JPH1084386A - パケット通信システムの輻輳制御における制御入力計算装置及び制御入力計算方法並びに通信品質計算装置及び通信品質計算方法 - Google Patents

パケット通信システムの輻輳制御における制御入力計算装置及び制御入力計算方法並びに通信品質計算装置及び通信品質計算方法

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JPH1084386A
JPH1084386A JP23913796A JP23913796A JPH1084386A JP H1084386 A JPH1084386 A JP H1084386A JP 23913796 A JP23913796 A JP 23913796A JP 23913796 A JP23913796 A JP 23913796A JP H1084386 A JPH1084386 A JP H1084386A
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communication quality
control input
packet
communication system
cell
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JP23913796A
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Hitoki Satou
仁樹 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットの到着速度が不明または申告された
値から変動した場合でも、パケットの廃棄やパケットが
バッファを通過する際の遅延時間などの通信品質が要求
される品質よりも悪化しないように輻輳制御を行うこと
ができるパケット通信システムの輻輳制御における制御
入力計算装置を提供すること。 【解決手段】 パケット通信システム内部のバッファに
おける通信品質を制御する輻輳制御装置の動作を規定す
る制御入力を、パケット通信システムの内部状態から計
算する制御入力計算装置において、前記パケット通信シ
ステムの内部状態から前記パケット通信システムの通信
品質を計算する通信品質計算手段と、前記通信品質計算
手段により得られた通信品質および前記パケット通信シ
ステムの内部状態をもとにして前記制御入力を計算する
制御入力設定手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルやパケットを
用いて情報の通信や蓄積を行うパケット通信システムや
ATM通信システムでの輻輳制御装置の動作を規定する
制御入力計算装置、制御入力計算方法、輻輳制御装置に
用いられる通信品質計算装置、通信品質計算方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パケット通信システムでは、通信システ
ム内のバッファにパケットを一時蓄積する必要があるた
め、バッファのサービス速度をパケット到着速度が上回
ると、キュー長が伸びる。そのため、パケット到着が過
度に連続するとパケットの廃棄やパケットがバッファを
通過する際の遅延時間が増大するという問題点がある。
【0003】また、ATM通信では、申告パラメータや
セル到着率の観測値などを用いて、バッファヘセル到着
率を推定し、セル廃棄率や遅延時間の予測を行い、呼の
受付を制限する呼受付制御が考えられている。しかし、
申告パラメータや到着率の観測値を用いても、端末が申
告パラメータに従ってセルを送出するとは限らないうえ
にトラヒックがCDVにより変形するため、セル廃棄率
や遅延時間の予測は困難である。
【0004】これらの問題を回避するために、パケット
通信システムでは、パケットの優先制御や、フロー制御
等の輻輳制御が行われている。
【0005】優先制御は、しきい値法とプッシュアウト
法の2種類に大別できる。しきい値法は、低優先セルが
バッファに到着した時、キュー長としきい値を比較し、
キュー長がしきい値以上の場合にはバッファに到着した
低優先セルを強制的に廃棄し、しきい値よりテイル側の
バッファ領域を高優先セルのみで使用することにより、
高優先セルの廃棄を減少させる方法である。また、プッ
シュアウト法は、バッファが一杯の状態で高優先セルが
到着した際に、バッファ内の低優先セルを廃棄し、到着
した高優先セルをバッファに入れる方法である。
【0006】前者は、実現が比較的容易であり、低優先
セルの負荷がどんなに増大した場合でも高優先セルの最
悪のセル廃棄率を保証できるという長所がある。しか
し、実際に得られるセル廃棄率はセルの到着率に大きく
影響されるという欠点がある。また、後者の高優先セル
のセル廃棄率は、低優先セルの負荷の変動の影響を受け
にくいが、低優先セルの負荷が過度に集中した場合に高
優先セルの最悪のセル廃棄率を保証できないという欠点
がある(大場、岩村、他、”ATM網における優先制御
部のしきい値に関する検討”、電子情報通信学会秋季大
会、B−431、1993)。
【0007】フロー制御は、バッファのキュー長としき
い値とを比較することにより回線の輻輳を判定し、その
バッファに接続されているコネクションに対して、パケ
ットの発生速度の規制率や発生速度そのものを通知する
ことにより、パケットの廃棄や遅延時間の増大を防ぐ手
法である。しかし、バッファに到着するセルのトラヒッ
クの予測が困難であるうえ、パケットの発生速度の規制
率や発生速度の通知に要する時間が変動するため、輻輳
検出のためのしきい値を正確に設定することができない
という問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の輻輳制御では、
パケットの到着速度が不明でありまたは申告された値か
ら変動すると、要求通信品質を保証できなくなる不具合
があった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、パケットの到着速度が不明または申告された値か
ら変動した場合でも、パケットの廃棄やパケットがバッ
ファを通過する際の遅延時間などの通信品質が要求され
る品質よりも悪化しないように輻輳制御を行うことがで
きるパケット通信システムの輻輳制御における制御入力
計算装置及び制御入力計算方法並びに通信品質計算装置
及び通信品質計算方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、パケット通信
システム内部のバッファにおける通信品質を制御する輻
輳制御装置の動作を規定する制御入力を、パケット通信
システムの内部状態から計算する制御入力計算装置にお
いて、前記パケット通信システムの内部状態から前記パ
ケット通信システムの通信品質を計算する通信品質計算
手段と、前記通信品質計算手段により得られた通信品質
および前記パケット通信システムの内部状態をもとにし
て前記制御入力を計算する制御入力設定手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】好ましくは、前記通信品質計算手段は、前
記内部状態および前記内部状態の写像の少なくとも一方
の平均値を取る平均値算出手段を用いることにより、過
去から現在までの平均的な通信品質を計算することを特
徴とする。
【0012】また、本発明は、パケット通信システム内
部のバッファにおける通信品質を制御する輻輳制御装置
の動作を規定する制御入力を、パケット通信システムの
内部状態から計算する制御入力計算方法において、前記
パケット通信システムの内部状態から前記パケット通信
システムの通信品質を計算し、前記パケット通信システ
ムの内部状態から計算された通信品質および前記パケッ
ト通信システムをもとにして前記制御入力を計算するこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明は、パケット通信システム内
部のバッファにおける通信品質の制御を行う際に用いら
れる通信品質計算装置において、前記バッファのキュー
長と前記通信品質との対応関係が書き込まれている通信
品質格納手段と、キュー長が入力されると、該キュー長
に対応する通信品質、該キュー長に対応する通信品質の
平均値、および該キュー長に対応する通信品質の加重平
均のうち少なくとも1つを出力する手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0014】また、本発明は、パケット通信システム内
部のバッファにおける通信品質の制御を行う際に用いら
れる通信品質計算方法において、キュー長の写像、キュ
ー長の写像の平均値、およびキュー長の写像の加重平均
のうち少なくとも1つを計算することを特徴とする。
【0015】ここで、パケット通信システム内部のバッ
ファにおける通信品質とは、例えば、パケット廃棄率、
パケットがバッファに到着してバッファから出発するま
での遅延時間、パケット廃棄率の統計量、および遅延時
間の統計量の少なくとも1つからなるものである。
【0016】また、パケット通信システムの内部状態と
は、例えば、キュー長、パケット廃棄数、パケット到着
数、遅延時間、呼接続状況、各端末のパケット送出速度
を表す申告パラメータ、キュー長の統計量、パケット廃
棄数の統計量、パケット到着数の統計量、遅延時間の統
計量、呼接続状況の統計量、および申告パラメータの統
計量の少なくとも1つからなるものである。
【0017】本発明では、パケット通信システムの内部
状態からパケット通信システムの通信品質を計算し、得
られた通信品質とパケット通信システムの内部状態の両
者を用いて制御入力を計算するため、最適な制御を容易
に実現できる。
【0018】また、通信品質の計算において、内部状態
または内部状態の写像の少なくともいづれか1つの平均
値を取る平均値算出により過去から現在までの平均的な
通信品質を計算し、これを用いて制御入力を計算するこ
とにより、過去の制御結果をフィードバックすることが
できるので、到着率の変動などにより制御入力が誤って
計算されても、後からその誤りをキャンセルすることが
可能となる。
【0019】また、本発明では、キュー長と通信品質の
対応関係が書き込まれている通信品質格納手段を持ち、
キュー長が入力されると、キュー長に対応する通信品質
またはキュー長に対応する通信品質の平均値またはキュ
ー長に対応する通信品質の加重平均のうち少なくともい
づれか1つを出力することにより、通信品質がセル廃棄
率の場合には、セル廃棄が起きない場合でも、キュー長
に対応したセル廃棄率の期待値を知ることができるの
で、時事刻々と変化するシステムの内部状態を通信品質
に反映させることができる。
【0020】なお、以上の各装置に係る発明は、方法に
係る説明としても成立する。また、以上の各方法に係る
発明は、装置に係る説明としても成立する。
【0021】また、上記の発明は、相当する手順あるい
は手段をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録した機械読取り可能な媒体としても成立する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0023】本実施形態では、本発明をATM通信シス
テムに適用した場合を例として説明する。
【0024】ここで、現在時刻をn、現在より単位時間
過去の時刻をn−1としたとき、ATM通信システムで
は、単位時間を1セルスロットとすると、セルスロット
の番号を…,n−1,n,n+1,…で表すことができ
る。以下では、ATM通信において1セルスロットでの
高優先セルのセル廃棄率をCLRH (n) とし、CLRH
(n) の加重平均をCLRH A (n) とし、システムの通信
品質を高優先セルの平均セル廃棄率とした場合について
説明する。
【0025】以下では、x、y、z(添字等のないも
の)は、各々システムの内部状態、通信品質、制御入力
を表すベクトル、Mx ,My 、Mz は、各々x,y,z
の次元数を、xm は、xのm番目の要素を、ym は、y
のm番目の要素を、zm は、zのm番目の要素を、x
(c) は、xのc(≦Mx )次元部分空間を、k(n) は、
セルスロットnでのキュー長を、CANH (n) は、セル
スロットn−1での高優先セルの到着数を、CLN
H (n) は、セルスロットn−1での高優先セルの廃棄数
を、Rは、整数または実数の集合を、Zは、整数の集合
を、Z0+は、非負の整数の集合を、Nは、自然数の集合
を、θ:Rd →RMyは、Rd 上の1点をRMy上の1点に
写像する関数を、それぞれ表す。
【0026】また、Q:Rd →(Z0+d'は、d次元の
変数を量子化し、d´次元のインデックスに写像する関
数、Q-1は量子化インデックスに対応する変数値を表す
関数であり、 Qx [x(c) ]=(Qx0[x0 ],…,Q
xc-1[xc-1 ])=(ix0,…,ixc-1)=ix または、 Qx [x(c) ]=ix とする。
【0027】ここで、ix ∈{0,1,…,Ix }は、
xまたはxm の量子化インデックスを、iy ∈{0,
1,…,Iy }は、yまたはym の量子化インデックス
を、iz ∈{0,1,…,Iz }は、zまたはzm の量
子化インデックスを表す。例えば、Q:R→Z0+の場
合、QとQ-1は、量子化誤差δM ,δP ≧0、任意のス
カラ−sに対して、 i=Q[s], s−δM ≦Q-1[i]≦s+δP ,i
=Q[Q-1[i]] なる性質を持つ。但し、以下のQ、Q-1なる操作は必ず
しも行う必要はない。
【0028】平均値は、例えば、以下のように計算す
る。
【0029】変数a(n) の平均値をa(n) の加重平均a
A (n) で定義し、aA (n) を次式で計算する。
【0030】 aA (n) =μ1 a(n) +aA (n-1) 一μ1 A (n-1) ここで、μ1 =1/2νとして、μ1 a(n) とμ1 A
(n-1) を、各々、a(n) とaA (n-1) をν回ビットシフ
トすることにより計算することにより、乗算の計算をビ
ットシフトに置き換えることができるので、より単純な
ハードウェアにより実現が可能となる。
【0031】図1に、本実施形態の基本構成図を示す。
【0032】1はパケット通信システム、3はパケット
通信システム1の内部状態xからパケット通信システム
1の通信品質yを計算する通信品質計算部、2は記通信
品質計算部3により得られた通信品質yおよびパケット
通信システム1の内部状態xをもとにして制御入力zを
計算する制御入力設定部である。
【0033】パケット通信システム1は、その内部に、
パケットを出力するまで(あるいは廃棄されるまで)保
持するバッファ(図示せず)と、バッファにおける通信
品質を、制御入力設定部2から与えられる制御入力zを
もとに制御する輻輳制御装置(図示せず)を持つ。
【0034】まず、通信品質計算部3の第1構成例を説
明する。
【0035】ここでは、ATM通信システムの通信品質
を以下のようにして計算する。
【0036】第nセルスロットでの内部状態ベクトルを
x(n) としたとき、θ:Rc →RMyなる関数を用いて、
通信品質y(n) を y(n) =θ(Qx [x(c) (n) ]) とする。また、θ(Qx [x(c) (n) ])を単位時間あ
たりの通信品質と考え、その加重平均 y(n) =μ1 θ(Qx [x(c) (n) ])+y(n-1) −μ
1 y(n-1) を通信品質とする。
【0037】具体的には、内部状態をキュー長k(n) と
し、 CLRH (n) =θ(Q[k(n)]) (1) から、単位時間当たりの通信品質CLRH (n) を計算す
る。
【0038】また、上記CLRH (n) の加重平均 CLRH A (n) =μ1 CLRH (n) +CLRH A (n-1)
一μ1 CLRH A(n-1) を通信品質とする。
【0039】本通信品質計算部3では、キュー長をセル
廃棄率に変換するキュー長通信品質変換部4と、このキ
ュー長通信品質変換部4から得られるセル廃棄率の加重
平均を取る加重平均算出部5を持ち、加重平均算出部5
から得られるセル廃棄率の加重平均を通信品質として出
力している。このような通信品質計算部3の構成を図2
に示す。
【0040】次に、通信品質計算部3の第2構成例を説
明する。
【0041】ここでは、ATM通信システムの通信品質
を以下のようにして計算する。
【0042】内部状態をk(n) 、CANH (n) の加重平
均CANH A (n) として、次式より単位時間あたりの通
信品質CLRH (n) を計算する。
【0043】 CLRH (n) =θ(Q[CANH A (n) ,k(n) ]) (2) そして、CLRH (n) の加重平均 CLRH A (n) =μ1 CLRH (n) +CLRH A (n-1)
一μ1 CLRH A(n-1) を通信品質とする。
【0044】次に、通信品質計算部3の第3構成例を説
明する。
【0045】ここでは、ATM通信システムの通信品質
を以下のようにして計算する。
【0046】i∈(Z0+d ,θ:Rc+d →RMyなる関
数を用いて、通信品質の計算値y(n) を y(n) =θ(i,Qx [x(c) (n) ]) または、 y(n) =μ1 θ(i,Qx [x(c) (n) ])+y(n-1)
−μ1 y(n-1) のように計算する。
【0047】ここで、d=My =1とした場合、y
ob(n) を通信品質の観測値として、適当なIR ∈Nに対
して、以下のstep1〜step3の手順でiを更新
する。ここでiの初期値は適当に与えておく。 step1 if y(n) ≧yob(n) then i=i−IR else if y(n) <yob(n) then i=i+IR step2 if i>Iy then i=Iy step3 if i<0 then i=0 例えば、内部状態をk(n) 、CANH (n) 、CLN
H (n) 、通信品質の観測値をCLRH Aob (n) 、i∈Z
0+、k(n) ∈{0,1,…,K}としたときの通信品質
の計算値、CLRH A (n) を以下のように求める。
【0048】まず、次式によりCANH (n) 、CLNH
(n) の加重平均CANH A (n) 、CLNH A (n) を求め
る。 CLNH A (n) =μ1 CLNH (n) +CLNH A (n-1)
−μ1 CLNH A(n-1) CANH A (n) =μ1 CANH (n) +CANH A (n-1)
−μ1 CANH A(n-1) 次に、通信品質の観測値CLRH Aob (n) を CLRH Aob (n) =CLNH A (n) /CANH A (n) のように計算する。
【0049】その後、 CLRH (n) =θ(i,k(n) ) (3) CLRH A (n) =μ1 CLRH (n) +CLRH A (n-1)
−μ1 CLRH A(n-1) によりシステムの通信品質CLRH A (n) を計算する。
【0050】そして、適当なIR ∈Nに対して、以下の
step1〜step3の手順でiをn0 セルスロット
ごとに更新する。ここでiの初期値は適当に与えてお
く。 step1 if CLRH A (n) ≧CLRH Aob (n) then i=i−IR else if CLRH A (n) <CLRH Aob (n) then i =i+IR step2 if i>IMAX then i=IMAX step3 if i<0 then i=0 本通信品質計算部3では、キュー長をセル廃棄率に変換
するキュー長通信品質変換部6と、このキュー長通信品
質変換部6から得られるセル廃棄率の加重平均を取る加
重平均算出部5と、実際の通信品質の観測を行う通信品
質観測部7と、実際の通信品質と加重平均算出部5で得
られた通信品質を比較して、キュー長通信品質変換部6
のパラメータiを決める比較部8を持ち、加重平均算出
部5から得られるセル廃棄率の加重平均を通信品質とし
て出力している。このような通信品質計算部3の構成を
図3に、そのアルゴリズムを図4に示す。ここで、通信
品質観測部7としては、例えば図5に示すように加重平
均算出部5と除算部9からなる構成を用いることができ
る。
【0051】次に、通信品質計算部3の第4構成例を説
明する。
【0052】ここでは、ATM通信システムの通信品質
を以下のようにして計算する。
【0053】図5は、通信品質計算部3の構成であり、
加重平均算出部5と除算部9からなる。
【0054】内部状態をCLNH (n) 、CANH (n) と
して、それらの加重平均 CLNH A (n) =μ1 CLNH (n) +CLNH A (n-1)
−μ1 CLNH A(n-1) CANH A (n) =μ1 CANH (n) +CANH A (n-1)
−μ1 CANH A(n-1) を加重平均算出部5で計算し、通信品質を除算部9を用
いて、 CLRH A (n) =CLNH A (n) /CANH A (n) (4) とする。
【0055】以下では、制御入力設定部2について説明
する、まず、制御入力設定部2の第1構成例を説明す
る。
【0056】ここでは、ATM通信システムに与える制
御入力を以下のようにして計算する。
【0057】制御入力を計算する際に、ATM通信シス
テムの内部状態の要素のうちキュー長をk、1次元の通
信品質をy、1次元の制御入力をz、1次元の変数sと
tに対してds/dtをsのtに関する微分または差分
としたとき、例えばバッファのしきい値またはパケット
到着速度または呼接続数のようにdy/dz≧0となる
ような制御入力zを用いる場合、 dz/dk≦0かつdz/dy≦0 (5) なる関係を任意のk、y、zが満たすように制御入力を
決める。
【0058】また、他の例として、パケットをバッファ
ヘ入れる際の規制率または必要帯域のようにdy/dz
≦0となるような制御入力zを用いる場合、 dz/dk≧0かつdz/dy≧0 (6) なる関係を任意のk、y、zが満たすように制御入力を
決める。
【0059】次に、制御入力設定部2の第2構成例を説
明する。
【0060】ここでは、ATM通信システムに与える制
御入力を以下のようにして計算する。
【0061】制御入力zを内部状態xと通信品質yの方
程式 z=f(x、y) から計算する。例えば、定数a、bに対して、 z=ax+by または、 z=Q[ax+by] とする。
【0062】次に、制御入力設定部2の第3構成例を説
明する。
【0063】ここでは、ATM通信システムに与える制
御入力を以下のようにして計算する。
【0064】内部状態x、通信品質yに対して、Q
x [x]、Qy [y]を計算し、φ:(Z0+Mx+My
Mxなる写像を用いて、制御入力zを z=φ(Qx [x],Qy [y]) で決定する。これは、Qx [x],Qy [y]なるアド
レスにzを記憶させるテーブルを用いて実現できる。
【0065】次に、制御入力設定部2の第4構成例を説
明する。
【0066】ここでは、ATM通信システムに与える制
御入力を以下のようにして計算する。
【0067】内部状態x、通信品質y、制御入力z、i
x x Q[x],y* :(Z0+2→R1 ,Qz -1を用
いて、制御入力zを、 z(n) =Qz -1[0] if y<y* (0,ix ) z(n) =Qz -1[iz +1] if y* (iz ,ix )≦y<y* (iz +1,ix ) (7) とする。
【0068】具体的には、セルに高優先セルと低優先セ
ルの2種類の優先クラスがあり、高優先セルの廃棄率に
関する要求品質をQOSH 、制御入力zを各セルスロッ
トにおける低優先セルの規制率、z∈{0%,100
%}としたとき、z=100%ならばそのセルスロット
に到着した定優先セルをすべて強制廃棄し、z=0%な
らば低優先セルもバッファに蓄積することにより、高優
先セルの廃棄率がQOSH を満足するように制御するセ
ル優先制御において、通信品質を高優先セルの廃棄率の
加重平均CLRA (n) 、CLRA*(k) を1次元配列、セ
ルスロットnの先頭でのキュー長をk(n) としたとき、 if CLRA*(k(n))≦CLRA (n) then z=100% else z=0% のようにzを決める。
【0069】このようなセル優先制御のアルゴリズムを
図6に示す。
【0070】また、CLRA*(k(n))は、k(n)をアド
レス、CLRA*(k(n))をデータに持つCLRA*テーブル
11の検索により得られ、比較部10によりCLRA*(k
(n))とCLRA (n) を比較してzの値を決めるものとす
ると、このようなセル優先制御装置の制御入力計算装置
の構成は、図7のようになる。
【0071】この方法は、式(7)において、ix
k、iz ∈{0,1}、Qz -1[1]=100、Qz -1
[0]=0、y* (1,ix )=∞、y* (0,ix
=CLRA*(k(n))とした場合に相当する。
【0072】また、上記制御が、式(5)または式
(6)を満たしたときの、x,y,zの関係を図8に示
す。
【0073】次に、制御入力設定部2の第5構成例を説
明する。
【0074】ここでは、ATM通信システムに与える制
御入力を以下のようにして計算する。
【0075】内部状態x、通信品質y、制御入力zとし
て、a:(Z0+1 →R1 ,b:(Z0+1 →R1
f:(R,Z0+)→R1 としたとき、 z(n) =Qz -1[iz +1] if y* (iz )≦y
(n) <y* (iz+1) y* (iz )=f(x,iz ) とする。
【0076】例えば、fを次式で表すことができる。 y* (iz )=a(iz )x+b(iz ) 次に、制御入力設定部2の第6構成例を説明する。
【0077】ここでは、ATM通信システムに与える制
御入力を以下のようにして計算する。
【0078】ATM通信システムの内部状態に応じて a:(Z0+1 →R1 ,b:(Z0+1 →R1 ,θ:R
d →RMy,φ:→(Z0+Mx+My →RMz,y*
(Z0+2 →R1 で表される写像関係を更新することにより、正確な制御
入力の計算が可能となる。
【0079】以上、通信品質計算部3と制御入力設定部
2についてそれぞれ幾つかの実施形態を説明してきた
が、いずれの通信品質計算部3の構成例といずれの制御
入力設定部2の構成例とを組み合わせても良い。
【0080】以下では、本実施形態の構成、効果につい
てより具体的に説明する。
【0081】セルに高優先セルと低優先セルの2種類の
優先クラスがあり、通信品質を高優先セルのセル廃棄
率、高優先セルのセル廃棄率に関する要求品質をQOS
H としたとき、セル優先制御により高優先セルのセル廃
棄率がQOSH を満足するようにセル優先制御による輻
輳制御を行う場合について説明する。
【0082】先に述べたように、従来のセル優先制御で
あるプッシュアウト法では、バッファが一杯の状態で高
優先セルが到着した際に、バッファ内の低優先セルを廃
棄し、到着した高優先セルをバッファに入れる。そのた
め、低優先セルの負荷の変動の影響を受けにくいが、低
優先セルの負荷が過度に集中した場合に高優先セルの最
悪のセル廃棄率を保証できないという欠点がある。
【0083】また、しきい値法による優先制御では、低
優先セルがバッファに到着した時、キュー長としきい値
を比較し、キュー長がしきい値以上の場合にはバッファ
に到着した低優先セルを強制的に廃棄することにより、
高優先セルの廃棄を減少させる方法である。そのため、
高優先セルのセル廃棄率はセルの到着率としきい値に依
存するが、バッファに到着するセルのトラヒックは大き
く変動し、その予測は困難であるため、適切なしきい値
を決めることができなかった。
【0084】しきい値法によるセル優先制御において、
しきい値を制御入力としたとき、本発明によれば、バッ
ファの内部状態から高優先セルのセル廃棄率を計算し、
高優先セルのセル廃棄率と内部状態から適切にしきい値
を決めることができるので、バッファに到着するセルの
トラヒックが変動した場合でも、高優先セルのセル廃棄
率を要求品質を満たすような制御が可能となる。
【0085】また、セル廃棄率をキュー長の関数として
計算することにより、システムの内部状態の変化をセル
廃棄率の加重平均に反映させることができるため、廃棄
セル数と到着セル数からセル廃棄率を計算する場合より
正確な制御が可能となる。
【0086】以下に、高優先セルのセル廃棄率と内部状
態から決めたしきい値によりセル優先制御を行つた場合
の作用効果を具体的に示す。
【0087】セルスロットnでのしきい値がt(n) のと
きの、セルスロットiでの高優先セルのセル廃棄率の加
重平均の期待値をCLRH A (i|t(n) )、システム
の評価関数を V(n+1) =Σi=n+1 (CLRH A (i|t(n) ))−QOSH 2 (8) としたとき、制御入力計算装置では、式(9)のように
評価関数V(n+1) を最小にするようにしきい値t(n) を
計算し、 t(n) =arg[min t V(n+1 |t)] (9) このt(n) をセル優先制御に用いることにより、高優先
セルのセル廃棄率がQOSH と等しくなるようなセル優
先制御を行うことができる。なお、arg[mint
(t)]は、H(t)の最小値を与えるtを表わす。
【0088】ここで、i>nに対しては、CLRH (i
|t(n) )の期待値はセル到着率が申告パラメータ通り
と仮定すると、現在のキュー長k(n) とt(n) から導く
ことができる。これを用いて、 CLRH A (i|t(n) )=μ1 CLRH (i|t(n) )+CLRH A (n ) −μ1 CLRH A (n) (10) により定義されるCLRH A (i|t(n) )の期待値を
CLRH A (n) 、k(n)、t(n) の関数として表すと、
同様にV(n+1) は、CLRH A (n) 、k(n) 、t(n) の
関数となる。これをV(n+1 |CLRH A (n) 、k(n)
、t(n) )と表す。
【0089】すると、式(9)は、 t(n) =arg[min t V(n+1 |CLRH A (n) 、k(n) 、t)] (11) と表される。
【0090】さらに、式(11)右辺のtは、tについ
てVを最小化する操作により右辺から消すと、t(n) は
CLRH A (n) 、k(n) の関数になるので、式(11)
は、 t(n) =φ(CLRH A (n) ,k(n) ) (12) と表される。従って、通信品質計算部3で計算されたC
LRH A (n) と内部状態であるk(n) から、式(12)
の関係を用いて制御入力設定部2でt(n) を決めること
により、しきい値t(n) を最適に決めることができる。
【0091】これは、キュー長k(n) と高優先セルのセ
ル廃棄率の加重平均CLRH A (n)の関数としてしきい
値t(n) を決める制御によりシステムの評価関数を最小
にすることができることを意味しており、簡単なハード
ウェアで実現することができる。
【0092】ここで、式(8)で表されるシステムの評
価関数の代わりに、次の評価関数を用いた場合、 V(n+1) =Σi=n+1 (CLRH (i|t(n) )−QOSH 2 (13) t(n) は、 t(n) =φ(CLRH (n) ,k(n) ) (14) となる。この制御では過去の制御の結果によるセル廃棄
率の変化がフィードバックされないため、到着率の変化
などにより発生する制御誤りを修正できない。
【0093】これに対して、評価関数を式(8)とした
場合には、過去の制御結果をフィードバックすることが
できるので、過去のセル廃棄率が高すぎる場合には将来
のセル廃棄率を押さえるようにしきい値を決めることが
可能となる。従って、通信品質計算部3では過去から現
在までの高優先セルのセル廃棄率の加重平均を計算し、
それを用いて制御を行うことにより、到着率が変化した
場合でも高優先セルのセル廃棄率をQOSH の近傍に維
持することが可能となる。
【0094】以下に、しきい値法によるセル優先制御に
おけるしきい値を本発明により決めたときの効果を、シ
ミュレーション(Sim.)と解析(Anal.)によ
り示す。また、比較のために、従来例としてしきい値を
o で固定したしきい値法(Fixed)によるセル優
先制御方式の性能も示す。固定しきい値法のしきい値
は、実際のセル到着過程が申告された到着率通りのベル
ヌーイ過程の場合に、本発明によりしきい値を決めたし
きい値法と固定しきい値法の性能が等しくなるように決
めた。ここで、高優先セルと低優先セルの申告パラメー
タを各々λH Rq、λL Rq、実際のセル到着過程を到着率
λH Ph,λL Phのベルヌーイ過程、バッファ長=16、
o =13、入力リンク数4、λH Rq=0.12、λL
Rq=0.12、QOSH =5.3×10-5とする。この
とき、入力リンク1本あたりの高優先セルの到着率λH
Phが申告パラメータλH Rqに等しく、入力リンク1本あ
たりの低優先セルの到着率λL Phが申告パラメータλL
RqのΔL 倍(λL Ph=λL Rq×ΔL )となる場合のセル
廃棄率を図9に、λL PhがλL Rqに等しく、λH Phがλ
H RqのΔH 倍(λH Ph=λH Rq×ΔH )となる場合のセ
ル廃棄率を、図10に示す。
【0095】図9と図10より、固定しきい値法の高優
先セルのセル廃棄率CLRH はΔLまたはΔH に従って
大きく変化するが、本発明によりしきい値を決めたしき
い値法のCLRH は、図9では0.7≦ΔL 、図10で
は0.7≦ΔH ≦1.6の領域で、ほぼQOSH を保つ
ことが分かる。一方、ΔL =0.6およびΔH =0.
6、1.8の場合には、本発明によりしきい値を決めた
しきい値法のCLRH がQOSH から大きく変化してい
るが、負荷がしきい値の設定範囲外になつているためで
あり、制御則の欠陥ではない。これは、しきい値t=バ
ッファ長+1または0の固定しきい値法(前者は優先制
御を行わない通常のFIFO、後者は高優先セルのみが
到着する場合のFIFOと等しい)の特性と本発明によ
りしきい値を決めたしきい値法の特性が一致しているこ
とから分かる。また、ΔL ,ΔH <1の場合は、高優先
セルに過剰品質を与えていないため、CLRL が固定し
きい値法と比べて良くなることが分かる。
【0096】これらの結果から、本発明による方法で
は、低優先セルや高優先セルの到着率が申告パラメータ
から変動しても、CLRH はQOSH から変化しないこ
とが分かった。また、実際のセル到着率が申告パラメー
タより小さい場合には、高優先セルに過剰品質を与えな
いために、固定しきい値法と比較して低優先セルのスル
ープットが良くなることが分かる。
【0097】例えば、上記セル優先制御において、QO
H =10-9の場合を考える。セル廃棄率の加重平均の
観測値CLRH Aob (n) は、実施例にもあるように、 CLRH Aob (n) =CLNH A (n) /CANH A (n) CLNH A (n) =μ1 CLNH (n) +CLNH A (n-1)
−μ1 CLNH A(n-1) CANH A (n) =μ1 CANH (n) +CANH A (n-1)
−μ1 CANH A(n-1) となる。上式から明らかなように、CLRH Aob (n) に
は廃棄されたセル数のμ1 倍が加算されていくので、セ
ル廃棄が起こるとCLRH Aob (n) は急激に値が大きく
なり、システムの状態を強く反映するが、その反面セル
廃棄が起きないときは少しずつ減少するのみであり、シ
ステムの状態に関する情報はほとんど持っていない。従
って、QOSH =10-9の場合のようにセルが廃棄され
る間隔がo(109 )セルスロットになるような場合に
は、平均してo(109 )セルスロットごとにしかシス
テムの情報が得られない。一方、o(109 )セルスロ
ットという間隔は、呼の接続状況や端末の内部状態など
が変化するのに十分な時間であるため、o(109 )セ
ルスロットより短い間隔で緻密な制御を行う必要があ
る。従つて、CLRH (n) を用いて高品質なQOSH
要求される場合の制御を行うのは望ましくない。
【0098】一方、キュー長は1セルスロットごとに変
動しているうえに、セル廃棄率はキュー長に大きく依存
しているため、1セルスロットごとの通信品質を、 CLRH (n) =θ(Q[k(n) ]) (15) で推定し、その加重平均 CLRH A (n) =μ1 CLRH (n) +CLRH A (n-1)
−μ1 CLRH A(n-1) をシステムの通信品質として用いた場合、CLR
H A (n) は1セルスロットごとのシステムの状態の変化
を反映しているため、より緻密な制御が可能となる。
【0099】また、式(1)または式(2)または式
(3)のようにセル廃棄率を求めることにより、式
(4)のようにわり算を毎セルスロットごとに行う必要
がないため、演算量またはハードウェア規模を削減する
ことができる。
【0100】なお、以上の説明では主としてATM通信
方式について説明したが、本発明は他の通信方式にも適
用可能である。
【0101】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0102】
【発明の効果】本発明では、パケット通信システムの内
部状態からパケット通信システムの通信品質を計算し、
得られた通信品質とパケット通信システムの内部状態の
両者を用いて制御入力を計算するため、パケットの到着
速度が不明、または申告された値から変動した場合で
も、パケットの廃棄やパケットがバッファを通過する際
の遅延時間が要求される品質よりも悪化しないように最
適な輻輳制御を行うことができる。
【0103】また、通信品質の計算において、内部状態
または内部状態の写像の少なくともいづれか1つの平均
値を取る平均値算出により過去から現在までの平均的な
通信品質を計算し、これを用いて制御入力を計算するこ
とにより、過去の制御結果をフィードバックすることが
できるので、到着率の変動などにより制御入力が誤って
計算されても、後からその誤りをキャンセルすることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示す図
【図2】通信品質計算部の一構成例を示す図
【図3】通信品質計算部の他の構成例を示す図
【図4】通信品質計算手順の一例を示すフローチャート
【図5】通信品質観測部の一構成例を示す図
【図6】セル優先制御手順の一例を示すフローチャート
【図7】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示す図
【図8】通信品質と内部状態と制御入力の関係の一例を
示す図
【図9】本発明によりセル優先制御を行った際の低優先
セルの平均到着率の変動とセル廃棄率の関係の一例を示
す図
【図10】本発明によりセル優先制御を行った際の高優
先セルの平均到着率の変動とセル廃棄率の関係の一例を
示す図
【符号の説明】
1…パケット通信システム 2…制御入力設定部 3…通信品質計算部 4…キュー長通信品質変換部 5…加重平均算出部 6…キュー長通信品質変換部 7…通信品質観測部 8…比較部 9…除算部 10…比較部 11…キュー長通信品質対照テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケット通信システム内部のバッファにお
    ける通信品質を制御する輻輳制御装置の動作を規定する
    制御入力を、パケット通信システムの内部状態から計算
    する制御入力計算装置において、 前記パケット通信システムの内部状態から前記パケット
    通信システムの通信品質を計算する通信品質計算手段
    と、 前記通信品質計算手段により得られた通信品質および前
    記パケット通信システムの内部状態をもとにして前記制
    御入力を計算する制御入力設定手段とを備えたことを特
    徴とするパケット通信システムの輻輳制御における制御
    入力計算装置。
  2. 【請求項2】前記通信品質計算手段は、前記内部状態お
    よび前記内部状態の写像の少なくとも一方の平均値を取
    る平均値算出手段を用いることにより、過去から現在ま
    での平均的な通信品質を計算することを特徴とする請求
    項1に記載のパケット通信システムの輻輳制御における
    制御入力計算装置。
  3. 【請求項3】パケット通信システム内部のバッファにお
    ける通信品質を制御する輻輳制御装置の動作を規定する
    制御入力を、パケット通信システムの内部状態から計算
    する制御入力計算方法において、 前記パケット通信システムの内部状態から前記パケット
    通信システムの通信品質を計算し、 前記パケット通信システムの内部状態から計算された通
    信品質および前記パケット通信システムをもとにして前
    記制御入力を計算することを特徴とするパケット通信シ
    ステムの輻輳制御における制御入力計算方法。
  4. 【請求項4】パケット通信システム内部のバッファにお
    ける通信品質の制御を行う際に用いられる通信品質計算
    装置において、 前記バッファのキュー長と前記通信品質との対応関係が
    書き込まれている通信品質格納手段と、 キュー長が入力されると、該キュー長に対応する通信品
    質、該キュー長に対応する通信品質の平均値、および該
    キュー長に対応する通信品質の加重平均のうち少なくと
    も1つを出力する手段とを備えたことを特徴とする通信
    品質計算装置。
  5. 【請求項5】パケット通信システム内部のバッファにお
    ける通信品質の制御を行う際に用いられる通信品質計算
    方法において、 キュー長の写像、キュー長の写像の平均値、およびキュ
    ー長の写像の加重平均のうち少なくとも1つを計算する
    ことを特徴とする通信品質計算方法。
JP23913796A 1996-09-10 1996-09-10 パケット通信システムの輻輳制御における制御入力計算装置及び制御入力計算方法並びに通信品質計算装置及び通信品質計算方法 Pending JPH1084386A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7242666B2 (en) 2001-07-25 2007-07-10 Ntt Docomo, Inc. Mobile packet communications system, mobile packet communications method, and radio network controller
JP2008545356A (ja) * 2005-06-30 2008-12-11 ドルビー・ラボラトリーズ・ライセンシング・コーポレーション ワイヤレス・ネットワーク上のマルチメディア・ストリーミングの前方エラー訂正を最適化する方法およびシステム
JP4712951B2 (ja) * 1999-10-01 2011-06-29 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 通信ノードに付与されたデータ・フローを制御するための方法

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