JP2001177771A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2001177771A
JP2001177771A JP35755799A JP35755799A JP2001177771A JP 2001177771 A JP2001177771 A JP 2001177771A JP 35755799 A JP35755799 A JP 35755799A JP 35755799 A JP35755799 A JP 35755799A JP 2001177771 A JP2001177771 A JP 2001177771A
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JP
Japan
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exposure
solid
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imaging device
state imaging
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JP35755799A
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English (en)
Inventor
Takashi Terui
孝 照井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像レンズ機構に絞りを必要とすることな
く、ダイナミックレンジ拡大率を正確に一定に設定でき
る固体撮像装置を提供すること。 【解決手段】 露光時間を異ならせて撮像する2つの画
像によりダイナミックレンジを拡大する固体撮像装置に
おいて、撮像素子の露光の開始時点を制御する電子シャ
ッタパルスのタイミング又は露光の終了時点を制御する
フィールドパルスのいづれかが水平又は垂直ブランキン
グ期間に入るように調整して前記両画像の露光時間比を
一定にすることにより、ダイナミックレンジの拡大率を
一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、露光時間を異な
らせて撮像する2つの画像によりダイナミックレンジを
拡大する固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラでは一般に、露出が多い場
合、暗い被写体はよく写るが、明るい被写体は撮像素子
の出力が飽和してしまいうまく写らない、逆に露出が少
ない場合には、明るい被写体はよく写るが暗い被写体は
うまく写らない現象が生ずる。これは撮像素子のダイナ
ミックレンジによるものである。そこで、電子シャッタ
ースピードのみを変えた2つの同一画像を処理すること
によりダイナミックレンジを拡大することがなされてい
る。この場合のダイナミックレンジの拡大率は2つの画
像の露光時間の比になる。
【0003】ところで、上記のダイナミックレンジの拡
大率は一定でないと、人間が見る場合にも画像が不自然
に見えるし、コンピュータにより画像を処理する場合な
どではこの拡大率を正確に一定にしなければ処理が複雑
になってしまう。しかし、ダイナミックレンジの拡大率
は上述のように2つの画像の露光時間の比によって決ま
るので、倍率によっては露光時間の開始パルスを映像期
間内に置かないと所定の拡大率とならない場合が出てく
る。
【0004】ダイナミックレンジ拡大率が決まると、一
方の露光時間の長いAフィールドの画像(ここでは主画
像という)と、露光時間の短いBフィールドの画像(副
画像という)の露光時間を例えば8倍の場合図5の表に
示すように設定する必要がある。拡大率を8倍とし、主
画像の露光時間を262.5H(Hは水平走査時間)と
すると、副画像の露光時間を32.8125Hにしなけ
ればならない。露光開始時点の電子シャッタパルスは、
フィールドパルスの32.8125H前、即ち映像期間
が露光開始タイミングとなり、飛び込みノイズが画面に
出る。
【0005】映像期間に入らないように、副画像の露光
時間を33Hとすると、ダイナミックレンジの拡大率は
7.95倍となって8倍から変化してしまう。
【0006】従来このような場合には、図6に示すよう
に、撮像レンズ機構に絞りを付けて調整していた。即
ち、撮像レンズ機構61に入射した光学像を、駆動回路
62によって露光時間を制御されるCCD63に撮像
し、信号処理回路64にてメモリ65とにより画像処理
する撮像装置において、絞り66を付けて露光時間を微
調整していた。
【0007】しかし、絞り機構付の撮像レンズ機構は高
価となり振動に弱く、機構的に露光時間を調整すること
は煩雑であり、速い速度でダイナミックレンジ拡大率を
設定できないなどの問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
固体撮像装置では、画像への影響を与えないでダイナミ
ックレンジ拡大率を一定にする場合、撮像レンズ機構に
絞りが必要となり、高価で振動に弱く、煩雑でありしか
も速い速度にダイナミックレンジ拡大率を設定できない
という問題があった。
【0009】この発明は、これらの問題を解決し、撮像
レンズ機構に絞りを必要とすることなく、ダイナミック
レンジ拡大率を正確に一定に設定できる固体撮像装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明の基本的な特徴によれば、露光時間を異な
らせて撮像する2つの画像によりダイナミックレンジを
拡大する固体撮像装置において、撮像素子の露光の開始
時点を制御する電子シャッタパルスのタイミング又は露
光の終了時点を制御するフィールドパルスのいづれかが
水平又は垂直ブランキング期間に入るように調整して前
記両画像の露光時間比を一定にすることにより、ダイナ
ミックレンジの拡大率を一定にする固体撮像装置を提供
する。
【0011】また、本願発明の他の特徴によれば、露光
時間を異ならせて撮像する2つの画像によりダイナミッ
クレンジを拡大する固体撮像装置において、撮像素子の
露光の開始時点を制御する電子シャッタパルスのタイミ
ングが水平同期パルスの時点となり、露光の終了時点を
制御するフィールドパルスが水平又は垂直ブランキング
期間に入るように調整して前記両画像の露光時間比を一
定にすることにより、ダイナミックレンジの拡大率を一
定にする固体撮像装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。図1に本発明一実施形態の構成を
示す。この撮像装置10は、被写体の光学像を取り込む
撮像レンズ機構11と、この光学像を撮像するCCD等
の固体撮像素子12と、この固体撮像素子12の露光時
間を制御する露光時間制御回路13と、上記固体撮像素
子12の撮像した画像を処理する信号処理回路14と、
この回路による信号処理時に画像を記憶するメモリ15
とから成り、露光時間制御回路13は水平同期パルスな
どから露光開始の電子シャッタパルス及び露光終了のフ
ィールドシフトパルスを発生させる駆動回路16と、主
画像及び副画像の露光時間比が正確に所定のダイナミッ
クレンジの拡大率になるよう上記駆動回路16が発生し
た露光終了のフィールドシフトパルスを前後にずらすフ
ィールドシフトタイミング調整回路17とから成る。
【0013】次に、図2及び図3を用いて上記固体撮像
装置における主画像及び副画像の露光時間制御の動作を
説明する。図2は主画像、即ちNTSCのAフィールド
に関する波形図であり、図3は副画像、即ちNTSCの
Bフィールドに関する波形図である。
【0014】図2及び図3において、波形CBLKの低
レベルLは映像のブランキング期間を示し、垂直ブラン
キングと水平ブランキングがあり、上の数字はNTSC
方式TVの走査線の番号を示している。FV1〜FV4
は固体撮像素子12に加えられる垂直転送パルスであ
り、H1A及びH2Aは水平転送パルスであって、これ
らのパルスにより固体撮像素子12において得られた2
次元の画像信号が1次元の信号として取り出され信号処
理回路14に送られる。
【0015】FESは電子シャッタパルスであり、フォ
トダイオードに蓄積された電荷の掃き捨てを行い、パル
スがでていないタイミングより露光が始まる。電子シャ
ッタパルスFESは、映像に影響を与えないように映像
期間中では水平走査期間間隔で設定でき、水平又は垂直
ブランキング期間内では自由なタイミングで設定でき
る。
【0016】FSPはフィールドシフトパルスでありこ
れらのパルスの位置により各々Aフィールド(主画
像)、Bフィールド(副画像)における露光時間が決定
される。即ち図2(a)の電子シャッタパルスFESの
最後のパルスの位置から図2(b)のフィールドシフト
パルスFSP′のパルス位置までが主画像の露光時間T
aとなり、図3の最後の電子シャッタパルスFESから
フィールドシフトパルスFSPまでが副画像の露光時間
Tbとなる。これらの露光時間Ta,Tbの比をダイナ
ミックレンジの拡大率に合わせることになる。
【0017】いま、ダイナミックレンジの拡大率を8倍
とし、主画像の露光時間Taを262.5Hとした場
合、副画像の露光時間Tbは32.8125Hにしなけ
ればならない。この場合33H前、即ち508ラインの
水平ブランキング期間に電子シャタパルスを発生させ、
フィールドシフトパルスFSPを0.1875H前に発
生させれば、副画像の露光時間Tbを32.8125H
にすることができる。
【0018】また、拡大率をそのままとし、主画像の露
光時間Taを200Hとした場合、図5の表から明らか
なように副画像の露光時間Tbは25Hとなる。25H
は映像期間に入らないので、フィールドシフトパルスF
SPを前後に微調整する必要はなくFSPから25H前
のブランキングに電子シャッタパルスFESを発生させ
ればよい。
【0019】同様に、NTSC方式においてシャッタス
ピードを1/100秒として蛍光灯のもとでフリッカが
発生しないように、主画像の露光時間Taを157Hと
すると、ダイナミックレンジの拡大率が8倍の場合、副
画像の露光時間Tbは19.625Hとなる。この場合
普通に設定すると露光時間の終了時点を決めるフィール
ドシフトパルスFSPは映像期間内に入ってしまうの
で、フィールドシフトパルスFSPが垂直ブランキング
期間に入るように、このパルスの20H前の水平ブラン
キング期間に電子シャッタパルスFESを発生させ、フ
ィールドシフトパルスFSPを20Hよりも0.375
H前に発生させることにより、正確にダイナミックレン
ジの拡大率を8倍とすることができる。
【0020】勿論、フィールドシフトパルスFSPが垂
直ブランキング期間に入るように、このパルスの19H
前の水平ブランキング期間に電子シャッタパルスFES
を発生させ、19Hよりも0.625Hだけフィールド
シフトパルスFSPを後に発生させてもダイナミックレ
ンジの拡大率を正確に8倍とすることができる。
【0021】このような電子シャッタパルスFES及び
フィールドシフトパルスFSPの発生タイミングの調整
は図1の構成のフィールドシフトタイミング調整回路1
7においてなされる。実際には、電子シャッタパルスF
ESの発生タイミングはカウンタにより管理されてい
る。ダイナミックレンジの拡大率、主画像の露光時間T
a、そのときの電子シャッタスピードFES及びフィー
ルドシフトパルスFSPの発生タイミングのテーブルを
リードオンリーメモリ(ROM)に記憶させておき、こ
のテーブルを引くことによってフィールドシフトパルス
FSPのタイミング調整ができる。
【0022】同様に、副画像の露光時間Tbを先に決
め、ダイナミックレンジの拡大率に正確に合わせるため
に主画像の露光時間を決めるようにすることもできる。
この場合にはダイナミックレンジの拡大率、副画像の露
光時間、そのときの電子シャッタスピードFES及びフ
ィールドシフトパルスFSPの発生タイミングのテーブ
ルをリードオンリーメモリ(ROM)に記憶させてお
き、このテーブルを引くことによってフィールドシフト
パルスFSPのタイミング調整を行うことができる。
【0023】上記実施態様では、撮像画像の信号とは無
関係に電子シャッタスピードFES及びフィールドシフ
トパルスFSPの発生タイミングを決めていたが、撮像
画像の信号に応じて行うことにより、自動露出が可能と
なる。図4にこの種の本発明の実施形態の構成を示す。
この固体撮像装置40は、被写体の光学像を取り込む撮
像レンズ機構41と、この光学像を撮像するCCD等の
固体撮像素子42と、この固体撮像素子42の露光時間
を制御する露光時間制御回路43と、上記固体撮像素子
12の撮像した画像を処理する信号処理回路44と、こ
の回路による信号処理時に画像を記憶するメモリ45と
から成り、信号処理回路から広いダイナミックレンジの
画像が得られる。
【0024】露光時間制御回路43は、信号処理回路4
4出力の画像信号を積分する積分器46と、この積分電
圧を所定電圧と比較しその差を出力する比較器47と、
露光開始の電子シャッタパルス及び露光終了のフィール
ドシフトパルスを発生させる駆動回路48と、主画像及
び副画像の露光時間比が正確に所定のダイナミックレン
ジの拡大率になるよう上記駆動回路48が発生した露光
終了のフィールドシフトパルスを前後にずらすフィール
ドシフトタイミング調整回路49とから成る。
【0025】信号処理回路44から得られ広いダイナミ
ックレンジの画像(主画像及び副画像)の映像信号は、
積分器46において積分される。この積分値は全体とし
ての露出程度に比例しており、これが比較器47で比較
される基準値よりも大きければ露出過度であり、基準値
よりも小さければ露出不足である。したがって、比較器
47の結果によって主画像及び副画像の露出時間を変化
させる。
【0026】なお、上記実施形態では主画像及び副画像
の合成画像を積分したが、主画像及び副画像の露出時間
の比はダイナミックレンジの拡大率によって決まってく
るので、主画像又は副画像を積分するようにしてもよ
い。また、全画面でなく、窓を設けてその内部の積分値
を用いることもできる。
【0027】更に、適正露出の判定は上記実施形態では
積分器を用いて積分値の比較によって行っているが、ピ
ーク検出を行いそれと基準値の比較を行うようにするこ
ともできる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、撮像レンズ機構に絞り
を必要とすることなく、ダイナミックレンジ拡大率を正
確に一定に設定できる固体撮像装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の固体撮像装置の構成を示
す図。
【図2】図1の固体撮像装置の主画像の露光時間Taを
説明するための図。
【図3】図1の固体撮像装置の副画像の露光時間Tbを
説明するための図。
【図4】本発明の他の実施形態の固体撮像装置の構成を
示す図。
【図5】固体撮像装置においてダイナミックレンジが8
倍のときの主画像と副画像の露光時間の関係を説明する
ための図。
【図6】従来の固体撮像装置の構成を示す図。
【符号の説明】
10・・・固体撮像装置、11,41・・・撮像レンズ
機構、12,42・・・固体撮像素子、13,43・・
・露光時間制御回路、14,44・・・信号処理回路、
15,45・・・メモリ、17,49・・・フィールド
シフトタイミング調整回路、16,48・・・駆動回
路、46・・・積分器、47・・・比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光時間を異ならせて撮像する2つの画
    像によりダイナミックレンジを拡大する固体撮像装置に
    おいて、撮像素子の露光の開始時点を制御する電子シャ
    ッタパルスのタイミング又は露光の終了時点を制御する
    フィールドパルスのいづれかが水平又は垂直ブランキン
    グ期間に入るように調整して前記両画像の露光時間比を
    一定にすることにより、ダイナミックレンジの拡大率を
    一定にすることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 露光時間を異ならせて撮像する2つの画
    像によりダイナミックレンジを拡大する固体撮像装置に
    おいて、撮像素子の露光の開始時点を制御する電子シャ
    ッタパルスのタイミングが水平同期パルスの時点とな
    り、露光の終了時点を制御するフィールドパルスが水平
    又は垂直ブランキング期間に入るように調整して前記両
    画像の露光時間比を一定にすることにより、ダイナミッ
    クレンジの拡大率を一定にすることを特徴とする固体撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 被写体の光学像を取り込む撮像レンズ機
    構と、 この光学像を撮像する固体撮像素子と、 この固体撮像素子の露光の開始及び終了タイミングを制
    御する露光時間制御回路と、 前記固体撮像素子の撮像した画像を処理する信号処理回
    路とを有し、 前記露光時間制御回路は、前記固体撮像素子により撮像
    する連続画像の露光時間が所定の比の異なるように制御
    すると共に、前記撮像素子の露光の開始時点を制御する
    電子シャッタパルスのタイミングが水平同期パルスの時
    点となり、露光の終了時点を制御するフィールドパルス
    が水平又は垂直ブランキング期間に入るように調整して
    前記固体撮像素子を制御することを特徴とする固体撮像
    装置。
  4. 【請求項4】 被写体の光学像を取り込む撮像レンズ機
    構と、 この光学像を撮像する固体撮像素子と、 この固体撮像素子の露光の開始及び終了タイミングを制
    御する露光時間制御回路と、 前記固体撮像素子の撮像した画像を処理する信号処理回
    路とを有し、前記露光時間制御回路は、前記信号処理回
    路の出力画像を積分しその積分値により露光時間を変化
    させると共に、前記固体撮像素子により撮像する連続画
    像の露光時間が所定の比となるように制御すると共に、
    前記撮像素子の露光の開始時点を制御する電子シャッタ
    パルスのタイミングが水平同期パルスの時点となり、露
    光の終了時点を制御するフィールドパルスが水平又は垂
    直ブランキング期間に入るように調整して前記固体撮像
    素子を制御することを特徴とする固体撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007057498A1 (en) * 2005-11-15 2007-05-24 Nokia Corporation Imaging system with adjustable optics

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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