JP3990882B2 - 移動パケット通信システム、移動パケット通信方法及び無線制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動局に対してパケット通信サービスを提供する移動パケット通信システム、移動パケット通信方法及び無線制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動パケット通信システムでは、周波数利用効率の観点、並びに、パケット通信における遅延許容性から、通常、単一の無線チャネルに複数ユーザのデータを時間多重して送信するという手法が用いられている。そして、従来の移動パケット通信システムでは、無線基地局装置若しくは無線制御装置に、ユーザ毎のデータを一時的に溜めておくユーザデータバッファが用意されているために、このユーザデータバッファに溜めることのできるデータ量の限界が、同時に接続可能なユーザ数、すなわち、同時に設定可能なパケット呼(パケット通信用の呼)の数のハードウエアによる限界となっていた。
【0003】
しかしながら、従来の移動パケット通信システムでは、通常、ユーザデータバッファとして十分な領域が確保されているため、このユーザデータバッファが一杯になるまで、ユーザから設定要求されたパケット呼の設定を受け付けてしまうと、伝送遅延が増大してしまい、品質の劣化を招くという欠点があった。
【0004】
そこで、この問題を解決するために、ハードウエアの限界まで、ユーザから設定要求されたパケット呼の設定を受け付けるのではなく、下り送信電力の使用状況によって、ユーザから設定要求されたパケット呼の設定を受け付けるように制御する移動パケット通信システムが知られている。
【0005】
図1に、上述の移動パケット通信システムの全体構成図を示す。上述の移動パケット通信システムは、図1に示すように、移動局10と、無線基地局装置20と、無線制御装置30と、交換装置40とによって構成されている。
【0006】
移動局10は、無線接続を介して無線基地局装置20に接続されており、例えば、PHS端末、携帯電話端末(IMT−2000対応の携帯電話端末も含む)、通信機能を備えた携帯情報端末(PDA)等の無線通信端末によって構成されている。
【0007】
無線基地局装置20は、無線接続を介して移動局10に接続されており、また、有線又は無線接続を介して無線制御装置30に接続されている。無線基地局装置20は、無線制御装置30によって制御され、自己の管理するセル範囲内に在圏する移動局10との間で無線通信を行うものである。
【0008】
無線制御装置30は、無線基地局装置20と交換装置40とに接続されており、無線基地局装置20を制御することによって、移動局10の無線通信を制御するものである。また、無線制御装置30は、無線基地局装置20を介して送信された移動局10からの「呼受付要求(パケット呼の設定要求)」を受信し、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かの判定を行い、該パケット呼の設定を受け付けると判定した場合、該パケット呼の設定要求を交換装置40に転送する。無線制御装置30は、図7に示すように、呼処理部31と、呼受付制御部32と、記憶装置33とによって構成されている。図2は、上述の移動パケット通信システムにおける無線制御装置30の構成のうち上述の制御に関係する部分のみを概念的に示している。
【0009】
呼処理部31は、呼受付制御部32に接続されており、移動局10からの呼受付要求を受信し、受信した呼受付要求を呼受付制御部32に転送するものである。また、呼処理部31は、呼受付制御部32により送信された上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かの判定結果を移動局10に応答するものである。
【0010】
呼受付制御部32は、呼処理部31に接続されており、呼処理部31により転送された呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かの判定を行い、その判定結果を呼処理部31に送信するものである。呼受付制御部32には、無線基地局装置20から、無線基地局装置20で現在使用している下り送信電力Pが常時報告されている。呼受付制御部32は、「所定の閾値T」を管理しており、上述の「下り送信電力P」と「所定の閾値T」との比較結果に基づいて、呼処理部31により転送された呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かの判定を行う。
【0011】
記憶装置33は、呼受付制御部32に接続されており、現在設定されているパケット呼に関する情報を記憶するものである。上述の情報には、例えば、図7に示すように、現在接続されているパケット呼の識別情報である「呼ID」や該パケット呼が切断されるまでの残り時間を示す「切断タイマ」や現在接続されているパケット呼の数を示す「接続呼数」等が挙げられる。
【0012】
交換装置40は、無線制御装置30に接続されており、無線制御装置30から転送されたパケット呼の設定要求に対する交換処理を行うものである。交換装置40は、幹線網100を介して他の交換装置に接続されている。
【0013】
図8に、上述の移動パケット通信システムにおいて、移動局10から呼受付要求が送信された場合の動作を示す。
【0014】
図8に示すように、ステップS802において、無線制御装置30の呼処理部31が、移動局10から無線基地局装置20を介して送信された呼受付要求を受信する。ステップS804において、無線制御装置30の呼受付制御部32が、呼処理部31により転送された呼受付要求を受信する。
【0015】
ステップS806において、呼受付制御部32が、無線基地局装置20から常時報告されている無線基地局装置20で現在使用している「下り送信電力P」と、自己の管理する「所定の閾値T」とを比較する。
【0016】
「下り送信電力P」が「所定の閾値T」より小さい場合、ステップS808において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付ける旨を通知する「呼受付許可通知」を呼処理部31に送信し、該呼受付要求に係る呼に関する情報を記憶装置33に格納する。
【0017】
また、「下り送信電力P」が「所定の閾値T」以上の場合、ステップS810において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けない旨を通知する「呼受付拒否通知」を呼処理部31に送信する。呼処理部31は、呼受付制御部32により送信された「呼受付許可通知」又は「呼受付拒否通知」に応じて、移動局10からの呼受付要求に対する処理を行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の移動パケット通信システムは、音声通信用の呼(音声呼)の設定に適した制御手段をパケット呼の設定にも適用しているため、想定した効果を発揮しない場合がある。
【0019】
例えば、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的近い場所で無線通信を行っている場合、無線基地局装置20により使用される下り送信電力Pが、少なくて済むため、無線制御装置30の呼受付制御部32は、過大なパケット呼の設定を受け付けてしまう可能性がある。その結果、上述のような状況では、上述の移動パケット通信システムにおいて、伝送遅延が増大し品質劣化が引き起こされるという問題点がある。
【0020】
また、例えば、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的遠い場所で無線通信を行っている場合は、上述のような下り送信電力Pに基づく制御による不具合は発生しないが、複数のユーザが単一の無線チャネルを時間多重で共有するため、無線基地局装置20により使用される下り送信電力Pが高くても、各ユーザのデータが時間的に重ならなければ無線通信が可能であるという移動パケット通信の利点を生かしきれない結果となってしまい、移動パケット通信システム全体のスループットが低下してしまうという問題点がある。
【0021】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、上述の移動パケット通信の利点を生かすことにより無線チャネルの利用効率を向上させつつ、伝送遅延の増大を制限し品質劣化を防ぐことを可能とする移動パケット通信システムを提供することを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る移動パケット通信システム及び無線制御装置は、現在設定されているパケット呼に関する情報を記憶している記憶手段と、移動局により送信されたパケット呼の設定要求を受信した際に、記憶手段に記憶されている情報に基づいて、設定要求されたパケット呼が新規呼であるか否かを判定する新規呼判定手段と、パケット呼が新規呼であると判定された場合に、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定する受付決定手段とを具備することを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明に係る移動パケット通信方法は、移動局により送信されたパケット呼の設定要求を受信した際に、記憶手段に記憶されている現在設定されているパケット呼に関する情報に基づいて、設定要求されたパケット呼が新規呼であるか否かを判定する第1工程と、パケット呼が新規呼であると判定された場合に、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定する第2工程とを有することを特徴とするものである。
【0024】
本発明によれば、記憶手段に記憶されている情報に基づいて、設定要求されたパケット呼が新規呼であるか否かを判定し、既存呼を除いた新規呼についてのみ、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが可能となる。
【0025】
上述の発明において、記憶手段が、現在設定されているパケット呼の数を記憶しており、受付決定手段が、記憶手段から現在設定されているパケット呼の数を抽出し、抽出した現在設定されているパケット呼の数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0026】
また、上述の発明において、第2工程で、記憶手段から現在設定されているパケット呼の数を抽出し、抽出した現在設定されているパケット呼の数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0027】
この場合、現在設定されているパケット呼の数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局が、無線基地局装置に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、過大なパケット呼の設定を受け付けてしまうという問題点を解決することができる。
【0028】
また、この場合、現在設定されているパケット呼の数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局が、無線基地局装置に比較的遠い場所で無線通信を行っている場合であっても、各ユーザのデータが時間的に重ならなければ無線通信が可能であるという移動パケット通信の利点を生かすことができ、移動パケット通信システム全体のスループットが低下してしまうという問題点を解決することができる。
【0029】
また、上述の発明において、記憶手段が、現在設定されているADCHの数を記憶しており、受付決定手段が、記憶手段から現在設定されているADCHの数を抽出し、抽出した現在設定されているADCHの数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0030】
また、上述の発明において、第2工程で、記憶手段から現在設定されているADCHの数を抽出し、抽出した現在設定されているADCHの数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0031】
この場合、現在設定されているパケット呼の数にほぼ等しい現在設定されているADCHの数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局が、無線基地局装置に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、過大なパケット呼の設定を受け付けてしまうという問題点を解決することができる。
【0032】
また、この場合、現在設定されているパケット呼の数にほぼ等しい現在設定されているADCHの数に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局が、無線基地局装置に比較的遠い場所で無線通信を行っている場合であっても、各ユーザのデータが時間的に重ならなければ無線通信が可能であるという移動パケット通信の利点を生かすことが可能となり、移動パケット通信システム全体のスループットが低下してしまうという問題点を解決することができる。
【0033】
また、上述の発明において、現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積するバッファ手段と、バッファ手段に蓄積されているデータをパケット呼上に転送し、単位時間当たりにパケット呼上に転送したデータ量を計測するキュー処理手段とを具備し、受付決定手段が、キュー処理手段において計測されたデータ量に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0034】
また、上述の発明において、現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータをバッファ手段に蓄積する工程と、バッファ手段に蓄積されているデータをパケット呼上に転送し、単位時間当たりに前記パケット呼上に転送したデータ量を計測する工程とを有し、第2工程において、計測されたデータ量に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0035】
この場合、計測されたデータ量(スループット)に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局が、無線基地局装置に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、スループットの低下により遅延時間が増大するという現象を防ぐことができる。
【0036】
また、上述の発明において、現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積するバッファ手段と、バッファ手段に蓄積されているデータをパケット呼上に転送するキュー処理手段と、バッファ手段にデータが蓄積された時刻と、キュー手段によりデータがパケット呼上に転送された時刻とに基づいて遅延時間を算定する遅延時間算定手段と、遅延時間算定手段により算定された遅延時間の所定期間内の平均値を求める遅延時間平均化手段とを具備し、受付決定手段は、遅延時間平均化手段により求められた平均値に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0037】
さらに、上述の発明において、現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータをバッファ手段に蓄積する工程と、バッファ手段に蓄積されているデータをパケット呼上に転送する工程と、バッファ手段に前記データが蓄積された時刻と、データがパケット呼上に転送された時刻とに基づいて遅延時間を算定する工程と、算定された遅延時間の所定期間内の平均値を求める工程とを有し、第2工程において、求められた前記平均値に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが好ましい。
【0038】
この場合、算定された遅延時間の所定期間内の平均値に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局が、無線基地局装置に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、遅延時間の増大を防ぐことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
(本実施形態に係る移動パケット通信システムの構成)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る移動パケット通信システムの全体構成の一例を示す図であり、該システムの構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。本実施形態に係る移動パケット通信システムの全体構成は、上述の従来の移動パケット通信システムの全体構成と同一である。また、本実施形態に係る移動パケット通信システムにおける移動局10と無線基地局装置30と交換装置40は、上述の従来の移動パケット通信システムにおいて用いられているものと同一である。
【0040】
本実施形態に係る移動パケット通信システムにおける無線制御装置30は、上述の従来の移動パケット通信システムにおいて用いられているものと同様に、無線基地局装置20と交換装置40とに接続されており、無線基地局装置20を制御することによって、移動局10の無線通信を制御するものである。また、本実施形態に係る移動パケット通信システムにおける無線制御装置30は、無線基地局装置20を介して送信された移動局10からの「呼受付要求(パケット呼の設定要求)」を受信し、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かの判定を行い、該パケット呼の設定を受け付けると判定した場合、該パケット呼の設定要求を交換装置40に転送する。
【0041】
本実施形態に係る移動パケット通信システムにおける無線制御装置30は、図2に示すように、呼処理部31と、呼受付制御部32と、記憶装置33と、ユーザデータバッファ34と、キュー処理部35と、遅延時間蓄積/平均化処理装置36とによって構成されている。図2は、本実施形態に係る移動パケット通信システムにおける無線制御装置30の構成の一例を示す図であり、該無線制御装置30の構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0042】
呼処理部31は、呼受付制御部32とユーザデータバッファ34とに接続されており、移動局10からの呼受付要求を受信し、受信した呼受付要求を呼受付制御部32に転送するものである。また、呼処理部31は、呼受付制御部32により送信された上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かの判定結果を移動局10に応答するものである。
【0043】
また、呼処理部31は、パケット呼の設定が受け付けられた(移動局10との間でパケット呼が接続された)場合に、ユーザデータバッファ34に対して、受け付けられたパケット呼(すなわち移動局10)用の領域を設定するように命令するものであり、パケット呼の接続が解放された場合に、ユーザデータバッファ34に対して、該パケット呼(移動局10)用の領域として占有されていた領域を解放するように命令するものである。
【0044】
さらに、本実施形態に係る移動パケット通信システムが、W−CDMA方式を用いた移動パケット通信ネットワークで用いられる場合、呼処理部31は、呼受付制御部32からの指示に応じて、ADCH(Associated Dedicated Channel)の設定及び解放命令を、無線基地局装置20に送信する。
【0045】
呼受付制御部32は、呼処理部31と記憶装置33とユーザデータバッファ34とキュー処理部35と遅延時間蓄積/平均化処理装置36とに接続されており、移動局10により送信された「呼受付要求(パケット呼の設定要求)」を受信した際に、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されているか否かに基づいて、上述の呼受付要求に係るパケット呼が「新規呼(すなわち現在設定されていないパケット呼)」であるか否かを判定する新規呼判定手段である。
【0046】
また、呼受付制御部32は、呼処理部31により転送された呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かの判定を行う受付判定手段であり、呼受付制御部32は、その判定結果を呼処理部31に送信する。
【0047】
また、呼受付制御部32は、記憶装置33に記憶されている「切断タイマ」がタイムアウトになった(すなわち「切断タイマ」の値が「0」となった)パケット呼の接続を解放し、記憶装置33内の該パケット呼に関する情報を更新する。
【0048】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムが、W−CDMA方式を用いた移動パケット通信ネットワークで用いられる場合、呼受付制御部32は、ADCHの設定及び解放を制御し、ADCHの設定及び解放に応じて記憶装置33内のADCHの接続数に関する情報を更新する。
【0049】
記憶装置33は、呼受付制御部32に接続されており、現在設定されているパケット呼に関する情報を記憶する記憶手段である。上述の情報には、例えば、図2に示すように、現在設定されているパケット呼の識別情報である「呼ID」や該パケット呼が切断されるまでの残り時間を示す「切断タイマ」や現在設定されているパケット呼の数を示す「接続呼数」等が挙げられる。
【0050】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムが、W−CDMA方式を用いた移動パケット通信ネットワークで用いられる場合、記憶装置33は、現在のADCHの接続数を記憶する。
【0051】
ユーザデータバッファ34は、呼処理部31とキュー処理部35と遅延時間蓄積/平均化処理装置36とに接続されており、現在設定されているパケット呼(パケット呼が設定されている移動局10)毎に領域を確保するものであって、無線基地局装置20に送信するまでの間、設定されているパケット呼(移動局10)毎に、交換装置40から該パケット呼(移動局10)宛てに送信されたデータ(パケット)を一時的に蓄積しておくバッファ手段である。本実施形態では、ユーザデータバッファ34は、図2に示すように、ユーザデータバッファ#1乃至ユーザデータバッファ#nを具備し、n個の移動局10用の領域を確保することができる。
【0052】
また、ユーザデータバッファ34は、交換装置40からパケット呼(移動局10)送信されたデータを蓄積した時刻と、該データを無線基地局装置20に転送した時刻(またはキュー処理部35により該データが読み出された時刻)を記憶し、その差分を遅延時間として、遅延時間蓄積/平均化処理装置36に送信する。ユーザデータバッファ34における領域の確保及び解放は、呼受付制御部32の指示に応じて呼処理部31により送信される命令によって制御される。
【0053】
キュー処理部35は、呼受付制御部32とユーザデータバッファ34と遅延時間蓄積/平均化処理装置36とに接続されており、ユーザデータバッファ34に蓄積されているデータを、設定されているパケット呼(移動局10)毎に順番に読み出し、読み出したデータを、該パケット呼上で無線基地局装置20に転送するキュー処理手段である。
【0054】
また、キュー処理部35は、単位時間内に無線基地局装置20に転送したデータ量をカウント(計測)し、カウント結果を、常時、呼受付制御部32に送信する。このカウント結果の値が、本実施形態に係る移動パケット通信システムのスループットとみなされる。
【0055】
遅延時間蓄積/平均化処理装置36は、呼受付制御部32とユーザデータバッファ34とに接続されており、ユーザデータバッファ34から送信された遅延時間の所定期間内の平均値を求め、こうして求められた遅延時間の平均値を、呼受付制御部32に送信する遅延時間平均化手段である。
【0056】
(本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作)
本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作として、図3乃至図6に示す4つの方法が挙げられる。図3乃至図6は、本実施形態に係る移動パケット通信システムにおいて、移動端末10からの呼受付要求を受信した場合のシーケンスの例を示す図であり、該シーケンスのうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0057】
(1)第1のシーケンス
図3に示すように、ステップS302において、無線制御装置30の呼処理部31が、移動局10から無線基地局装置20を介して送信された「呼受付要求(パケット呼の設定要求)」を受信する。ステップS304において、無線制御装置30の呼受付制御部32が、呼処理部31により転送された呼受付要求を受信する。
【0058】
ステップS306において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されているか否かを検索する。
【0059】
上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されている場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「既存呼(すなわち現在設定されているパケット呼)」であると認識し、ステップS316において、記憶装置33内の該パケット呼に係る「切断タイマ」を最大値にする(リセットする)。そして、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は終了する。
【0060】
また、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されていない場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「新規呼(すなわち現在設定されていないパケット呼)」であると認識し、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は、ステップS308に移行する。
【0061】
ステップS308において、呼受付制御部32は、記憶装置33から、現在設定されているパケット呼の数を示す「接続呼数UN」を抽出する。ステップS310において、呼受付制御部32は、抽出した「接続呼数UN」と自己の管理する「所定の閾値UA」とを比較する。ここで「所定の閾値UA」は、予め定められた同時に設定可能なパケット呼の数の上限である。
【0062】
「接続呼数UN」が「所定の閾値UA」より小さい場合、ステップS312において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるという判定を下し、その旨を通知する「呼受付許可通知」を呼処理部31に送信し、記憶装置33に該呼受付要求に係るパケット呼に関する情報を記憶し、記憶装置33の記憶内容を更新する。
【0063】
また、「接続呼数UN」が「所定の閾値UA」以上の場合、ステップS314において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係る呼パケットの設定を受け付けないという判定を下し、その旨を通知する「呼受付拒否通知」を呼処理部31に送信する。呼処理部31は、呼受付制御部32により送信された「呼受付許可通知」又は「呼受付拒否通知」に応じて、移動局10からの呼受付要求に対する処理を行う。
【0064】
(2)第2のシーケンス
第2のシーケンスは、本実施形態に係る移動パケット通信システムが、W−CDMA方式を用いた移動パケット通信ネットワークで用いられる場合のものである。第2のシーケンスは、W−CDMA方式を用いた移動パケット通信ネットワークにおけるパケット呼(移動局10)の設定数が、パケット呼(移動局10)用の無線チャネルに付随するDCH(ADCH)の数とほぼ等しいという前提に基づいている。
【0065】
図4に示すように、ステップS402において、無線制御装置30の呼処理部31が、移動局10から無線基地局装置20を介して送信された呼受付要求を受信する。ステップS404において、無線制御装置30の呼受付制御部32が、呼処理部31により転送された呼受付要求を受信する。
【0066】
ステップS406において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されているか否かを検索する。
【0067】
上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されている場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「既存呼(すなわち現在設定されているパケット呼)」であると認識し、ステップS416において、記憶装置33内の該パケット呼に係る「切断タイマ」を最大値にする(リセットする)。そして、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は終了する。
【0068】
また、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されていない場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「新規呼(すなわち現在設定されていないパケット呼)」であると認識し、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は、ステップS408に移行する。
【0069】
ステップS408において、呼受付制御部32は、記憶装置33から、現在設定されているADCHの数を示す「ADCH同時接続数NADCH」を抽出する。ステップS410において、呼受付制御部32は、抽出した「ADCH同時接続数NADCH」と自己の管理する「所定の閾値MADCH」とを比較する。ここで「所定の閾値MADCH」は、予め定められた同時に設定可能なADCHの数の上限である。
【0070】
「ADCH同時接続数NADCH」が「所定の閾値MADCH」より小さい場合、ステップS412において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるという判定を下し、その旨を通知する「呼受付許可通知」を呼処理部31に送信し、記憶装置33に該呼受付要求に係るパケット呼に関する情報を記憶し、記憶装置33の記憶内容を更新する。
【0071】
また、「ADCH同時接続数NADCH」が「所定の閾値MADCH」以上の場合、ステップS414において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けないという判定を下し、その旨を通知する「呼受付拒否通知」を呼処理部31に送信する。呼処理部31は、呼受付制御部32により送信された「呼受付許可通知」又は「呼受付拒否通知」に応じて、移動局10からの呼受付要求に対する処理を行う。
【0072】
(3)第3のシーケンス
図5に示すように、ステップS502において、無線制御装置30の呼処理部31が、移動局10から無線基地局装置20を介して送信された呼受付要求を受信する。ステップS504において、無線制御装置30の呼受付制御部32が、呼処理部31により転送された呼受付要求を受信する。
【0073】
ステップS506において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されているか否かを検索する。
【0074】
上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されている場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「既存呼(すなわち現在設定されているパケット呼)」であると認識し、ステップS516において、記憶装置33内の該パケット呼に係る「切断タイマ」を最大値にする(リセットする)。そして、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は終了する。
【0075】
また、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されていない場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「新規呼(すなわち現在設定されていないパケット呼)」であると認識し、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は、ステップS508に移行する。
【0076】
ステップS508において、呼受付制御部32は、キュー処理部35により常時送信されているカウント結果に基づいて「現在のシステムスループットTN」を求める。ステップS510において、呼受付制御部32は、求められた「現在のシステムスループットTN」と自己の管理する「所定の閾値TA」とを比較する。ここで「所定の閾値TA」は、予め定められた単位時間当たりのスループットの上限である。
【0077】
「現在のシステムスループットTN」が「所定の閾値TA」より小さい場合、ステップS512において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるという判定を下し、その旨を通知する「呼受付許可通知」を呼処理部31に送信し、記憶装置33に該呼受付要求に係るパケット呼に関する情報を記憶し、記憶装置33の記憶内容を更新する。
【0078】
また、「現在のシステムスループットTN」が「所定の閾値TA」以上の場合、ステップS514において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けないという判定を下し、その旨を通知する「呼受付拒否通知」を呼処理部31に送信する。呼処理部31は、呼受付制御部32により送信された「呼受付許可通知」又は「呼受付拒否通知」に応じて、移動局10からの呼受付要求に対する処理を行う。
【0079】
(4)第4のシーケンス
図6に示すように、ステップS602において、無線制御装置30の呼処理部31が、移動局10から無線基地局装置20を介して送信された呼受付要求を受信する。ステップS604において、無線制御装置30の呼受付制御部32が、呼処理部31により転送された呼受付要求を受信する。
【0080】
ステップS606において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されているか否かを検索する。
【0081】
上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されている場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「既存呼(すなわち現在設定されているパケット呼)」であると認識し、ステップS616において、記憶装置33内の該パケット呼に係る「切断タイマ」を最大値にする(リセットする)。そして、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は終了する。
【0082】
また、上述の呼受付要求に係るパケット呼が、現在設定されているパケット呼として記憶装置33に記憶されていない場合、呼受付制御部32は、該パケット呼が「新規呼(すなわち現在設定されていないパケット呼)」であると認識し、本実施形態に係る移動パケット通信システムの動作は、ステップS608に移行する。
【0083】
ステップS608において、呼受付制御部32は、遅延時間蓄積/平均化処理装置36により送信された遅延時間に基づいて「現在の平均遅延時間TD」を求める。ステップS610において、呼受付制御部32は、求められた「現在の平均遅延時間TD」と自己の管理する「所定の閾値AD」とを比較する。ここで「所定の閾値AD」は、予め定められた許容される遅延時間の上限である。
【0084】
「現在の平均遅延時間TD」が「所定の閾値AD」より小さい場合、ステップS612において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるという判定を下し、その旨を通知する「呼受付許可通知」を呼処理部31に送信し、記憶装置33に該呼受付要求に係るパケット呼に関する情報を記憶し、記憶装置33の記憶内容を更新する。
【0085】
また、「現在の平均遅延時間TD」が「所定の閾値AD」以上の場合、ステップS614において、呼受付制御部32が、上述の呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けないという判定を下し、その旨を通知する「呼受付拒否通知」を呼処理部31に送信する。呼処理部31は、呼受付制御部32により送信された「呼受付許可通知」又は「呼受付拒否通知」に応じて、移動局10からの呼受付要求に対する処理を行う。
【0086】
(他の実施の形態)
以上述べた実施形態以外にも種々の変形が可能である。しかしながら、その変形が特許請求の範囲に記載された技術思想に基づくものである限り、その変形は本発明の技術範囲内となる。
【0087】
(本実施形態に係る移動パケット通信システムの作用及び効果)
本実施形態に係る移動パケット通信システムによれば、呼受付制御部32が、記憶装置33に記憶されている情報に基づいて、設定要求されたパケット呼が新規呼であるか否かを判定し、既存呼を除いた新規呼についてのみ、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定することが可能となる。
【0088】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムによれば、呼受付制御部32が、現在設定されているパケット呼の数「接続呼数UN」に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、過大なパケット呼の設定を受け付けてしまうという問題点を解決することができる。
【0089】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムによれば、呼受付制御部32が、現在設定されているパケット呼の数「接続呼数UN」に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的遠い場所で無線通信を行っている場合であっても、各ユーザのデータが時間的に重ならなければ無線通信が可能であるという移動パケット通信の利点を生かすことができ、移動パケット通信システム全体のスループットが低下してしまうという問題点を解決することができる。
【0090】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムによれば、呼受付制御部32が、現在設定されているパケット呼の数にほぼ等しい現在設定されているADCHの数「ADCH同時接続数NADCH」に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、過大なパケット呼の設定を受け付けてしまうという問題点を解決することができる。
【0091】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムによれば、呼受付制御部32が、現在設定されているパケット呼の数にほぼ等しい現在設定されているADCHの数「ADCH同時接続数NADCH」に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的遠い場所で無線通信を行っている場合であっても、各ユーザのデータが時間的に重ならなければ無線通信が可能であるという移動パケット通信の利点を生かすことが可能となり、移動パケット通信システム全体のスループットが低下してしまうという問題点を解決することができる。
【0092】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムによれば、呼受付制御部32が、キュー処理部35により計測されたデータ量「現在のシステムスループットTN」に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、スループットの低下により遅延時間が増大するという現象を防ぐことができる。
【0093】
また、本実施形態に係る移動パケット通信システムによれば、呼受付制御部32が、ユーザデータバッファ34及び遅延時間蓄積/平均化処理装置36により算定された遅延時間の所定期間内の平均値「現在の平均遅延時間TD」に基づいて、パケット呼の設定を受け付けるか否かを決定するため、多くの移動局10が、無線基地局装置20に比較的近い場所で無線通信を行っている場合であっても、遅延時間の増大を防ぐことができる。
【0094】
【発明の効果】
本発明によれば、移動パケット通信の利点を生かすことにより無線チャネルの利用効率を向上させつつ、伝送遅延の増大を制限し品質劣化を防ぐことを可能とする移動パケット通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動パケット通信システムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る移動パケット通信システムの無線制御装置の機能ブロックを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る移動パケット通信システムの動作を示すタイムチャート図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る移動パケット通信システムの動作を示すタイムチャート図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る移動パケット通信システムの動作を示すタイムチャート図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る移動パケット通信システムの動作を示すタイムチャート図である。
【図7】従来技術に係る移動パケット通信システムの無線制御装置の機能ブロックを示す図である。
【図8】従来技術に係る移動パケット通信システムの動作を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
10…移動局
20…無線基地局装置
30…無線制御装置
31…呼処理部
32…呼受付制御部
33…記憶装置
34…ユーザデータバッファ
35…キュー処理部
36…遅延時間蓄積/平均化処理装置
40…交換装置
100…幹線網
Claims (12)
- 移動パケット通信システムであって、
現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の数を示す接続呼数と、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、該記憶手段から抽出した前記接続呼数が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする移動パケット通信システム。 - W−CDMA方式の移動パケット通信システムであって、
現在設定されているパケット呼に関する情報として、現在設定されているADCHの数と、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、該記憶手段から抽出した前記現在設定されているADCHの数が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする移動パケット通信システム。 - 移動パケット通信システムであって、
現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積するバッファ手段と、
前記バッファ手段に蓄積されているデータを前記パケット呼上に転送し、単位時間当たりに前記パケット呼上に転送したデータ量を計測するキュー処理手段と、
前記現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、前記キュー処理手段において計測された前記データ量が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする移動パケット通信システム。 - 移動パケット通信システムであって、
現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積するバッファ手段と、
バッファ手段に蓄積されているデータを前記パケット呼上に転送するキュー処理手段と、
前記バッファ手段に前記データが蓄積された時刻と、前記キュー手段により前記データが前記パケット呼上に転送された時刻とに基づいて遅延時間を算定する遅延時間算定手段と、
前記遅延時間算定手段により算定された前記遅延時間の所定期間内の平均値を求める遅延時間平均化手段と、
前記現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、前記遅延時間平均化手段により求められた前記平均値が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする移動パケット通信システム。 - 移動パケット通信方法において、
現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の数を示す接続呼数と、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶する工程Aと、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、記憶されている前記接続呼数が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する工程Bと、
前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新する工程Cと、
前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にする工程Dとを有することを特徴とする移動パケット通信方法。 - W−CDMA方式の移動パケット通信方法であって、
現在設定されているパケット呼に関する情報として、現在設定されているADCHの数と、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶する工程Aと、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が記憶されていない場合で、かつ、記憶されている前記現在設定されているADCHの数が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する工程Bと、
前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新する工程Cと、
前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にする工程Dとを有することを特徴とする移動パケット通信方法。 - 移動パケット通信方法であって、
現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積する工程Aと、
蓄積されている前記データを前記パケット呼上に転送し、単位時間当たりに前記パケット呼上に転送したデータ量を計測する工程Bと、
前記現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶する工程Cと、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、計測された前記データ量が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する工程Dと、
前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新する工程Eと、
前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にする工程Fとを有することを特徴とする移動パケット通信方法。 - 移動パケット通信方法であって、
現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積する工程Aと、
蓄積されている前記データを前記パケット呼上に転送する工程Bと、
前記データが蓄積された時刻と、前記キュー手段により前記データが前記パケット呼上に転送された時刻とに基づいて遅延時間を算定する工程Cと、
算定された前記遅延時間の所定期間内の平均値を求める工程Dと、
前記現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶する工程Eと、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が記憶されていない場合で、かつ、求められた前記平均値が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する工程Fと、
前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新する工程Gと、
前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にする工程Hとを有することを特徴とする移動パケット通信方法。 - 移動パケット通信システムにおける無線制御装置であって、
現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の数を示す接続呼数と、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、該記憶手段から抽出した前記接続呼数が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする無線制御装置。 - W−CDMA方式の無線制御装置であって、
現在設定されているパケット呼に関する情報として、現在設定されているADCHの数と、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、該記憶手段から抽出した前記現在設定されているADCHの数が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする無線制御装置。 - 移動パケット通信システムにおける無線制御装置であって、
現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積するバッファ手段と、
前記バッファ手段に蓄積されているデータを前記パケット呼上に転送し、単位時間当たりに前記パケット呼上に転送したデータ量を計測するキュー処理手段と、
前記現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、前記キュー処理手段において計測された前記データ量が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする無線制御装置。 - 移動パケット通信システムにおける無線制御装置であって、
現在設定されているパケット呼宛てに送信されたデータを蓄積するバッファ手段と、
バッファ手段に蓄積されているデータを前記パケット呼上に転送するキュー処理手段と、
前記バッファ手段に前記データが蓄積された時刻と、前記キュー手段により前記データが前記パケット呼上に転送された時刻とに基づいて遅延時間を算定する遅延時間算定手段と、
前記遅延時間算定手段により算定された前記遅延時間の所定期間内の平均値を求める遅延時間平均化手段と、
前記現在設定されているパケット呼に関する情報として、該現在設定されているパケット呼の識別情報と、該現在設定されているパケット呼の各々が切断されるまでの残り時間を示す切断タイマとを記憶している記憶手段と、
移動局から受信した呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合で、かつ、前記遅延時間平均化手段により求められた前記平均値が所定の閾値よりも小さい場合に、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けると判定する呼受付制御部とを具備し、
前記呼受付制御部は、前記切断タイマがタイムアウトになったパケット呼の接続を解放し、前記記憶手段に記憶されている前記現在設定されているパケット呼に関する情報を更新し、
前記呼受付制御部は、前記移動局から受信した前記呼受付要求に係るパケット呼の識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、該呼受付要求に係るパケット呼の設定を受け付けるか否かについて判定することなく、前記切断タイマを最大値にすることを特徴とする無線制御装置。
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