WO2006088027A1 - 無線基地局、制御装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、制御装置及び無線通信方法 Download PDF

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Yoshiyasu Sato
Toshiteru Hayashi
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Abstract

 外部状況に対応した最適なスケジューリングを行う無線基地局。この無線基地局は、どのようなスケジューリングを行うかが指定されているスケジューリングテーブル(125)を有し、セル内環境判断部(122)が判断した外部情報(災害状況、交通状況、気象情報、イベント情報など)と要求比率判断部(123)からの要求パケット比率とを元にスケジューリングパターン選択部(124)がどのスケジューリング方法を使用するかを時間的に動的に変化させる。これにより、セル内におけるその時その時の状況に応じて最適なスケジューリングを行うことができる。

Description

明 細 書
無線基地局、制御装置及び無線通信方法
技術分野
[0001] 本発明は、マルチメディアサービスを実現する無線基地局、制御装置及び無線通 信方法に関する。
背景技術
[0002] 近年、無線通信システムにおけるマルチメディアサービスの実現が要求されてきて いるので、今後は、アプリケーション毎に異なるサービス品質(Quality of Service 、以下「QoS」という)を意識した制御が必要不可欠と考えられる。この QoSで規定さ れるトラヒック特性やネットワークに対する要求条件等は、アプリケーションの種類によ つて異なる。そのため、移動局が利用するアプリケーション毎の QoSに対する要求を 満足させるために、 QoSを意識したネットワークの構築、制御技術が必須と考えられ る。
[0003] また、今後のネットワーク形態は、送信側と受信側との間に介在する全ての経路上 のプロトコルが IP (Internet Protocol)に統一化されると考えられる。そのため、従 来では独自のネットワークを構築していた無線通信システムも、今後は IPをベースに したものに変換されていく可能性が高い。 IPを用いたシステムでは、パケット通信を 基本としている。
[0004] 以上のことから、無線通信システムにおいても、パケット通信における QoSに関する 制御を取り入れていく必要がある。このとき、無線通信システムでは、伝搬路環境の 変動や他の信号による干渉等の影響を受け、移動局における受信品質が絶えず変 化する。そのため、有線の通信システムとは異なる特別の配慮が必要となる。このよう な背景を受けて無線通信システムにおける QoSに関する様々な制御技術が提案さ れている。同時に、 QoSを要求しない移動局のために、移動局間の公平性を考慮し て送信順序を決定するスケジューリングを行う方法等も提案されている。
[0005] 例えば、特許文献 1では、無線通信システム内に様々なサービスレベルの移動局 が混在する場合に、パケットの送信を適切に制御する目的で、パケットを、通信品質 に関する要求値を持つ定量保証型パケットと要求値を持たない相対保証型パケット とに分類し、分類した定量保証型パケット及び相対保証型パケット毎にパケットの送 信順序を制御する。そして、定量保証型パケットの要求値を満足させるように無線リソ ースを割り当てる方法が提案されて 、る。
特許文献 1:特開 2004— 140604号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] しかし、特許文献 1が開示する技術では、セル内の個々のユーザの無線状況を考 慮したスケジューリングが行えるのみで、セル内の災害状況、イベント情報、交通状 況、気象状況などの外部状況に対応したスケジューリングはできな 、。
[0007] また、特許文献 1が開示する技術では、定量保証レート内パケット→相対保証レー ト内パケット→定量保証レート外パケットの順で無線リソース割り当てを行っているの で、相対保証レート内パケットを伝送しているときに、新規のユーザから定量保証レ ートのパケットを受けても無線リソースがこの新規ユーザにはすぐに割り当てられない 。そのため、定量保証型パケット通信を要望するユーザに適切に対応することができ ない。
[0008] さらに、特許文献 1が開示する技術では、ノ ッファに定量保証型パケットと相対保証 型パケットが存在していて空きがないときに、新規ユーザから定量保証型パケットが 送られてきた場合には当該新規定量保証型パケットが破棄されてしまい、結果として 、新規の定量保証よりも相対保証が優先されてしまうことになる。つまり、定量保証型 ユーザをできるだけ増やしたいときに、無線リソース、ノ ッファ割り当てが最適に制御 できない。
[0009] 本発明の目的は、セル内の災害状況、イベント情報、交通状況、気象状況などの 外部状況に対応したスケジューリングを行うことができる無線基地局、制御装置及び 無線通信方法を提供することである。
課題を解決するための手段
[0010] 本発明に係る無線基地局は、通信品質に関する要求値を持つ定量保証型パケット と前記要求値を持たない相対保証型パケットとにパケットを分類するパケット分類手 段と、前記パケット分類手段にて分類された定量保証型パケットと相対保証型バケツ トとの比率及び要求パケット総量を判断する比率判断手段と、公衆ネットワークから取 得した外部情報に基づきセル内の環境を判断するセル内環境判断手段と、各種の スケジューリングパターンが予め設定されるスケジューリングテーブルと、前記比率判 断手段にて判断された比率及び要求パケット総量と前記セル内環境判断手段にて 判断されたセル内の外部状況とに基づき、前記スケジューリングテーブル力も該当す るスケジューリングパターンを取り出すスケジューリングパターン選択手段と、前記パ ケット分類手段にて分類された定量保証型パケットと相対保証型パケットとの送信順 序のスケジューリングをスケジューリングパターン選択手段にて選択されたスケジユー リングに基づき行うスケジューリング処理手段と、前記スケジューリング処理手段にて スケジューリングされた定量保証型パケットと相対保証型パケットとに無線リソースの 割り当てを行う無線リソース割り当て手段とを具備する構成を採る。
[0011] 本発明に係る制御装置は、複数の移動局とパケットを送受信する無線基地局を制 御する制御装置であって、前記パケットを通信品質に関する要求値を持つ定量保証 型パケットと前記要求値を持たない相対保証型パケットとに分類するパケット分類手 段と、前記パケット分類手段にて分類された定量保証型パケットと相対保証型バケツ トとの比率及び要求パケット総量を判断する比率判断手段と、公衆ネットワークから取 得した外部情報に基づきセル内の環境を判断するセル内環境判断手段と、各種の スケジューリングパターンが予め設定されるスケジューリングテーブルと、前記比率判 断手段にて判断された比率及び要求パケット総量と前記セル内環境判断手段にて 判断されたセル内の外部状況とに基づき、前記スケジューリングテーブル力も該当す るスケジューリングパターンを取り出すスケジューリングパターン選択手段と、前記パ ケット分類手段にて分類された定量保証型パケットと相対保証型パケットとの送信順 序のスケジューリングをスケジューリングパターン選択手段にて選択されたスケジユー リングに基づき行うスケジューリング処理手段と、前記スケジューリング処理手段にて スケジューリングされた定量保証型パケットと相対保証型パケットとに無線リソースの 割り当てを行う無線リソース割り当て手段と、を具備する構成を採る。
[0012] 本発明に係る無線通信方法は、通信品質に関する要求値を持つ定量保証型パケ ットと前記要求値を持たない相対保証型パケットとにパケットを分類するパケット分類 工程と、前記パケット分類工程にて分類された定量保証型パケットと相対保証型パケ ットとの比率及び要求パケット総量を判断する比率判断工程と、公衆ネットワークから 取得した外部情報に基づきセル内の環境を判断するセル内環境判断工程と、前記 比率判断工程にて判断された比率及び要求パケット総量と前記セル内環境判断ェ 程にて判断されたセル内の外部状況とに基づき、各種のスケジューリングパターンが 予め設定されるスケジューリングテーブルから、該当するスケジューリングパターンを 取り出すスケジューリングパターン選択工程と、前記パケット分類工程にて分類され た定量保証型パケットと相対保証型パケットとの送信順序のスケジューリングをスケジ ユーリングパターン選択工程にて選択されたスケジューリングに基づき行う送信順序 制御工程と、前記送信順序制御工程にてスケジューリングされた定量保証型パケット と相対保証型パケットとに無線リソースの割り当てを行う無線リソース割り当て工程と、 を具備する方法を採る。
発明の効果
[0013] 本発明によれば、セル内の災害状況、イベント情報、交通状況、気象状況などの外 部状況に対応したスケジューリングを行うことができる無線基地局、制御装置及び無 線通信方法を提供することができる。
図面の簡単な説明
[0014] [図 1]本発明の実施の形態 1に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
[図 2]図 1に示す無線基地局がコアネットワーク力 到着したパケットをセル内に送信 する場合の基本的な動作を説明するフローチャート
[図 3]図 1に示す無線基地局がコアネットワーク力 到着した定量保証型パケットを優 先してセル内に送信する場合の動作を説明するフローチャート
[図 4]本発明の実施の形態 2に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
[図 5]本発明の実施の形態 3に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
[図 6]図 5に示す無線基地局がコアネットワーク力 到着したパケットをセル内に送信 する場合の基本的な動作を説明するフローチャート
[図 7]本発明の実施の形態 4に係る無線通信システムの構成を示すブロック図 [図 8]従来の無線リソース割り当て方法 (その 1)を説明する図
[図 9]従来の無線リソース割り当て方法 (その 2)を説明する図
[図 10]本発明の実施の形態 5に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 (その
1)を説明する図
[図 11]本発明の実施の形態 5に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 (その
2)を説明する図
[図 12]本発明の実施の形態 5に係る無線基地局でのスケジューリング処理及び無線 リソース割り当て制御を説明するフローチャート
[図 13]本発明の実施の形態 6に係る無線基地局でのスケジューリング処理及び無線 リソース割り当て制御を説明するフローチャート
[図 14]本発明の実施の形態 7に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 (その
1)を説明する図
[図 15]本発明の実施の形態 7に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 (その
2)を説明する図
[図 16]本発明の実施の形態 7に係る無線基地局でのスケジューリング処理及び無線 リソース割り当て制御を説明するフローチャート
[図 17]本発明の実施の形態 8に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 (その
1)を説明する図
[図 18]本発明の実施の形態 8に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 (その
2)を説明する図
[図 19]本発明の実施の形態 8に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 (その
3)を説明する図
[図 20]本発明の実施の形態 9に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法を説 明する図
発明を実施するための最良の形態
[0015] 以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[0016] (実施の形態 1)
図 1は本発明の実施の形態 1に係る無線通信システムの構成を示すブロック図であ る。図 1に示す無線通信システムは、無線基地局 101と、無線基地局 101のセルに おいて無線接続される複数の移動局 102と、無線基地局 101が有線接続されるコア ネットワーク 103及び公衆ネットワーク 104とを備えている。
[0017] 無線基地局 101は、アンテナ 111と、送信部 112と、受信部 113と、受付制御部 11 4と、無線リソース割り当て処理部 115と、スケジューリング処理部 116と、パケット分 類部 117と、ノッファ 118と、スケジューリング決定部 119とを備える。
[0018] スケジューリング決定部 119は、情報処理部 121と、セル内環境判断部 122と、要 求比率判断部 123と、スケジューリングパターン選択部 124と、スケジューリングテー ブル 125とを備えている。スケジューリングテーブル 125は、各種のスケジューリング ノターンが予め設定されている。この設定は、設計段階において設定してもよいし、 無線基地局 101から無線通信により入手してもよい。
[0019] 送信部 112は、アンテナ 111を介してセル内の移動局にパケットを送信する。送信 部 112は、コアネットワーク 103から移動局宛てのパケットが無線基地局 101に到着 すると、該当する移動局にパケットが到着したことを通知する。送信部 112は、無線リ ソース割り当て処理部 115から入力される無線リソースを割り当てられたパケットを該 当する移動局に送信する。
[0020] 受信部 113は、アンテナ 111を介してセル内の移動局力 のパケットを受信する。
セル内の移動局は、無線基地局 101から自移動局宛のパケットが到着したことの通 知を受けると、通信品質に関する情報やパケットの送信順序を決定する際に無線基 地局 101が利用するスケジューリング情報等の制御情報を無線基地局 101に送信 する。受信部 113は、移動局 102から受信した制御情報をスケジューリング処理部 1 16やパケット分類部 117に与える。受信部 113は、移動局 102から新規の接続要求 を受信すると、その受信した接続要求を受付制御部 114に与える。受付制御部 114 は、応答を作成して送信部 112に与え、移動局 102に送信させる。
[0021] ノッファ 118は、移動局に送信するパケットを保持する複数の送信バッファで構成 される。ここでは、通信品質に関する要求値を持つ定量保証型パケットを保持する 1 番カゝら n番までの定量保証型用の送信バッファと、通信品質に関する要求値を持た な 、相対保証型パケットを保持する n+ 1番〜 N番までの相対保証型用の送信バッ ファとで構成されるとする。
[0022] パケット分類部 117は、コアネットワーク 103から移動局宛のパケットが無線基地局 101に到着すると、その到着したパケットを定量保証型パケットと相対保証型パケット とに分類し、それをバッファ 118の該当する送信バッファに保持させ、また、スケジュ 一リング処理部 116と要求比率判断部 123とに与える。
[0023] スケジューリング処理部 116は、スケジューリングパターン選択部 124が選択したス ケジユーリングパターンを用いて、ノ ッファ 118に保持されて 、る分類後のパケットに ついて、パケット分類部 117が分類した定量保証型パケット及び相対保証型パケット 毎に送信順序を制御する。このとき、スケジューリング処理部 116は、無線リソース割 り当て処理部 115から通知を受ける残無線リソース量に基づいて、無線リソースが残 つて 、る場合に次のパケットにつ 、てのスケジューリングを行う。
[0024] 無線リソース割り当て処理部 115は、スケジューリング処理部 116が制御したバケツ トの送信順序に従って、そのパケットに無線リソースを割り当てる。また、無線リソース 割り当て処理部 115は、ノ ッファ 118からパケットを取り出して、無線リソースを割り当 てる。無線リソース割り当て処理部 115は、無線リソースを使い切ってしまった場合に は、無線リソースが残っていないことをスケジューリング処理部 116に通知する。そし て、無線リソース割り当て処理部 115は、無線リソースを割り当てたパケットを送信部 1 12に与える。なお、無線リソース割り当て処理部 115は、無線リソースとして、例えば 、周波数帯域、送信電力、タイムスロット等を割り当てる。
[0025] 一方、スケジューリング決定部 119では、情報処理部 121が、インターネットなどの 公衆ネットワーク 104から外部状況 (例えば災害状況、イベント情報、交通状況、気 象状況など)を入手して把握し、その把握した外部状況をセル内環境判断部 122に 与える。
[0026] セル内環境判断部 122は、情報処理部 121からの情報に基づきセル内の外部環 境がどのレベルにあるかを判断し、それをスケジューリングパターン選択部 124に与 える。判断内容としては、例えば、 "災害状報の有無とそのレベル""交通障害の有無 とそのレベル""通信障害の有無とそのレベル""その他の障害の有無とそのレベル" である。 [0027] 要求比率判断部 123は、パケット分類部 117が分類した定量保証型パケット及び 相対保証型パケットのパケット量の比率と要求パケット総量とを判断し、それをスケジ ユーリングパターン選択部 124に与える。
[0028] スケジューリングパターン選択部 124は、要求比率判断部 123から入力する定量保 証型パケット及び相対保証型パケットの比率及び要求パケット総量と、セル内環境判 断部 122から入力するセル内の外部環境とに基づき、スケジューリングテーブル 125 に設定してある複数のスケジューリングパターン (スケジューリングパターン 1〜スケジ ユーリングパターン N)のうちどれを使用するかを判断し、選択したスケジューリングパ ターンをスケジューリング処理部 116に与える。
[0029] 以上は、無線基地局 101からセル内の移動局にパケットを送信する下り回線系で の各要素の動作概要である。この明細書ではこの下り回線系での動作を取り上げて 説明する。しかし、受信部 113は、移動局から受信したパケットをパケット分類部 117 に与え、また、移動局力も受信したパケットをコアネットワーク 103に送出することから も理解できるように、セル内の移動局から無線基地局 101にパケットを送信する上り 回線系にお 、ても、同様の動作が行われることは言うまでもな 、。
[0030] 次に、図 1〜図 3を参照して、以上のように構成される無線基地局 101の動作につ いて説明する。図 2は、図 1に示す無線基地局 101がコアネットワーク 103から到着し たパケットをセル内に送信する場合の基本的な動作を説明するフローチャートである 。図 3は、図 1に示す無線基地局 101がコアネットワーク 103から到着した定量保証 型パケットを優先してセル内に送信する場合の動作を説明するフローチャートである
[0031] 図 2において、コアネットワーク 103から無線基地局 101に到着したパケットを定量 保証型パケットと相対保証型パケットとに分類する (ステップ S 201)。次いで、分類し た定量保証型パケット、相対保証型パケットの到着パケット比率及びパケット要求量 を算出する (ステップ S202)。比率算出処理 (ステップ S202)と並行して、分類した定 量保証型パケット、相対保証型パケットをそれぞれバッファ 118に挿入する (ステップ S203)。
[0032] また、到着パケットの分類処理 (ステップ S201)と並行して、セル内の状況把握を行 う(ステップ S 204)。そして、把握したセル内状況と到着パケットの種類及び比率とに 基づき到着パケット (分類した定量保証型パケット、相対保証型パケット)に対する最 適なスケジューリングパターンをスケジューリングテーブル 125から選択する(ステツ プ S205)。次いで、選択したスケジューリングパターンに基づいて到着パケットのスケ ジユーリングを行 、 (ステップ S206)、当該パケット(図 2では相対保証型パケットを示 す)への無線リソース割り当てを行う(ステップ S207)。その後、残無線リソースの有無 を確認し (ステップ S 208)、残無線リソースが有れば (ステップ S208 : Yes)、ステップ S206に戻って再度パケットのスケジュ-リングを行い、残無線リソースが無ければ (ス テツプ S208 : No)、処理を終了する。
[0033] 次に、定量保証型パケットを優先する場合について説明する。この場合には、図 3 に示すように、図 2に示したステップ S 206〜ステップ S 208の処理に代わって、ステツ プ S 301〜ステップ S 306の処理が行われる。
[0034] 図 3において、選択したスケジューリングパターン (ステップ S 205)に基づき、まず、 定量保証型パケットのスケジューリングを行い (ステップ S301)、定量保証型パケット への無線リソース割り当てを行う(ステップ S302)。そして、残無線リソースの有無を 確認し (ステップ S303)、残無線リソースが無ければ (ステップ S303 : No)そのまま処 理を終了する力 残無線リソースが有れば (ステップ S303 : Yes)、次に相対保証型 ノ ケットのスケジューリング (ステップ S304)を行 、、その相対保証型パケットへの無 線リソース割り当てを行う (ステップ S305)。そして、再度、残無線リソースの有無を確 認し (ステップ S306)、残無線リソースが無ければ (ステップ S306 : No)処理を終了 するが、残無線リソースが有れば (ステップ S306 : Yes)、ステップ S301に戻って再 度定量保証型パケットのスケジューリングを行う。
[0035] このように、本実施の形態 1によれば、どのようなスケジューリングを行うかが指定さ れているスケジューリングテーブルを有し、外部情報 (災害状況、交通状況、気象情 報、イベント情報など)と要求パケット比率とを元に使用するスケジューリング方法を時 間的に動的に変化させることができるので、セル内におけるその時その時の状況に 応じて最適なスケジューリングを行うことができ、また定量保証型パケットの優先制御 も外部情報に応じて適切に行うことができる。 [0036] (実施の形態 2)
図 4は本発明の実施の形態 2に係る無線通信システムの構成を示すブロック図であ る。なお、図 4では、図 1 (実施の形態 1)に示した構成要素と同一ないしは同等である 構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、本実施の形態 2に関わる部分 を中心に説明する。
[0037] 図 4に示すように、本実施の形態 2に係る無線通信システムは、図 1 (実施の形態 1) に示した無線基地局 101を、 RNC (Radio Network Controller:無線ネットヮー クコントローラ) 401と無線基地局 402とに分け、双方をコアネットワーク 103に並列に 接続し、また公衆ネットワーク 104は、コアネットワーク 103に接続されている。
[0038] RNC401は、図 1 (実施の形態 1)に示したスケジューリング決定部 119を備えてい る。また、無線基地局 402は、図 1 (実施の形態 1)に示したアンテナ 111と、送信部 1 12と、受信部 113と、受付制御部 114と、無線リソース割り当て処理部 115と、スケジ ユーリング処理部 116と、パケット分類部 117と、ノ ッファ 118とを備えている。
[0039] このように構成しても、実施の形態 1にて説明した動作(図 2、図 3)が同様に行われ るので、実施の形態 1と同様の効果が得られる。
[0040] (実施の形態 3)
図 5は本発明の実施の形態 3に係る無線通信システムの構成を示すブロック図であ る。なお、図 5では、図 1 (実施の形態 1)に示した構成要素と同一ないしは同等である 構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、本実施の形態 3に関わる部分 を中心に説明する。
[0041] 図 5に示すように、本実施の形態 3に係る無線通信システムは、無線基地局 501と、 無線基地局 501のセルにおいて無線接続される複数の移動局 102と、無線基地局 5 01が有線接続されるコアネットワーク 103とを備えている。
[0042] 無線基地局 501は、図 1 (実施の形態 1)に示した無線基地局 101におけるスケジュ 一リング決定部 119に代えて、スケジューリング決定部 510が設けられている。スケジ ユーリング決定部 510は、図 1 (実施の形態 1)に示したスケジューリング決定部 119 において、情報処理部 121、セル内環境判断部 122及び要求比率判断部 123に代 えて、タイマー部 511、データベース部 512、要求比率判断部 513及び比較検討部 514が設けられている。
[0043] 要求比率判断部 513は、図 1 (実施の形態 1)に示した要求比率判断部 123と同様 に、パケット分類部 117が分類した定量保証型パケット及び相対保証型パケットのパ ケット量の比率とパケット要求量とを判断する。判断結果は、タイマー部 511とデータ ベース部 512と比較検討部 514とに出力される。
[0044] タイマー部 511は、要求比率判断部 513が判断した時点の時刻を計時し、それを データベース部 512と比較検討部 514とに出力する。
[0045] データベース部 512は、要求比率判断部 513が判断した比率及びパケット要求量 とを保存するとともに、タイマー部 511にて把握した時刻を用いて、比率及びパケット 要求量の週平均値や月平均値などの平均値を生成して保存する。
[0046] 比較検討部 514は、データベース部 512が保存する過去の履歴と、タイマー部 51 1が計時したパケット到着時点での要求比率判断部 513が判断したパケット要求量 及び到着したパケットにおける定量保証型パケットと相対保証型パケットの要求比率 とを比較して変化状況を把握し、それをスケジューリングパターン選択部 124に与え る。比較検討部 514では、パケットが増す方向への一定時間以内に、一定値以上変 化があった場合には、何力イベントなり災害なりが発生したと判断するようになってい る。
[0047] 次に、図 5と図 6を参照して、以上のように構成される無線基地局 501の動作につ いて説明する。図 6は、図 5に示す無線基地局 501がコアネットワーク力も到着したパ ケットをセル内に送信する場合の基本的な動作を説明するフローチャートである。
[0048] 図 6において、コアネットワーク 103から無線基地局 501に到着したパケットを定量 保証型パケットと相対保証型パケットに分類する (ステップ S201)。次いで、分類した 定量保証型パケット、相対保証型パケットの到着パケット比率及び要求量を算出し、 データベース部 512に保存する (ステップ S601)。比率算出保存処理 (ステップ S60 1)と並行して、定量保証型パケット、相対保証型パケットをそれぞれバッファ 118に 挿入する(ステップ S 203)。
[0049] また、到着パケットの分類処理 (ステップ S201)と並行して、現時刻の把握 (ステツ プ S602)を行う。そして、現時刻での到着パケット数、種類とデータ履歴との比較を 行い、一定値以上の変化有無などを判断する (ステップ S603)。その判断結果と到 着パケット数、種類とデータ履歴とに基づき到着パケット (分類した定量保証型バケツ ト、相対保証型パケット)に対する最適なスケジューリングパターンをスケジューリング テーブル 125から選択する(ステップ S205)。
[0050] 次 、で、選択したスケジューリングパターンに基づ 、て到着パケットのスケジユーリ ングを行 、 (ステップ S 206)、当該パケット(図 6では定量保証型パケットを示す)への 無線リソース割り当てを行う (ステップ S207)。その後、残無線リソースの有無を確認 し (ステップ S208)、残無線リソースが有れば (ステップ S208 : Yes)、ステップ S206 に戻り再度パケットのスケジュ-リングを行い、残無線リソースが無ければ (ステップ S2 08 : No)、処理を終了する。
[0051] なお、図 5に示す無線基地局 501は、コアネットワーク力も到着した定量保証型パ ケットを優先してセル内に送信する場合の動作も、図 3に示した手順 (ステップ S301 〜ステップ S306)と同様の手順で実施することができる。
[0052] このように、本実施の形態 3によれば、移動局と無線基地局との同期有無とは無関 係に時刻と要求定量保証型パケットと要求相対保証型パケットとの比率、要求バケツ ト総量を把握しておき、また、週平均、月平均値などを保持しておき、それと現時刻で の要求定量保証型パケットと要求相対保証型パケットとの比率、要求パケット総量と を比較し、パケットが増す方向への一定時間以内に、一定値以上変化があった場合 には、何力イベントなり災害なりが発生したと判断してスケジューリング方法を変えるこ とがでさる。
[0053] 具体例としては、定量保証型パケットでもストリーミングゃ動画などの定量保証型パ ケットは受け付けな 、が、音声通話の定量保証型パケットは受け付けるなど状況に応 じたスケジューリングを行うことができる。これによつて、セル内におけるその時その時 の状況に応じて最適なスケジューリングを行うことができる。
[0054] (実施の形態 4)
図 7は本発明の実施の形態 4に係る無線通信システムの構成を示すブロック図であ る。なお、図 7では、図 5 (実施の形態 3)に示した構成要素と同一ないしは同等である 構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、本実施の形態 4に関わる部分 を中心に説明する。
[0055] 図 7に示すように、本実施の形態 4に係る無線通信システムは、図 5 (実施の形態 3) に示した無線基地局 501を、 RNC (Radio Network Controller:無線ネットヮー クコントローラ) 701と無線基地局 702とに分け、無線基地局 702は RNC701を介し てコアネットワーク 103に接続される構成となっている。
[0056] RNC701は、図 5 (実施の形態 3)に示したスケジューリング決定部 510を備えてい る。また、無線基地局 702は、図 4 (実施の形態 2)に示した無線基地局 402と同様に 、アンテナ 111と、送信部 112と、受信部 113と、受付制御部 114と、無線リソース割 り当て処理部 115と、スケジューリング処理部 116と、パケット分類部 117と、バッファ 118とを備えている。
[0057] このように構成しても、実施の形態 3にて説明した動作(図 6)が同様に行われるの で実施の形態 3と同様の効果が得られる。
[0058] ここで、以上説明した各実施の形態における無線基地局が備えるスケジューリング 処理部 116及び無線リソース割り当て制御部 115の動作にっ 、て、それを実施の形 態と把握して以下に説明する。それらは、スケジューリングテーブル 125におけるスケ ジユーリングパターンの内容に対応するものである。
[0059] (実施の形態 5)
図 8〜図 12は、本発明の実施の形態 5に係る無線基地局でのスケジューリング処 理及び無線リソース割り当て制御を説明する図である。図 8と図 9は、従来例である特 許文献 1に開示される無線リソース割り当て方法を説明する図である。図 10と図 11は 、本発明の実施の形態 5に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法を説明す る図である。図 12は、本発明の実施の形態 5に係る無線基地局でのスケジューリング 処理及び無線リソース割り当て制御を説明するフローチャートである。
[0060] 特許文献 1に開示される無線リソース割り当て方法では、コアネットワーク 103から 到着した定量保証型パケット N (N= 1以上の自然数)、相対保証型パケット Nが同時 にパケット分類部 117に到着した場合、図 8に示すように、全リソース 801において、 定量保証型パケットと相対保証型パケットに交互に無線リソースが割り当てられ、若 干の空きリソース 802が残る。そして、定量保証型パケットと相対保証型パケットとで 無線リソースを使いきつてしまう場合は、例えば図 9に示すように、空きリソース 802が 無くなる。
[0061] これに対して、本実施の形態 5では、図 10に示すように、定量保証型パケットと相対 保証型パケットにリソースを割り当てた後に、空きリソース 1001の他に、予め設定した 量の空きリソース: L002を確保することとする。これを確保できない場合は、新規の定 量保証型パケット、相対保証型パケットには無線リソースは割り当てないこととする。
[0062] また、本実施の形態 5では、図 11に示すように、予め設定した量の空きリソース 110 1を確保し、それを挟んで両側に存在する無線リソースを、定量保証型パケット用 11 02と相対保証型パケット用 1103とに予め分類しておく。
[0063] このようにすれば、定量保証型パケットを優先した上で、緊急通報などの優先度の 高い定量保証型パケットにも無線リソースを確保することができる。以下、図 12を参 照して説明する。
[0064] 図 12において、コアネットワーク 103から無線基地局に到着したパケットを定量保 証型パケットと相対保証型パケットとに分類し (ステップ S1201)、その分類した定量 保証型パケット及び相対保証型パケットをそれぞれバッファ 118に挿入する (ステップ S1202)。そして、まず、定量保証型パケットのスケジューリングを行い(ステップ S12 03)、定量保証型パケットへの無線リソース割り当てを行う(ステップ S 1204)。
[0065] そして、予め決めてある空きリソースの確保が可能であるか否かを調べる(ステップ S1205) o空きリソースの確保が不可能であれば (ステップ SI 205 : No)、ステップ SI 203に戻り、再度、定量保証型パケットのスケジューリングを行う。空きリソースの確保 が可能であれば (ステップ S 1205 : Yes)、その空きリソースを確保し確保後の残無線 リソースの有無を確認する(ステップ S 1206)。残無線リソースが無ければ (ステップ S 1206 :No)、そのまま処理を終了する力 残無線リソースが有れば (ステップ S 1206 : Yes)、次に相対保証型パケットのスケジュ-リング (ステップ S1207)と無線リソース 割り当て (ステップ S 1208)とを行う。
[0066] そして、さらに残無線リソースの有無を調べる (ステップ S1209)。残無線リソースが 有れば (ステップ S 1209 : Yes)、ステップ S 1203に戻り、定量保証型パケットのスケ ジユーリングを行う。残無線リソースが無ければ (ステップ S 1209: No)処理を終了す る。
[0067] この実施の形態 5によれば、緊急通報などの優先度の高い定量保証型パケットの 要求が発生したときに備えて、定量保証型の無線リソースをその時点で受け付けて いる要求量 (必要量) + α分だけ確保するので、定量保証型パケットの中でも優先度 の高いパケットに対して確実に無線リソースを確保することができる。
[0068] (実施の形態 6)
図 13は、本発明の実施の形態 6に係る無線基地局でのスケジューリング処理及び 無線リソース割り当て制御を説明するフローチャートである。本実施の形態 6では、新 規の定量保証型パケット要求ユーザに適切に対応する方法が示されている。
[0069] 図 13において、コアネットワーク 103から無線基地局に到着したパケットを定量保 証型パケットと相対保証型パケットとに分類し (ステップ S1301)、その分類した定量 保証型パケット、相対保証型パケットをそれぞれバッファ 118に挿入する (ステップ S1 302)。そして、定量保証型パケットのスケジューリングを行い(ステップ S 1303)、定 量保証型パケットへの無線リソース割り当てを行う(ステップ S 1304)。
[0070] その後、予め決めてある空きリソースの確保が可能であるか否かを調べる(ステップ S1305) o空きリソースの確保が不可能であれば (ステップ SI 305 : No)、ステップ SI 303に戻り、再度、定量保証型パケットのスケジューリングを行う。空きリソースの確保 が可能であれば (ステップ S 1305 : Yes)、空きリソースを確保して確保後の残無線リ ソースの有無を確認する(ステップ S 1306)。残無線リソースが無ければ (ステップ S1 306 : No)、処理を終了する力 残無線リソースが有れば (ステップ S 1306 : Yes)、相 対保証型パケットのスケジューリング (ステップ S 1307)と無線リソース割り当て (ステツ プ S 1308)とを行う。
[0071] そして、さらに残無線リソースの有無を調べる (ステップ S1309)。残無線リソースが 有れば (ステップ S1309 :Yes)、ステップ S1301に戻り、新規ユーザのパケットを受 け付けてパケットの分類など一連の動作を行う。残無線リソースが無ければ (ステップ S 1309 : No)、処理を終了する。なお、空きリソースの確保処理 (ステップ S 1305)は 、本質的な処理ではなぐ必要に応じて採用するとよい。
[0072] 特許文献 1に開示される無線リソース割り当て方法では、定量保証レート内パケット →相対保証レート内パケット→定量保証レート外パケットの順で無線リソース割り当て を行って!/、るので、ユーザ数を増やすことできなかった。
[0073] これに対して、本実施の形態 6では、以上のように、無線リソースに余裕があるとき には、新規の定量保証型パケット要求ユーザに割り当てることができる。したがって、 音声通話に優先的に無線リソースを割り当てることができ、音声通話が可能なユーザ 数を増加することができる。
[0074] (実施の形態 7)
図 14〜図 16は、本発明の実施の形態 7に係る無線基地局でのスケジューリング処 理及び無線リソース割り当て制御を説明する図である。図 14と図 15は、本発明の実 施の形態 7に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法を説明する図である。図 16は、本発明の実施の形態 7に係る無線基地局でのスケジューリング処理及び無線 リソース割り当て制御を説明するフローチャートである。
[0075] 図 14と図 15は、コアネットワーク 103から 11個の定量保証型パケットが連続して送 られてきた場合のバッファ 118の格納状態 (割り当て状態)を示している。ここで、定 量保証型パケット 1と定量保証型パケット 2は音声通話パケットであり、定量保証型パ ケット 3は音声通話以外の例えばストリーミングパケットであり、定量保証型パケット 4 〜定量保証型パケット 11は音声通話パケットであるとする。
[0076] この場合、単にパケットの到着順序のみを考慮して無線リソースの割り当てを行うと すると、コアネットワーク 103から送られてきたパケットを到着順にバッファ 118に格納 することになるので、図 14に示すように、バッファ 118には、僅かの空きバッファ 1401 を残して定量保証型パケット 1〜定量保証型パケット 9までが順に格納される。つまり 、先着 9人のユーザに無線リソースを割り当てることになり、音声通話を希望する 2人 のユーザには無線リソースを割り当てることができな 、。
[0077] これでは災害発生時など音声通話が必要になる外部状況に対応できない。そこで 、定量保証型パケットに関しても優先順位付けを行い、音声通話を希望するユーザ の人数が増やせるようにする。上記の例で言えば、定量保証型パケット 1〜2、 4〜11 を定量保証型パケット 3よりも優先する。その結果、図 15に示すように、ノッファ 118 には、僅かの空きバッファ 1501を残して定量保証型パケット 1〜2、 4〜: L 1までを順 に格納することができ、音声通話を希望する 10人のユーザ全員に無線リソースを割り 当てることができる。以下、図 16を参照して説明する。
[0078] 図 16において、コアネットワーク 103から無線基地局に到着したパケットを定量保 証型パケットと相対保証型パケットとに分類し (ステップ S1601)、その分類された定 量保証型パケットについて優先順位付けを行う(ステップ S1602)。その後、分類され た定量保証型パケット、相対保証型パケットをそれぞれバッファ 118に挿入する (ステ ップ S 1603)。そして、定量保証型パケットのスケジューリングを行い (ステップ S 160 4)、定量保証型パケットへのリソース割り当てを行う(ステップ S1605)。
[0079] 次いで、残無線リソースの有無を確認する(S1606)。残無線リソースが無ければ( ステップ S1606 :No)そのまま処理を終了する力 残無線リソースが有れば (ステップ S 1606 : Yes)、相対保証型パケットのスケジューリング (ステップ SI 607)と無線リソ ース割り当て(ステップ S1608)とを行う。
[0080] その後、さらに残無線リソースの有無を確認する(ステップ S1609)。残無線リソース が有れば (ステップ S1609 :Yes)、ステップ S1602に戻り、再度、定量保証型バケツ トの優先順位を行う。残無線リソースが無ければ (ステップ S1609 :No)処理を終了 する。
[0081] この実施の形態 7によれば、定量保証型パケットに関しても、音声通話か動画かスト リーミングかの内容によって重み付けを行った無線リソース割り当てを行うことができ るので、音声通話に優先的に無線リソースを割り当てることができる。したがって、音 声通話が可能なユーザ数を増加することができ、災害発生時など音声通話が必要に なる外部状況に適切に対応することができるようになる。
[0082] (実施の形態 8)
図 17〜図 19は、本発明の実施の形態 8に係る無線基地局でのスケジューリング処 理及び無線リソース割り当て制御を説明する図である。本実施の形態 8では、新規の 定量保証型パケットをバッファ 118に格納して無線リソースを割り当てる方法につい て説明する。
[0083] 図 17に示すように、ノ ッファ 118として、通常使用しているバッファ 1701に対する 予備バッファ 1702を用意する。通常使用バッファ 1701は、定量保証型パケット 170 3用のバッファと相対保証型パケット 1704用のバッファとに分かれて 、る。
[0084] コアネットワーク 103から新規の定量保証型パケットが到着した場合、図 18に示す ように、通常使用バッファ 1701から相対保証型パケット 1704をー且予備バッファ 17 02に移し替え、通常使用バッファ 1701内に空きバッファ 1801を形成する。
[0085] そして、図 19に示すように、通常使用バッファ 1701内に形成した空きバッファ 180 1に、コアネットワーク 103から到着した新規の定量保証型パケット 1901を格納する。 したがって、空きバッファ 1801は、新規の定量保証型パケット 1901分を引いた残り の空きバッファ 1902となる。
[0086] この実施の形態 8によれば、通常使用バッファに対する予備バッファを用意してお き、新規の定量保証型パケットが到着したとき、通常使用しているバッファ内に存在し て 、る相対保証型パケットを予備バッファに一時的に移動させて、空 、て 、る無線リ ソースに新規に受け付けしたユーザの定量保証型パケットを割り当てるようにしたの で、 110番などの緊急通報時に対応できるようになる。これによつて、定量保証型パ ケットの中でも優先度の高いパケットに対して確実にリソースを確保することができる。
[0087] (実施の形態 9)
図 20は、本発明の実施の形態 9に係る無線基地局での無線リソース割り当て方法 を説明する図である。本実施の形態 9では、図 20に示すように、要求比率判断部 12 3, 513が判断した比率に基づいて、無線リソースまたはバッファ 118または通常使 用バッファ 1701または予備バッファ 1702を、定量保証型パケット 2001用と相対保 証型パケット 2002用とに配分するようにして 、る。
[0088] なお、この場合、バッファ 118または通常使用バッファ 1701または予備バッファ 17 02では、オーバーフローした場合には、それ以上のパケット受付を行わないことにし ている。
[0089] この実施の形態 9によれば、無線リソースまたはノッファまたは予備バッファの管理 が容易になる。特に、定量保証型パケット及び相対保証型パケットが無線基地局に 集中して無線リソースをオーバーした場合は、定量保証型パケット及び相対保証型 パケットに対して平等に通信機会を割り当てることが可能となる。
[0090] 本明糸田書 ίま、 2005年 2月 16日出願の特願 2005— 039261に基づく。この内容【ま すべてここに含めておく。
産業上の利用可能性
本発明に係る無線基地局、制御装置及び無線通信システムは、セル内の災害状 況、イベント情報、交通状況、気象状況などの外部状況に対応したスケジューリング を行 、、定量保証型パケット通信を要望する新規ユーザに適切に対応できるようにし 、定量保証型ユーザをできるだけ増やしたいときに、無線リソース、バッファ割り当て を最適に制御するのに有用である。

Claims

請求の範囲
[1] 通信品質に関する要求値を持つ定量保証型パケットと前記要求値を持たない相対 保証型パケットとにパケットを分類するパケット分類手段と、前記パケット分類手段に て分類された定量保証型パケットと相対保証型パケットとの比率及び要求パケット総 量を判断する比率判断手段と、公衆ネットワークから取得した外部情報に基づきセル 内の環境を判断するセル内環境判断手段と、各種のスケジューリングパターンが予 め設定されるスケジューリングテーブルと、前記比率判断手段にて判断された比率及 び要求パケット総量と前記セル内環境判断手段にて判断されたセル内の外部状況と に基づき、前記スケジューリングテーブル力も該当するスケジューリングパターンを取 り出すスケジューリングパターン選択手段と、前記パケット分類手段にて分類された 定量保証型パケットと相対保証型パケットとの送信順序のスケジューリングをスケジュ 一リングパターン選択手段にて選択されたスケジューリングに基づき行うスケジユーリ ング処理手段と、前記スケジューリング処理手段にてスケジューリングされた定量保 証型パケットと相対保証型パケットとに無線リソースの割り当てを行う無線リソース割り 当て手段と、を具備する無線基地局。
[2] 前記スケジューリング処理手段が定量保証型パケットと相対保証型パケットとを交 互に送信するスケジューリングを行う場合に、前記無線リソース割り当て手段は、定量 保証型パケットと相対保証型パケットとの無線リソースを割り当てた後に一定量の空き リソースを確保するように努め、前記一定量の空きリソースが確保できな ヽ場合は新 規パケットへの無線リソース割り当てを行わな 、請求項 1に記載の無線基地局。
[3] 前記スケジューリング処理手段が一定量の空きリソースを挟んで定量保証型バケツ トと相対保証型パケットとをまとめて送信するスケジューリングを行う場合に、前記無 線リソース割り当て手段は、定量保証型パケットと相対保証型パケットとで無線リソー スを予め分類して割り当てる請求項 1に記載の無線基地局。
[4] 前記スケジューリング処理手段及び前記無線リソース割り当て手段は、まず、定量 保証型パケットにつ 、てスケジューリング及び無線リソース割り当てを行 、、空きリソ ースが存在するときに相対保証型パケットについてスケジューリング及び無線リソース 割り当てを行う請求項 1に記載の無線基地局。
[5] 前記スケジューリング処理手段は、前記パケット分類手段にて分類された定量保証 型パケットにつ 、て優先付けを行 、、前記スケジューリング処理手段及び前記無線リ ソース割り当て手段は、まず、定量保証型パケットについてスケジューリング及び無 線リソース割り当てを行い、空きリソースが存在するときに相対保証型パケットについ てスケジューリング及び無線リソース割り当てを行い、その後空きリソースが存在する ときは再度定量保証型パケットについてスケジューリング及び無線リソース割り当てを 行う請求項 1に記載の無線基地局。
[6] 定量保証型パケット用と相対保証型パケット用とに通常使用している通常使用バッ ファに対して予備バッファを具備し、前記スケジューリング処理手段は、新規の定量 保証型パケットが到着したときは、前記通常使用バッファから相対保証型パケットを 前記予備バッファに移し替えてできた空きバッファに前記新規の定量保証型パケット を格納し、前記無線リソース割り当て手段は、前記通常使用バッファに格納された新 規の定量保証型パケットに無線リソース割り当てを行う請求項 1に記載の無線基地局
[7] 前記スケジューリング処理手段及び前記無線リソース割り当て手段は、無線リソース またはバッファを、前記バッファに対して予備バッファを備える場合はその予備バッフ ァを、前記比率判断手段にて判断された要求ユーザ数の比率に応じて定量保証型 パケットと相対保証型パケットとを分配して使用する請求項 1に記載の無線基地局。
[8] 複数の移動局とパケットを送受信する無線基地局を制御する制御装置であって、 前記パケットを通信品質に関する要求値を持つ定量保証型パケットと前記要求値を 持たな!ヽ相対保証型パケットとに分類するパケット分類手段と、前記パケット分類手 段にて分類された定量保証型パケットと相対保証型パケットとの比率及び要求バケツ ト総量を判断する比率判断手段と、公衆ネットワークから取得した外部情報に基づき セル内の環境を判断するセル内環境判断手段と、各種のスケジューリングパターン が予め設定されるスケジューリングテーブルと、前記比率判断手段にて判断された比 率及び要求パケット総量と前記セル内環境判断手段にて判断されたセル内の外部 状況とに基づき、前記スケジューリングテーブル力も該当するスケジューリングパター ンを取り出すスケジューリングパターン選択手段と、前記パケット分類手段にて分類さ れた定量保証型パケットと相対保証型パケットとの送信順序のスケジューリングをスケ ジユーリングパターン選択手段にて選択されたスケジューリングに基づき行うスケジュ 一リング処理手段と、前記スケジューリング処理手段にてスケジューリングされた定量 保証型パケットと相対保証型パケットとに無線リソースの割り当てを行う無線リソース 割り当て手段と、を具備する制御装置。
通信品質に関する要求値を持つ定量保証型パケットと前記要求値を持たない相対 保証型パケットとにパケットを分類するパケット分類工程と、前記パケット分類工程に て分類された定量保証型パケットと相対保証型パケットとの比率及び要求パケット総 量を判断する比率判断工程と、公衆ネットワークから取得した外部情報に基づきセル 内の環境を判断するセル内環境判断工程と、前記比率判断工程にて判断された比 率及び要求パケット総量と前記セル内環境判断工程にて判断されたセル内の外部 状況とに基づき、各種のスケジューリングパターンが予め設定されるスケジューリング テーブルから、該当するスケジューリングパターンを取り出すスケジューリングパター ン選択工程と、前記パケット分類工程にて分類された定量保証型パケットと相対保証 型パケットとの送信順序のスケジューリングをスケジューリングパターン選択工程にて 選択されたスケジューリングに基づき行う送信順序制御工程と、前記送信順序制御 工程にてスケジューリングされた定量保証型パケットと相対保証型パケットとに無線リ ソースの割り当てを行う無線リソース割り当て工程と、を具備する無線通信方法。
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