JP3992208B2 - 破砕装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物等を破砕処理する縦型の破砕装置に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、破砕装置としては、例えば、逆錐筒形に形成された破砕室と、破砕室の中心に配設された回転軸と、破砕室の上部側から下部側まで同一径の回転外周を有して回転軸に取付けられ回転により破砕材料を打撃破砕するコアとを備えてなるものが知られている。
【0003】
この従来の破砕装置は、破砕室の内壁とコアの回転外周とで区画される破砕処理空間を破砕室の上部側から下部側へ向けて次第に狭くなるように構成して、破砕材料を効率的に破砕粒に破砕処理しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の破砕装置では、投入した破砕材料を次第に狭くなる破砕処理空間を順次旋回通過させて破砕粒として排出するため、大きな破砕材料から微細な破砕粒を一挙に破砕処理することができないという問題点がある。
【0005】
なお、最近の廃棄物処理では、減容化等の要請から、破砕粒を微細にすることが求められている。このため、1台目の破砕装置で大きな破砕材料から中程度の破砕粒を破砕処理した後に、2台目の破砕装置で中程度の破砕粒を微細な破砕粒に破砕処理することが行われている。然しながら、2台の破砕装置を使用することは、設備費や処理効率等の面から破砕処理コストが嵩んでしまうという問題点がある。
【0006】
本発明はこられの事情に鑑みてなされたもので、下部に向かって次第に狭くなるように構成されている上部側破砕処理空間の下部で最も狭くなった空間と同一内径で連続して下部側破砕処理空間が構成されていることにより、次第に細かくなって密度の高くなった破砕粒によって前記破砕処理空間の内部圧力を高めて破砕粒をより微細に破砕し、大きな破砕材料から微細な破砕材料まで一挙に破砕処理することができ、しかも破砕粒の円滑な旋回降下を確保することができ、また、棚部が排出口の付近にある破砕粒に掛かる上方からの圧力を減衰し、専用の掻き出し部材を設けることなく前記棚部よりも下方に位置している最下部のコアが、破砕粒の排出口への掻き出しを確実に行うことができようにした破砕装置を提供することを目的としている。
【0007】
前記目的を達成するため本発明の一態様による破砕装置は、逆錐筒形に形成された上部破砕室と、
この上部破砕室に設けられた破砕材料が投入される投入口と、
前記上部破砕室の下部に接続されて該上部破砕室の底部形状が連続し、筒形に形成された下部破砕室と、
この下部破砕室に設けられ破砕材料が破砕処理された破砕粒が排出される排出口と、
前記上部破砕室及び下部破砕室の縦方向中心に共通して配置された回転軸と、
前記上部破砕室側から下部破砕室側までほぼ同一の径の回転外周を有して前記回転軸に取り付けられ回転により破砕材料を打撃破砕するコアと、
前記上部破砕室の内壁と前記コアの回転外周とで区画形成されて、上部破砕室の上部側から下部側に向けて次第に狭くなる破砕処理空間と、
前記下部破砕室の内壁と前記コアの回転外周とで区画形成されて、前記上部破砕室の下部で最も狭くなった空間と同一内径で下部側に向けて連続する破砕処理空間と、
前記排出口寄りに前記下部破砕室の内壁から内側に延びて下部破砕室を上下に区画する棚部と、を備え、
前記複数のコアのうち最下部を前記下部破砕室に設けた棚部よりも下方に位置させて、破砕粒の前記排出口への掻き出しを行うようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る破砕装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
この実施の形態では、図1に示すように、連続押込みタイプからなるものを示してある。
【0016】
この実施の形態は、設置面Fに固定された設置台1に押込機構2,駆動機構3とともに搭載されている。
【0017】
上部破砕室4は、円筒,角筒等の逆錐筒形に形成されている。上部破砕室4の上部には、上部破砕室の軸線に対して傾斜した開口面を有する投入口5が設けられている。この投入口5には、シリンダ等によるプッシャー構造を有する押込機構2が接続されている。なお、上部破砕室4の内壁には、突状形のライナ6が取付けられている。
【0018】
下部破砕室7は、円筒,角筒等の筒形に形成され、上部破砕室4の下部に接続されている。下部破砕室7の断面の大きさは、上部破砕室4の底面形状が連続するようになっている。下部破砕室7の下部には、斜め下方に延びた排出口8が設けられている。また、下部破砕室7の内壁には、上部破砕室4と同様の突状形のライナ6が取付けられるとともに、排出口8寄りに内壁から内側へ延びて下部破砕室7を上下に不完全に区画する棚部9が取付けられている。
【0019】
回転軸10は、上部破砕室4,下部破砕室7の中心に共通して配設され、上部破砕室4の上部と下部破砕室7の下部とに軸受11,12を介して支持されている。回転軸10の下部は、ベルト13を介して駆動機構3に連結されている。回転軸10は図1に示すような下部駆動式でなく、回転軸の頂部に駆動機構3を接続する上部駆動式にすることも可能である。
【0020】
コア14は、回転軸10に階層状に固定された同一径の円板141と、各円板141に垂直方向へ貫通固定されたピン142と、各円板141の間でピン142にそれぞれ遊嵌した同一径のリング形のグラインダ143とからなる。このグラインダ143の最下部の1層は、下部破砕室7に設けられた棚部9よりも下方に位置している。
【0021】
この実施の形態によると、押込機構2によって投入口5に投入された破砕材料は、まず、上部破砕室4で破砕処理される。
【0022】
上部破砕室4では、図3(A),(B)に示すように、上部破砕室4の内壁とコア14の回転外周とで区画される破砕処理空間Sが上部破砕室4の上部側から下部側へ向けて次第に狭くなるように構成されている。従って、大きな破砕材料は、コア14に打撃されて旋回しながら降下する間に、コア14の打撃,ライナ6との衝突等により順次細かく破砕されることになる。
【0023】
続いて、上部破砕室4である程度の大きさに破砕された破砕粒は、そのまま下部破砕室7に旋回降下する。
【0024】
下部破砕室7では、図3(C)に示すように、上部破砕室4の下部で最も狭くなった破砕処理空間Sが連続するように構成されている。従って、上部破砕室4である程度の大きさに破砕された破砕粒は、コア14に打撃されて旋回しながら降下する間に、さらに細かく破砕されることになる。特に、狭くなった破砕処理空間Sが連続(広がったり狭まったりしていない)していることは、次第に細かくなって密度の高くなる破砕粒によって破砕処理空間Sの内部圧力を高めて破砕粒をより微細に破砕するとともに、破砕粒の円滑な旋回降下を確保することになる。
【0025】
この結果、下部破砕室7で破砕処理された破砕粒は、かなり微細なものとなる。そして、この微細な破砕粒が上部破砕室4,下部破砕室7の連続的な破砕処理で得られるため、破砕処理コストが低減される。なお、破砕粒の粒度については、上部破砕室4,下部破砕室7の軸長の比率の設計の変更によって調整することができる。
【0026】
なお、破砕処理では、コア14に対して、上部破砕室4で大きな破砕材料との衝突から一部に急激に大きな衝撃が掛かったり、下部破砕室7で微細な破砕粒との接触から継続的な圧力が掛かったりする。然しながら、コア14が上部破砕室4,下部破砕室7に共通して配設された回転軸10に取付けられ全体の組付強度が強化されているため、コア14が損傷したり打撃破砕機能が損なわれることがない。
【0027】
下部破砕室7で破砕処理された微細な破砕粒は、排出口8から外部に排出される。このとき、排出口8の付近に位置するコア14(グラインダ143))は、微細化された破砕粒に対して打撃を加えるというよりも払出すように機能するため、破砕粒が排出口8に掻出されることになる。また、棚部9は、排出口8の付近にある破砕粒に掛かる上方からの加圧を減衰することになる。このため、棚部9よりも下方に位置している最下部の1層のグラインダ143は、破砕粒の排出口8への掻出しを確実に行うことができる。
【0028】
以上、図示した実施の形態の外に、押込機構2を備えないバッチタイプとすることも可能である。
【0029】
さらに、上部破砕室4,下部破砕室7に位置するコア14のグラインダ143の形状を異ならせることも可能である。
【0030】
さらに、上部破砕室4,下部破砕室7をジョイント部を介して連結して、異なる軸長の上部破砕室4,下部破砕室7を簡単に交換できるようにすることも可能である。
【0031】
さらに、棚部9に進退機構を付設して、棚部9の内側への突出量を調整できるようにすることも可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、下部に向かって次第に狭くなるように構成されている上部側破砕処理空間の下部で最も狭くなった空間と同一内径で連続して下部側破砕処理空間が構成されているので、次第に細かくなって密度の高くなった破砕粒によって前記破砕処理空間の内部圧力を高めて破砕粒をより微細に破砕し、大きな破砕材料から微細な破砕材料まで一挙に破砕処理することができ、しかも破砕粒の円滑な旋回降下を確保することができ、また棚部が排出口の付近にある破砕粒に掛かる上方からの圧力を減衰し、専用の掻き出し部材を設けることなく前記棚部よりも下方に位置している最下部のコアが、破砕粒の排出口への掻き出しを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る破砕装置の実施の形態を示す側面図である。
【図2】 図1の要部の拡大縦断面図。
【図3】 図2の模式化した横断面図であり、(A)は図2のX線に沿ったものであり、(B)は図2のY線に沿ったものであり、(C)は図2のZ線に沿ったものである。
【符号の説明】
4 上部破砕室 5 投入口
7 下部破砕室 8 排出口
9 棚部 10 回転軸
14 コア

Claims (1)

  1. 逆錐筒形に形成された上部破砕室と、
    この上部破砕室に設けられた破砕材料が投入される投入口と、
    前記上部破砕室の下部に接続されて該上部破砕室の底部形状が連続し、筒形に形成された下部破砕室と、
    この下部破砕室に設けられ破砕材料が破砕処理された破砕粒が排出される排出口と、
    前記上部破砕室及び下部破砕室の縦方向中心に共通して配置された回転軸と、
    前記上部破砕室側から下部破砕室側までほぼ同一の径の回転外周を有して前記回転軸に取り付けられ回転により破砕材料を打撃破砕する複数のコアと、
    前記上部破砕室の内壁と前記コアの回転外周とで区画形成されて、上部破砕室の上部側から下部側に向けて次第に狭くなる破砕処理空間と、
    前記下部破砕室の内壁と前記コアの回転外周とで区画形成されて、前記上部破砕室の下部で最も狭くなった空間と同一内径で下部側に向けて連続する破砕処理空間と、
    前記排出口寄りに前記下部破砕室の内壁から内側に延びて下部破砕室を上下に区画する棚部と、を備え、
    前記複数のコアのうち最下部を前記下部破砕室に設けた棚部よりも下方に位置させて、破砕粒の前記排出口への掻き出しを行うようにしたことを特徴とする破砕装置。
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