JP2006217011A - 移動局、基地局、及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動局と接続先となる基地局の選択及び切替え時期を迅速に行なうことを可能とし、かつ移動局との接続に要する基地局の負荷の分散を図ることが可能な無線通信システムを提供する。
【解決手段】 移動局MTを、任意の方位に指向性を制御しうるアダプティブアレイアンテナ10と、アダプティブアレイアンテナ10の指向性の方位を制御する指向性制御部20と、指向性制御部20によってアダプティブアンテナ10の指向性の方位を変えながら、周囲の各基地局からそれぞれの識別情報を収集する基地局識別部21と、その識別情報を収集された各基地局のうちのいずれか所定の1つを選択する基地局選択部22と、を備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信ネットワーク内に複数設けられた基地局と、このような基地局と無線通信を行なう移動局とからなる無線通信システムに関し、特にオフィスやホットスポット等において急速に普及しつつある無線LANシステムに好適に使用される無線通信システムに関する。
現在、様々な企業のオフィスの企業内LANや、店舗もしくは公共施設に設置されたホットスポットにおいて、無線通信システムを使用した無線LANシステムが急速に普及している。
通常、無線LANシステムは、下記特許文献1に示されるように、インターネットやイントラネットなどの通信ネットワークと、この通信ネットワークに接続されるホストコンピュータと、このホストコンピュータにユーザがアクセスするための移動局(モバイルノード)と、この移動局と無線通信を行なって通信ネットワーク上の送信データを移動局に送信しあるいは移動局からの受信データを通信ネットワーク上に流すことにより、移動局によるホストコンピュータのアクセスを可能とするアクセスポイントである基地局と、から構成される。
上記のような無線LANシステムでは、パーソナルコンピュータや携帯情報端末(PDA)が移動局として使用されることが多く、ユーザは、これらパーソナルコンピュータや携帯情報端末などに内蔵されるワイヤレスLAN機能を使用して、あるいはこのようなワイヤレスLAN機能が内蔵されていない場合には、これら移動局の拡張スロットにワイヤレスLANカードを増設してワイヤレスLAN機能を持たせることで、移動局と基地局との間の無線通信を行なっている。
さらに、従来から使用されているワイヤレスLAN機能やワイヤレスLANカードには、無指向性に近い特性のアンテナが内蔵されている場合が多い。このような無指向性アンテナを使用する場合、全方位的な通信が可能である反面で選択的な通信機能を行なうには不向きである。
したがって、ある一定範囲に存在する移動局をカバーするために複数の基地局を隣接して設ける場合には、各基地局は、隣接する基地局から発する電波との干渉を防止するため、各基地局がカバーする範囲をそれぞれが分担するようにしている。
そして、移動局が移動に伴って接続先の基地局を変更する場合には、各基地局が発するビーコンフレームと呼ばれる識別情報を受信し、この受信したビーコンフレームに含まれる基地局識別子(例えば、SSID:Service Set Identifier)に基づいて、接続先となる基地局を変更する。このような方法により、移動局は、接続先の基地局を最寄りの基地局に更新することを可能としている。
特開2001−16149号公報 特開2003−219451号公報 特開平11ー225105号公報
このように従来の無線LANシステムでは、移動局の移動に伴う接続先の基地局の変更は、通常は最寄りの基地局からの識別情報の受信を契機として行なわれる。したがって移動局にとって接続先の基地局の選択処理は能動的には行なえず、むしろ受動的なものとなっていることから、下記の問題を生じるものであった。
すなわち、ある移動局が移動しながら継続的に通信を行なう場合、時々刻々と接続先の基地局を切替える必要があるが、従来の無線LANシステムでは、必ず識別情報の受信までの待ち時間が生じるため、切替え時期が遅れたり、あるいは適切でない基地局を選択するという問題があった。
また、複数の基地局が隣接して設置されかつそれぞれのカバー範囲が区分されている従来の無線LANシステムでは、移動局は通常は最寄りの基地局に接続されることになる。したがって、従来の無線LANシステムでは、移動局が多数存在する場合移動局の分布状況によって、負荷の集中の度合いは基地局毎に異なり、システム全体として最大の通信効率を常に維持するのは困難であるという問題があった。
上記問題点に鑑み、本発明は、移動局と接続先となる基地局の選択及び切替え時期を迅速に行なうことを可能とし、かつ基地局の負荷の分散を図ることが可能な無線通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、移動局に、指向性を任意の方位に制御しうるアダプティブアレイアンテナを備えて構成することとし、移動局が、アダプティブアンテナの指向性の方位を変えながら、移動局の周囲にある各基地局からそれぞれの識別情報を収集する。
図1及び図2を参照して本発明の基本原理を説明する。図1は、本発明の第1形態に係る移動局の原理構成図である。移動局MTは、指向性を任意の方位に制御しうるアダプティブアレイアンテナ10と、アダプティブアレイアンテナ10の指向性の方位を制御する指向性制御手段である指向性制御部20と、指向性制御部20によってアダプティブアンテナ10の指向性の方位を変えながら、周囲の各基地局からそれぞれの識別情報を収集する基地局識別手段である基地局識別部21と、その識別情報が収集された対応の各基地局のうちのいずれか所定の1つを選択する基地局選択手段である基地局選択部22と、を備えて構成される。
図2は、図1に示す移動局MTの動作例を表わすフローチャートである。はじめに、移動局MTの基地局識別部21は、自局MTの移動に伴って接続先の基地局を選択するに際し、ステップS1において、指向性制御部20によってアダプティブアンテナ10の指向性の方位を変えながら周囲の各基地局からそれぞれの識別情報を収集する。基地局識別部21は、その識別情報を収集するに際してアダプティブアンテナ10の指向性に沿った各方位に識別情報送信要求信号を送信し、この方位に存在する基地局から送られる識別情報を受信して識別情報を収集することができる。なおここにいう方位とは、方位角及び/又は仰角(もしくは俯角)を含むものである。
次にステップS2において、基地局選択部22は、識別情報が収集された各対応の基地局のうちいずれか所定の1つを選択する。このとき、基地局識別部21は、基地局から現在のその負荷状態を示す負荷情報を受信し、基地局選択部22は、各基地局のうち、それぞれの負荷状態に応じて基地局を選択することができる。または、移動局MTを、基地局からの受信電波強度を測定する電波強度測定手段(図示せず)と、上記識別情報を収集した各基地局毎の受信電波強度を保持する電波強度保持手段(図示せず)とをさらに備えて構成し、基地局選択部22は、各基地局のうち、電波強度保持手段に保持された前回測定した各受信電波強度から今回測定した受信電波強度への増分が最も大きい基地局を選択するようにしてもよい。
そして、ステップS3において、移動局MTは、基地局選択部22が選択した基地局の方向に、指向性制御部20によってアダプティブアレイアンテナ10の指向性を向けて、基地局との無線通信を行なう。
本発明の第2形態に係る基地局は、自己の負荷状態を監視する負荷監視手段を備えて構成される。そして、上記移動局と無線通信を行なう際に、その負荷状態を示す負荷情報を移動局に送信して報知する負荷報知手段を有する。
また、この基地局は、負荷状態が所定の閾値を超えている場合に、移動局により発せられる通信接続要求を拒否する接続拒否手段を有する。
本発明の第3形態に係る無線通信システムは、無線通信ネットワークと、この無線通信ネットワーク内に複数設けられる上記の基地局と、これら基地局との間で無線通信を行なう上記の移動局と、を含む。
移動局が、周囲の各基地局からそれぞれの識別情報を能動的に収集することにより、接続先となる基地局の選択及び切替え時期を迅速に行なうことが可能となる。
また、アダプティブアレイアンテナを備えて構成することにより、移動局と通信を行なう基地局との間の電波ビームを細く絞ることが可能となり、図3の(B)に示すように、隣接する他の基地局との干渉を回避しつつ、各基地局における移動局のカバー範囲を広げることが可能となる。ここに、図3の(A)は移動局MTが無指向性アンテナを有する従来の無線通信システムにおける基地局AP1〜AP3のカバー範囲を示す図であり、図3の(B)は移動局MTがアダプティブアレイアンテナを有する本発明の無線通信システムにおける基地局AP1〜AP3のカバー範囲を示す図である。
このようにアダプティブアレイアンテナの採用によって、従来に比べて広い範囲に分布する基地局AP1〜AP3と接続することが可能となる。このため、接続先となる基地局AP1〜AP3を移動局MTが選択するに際して、その選択肢が広がることになり、負荷のより軽い基地局を選択することが可能となって、基地局の負荷分散を図ることができる。
さらに、接続先となる基地局AP1〜AP3の選択に際して、受信電波強度の増分が大きい基地局を選択することにより、移動局はより一層近付いてくる基地局を選択することが可能となり、結果として受信品質の向上に資することができる。
また、原則として移動局が能動的に接続先基地局を選択するとはいえ、基地局が接続拒否手段を備えることにより、ある特定の基地局にのみ負荷が集中するといったことを防止することができる。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図4は、本発明の実施例に係る無線通信システムの構成図である。図示するように無線通信システムは、無線通信ネットワークNWと、少なくとも1つのホストコンピュータHと、無線通信ネットワークNW内に複数設けられた基地局であるアクセスポイント(図ではAP1〜AP4)と、このアクセスポイントと無線通信を行なう移動局である少なくとも1つの移動端末(図ではMT1、MT2)と、から構成されている。ここに移動端末MT1、MT2は、無線通信機能を備えるパーソナルコンピュータや、携帯電話、携帯情報端末(PDA)など、アクセスポイントと無線通信を行なって無線通信ネットワークNW及びホストコンピュータにアクセスすることが可能な様々な端末装置である。
ここでは、例示として移動端末MT1、MT2はパーソナルコンピュータ(PC)であるものとして以下の説明を行なう。また、以下の説明において複数の移動端末MT1、MT2を総称して説明する場合には、その添え字(1、2)を省略して単にMTと記載することがあり、複数のアクセスポイントAP1〜AP4を総称して説明する場合にもその添え字(1〜4)を省略して単にAPと記載することがある。
図4に示す本発明の実施例に係る移動端末MTの概略構成例を図5に示す。移動端末MTは、パーソナルコンピュータ1と、このパーソナルコンピュータ1に対してワイヤレスLAN機能などの無線通信機能を付与する無線通信部2と、を備えて構成される。無線通信部2は、例えばワイヤレスLANカードのような形態で実現され、パーソナルコンピュータ1の拡張スロットに接続されることによってパーソナルコンピュータ1に無線通信機能を付与することとしてもよいし、または初めからパーソナルコンピュータ1に内蔵しておくようにしてもよい。
さらに無線通信部2は、無線通信部2の全体の動作を司る全体制御部30と、データバス31と、無線通信ネットワークNWとの間で送受信すべきデータや無線通信部2に関係する各種制御信号をパーソナルコンピュータ1との間でやりとりするためのインタフェース(I/F)32と、インタフェース32から入力された送信データを所定の変調方式で無線送信信号に変調し、あるいは無線通信ネットワークNWから受信した無線受信信号を所定の復調方式で受信データに復調するための信号処理回路33と、送信データが変調されるまでの間、または復調された受信データがパーソナルコンピュータ1に送られるまでの間一時的に保持するための記憶部24とを備えている。また、記憶部24は、後述のアクセスポイント情報を保持するが、さらに全体制御部30が動作するために必要な各種プログラムや制御データ、作業用データを保持するためにも使用される。
さらに無線通信部2は、任意の方位に指向性を制御しうる受信用及び送信用アダプティブアレイアンテナ10R及び10Tと、アダプティブアレイアンテナ10R及び10Tの指向性の方位を制御する指向性制御部20と、アダプティブアンテナ10R及び10Tの指向性の方位を変えながら、周囲に存在する各基地局AP1〜AP4からそれぞれの識別情報を収集する基地局識別部21と、その識別情報を収集した各基地局のうちいずれか所定の1つを選択する基地局選択部22と、受信用アダプティブアレイアンテナ10Rによって受信された電波の電力強度を示すdBm値を測定する電波強度測定部23と、を備えている。
なお、図5には、指向性制御部20、基地局識別部21、及び基地局選択部22は、全体制御部30と区別して図示しているが、これら各部の全てあるいはその一部は、その全体制御部30により実行されるソフトウェアモジュールとして記憶部24内に保持されるようにし、必要に応じて全体制御部30により読み出されて実行されるようにしてもよい。
図5に示した受信用アダプティブアレイアンテナ10Rの概略構成例を図6に示す。
受信用アダプティブアレイアンテナ10Rは、各方位に向けられた指向性を有する複数の構成要素アンテナAT11〜AT1mと、図5の指向性制御部20からの重み係数信号w1〜wmに従って各構成要素アンテナAT11〜AT1mの受信信号をそれぞれ重み付けするための、重み付け乗算部M11〜M1mと、重み付け乗算部M11〜M1mによって重み付けされた受信信号を合成する合成部11とを備えている。ここで、各構成要素アンテナAT11〜AT1mの各受信信号をxi1〜ximとし、指向性制御部20からの重み係数信号をw1〜wmとすると、合成部11から出力されるアレイ出力信号yiは、
yi=w1×xi1+w2×xi2+…+wm×xim
によって得られ、受信用アダプティブアレイアンテナ10Rは、所望の方位に関する各構成要素アンテナAT11〜AT1mの受信信号のみを得ることができるため、その指向性を任意の方位に制御することが可能である。
図5に示した送信用アダプティブアレイアンテナ10Tの概略構成例を図7に示す。送信用アダプティブアレイアンテナ10Tは、各方位に向けられた指向性を有する複数の構成要素アンテナAT21〜AT2mと、図5の指向性制御部20からの重み係数信号w1〜wmに従って各構成要素アンテナAT21〜AT2mへの送信信号をそれぞれ重み付けするための、重み付け乗算部M21〜M2mと、送信すべき無線信号を、各重み付け乗算部M21〜M2mに分配するための分配部12とを備えている。ここで、送信すべき無線信号をxoとし、重み係数信号を同じくw1〜wmとすると、各構成要素アンテナAT21〜AT2mへ供給される各送信信号yo1〜yomは、それぞれ、
yo1=w1×xo1、yo2=w2×xo2、…、yom=wm×xom
によって得られ、送信用アダプティブアレイアンテナ10Tは、所望の方位に関する各構成要素アンテナAT21〜AT2mのみから送信信号を送信することができるため、その指向性を任意の方位に制御することが可能である。
図4に示した本発明の実施例に係るアクセスポイントAPの概略構成例を図8に示す。図示するように無線通信ネットワークNW内に配置されるアクセスポイントAPは、アクセスポイントAPの全体の動作を司る全体制御部50と、データバス51と、移動端末MTと無線信号を送受信するためのアンテナ52と、移動端末MTに送受信すべき送受信データを無線通信ネットワークNWとの間でやりとりするためのインタフェース53と、アンテナ52により受信した無線受信信号を所定の復調方式で受信データに復調し、あるいはインタフェース53から入力された送信データを所定の変調方式で無線送信信号に変調するための信号処理回路54と、送信データが変調されるまでの間、または復調された受信データが無線通信ネットワークNWに送信されるまでの間一時的に保持するための記憶部55と、を備えている。また、記憶部55は、全体制御部50が動作するために必要な各種プログラムや制御データ、作業用データを保持するためにも使用される。
さらに、アクセスポイントAPは、サービス中の移動端末MTとの通信によって生じるアクセスポイントAPの負荷を監視する負荷監視部60と、負荷監視部60の出力信号に基づいて、アクセスポイントAPの負荷状態を示す負荷情報を生成し、信号処理回路54を介して移動端末MTに送信し報知する負荷報知部71と、負荷監視部60の出力信号に基づいてアクセスポイントAPの負荷状態が所定の閾値を超えている場合には、移動端末からの通信接続要求を拒否する接続拒否部72と、を備える。
また、負荷監視部60は、信号処理回路54が各移動端末MTとデータの送受信を行なう際のそれぞれのスループット値を測定するスループット測定部61と、当該アクセスポイントAPの配下にある、すなわち当該アクセスポイントAPに接続中の移動端末MT及びその台数について保持するとともに、それらの移動端末MTのそれぞれに費やされるスループット値を判定及び保持するための負荷判定部62と、を備えている。
なお、図8には、スループット測定部61、負荷判定部62、負荷報知部71及び接続拒否部72は、全体制御部50と分けて図示してあるが、これら各部の全てあるいはその一部は、全体制御部50により実行されるソフトウェアモジュールとして記憶部55内に保持されるようにし、必要に応じて全体制御部50により読み出されて実行されるようにしてもよい。
以下、図9及び図10を参照して、図5に示す移動端末MTの動作例の概略を説明する。図9は、図5に示す移動端末MTの動作例を示す全体フローチャートであり、図10は図5に示す移動端末MTが移動に伴って接続先アクセスポイントAPを切替えていく様子を説明した模式図である。
図10に示すように、移動端末MTの周囲にはアクセスポイントAP1〜AP3が存在し、移動する移動端末MTがその位置を図示のAからBそしてBからCへと変える場合について考える。図10において、各アクセスポイントAP1〜AP3が移動移動端末MTをカバーする範囲は破線にて示されている。
再び図9を参照する。ステップS10において、移動端末MTの基地局識別部21は、指向性制御部20によって、アダプティブアンテナ10T及び10Rの指向性の方位を全方位に変えながら周囲の各アクセスポイントAP1〜AP3からそれぞれの識別情報を自ら能動的に収集する。
図10の例では、移動端末MTが位置Aにある場合には、移動端末MTはアクセスポイントAP1及びAP2から識別情報を収集することが可能であり、位置Bにある場合には、アクセスポイントAP1〜AP3から識別情報を収集することが可能であり、位置Cにある場合には、アクセスポイントAP3のみから識別情報を収集することが可能である。
ここで、移動端末MTが各アクセスポイントAP1〜AP3から収集する識別情報は、アクセスポイントAP1〜AP3を一意に識別するための識別子情報であり、例えば前述のSSID(Service Set Identifier)を使用してよい。また、各アクセスポイントAP1〜AP3は、その識別情報を前述のビーコンフレームによって、移動端末MTに送信することとしてよい。
移動端末MTは、識別情報を自ら能動的に収集するために、自らのデータ送信に先立って、あるいは周期的に、指向性制御部20により送信用アダプティブアンテナ10Tの指向性の方位を全方位に変えながら周囲の各アクセスポイントAP1〜AP3に、識別情報要求信号を送信する。
そして、送信用アダプティブアンテナ10Tが向けられた方位と同じ方位に受信用アダプティブアンテナ10Rを方位付け、識別情報要求信号を受信したアクセスポイントから返送される識別情報を受信する。
そして各チェックルーチンS20〜S40において、基地局選択部22は、上記のように識別情報を収集した各アクセスポイントのうちのいずれかを、接続先のアクセスポイントとして選択する。各チェックルーチンS20〜S40の詳細は後述する。
その後、ステップS50において基地局選択部22が選択したアクセスポイントの方向に、アダプティブアレイアンテナ10T及び10Rの指向性を前記指向性制御部20により方向付け、その選択されたアクセスポイントとの通信を開始する。
このように、移動端末MTはその周囲にあるアクセスポイントに関する情報を能動的に収集することが可能であり、その移動に伴うアクセスポイント切替え時期を自ら決定することが可能である。したがって、最寄りの基地局からの識別情報の受信を待って行なわれていた、従来手法のような受動的な切替え動作と比べて迅速なアクセスポイント切替えを実現することが可能である。
図11は、図9に示すアクセスポイント識別ルーチンS10を示すフローチャートである。アクセスポイント識別ルーチンS10では、移動端末MTはその周囲にある各アクセスポイントAPに関する各情報(以下「アクセスポイント情報」と記す)、すなわち各アクセスポイントAPの識別情報であるSSID、当該移動端末MTから見た各アクセスポイントAPが存在する方位(方位角、及び仰角又は俯角)、各アクセスポイントAPからそれぞれ受信する電波の電力強度(dBm値)、各アクセスポイントAPのそれぞれの配下にある移動端末MTの台数(各アクセスポイントAPのそれぞれに接続中の移動端末MTの台数)、各アクセスポイントAPとその配下にある移動端末MTとの間におけるスループット値の総計(総スループット値)、及び各アクセスポイントAPがその配下にある移動端末MTとの通信のために必要とする全体制御部50のCPU占有率(CPU負荷率)などを収集する。アクセスポイント情報のデータ構造を図12に示す。
図11に戻り、まずステップS11では、移動端末MTの基地局識別部21は、指向性制御部20によって、アダプティブアンテナ10T及び10Rの指向性の方位を、所定の走査開始方位に方位付ける。
次にステップS12では、基地局識別部21は、送信用アダプティブアンテナ10Tによって、各アクセスポイントAPに識別情報の送信を要求する識別情報要求信号を送信する。
一方、アクセスポイントAPでは、その負荷判定部62に自局の配下にある移動端末MTの台数情報と、スループット測定部61により測定される自局の配下にある各移動端末MTのそれぞれとの通信に費やされるスループット値が保持されており、アクセスポイントAPが識別情報要求信号を受信したとき、これらの値を負荷報知部71に送る。
負荷報知部71は、負荷判定部62の出力に基づいて、当該アクセスポイントの負荷状態を表わす負荷情報(例えば、配下にある移動端末MTの台数及び当該アクセスポイントAPと移動端末MTとの間の総スループット値)を生成すると、この負荷情報は信号処理回路54において、SSIDと共にビーコンフレームに乗せられて移動端末MTに送信される。
基地局識別部21は、このビーコンフレームを受信用アダプティブアンテナ10Rを介して受信し、この方位に存在するアクセスポイントAPに関するSSID及び負荷情報を取得する。このときステップS13において、電波強度測定部23は、受信用アダプティブアレイアンテナ10Rがビーコンフレームを受信したときの電波の電力強度を示すdBm値を測定する。
そしてステップS14において、ステップS12及びS13で得た、アクセスポイントAPのSSID、負荷情報及び受信波の電波強度を記憶部24に保持しておく。
そしてアダプティブアンテナ10T及び10Rがその指向性の方位を方位付けることが可能な全範囲内において走査するように、上記ステップS12〜S14をアダプティブアンテナ10T及び10Rの指向性の方位を変えて繰り返す(ステップS15及びS16)。以上により、移動端末MTはその周辺にある全てのアクセスポイントAPについてそれぞれのアクセスポイント情報を収集する。
そして、ステップS17において、上記ステップS11〜S16によって収集され記憶部24に保持されたアクセスポイント情報のうち、SSIDが同じであるアクセスポイント情報すなわち同じアクセスポイントAPに関するアクセスポイント情報同士を比較し、そのうち最も受信電波強度の強い方位からのアクセスポイント情報を選択して、当該アクセスポイントAPに係るアクセスポイントの方位を決定する。これにより各アクセスポイント毎に方位を決定する。その後ステップS18において、ステップS17にて選択したアクセスポイント情報を記憶部24に保持する。
図14には、図13に示す移動端末MTを例として、その周囲のアクセスポイントAP1〜AP3について収集したアクセスポイント情報の一例を図14に示す。
次に、移動端末MTの基地局選択部22は、収集したアクセスポイント情報に関連する各基地局のうちいずれか所定の1つを、図9に示す負荷状況チェックルーチンS20、電波強度チェックルーチンS30及び電波強度増分チェックルーチンS40に従って、選択する。
図15は、図9に示す負荷状況チェックルーチンS20を示すフローチャートである。ステップS21において、基地局選択部22は、収集した各アクセスポイント情報の負荷状態に関するデータ項目(すなわち当該アクセスポイントAPの配下にある移動端末MTの台数、総スループット値又はCPU占有率)同士を比較する。比較の結果、最も負荷の軽いアクセスポイントAPが1台ある場合には、ステップS22において、その最も負荷の軽いアクセスポイントAPを接続先アクセスポイントAPとして選択して選択処理を完了し、図9のステップS50に戻る。一方で、比較の結果、最も負荷の軽いアクセスポイントAPが複数台だけある場合には、ステップS23において、接続先アクセスポイントAPの選択肢(候補)を、これら最も負荷の軽い複数のアクセスポイントAPに限定して、後続の電波強度チェックルーチンS30に処理を移す。
図16は、図9に示す電波強度チェックルーチンS30を示すフローチャートである。ステップS31において、基地局選択部22は、ステップS23で限定された複数のアクセスポイントAPに関する各アクセスポイント情報の、受信電波の電力強度に関するデータ項目同士を比較する。比較の結果、最も電力強度の強いアクセスポイントAPが1台だけある場合には、ステップS32において、その最も電力強度の強いアクセスポイントAPを接続先アクセスポイントAPとして選択し選択処理を完了してから、図9のステップS50に戻る。一方で、比較の結果、最も電力強度の強いアクセスポイントAPが複数台ある場合には、ステップS33において、接続先アクセスポイントAPの選択肢(候補)を、これら最も電力強度の強い複数のアクセスポイントAPにさらに限定して、後続の電波強度増分チェックルーチンS40に処理を移す。
図17は、図9に示す電波強度増分チェックルーチンS40を示すフローチャートである。ステップS41において、基地局選択部22は、ステップS33で限定された複数のアクセスポイントAPについて、前回アクセスポイントAPを切替える際にアクセスポイント識別ルーチンS10において測定した各アクセスポイントAPの電波強度と、今回アクセスポイント識別ルーチンS10において測定した各アクセスポイントAPの電波強度とを比較し、前回の測定結果から今回の測定結果への増分を算出する。
このため、図11に示すアクセスポイント識別ルーチンS10では、ステップS18において各アクセスポイント情報を記憶部24に保持する際に、それまでに行なったアクセスポイント切替えの際に保持したアクセスポイント情報を直ちに破棄するのではなく、最低1回分は履歴を保持しておく。
再び図17に戻ると、さらにステップS42において、各アクセスポイントAPについて受信電波の電力強度の増分を比較する。比較の結果、最も増分の大きいアクセスポイントAPが1台だけある場合には、ステップS43において、その最も増分の大きいアクセスポイントAPを接続先アクセスポイントAPとして選択し選択処理を完了してから、図9のステップS50に戻る。一方で、比較の結果、最も増分の大きいアクセスポイントAPが複数台ある場合には、ステップS44において、これら最も増分の大きいアクセスポイントAPのうち任意の1台を接続先アクセスポイントAPとして選択し選択処理を完了する。
このように、受信電波の電力強度の増分に基づいて接続先アクセスポイントAPを選択することにより、移動端末MTは同じ電力強度でデータ送受信できるアクセスポイントAPが複数ある場合に、その移動方向にあるアクセスポイントAP(すなわち、その移動に伴って最も近付きつつあるアクセスポイントAP)を選択することが可能となるため、通信品質が向上する。
例えば図18に示すように、移動端末MTがアクセスポイントAP1のカバー範囲内におけるある位置Aから、アクセスポイントAP1及びAP2のカバー範囲の境界にある位置Bへ、そしてアクセスポイントAP2のカバー範囲内である位置Cへと、移動する場合を考える。
位置AではアクセスポイントAP1からの電波強度が強く、位置CではアクセスポイントAP2からの電波強度が強いため、移動端末MTはそれぞれ電波強度の強いアクセスポイントを選択すれば、高い通信品質を維持することができる。
しかし、アクセスポイントAP1のカバー範囲から、アクセスポイントAP2のカバー範囲へと移り変わる位置Bでは、アクセスポイントAP1からの電波強度とアクセスポイントAP2からの電波強度との間にほとんど差がない場合が生じる。
このような場合、仮に基地局選択部22が、これら電波強度が同じアクセスポイントAP1及びAP2のうちいずれか任意の1つとしてアクセスポイントAP1を選択したとすると、間もなく移動端末MTがアクセスポイントAP1のカバー範囲から外れる恐れが生じる。
したがって、電波強度増分チェックルーチンS40において、受信電波の電力強度の増分が大きいアクセスポイントAPを選択することにより、移動端末MTから見て相対的に接近してくるアクセスポイントAP2を選択することができ、受信電波強度の等しいアクセスポイントAP1、AP2のうち、カバー範囲から最も外れにくいアクセスポイントを選択することが可能となる。
本発明の移動端末MTは、アダプティブアレイアンテナ10T及び10Rを備えるため、移動端末MTと通信を行なうアクセスポイントAPとの間の電波ビームを細く絞ることが可能である。したがって、図3を参照して上述したように、隣接する他のアクセスポイントAPとの干渉を回避しつつ、アクセスポイントAPにおける移動端末MTのカバー範囲を広げることが可能となる。
図3の(B)に示すように、移動端末MTは、アダプティブアレイアンテナの採用によって、従来の通信範囲に比べて非常に広い範囲に分布するアクセスポイントAP1〜AP3のアクセスポイント情報を収集することが可能となる。したがって、接続先となるアクセスポイントAP1〜AP3を選択するに際して選択肢が広げることが可能となり、より負荷の低いアクセスポイントAPを選択してアクセスポイントAPの負荷分散を図ることが可能となる。
このように、本発明の実施例に係る移動端末MTによってアクセスポイントAPの負荷分散が図られる。しかし、周囲の他のアクセスポイントがすべて故障中である等の何らかの事情によって特定のアクセスポイントAPに負荷が集中した場合には、アクセスポイントAPにおいて、移動端末MTからの接続要求を拒否する必要がある。
特に、本実施例に係る無線通信システムでは、アクセスポイントAPのいずれに接続するかの選択は移動端末MT側が能動的に行ない、アクセスポイントAP側は受動的な動作を行なうため、アクセスポイントAP側にも、負荷が所定の限界を超えた場合に移動端末MTからの接続を拒否する手段が必要となる。
このために、アクセスポイントAPは、図8に示すように、負荷監視部60の出力信号に基づいてアクセスポイントAPの負荷状態が所定の閾値を超えていると判断した場合には、移動端末MTからの通信接続の要求を拒否するための接続拒否部72を備える。
接続拒否部72が、移動端末MTからの通信接続要求を拒否する処理としては、例えばアクセスポイントAPが受信した識別情報要求信号が、現在接続中の移動端末MTから送信されたものであるか否かを判定し、受信した識別情報要求信号が、現在接続中の移動端末MTのいずれのものでもない場合には識別情報の送信を停止して、移動端末MTによる当該アクセスポイントの識別を阻止する処理を行なうようにすることができる。
または、識別情報要求信号を送信した移動端末MTに対して、接続拒否信号を送信し、この接続拒否信号を受信した移動端末MTでは、その基地局識別部21が当該アクセスポイントを識別しない(例えば、アクセスポイント情報を作成しない)といった処理を行なうこととしてもよい。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明したが、本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1)
無線通信ネットワーク内に複数設けられた基地局と無線通信を行なう移動局において、
任意の方位に指向性を制御しうるアダプティブアレイアンテナと、
前記アダプティブアレイアンテナの指向性の方位を制御する指向性制御手段と、
前記指向性制御手段によって前記アダプティブアンテナの指向性の方位を変えながら、周囲の各前記基地局からそれぞれの識別情報を収集する基地局識別手段と、
前記識別情報を収集した各前記基地局のうちいずれか所定の1つを選択する基地局選択手段と、
を備え、その選択された基地局の方向に、前記アダプティブアレイアンテナの指向性を前記指向性制御手段により方向付けて、その基地局との無線通信を行なうことを特徴とする移動局。(1)
(付記2)
前記基地局識別手段は、各前記基地局からそれぞれの負荷状態を示す負荷情報を受信し、
前記基地局選択手段は、各前記基地局のそれぞれの負荷状態に応じて前記基地局を選択することを特徴とする付記1に記載の移動局。(2)
(付記3)
各前記基地局からの受信電波強度を測定する電波強度測定手段と、
前記識別情報を収集した各前記基地局毎の受信電波強度を保持する電波強度保持手段と、をさらに備え、
前記基地局選択手段は、各前記基地局のうち、前記電波強度保持手段に保持された前回の受信電波強度から今回測定した受信電波強度への増分が大きい基地局を選択することを特徴とする付記1に記載の移動局。(3)
(付記4)
付記2に記載の移動局と無線通信を行なう基地局であって、
該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
前記負荷状態を示す負荷情報を前記移動局に送信して報知する負荷報知手段と、
を備えることを特徴とする基地局。(4)
(付記5)
付記1又は2に記載の移動局と無線通信を行なう基地局であって、
該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
前記負荷状態が所定の閾値を超えている場合に、前記移動局より発せられる通信接続要求を拒否する接続拒否手段と、
をさらに備えることを特徴とする基地局。(5)
(付記6)
無線通信ネットワークと、該無線通信ネットワーク内に複数設けられた基地局と、該基地局と無線通信を行なう移動局と、を含む無線通信システムにおいて、前記移動局は、
任意の方位に指向性を制御しうるアダプティブアレイアンテナと、
前記アダプティブアレイアンテナの指向性の方位を制御する指向性制御手段と、
前記指向性制御手段によって前記アダプティブアンテナの指向性の方位を変えながら、周囲の各前記基地局からそれぞれの識別情報を収集する基地局識別手段と、
前記識別情報を収集した各前記基地局のうちいずれか所定の1つを選択する基地局選択手段と、
を備え、その選択された基地局の方向に、前記アダプティブアレイアンテナの指向性を前記指向性制御手段により方向付けて、その基地局との無線通信を行なうことを特徴とする無線通信システム。(6)
(付記7)
前記基地局識別手段は、各前記基地局からその負荷状態を示す負荷情報を受信し、
前記基地局選択手段は、各前記基地局のそれぞれの負荷状態に応じて前記基地局を選択することを特徴とする付記6に記載の無線通信システム。(7)
(付記8)
前記移動局は、
各前記基地局からの受信電波強度を測定する電波強度測定手段と、
前記識別情報を収集した各前記基地局毎の受信電波強度を保持する電波強度保持手段と、をさらに備え、
前記基地局選択手段は、各前記基地局のうち、前記電波強度保持手段に保持された前回の受信電波強度から今回測定した受信電波強度への増分の大きい基地局を選択すること特徴とする付記6に記載の無線通信システム。(8)
(付記9)
前記基地局は、
該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
前記負荷状態を示す負荷情報を前記移動局に送信して報知する負荷報知手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記7に記載の無線通信システム。(9)
(付記10)
前記基地局は、
該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
前記負荷状態が所定の閾値を超えている場合に、前記移動局より発せられる通信接続要求を拒否する接続要求拒否手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記6又は7に記載の無線通信システム。(10)
本発明は、無線通信ネットワーク内に複数設けられた基地局と、このような基地局と無線通信を行なう移動局とからなる無線通信システムに適用可能であり、特にオフィスやホットスポット等において急速に普及しつつある無線LANシステムに好適に適用することが可能である。
本発明の第1形態に係る移動局の原理構成図である。 図1に示す移動局の動作例を表わすフローチャートである。 (A)は移動局が無指向性アンテナを有する従来の無線通信システムにおける基地局のカバー範囲を示す図であり、(B)は本発明の無線通信システムにおける基地局のカバー範囲を示す図である。 本発明の実施例に係る無線通信システムの構成図である。 本発明の実施例に係る移動端末の概略構成例を示す図である。 図5に示す受信用アダプティブアレイアンテナの概略構成例を示す図である。 図5に示す送信用アダプティブアレイアンテナの概略構成例を示す図である。 本発明の実施例に係るアクセスポイントの概略構成例を示す図である。 図5に示す移動端末の動作例を示す全体フローチャートである。 図5に示す移動端末が、その移動に伴って接続先アクセスポイントを切替える様子を説明した模式図である。 図9に示すアクセスポイント識別ルーチンを示すフローチャートである。 アクセスポイント識別ルーチンで収集する各アクセスポイント情報のデータ構造を示す図である。 移動端末が周囲のアクセスポイント情報を収集する様子を説明した模式図である。 各アクセスポイントのアクセスポイント情報の一例を示す表である。 図9に示す負荷状況チェックルーチンを示すフローチャートである。 図9に示す電波強度チェックルーチンを示すフローチャートである。 図9に示す電波強度増分チェックルーチンを示すフローチャートである。 電波強度の増分に基づきアクセスポイントを選択する様子を説明する模式図である。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ
2 無線通信部
60 負荷監視部
AP、AP1〜AP4 アクセスポイント
H ホストコンピュータ
MT 移動端末
NW 無線通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 無線通信ネットワーク内に複数設けられた基地局と無線通信を行なう移動局において、
    任意の方位に指向性を制御しうるアダプティブアレイアンテナと、
    前記アダプティブアレイアンテナの指向性の方位を制御する指向性制御手段と、
    前記指向性制御手段によって前記アダプティブアンテナの指向性の方位を変えながら、周囲の各前記基地局からそれぞれの識別情報を収集する基地局識別手段と、
    前記識別情報を収集した各前記基地局のうちいずれか所定の1つを選択する基地局選択手段と、
    を備え、その選択された基地局の方向に、前記アダプティブアレイアンテナの指向性を前記指向性制御手段により方向付けて、その基地局との無線通信を行なうことを特徴とする移動局。
  2. 前記基地局識別手段は、各前記基地局からそれぞれの負荷状態を示す負荷情報を受信し、
    前記基地局選択手段は、各前記基地局のそれぞれの負荷状態に応じて前記基地局を選択することを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 各前記基地局からの受信電波強度を測定する電波強度測定手段と、
    前記識別情報を収集した各前記基地局毎の受信電波強度を保持する電波強度保持手段と、をさらに備え、
    前記基地局選択手段は、各前記基地局のうち、前記電波強度保持手段に保持された前回の受信電波強度から今回測定した受信電波強度への増分が大きい基地局を選択することを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  4. 請求項2に記載の移動局と無線通信を行なう基地局であって、
    該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
    前記負荷状態を示す負荷情報を前記移動局に送信して報知する負荷報知手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  5. 請求項1又は2に記載の移動局と無線通信を行なう基地局であって、
    該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
    前記負荷状態が所定の閾値を超えている場合に、前記移動局より発せられる通信接続要求を拒否する接続拒否手段と、
    をさらに備えることを特徴とする基地局。
  6. 無線通信ネットワークと、該無線通信ネットワーク内に複数設けられた基地局と、該基地局と無線通信を行なう移動局と、を含む無線通信システムにおいて、前記移動局は、
    任意の方位に指向性を制御しうるアダプティブアレイアンテナと、
    前記アダプティブアレイアンテナの指向性の方位を制御する指向性制御手段と、
    前記指向性制御手段によって前記アダプティブアンテナの指向性の方位を変えながら、周囲の各前記基地局からそれぞれの識別情報を収集する基地局識別手段と、
    前記識別情報を収集した各前記基地局のうちいずれか所定の1つを選択する基地局選択手段と、
    を備え、その選択された基地局の方向に、前記アダプティブアレイアンテナの指向性を前記指向性制御手段により方向付けて、その基地局との無線通信を行なうことを特徴とする無線通信システム。
  7. 前記基地局識別手段は、各前記基地局からその負荷状態を示す負荷情報を受信し、
    前記基地局選択手段は、各前記基地局のそれぞれの負荷状態に応じて前記基地局を選択することを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記移動局は、
    各前記基地局からの受信電波強度を測定する電波強度測定手段と、
    前記識別情報を収集した各前記基地局毎の受信電波強度を保持する電波強度保持手段と、をさらに備え、
    前記基地局選択手段は、各前記基地局のうち、前記電波強度保持手段に保持された前回の受信電波強度から今回測定した受信電波強度への増分が大きい基地局を選択すること特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  9. 前記基地局は、
    該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
    前記負荷状態を示す負荷情報を前記移動局に送信して報知する負荷報知手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  10. 前記基地局は、
    該基地局の負荷状態を監視する負荷監視手段と、
    前記負荷状態が所定の閾値を超えている場合に、前記移動局より発せられる通信接続要求を拒否する接続要求拒否手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の無線通信システム。
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