パルス等)を生成してCCD撮像素子2に供給する。
【0015】
CCD撮像素子2からは、水平CCDに転送された信号電荷が出力部で電気信号に変換されて出力される。この電気信号は、サンプルホールド回路3及びA/D変換器4を経てカメラ信号処理回路5に送られる。カメラ信号処理回路5では、輝度信号処理,色信号処理,輪郭補正処理,画像圧縮処理等をディジタル信号処理として実行することにより、最終的なディジタル画像信号(輝度信号と色信号)を生成する。
【0016】
この画像信号は、メモリコントローラ6に送られる。メモリコントローラ6は、記録メディアであるメモリカード7への画像信号の書き込みや、メモリカード7からの画像信号の読み出しや、D/A変換器(図示せず)を経て液晶モニタ(図示せず)への画像信号の供給等を行う。
【0017】
このスチルカメラには、角速度センサ8(縦方向の手振れを検出するものと横方向の手振れを検出するもの)が設けられている。この角速度センサ8自体は、既存のビデオカメラにおいて電子的手振れ補正を行うために設けられているのと同じもの(例えば圧電素子を用いた振動ジャイロから成るもの)であってよい。角速度センサ8の検出出力は、A/D変換器9を経て、マイクロコンピュータ10に送られる。マイクロコンピュータ10はスチルカメラの各部を制御するものであり、後述する手振れ補正処理もマイクロコンピュータ10の制御のもとで行われる。
【0018】
尚、このスチルカメラには電子シャッタ機能が搭載されている。電子シャッタは、周知の通り、図5に例示するように、1フィールド期間内の適宜の時刻tまでにCCD撮像素子のフォトダイオードに蓄積された信号電荷を、掃き出しパルスXSUBの供給によって全て基板に掃き出した後(あるいは垂直CCDに読み出して高速に掃き出した後)、当該フィールド期間内の残りの時間内にフォトダイオードに蓄積された信号電荷のみを有効な電荷として垂直CCDに読み出してCCD撮像素子から出力するようにしたものである。CCD駆動回路1内のタイミングジェネレータ1bでは、この電子シャッタ動作のための掃き出しパルスの生成も行われる。
【0019】
このスチルカメラにおける手振れ補正処理は、この電子シャッタ機能を利用して行われる。そして、既存の電子シャッタ動作では、露光の開始時刻(図5の時刻t)のほうは制御していたが露光の終了時刻は固定であった(図5の垂直駆動パルスVDの出力期間内であった)のに対し、このスチルカメラでは、後述するように、露光の開始時刻と終了時刻との双方を制御することによって手振れを補正する。
【0020】
次に、この手振れ補正処理の一例を説明する。図2は、この手振れ補正処理の実行時の各部の出力等の一例を示すタイミングチャートである。マイクロコンピュータ10は、角速度センサ8の検出出力に基づき、手振れ量を表す手振れ信号(図2A)を生成する。そして、この手振れ信号のレベルの中心値c(図2A)を求め、この中心レベルcを補正の目標値として設定する。そしてマイクロコンピュータ10は、手振れ信号のレベルが目標値cに一致するか否かを常に監視し、一致していなければ(即ち手振れが発生していれば)、タイミングジェネレータ1bを制御して掃き出しパルスをCCD撮像素子2に供給し続けさせる。
【0021】
他方、手振れ信号のレベルが目標値cに一致していれば(即ち手振れが発生していなければ)、マイクロコンピュータ10は、タイミングジェネレータ1bを制御して掃き出しパルスの供給を停止させる。そして、この掃き出しパルスの供給の停止後、1フィールド期間よりも十分短い或る期間ΔTs(この期間の長さを決定する基準については後述する)が経過すると、タイミングジェネレータ1bを制御して、センサゲートパルス,垂直転送パルス,垂直水平変換パルス及び水平転送パルスを順次CCD撮像素子2に供給させた後、再び掃き出しパルスをCCD撮像素子2に供給させ続ける。
【0022】
これにより、手振れ信号のレベルが目標値cに一致していない間は、電子シャッタ動作によって信号電荷が掃き出され続けるので、CCD撮像素子2からはこの間の蓄積電荷に基づく信号は出力されない。他方、手振れ信号のレベルが目標値cに一致すると、期間ΔTsだけCCD撮像素子2が露光される(即ちシャッタスピードがΔTsとなる)ので、CCD撮像素子2からはこの期間ΔTsの蓄積電荷に基づく信号が出力されるようになる。
【0023】
図2の例では、垂直駆動パルスVDの或るパルスVD1(図2B)の出力後時刻tnまで(VD1の出力時から起算して期間T0(n))は、手振れ信号のレベルが目標値cに一致していないので、掃き出しパルスXSUBがCCD撮像素子2に供給され続ける(図2E)。その結果、CCD撮像素子2からはこの間の蓄積電荷に基づく信号は出力されない(図2F)。
【0024】
そして、時刻tnに手振れ信号のレベルが目標値cに一致しているので、時刻tnから期間ΔTs(n)だけ掃き出しパルスXSUBの供給が停止され(図2E)、その後センサゲートパルスSGが供給される(図2D)と共に掃き出しパルスXSUBの供給が再開されている(図2E)(同図では、垂直転送パルス,垂直水平変換パルス及び水平転送パルスの図示は省略している)。その結果、この期間ΔTs(n)だけCCD撮像素子2が露光される(シャッタスピードがΔTs(n)となる)ので、CCD撮像素子2からはこの期間ΔTs(n)の蓄積電荷に基づく信号が出力される(図2F)。
【0025】
その後、垂直駆動パルスVDの次のパルスVD2(図2B)の出力後時刻tn+1まで(VD2の出力時から起算して期間T0(n+1))は、手振れ信号のレベルが目標値cに一致していないので、再び掃き出しパルスXSUBがCCD撮像素子2に供給され続ける(図2E)。その結果、CCD撮像素子2からはこの間の蓄積電荷に基づく信号は出力されない(図2F)。
【0026】
そして、時刻tn+1に再び手振れ信号のレベルが目標値cに一致しているので、時刻tn+1から期間ΔTs(n+1)だけ掃き出しパルスXSUBの供給が停止され(図2E)、その後センサゲートパルスSG等が供給される(図2D)と共に掃き出しパルスXSUBの継続的な供給が再開される(図2E)。その結果、この期間ΔTs(n+1)だけCCD撮像素子2が露光される(シャッタスピードがΔTs(n+1)となる)ので、図には表れていないが、CCD撮像素子2からはこの期間ΔTs(n+1)の蓄積電荷に基づく信号が出力される。
【0027】
このような手振れ補正処理を行うことにより、CCD撮像素子2からは、既に図3Cに例示したような被写体位置の安定した画面を表す信号のみが出力されるようになる。そこで、例えば撮影者がこのスチルカメラのシャッタボタンを押した直後の期間ΔTsの露光を静止画用の露光とする(図2の例で時刻tnと時刻tn+1との間にシャッタボタンを押した場合には、時刻tn+1から期間ΔTs(n+1)の露光を静止画用の露光とする)ことにより、手振れを抑制した静止画を撮影することができる。
【0028】
尚、マイクロコンピュータ10における期間ΔTsの長さの決定基準は、例えば次の通りである。マイクロコンピュータ10は、手振れ信号のレベルの変化率(図2Aの波形の傾き)をも監視しており、手振れ信号のレベルが目標値cに一致すると、そのタイミングでの手振れ信号のレベル変化率に反比例した長さの期間を、期間ΔTsとして決定する。これにより、期間ΔTsの長さが、手振れの発生する速さに反比例して短くなる(図2にも、時刻tnよりも時刻tn+1のほうが手振れ信号の波形の傾きが大きいので、期間ΔTs(n)よりも期間ΔTs(n+1)のほうが短いことが表れている)ので、手振れを一層よく抑制した静止画を撮影することができるようになる。
【0029】
このように、このスチルカメラでは、電子シャッタ機能を利用して露光の開始時刻と終了時刻との双方を制御することにより、手振れ信号が中心レベルcにあるタイミングにのみ露光を行うようにしており、これによって手振れが電子的に補正される。従って、従来のビデオカメラにおける電子的手振れ補正方式のようにCCD撮像素子2に有効画角よりも大きな撮像領域を設ける必要がなくなるので、CCD撮像素子2の撮像面積の小型化の傾向のもとで、一層の高画質化が可能になる。
【0030】
しかも、この露光制御は、マイクロコンピュータ10がタイミングジェネレータ1bからCCD撮像素子2へのパルスの供給を制御することのみによって実現されている。従って、従来のビデオカメラにおける電子的手振れ補正方式のようにカメラ信号処理回路5内のラインメモリをも制御する必要のあるものよりも、一層簡単な処理によって手振れ補正を行えると共に安価に実現できる。
【0031】
尚、以上の例では、手振れ信号の中心レベルcを補正の目標値として設定している。しかし、これに限らず、中心レベルc以外のレベルを補正の目標値として設定したり、あるいは或る幅をもったレベル範囲を補正の目標値として設定したりしてもよい。
【0032】
また、以上の例では、期間ΔTsの長さ(シャッタスピード)を、手振れ信号のレベルが目標値に一致したタイミングでの手振れ信号のレベル変化率に反比例した長さに決定している。しかし、これに限らず、他の適宜の決定基準で期間ΔTsの長さを決定したり、あるいは期間ΔTsの長さを予め一定に決定したりしてもよい。
【0033】
また、以上の例ではディジタルスチルカメラに本発明を適用しているが、電子スチルカメラにも本発明を適用できることはもちろんである。
また、本発明は、以上の実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとりうることはもちろんである。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、従来のビデオカメラにおける電子的手振れ補正方式のようにCCD撮像素子に有効画角よりも大きな撮像領域を設けなくても、電子静止画システムの手振れを電子的に補正することができる。従って、CCD撮像素子の撮像面積の小型化の傾向のもとで、電子静止画システムの一層の高画質化を実現できるようになる。
【0035】
しかも、従来のビデオカメラにおける電子的手振れ補正方式のようなカメラ信号処理回路内のラインメモリの制御が不要なので、一層簡単な処理によって手振れ補正を行えると共に安価に実現できる。
【0036】
また、露光制御手段を、手振れ量が所定の範囲内にあるときの手振れ量の変化率に応じて、撮像素子を露光する期間を決定するものとした場合には、手振れが速く発生するときには露光期間を短くすること等が可能になるので、手振れを一層よく抑制した静止画を撮影することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディジタルスチルカメラの回路構成の一部を示すブロック図である。
【図2】図1の各部の出力等の一例を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明による手振れ補正の原理の説明に供する図である。
【図4】従来の電子式手振れ補正方式の説明に供する図である。
【図5】既存の電子シャッタ動作における各信号の一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 CCD駆動回路、 1a 同期信号発生器、 1b タイミングジェネレータ、 2 CCD撮像素子、 5 カメラ信号処理回路、 6 メモリコントローラ、 7 メモリカード、 8 角速度センサ、 10 マイクロコンピュータ
Claims (6)
- 角速度センサの検出出力に基づき手振れ量を検出する手振れ検出手段と、
前記手振れ検出手段によって検出された手振れ量から手振れ信号を生成する手振れ信号生成手段と、
前記手振れ信号生成手段により生成される前記手振れ信号のレベルの中心値を求め、該中心値を補正目標値として設定する目標値設定手段と、
前記手振れ検出手段によって検出された手振れ量に応じて、撮像素子を露光する開始時刻と終了時刻とを制御する露光制御手段と
を備え、
前記露光制御手段は、前記手振れ信号のレベルが前記目標値設定手段により設定された前記補正目標値に一致したタイミングで露光を開始させることを特徴とする
電子静止画システムにおける手振れ補正装置。 - 請求項1に記載の手振れ補正装置において、
前記露光制御手段は、前記手振れ信号のレベルが前記補正目標値に一致したタイミングでの前記手振れ信号のレベル変化率に応じて露光期間を制御することを特徴とする電子静止画システムにおける手振れ補正装置。 - 請求項1または2に記載の手振れ補正装置において、
前記露光制御手段は、電子シャッタ動作のために前記撮像素子に掃き出しパルスを供給する駆動回路を制御して、前記撮像素子を露光するタイミング以外では前記撮像素子に掃き出しパルスを供給させることを特徴とする電子静止画システムにおける手振れ補正装置。 - 角速度センサの検出出力に基づき手振れ量を検出する第1ステップと、
前記第1ステップによって検出した手振れ量から手振れ信号を生成する第2ステップと、
前記第2ステップにより生成される前記手振れ信号のレベルの中心値を求め、該中心値を補正目標値として設定する第3ステップと、
前記第1ステップによって検出した手振れ量に応じて、撮像素子を露光する開始時刻と終了時刻とを制御する第4ステップと
を有し、
前記第4ステップでは、前記手振れ信号のレベルが前記第3ステップにより設定した前記補正目標値に一致したタイミングで露光を開始させることを特徴とする
電子静止画システムにおける手振れ補正方法。 - 請求項4に記載の手振れ補正方法において、
前記第4ステップで、前記手振れ信号のレベルが前記補正目標値に一致したタイミングでの前記手振れ信号のレベル変化率に応じて露光期間を制御することを特徴とする電子静止画システムにおける手振れ補正方法。 - 請求項4または5に記載の手振れ補正方法において、
前記第4ステップで、電子シャッタ動作のために前記撮像素子に掃き出しパルスを供給する駆動回路を制御して、前記撮像素子を露光するタイミング以外では前記撮像素子に掃き出しパルスを供給させることを特徴とする電子静止画システムにおける手振れ補正方法。
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