JP2003219451A - 基地局および移動局 - Google Patents

基地局および移動局

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JP2003219451A
JP2003219451A JP2002015060A JP2002015060A JP2003219451A JP 2003219451 A JP2003219451 A JP 2003219451A JP 2002015060 A JP2002015060 A JP 2002015060A JP 2002015060 A JP2002015060 A JP 2002015060A JP 2003219451 A JP2003219451 A JP 2003219451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線パケット通信の混雑度合いに基づき、最
適な通信速度を得られる基地局を移動局が自動的に選択
することができる基地局を提供することを目的とする。 【解決手段】 移動局から上り制御チャネルを受信し、
移動局との通信チャネルを捕捉する通信制御部12と、
移動局へ下り制御チャネルを送信し、下り制御チャネル
を通じて移動局に対して通信チャネルを割り当てる制御
情報送信部14とを有し、移動局との間でマルチパスパ
ケット通信を行う基地局1であって、一定時間内に処理
を行ったパケット数をカウントし、基地局1の混雑度合
いを算出する通信量測定部13を備え、制御情報送信部
は、無線パケット通信を行う場合に、下り制御チャネル
を通じて、通信量測定部で算出した基地局1の混雑度合
いを移動局に報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つ又は複数の無
線パケット通信を行う移動局と前記移動局との間で1つ
又は複数の無線パケット通信を行う基地局とに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般的な無線電話システムのひとつに、
セルラー無線電話システムがある。セルラー無線電話シ
ステムを実現するためには、広い領域を細分化する。そ
の細分化された領域をセルと称し、セルを電波的にカバ
ーする固定局が設置される。また、その固定局を複数接
続し、統合的に管理する交換局が設置される。このよう
に、セルを複数設定することにより、広い範囲をカバー
することが可能となる。また、その交換局は既存の電話
回線網、インターネット網などと接続され、対電話、対
データサーバなどへの通信が可能となる。このようなシ
ステムは、PHSなどにおいても利用されている。ま
た、固定局と交換局をオフィスのフロアに展開し、無線
LANなどの構築などにも利用されている。この固定局
と交換局を介して無線通信機に対してデータ通信サービ
スを提供する。以下、無線通信機は移動局、固定局は基
地局として説明する。
【0003】ところで、パケット通信は、その性格上、
物理的な回線の閉塞状態が存在しない。すなわち、回線
を共有化できることがパケット通信最大の特徴である。
しかし、回線を共有する利用者が増加するのに反比例し
て、各回線あたりの利用者が得られる通信速度は低下す
るという側面も持っている。最近では、一台の端末が複
数の基地局と同時にパケット通信を行い、一つの通信相
手先へのパケットデータを複数の基地局を経由すること
により、高速なパケット通信を行う試みがある。
【0004】しかしながら、移動局が複数の無線回線を
利用してパケット通信を行うとき、混雑により通信速度
が遅い一部の回線にて送信されたデータパケットが移動
局から基地局へ到達するのが極度に遅れた場合、一定時
間内に届かないものに関しては再送処理が起動すること
となり、データパケットが何らかの無線回線障害で消失
したのと同じ影響を全体の通信速度に及ぼす。
【0005】このように回線を他の移動局と共有するこ
とによる遅延の発生を図9、図10、(表1)を用いて
説明する。図9はマルチパスパケット通信の説明図であ
り、図10は混雑により遅延が発生した場合を示す説明
図である。
【0006】
【表1】 (表1)で規定した条件を用い、図9の状態から、3×
単位時間が経過した後の状態を図10で示す。基地局5
Aが処理できるのは、単位時間当たり2パケットという
条件であるが、基地局5Aは、移動局6Aと移動局6B
が無線区間を共有して利用しているため、それぞれの移
動局6A、6Bが基地局5Aにて単位時間に処理しても
らえるパケット数は、基地局5Aが提供できる最大の処
理能力を利用者数で割っただけ(2÷2=1)である。
そのため、3×単位時間が経過した後の状態を示した図
10を参照してみると、基地局5A・PDS(Pack
et Data Server、パケットデータサー
バ)4間にて、データパケット丸4、四角4が処理され
ている最中であり、PDS4に到達できていない。3×
単位時間が、データパケットの再構築を実施する時間よ
り長い場合、データパケットの消失として、PDS4で
再送の処理が発生してしまうことがある。このようにし
て、PDS4から網側へデータブロック送信する処理に
遅延が生じる。
【0007】次に、回線の混雑状況を考慮せず、次パケ
ットの送付経路を決定したことによる遅延発生を図1
1、図12、図13、(表2)、(表3)を用いて説明
する。図11は従来の次パケット送信先選定方法を示す
フローチャートであり、図12、図13は混雑度合いを
考慮しない次パケット送信順序決定の動作概要を示す説
明図である。
【0008】
【表2】
【0009】
【表3】 (表2)に示すとおり、全ての経路において、単位時間
に処理できるパケットの数は同一の条件となっている。
また、(表3)、図12に示すとおり、基地局5A・P
DS4間には、処理中のパケット(丸1〜丸4)が4パ
ケット存在し、基地局5Aを経由する経路は、混雑して
いる状況とした。また、同様に、基地局5Bを経由する
経路も、やや混雑している状況とした。このような状況
で、移動局6Aは新たにパケットデータ(四角1〜四角
6)の送信を実行する。この場合の従来の次パケットの
送信先決定ロジックを図11に示す。
【0010】図11において、まず、Tの初期値=1で
基地局を選択する(S61)。この場合、基地局5Aを
1、基地局5Bを2、基地局5Cを3と設定する。次
に、移動局6Aは、捕捉している基地局の数Rを取得す
る(S62)。次に、パケット送信後(S63)、次の
対象基地局番号を決定する(S64、S65、S6
6)。この次パケット送信先選択ロジックを用いて、基
地局5A→基地局5B→基地局5Cと送信した後、再度
基地局5Aからサイクリックに送信することとし、基地
局の混雑度合いは全く考慮しない条件とした。この場
合、4×単位時間経過後にPDS4に集まるデータはど
のような状態になるかを図13を用いて示す。全ての経
路が同じ処理能力を有しているにも関わらず、基地局5
Aを経由するルートは混雑していたため、4×単位時間
を経過しても、PDS4に到達できないパケット(四角
1、四角4)が発生してしまう。このことより、混雑度
合いを無視した次パケット送出先決定を行った場合、デ
ータパケットのPDS4到達遅延により、移動局6Aが
得られる通信速度は低下してしまう結果となる。つま
り、捕捉している複数の無線回線のうち、通信速度の遅
い一部の回線に全体の通信速度が引きずられる形とな
り、各無線回線が持つ最大通信速度の捕捉回線数倍の速
度は得ることは事実上できないことが問題視されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の基
地局と移動局では、通信速度の遅い一部の回線に全体の
通信速度が引きずられる形となり、各無線回線が持つ最
大通信速度の捕捉回線数倍の速度は得ることは事実上で
きないという問題点を有していた。
【0012】この移動局および基地局では、無線パケッ
ト通信の混雑度合いに基づき、移動局が最適な通信速度
を得られる基地局を自動的に選択することができること
が要求されている。
【0013】本発明は、この要求を満たすため、無線パ
ケット通信の混雑度合いに基づき、最適な通信速度を得
られる基地局を移動局が自動的に選択することができる
基地局、および、無線パケット通信の混雑度合いに基づ
き、最適な通信速度を得られる基地局を移動局が自動的
に選択することができる移動局を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の基地局は、移動局から上り制御チャネルを受
信し、移動局との通信チャネルを捕捉する通信制御部
と、移動局へ下り制御チャネルを送信し、下り制御チャ
ネルを通じて移動局に対して通信チャネルを割り当てる
制御情報送信部とを有し、移動局との間でマルチパスパ
ケット通信を行う基地局であって、一定時間内に処理を
行ったパケット数をカウントし、基地局の混雑度合いを
算出する通信量測定部を備え、制御情報送信部は、無線
パケット通信を行う場合に、下り制御チャネルを通じ
て、通信量測定部で算出した基地局の混雑度合いを移動
局に報知する構成を備えている。
【0015】これにより、無線パケット通信の混雑度合
いに基づき、最適な通信速度を得られる基地局を移動局
が自動的に選択することができる基地局が得られる。
【0016】上記課題を解決するために本発明の移動局
は、基地局へ上り制御チャネルを送信し、基地局との通
信チャネルを捕捉する通信制御部と、基地局から下り制
御チャネルを受信する制御情報受信部とを有し、基地局
を相手にパケット通信を行う移動局であって、通信を行
う基地局を自動的に選択する通信経路判定部を備え、制
御情報受信部は、無線パケット通信を行う場合に、基地
局から下り制御チャネル上にて報知される基地局の混雑
度合いを受信し、通信経路判定部は、受信した基地局の
混雑度合いに基づいて、通信を行う基地局を自動的に選
択する構成を備えている。
【0017】これにより、無線パケット通信の混雑度合
いに基づき、最適な通信速度を得られる基地局を移動局
が自動的に選択することができる移動局が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の基地局
は、移動局から上り制御チャネルを受信し、移動局との
通信チャネルを捕捉する通信制御部と、移動局へ下り制
御チャネルを送信し、下り制御チャネルを通じて移動局
に対して通信チャネルを割り当てる制御情報送信部とを
有し、移動局との間でマルチパスパケット通信を行う基
地局であって、一定時間内に処理を行ったパケット数を
カウントし、基地局の混雑度合いを算出する通信量測定
部を備え、制御情報送信部は、無線パケット通信を行う
場合に、下り制御チャネルを通じて、通信量測定部で算
出した基地局の混雑度合いを移動局に報知することとし
たものである。
【0019】この構成により、一定時間内に処理を行っ
たパケット数をカウントして、無線パケット通信の混雑
度合いを基地局が判定し、それを制御チャネルを介して
移動局に報知することができるので、この制御チャネル
の情報を移動局が受信することにより、最適な通信速度
がえられる複数の基地局の選択を自動的に行うことがで
きると共に、データパケットを送信する際、遅延による
再送処理がもたらす通信速度の低下を防ぐことができる
という作用を有する。
【0020】請求項2に記載の移動局は、基地局へ上り
制御チャネルを送信し、基地局との通信チャネルを捕捉
する通信制御部と、基地局から下り制御チャネルを受信
する制御情報受信部とを有し、基地局を相手にパケット
通信を行う移動局であって、通信を行う基地局を自動的
に選択する通信経路判定部を備え、制御情報受信部は、
無線パケット通信を行う場合に、基地局から下り制御チ
ャネル上にて報知される基地局の混雑度合いを受信し、
通信経路判定部は、受信した基地局の混雑度合いに基づ
いて、通信を行う基地局を自動的に選択することとした
ものである。
【0021】この構成により、移動局は基地局から制御
チャネルを介して報知される無線パケット通信の混雑度
合いを受信することができ、その混雑度合いを用いるこ
とにより、自動的に複数の基地局の選択を行って無線回
線を確立することができるので、最適な通信速度が得ら
れる複数の基地局の選択を自動的に行うことができると
共に、データパケットを送信する際、遅延による再送処
理がもたらす通信速度の低下を防ぐことができるという
作用を有する。また、混雑していない無線回線に重点的
にデータパケットを送信するため、基地局システム全体
へのデータパケットの住み分けが行われ、輻輳による通
信速度の減退を防止することができるという作用を有す
る。
【0022】請求項3に記載の移動局は、請求項2に記
載の移動局において、通信経路判定部は、基地局の混雑
度合いが予め設定されたしきい値よりも低い基地局を選
択することとしたものである。
【0023】この構成により、移動局に簡単な構成を付
加するだけで、最適な通信速度が得られる複数の基地局
の選択を自動的に行うことができるという作用を有す
る。
【0024】請求項4に記載の移動局は、複数の通信中
の無線回線の各通信速度を測定する通信速度測定部と、
無線回線の品質を測定する回線品質測定部と、品質が劣
化した無線回線をより品質の良い無線回線に切りかえる
回線切替部と、基地局から下り制御チャネル上にて報知
される基地局の混雑度合いを受信する制御情報受信部
と、制御情報受信部で受信した基地局の混雑度合いと、
通信速度測定部で測定した通信中の無線回線の通信速度
と、品質測定部で測定した無線回線の品質とに基づい
て、通信を行う複数の基地局を自動的に選択する通信経
路判定部とを有することとしたものである。
【0025】この構成により、基地局の混雑度合いだけ
でなく、無線回線の状況も考慮することができるので、
最適な通信速度が得られる複数の基地局の選択を自動的
に行うことができると共に、データパケットを送信する
際、遅延による再送処理がもたらす通信速度の減退を防
ぐことができるという作用を有する。また、混雑してい
ない無線回線に重点的にデータパケットを送信するた
め、基地局システム全体へのデータパケットの住み分け
が行われ、輻輳による通信速度の減退を防止することが
できるという作用を有する。
【0026】請求項5に記載の移動局は、基地局へ上り
制御チャネルを送信し、基地局との通信チャネルを捕捉
する通信制御部と、基地局から下り制御チャネルを受信
する制御情報受信部と、基地局を相手にパケット通信を
行う移動局であって、通信を行う基地局を自動的に選択
する通信経路判定部を備え、制御情報受信部は、基地局
から下り制御チャネル上にて報知される基地局の混雑度
合いを受信し、通信経路判定部は、受信した混雑度合い
に基づいて、送信すべきパケット毎にパケットを送信す
る無線回線を逐次選択することとしたものである。
【0027】この構成により、データパケット毎にデー
タパケットを送信するのに最適な基地局を選択すること
ができ、効率よく最適な通信速度が得られる複数の基地
局の選択を自動的に行うことができると共に、データパ
ケットを送信する際、遅延による再送処理がもたらす通
信速度の低下を防ぐことができるという作用を有する。
また、混雑していない無線回線に重点的にデータパケッ
トを送信するため、基地局システム全体へのデータパケ
ットの住み分けが行われ、輻輳による通信速度の減退を
防止することができるという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図8を用いて説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による基地局を示すブロック図であり、図2は、
本発明の実施の形態1による移動局を示すブロック図で
ある。
【0030】図1において、1は移動局2との間でマル
チパスパケット通信を行う基地局、3は回線網、11は
移動局2との間の無線信号の送受信の為に用いられる基
地局1のアンテナ、12は移動局2側の通信チャネル確
立の上り制御チャネルに対し移動局2側との通信チャネ
ルを捕捉、解放する処理を行う基地局1の通信制御部、
13は基地局1にてあらかじめ規定した一定の時間内
に、どれだけのパケット数を処理したかをカウントし、
そのカウント結果を基地局1にてあらかじめ規定したし
きい値レベルにより数値化し、数値化された混雑度合い
を後述の制御情報報知部14に出力する通信量測定部、
14は通信量測定部13から受信した混雑度合いを下り
制御チャネルにて移動局2に送信する制御情報送信部、
15は回線網3とのパケットデータの送受信処理を行う
と共に通信制御部12や制御情報送信部14とのデータ
のやり取り等を行う回線制御部である。
【0031】また、図2において、21は基地局1との
無線信号の送受信の為に用いられる移動局2のアンテ
ナ、22は後述する制御情報受信部23で受信した混雑
度合いを含む制御情報を用いて、通信先基地局の選択を
行い、選択先基地局との間で通信チャネルを捕捉、解放
する処理を行う移動局2の通信制御部、23は下り制御
チャネルから混雑度合いを含む制御情報を受信し数値化
し、移動局2の通信制御部22に出力する制御情報受信
部、24は制御情報受信部23で受信した混雑度合いを
含む制御情報や無線回線品質等を用いて次のデータパケ
ット送信の経路選択を行う通信経路判定部、25は各部
22〜24の入出力を制御する入出力制御部、26は外
部との間でデータの送受を行うデータインタフェース部
(データI/F部)である。
【0032】以下のように構成された基地局1および移
動局2について、まずは、基地局1側の混雑度合いの報
知方法について図3を用いて説明する。図3は基地局1
側の混雑度合いの報知方法を示すフローチャートであ
る。
【0033】基地局1の通信量測定部13は、パケット
数のカウントを初期化して(S1)測定監視タイマを起
動させ(S2)、一定時間にその基地局1を通過したパ
ケットの数をカウントする(S3、S4、S5)。一定
の時間が経過した後、基地局1の通信量測定部13は、
カウントしたパケット数をあらかじめ定めておいたしき
い値(規定値)Aと比較する(S6)。通過したパケッ
ト数がしきい値Aより多いときは、混雑度レベルAと
し、「非常に混雑している」と判定を下す(S7)。通
過したパケット数がしきい値Aよりも少ない場合、Aよ
りも小さい値を設定したしきい値Bと比較する(S
8)。しきい値Bよりも大きい場合は、混雑度レベルB
とし、「やや混雑している」と判定を下す(S9)。ま
た、しきい値Bよりも小さい場合は、混雑度レベルCと
し、「混雑していない」と判定を下す(S10)。制御
情報送信部14は、このようにして算出した混雑度レベ
ルを制御チャネル情報に反映させ(S10a)、移動局
2に下り制御チャネルを通じて報知する。このようにし
て、下り制御チャネルで現在の基地局1の混雑度合いが
報知される。
【0034】なお、基地局・PDS間の単位時間に処理
できるパケットの数により基地局の混雑度合いは異なる
ため、それぞれの基地局に応じたしきい値A,Bを設定
することが望ましく、また他の基地局などの関係におい
て通信径路が混雑した場合、実際に処理できるパケット
数も変動することがあり、この場合には、実際に処理で
きるパケット数に応じてしきい値A,Bを設定すること
が望ましい。
【0035】次に、報知された混雑度合いを用いて、移
動局2が通信を行う基地局1を選択する手順を(表
4)、図4を用いて説明する。図4は報知された混雑度
合いに基づいて移動局2が基地局1を選択する手順を示
すフローチャートである。
【0036】
【表4】 (表4)の条件において、基地局α、βとも、新規のパ
ケット通信呼を収容可能である。
【0037】図4において、まず、ユーザー(移動局
2)が発呼を行い(S11)、通信経路判定部24は、
パケット通信を行う上で十分な速度が得られるか否かの
判定を行う(S12、S13、S14)。混雑度合いが
大きく、十分な速度が得られないと判定した場合、混雑
している基地局αを通信先候補から外し(S15)、通
信可能な基地局から基地局βを選びなおし(S12)、
暫定通信先基地局として再度通信速度に関する判定を行
う(S14)。基地局βは(表4)より、混雑度レベル
Cで、混雑していないという判定を得ることができるた
め、移動局2の通信制御部22は、上り制御チャネルを
使用して通信チャネル確立要求を送信し(S16)、基
地局βと通信チャネル確立処理を起動し、通信チャネル
を確立できる(S17)。基地局βは、収容しているパ
ケット通信量が基地局αより少ないため、新規にパケッ
ト通信を収容しても、それぞれの移動局に提供する通信
速度は、基地局αに収容されている移動局よりも高速な
通信速度を提供することが可能である。移動局2は、こ
れから新規に通信を行うために、得られる通信速度が高
速な基地局βを選択するほうが有利にデータ通信を行う
ことができる。この基地局選択方法を複数の無線回線を
確立する際にも同様に適用する。各通信回線毎に、混雑
度合いを考慮に入れた基地局選択処理を行い、確立され
た複数の無線回線を用いてパケット通信を行う。これ
を、図5に示す。図5は、確立された複数の無線回線を
用いてパケット通信を行う場合を示すフローチャートで
ある。
【0038】図5において、ステップS21〜S27は
図4のステップS11〜S17と同様であるので、その
説明は省略する。図5では、図4に対して、必要な回線
数だけ図4の処理を繰り返す判定処理(S28、S2
9)を加え、それを実現する。そのことにより、一台の
移動局が複数の基地局を相手に同時にパケット通信を行
う際に、混雑度合いを考慮に入れた基地局選択処理が可
能となる。
【0039】なお、混雑した基地局を候補から除くこと
(S15、S25)に代えて、混雑レベルが低い基地局
から通信チャネルの確立を行うように、基地局が混雑し
ているかどうかの判定(S14、S24)として、混雑
度レベルCか否かで判定し、混雑度レベルCの基地局が
なければ、次に混雑度レベルBの基地局があるかどうか
を判定するようにしても構わない。また、無線回線確立
後、全体の通信速度を維持するため、それぞれの無線回
線は一定の送信速度を確保する必要がある。複数の無線
回線を確保しているため、次のパケットをどの無線回線
で送信するかというのは、全体の通信速度に大きな影響
を及ぼすことは、前述した通りである。ここで、図7の
状況で、(表2)、(表3)条件を適用する。図7は混
雑度合いを考慮に入れた次パケット送信順序決定の動作
概要の説明図である。(表3)より、基地局の混雑度合
いを(表5)のように規定する。
【0040】
【表5】 (表5)に示された混雑度合いは、移動局2Aに通知さ
れているものとする。混雑度合いと送信パケット数の規
定を(表6)に示す。
【0041】
【表6】 データパケットを送信する際に混雑度合いを考慮して送
信スケジュールを決定するロジックを図6、図7、図
8、(表5)、(表6)を用いて説明する。図6は次パ
ケット送信先選定方法を示すフローチャートであり、図
8は混雑度合いを考慮に入れた次パケット送信順序決定
の動作概要の説明図である。
【0042】図6において、ステップS31、S32は
図11のS61、S621と同様であるので、説明は省
略する。次に、通信経路判定部24は、パケットを送信
しようとする基地局を対象に、受信した混雑度合いを参
照する(S33)。混雑度合いがCの場合(S34、S
35)、通信制御部22は、混雑していない基地局1C
に対しては、データパケットを多めに規定(S36)し
た数(4パケット)だけ送信する(S37)。同様にし
て、混雑度合いがBの場合(S38、S39)は、デー
タパケットを少なめに規定(S40)した数(2パケッ
ト)だけ送信する(S37)。パケット送信はパケット
数がゼロとなるまで繰り返される(S46、S47)。
混雑度合いがAの場合(S38、S41)は、データパ
ケットを送信せず、より混雑していない基地局へ回線切
り替え動作を起動する(S42、S43、S44、S4
5)。次に、通信制御部22は、次対象基地局番号が補
足基地局数となるまで、また送信するパケットが有る限
り、ステップS32〜S47を繰り返す(S48、S4
9、S50、S51)。
【0043】このことにより、図7の四角1〜四角4に
示すように、混雑していない無線回線に重点的にデータ
パケットを送信することが可能となる。また、図7の四
角5、四角6に示すように、少し混雑している回線に流
入するデータ量を抑制することになり、その回線のさら
なる混雑も抑制される。4×単位時間経過した後のパケ
ットの送信状況は、図8に示すとおりである。移動局2
Aが得られる全体の通信速度は、混雑度合いを考慮に入
れていない図5に示される場合よりも、(表2)に示さ
れる回線条件が同一にも関わらず、図8に示す通り、有
利なものとなり、全てのパケットがPDS4にて再構築
される。図8で、1Dはより混雑していない基地局であ
る。
【0044】なお、移動局2と基地局1との間の無線回
線の品質によって、移動局2と基地局1との間で送信で
きるパケット数が変ることがあり、この移動局2と基地
局1との間の無線回線の品質を考慮することより、通信
速度の低下をより防止する移動局2を提供することがで
きる。この場合、移動局2内に、無線回線の品質(電界
強度やノイズレベルなど)を測定する回線品質測定部
と、無線回線の切替処理を行う回線切替部とを設けるこ
とにより実現可能である。具体的には、回線品質測定部
により測定した無線回線の品質が所定の閾値より低い
(品質が悪い)と判定した場合、回線切替部により回線
品質が閾値より高い(品質がよい)無線回線(他の基地
局、若しくは切替前の基地局の異なる無線チャネル)に
切り替える機能を通信経路判定部24に追加することに
なる。また、さらに、複数の通信中無線回線の各送信速
度を測定する通信速度測定部を加え、無線回線の速度が
所定以上のときに回線を切り替えるようにしてもよい。
ここで、この無線回線品質測定部や通信速度測定部を用
いた基地局選択は、基地局の混雑度合いに関係なく、実
施するようにしてもよい。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、移動
局2から上り制御チャネルを受信し、移動局2との通信
チャネルを捕捉する通信制御部12と、移動局2へ下り
制御チャネルを送信し、下り制御チャネルを通じて移動
局2に対して通信チャネルを割り当てる制御情報送信部
14とを有し、移動局2との間でマルチパスパケット通
信を行う基地局1であって、一定時間内に処理を行った
パケット数をカウントし、基地局1の混雑度合いを算出
する通信量測定部13を備え、制御情報送信部14は、
無線パケット通信を行う場合に、下り制御チャネルを通
じて、通信量測定部13で算出した基地局1の混雑度合
いを移動局に報知することにより、一定時間内に処理を
行ったパケット数をカウントして、無線パケット通信の
混雑度合いを基地局1が判定し、それを制御チャネルを
介して移動局2に報知することができるので、この制御
チャネルの情報を移動局2が受信することにより、最適
な通信速度がえられる複数の基地局1の選択を自動的に
行うことができると共に、データパケットを送信する
際、遅延による再送処理がもたらす通信速度の低下を防
ぐことができる。
【0046】また、基地局1へ上り制御チャネルを送信
し、基地局1との通信チャネルを捕捉する通信制御部2
2と、基地局1から下り制御チャネルを受信する制御情
報受信部23とを有し、基地局1を相手にパケット通信
を行う移動局2であって、通信を行う基地局1を自動的
に選択する通信経路判定部24を備え、制御情報受信部
23は、無線パケット通信を行う場合に、基地局1から
下り制御チャネル上にて報知される基地局1の混雑度合
いを受信し、通信経路判定部24は、受信した基地局1
の混雑度合いに基づいて、通信を行う基地局1を自動的
に選択することにより、移動局2は基地局1から制御チ
ャネルを介して報知される無線パケット通信の混雑度合
いを受信することができ、その混雑度合いを用いること
により、自動的に複数の基地局の選択を行って無線回線
を確立することができるので、最適な通信速度が得られ
る複数の基地局の選択を自動的に行うことができると共
に、データパケットを送信する際、遅延による再送処理
がもたらす通信速度の低下を防ぐことができる。また、
混雑していない無線回線に重点的にデータパケットを送
信するため、基地局システム全体へのデータパケットの
住み分けが行われ、輻輳による通信速度の減退を防止す
ることができる。
【0047】さらに、通信経路判定部24は、基地局の
混雑度合いが予め設定されたしきい値よりも低い基地局
を選択することにより、移動局に簡単な構成を付加する
だけで、最適な通信速度が得られる複数の基地局の選択
を自動的に行うことができる。
【0048】さらに、複数の通信中の無線回線の各通信
速度を測定する通信速度測定部と、無線回線の品質を測
定する回線品質測定部と、品質が劣化した無線回線をよ
り品質の良い無線回線に切りかえる回線切替部と、基地
局1から下り制御チャネル上にて報知される基地局の混
雑度合いを受信する制御情報受信部23と、制御情報受
信部23で受信した基地局の混雑度合いと、通信速度測
定部で測定した通信中の無線回線の通信速度と、品質測
定部で測定した無線回線の品質とに基づいて、通信を行
う複数の基地局を自動的に選択する通信経路判定部24
とを有することにより、基地局の混雑度合いだけでな
く、無線回線の状況も考慮することができるので、最適
な通信速度が得られる複数の基地局の選択を自動的に行
うことができると共に、データパケットを送信する際、
遅延による再送処理がもたらす通信速度の減退を防ぐこ
とができる。また、混雑していない無線回線に重点的に
データパケットを送信するため、基地局システム全体へ
のデータパケットの住み分けが行われ、輻輳による通信
速度の減退を防止することができる。
【0049】さらに、基地局1へ上り制御チャネルを送
信し、基地局1との通信チャネルを捕捉する通信制御部
22と、基地局1から下り制御チャネルを受信する制御
情報受信部23と、基地局1を相手にパケット通信を行
う移動局2であって、通信を行う基地局1を自動的に選
択する通信経路判定部24を備え、制御情報受信部23
は、基地局1から下り制御チャネル上にて報知される基
地局1の混雑度合いを受信し、通信経路判定部24は、
受信した混雑度合いに基づいて、送信すべきパケット毎
にパケットを送信する無線回線を逐次選択することによ
り、データパケット毎にデータパケットを送信するのに
最適な基地局1を選択することができ、効率よく最適な
通信速度が得られる複数の基地局1の選択を自動的に行
うことができると共に、データパケットを送信する際、
遅延による再送処理がもたらす通信速度の低下を防ぐこ
とができる。また、混雑していない無線回線に重点的に
データパケットを送信するため、基地局システム全体へ
のデータパケットの住み分けが行われ、輻輳による通信
速度の減退を防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明したように本発明の請求項1
に記載の基地局によれば、移動局から上り制御チャネル
を受信し、移動局との通信チャネルを捕捉する通信制御
部と、移動局へ下り制御チャネルを送信し、下り制御チ
ャネルを通じて移動局に対して通信チャネルを割り当て
る制御情報送信部とを有し、移動局との間でマルチパス
パケット通信を行う基地局であって、一定時間内に処理
を行ったパケット数をカウントし、基地局の混雑度合い
を算出する通信量測定部を備え、制御情報送信部は、無
線パケット通信を実施する場合に、下り制御チャネルを
通じて、通信量測定部で算出した基地局の混雑度合いを
移動局に報知することにより、一定時間内に処理を行っ
たパケット数をカウントして、無線パケット通信の混雑
度合いを基地局が判定し、それを制御チャネルを介して
移動局に報知することができるので、この制御チャネル
の情報を移動局が受信することにより、最適な通信速度
がえられる複数の基地局の選択を自動的に行うことがで
きると共に、データパケットを送信する際、遅延による
再送処理がもたらす通信速度の低下を防ぐことができる
という有利な効果が得られる。
【0051】請求項2に記載の移動局によれば、基地局
へ上り制御チャネルを送信し、基地局との通信チャネル
を捕捉する通信制御部と、基地局から下り制御チャネル
を受信する制御情報受信部とを有し、基地局を相手にパ
ケット通信を行う移動局であって、通信を実施する基地
局を自動的に選択する通信経路判定部を備え、制御情報
受信部は、無線パケット通信を実施する場合に、基地局
から下り制御チャネル上にて報知される基地局の混雑度
合いを受信し、通信経路判定部は、受信した基地局の混
雑度合いに基づいて、通信を実施する基地局を自動的に
選択することにより、移動局は基地局から制御チャネル
を介して報知される無線パケット通信の混雑度合いを受
信することができ、その混雑度合いを用いることによ
り、自動的に複数の基地局の選択を行って無線回線を確
立することができるので、最適な通信速度が得られる複
数の基地局の選択を自動的に行うことができると共に、
データパケットを送信する際、遅延による再送処理がも
たらす通信速度の低下を防ぐことができるという有利な
効果が得られる。また、混雑していない無線回線に重点
的にデータパケットを送信するため、基地局システム全
体へのデータパケットの住み分けが行われ、輻輳による
通信速度の減退を防止することができるという有利な効
果が得られる。
【0052】請求項3に記載の移動局によれば、請求項
2に記載の移動局において、通信経路判定部は、基地局
の混雑度合いが予め設定されたしきい値よりも低い基地
局を選択することにより、移動局に簡単な構成を付加す
るだけで、最適な通信速度が得られる複数の基地局の選
択を自動的に行うことができるという有利な効果が得ら
れる。
【0053】請求項4に記載の移動局によれば、複数の
通信中の無線回線の各通信速度を測定する通信速度測定
部と、無線回線の品質を測定する回線品質測定部と、品
質が劣化した無線回線をより品質の良い無線回線に切り
かえる回線切替部と、基地局から下り制御チャネル上に
て報知される基地局の混雑度合いを受信する制御情報受
信部と、制御情報受信部で受信した基地局の混雑度合い
と、通信速度測定部で測定した通信中の無線回線の通信
速度と、品質測定部で測定した無線回線の品質とに基づ
いて、通信を実施する複数の基地局を自動的に選択する
通信経路判定部とを有することにより、基地局の混雑度
合いだけでなく、無線回線の状況も考慮することができ
るので、最適な通信速度が得られる複数の基地局の選択
を自動的に行うことができると共に、データパケットを
送信する際、遅延による再送処理がもたらす通信速度の
減退を防ぐことができるという有利な効果が得られる。
また、混雑していない無線回線に重点的にデータパケッ
トを送信するため、基地局システム全体へのデータパケ
ットの住み分けが行われ、輻輳による通信速度の減退を
防止することができるという有利な効果が得られる。
【0054】請求項5に記載の移動局によれば、基地局
へ上り制御チャネルを送信し、基地局との通信チャネル
を捕捉する通信制御部と、基地局から下り制御チャネル
を受信する制御情報受信部と、基地局を相手にパケット
通信を行う移動局であって、通信を実施する基地局を自
動的に選択する通信経路判定部を備え、制御情報受信部
は、基地局から下り制御チャネル上にて報知される基地
局の混雑度合いを受信し、通信経路判定部は、受信した
混雑度合いに基づいて、送信すべきパケット毎にパケッ
トを送信する無線回線を逐次選択することにより、デー
タパケット毎にデータパケットを送信するのに最適な基
地局を選択することができ、効率よく最適な通信速度が
得られる複数の基地局の選択を自動的に行うことができ
ると共に、データパケットを送信する際、遅延による再
送処理がもたらす通信速度の低下を防ぐことができると
いう有利な効果が得られる。また、混雑していない無線
回線に重点的にデータパケットを送信するため、基地局
システム全体へのデータパケットの住み分けが行われ、
輻輳による通信速度の減退を防止することができるとい
う有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による基地局を示すブロ
ック図
【図2】本発明の実施の形態1による移動局を示すブロ
ック図
【図3】基地局側の混雑度合いの報知方法を示すフロー
チャート
【図4】報知された混雑度合いに基づいて移動局が基地
局を選択する手順を示すフローチャート
【図5】確立された複数の無線回線を用いてパケット通
信を行う場合を示すフローチャート
【図6】次パケット送信先選定方法を示すフローチャー
【図7】混雑度合いを考慮に入れた次パケット送信順序
決定の動作概要の説明図
【図8】混雑度合いを考慮に入れた次パケット送信順序
決定の動作概要の説明図
【図9】マルチパスパケット通信の説明図
【図10】混雑により遅延が発生した場合を示す説明図
【図11】従来の次パケット送信先選定方法を示すフロ
ーチャート
【図12】混雑度合いを考慮しない次パケット送信順序
決定の動作概要を示す説明図
【図13】混雑度合いを考慮しない次パケット送信順序
決定の動作概要を示す説明図
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D 基地局 2、2A 移動局 3 回線網 4 PDS 11、21 アンテナ 12、22 通信制御部 13 通信量測定部 14 制御情報送信部 15 回線制御部 23 制御情報受信部 24 通信経路判定部 25 入出力制御部 26 データインタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動局から上り制御チャネルを受信し、移
    動局との通信チャネルを捕捉する通信制御部と、移動局
    へ下り制御チャネルを送信し、前記下り制御チャネルを
    通じて移動局に対して通信チャネルを割り当てる制御情
    報送信部とを有し、移動局との間でマルチパスパケット
    通信を行う基地局であって、 一定時間内に処理を行ったパケット数をカウントし、基
    地局の混雑度合いを算出する通信量測定部を備え、前記
    制御情報送信部は、無線パケット通信を行う場合に、前
    記下り制御チャネルを通じて、前記通信量測定部で算出
    した基地局の混雑度合いを移動局に報知することを特徴
    とする基地局。
  2. 【請求項2】基地局へ上り制御チャネルを送信し、基地
    局との通信チャネルを捕捉する通信制御部と、基地局か
    ら下り制御チャネルを受信する制御情報受信部とを有
    し、基地局を相手にパケット通信を行う移動局であっ
    て、 通信を行う基地局を自動的に選択する通信経路判定部を
    備え、前記制御情報受信部は、無線パケット通信を行う
    場合に、基地局から下り制御チャネル上にて報知される
    基地局の混雑度合いを受信し、前記通信経路判定部は、
    前記受信した基地局の混雑度合いに基づいて、通信を行
    う基地局を自動的に選択することを特徴とする移動局。
  3. 【請求項3】前記通信経路判定部は、前記基地局の混雑
    度合いが予め設定されたしきい値よりも低い基地局を選
    択することを特徴とする請求項2に記載の移動局。
  4. 【請求項4】複数の通信中の無線回線の各通信速度を測
    定する通信速度測定部と、無線回線の品質を測定する回
    線品質測定部と、品質が劣化した無線回線をより品質の
    良い無線回線に切りかえる回線切替部と、基地局から下
    り制御チャネル上にて報知される基地局の混雑度合いを
    受信する制御情報受信部と、前記制御情報受信部で受信
    した前記基地局の混雑度合いと、前記通信速度測定部で
    測定した前記通信中の無線回線の通信速度と、前記品質
    測定部で測定した前記無線回線の品質とに基づいて、通
    信を行う複数の基地局を自動的に選択する通信経路判定
    部とを有することを特徴とする移動局。
  5. 【請求項5】基地局へ上り制御チャネルを送信し、基地
    局との通信チャネルを捕捉する通信制御部と、基地局か
    ら下り制御チャネルを受信する制御情報受信部と、基地
    局を相手にパケット通信を行う移動局であって、 通信を行う基地局を自動的に選択する通信経路判定部を
    備え、前記制御情報受信部は、基地局から下り制御チャ
    ネル上にて報知される基地局の混雑度合いを受信し、前
    記通信経路判定部は、前記受信した混雑度合いに基づい
    て、送信すべきパケット毎に前記パケットを送信する無
    線回線を逐次選択することを特徴とする移動局。
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