JP2001309417A - 基地局及び無線通信機 - Google Patents
基地局及び無線通信機Info
- Publication number
- JP2001309417A JP2001309417A JP2000116069A JP2000116069A JP2001309417A JP 2001309417 A JP2001309417 A JP 2001309417A JP 2000116069 A JP2000116069 A JP 2000116069A JP 2000116069 A JP2000116069 A JP 2000116069A JP 2001309417 A JP2001309417 A JP 2001309417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- communication
- control channel
- mobile station
- channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現在の無線パケット通信の混雑度合いを基地
局が報知し、移動局が最適な通信速度を得られる基地局
及び無線通信機を提供すること。 【解決手段】 基地局の通信制御部2は、移動局側の通
信チャネル確立の上り制御チャネルに対し、移動局側と
の通信チャネルを捕捉、解放の処理を行う。通信量測定
部3は、基地局にてあらかじめ規定した一定の時間内
に、どれだけのパケット数を処理したかをカウントし、
そのカウント結果を基地局にてあらかじめ規定したしき
い値レベルにより数値化する。数値化された混雑度合い
を制御情報送信部4に出力する。制御情報送信部4は、
通信量測定部3から受信した混雑度合いを下り制御チャ
ネルにて移動局に送信する。現在の無線パケット通信の
混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速度
を得られる基地局の選択を自律で行う。
局が報知し、移動局が最適な通信速度を得られる基地局
及び無線通信機を提供すること。 【解決手段】 基地局の通信制御部2は、移動局側の通
信チャネル確立の上り制御チャネルに対し、移動局側と
の通信チャネルを捕捉、解放の処理を行う。通信量測定
部3は、基地局にてあらかじめ規定した一定の時間内
に、どれだけのパケット数を処理したかをカウントし、
そのカウント結果を基地局にてあらかじめ規定したしき
い値レベルにより数値化する。数値化された混雑度合い
を制御情報送信部4に出力する。制御情報送信部4は、
通信量測定部3から受信した混雑度合いを下り制御チャ
ネルにて移動局に送信する。現在の無線パケット通信の
混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速度
を得られる基地局の選択を自律で行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線パケット通信
を実施する基地局及び無線通信機に関するものである。
を実施する基地局及び無線通信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な無線電話システムのひとつに、
セルラー無線電話システムがある。セルラー無線電話シ
ステムを実現するためには、広い領域を細分化する。そ
の細分化された領域をセルと称し、セルを電波的にカバ
ーする固定局が設置される。また、その固定局を複数接
続し、統合的に管理する交換局が設置される。このよう
に、セルを複数設定することにより、広い範囲をカバー
することが可能となる。
セルラー無線電話システムがある。セルラー無線電話シ
ステムを実現するためには、広い領域を細分化する。そ
の細分化された領域をセルと称し、セルを電波的にカバ
ーする固定局が設置される。また、その固定局を複数接
続し、統合的に管理する交換局が設置される。このよう
に、セルを複数設定することにより、広い範囲をカバー
することが可能となる。
【0003】また、その交換局は既存の電話回線網、イ
ンターネット網などと接続され、対電話、対データサー
バなどへの通信が可能となる。このようなシステムは、
PHSなどにおいても利用されている。また、固定局と
交換局をオフィスのフロアに展開し、無線LANなどの
構築などにも利用されている。この固定局と交換局を介
して無線通信機に対してデータ通信サービスを提供す
る。以下、無線通信機は、移動局、固定局は基地局とし
て説明する。
ンターネット網などと接続され、対電話、対データサー
バなどへの通信が可能となる。このようなシステムは、
PHSなどにおいても利用されている。また、固定局と
交換局をオフィスのフロアに展開し、無線LANなどの
構築などにも利用されている。この固定局と交換局を介
して無線通信機に対してデータ通信サービスを提供す
る。以下、無線通信機は、移動局、固定局は基地局とし
て説明する。
【0004】図5は、従来の移動局と複数の基地局の間
での電波強度の関係を表す説明図である。100、10
1は基地局、110は移動局、120は移動局110が
受信した基地局100の下り制御チャネルの信号強度、
121は移動局110が受信した基地局101の下り制
御チャネルの信号強度、130は基地局100がカバー
する電波エリア(基地局100のセルエリア)、131
は基地局101がカバーする電波エリア(基地局101
のセルエリア)である。(表1)は、基地局100、1
01と移動局110との条件を表すものである。
での電波強度の関係を表す説明図である。100、10
1は基地局、110は移動局、120は移動局110が
受信した基地局100の下り制御チャネルの信号強度、
121は移動局110が受信した基地局101の下り制
御チャネルの信号強度、130は基地局100がカバー
する電波エリア(基地局100のセルエリア)、131
は基地局101がカバーする電波エリア(基地局101
のセルエリア)である。(表1)は、基地局100、1
01と移動局110との条件を表すものである。
【0005】
【表1】
【0006】(表1)において、各基地局から出力され
る下り制御チャネルの信号強度は、基地局100の方が
基地局101より強く、双方ともパケット通信量が少な
く、双方とも基地局が規定した最大パケット通信収容数
を満たしておらず、パケット通信収容が可能な状態であ
る。ここで、移動局110において、基地局100を用
いて無線パケット通信を行うべく、発呼アクセスを試み
ようとしている状況とする。
る下り制御チャネルの信号強度は、基地局100の方が
基地局101より強く、双方ともパケット通信量が少な
く、双方とも基地局が規定した最大パケット通信収容数
を満たしておらず、パケット通信収容が可能な状態であ
る。ここで、移動局110において、基地局100を用
いて無線パケット通信を行うべく、発呼アクセスを試み
ようとしている状況とする。
【0007】発呼アクセスの手順を図6と(表1)にて
説明する。図6は、従来の基地局選択処理のフローチャ
ートである。移動局が下り制御チャネルの信号強度スキ
ャン処理し(ステップ200)、(表1)の条件より信
号強度が最大の基地局100を、移動局110は通信先
基地局として選択する(ステップ201)。通信先基地
局選択後、移動局110は選択された基地局100に対
し、上り制御チャネルを用いて、無線パケット通信用の
通信チャネルの確立を要求する(ステップ202)。
(表1)の条件において、基地局100、101ともに
無線パケット通信が収容可能であることより(ステップ
203)、通信チャネルの確立処理を実施する(ステッ
プ204)。また、図5と(表2)に示す条件下におい
て説明する。
説明する。図6は、従来の基地局選択処理のフローチャ
ートである。移動局が下り制御チャネルの信号強度スキ
ャン処理し(ステップ200)、(表1)の条件より信
号強度が最大の基地局100を、移動局110は通信先
基地局として選択する(ステップ201)。通信先基地
局選択後、移動局110は選択された基地局100に対
し、上り制御チャネルを用いて、無線パケット通信用の
通信チャネルの確立を要求する(ステップ202)。
(表1)の条件において、基地局100、101ともに
無線パケット通信が収容可能であることより(ステップ
203)、通信チャネルの確立処理を実施する(ステッ
プ204)。また、図5と(表2)に示す条件下におい
て説明する。
【0008】
【表2】
【0009】まず、移動局が(表1)の場合と同様、下
り制御チャネルの信号強度をスキャン(ステップ20
0)し、基地局100を通信先基地局として選択する
(ステップ201)。ただし、通信チャネル確立の要求
(ステップ202)を実施した際、基地局100が収容
可能な数のパケット通信呼を既に収容していた場合、下
り制御チャネルを用いて、移動局110に通信チャネル
割り当て否定を送信する(ステップ205)。割当て否
定を受信した移動局110は、受信可能な他の基地局の
下り制御チャネルをサーチし、割当て否定された基地局
をのぞいた候補中、最強の電波強度を持つ基地局101
を次の通信先基地局に選択する(ステップ207)。
り制御チャネルの信号強度をスキャン(ステップ20
0)し、基地局100を通信先基地局として選択する
(ステップ201)。ただし、通信チャネル確立の要求
(ステップ202)を実施した際、基地局100が収容
可能な数のパケット通信呼を既に収容していた場合、下
り制御チャネルを用いて、移動局110に通信チャネル
割り当て否定を送信する(ステップ205)。割当て否
定を受信した移動局110は、受信可能な他の基地局の
下り制御チャネルをサーチし、割当て否定された基地局
をのぞいた候補中、最強の電波強度を持つ基地局101
を次の通信先基地局に選択する(ステップ207)。
【0010】無線パケット通信は、単一の物理的無線回
線に対し、基地局側が移動局に対し、複数の移動局を論
理的に収容することが可能である。移動局スケジューリ
ングの方法を説明する。図7(a)は従来の通信権割当
方法を示すフローチャート、図7(b)は従来の通信権
獲得待ちキュー模式図である。単一の物理的無線回線を
使用するための通信権を獲得する場合は、図7(b)に
示すFIFO(First−in First−ou
t)形式の通信権獲得待ちキュー(ステップ310)を
サーチ(ステップ300)し、現在、他の移動局が物理
的無線回線を使用しているかどうか判定を行う(ステッ
プ301)。現在、待ちキューが存在しない場合、すな
わち、通信権が空いている場合、通信権を即座に割り当
てる(ステップ303)。しかし、現在、通信中の移動
局が存在する、また、待ちキューに他の移動局がキュー
イングされている場合、当該移動局をキューイングする
(ステップ302)。現在通信を実施している移動局に
対する通信権がタイマにより満了した場合、または通信
が完了した場合(ステップ304)は通信権を返上する
(ステップ305)。引き続き通信権を獲得したい場合
(ステップ306)は、当該移動局を通信権獲得待ちキ
ューの最後尾へキューイングする。基地局は、通信権獲
得待ちキューの先頭にキューイングされている移動局に
対し、次の通信権を割り当て、一定の時間通信権を与え
る(ステップ307)。このように、無線パケット通信
は、物理的無線回線の開塞に関係なく、基地局が規定し
ている数だけ無線パケット通信を確立することができ
る。
線に対し、基地局側が移動局に対し、複数の移動局を論
理的に収容することが可能である。移動局スケジューリ
ングの方法を説明する。図7(a)は従来の通信権割当
方法を示すフローチャート、図7(b)は従来の通信権
獲得待ちキュー模式図である。単一の物理的無線回線を
使用するための通信権を獲得する場合は、図7(b)に
示すFIFO(First−in First−ou
t)形式の通信権獲得待ちキュー(ステップ310)を
サーチ(ステップ300)し、現在、他の移動局が物理
的無線回線を使用しているかどうか判定を行う(ステッ
プ301)。現在、待ちキューが存在しない場合、すな
わち、通信権が空いている場合、通信権を即座に割り当
てる(ステップ303)。しかし、現在、通信中の移動
局が存在する、また、待ちキューに他の移動局がキュー
イングされている場合、当該移動局をキューイングする
(ステップ302)。現在通信を実施している移動局に
対する通信権がタイマにより満了した場合、または通信
が完了した場合(ステップ304)は通信権を返上する
(ステップ305)。引き続き通信権を獲得したい場合
(ステップ306)は、当該移動局を通信権獲得待ちキ
ューの最後尾へキューイングする。基地局は、通信権獲
得待ちキューの先頭にキューイングされている移動局に
対し、次の通信権を割り当て、一定の時間通信権を与え
る(ステップ307)。このように、無線パケット通信
は、物理的無線回線の開塞に関係なく、基地局が規定し
ている数だけ無線パケット通信を確立することができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの場
合、複数の移動局を収容した物理的無線回線において
は、物理的無線回線を共有化することによって、それぞ
れの移動局が確保できる通信速度は低速になる。そのう
え、物理的無線回線は論理的に共有されているため、閉
塞状態が存在せず、基地局にて規定されている無線パケ
ット通信収容限度数までは回線ビジーによる通信確立の
失敗が存在しない。図5、(表3)を用いて説明する。
合、複数の移動局を収容した物理的無線回線において
は、物理的無線回線を共有化することによって、それぞ
れの移動局が確保できる通信速度は低速になる。そのう
え、物理的無線回線は論理的に共有されているため、閉
塞状態が存在せず、基地局にて規定されている無線パケ
ット通信収容限度数までは回線ビジーによる通信確立の
失敗が存在しない。図5、(表3)を用いて説明する。
【0012】
【表3】
【0013】(表1)、(表2)と同様、下り制御チャ
ネルの信号強度が最強の基地局100を通信先基地局に
選択し、通信を確立するが、基地局100が収容してい
るパケット通信量が大きいため、基地局100と移動局
110は通信を確立するが、移動局110が得られる通
信速度は小さくなる。このような条件では、入力に対す
るレスポンスの遅れや、比較的データ容量の大きい通信
を行う場合、利用者が求める十分な通信速度が得られな
いことが問題視されている。
ネルの信号強度が最強の基地局100を通信先基地局に
選択し、通信を確立するが、基地局100が収容してい
るパケット通信量が大きいため、基地局100と移動局
110は通信を確立するが、移動局110が得られる通
信速度は小さくなる。このような条件では、入力に対す
るレスポンスの遅れや、比較的データ容量の大きい通信
を行う場合、利用者が求める十分な通信速度が得られな
いことが問題視されている。
【0014】そこで本発明は、現在の無線パケット通信
の混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速
度を得られる基地局及び無線通信機を提供することを目
的とする。
の混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速
度を得られる基地局及び無線通信機を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の無線通
信機へ下り制御チャネルを送信する送信手段と、複数の
無線通信機から上り制御チャネルを受信する受信手段
と、前記下り制御チャネルを通じて無線通信機に対して
通信チャネルを割り当てるチャネル選択手段と、無線通
信機との通信チャネルを捕捉する通信手段を備えた基地
局であって、前記基地局が無線パケット通信を実施する
場合、一定時間内に処理を行ったパケット数をカウント
する通信量測定手段と、前記通信量測定手段より現在の
基地局の混雑度合いを算出する手段とを用いて、無線通
信機に対して前記下り制御チャネルにて現在の基地局の
混雑度合いを報知するようにした。
信機へ下り制御チャネルを送信する送信手段と、複数の
無線通信機から上り制御チャネルを受信する受信手段
と、前記下り制御チャネルを通じて無線通信機に対して
通信チャネルを割り当てるチャネル選択手段と、無線通
信機との通信チャネルを捕捉する通信手段を備えた基地
局であって、前記基地局が無線パケット通信を実施する
場合、一定時間内に処理を行ったパケット数をカウント
する通信量測定手段と、前記通信量測定手段より現在の
基地局の混雑度合いを算出する手段とを用いて、無線通
信機に対して前記下り制御チャネルにて現在の基地局の
混雑度合いを報知するようにした。
【0016】この構成により、現在の無線パケット通信
の混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速
度を得られる基地局自動選択のしくみを実現できる。
の混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速
度を得られる基地局自動選択のしくみを実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、複数の無
線通信機へ下り制御チャネルを送信する送信手段と、複
数の無線通信機から上り制御チャネルを受信する受信手
段と、下り制御チャネルを通じて無線通信機に対して通
信チャネルを割り当てるチャネル選択手段と、無線通信
機との通信チャネルを捕捉する通信手段を備えた基地局
であって、基地局が無線パケット通信を実施する場合、
一定時間内に処理を行ったパケット数をカウントする通
信量測定手段と、通信量測定手段より現在の基地局の混
雑度合いを算出する手段とを用いて、無線通信機に対し
て下り制御チャネルにて現在の基地局の混雑度合いを報
知する。
線通信機へ下り制御チャネルを送信する送信手段と、複
数の無線通信機から上り制御チャネルを受信する受信手
段と、下り制御チャネルを通じて無線通信機に対して通
信チャネルを割り当てるチャネル選択手段と、無線通信
機との通信チャネルを捕捉する通信手段を備えた基地局
であって、基地局が無線パケット通信を実施する場合、
一定時間内に処理を行ったパケット数をカウントする通
信量測定手段と、通信量測定手段より現在の基地局の混
雑度合いを算出する手段とを用いて、無線通信機に対し
て下り制御チャネルにて現在の基地局の混雑度合いを報
知する。
【0018】請求項2記載の発明は、基地局へ上り制御
チャネルを送信する送信手段と、基地局から下り制御チ
ャネルを受信する受信手段と、下り制御チャネルの信号
強度を測定する手段と、信号強度測定手段で検知した信
号強度を用いて信号強度の強い順番に基地局を選択する
基地局選択手段と、通信チャネルを捕捉する通信手段を
備えた無線通信機であって、無線通信機が発呼処理をす
る場合、下り制御チャネル上にて報知されている基地局
の混雑度合いを受信する手段と、上りデータ量測定手段
で検出したデータ量と混雑度合いを、基地局選択手段に
反映させる手段を用いて、通信を実施する基地局を自動
的に選択し、基地局と通信を行う。
チャネルを送信する送信手段と、基地局から下り制御チ
ャネルを受信する受信手段と、下り制御チャネルの信号
強度を測定する手段と、信号強度測定手段で検知した信
号強度を用いて信号強度の強い順番に基地局を選択する
基地局選択手段と、通信チャネルを捕捉する通信手段を
備えた無線通信機であって、無線通信機が発呼処理をす
る場合、下り制御チャネル上にて報知されている基地局
の混雑度合いを受信する手段と、上りデータ量測定手段
で検出したデータ量と混雑度合いを、基地局選択手段に
反映させる手段を用いて、通信を実施する基地局を自動
的に選択し、基地局と通信を行う。
【0019】上記構成により、現在の無線パケット通信
の混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速
度を得られ、基地局を自動で選択できる。
の混雑度合いを基地局が報知し、移動局が最適な通信速
度を得られ、基地局を自動で選択できる。
【0020】以下、本発明の実施の形態を説明する。図
1は本発明の一実施の形態における基地局の構成図、図
2は本発明の一実施の形態における無線通信機の構成
図、図3は本発明の一実施の形態における基地局側パケ
ット通信量測定のフローチャート、図4は本発明の一実
施の形態における提案基地局選択のフローチャートであ
る。本実施の形態における移動局と基地局の間の電波強
度の関係は図5と同様である。
1は本発明の一実施の形態における基地局の構成図、図
2は本発明の一実施の形態における無線通信機の構成
図、図3は本発明の一実施の形態における基地局側パケ
ット通信量測定のフローチャート、図4は本発明の一実
施の形態における提案基地局選択のフローチャートであ
る。本実施の形態における移動局と基地局の間の電波強
度の関係は図5と同様である。
【0021】図1において、1はアンテナである。通信
制御部2は、移動局側の通信チャネル確立の上り制御チ
ャネルに対し、移動局側との通信チャネルを捕捉、解放
の処理を行う。通信量測定部3は、基地局にてあらかじ
め規定した一定の時間内に、どれだけのパケット数を処
理したかをカウントし、そのカウント結果を基地局にて
あらかじめ規定したしきい値レベルにより数値化する。
数値化された混雑度合いを制御情報送信部4に出力す
る。制御情報送信部4は、通信量測定部3から受信した
混雑度合いを下り制御チャネルにて移動局に送信する。
5は有線側の回線制御部である。
制御部2は、移動局側の通信チャネル確立の上り制御チ
ャネルに対し、移動局側との通信チャネルを捕捉、解放
の処理を行う。通信量測定部3は、基地局にてあらかじ
め規定した一定の時間内に、どれだけのパケット数を処
理したかをカウントし、そのカウント結果を基地局にて
あらかじめ規定したしきい値レベルにより数値化する。
数値化された混雑度合いを制御情報送信部4に出力す
る。制御情報送信部4は、通信量測定部3から受信した
混雑度合いを下り制御チャネルにて移動局に送信する。
5は有線側の回線制御部である。
【0022】図2において、制御情報受信部8は、下り
制御チャネルから混雑度合いを含む制御情報を受信、数
値化し、通信制御部7に出力する。通信制御部7は、制
御情報受信部8より受信した混雑度合いを含む制御情報
を用いて、通信先基地局の選択を行い、選択先基地局と
の間で通信チャネルを捕捉、解放の処理を行う。9は入
出力制御部、10はデータ入出力IFである。次に(表
4)の条件の場合におけるパケット通信量測定方法を図
3を参照して説明する。
制御チャネルから混雑度合いを含む制御情報を受信、数
値化し、通信制御部7に出力する。通信制御部7は、制
御情報受信部8より受信した混雑度合いを含む制御情報
を用いて、通信先基地局の選択を行い、選択先基地局と
の間で通信チャネルを捕捉、解放の処理を行う。9は入
出力制御部、10はデータ入出力IFである。次に(表
4)の条件の場合におけるパケット通信量測定方法を図
3を参照して説明する。
【0023】
【表4】
【0024】基地局はカウントしたパケット数を初期化
し(ステップ500)、それぞれ測定監視タイマを起動
(ステップ501)させ、一定時間にその基地局を通過
したパケットの数をカウントする(ステップ502,ス
テップ503,ステップ504)。
し(ステップ500)、それぞれ測定監視タイマを起動
(ステップ501)させ、一定時間にその基地局を通過
したパケットの数をカウントする(ステップ502,ス
テップ503,ステップ504)。
【0025】一定の時間が経過した後、基地局はカウン
トしたパケット数をあらかじめ定めておいた規定値Aと
比較(ステップ505)する。この規定値Aと比較し
て、通過したパケット数が多いときは、混雑度レベルA
とし、「非常に混雑している」(ステップ506)と判
定を下す。通過したパケット数がしきい値Aよりも少な
い場合、Aよりも小さい値を設定したしきい値Bと比較
(ステップ507)する。しきい値Bよりも大きい場合
は、混雑度レベルBとし、「やや混雑している」(ステ
ップ508)と判定を下す。また、しきい値Bよりも小
さい場合は、混雑度レベルCとし、「混雑していない」
(ステップ509)と判定を下す。このようにして算出
した混雑度レベルを制御チャネル情報に反映させ(ステ
ップ510)、移動局に下り制御チャネルを通じて報知
する。このようにして、下り制御チャネルで現在の基地
局の混雑度合いを報知している状態を、(表4)に示
す。
トしたパケット数をあらかじめ定めておいた規定値Aと
比較(ステップ505)する。この規定値Aと比較し
て、通過したパケット数が多いときは、混雑度レベルA
とし、「非常に混雑している」(ステップ506)と判
定を下す。通過したパケット数がしきい値Aよりも少な
い場合、Aよりも小さい値を設定したしきい値Bと比較
(ステップ507)する。しきい値Bよりも大きい場合
は、混雑度レベルBとし、「やや混雑している」(ステ
ップ508)と判定を下す。また、しきい値Bよりも小
さい場合は、混雑度レベルCとし、「混雑していない」
(ステップ509)と判定を下す。このようにして算出
した混雑度レベルを制御チャネル情報に反映させ(ステ
ップ510)、移動局に下り制御チャネルを通じて報知
する。このようにして、下り制御チャネルで現在の基地
局の混雑度合いを報知している状態を、(表4)に示
す。
【0026】(表4)の条件において、基地局100、
101とも、新規のパケット通信呼を収容可能である。
図4において、移動局110は下り制御チャネルの強い
基地局のスキャン処理(ステップ400)を行い、基地
局100、101から受信される下り制御チャネルの信
号強度から、信号強度が最強の基地局100を暫定的に
通信先基地局に設定する(ステップ401)。暫定通信
先基地局として選択された基地局100の下り制御チャ
ネルに乗せて報知されている基地局100の混雑度合い
を受信(ステップ402)し、パケット通信を行う上
で、十分な速度が得られるか判定を行う(ステップ40
3)。判定の結果、混雑度合いが大きく、十分な速度が
得られないと判定された場合、混雑している基地局10
0を通信先候補から外し、通信可能な基地局から下り制
御チャネルの信号強度が最強の基地局101を選びなお
し(ステップ404)、暫定通信先基地局(ステップ4
01)として再度通信速度に関する判定を実施する(ス
テップ402)。
101とも、新規のパケット通信呼を収容可能である。
図4において、移動局110は下り制御チャネルの強い
基地局のスキャン処理(ステップ400)を行い、基地
局100、101から受信される下り制御チャネルの信
号強度から、信号強度が最強の基地局100を暫定的に
通信先基地局に設定する(ステップ401)。暫定通信
先基地局として選択された基地局100の下り制御チャ
ネルに乗せて報知されている基地局100の混雑度合い
を受信(ステップ402)し、パケット通信を行う上
で、十分な速度が得られるか判定を行う(ステップ40
3)。判定の結果、混雑度合いが大きく、十分な速度が
得られないと判定された場合、混雑している基地局10
0を通信先候補から外し、通信可能な基地局から下り制
御チャネルの信号強度が最強の基地局101を選びなお
し(ステップ404)、暫定通信先基地局(ステップ4
01)として再度通信速度に関する判定を実施する(ス
テップ402)。
【0027】基地局101は(表4)より、混雑度レベ
ルCで、混雑していないという判定を得ることができる
ため、移動局110は、上り制御チャネルを使用して通
信チャネル確立要求を送信し(ステップ405)、基地
局101と通信チャネルを確立処理を起動する。基地局
101は、(表4)より、パケット通信収容可能の条件
となっているため、基地局101は新規のパケット通信
が収容可能(ステップ406)であり、通信チャネルを
確立できる(ステップ408)。
ルCで、混雑していないという判定を得ることができる
ため、移動局110は、上り制御チャネルを使用して通
信チャネル確立要求を送信し(ステップ405)、基地
局101と通信チャネルを確立処理を起動する。基地局
101は、(表4)より、パケット通信収容可能の条件
となっているため、基地局101は新規のパケット通信
が収容可能(ステップ406)であり、通信チャネルを
確立できる(ステップ408)。
【0028】基地局101は、下り制御チャネルの信号
強度は基地局100より劣っているが、収容しているパ
ケット通信量が基地局100より少ないため、新規にパ
ケット通信を収容しても、それぞれの移動局に提供する
通信速度は、基地局100に収容されている移動局より
も高速な通信速度を提供することが可能である。移動局
110は、これから新規に通信を行うために、得られる
通信速度が高速な基地局101を選択するほうが有利に
データ通信が実施できる。
強度は基地局100より劣っているが、収容しているパ
ケット通信量が基地局100より少ないため、新規にパ
ケット通信を収容しても、それぞれの移動局に提供する
通信速度は、基地局100に収容されている移動局より
も高速な通信速度を提供することが可能である。移動局
110は、これから新規に通信を行うために、得られる
通信速度が高速な基地局101を選択するほうが有利に
データ通信が実施できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現在の無
線パケット通信の混雑度合いを基地局が報知し、移動局
が最適な通信速度を得られる基地局の選択を自律で行う
ことができる。
線パケット通信の混雑度合いを基地局が報知し、移動局
が最適な通信速度を得られる基地局の選択を自律で行う
ことができる。
【図1】本発明の一実施の形態における基地局の構成図
【図2】本発明の一実施の形態における無線通信機の構
成図
成図
【図3】本発明の一実施の形態における基地局側パケッ
ト通信量測定のフローチャート
ト通信量測定のフローチャート
【図4】本発明の一実施の形態における提案基地局選択
のフローチャート
のフローチャート
【図5】従来および本発明の一実施の形態における移動
局と複数の基地局の間での電波強度の関係を表す説明図
局と複数の基地局の間での電波強度の関係を表す説明図
【図6】従来の基地局選択処理のフローチャート
【図7】(a)従来の通信権割当方法を示すフローチャ
ート (b)従来の通信権獲得待ちキュー模式図
ート (b)従来の通信権獲得待ちキュー模式図
2 通信制御部 3 通信量測定部 4 制御情報送信部 5 回線制御部 7 通信制御部 8 制御情報受信部
Claims (2)
- 【請求項1】複数の無線通信機へ下り制御チャネルを送
信する送信手段と、複数の無線通信機から上り制御チャ
ネルを受信する受信手段と、前記下り制御チャネルを通
じて無線通信機に対して通信チャネルを割り当てるチャ
ネル選択手段と、無線通信機との通信チャネルを捕捉す
る通信手段を備えた基地局であって、前記基地局が無線
パケット通信を実施する場合、一定時間内に処理を行っ
たパケット数をカウントする通信量測定手段と、前記通
信量測定手段より現在の基地局の混雑度合いを算出する
手段とを用いて、無線通信機に対して前記下り制御チャ
ネルにて現在の基地局の混雑度合いを報知することを特
徴とする基地局。 - 【請求項2】基地局へ上り制御チャネルを送信する送信
手段と、基地局から下り制御チャネルを受信する受信手
段と、前記下り制御チャネルの信号強度を測定する手段
と、前記信号強度測定手段で検知した信号強度を用いて
信号強度の強い順番に基地局を選択する基地局選択手段
と、通信チャネルを捕捉する通信手段を備えた無線通信
機であって、前記無線通信機が発呼処理をする場合、下
り制御チャネル上にて報知されている基地局の混雑度合
いを受信する手段と、上りデータ量測定手段で検出した
データ量と混雑度合いを、前記基地局選択手段に反映さ
せる手段を用いて、通信を実施する基地局を自動的に選
択し、基地局と通信を行うことを特徴とする無線通信
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116069A JP2001309417A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 基地局及び無線通信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116069A JP2001309417A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 基地局及び無線通信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001309417A true JP2001309417A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18627578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000116069A Withdrawn JP2001309417A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 基地局及び無線通信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001309417A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006217011A (ja) * | 2005-02-01 | 2006-08-17 | Fujitsu Ltd | 移動局、基地局、及び無線通信システム |
US7277709B2 (en) * | 2001-08-16 | 2007-10-02 | Fujitsu Limited | Cell selection |
US7471641B2 (en) | 2003-04-14 | 2008-12-30 | Ntt Docomo, Inc. | Transmission controller, wireless base station, and method of controlling transmission rate |
JP2009267495A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Nakayo Telecommun Inc | トラヒック情報を通知する無線アクセスポイント |
JP2014039294A (ja) * | 2009-06-18 | 2014-02-27 | Telefon Ab L M Ericsson | ネットワークアクセスシステムを選択するためのシステムおよび方法 |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000116069A patent/JP2001309417A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7277709B2 (en) * | 2001-08-16 | 2007-10-02 | Fujitsu Limited | Cell selection |
US7471641B2 (en) | 2003-04-14 | 2008-12-30 | Ntt Docomo, Inc. | Transmission controller, wireless base station, and method of controlling transmission rate |
JP2006217011A (ja) * | 2005-02-01 | 2006-08-17 | Fujitsu Ltd | 移動局、基地局、及び無線通信システム |
JP2009267495A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Nakayo Telecommun Inc | トラヒック情報を通知する無線アクセスポイント |
JP2014039294A (ja) * | 2009-06-18 | 2014-02-27 | Telefon Ab L M Ericsson | ネットワークアクセスシステムを選択するためのシステムおよび方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8606281B2 (en) | System and method for requesting uplink resources in a communication system | |
US7218619B2 (en) | Call admission method in CDMA mobile communication system | |
JP4598111B2 (ja) | 多重アクセス通信システムにおけるアイドル・ハンドオフを実行する方法及び装置 | |
EP2493245B1 (en) | Terminal mobility measure at connection setup | |
JP2008053889A (ja) | ハンドオーバ方法、基地局、端末局、プログラム記録媒体及び集積回路 | |
EP0979584A1 (en) | A cellular telephone system and a method of conducting an inter-system soft handoff | |
WO2013107418A1 (zh) | 一种负载均衡方法以及相关装置 | |
RU2006120677A (ru) | Система и способ радиосвязи | |
JP2009105989A (ja) | ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLANs)に対する、選択的通信速度とスケジューリング制御および関連方法を有するアクセスポイント | |
WO2021134863A1 (zh) | 选择资源的方法及设备 | |
MXPA06003549A (es) | Metodos y componentes de red inalambrica de area local (wlan) que utilizan prediccion de trafico. | |
KR20110003518A (ko) | 간섭 관리 메시지들의 요청된 전송 | |
EP1702478B1 (en) | Wireless communication method and apparatus for managing radio resources using silent measurement periods | |
KR100809055B1 (ko) | 이동통신 시스템 | |
EP1204291A1 (en) | Radio communication system and communication terminal apparatus used therein | |
KR20110000691A (ko) | 간섭의 감소를 위한 요청의 종료를 수반하는 간섭 관리 메시징 | |
US20230209591A1 (en) | Systems and methods for prioritizing bi-directional traffic flows | |
JP2001309417A (ja) | 基地局及び無線通信機 | |
KR20110128147A (ko) | 전송 채널의 혼잡도를 고려한 ap 접속 제어를 수행하는 ap, 단말 및 그 방법 | |
JP3945257B2 (ja) | 基地局および移動局 | |
KR101735317B1 (ko) | 이동통신 시스템에서 기지국의 자원 할당 방법 및 장치 | |
US7822422B2 (en) | Wireless communication system for improved transmission priority control | |
CN111356195B (zh) | 网络选择的方法、装置、存储介质及网络设备 | |
WO2008025289A1 (fr) | Procédé, dispositif et terminal mobile pour transmettre une sonde d'accès aléatoire | |
KR100250471B1 (ko) | 코드분할 다중접속 셀룰러 시스템에서 우선순위큐를이용한 핸드오버 채널할당 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050329 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050630 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20061101 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |