JP3991748B2 - インジケーター付き消臭性繊維構造物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫、ごみ箱、食器棚、下駄箱等の臭いを消臭するインジケーター付き消臭性繊維構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫、ごみ箱、食器棚、下駄箱等の限られた空間中に存在する有臭ガスに対応するため、種々の消臭材が提案されている。これら消臭材には、消臭能力の変化を示すインジケーター機能を有することが望まれており、そのようなインジケーターつきの消臭材も提案されている。
【0003】
例えば、特開平9−614号公報には、銅粉及び銅化合物粉末から選ばれる少なくとも1種を含有するケイ酸塩系脱臭材からなるインジケーター機能を有する脱臭材が開示されている。かかる脱臭材は悪臭成分を吸着することにより、脱臭開始前の色相と大きく異なる色相に変化し、脱臭材の脱臭効能を検知するものである。しかしながら、かかる脱臭材の脱臭能力は、ケイ酸塩系脱臭材によるものであり、インジケーターとして用いられるのは銅又は銅化合物であり、脱臭材自身の脱臭効能を直接表したものではなかった。
【0004】
また、特開平11−47247号公報には、(1)臭気物質を中和可能な消臭物質と、(2)該消臭物質の失効を指示可能なpH指示薬とを含んでなる消臭性組成物において、前記消臭物質が、少なくとも1つの消臭性官能基を有する重合単位を含む消臭性ポリマーを含有し、その際、前記重合単位が、前記消臭性ポリマーの全重量に対して、10〜100重量%の範囲の量で存在し、そして前記pH指示薬が、前記消臭性ポリマー100重量部に対して、0.001〜10重量部の範囲の量で存在する、という構成のものが開示されている。しかしながら、かかる消臭性組成物においても、消臭能力は、消臭ポリマーによるものであり、インジケーターはpH指示薬であり、消臭性組成物自身の消臭効能を直接表したものではなかった。
【0005】
また、これら2つの公開公報によるインジケーターは、単に色が変わるだけで消臭性能の減退程度を直接表してはおらず、それぞれの発明における脱臭材又は消臭性組成物の取替え時期を使用者が容易に判別するには不十分であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる現状に基づきなされたものであり、有臭ガス吸着に伴う消臭性繊維自体の変色を利用し、利用者が消臭能力の変化を容易にしかも正確に視認できるインジケーター付き消臭性繊維構造物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための本発明の消臭性繊維構造物の第1の特徴は、消臭性であって有臭ガス吸着に伴って変色する消臭性繊維として、銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分を含有し、銀及び/又は銅の含有量が0.1重量%以上である消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維を選び、該消臭性繊維を含有する繊維基材の表面に基準色表示部を設け、有臭ガス吸着に伴って変色する前記繊維基材の色と前記基準色表示部の色との差により消臭能力の変化が視認できるようにしたことにある。
【0008】
好ましくは、有臭ガス吸着に伴う繊維基材の変色により、繊維基材表面に設けた基準色表示部の色が識別困難となることであり、より好ましくは、消臭性能失効時の繊維基材の色と繊維基材表面に設けた基準色表示部の色との色差が変褪色用グレースケールで評価して4級以上であることにある。
【0009】
また、消臭性繊維が銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分を含有し、かつ、銀及び/又は銅の含有量が繊維基材全体に対して0.1重量%以上であるものであること、さらに、消臭性繊維が銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分を含有し、銀及び/又は銅の含有量が0.1重量%以上であることが好ましい。
【0010】
加えて、繊維基材の一面に易貼着・易剥離加工を施した物であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳述する。本発明に採用する消臭性繊維としては、有臭ガスの吸着により変色するものであれば特に限定されるものではないが、繊維表面及び/又は内部に、消臭性成分として有臭ガスを吸着し変色する金属及び/又は金属化合物を含有せしめたものであることが好ましい。
【0012】
かかる金属及び/又は金属化合物としては、有臭ガスとして特に嫌われる硫化水素やメチルメルカプタンのような硫黄系ガスの吸着によって黒く変色し、色の変化が鮮明である、銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分であることが望ましい。
【0013】
本発明に採用される消臭性繊維としては、上述のごとく、繊維表面及び/又は内部に、銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分を含有せしめたものであることが望ましく、かかる消臭性繊維は、銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分を、(1)繊維を形成する重合体に混合し紡糸して繊維を形成せしめる方法、(2)繊維表面にバインダーを用いて固着せしめる方法、(3)繊維の有するイオン交換性官能基に前記金属のイオンを結合せしめた後、化学反応により変成して繊維に含有せしめる方法等の方法により得ることが出来る。
【0014】
なお、消臭性繊維に含有せしめるのは金属銀あるいは銅の他、これらの金属化合物として、消臭性を示すものであれば特に限定されるものではなく、例えば、銀あるいは銅の、酸化物、水酸化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、炭酸塩、リン酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩、珪酸塩、アルミン酸塩、タングステン酸塩、バナジン酸塩、モリブデン酸塩、アンチモン酸塩、安息香酸塩、ジカルボン酸塩が挙げられるが、生産工程中の水洗等で容易に脱落しないよう、水に難溶性のものであることが好ましい。
【0015】
本発明に採用する消臭性繊維として、より好ましいのは、繊維表面及び/又は内部に、銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分を含有せしめた消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維であり、以下にかかる消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維を(3)の方法により製造する例を示す。
【0016】
架橋アクリレート系繊維は、公知の方法により製造することが出来る。即ち、アクリル系繊維にヒドラジン系化合物で架橋導入処理を行う。かかる架橋導入処理により、アクリル系繊維の溶剤では最早溶解されないものとなるという意味で架橋が形成されて架橋アクリル系繊維となり、同時に結果として窒素含有量の増加が起きるが、その手段は特に限定されるものではない。この処理による窒素含有量の増加を1.0〜10重量%に調整し得る手段が好ましいが、窒素含有量の増加が0.1〜1.0重量%であっても、アクリレート系への変成を経て本発明繊維の特徴を充たす、消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維が得られる手段である限り採用し得る。
【0017】
続いて架橋アクリル系繊維を、酸又はアルカリ性金属塩水溶液により加水分解することにより架橋アクリレート系繊維が得られる。かかる加水分解により、イオン交換性基の一つであるカルボキシル基が形成されるが、酸で処理した場合は、H型カルボキシル基が、アルカリ性金属塩水溶液で処理した場合は、金属塩型カルボキシル基が生成される。加水分解を進める程度即ちカルボキシル基の生成量は1〜10mmol/g、好ましくは3〜10mmol/g、より好ましくは3〜8mmol/gで好結果が得られやすい。カルボキシル基の量が1mmol/g未満の場合には、充分な量の金属銀、銅あるいはそれらの金属化合物を含有せしめるのが非能率であったり、また10mmol/gを超える場合には、実用上満足し得る繊維物性が得られないことがある。
【0018】
カルボキシル基は、H型であっても金属塩型であっても良いが、H型のほうが好結果が得られやすい。金属塩型カルボキシル基をH型とするには、繊維を各種の酸性水溶液に浸漬し、しかる後に乾燥する方法が好適に用いられる。酸性水溶液としては、塩酸、酢酸、硝酸、硫酸等の水溶液を挙げることが出来る。
【0019】
なお、架橋アクリレート系繊維としては、消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維の消臭性能や有臭ガス吸着に伴う消臭性繊維の変色性能等を阻害しない限り、上述した架橋導入処理、加水分解処理に加えその他の処理を施したものであってもかまわない。
【0020】
かかる架橋アクリレート系繊維を、銀及び/又は銅イオン水溶液にて処理して、繊維中のイオン交換性基に金属イオンを結合せしめる。金属銀及び/又は金属銅を含有せしめた消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維を製造する場合は、該金属イオンを還元することによって得ることが出来る。銀及び/又は銅の金属化合物を含有せしめた消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維を製造する場合は、上述した金属イオンと結合して金属化合物を析出しうる化合物を含有する水溶液で処理することによって得ることが出来る。
【0021】
ここで、還元方法としては、金属イオンを金属に還元できる方法であれば特に限定はない。例えば、金属イオンに電子を与える化合物である、水素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジン、ホルマリン、アルデヒド基を含む化合物、硫酸ヒドラジン、青酸およびその塩、次亜硫酸およびその塩、チオ硫酸塩、過酸化水素、ロッシェル塩、ブドウ糖、アルコール基を含む化合物、次亜リン酸とその塩等の還元剤を用い溶液中で還元させる方法、また、水素、一酸化炭素などの還元性雰囲気中での熱処理による方法、光照射による方法、あるいはこれらを組み合わせた方法などをあげることができる。
【0022】
なお、溶液中での還元反応を行う際、 反応系中へ水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等の塩基性化合物、無機酸、有機酸等のpH調整剤、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等のオキシカルボン酸系統のものあるいはホウ素、炭酸等の無機酸、有機酸、無機酸のアルカリ塩等の緩衝剤、硫化物、フッ化物等の促進剤、塩化物、硫化物、硝化物等の安定剤、界面活性剤等の改良剤等を加えることは本発明をなんら逸脱するものではない。また還元性雰囲気中での熱処理による方法の際、不活性ガスとして窒素、アルゴン、ヘリウム等を併用することについても同様である。
【0023】
また、金属イオンと結合して金属化合物を析出しうる化合物としては特に限定はなく、例えば、水酸化物、塩素、臭素、ヨウ素、炭酸、リン酸、塩素酸、臭素酸、ヨウ素酸、硫酸、亜硫酸、チオ硫酸、チオシアン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、珪酸、アルミン酸、タングステン酸、バナジン酸、モリブデン酸、アンチモン酸、安息香酸、ジカルボン酸等を用いることが出来る。
【0024】
本発明に採用される消臭性繊維は、有臭ガスの吸着により変色するものであるが、この変色の程度は、出来るだけ明瞭であるほうが好ましい。上述してきた消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維は、銀及び/又は銅の含有量によって異なるが、硫黄系ガスを飽和吸着した際にはベージュ〜黒色に変色する。したがって、消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維を含有する繊維基材としては、硫黄系ガスの吸着前は、これらの色と、少なくとも明度、彩度、色相のいずれかが大きく異なり、容易に識別可能な色のものであることが望ましい。
【0025】
消臭性繊維に含有せしめる消臭性成分の量としては、必要とされる消臭性能及び有臭ガスの吸着による色の変化をどの程度とするかによって異なり、また繊維基材中の消臭性繊維の割合によっても異なるため、一概には決められないが、消臭性成分が銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分である場合には、銀及び/又は銅が消臭性繊維に対して0.1重量%未満であれば消臭性繊維のみで繊維基材を作成したとしても、消臭性能に乏しく、また色の変化も認められにくいことから、0.1重量%以上であることが望ましい。より好ましくは0.3重量%以上である。なお、繊維基材に対する消臭性成分の量としても、0.1重量%以上であることが望ましい。より好ましくは0.3重量%以上である。
【0026】
かかる消臭性繊維を含有する繊維基材の外観形態としては、糸、ヤーン(ラップヤーンも含む)、フィラメント、織物、編物、不織布、紙状物、シート状物、積層体、綿状体(球状や塊状のものを含む)等がある。また、消臭性繊維と併用しうる他素材としても特に限定されず、公用されている天然繊維、有機繊維、半合成繊維、合成繊維が用いられ、さらには無機繊維、ガラス繊維等も用途によっては採用し得る。また併用し得る素材は繊維に限らず、フィルムとラミネートする、あるいはフィルムに埋設して構造体とするなど、プラスチック、ゴム等も採用し得る。特に好ましい他の繊維を例示すれば、羊毛やコットン等の天然繊維、ポリエステル、ポリアミド、アクリル繊維等の合成繊維あるいはレーヨン、ポリノジック繊維等である。
【0027】
また、繊維基材中の消臭性繊維の混合割合についても、特に限定されるものではなく、必要とされる消臭性能及び有臭ガスの吸着による色の変化をどの程度とするかによって適宜設定すればよいが、消臭性繊維の色の変化を視認しやすくするため、5重量%以上含まれていることが望ましい。
【0028】
次に、本発明の繊維基材表面に設ける基準色表示部でなるインジケーターについて説明する。かかる表示部の基準色としては、有臭ガス吸着に伴って呈色した繊維基材の色と該基準色との差により消臭能力の変化が視認できるものであればよく、例えば、使用開始前の繊維基材の色と同一又は近い色、又は消臭性能失効時即ち有臭ガスを飽和吸着したときの繊維基材の色と同一又は近い色であることが好ましい。
【0029】
なお、前者の基準色においては、有臭ガスの吸着により表示部と繊維基材の色の差が鮮明になり、後者の基準色においては、表示部と繊維基材の色の差が識別困難になる。したがって、取替え時期を、使用者が容易に識別できるようにするためには、後者の基準色が好ましい。さらに、消臭性能失効時即ち有臭ガスを飽和吸着したときの繊維基材の色と基準色との色差が、変褪色用グレースケールで評価して4級以上であることが望ましい。色差が4級未満の場合には、使用者によっては、消臭性能の失効が判断できない恐れがある。
【0030】
かかる表示部を、繊維基材表面に設ける方法としては、例えば、上述した色の基準色を繊維基材に直接印刷する方法、基準色を施した紙、布、フィルム等を繊維基材に貼付、縫付する方法、また繊維基材に刺繍する方法等が挙げられる。
【0031】
ここで、印刷の方法については、繊維基材の表面に前記の色の基準色を印刷できればよく、スクリーン印刷、グラビア印刷など通常の印刷方法を用いることが出来るが、有臭ガス吸着性能を出来るだけ阻害しないよう、顔料を用いることが好ましい。また、その他の方法においても、有臭ガス吸着性能を出来るだけ阻害しないように、例えばフィルムによる表示であればガス透過性のフィルムとすることが好ましい。
【0032】
本発明のインジケーター付き消臭性繊維構造物は、上述してきた繊維基材の基準色表示部の裏面に、易粘着・易剥離加工を施したものであることが望ましい。ここで、易粘着・易剥離性とは、文字通りくっつけようとする場合は容易にくっつき、剥そうとする場合は容易にはがれることを言う。かかる加工を施すことにより、冷蔵庫、ごみ箱、下駄箱、食器棚等の側面、天井面等、収納の邪魔にならない場所に設置でき、しかも容易に剥すことが出来、粘着剤も残らないので清潔である。易粘着・易剥離加工方法としては特に制限されるものではなく、易粘着・易剥離性を発現させる組成物を、繊維基材の一面に塗布する方法、一面が易粘着・易剥離性、他面が粘着性のフィルムの粘着面を繊維基材に貼り付ける方法等が挙げられる。
【0033】
【作用】
本発明のインジケーター付き消臭性繊維構造物の繊維基材に含有せしめた消臭性繊維は、有臭ガスの吸着に伴い変色するものであり、その結果、全体として繊維基材が変色したように見える。この変色により、実質的に変色しない基準色とに差が生じる。この色の差が生じることが、本発明の消臭性繊維構造物の消臭性能に対するインジケーターとなる。また、基準色が消臭性繊維の有臭ガス飽和吸着時の色に近い色の場合には、繊維基材との色の差が識別困難となり、より容易なインジケーターを提供する。使用者は、このインジケーターによって、消臭性能の変化、取替え時期が容易に、しかも正確に判別できる。
【0034】
【実施例】
以下実施例により本発明を具体的に説明する。実施例中の部及び百分率は、断りのない限り重量基準で示す。実施例中の評価条件および評価方法は以下のとおりである。
【0035】
(1)消臭能力(%)
易粘着・易剥離加工を施していない、消臭性繊維構造物を乾燥させ、20℃、相対湿度65%で調温調湿した後、テドラーバッグに入れて密閉、空気を抜く。ここに20℃、相対湿度65%の空気を1.5Lt入れ、続いて硫化水素ガスを適量(飽和吸着量の1/4程度)注入する。これを前記条件下に放置し、2時間後の表示部の視認性を下記の基準で評価すると同時に、テドラーバッグ内ガス濃度を検知管により測定し、ガス吸着量(A g/g)を算出する。この操作を、繰り返し、テドラーバッグ内ガス濃度の減少率が5%以下となった時点までの、ガス吸着量を合計して飽和ガス吸着量(B g/g)とし、各測定時点における消臭能力を次式で算出する。
消臭能力(%)=(B−A)/B ×100
(2)表示部の視認性
消臭性繊維構造物の繊維基材表面の表示部の色の視認性の評価基準は以下のとおり。
▲1▼表示部が、ほとんど見えない。
▲2▼表示部が、わずかながら見える。
▲3▼表示部が、見える。
▲4▼表示部が、非常によく見える。
(3)色差
有臭ガスの吸着により、識別困難になる表示部を設けた消臭性繊維構造物について色差を評価した。有臭ガスを飽和吸着した消臭性繊維構造物の繊維基材の色と表示部の基準色との色差を、目視により、変褪色グレースケールを用いて評価した。
【0036】
実施例1
AN90重量%、酢酸ビニル10重量%からなるAN系重合体(30℃ジメチルホルムアミド中での極限粘度[η]:1.2)10部を48%のロダンソーダ水溶液90部に溶解した紡糸原液を、常法に従って紡糸、延伸(全延伸倍率:10倍)した後、乾球/湿球=120℃/60℃の雰囲気下で乾燥、湿熱処理して単繊維繊度0.9dtexの原料繊維を得た。
【0037】
該原料繊維に、水加ヒドラジンの20重量%水溶液中で、98℃×5Hr架橋導入処理を行い、洗浄した。次に、硝酸の3重量%水溶液中、90℃×2Hr酸処理を行った。続いて苛性ソーダの3重量%水溶液中で、90℃×2Hr加水分解処理を行い、純水で洗浄した後、硝酸の5%水溶液中で、60℃×0.5Hr処理し、H型カルボキシル基を5.5mmol/g有する架橋アクリレート系繊維(繊維1)を得た。
【0038】
架橋アクリレート系繊維(繊維1)を、浴比1/20で0.1%硝酸銀水溶液中に添加し70℃、30分間イオン交換反応をした後、洗浄、脱水、乾燥後、銀イオン交換処理繊維を得、次に苛性ソーダでpH=12.5に調整した水溶液に添加、80℃で30分間処理した。その結果、1.0%の銀を含有した消臭性繊維(繊維2)を得た。なお、金属含有量は繊維を濃厚な硝酸、硫酸、過塩素酸混合溶液で湿式分解後、原子吸光法により測定したものである。
【0039】
消臭性繊維(繊維2)50重量%、アクリル繊維(1.7dtex)20重量%、ポリエステル熱融着性繊維(4.4dtex)30重量%を混綿後、カ−デング、ニ−ドルパンチし140℃の熱処理を行い目付170g/mの不織布(繊維基材A)を製造した。繊維基材Aの色は、淡いベージュであった。
【0040】
繊維基材Aの表面の一部に、基準色表示部として該繊維基材とほぼ同じ色の布地を縫付けて、実施例1のインジケーター付き消臭性繊維構造物を得た。乾燥した2gの該繊維構造物の、消臭能力とその消臭能力の時点での表示部の視認性を評価し、表1に示した。なお、消臭能力測定における硫化水素ガスは、ガス濃度(初期濃度)が60ppmとなるよう注入した。
【0041】
比較例1
消臭性繊維(繊維2)を用いず、アクリル繊維(1.7dtex)70重量%、ポリエステル熱融着性繊維(4.4dtex)30重量%を混綿後、カ−デング、ニ−ドルパンチし140℃の熱処理を行い目付170g/mの不織布(繊維基材B)を製造した。繊維基材Bの色は、白色であった。該繊維基材Bの一部に、ほぼ同じ色の布地を縫付けて、比較例1の繊維構造物を得た。比較例1の繊維構造物を、実施例1と同様にして評価したが、硫化水素を吸着せず、変色も起こらなかった。
【0042】
実施例2
繊維基材Aに硫化水素を飽和吸着させた際の繊維基材の色とほぼ同じ色の顔料を用いて、ガス吸着前の繊維基材Aの表面の一部に、通常の方法によりスクリーン印刷して、基準色表示部としての図形でなる表示を印刷し、実施例2のインジケーター付き消臭性繊維構造物を得た。該繊維構造物を、実施例1と同様にして評価した。評価結果は、表1に併記した。
【0043】
実施例3
0.1%硝酸銀水溶液の代わりに、0.25%硫酸銅水溶液を用いた事以外は、実施例1と同様にして、不織布(繊維基材C)を得た。繊維基材Cの色は、淡い深緑色であった。該繊維基材Cを実施例2と同様の方法により、図形でなる表示を印刷し、実施例3のインジケーター付き消臭性繊維構造物を得た。なお、この実施例3の消臭性繊維(繊維3)は、2.5%の銅を含有していた。該繊維構造物を1g使用した以外は、実施例1と同様にして評価した。評価結果は、表1に併記した。
【0044】
実施例4
硝酸銀水溶液濃度を5%、処理時間を180分とした以外は実施例1と同様にして、20%の銀を含有した消臭性繊維(繊維4)を得た。消臭性繊維(繊維4)を20重量%、アクリル繊維を50%とした以外は、実施例1と同様にして、繊維基材Dを得た。繊維基材Dの色は、ベージュであった。該繊維基材Dを用いて、実施例2と同様の方法により、図形でなる表示を印刷し、実施例4のインジケーター付き消臭性繊維構造物を得た。該繊維構造物を1g使用し、硫化水素の初期濃度を250ppmとして、実施例1と同じ評価を行った。評価結果は、表1に併記した。
【0045】
実施例5
硝酸銀水溶液濃度を0.03%、処理時間を10分とした以外は実施例1と同様にして、繊維基材Eを得た。繊維基材Eの色は、極淡いベージュであった。該繊維基材Eを用いて、実施例2と同様の方法により、図形でなる表示を印刷し、実施例5のインジケーター付き消臭性繊維構造物を得た。なお、この実施例5の消臭性繊維(繊維5)は、0.3%の銀を含有していた。該繊維構造物を4g使用した以外は、実施例1と同様にして評価した。評価結果は、表1に併記した。
【0046】
【表1】
Figure 0003991748
【0047】
実施例1の消臭性繊維構造物は、ガスの吸着に伴い表示部が視認できるようになり、最終的(飽和吸着時)にははっきりと識別できるようになった。また、実施例2〜5は、ガスの吸着に伴い表示部がその他の部分と識別困難となり、最終的(飽和吸着時)にはほとんど見えなくなったが、消臭性繊維構造物中の銀の量が多い実施例4は、早くから飽和吸着時の色に近くなり、また、消臭性繊維構造物中の銀の量が少ない実施例5は、飽和吸着時の色と吸着前の色との差が小さく、いずれも消臭能力が30%の時点では、かなり見えにくくなったが、十分実用可能なレベルである。一方、消臭能力のない比較例1は、色の変化も起こらなかった。
【0048】
実施例6
実施例2の消臭性繊維構造物の表示部の裏面に、易粘着・易剥離性を発現させる組成物として、アクリルフォームFX8802S(株式会社イーテック製)を塗布し、170℃で10分間乾燥して、実施例6の易粘着・易剥離性加工を施したインジケーター付き消臭性繊維構造物を得た。かかる消臭性繊維構造物は、冷蔵庫の壁面に容易に貼り付き、また、容易に剥離でき、粘着剤も残らなかった。
【0049】
【発明の効果】
本発明のインジケーター付き消臭性繊維構造物は、有臭ガス吸着に伴う消臭性繊維自体の変色と、表示部の実質的に変色しない基準色との差を利用したインジケーターを有している。使用者は、消臭性能の変化、取替え時期が容易に、しかも正確に判別できる冷蔵庫、ごみ箱、食器棚、下駄箱等の臭いを消臭するインジケーター付き消臭性繊維構造物として好適に利用できる。

Claims (5)

  1. 消臭性であって有臭ガス吸着に伴って変色する消臭性繊維として、銀、銅およびこれらの金属化合物の中から選ばれた少なくとも1種以上の消臭性成分を含有し、銀及び/又は銅の含有量が0.1重量%以上である消臭性成分含有架橋アクリレート系繊維を含有する繊維基材の表面に基準色表示部を設け、有臭ガス吸着に伴って変色する前記繊維基材の色と前記基準色表示部の色との差により消臭能力の変化が視認できるようにしたことを特徴とするインジケーター付き消臭性繊維構造物。
  2. 有臭ガス吸着に伴う繊維基材の変色により、繊維基材表面に設けた基準色表示部の色が識別困難となることを特徴とする請求項1に記載のインジケーター付き消臭性繊維構造物。
  3. 消臭性能失効時の繊維基材の色と繊維基材表面に設けた基準色表示部の色との色差が変褪色用グレースケールで評価して4級以上であることを特徴とする請求項2に記載のインジケーター付き消臭性繊維構造物。
  4. 前記消臭性繊維の銀及び/又は銅の含有量が繊維基材全体に対して0.1重量%以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインジケーター付き消臭性繊維構造物。
  5. 繊維基材の一面に易貼着・易剥離加工を施した請求項1から4のいずれかに記載のインジケーター付き消臭性繊維構造物。
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